JPH05296071A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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Publication number
JPH05296071A
JPH05296071A JP4122676A JP12267692A JPH05296071A JP H05296071 A JPH05296071 A JP H05296071A JP 4122676 A JP4122676 A JP 4122676A JP 12267692 A JP12267692 A JP 12267692A JP H05296071 A JPH05296071 A JP H05296071A
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JP
Japan
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engine
fuel
amount
load
correction amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP4122676A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Ishino
弘昌 石野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トルクダウン要求条件の成立時(AT車の変速
時、MT車のサージング防止時、トラクションコントロ
ールによるスリップ防止時)に、使用される燃料の気化
熱と、エンジン負荷との双方に対応して、エンジン出力
低下の補正量を増量することで、充分なトルクダウンの
実行を図る。 【構成】トルクダウン要求条件の成立を判定する判定手
段54と、判定手段54によるトルクダウン要求条件の
成立時に、エンジン出力を低下させるようにエンジン制
御量を補正する制御量補正手段53と、使用燃料の燃料
組成に係わる気化率を検出する燃料検出手段と、上記燃
料検出手段により検出された気化率が高い程、エンジン
出力低下の補正量を増量するように補正する第1増量補
正手段55と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段
51と、負荷検出手段51により検出されたエンジン負
荷が高い程、エンジン出力の補正量を増量するように補
正する第2増量補正手段56とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動変速機
付きエンジンの変速時、マニュアルトランスミッション
付きエンジンの加減速過渡時における車体前後振動抑制
時、トラクションコントロール時などのトルクダウン要
求条件の成立時に、エンジン出力を低下させるようなエ
ンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエンジンの制御装置とし
ては、例えば、特開平2−30935号公報に記載の装
置がある。すなわち、自動変速機付きエンジンにおてい
変速時のショックを緩和するために、同変速時にエンジ
ン出力を低下すべくエンジン制御量(例えば点火時期や
燃料噴射量)を低下させると共に、使用される燃料のオ
クタン価が高い時は、低い時に比較して上述のエンジン
制御量の低下補正量をさらに増大するように構成して、
変速ショックを防止したエンジンの制御装置である。
【0003】この従来装置において使用される燃料がガ
ソリンである場合には、特に問題は生じないが、代替化
および低公害化を目的としてアルコール含有燃料(ガソ
リンにアルコールを混合させた燃料)を用いる場合に
は、次の問題点が発生する。
【0004】つまり図12に示すように、アルコール濃
度が大となると、燃料中の気化熱が大きくなり、低温と
なる関係上、吸入空気量の密度が高くなり、空気の充填
効率が増大し、エンジン出力が向上する。
【0005】また図13に示すように同一のアルコール
濃度であっても、スロットル開度TVOが全開方向に操
作されるエンジン負荷の高負荷領域になる程、吸入空気
量が増大するので、ガソリンのみを使用する場合と比較
して、トルクの増量幅が大きくなる。
【0006】このため、上述の従来装置において、アル
コール含有燃料を使用すると、エンジン制御量の低下補
正量が不充分となり、良好な変速ショック防止を図るこ
とができない問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、トルクダウン要求条件の成立時(AT車の
変速時、MT車のサージング防止時、トラクションコン
トロールによるスリップ防止時、その他)に、使用され
る燃料の気化熱と、エンジン負荷との双方に対応して、
エンジン出力低下の補正量を増量することで、充分なト
ルクダウンを実行することができるエンジンの制御装置
の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、トルク
ダウン要求条件の成立時に、使用されるアルコール含有
燃料のアルコール濃度と、エンジン負荷との双方に対応
して、エンジン出力低下の補正量を増量することで、充
分なトルクダウンを実行することができるエンジンの制
御装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の目的と併せて、AT
車の変速ショックを確実に防止することができるエンジ
ンの制御装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の目的と併せて、MT
車変速後の車体前後振動いわゆるサージングを確実に抑
制することができるエンジンの制御装置の提供を目的と
する。
【0011】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の目的と併せて、駆動
輪と従動輪との車速差によるスリップを確実に収束する
ことができるエンジンの制御装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、トルクダウン要求条件の成立を判定する判定
手段と、上記判定手段によるトルクダウン要求条件の成
立時に、エンジン出力を低下させるようにエンジン制御
量を補正する制御量補正手段と、使用燃料の燃料組成に
係わる気化率を検出する燃料検出手段と、上記燃料検出
手段により検出された気化率が高い程、エンジン出力低
下の補正量を増量するように補正する第1増量補正手段
と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段と、上記負
荷検出手段により検出されたエンジン負荷が高い程、エ
ンジン出力低下の補正量を増量するように補正する第2
増量補正手段とを備えたエンジンの制御装置であること
を特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1の発明の構成と併せて、上記燃料をアルコール含
有燃料に設定すると共に、上記燃料検出手段をアルコー
ル濃度検出手段に設定したエンジンの制御装置であるこ
とを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の構成と併せて、上記
トルクダウン要求条件を変速機付きエンジンの変速時に
設定したエンジンの制御装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の構成と併せて、上記
トルクダウン要求条件を変速機付きエンジンにおける変
速後の車体前後振動抑制時に設定したエンジンの制御装
置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明の構成と併せて、上記
トルクダウン要求条件を、駆動輪と従動輪との車速差に
よるスリップを収束するトラクション制御時に設定した
エンジンの制御装置であることを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述の判定手段によりトルクダウン要求条件の成立
であることが判定された時、上述の制御量補正手段はエ
ンジンの出力を低下させるようにエンジン制御量(例え
ば点火時期や燃料噴射量その他)を補正するが、上述の
燃料検出手段により検出された使用燃料の気化率が高い
程、上述の第1増量補正手段でエンジン出力低下の補正
量を増量するように補正し、また上述の負荷検出手段に
より検出されるエンジン負荷が高い程、上述の第2増量
補正手段でエンジン出力低下の補正量を増量するように
補正する。
【0018】このため、使用される燃料の気化熱が大
で、体積効率およびエンジン出力が大となる時、並びに
エンジン負荷が高く、トルクの増量幅が大となる時、こ
れら気化熱とエンジン負荷との双方に対応して、エンジ
ン出力低下の補正量を増量することができるので、充分
なトルクダウンを実行することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、使用されるア
ルコール含有燃料のアルコール濃度が大で、体積効率お
よびエンジン出力が大となる時、並びにエンジン負荷が
高く、トルクの増量幅が大となる時、これらアルコール
濃度とエンジン負荷との双方に対応して、エンジン出力
低下の補正量を増量することができるので、充分なトル
クダウンを実行することができる効果がある。
【0020】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または請求項2記載の発明の効果と併せ
て、変速機付きエンジンの変速時に上述のエンジン出力
低下の補正量の増量補正が実行されるので、AT車の変
速ショックを確実に防止することができる効果がある。
【0021】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1または請求項2記載の発明の効果と併せ
て、変速機付きエンジンにおける変速後の車体前後振動
抑制時に上述のエンジン出力低下の補正量の増量補正が
実行されるので、MT車の変速後における車体前後振動
いわゆるサージングを確実に防止することができる効果
がある。
【0022】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1または請求項2記載の発明の効果と併せ
て、駆動輪と従動輪との車速差によるスリップを収束す
るトラクション制御時に、上述のエンジン出力低下の補
正量の増量補正が実行されるので、上述の如きスリップ
を確実に収束することができる効果がある。
【0023】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジンの制御装置を示し、図1におい
て、吸入空気を浄化するエアクリーナ1の後位にエアフ
ロセンサ2を接続して、このエアフロセンサ2で吸入空
気量Qを検出すべく構成している。
【0024】上述のエアフロセンサ2の後位にはスロッ
トルボディ3を接続し、このスロットルボディ3内のス
ロットルチャンバ4には、吸入空気量を制御するスロッ
トル弁5を配設している。そして、このスロットル弁5
下流の吸気通路には、所定容積を有する拡大室としての
サージタンク6を接続し、このサージタンク6下流に吸
気ポート7と連通する吸気マニホルド8を接続すると共
に、この吸気マニホルド8にはインジェクタ9を配設し
ている。
【0025】一方、エンジン10の燃焼室と適宜連通す
る上述の吸気ポート7および排気ポート11には、動弁
機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁12と排
気弁13とをそれぞれ取付け、またシリンダヘッドには
スパークギャップを上述の燃焼室に臨ませた点火プラグ
14を取付けている。
【0026】上述の排気ポート11と連通する排気通路
15にO2 センサ16を配設すると共に、この排気通路
15の後位には有害ガスを無害化する触媒コンバータい
わゆるキャタリストを接続している。
【0027】また、上述のスロットル弁5をバイパスす
るバイパス通路17を設け、このバイパス通路17には
ISC(アイドルスピードコントロール)機構としての
ISCバルブ18を介設する一方、エアクリーナ1のエ
レメント19下流側には吸気温センサ20を、スロット
ルボディ3にはスロットルセンサ21を、ウォータジャ
ケットには水温センサ22をそれぞれ配設している。上
述のエンジン10は燃料組成により気化熱が可変する燃
料、例えばアルコール含有燃料(ガソリンにアルコール
を混合させた燃料)を使用する。
【0028】上述のアルコール含有燃料をインジェクタ
9に供給する燃料供給系は次のように構成している。す
なわち、図1に示すように、フューエルタンク23にサ
クション部に配設したフューエルポンプ24を設け、こ
のフューエルポンプ24の吐出ライン25に、フィルタ
26およびアルコール濃度センサ27を介して上述のイ
ンジェクタ9を接続している。
【0029】ここで、上述のアルコール濃度センサ27
は、例えば図2に示すように、ガソリンにアルコールが
混合されたアルコール含有燃料Fの屈折率測定用の光を
発生するLED(light emission diode、発光ダイオー
ド)28と、このLED28の発光を制御する発光制御
手段29と、LED28からの光を平行光線にするコリ
メートレンズ30と、このコリメートレンズ30からの
光を透過するロッドプリズム31と、このロッドプリズ
ム31の透過光を受光するように燃料Fを導入する燃料
導入部32と、燃料透過光を反射する反射鏡としてのミ
ラー33と、このミラー33からの反射光を受光して、
収束させるコンデンサレンズ34と、このコンデンサレ
ンズ34の透過光を受けるPSD(Position Sensitive
Detector )すなわちコンデンサレンズ34から自己の
位置を検出しつつ、受光する位置検出受光装置35とを
備えている。
【0030】上述の位置検出受光装置35は、上記反射
光を受光できる位置に移動することで、燃料Fの屈折率
の変化にともなう光路変化を検出する。この場合、上述
の位置検出受光装置35は、図3に示すように同装置3
5の位置に対応した電圧を出力するので、この電圧値を
換算することによりアルコール濃度を検出することがで
きる。なお、アルコール濃度センサ27は上記構成のセ
ンサに限定されるものではない。
【0031】図4はエンジンの制御装置の制御回路を示
し、CPU50は、エアフロセンサ2からの吸入空気量
Q、水温センサ22からのエンジン水温t、スロットル
センサ21からのスロットル開度TVO、アルコール濃
度センサ27からのアルコール濃度al、ディストリビ
ュータ36からのエンジン回転数Ne、AT車のタービ
ン回転センサ37からのタービン回転数Nt、インヒビ
タスイッチ38からの変速信号sh、前輪車速センサ3
9からの前輪車速Vf、後輪車速センサ40からの後輪
車速Vrの各信号入力に基づいて、ROM41に格納し
たプログラムに従って、インジェクタ9、点火プラグ1
4を駆動制御し、またRAM43は図5に示す第1マッ
プ、図6に示す第2マップ、図7に示す第3マップ、始
動用点火時期に相当するデータ、燃料の始動噴射量Ts
(図9参照)に相当するデータなどの必要なデータやマ
ップを記憶する。
【0032】ここで、上述の第1マップ(図5参照)
は、横軸にトルクTをとり、縦軸にトルクダウンのベー
スとしての基本点火時期IBをとって、トルクTが大き
い程、エンジン出力を低下させる目的で基本点火時期I
Bをリタード側に補正するように設定したマップであ
る。
【0033】また上述の第2マップ(図6参照)は、横
軸にアルコール濃度alをとり、縦軸に濃度補正量IM
1をとって、アルコール濃度alが高い程、エンジン出
力をより一層低下させる目的で濃度補正量IM1をリタ
ード側に補正するように設定したマップである。
【0034】さらに上述の第3マップ(図7参照)は、
横軸にエンジン負荷CEをとり、縦軸に負荷補正量IM
2をとって、エンジン負荷CEが大きい程、エンジン出
力をより一層低下させる目的で負荷補正量IM2をリタ
ード側に補正するように設定したマップである。
【0035】しかも、上述のCPU50は、トルクダウ
ン要求条件の成立を判定する判定手段(図8のフローチ
ャートにおける第4ステップ54参照)と、上述の判定
手段によるトルクダウン要求条件の成立時に、エンジン
出力を低下させるようにエンジン制御量(ここでは基本
点火時期IB)をリタード側に補正する制御量補正手段
(図8のフローチャートにおける第3ステップ53参
照)と、アルコール濃度センサ27により検出されたア
ルコール濃度alが高い程、エンジン出力低下の補正量
(濃度補正量IM1)を増量するように補正する第1増
量補正手段(図8のフローチャートにおける第5ステッ
プ55参照)と、エンジンの負荷CEを演算式CE=Q
/Neに基づいて演算する負荷検出手段(図8のフロー
チャートにおける第1ステップ51参照)と、上述の負
荷検出手段により検出されたエンジン負荷CEが高い
程、エンジン出力低下の補正量(負荷補正量IM2)を
増量するように補正する第2増量補正手段(図8のフロ
ーチャートにおける第6ステップ56参照)とを兼ね
る。
【0036】このように構成したエンジンの制御装置の
作用を、図8に示すフローチャートを参照して以下に詳
述する。なお、図8に示す実施例はAT車の変速時のシ
ョックを、点火リタード制御することにより、防止する
場合の実施例である。
【0037】第1ステップ51で、CPU50は吸入空
気量Q、エンジン回転数Ne、タービン回転数Nt、エ
ンジン水温t、変速信号sh、アルコール濃度al、ス
ロットル開度TVOなどの必要な各種信号の読込みを実
行すると共に、演算式CE=Q/Neに基づいてエンジ
ン負荷CEを算出する。
【0038】次に第2ステップ52で、CPU50はエ
ンジン始動中(クランキング中)か否かを判定し、エン
ジン始動中の場合には第12ステップ62にスキップ
し、この第12ステップ62で、CPU50はRAM4
3から始動用点火時期を読出して、設定した後に次の第
9ステップ59で、CPU50は上述の始動用点火時期
で点火プラグ14を駆動する。
【0039】一方、始動完了時には次の第3ステップ5
3に移行し、この第3ステップ53で、CPU50は図
5の第1マップから基本点火時期IBを読出して、設定
する。
【0040】次に第4ステップ54で、CPU50はト
ルクダウン実行条件が成立したか否かを判定する。この
場合はAT車の変速時のショックを点火リタード制御に
より防止する関係上、変速中であることと、エンジン水
温tが所定値以上であることと、スロットル開度TVO
が所定値以上であることとの論理積(AND論理)によ
り、トルクダウン実行条件成立の可否を判定し、トルク
ダウン実行条件成立時には次の第5ステップ55に移行
する一方、トルクダウン実行条件非成立時には別の第1
0ステップ60にスキップする。
【0041】上述の第10ステップ60で、CPU50
は濃度補正量IM1を零に設定し、次の第11ステップ
61で、CPU50は負荷補正量IM2を零に設定する
一方、上述の第5ステップ55では、CPU50は図6
に示す第2マップからアルコール濃度alに対応する濃
度補正量IM1を読出して、設定し、さらに次の第6ス
テップ56で、CPU50は図7に示す第3マップから
エンジン負荷CEに対応する負荷補正量IM2を読出し
て、設定する。
【0042】次に第7ステップ57で、CPU50はそ
の他の補正量ICを設定した後に、次の第8ステップ5
8で、CPU50は次式に基づいて最終点火時期IGを
演算する。
【0043】IG=IB+IM1+IM2+IC 次に第9ステップ59で、CPU50は上述の第8ステ
ップ58において既に演算された最終点火時期IGで点
火プラグ14を駆動する。
【0044】このように上述の判定手段(第4ステップ
54参照)によりトルクダウン要求条件の成立であるこ
とが判定された時、上述の制御量補正手段(第3ステッ
プ53参照)はエンジン出力を低下させるように点火時
期をリタード側に補正するが、上述のアルコール濃度セ
ンサ27により検出された使用燃料(アルコール含有燃
料)のアルコール濃度が高い程、上述の第1増量補正手
段(第5ステップ55参照)でエンジン出力低下の補正
量(リタード量)を増量するように補正し、また上述の
負荷検出手段(第1ステップ51参照)により検出され
たエンジン負荷CEが高い程、上述の第2増量補正手段
(第6ステップ56参照)でエンジン出力低下の補正量
(リタード量)を増量するように補正する。
【0045】この結果、使用されるアルコール含有燃料
のアルコール濃度が高く、体積効率およびエンジン出力
が大となる時、並びにエンジン負荷CEが高く、トルク
の増量幅が大となる時、これらアルコール濃度とエンジ
ン負荷との双方に対応して、エンジン出力低下の補正量
(点火リタード量)を増量するので、AT車の変速時に
おけるショックを確実に防止することができる効果があ
る。
【0046】図9はエンジン制御装置の他の実施例を示
すフローチャートで、この実施例はAT車の変速時のシ
ョックを、燃料噴射量の減量制御により防止する実施例
である。
【0047】すなわち、第1ステップ71で、CPU5
0は吸入空気量Q、エンジン回転数Ne、タービン回転
数Nt、エンジン水温t、変速信号sh、アルコール濃
度al、スロットル開度TVOなどの必要な各種信号の
読込みを実行すると共に、演算式CE=Q/Neに基づ
いてエンジン負荷CEを算出する。
【0048】次に第2ステップ72で、CPU50はエ
ンジン始動中(クランキング中)か否かを判定し、エン
ジン始動中の場合には第12ステップ82にスキップ
し、この第12ステップ82で、CPU50はRAM4
3から始動噴射量Tsを読出して、設定した後に次の第
9ステップ79で、CPU50は上述の始動用噴射量T
sでインジェクタ9を駆動する。
【0049】一方、始動完了時には次の第3ステップ7
3に移行し、この第3ステップ73で、CPU50は図
示しないマップから燃料基本噴射量Tpを読出して、設
定する。
【0050】次に第4ステップ74で、CPU50はト
ルクダウン実行条件が成立したか否かを判定する。この
場合はAT車の変速時のショックを燃料噴射量の減量制
御により防止する関係上、変速中であることと、エンジ
ン水温tが所定値以上であることと、スロットル開度T
VOが所定値以上であることとの論理積(AND論理)
により、トルクダウン実行条件成立の可否を判定し、ト
ルクダウン実行条件成立時には次の第5ステップ75に
移行する一方、トルクダウン実行条件非成立時には別の
第10ステップ80にスキップする。
【0051】上述の第10ステップ80で、CPU50
は濃度補正減分量Tm1を零に設定し、次の第11ステ
ップ81で、CPU50は負荷補正減分量Tm2を零に
設定する一方、上述の第5ステップ75では、CPU5
0は図示しないマップからアルコール濃度alに対応す
る濃度補正減分量Tm1を読出して、設定し、さらに次
の第6ステップ76で、CPU50は図示しないマップ
からエンジン負荷CEに対応する負荷補正減分量Tm2
を読出して、設定する。
【0052】次に第7ステップ77で、CPU50はそ
の他の補正量Cを設定した後に、次の第8ステップ78
で、CPU50は次式に基づいて最終噴射量Tを演算す
る。
【0053】T=Tp×(1+Tm1+Tm2+C)+
Tv(但し、Tvは無効噴射量) 次に第9ステップ79で、CPU50は上述の第8ステ
ップ78において既に演算された最終噴射量Tでインジ
ェクタ9を駆動する。
【0054】このように上述の判定手段(第4ステップ
74参照)によりトルクダウン要求条件の成立であるこ
とが判定された時、上述の制御量補正手段(第3ステッ
プ73参照)はエンジン出力を低下させるように燃料噴
射量を減分補正するが、上述のアルコール濃度センサ2
7により検出された使用燃料(アルコール含有燃料)の
アルコール濃度が高い程、上述の第1増量補正手段(第
5ステップ75参照)でエンジン出力低下の補正量(燃
料減分量)を増量するように補正し、また上述の負荷検
出手段(第1ステップ71参照)により検出されたエン
ジン負荷CEが高い程、上述の第2増量補正手段(第6
ステップ76参照)でエンジン出力低下の補正量(燃料
減分量)を増量するように補正する。
【0055】この結果、使用されるアルコール含有燃料
のアルコール濃度が高く、体積効率およびエンジン出力
が大となる時、並びにエンジン負荷CEが高く、トルク
の増量幅が大となる時、これらアルコール濃度とエンジ
ン負荷との双方に対応して、エンジン出力低下の補正量
(燃料減分量)を増量するので、AT車の変速時におけ
るショックを確実に防止することができる効果がある。
【0056】図10はエンジンの制御装置のさらに他の
実施例を示すフローチャートで、この実施例はMT車の
変速後における車体前後振動いわゆるサージングを、点
火時期のリタード制御により防止する実施例である。
【0057】すなわち、第1ステップ91で、CPU5
0はエアフロセンサ2からの吸入空気量Qおよびディス
トリビュータ36からのエンジン回転数Neなどの点火
時期を決定するために必要な各種データと、アルコール
濃度alとの読込みを実行し、かつCE=Q/Neの演
算式に基づいてエンジン負荷CEを演算する。
【0058】次に第2ステップ92で、CPU50は予
めRAM43に記憶させたマップ(吸入空気量Qとエン
ジン回転数Neとに対応して基本点火時期IgBを設定
したマップ)から基本点火時期IgBの読込みを実行す
る。
【0059】次に第3ステップ93で、CPU50は点
火時期リタード制御用のフラグFaが立っているか否か
を判定し、点火時期リタード制御中で既にフラグFaが
立っている時(Fa=1の時)には、第7ステップ97
にスキップする一方、非点火時期リタード制御中で未だ
フラグFaが立っていない時(Fa=0の時)には、次
の第4ステップ94に移行する。
【0060】上述の第4ステップ94で、CPU50は
加減速の過渡状態か否かを次式に基づいて判定する。
【0061】 |ΔQ|>α 但しΔQ=Q[i]−Q[i−1] ここに、|ΔQ|は吸入空気量変化の絶対値 αは過渡状態判定用の設定値 ΔQは吸入空気量変化 Q[i]は今回の吸入空気量 Q[i−1]は前回の吸入空気量 そして、上述の第4ステップ94で、加減速の過渡状態
であると判定された時には次の第5ステップ95に移行
する一方、非過渡状態であると判定された時には別の第
14ステップ104に移行する。
【0062】上述の第5ステップ95で、CPU50は
点火時期をリタード制御するための時間trをタイマ
(例えばCPU内蔵タイマ)により設定した後に、次の
第6ステップ96で、CPU50は点火時期リタード制
御用のフラグFaを立てる(Fa=1)。
【0063】次に第7ステップ97で、CPU50はタ
イマで設定された時間trが経過完了(tr=0)した
か否かを判定し、時間trの経過完了時には第14ステ
ップ104に移行する一方、時間trの経過未了時には
次の第8ステップ98に移行する。
【0064】この第8ステップ98で、CPU50は次
式に基づいて点火遅角量(点火リタード量)IgAを演
算する。 IgA=G(ΔNe−ΔNeo) ここに、Gはゲイン(但し時間trの経過にともない順
次デクリメメントされる) ΔNeは現行のエンジン回転数偏差 ΔNeoは車体振動零の場合のエンジン回転数偏差 次に第9ステップ99で、CPU50は時間trを減算
し、次に第10ステップ100で、CPU50は図6に
示す第2マップと同様傾向のマップ(図示せず)からア
ルコール濃度alに対応する濃度補正量IgM1を読出
して、設定し、さらに次の第11ステップ101で、C
PU50は図7に示す第3マップと同様傾向のマップ
(図示せず)からエンジン負荷CEに対応する負荷補正
量IgM2を読出して、設定する。
【0065】次に第12ステップ102で、CPU50
は次式に基づいて最終点火時期Igを演算する。 Ig=IgB+IgA+IgM1+IgM2 次の第13ステップ103で、CPU50はイグナイタ
コイルを介して点火プラグ14に最終点火時期Igにて
点火を実行する。
【0066】なお、上述の第7ステップ97で、tr=
0と判定された時には、第14ステップ104に移行
し、この第14ステップ104で、CPU50は点火遅
角量IgAを零にし、次の第15ステップ105で、C
PU50はタイマをリセット(tr=0)し、次の第1
6ステップ106で、CPU50はフラグFaをリセッ
ト(Fa=0)し、次の第17ステップ107で、CP
U50は濃度補正量IgM1を零にし、次の第18ステ
ップ108で、CPU50は負荷補正量IgM2を零に
した後に、上述の第12ステップ102に移行する。
【0067】このように上述の判定手段(第4ステップ
94参照)によりトルクダウン要求条件の成立(MT車
の変速後の車体前後振動抑制時)であることが判定され
た時、上述の制御量補正手段(第8ステップ98参照)
はエンジン出力を低下させるように点火時期をリタード
側に補正するが、上述のアルコール濃度センサ27によ
り検出された使用燃料(アルコール含有燃料)のアルコ
ール濃度が高い程、上述の第1増量補正手段(第10ス
テップ100参照)でエンジン出力低下の補正量(リタ
ード量)を増量するように補正し、また上述の負荷検出
手段(第1ステップ91参照)により検出されたエンジ
ン負荷CEが高い程、上述の第2増量補正手段(第11
ステップ101参照)でエンジン出力低下の補正量(リ
タード量)を増量するように補正する。
【0068】この結果、使用されるアルコール含有燃料
のアルコール濃度が高く、体積効率およびエンジン出力
が大となる時、並びにエンジン負荷CEが高く、トルク
の増量幅が大となる時、これらアルコール濃度とエンジ
ン負荷との双方に対応して、エンジン出力低下の補正量
(点火リタード量)を増量するので、MT車の変速後に
おける車体前後振動いわゆるサージングを確実に抑制す
ることができる効果がある。
【0069】なお、図10に示すフローチャートにおい
ては点火時期のリタード制御により車体前後振動を抑制
すべく構成したが、過給機付きエンジンにおいては、過
給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウエスト
ゲートバルブの開度制御(過給圧低下制御)により車体
前後振動を抑制すべく構成してもよい。
【0070】図11はエンジンの制御装置のさらに他の
実施例を示すフローチャートで、この実施例は駆動輪と
従動輪との車速差によるスリップを、吸気通路に設けた
メインスロットル弁5とは別個のサブスロットル弁(図
示せず)の開度制御により収束するトラクションコント
ロールを示す。
【0071】すなわち、第1ステップ111で、CPU
50は吸入空気量Q、エンジン回転数Ne、前輪車速V
f、後輪車速Vr、アルコール濃度alなどの必要な各
種信号の読込みを実行すると共に、CE=Q/Neの演
算式に基づいて、エンジン負荷CEを演算する。
【0072】次に、第2ステップ112で、CPU50
はマップ(図示せず)からアクセル開度に対応した基本
スロットル開度TVOb の設定を実行する。なお、この
基本スロットル開度TVOb はサブスロットル弁を制御
するための開度であって、メインスロットル弁5の開度
ではない。
【0073】次に、第3ステップ113で、CPU50
は車速センサ39,40から駆動輪にスリップが発生し
たか否かを判定し、スリップ発生時には次の第4ステッ
プ114に移行する一方、スリップの非発生時には別の
第9ステップ119に移行する。
【0074】上述の第4ステップ114で、CPU50
はスリップ量に応じたサブスロットル弁の閉じ量つまり
補正量TVOtrcAを設定する一方、上述の第9ステップ
119で、CPU50はサブスロットル弁の閉じ量とし
ての補正量TVOtrcAを零に設定する。
【0075】次に第5ステップ115で、CPU50は
アルコール濃度alに対応する濃度補正量TVOtrc M
1を図示しないマップから読出して、設定する。この濃
度補正量TVOtrc M1はアルコール濃度alが高い
程、閉じ量が大になるように予め設定されている。
【0076】次に第6ステップ116で、CPU50は
エンジン負荷CEに対応する負荷補正量TVOtrc M2
を図示しないマップから読出して、設定する。この負荷
補正量TVOtrc M2)はエンジン負荷CEが高い程、
閉じ量が大になるように予め設定されている。
【0077】次に第7ステップ117で、CPU50は
次式に基づいてサブスロットル弁閉じ制御用の最終スロ
ットル開度TVOtを演算する。 TVOt=TVOb+TVOtrc A+TVOtrc MI+TVOtrc M2 次に第8ステップ118で、CPU50はサブスロット
ル弁の開度が最終スロットル開度TVOtになるように
サブスロットルアクチュエータ(図示せず)を駆動制御
する。
【0078】なお、スリップが発生していない場合に
は、上述の第9ステップ119で、CPU50は補正量
TVOtrc Aを零にし、次の第10ステップ120で、
CPU50は濃度補正量TVOtrc M1を零にし、さら
に次の第11ステップ121で、CPU50は負荷補正
量TVOtrc M2を零にした後に、上述の第7ステップ
117に移行する。
【0079】このように上述の判定手段(第3ステップ
113参照)によりトルクダウン要求条件の成立(スリ
ップ発生によるトランクションコントロール条件の成
立)であることが判定された時、上述の制御量補正手段
(第4ステップ114参照)はエンジン出力を低下させ
るようにサブスロットル弁を閉じ側に補正するが、上述
のアルコール濃度センサ27により検出された使用燃料
(アルコール含有燃料)のアルコール濃度が高い程、上
述の第1増量補正手段(第5ステップ115参照)でエ
ンジン出力低下の補正量(閉じ量)を増量するように補
正し、また上述の負荷検出手段(第1ステップ111参
照)により検出されたエンジン負荷CEが高い程、上述
の第2増量補正手段(第6ステップ116参照)でエン
ジン出力低下の補正量(閉じ量)を増量するように補正
する。
【0080】この結果、使用されるアルコール含有燃料
のアルコール濃度が高く、体積効率およびエンジン出力
が大となる時、並びにエンジン負荷CEが高く、トルク
の増量幅が大となる時、これらアルコール濃度とエンジ
ン負荷との双方に対応して、エンジン出力低下の補正量
(サブスロットル弁の閉じ量)を増量するので、駆動輪
と従動輪との車速差によるスリップを確実に収束するこ
とができる効果がある。
【0081】なお、上述の図11に示すフローチャート
においてはサブスロットル弁の閉じ量制御により、スリ
ップを収束すべく構成したが、点火時期のリタード制御
や燃料噴射量の減少制御によるスリップを収束するよう
に構成してもよい。
【0082】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の使用燃料は、実施例のアルコール
含有燃料に対応し、以下同様に、トルクダウン要求条件
は、AT車の変速ショック防止時、MT車の変速後にお
ける車体前後振動抑制時、駆動輪のスリップを収束させ
るトラクションコントロール時に対応し、エンジン出力
を低下させるようにエンジン制御量を補正する制御量の
補正は、点火時期のリタード、燃料噴射量の低減、サブ
スロットル弁のクローズ、過給圧の低下に対応し、判定
手段は、第4ステップ54(図8参照)第4ステップ7
4(図9参照)、第4ステップ94(図10参照)、第
3ステップ113(図11参照)に対応し、制御量補正
手段は、第3ステップ53(図8参照)、第3ステップ
73(図9参照)、第8ステップ98(図10参照)、
第4ステップ114(図11図参照)に対応し、燃料検
出手段は、アルコール濃度センサ27に対応し、負荷検
出手段は、各フローチャートにおける第1ステップ5
1,71,91,111でのCE=Q/Neに基づく演
算処理に対応し、第1増量補正手段は、第5ステップ5
5(図8参照)、第5ステップ75(図9参照)、第1
0ステップ100(図10参照)、第5ステップ115
(図11参照)対応し、第2増量補正手段は、第6ステ
ップ56(図8参照)、第6ステップ76(図9参
照)、第11ステップ101(図10参照)、第6ステ
ップ116(図11参照)に対応するも、この発明は、
上記の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0083】例えば、上記トルクダウン要求条件は上述
の各条件の他に減速燃料カットからの復帰時に設定して
もよく、またトルクダウンの手段としては上述の各補正
の他にISCバルブ18を閉じ制御することでエンジン
出力を低下させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンの制御装置を示す系統図。
【図2】アルコール濃度センサの一例を示す系統図。
【図3】アルコール濃度センサの出力の一例を示す説明
図。
【図4】制御回路ブロック図。
【図5】RAMに記憶された第1マップの説明図。
【図6】RAMに記憶された第2マップの説明図。
【図7】RAMに記憶させた第3マップの説明図。
【図8】変速トルクショックを点火リタード制御により
防止するフローチャート。
【図9】変速トルクショックを燃料噴射量減少制御によ
り防止するフローチャート。
【図10】車体前後振動を点火リタード制御により防止
するフローチャート。
【図11】トラクションコントロールのフローチャー
ト。
【図12】燃料流量に対する体積効率の変化を示す特性
図。
【図13】スロットル開度に対するトルクアップの増量
幅の変化を示す特性図。
【符号の説明】
27…アルコール濃度センサ 51,71,91,111…負荷検出手段 53,73,98,114…制御量補正手段 54,74,94,113…判定手段 55,75,100,115…第1増量補正手段 56,76,101,116…第2増量補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/04 C 7813−3G G 7813−3G 45/00 312 M 7536−3G 364 K 7536−3G F02P 5/15 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクダウン要求条件の成立を判定する判
    定手段と、上記判定手段によるトルクダウン要求条件の
    成立時に、エンジン出力を低下させるようにエンジン制
    御量を補正する制御量補正手段と、使用燃料の燃料組成
    に係わる気化率を検出する燃料検出手段と、上記燃料検
    出手段により検出された気化率が高い程、エンジン出力
    低下の補正量を増量するように補正する第1増量補正手
    段と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段と、上記
    負荷検出手段により検出されたエンジン負荷が高い程、
    エンジン出力低下の補正量を増量するように補正する第
    2増量補正手段とを備えたエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】上記燃料をアルコール含有燃料に設定する
    と共に、上記燃料検出手段をアルコール濃度検出手段に
    設定した請求項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】上記トルクダウン要求条件を変速機付きエ
    ンジンの変速時に設定した請求項1または請求項2記載
    のエンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】上記トルクダウン要求条件を変速機付きエ
    ンジンにおける変速後の車体前後振動抑制時に設定した
    請求項1または請求項2記載のエンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】上記トルクダウン要求条件を、駆動輪と従
    動輪との車速差によるスリップを収束するトラクション
    制御時に設定した請求項1または請求項2記載のエンジ
    ンの制御装置。
JP4122676A 1992-04-15 1992-04-15 エンジンの制御装置 Pending JPH05296071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008065936A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Moteur à combustion interne à carburant à l'alcool

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008065936A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Moteur à combustion interne à carburant à l'alcool

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