JPH05294915A - タキキニン拮抗剤 - Google Patents

タキキニン拮抗剤

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JPH05294915A
JPH05294915A JP12951092A JP12951092A JPH05294915A JP H05294915 A JPH05294915 A JP H05294915A JP 12951092 A JP12951092 A JP 12951092A JP 12951092 A JP12951092 A JP 12951092A JP H05294915 A JPH05294915 A JP H05294915A
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JP
Japan
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phenyl
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JP12951092A
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English (en)
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Toshiyasu Mase
年康 間瀬
Koichi Kubota
浩一 窪田
Naoki Imanishi
直樹 今西
Kenichi Tomioka
健一 富岡
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 [式中,R1は水素原子,低級アルキル基,シクロアル
キル基又はアラルキル基を,R2は低級アルキル基又は
式−A−R5で示される基又は 【化2】 として式 【化3】 で示される基を,R3は水素原子又は下式 【化4】 で示される基を,R4は置換基を有していてもよいベン
ジル基,ベンズヒドリル基,フェニル基,炭素数3乃至
10のアルキル基,シクロアルキルメチル基,シクロア
ルキル基又は置換基を有していてもよい縮合複素環基置
換メチル基を夫々意味する。]で示されるアミド誘導
体,その光学異性体及びこれらの塩を有効成分とするタ
キキニン拮抗剤 【効果】 喘息,慢性気管支炎等に有用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,タキキニン(tachykin
ins)拮抗作用を有するアミド誘導体を有効成分とする
タキキニン拮抗剤に関する。
【0002】
【従来の技術】タキキニンは,10個程度のアミノ酸か
らなる一群の神経ペプチドである。タキキニンの生理活
性作用は,平滑筋収縮,血圧降下,血管透過性亢進など
多岐にわたっており,その放出により気管支の収縮や気
道の炎症などの気道病変,肥満細胞からのヒスタミンの
遊離などを惹起することが知られている。
【0003】タキキニン拮抗薬としていくつかの化合物
が報告されているが,そのほとんどがペプチドであり,
それらはタキキニン受容体(レセプター)に作用するこ
とにより拮抗作用を発現するものである。従来,ほ乳類
に存在するタキキニン受容体として,サブスタンスP,
ニューロキニンA及びニューロキニンBが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は,タキキニン拮抗作用,特にサブスタンスP拮抗作
用,ニューロキニンA拮抗作用,ニューロキニンB拮抗
作用などの薬理活性を有する新規かつ有用なアミド誘導
体,その光学異性体ならびにこれらの塩を提供すること
である。
【0005】本発明の他の目的は,ヒトまたは動物にお
けるタキキニン介在性疾患,例えば,喘息,鼻炎,慢性
気管支炎,咳などの呼吸器疾患;結膜炎,春季カタルな
どの眼疾患;接触性皮膚炎,アトピー性皮膚炎,じんま
疹,その他の湿疹様皮膚炎などの皮膚疾患;慢性関節リ
ウマチなどの炎症性疾患;過敏性腸症候群などの消化器
系疾患;疼痛(例えば,糖尿病の神経症,リウマチ性疼
痛,片頭痛,頭痛,歯痛,癌性疼痛,各種炎症性疾患に
伴う疼痛)などの治療または予防に有用な前記アミド誘
導体,その光学異性体またはこれらの塩を有効成分とす
るタキキニン拮抗剤,特にサブスタンスP拮抗剤,ニュ
ーロキニンA拮抗剤またはニューロキニンB拮抗剤を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち,本発明は,一
般式(I)
【0007】
【化9】
【0008】[式中,R1は水素原子,低級アルキル
基,シクロアルキル基又はアラルキル基を,R2は低級
アルキル基又は式−A−R5で示される基(式中,Aは
単結合,直鎖又は分岐のアルキレン基を,R5は置換基
を有していてもよいフェニル基,シクロアルキル基又は
置換基を有していてもよいベンズヒドリル基を夫々意味
する。),又は
【0009】
【化10】
【0010】として式
【0011】
【化11】
【0012】で示される基(式中,XはN又はCHを,
6は水素原子,低級アルキル基,フェニル基又はアラ
ルキル基を夫々意味する。)を,R3は水素原子又は下
【0013】
【化12】
【0014】で示される基(式中,R7は低級アルキル
基,架橋されていてもよいシクロアルキル基,架橋され
ていてもよいシクロアルキル置換アルキル基,フェニル
基又はアラルキル基を,R8はR7と同一の基又は置換基
を有していてもよい縮合複素環基を夫々意味する。)
を,R4は置換基を有していてもよいベンジル基,ベン
ズヒドリル基,フェニル基,炭素数3乃至10のアルキ
ル基,シクロアルキルメチル基,シクロアルキル基又は
置換基を有していてもよい縮合複素環基置換メチル基を
夫々意味する。]で示されるアミド誘導体,その光学異
性体又はこれらの塩を有効成分とするタキキニン拮抗剤
に関する。
【0015】また,本発明は,一般式(II)
【0016】
【化13】
【0017】[式中,R1は水素原子,低級アルキル
基,シクロアルキル基又はアラルキル基を,R2は,低
級アルキル基又は式−A−R5で示される基(式中,A
は単結合,直鎖又は分岐のアルキレン基を,R5は置換
基を有していてもよいフェニル基,シクロアルキル基又
は置換基を有していてもよいベンズヒドリル基を夫々意
味する。),又は
【0018】
【化14】
【0019】として式
【0020】
【化15】
【0021】で示される基(式中,XはN又はCHを,
6は水素原子,低級アルキル基,フェニル基又はアラ
ルキル基を夫々意味する。)を,R9は水素原子又は下
【0022】
【化16】
【0023】で示される基(式中,R7は低級アルキル
基,架橋されていてもよいシクロアルキル基,架橋され
ていてもよいシクロアルキル置換アルキル基,フェニル
基又はアラルキル基を,R8はR7と同一の基又は置換基
を有していてもよい縮合複素環基を夫々意味する。但
し,R1が水素原子,メチル基,又はエチル基であり,
かつR2がフェニル基,又はハロゲン原子もしくはトリ
フルオロメチル基で置換されていてもよいベンジル基で
あるとき,R9はtert−ブトキシカルボニル基以外
の基を意味する。)を,R4は置換基を有していてもよ
いベンジル基,ベンズヒドリル基,フェニル基,炭素数
3乃至10のアルキル基,シクロアルキルメチル基,シ
クロアルキル基又は置換基を有していてもよい縮合複素
環基置換メチル基を夫々意味する。]で示されるアミド
誘導体,その光学異性体及びこれらの塩に関する。以
下,上記一般式(I)および(II)についてさらに詳細
に説明する。
【0024】なお,本明細書の一般式の定義において
「低級」なる用語は,特に断らない限り,炭素数が1乃
至6個の直鎖又は分岐状の炭素鎖を意味する。従って,
「低級アルキル基」としては,具体的には例えばメチル
基,エチル基,プロピル基,イソプロピル基,ブチル
基,イソブチル基,sec−ブチル基,tert−ブチ
ル基,ペンチル基,イソペンチル基,ネオペンチル基,
tert−ペンチル基,1−メチルブチル基,2−メチ
ルブチル基,1,2−ジメチルプロピル基,ヘキシル
基,イソヘキシル基,1−メチルペンチル基,2−メチ
ルペンチル基,3−メチルペンチル基,1,1−ジメチ
ルブチル基,1,2−ジメチルブチル基,2,2−ジメ
チルブチル基,1,3−ジメチルブチル基,2,3−ジ
メチルブチル基,3,3−ジメチルブチル基,1−エチ
ルブチル基,2−エチルブチル基,1,2,2−トリメ
チルプロピル基,1,2,2−トリメチルプロピル基,
1−エチル−1−メチルプロピル基,1−エチル−2−
メチルプロピル基等が挙げられる。
【0025】また,R4が示す「炭素数3乃至10のア
ルキル基」とは,上記「低級アルキル基」における炭素
数3乃至6のものに加えて,さらにヘプチル基,5−メ
チルヘキシル基,オクチル基,6−メチルヘプチル基,
ノニル基,7−メチルオクチル基,デシル基,8−メチ
ルノニル基等が挙げられる。
【0026】Aが示す「直鎖又は分岐のアルキレン基」
としては,炭素数が1乃至12個のアルキレン基が好適
であり,具体的には,メチレン基,エチレン基,メチル
メチレン基,エチルメチレン基,トリメチレン基,プロ
ピレン基,2−プロピレン基,プロピルメチレン基,イ
ソプロピルメチレン基,ジメチルメチレン基,テトラメ
チレン基,1−メチルトリメチレン基,2−メチルトリ
メチレン基,3−メチルトリメチレン基,1−エチルエ
チレン基,2−エチルエチレン基,2,2−ジメチルエ
チレン基,1,1−ジメチルエチレン基,エチルメチル
エチレン基,ペンタメチレン基,1−メチルテトラメチ
レン基,2−メチルテトラメチレン基,3−メチルテト
ラメチレン基,4−メチルテトラメチレン基,1,1−
ジメチルトリメチレン基,2,2−ジメチルトリメチレ
ン基,3,3−ジメチルトリメチレン基,1,3−ジメ
チルトリメチレン基,2,3−ジメチルトリメチレン
基,1,2−ジメチルトリメチレン基,1−エチルトリ
メチレン基,1,1,2−トリメチルエチレン基,ヘキ
サメチレン基,1−メチルペンタメチレン基,1,1−
ジメチルテトラメチレン基,2,2−ジメチルテトラメ
チレン基,3,3−ジメチルテトラメチレン基,4,4
−ジメチルテトラメチレン基,1,1,3−トリメチル
トリメチレン基,1,1,2−トリメチルトリメチレン
基,1,1,2,2−テトラメチルエチレン基,ヘプタ
メチレン基,1−メチルヘキサメチレン基,1,1−ジ
メチルペンタメチレン基,5,5−ジメチルペンタメチ
レン基,オクタメチレン基,1−メチルヘプタメチレン
基,1,1−ジメチルヘキサメチレン基,ノナメチレン
基,1−メチルオクタメチレン基,1,1−ジメチルヘ
プタメチレン基,デカメチレン基,1−メチルノナメチ
レン基,1,1−ジメチルオクタメチレン基,ウンデカ
メチレン基,1−メチルデカメチレン基,1,1−ジメ
チルノナメチレン基,ドデカメチレン基,1,1−ジメ
チルデカメチレン基等が挙げられる。
【0027】「シクロアルキル基」や「シクロアルキル
メチル基」の「シクロアルキル基」としては,炭素数が
3〜8個のものが好適であり,具体的にはシクロプロピ
ル基,シクロブチル基,シクロペンチル基,シクロヘキ
シル基,シクロヘプチル基,シクロオクチル基等であ
る。「架橋されていてもよいシクロアルキル基」とは,
上記「シクロアルキル基」の他,任意の位置で架橋され
たビシクロアルキル基,トリシクロアルキル基を意味す
る。具体例としては,ビシクロ[2.2.1]ヘプチル
基,ビシクロ[2.2.2]オクチル基,アダマンチル
基等が挙げられる。また,「架橋されていてもよいシク
ロアルキル置換アルキル基」とは,前記炭素数1乃至1
0のアルキル基の任意の1又は2以上の水素原子が上記
「架橋されていてもよいシクロアルキル基」で置換され
ているものが好適であり,具体的には,架橋されていて
もよいシクロアルキル基としてシクロヘキシル基で例示
すれば,シクロヘキシルメチル基,1−シクロヘキシル
エチル基,2−シクロヘキシルエチル基,1−シクロヘ
キシルプロピル基,2−シクロヘキシルプロピル基,3
−シクロヘキシルプロピル基等が挙げられる。
【0028】「アラルキル基」としては,前記「低級ア
ルキル基」の任意の水素原子がアリール基で置換された
基が好ましく,具体的にはベンジル基,フェネチル基,
1−フェニルエチル基,3−フェニルプロピル基,2−
フェニルプロピル基,1−フェニルプロピル基,1−メ
チル−2−フェニルエチル基,4−フェニルブチル基,
3−フェニルブチル基,2−フェニルブチル基,1−フ
ェニルブチル基,2−メチル−3−フェニルプロピル
基,2−メチル−2−フェニルプロピル基,2−メチル
−1−フェニルプロピル基,1−メチル−3−フェニル
プロピル基,1−メチル−2−フェニルプロピル基,1
−メチル−1−フェニルプロピル基,1−エチル−2−
フェニルエチル基,1,1−ジメチル−2−フェニルエ
チル基,5−フェニルペンチル基,4−フェニルペンチ
ル基,3−フェニルペンチル基,2−フェニルペンチル
基,1−フェニルペンチル基,3−メチル−4−フェニ
ルブチル基,3−メチル−3−フェニルブチル基,3−
メチル−2−フェニルブチル基,3−メチル−1−フェ
ニルブチル基,6−フェニルヘキシル基,5−フェニル
ヘキシル基,4−フェニルヘキシル基,3−フェニルヘ
キシル基,2−フェニルヘキシル基,1−フェニルヘキ
シル基,4−メチル−5−フェニルペンチル基,4−メ
チル−4−フェニルペンチル基,4−メチル−3−フェ
ニルペンチル基,4−メチル−2−フェニルペンチル
基,4−メチル−1−フェニルペンチル基,1−ナフチ
ルメチル基,2−ナフチルメチル基,2−(1−ナフチ
ル)エチル基,2−(2−ナフチル)エチル基,1−
(1−ナフチル)エチル基,1−(2−ナフチル)エチ
ル基,3−(1−ナフチル)プロピル基,3−(2−ナ
フチル)プロピル基,2−(1−ナフチル)プロピル
基,2−(2−ナフチル)プロピル基,1−(1−ナフ
チル)プロピル基,1−(2−ナフチル)プロピル基,
1−メチル−2−(1−ナフチル)エチル基,1−メチ
ル−2−(2−ナフチル)エチル基,4−(1−ナフチ
ル)ブチル基,4−(2−ナフチル)ブチル基,3−
(1−ナフチル)ブチル基,3−(2−ナフチル)ブチ
ル基,2−(1−ナフチル)ブチル基,2−(2−ナフ
チル)ブチル基,1−(1−ナフチル)ブチル基,1−
(2−ナフチル)ブチル基,2−メチル−3−(1−ナ
フチル)プロピル基,2−メチル−3−(2−ナフチ
ル)プロピル基,2−メチル−2−(1−ナフチル)プ
ロピル基,2−メチル−2−(2−ナフチル)プロピル
基,2−メチル−1−(1−ナフチル)プロピル基,2
−メチル−1−(2−ナフチル)プロピル基,5−(1
−ナフチル)ペンチル基,5−(2−ナフチル)ペンチ
ル基,4−(1−ナフチル)ペンチル基,4−(2−ナ
フチル)ペンチル基,3−メチル−4−(1−ナフチ
ル)ブチル基,3−メチル−4−(2−ナフチル)ブチ
ル基,6−(1−ナフチル)ヘキシル基,6−(2−ナ
フチル)ヘキシル基,5−(1−ナフチル)ヘキシル
基,5−(2−ナフチル)ヘキシル基,4−メチル−5
−(1−ナフチル)ペンチル基,4−メチル−5−(2
−ナフチル)ペンチル基,ベンズヒドリル基,トリチル
基等が挙げられる。
【0029】「置換基を有していてもよい縮合複素環
基」は,窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子を
任意に1乃至4個含有し,その任意の位置に1乃至3個
の置換基を有していてもよい縮合複素環基を意味する。
好適には下記式で示される基が挙げられる。
【0030】
【化17】
【0031】(式中,Raはホルミル基もしくはアセチ
ル基等の低級アルカノイル基,低級アルキル基又は水素
原子を示す。尚,結合手はベンゼン環,ヘテロ環のいず
れに結合していてもよいことを意味する。)
【0032】一般式(I)または(II)の化合物は,塩
を形成するものがあり,それらの塩をも包含する。塩と
しては,薬学上許容される非毒性のものであり,たとえ
ば塩酸塩,硫酸塩,硝酸塩,燐酸塩,臭化水素酸塩など
の無機酸塩およびマレイン酸塩,フマル酸塩,酒石酸
塩,ベンゼンスルホン酸塩,トルエンスルホン酸塩,ギ
酸塩,酢酸塩などの有機酸塩が挙げられる。
【0033】また,一般式の化合物は,不斉炭素原子に
もとづく光学異性体が存在する。又,本化合物の中には
シクロヘキサン環に基づくシス−,トランス−幾何異性
体が存在することがある。一般式の化合物には,これら
の異性体の分離されたものおよび混合物を包含する。更
に一般式の化合物には,水和物,各種溶媒和物及び結晶
多形のもの等が含まれる。 (製造法)一般式(I)または(II)で示される化合物
は,つぎの反応式で示される方法によって製造すること
ができる。第1製法
【0034】
【化18】
【0035】(式中の各基の定義は前記と同様)この方
法は,一般式(IVa)で示されるアミンと一般式(IIIa)で
示されるカルボン酸またはその反応性誘導体との酸アミ
ド化反応である。一般式(IIIa)のカルボン酸を遊離酸
のまま反応させるときは,カップリング試薬の存在下,
適当な有機溶媒中で行うのが好ましい。カップリング試
薬としては,たとえば,N,N′−カルボニルジイミダ
ゾール,1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド,N,N′−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド,ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)
などが利用できる。
【0036】(IIIa)のカルボン酸の反応性誘導体とし
ては,酸クロライド,酸ブロマイドの如き酸ハライド;
酸アジド;N−ヒドロキシベンゾトリアゾールやN−ヒ
ドロキシスクシンイミドの活性エステル;対称型酸無水
物;アルキル炭酸混合酸無水物,p−トルエンスルホン
酸混合酸無水物等の混合酸無水物;等が挙げられる。反
応は化合物(IIIa)又はその反応性誘導体と化合物(IV
a)とをほぼ等モルあるいは一方を過剰量として用い,
反応に不活性な有機溶媒,例えば,テトラヒドロフラ
ン,ジオキサン,エーテル,ベンゼン,トルエン,キシ
レン,メチレンクロライド,ジクロロエタン,クロロホ
ルム,酢酸エチル,アセトニトリル,ジメチルホルムア
ミド,ジメチルスルホキシド,ピリジン等の溶媒中で行
われる。
【0037】反応性誘導体の種類によっては反応に際
し,N−メチルモルホリン,トリエチルアミン,ピリジ
ン,ピコリン,ルチジン,N,N−ジメチルアニリンや
炭酸カリウム,水酸化ナトリウム等の塩基を添加するの
が反応を円滑に進行させる上で有利な場合がある。ピリ
ジンは溶媒を兼ねることもできる。反応温度は反応性誘
導体の種類によって異なり,用いられる反応性誘導体に
応じて適宜設定される。反応混合物から,生成物を単
離,精製するには,常法による溶媒抽出,濃縮,再結
晶,クロマトグラフィ−等が適宜もちいられる。 第2製法
【0038】
【化19】
【0039】(式中の各基の定義は前記と同様)本製造
法は,一般式(IIIa)で示されるアミンと,一般式(IV
b)で示されるカルボン酸又はその反応性誘導体,或は
カルボニル化合物又はその反応性誘導体との縮合反応で
ある。本製法は,第1製法に記載した方法とほぼ同様に
して実施可能である。
【0040】(薬理作用)つぎに,一般式の化合物の有
用性を示すため,いくつかの代表的な化合物の薬理作用
を試験方法と共に示す。 試験方法:サブスタンスP受容体拮抗作用
【0041】ハートレー系雄性モルモット(550−8
50g)を頭部打撲及び脱血により致死させ,回腸を摘
出した。長さ約2cmの標本を作製し,95%O2+5
%CO2の混合ガスを通気させた37℃のTyrode
液を含む内容積10mlのMagnus槽内に静止張力
1.0gで懸垂した。なお,内因性のアセチルコリン,
ヒスタミン,プロスタグランディンの関与を除くため,
アトロピン(5×10-6M),メピラミン(5×10-6
M),インドメタシン(5×10-6M)を含むTyro
de液を用いた。張力が安定した約90分後から,サブ
スタンスP(10-8M)を15分間隔で繰り返し作用さ
せた。サブスタンスPによる収縮高が一定した後,種々
濃度の薬物を加え10分間インキュベートし,再度サブ
スタンスPを作用させた。薬物を加える直前2回の収縮
高をコントロールとし,薬物による抑制率を求めた。薬
物の抑制作用曲線から50%抑制率(IC50)をプロビ
ット法により求めた。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】上記一般式(I)又は(II)で示される
化合物およびその塩は,タキキニン拮抗作用,特にサブ
スタンスP拮抗作用,ニューロキニンA拮抗作用,ニュ
ーロキニンB拮抗作用などの薬理活性を有しているた
め,タキキニン介在性疾患,例えば,喘息,鼻炎,咳,
慢性気管支炎などの呼吸器疾患;結膜炎,春季カタルな
どの眼疾患;接触性皮膚炎,アトピー性皮膚炎,じんま
疹,その他の湿疹様皮膚炎などの皮膚疾患;慢性関節リ
ウマチなどの炎症性疾患;糖尿病の神経症,リウマチ性
疼痛,片頭痛,頭痛,歯痛,癌性疼痛,上気道炎等の疼
痛など各種疾患に伴う疼痛などの治療または予防に有用
である。
【0044】治療のためにこの発明の化合物(I)又は
(II)およびそれらの塩類は,通常使用される有機もし
くは無機固体状もしくは液状賦形剤のような製薬学的に
許容される担体と混合した医薬製剤の形で使用される。
医薬製剤はカプセル剤,錠剤,丸剤,顆粒剤,散剤,細
粒剤,経口用液剤,懸濁液,乳剤,注射剤,坐剤,吸入
剤,点眼剤,眼軟膏,経皮用液剤,軟膏剤,経皮用貼付
剤,経粘膜液剤,経粘膜貼付剤などの経口,非経口の製
剤として調製される。所望に応じて上記製剤中に助剤,
安定剤,湿潤剤または乳化剤,緩衝液およびその他の通
常使用される添加剤が含まれていてもよい。化合物
(I)又は(II)の投与量は患者の年齢および条件によ
って変化するが,化合物(I)又は(II)の平均1回投
与量約0.1mg,1mg,50mg,100mg,2
50mg,500mg,1000mgの投与で喘息等の
治療に有効である。一般的には0.1mg/個体と約1
000mg/個体の間の量を1日当たり投与すればよ
い。
【0045】例えば,経口投与のための固体組成物とし
ては,錠剤,散剤,顆粒剤等が含まれる。このような固
体組成物においては,1種類またはそれ以上の活性物質
が,不活性な希釈剤,例えば乳糖,マンニトール,ブド
ウ糖,ヒドロキシプロピルセルロース,微結晶セルロー
ス,デンプン,ボリビニルピロリドン,メタケイ酸アル
ミン酸マグネシウムと混合される。組成物は,常法に従
って,不活性な希釈剤以外の添加剤,例えばステアリン
酸マグネシウムのような潤滑剤や繊維素グリコール酸カ
ルシウムのような崩壊剤,ラクトースのような安定化
剤,グルタミン酸またはアスパラギン酸のような溶解補
助剤を含有していてもよい。錠剤または丸剤は必要によ
り白糖,ゼラチン,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース−スフタレートなど
の胃溶性あるいは腸溶性物質のフィルムで被覆してもよ
いし,また2以上の層の被覆を施してもよい。さらにゼ
ラチンのような吸収されうる物質のカプセルとしてもよ
い。
【0046】経口投与のための液体組成物は,薬剤的に
許容される乳濁剤,溶液剤,懸濁剤,シロップ剤,エリ
キシル剤等を含み,一般的に用いられる不活性な希釈
剤,例えば精製水,エタノールを含む。この組成物は不
活性な希釈剤以外に湿潤剤,懸濁剤のような補助剤,甘
味剤,風味剤,芳香剤,防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては,ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み,それ自体公知の方法によ
り処方されるスプレー剤が含まれる。
【0047】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては,無菌の水性または非水性の溶液剤,懸濁剤とし
ては,例えば注射用蒸留水及び生理食塩水がふくまれ
る。非溶性の溶液剤,懸濁剤,乳濁剤を包含する。水性
の溶液剤,懸濁剤としては,例えばプロピレングリコー
ル,ポリエチレングリコール,オリーブ油のような植物
油,エタノールのようなアルコール類,ポリソルバート
80等がある。このような組成物は,さらに防腐剤,湿
潤剤,乳化剤,分散剤,安定化剤(例えば,ラクトー
ス)),溶解補助剤(例えば,グルタミン酸,アスパラ
ギン酸)のような補助剤を含んでもよい。これらは例え
ばバクテリア保留フィルターを通す濾過,殺菌剤の配合
または照射によって無菌化される。これらはまた無菌の
固体組成物を製造し,使用前に無菌水または無菌の注射
用溶媒に溶解して使用することもできる。
【0048】
【実施例】以下実施例・処方例を掲記し,本発明を詳細
に説明する。なお,実施例原料化合物には新規な化合物
も含まれており,その入手方法を参考例に示す。また,
製造例には,本発明医薬化合物中公知のものの実際上の
入手方法を示した。 (処方例)
【0049】処方例1 錠剤 実施例28の化合物 20mg 乳糖 57mg コーンスターチ 38mg ヒドロキシプロピルセルロース 4mg マグネシウム ステアレート 1mg 総 量 120mg 実施例28の化合物20g,乳糖57g,コーンスター
チ38gを均一に混合する。次に10%ヒドロキシプロ
ピルセルロース溶液40gを加えて湿式造粒する。篩過
後,乾燥する。得られた造粒物にマグネシウム ステア
レート1gを加えて混合する。7m/m 5.6Rの臼
杵を用いて打錠し錠剤とする。
【0050】処方例2 カプセル 実施例28の化合物 15mg 結晶セルロース 40mg 結晶乳糖 144mg マグネシウム ステアレート 1mg 総 量 200mg 実施例28の化合物15g,結晶セルロース40g,結
晶乳糖144g,マグネシウム ステアレート1gを均
一に混合し,カプセル充填機で3号カプセルに充填しカ
プセル剤とする。
【0051】製造例1 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン5.0g,N−メチルモルホリン1.91g及びメ
チレンクロライド50mlの混合物に,氷−メタノール
冷却下,クロロ炭酸イソブチル2.57gを加え,−1
5〜−20℃で20分間撹拌した。反応液にN−メチル
ベンジルアミン2.28gを加え,室温で一夜撹拌し
た。反応液にクロロホルム150mlを加え,水,5%
炭酸水素ナトリウム水溶液,飽和食塩水,10%クエン
酸水溶液,飽和食塩水で順次洗い,有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し,溶媒を留去した。残留物をカラム
クロマトグラフィ−に付し,ヘキサン−酢酸エチル
(6:1)の混液で溶出し,N−tert−ブトキシカ
ルボニル−L−フェニルアラニン N−ベンジル−N−
メチルアミド6.42gを得た。同様にして製造例2,
3の化合物を得た。
【0052】製造例2 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチル−N−フェニルアミド
【0053】製造例3 N−tert−ブトキシカルボニル−L−−フェニルア
ラニン N−ベンジル−N−エチルアミド 上記製造例1〜3の化合物は特公平1−287095号
公報に記載された公知化合物であると同定された。
【0054】参考例1 3−フェニルプロピルアミン3.0g,ピリジン6ml
中溶液に,無水トリフルオロ酢酸15mlを0℃で滴下
した。反応混合物を室温で3時間撹拌したのち溶媒を留
去した。残留物をクロロホルムに溶解し,1規定塩酸水
溶液,水で順次洗い,無水硫酸マグネシウムで乾燥し,
溶媒を留去して粗製のN−(3−フェニルプロピル)−
トリフルオロアセトアミドを得た。このものとジメチル
ホルムアミド30mlの溶液を,水素化ナトリウム(6
0%分散体)1.8gに0℃で滴下した。反応液を室温
で30分撹拌後,さらにヨウ化メチル6.4gを0℃で
滴下し,室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え,酢
酸エチルで抽出した。抽出液を水洗し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後溶媒を留去した。残留物を1規定水酸化
ナトリウム水溶液50mlと共に,室温で15時間撹拌
した。反応液を酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エ
チル層を1規定塩酸水溶液で抽出した。この塩酸層を水
酸化ナトリウムで中和し,酢酸エチルで抽出した。抽出
液を水洗し,無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を留
去することにより,黄色油状のN−メチル−N−(3−
フェニルプロピル)アミン2.2gを得た。
【0055】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.70〜2.05(m,2H),2.43(s,
3H),2.54〜2.88(m,4H),7.06〜
7.40(m,5H) マススペクトル:m/z 149(M+) 以下同様にして参考例2の化合物を合成した
【0056】参考例2 N−メチル−4−フェニルブチルアミン
【0057】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.40〜1.90(m,4H),2.42(s,
3H),7.04〜7.39(m,5H),2.50〜
2.85(m,4H) マススペクトル:m/z 163(M+
【0058】参考例3 シクロヘキシルアミン2.0g,メチレンクロライド3
0ml,水20mlの混合物に,ベンゾイルクロライド
1.4gを0℃で滴下し,室温で4時間撹拌した。反応
液に1規定塩酸水溶液を加え,メチレンクロライド層を
分取し,1規定水酸化ナトリウム水溶液,水で順次洗
い,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して
得られた残留物を酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶
してN−シクロヘキシル安息香酸アミド1.9gを得
た。得られたN−シクロヘキシル安息香酸アミド1.0
gのテトラヒドロフラン20ml溶液を水素化リチウム
アルミニウム0.28gのテトラヒドロフラン10ml
懸濁液に滴下し,室温で1時間撹拌し,さらに4時間加
熱還流した。反応液を0℃に冷却し,硫酸ナトリウム・
10水和物1.6gを加え,室温で30分撹拌した。さ
らに反応液に無水硫酸ナトリウムを加え,室温で30分
撹拌した。反応液を濾過し,濾液を濃縮した。残留物を
酢酸エチルに溶解し,1規定塩酸水溶液で抽出した。抽
出液を水酸化ナトリウムで中和し,酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水洗し,無水硫酸マグネシウムで乾燥し,
溶媒を留去して,無色油状のN−ベンジルシクロヘキシ
ルアミン0.85gを得た。
【0059】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:1.00〜2.10(m,11H),2.45(b
rs,1H),3.81(s,2H),7.13〜7.
46(m,5H) マススペクトル:m/z 189(M+) 以下同様にして参考例4〜7の化合物を合成した。
【0060】参考例4 N−メチル−5−フェニルペンチルアミン
【0061】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:1.20〜1.81(m,6H),2.42(s,
3H),2.48〜2.70(m,4H),7.05〜
7.36(m,5H) マススペクトル:m/z 177(M+
【0062】参考例5 N−メチル−6−フェニルヘキシルアミン
【0063】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:1.20〜1.80(m,8H),2.42(s,
3H),2.48〜2.70(m,4H),7.10〜
7.36(m,5H) マススペクトル:m/z 191(M+
【0064】参考例6 N−メチルシクロヘキシルアミン
【0065】理化学的性状; マススペクトル:m/z 127(M+
【0066】参考例7 N−メチル−2−シクロヘキシルエチルアミン
【0067】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:0.9〜2.0(m,13H),2.43(s,3
H),2.3〜2.9(m,2H) マススペクトル:m/z 141(M+
【0068】参考例8 イソブチロフェノン1.00gとメタノール30mlの
混合物に,メチルアミンの40%メタノール溶液5.2
4gを加え,65℃で一夜撹拌した。氷冷下,反応液に
水素化ホウ素ナトリウム0.766gを加え,0℃で1
時間撹拌した。反応液の溶媒を留去し,残留物に酢酸エ
チルを加え,飽和食塩水で洗い,1規定塩酸水溶液で抽
出した。抽出液を酢酸エチルで洗い,炭酸水素ナトリウ
ム,水酸化ナトリウムを加え,液性をアルカリ性とし,
ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し,溶媒を留去し,2,Nージメチルー1
ーフェニルプロピルアミン0.74gを得た。
【0069】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:0.76(d,3H,J=7Hz),0.99
(d,3H,J=7Hz,1.91〜1.98(m,1
H),2.26(s,3H),3.24(d,1H,J
=7Hz),7.23〜7.27(m,3H),7.3
1〜7.34(m,2H) マススペクトル:m/z 162([M−1]+
【0070】実施例1 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン1.0g,N−メチル−3−フェニルプロピルアミ
ン0.56g,ジメチルホルムアミド20mlの混合物
に,1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ル0.51g,
1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩0.59gを加え,室温で15時間撹
拌した。反応液に水を加え,生成物を酢酸エチルで抽出
した。抽出液を水洗し,無水硫酸マグネシウムで乾燥
後,溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−に付し,クロロホルムで溶出し,無色油状
のN−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルア
ラニン N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)ア
ミド1.46gを得た。
【0071】理化学的性状; 元素分析値(C243223・0.25H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 71.88 8.17 6.99 実験値 72.00 8.07 7.11 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.41(s,9H),1.75(m,2H),
2.48〜3.35(m,9H),4.78(m,1
H),7.10〜7.29(m,10H) マススペクトル:m/z 397([M+1]+) 以下同様にして実施例2〜15の化合物を得た。
【0072】実施例2 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチル−N−フェネチルアミド
【0073】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:1.40,1.42(それぞれs,合わせて9
H),2.50〜3.00(m,6H),3.20〜
3.60(m,3H),4.76(m,1H),5.2
5,5.37(それぞれ合わせて1H,J=8.0H) 7.00〜7.30(m,10H) マススペクトル:m/z 383([M+1]+
【0074】実施例3 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチル−N−(4−フェニルブチル)アミド
【0075】理化学的性状; 元素分析値(C243423・0.5H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 70.73 8.66 6.87 実験値 70.77 8.16 6.68 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.20〜1.75(m,13H),2.50〜
3.40(m,9H),4.79(m,1H),5.3
7(m,1H),7.10〜7.30(m,10H) マススペクトル:m/z 411([M+1]+
【0076】実施例4 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチル−N(5−フェニルペンチル)アミド
【0077】理化学的性状; 元素分析値(C263623として) C(%) H(%) N(%) 理論値 73.55 8.55 6.60 実験値 73.26 8.50 6.47 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.17〜1.30(m,2H),1.40,1.
41(それぞれs,合わせて9H),1.50〜1.6
5(m,4H),2.53〜2.59(m,2H),
2.61,2.83(それぞれs,合わせて3H),
2.90〜3.37(m,4H),4.79(m,1
H),5.34,5.38(それぞれd,1H,J=
9.0),7.10〜7.30(m,10H), マススペクトル:m/z 425([M+1]+
【0078】実施例5 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)アミ
【0079】理化学的性状; 元素分析値(C273823として) C(%) H(%) N(%) 理論値 73.94 8.73 6.39 実験値 73.84 8.87 6.00 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.16〜1.35(m,4H),1.39,1.
41(それぞれs.合わせて9H),1.53〜1.6
3(m,4H),2.55〜2.60(m,2H),
2.63,2.83(それぞれs.合わせて3H),
2.85〜3.35(m,4H),4.78(m,1
H),5.33,5.38(それぞれd.合わせて1
H,J=8.0Hz),7.15〜7.29(m,10
H) マススペクトル:m/z 439([M+1]+
【0080】実施例6 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−ベンジル−N−イソプロピルアミド
【0081】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.73−1.61(m,15H),2.83〜
3.10(m,1H),4.11〜5.50(m,6
H),6.95〜7.41(m,10H) マススペクトル:m/z 397([M+1]+
【0082】実施例7 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミド
【0083】理化学的性状; 元素分析値(C273623・0.8H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 71.91 8.40 6.21 実験値 71.90 8.14 6.21 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.95〜1.80(m,19H),3.04
(m,1H),4.07(d,1H,J=18Hz),
4.26(d,1H,J=18Hz),4.42(d,
1H,J=14Hz),4.55(d,1H,J=14
Hz),4.98(m,1H),5.25,5.39
(それぞれd.1H,J=8.0Hz),7.00−
7.27(m,10H) マススペクトル:m/z 437([M+1]+
【0084】実施例8 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N,N−ジベジルアミド
【0085】理化学的性状; 融点 116−118℃ 元素分析値(C283223として) C(%) H(%) N(%) 理論値 75.65 7.26 6.30 実験値 75.69 7.33 6.27 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.40(s,9H),3.00(m,2H),
4.24(d,1H,J=18Hz),4.32(m,
2H),4.69(d,1H,J=15Hz),4.9
1(m,1H),5.32(m,1H),6.80〜
7.30(m,15H) マススペクトル:m/z 445([M+1]+
【0086】実施例9 N−tert−ブトキシカルボニル−L−β−シクロヘ
キシルアラニン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0087】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.84〜1.98(m,22H),2.93,
2.98(それぞれs,合わせて3H),4.47
(d,1H,J=15Hz),4.69(d,1H,J
=15Hz),4.72(m,1H),5.10〜5.
30(m,1H),7.20〜7.36(m,5H) マススペクトル:m/z 375([M+1]+
【0088】実施例10 N−シクロヘキシルカルボニル−L−フェニルアラニン
N−ベンジル−N−メチルアミド
【0089】理化学的性状; 元素分析値(C243022・0.25H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 75.26 8.03 7.31 実験値 75.21 7.97 7.25 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:1.11〜2.16(m,11H),2.65,
2.85(それぞれs,合わせて3H),3.00(d
d,2H,J=2.5Hz,7.0Hz),4.30
(d,1H,J=15Hz),4.63(d,1H,J
=15Hz),5.20(m,1H),6.37(m,
1H),6.92〜7.38(m,10H) マススペクトル:m/z 379([M+1]+
【0090】実施例11 N−シクロヘキシルアセチル−L−フェニルアラニン
N−ベンジル−N−メチルアミド
【0091】理化学的性状; 元素分析値(C253222・0.10H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 76.15 8.23 7.10 実験値 76.00 8.16 7.07 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.83〜1.30(m,5H),1.65〜1.
78(m,6H),1.96〜2.07(m,2H),
2.65,2.85(それぞれs,合わせて3H),
3.01(dd,2H,J=7.0Hz,14Hz),
4.16,4.43(それぞれd,合わせて1H,J=
14Hz),4.39,4.57(それぞれd,合わせ
て1H,J=14Hz),5.24(m,1H),6.
28,6.38(それぞれd,合わせて1H,J=8.
0Hz),6.98〜7.32(m,10H) マススペクトル:m/z 393([M+1]+
【0092】実施例12 N−(インドール−3−カルボニル)−L−フェニルア
ラニン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0093】理化学的性状; 融点 96〜97℃ 元素分析値(C262532として) C(%) H(%) N(%) 理論値 75.89 6.12 10.21 実験値 75.69 6.13 10.16 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:2.73,2.89(それぞれs,合わせて3
H),3.20(dd,2H,J=7.0Hz,13H
z),4.24,4.41(それぞれd,合わせて1
H,J=16Hz),4.45,4.68(それぞれ
d,合わせて1H,J=16Hz),5.49(m,1
H),7.00〜7.40(m,14H),7.75
(brs.1H),7.99(m,1H),9.01
(brs,1H)
【0094】実施例13 N−(ベンゾフラン−2−カルボニル)−L−フェニル
アラニン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0095】理化学的性状; 元素分析値(C262423として) C(%) H(%) N(%) 理論値 75.71 5.86 6.79 実験値 75.89 6.04 6.78 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:2.66,2.87(それぞれs,合わせて3
H),3.18(brd,2H,J=7.0Hz),
4.38(d,1H,J=14Hz),4.68(d,
1H,J=14Hz),5.46(m,1H),6.8
5〜7.71(m,16H) MS:m/z 412(M+)
【0096】実施例14 N−t−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラニン
N−(1−フェニルプロピル)−N−メチルアミド
【0097】 理化学的性状; 元素分析値(C242223として) C(%) H(%) N(%) 理論値 72.70 8.13 7.06 実験値 72.53 8.14 7.08 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.74〜0.77,0.88〜0.96(共に
m,合わせて3H),1.40,1.42(共にs,合
わせて9H),1.61〜1.99(m,2H),2.
42,2.52,2.60(それぞれs,s,d(J=
8Hz),合わせて3H),2.91〜3.09(m,
2H),4.82〜4.88(m,1H),5.41
(d,1H,J=8Hz),5.69〜5.75(m,
1H),7.03(d,1H,J=7Hz),7.15
〜7.28(m,9H) マススペクトル:m/z 397([M+1+])
【0098】実施例15 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−(1−フェニル−2−メチルプロピル)−N
−メチルアミド
【0099】理化学的性状; 元素分析値(C253423として) C(%) H(%) N(%) 理論値 72.50 8.37 6.76 実験値 72.50 8.40 6.80 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:0.73〜0.95(m,6H),1.34,1.
42(共にs,合わせて9H),2.28〜2.30
(m,1H),2.38,2.67(共にs,合わせて
3H),2.84〜2.95,3.04〜3.08(共
にm,合わせて2H),4.74〜4.78(m,1
H),5.34(d,1H,J=11Hz),5.44
(d,1H,J=12Hz),6.92〜7.04
(m,2H),7.20〜7.30(m,8H) マススペクトル:m/z 410(M+
【0100】実施例 16 L−フェニルアラニン N−ベンジル−N−メチルアミ
ド200mg,3,3−ジメチルブタン酸104mg,
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール151mg,ジメチ
ルホルムアミド10mlの混合物に,氷冷下,ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド231mgを加え,室温で一夜
撹拌した。反応液の溶媒を留去し,残留物に酢酸エチル
を加え,0℃で1時間撹拌した。不溶物を濾去し,濾液
を水,5%炭酸水素ナトリウム水溶液,飽和食塩水,1
0%クエン酸水溶液,飽和食塩水で順次洗い,有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィーに付し,ヘキサン−酢酸
エチル(5:1)の混液で溶出し,N−(3,3−ジメ
チルブチリル)−L−フェニルアラニン N−ベンジル
−N−メチルアミド135mgを得た。
【0101】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl中,TMS内部標
準): δ:0.97,1.01(共にs,合わせて9H),
2.04,2.06(共にs,合わせて2H),2.6
4,2.84(共にs,合わせて3H),3.00,
3.03(共にd,合わせて2H,J=7Hz),4.
19〜4.51(m,2H),5.11〜5.36
(m,1H),6.22〜6.39(m,1H),7.
02〜7.30(m,10H) マススペクトル:m/z 367([M+1]
【0102】実施例16と同様にして以下の化合物を得
た。 実施例17 N−[(3R)−3−(3−ピリジル)−1H,3H−
ピロロ[1,2−c]チアゾール−7−イルカルボニ
ル]−L−フェニルアラニン N−ベンジル−N−メチ
ルアミド
【0103】理化学的性状; 元素分析値(C292842S・0.5H2Oとして) C(%) H(%) N(%) S(%) 理論値 68.89 5.78 11.08 6.34 実験値 68.72 5.66 11.23 6.57 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準) δ:2.69,2.86(共にs,合わせて3H),
3.06〜3.22(m,2H),4.36〜4.41
(m,2H),4.52〜4.68(m,2H),5.
34〜5.40(m,1H),6.26(d,1H,J
=4H3),6.37,6.39(共にS,合わせて1
H),6.50〜6.54(m,1H),6.93〜
7.00(m,1H),7.16〜7.32(m,9
H),7.51〜7.54(m,1H),8.54
(s,1H),8.59〜8.61(m,1H) マススペクトル:m/z 498([M+2]+
【0104】実施例18 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン548mg,N−シクロヘキシルメチルベンジルア
ミン350mg,1−ヒドロキシベンゾトリアゾール3
49mg,メチレンクロライド10mlの混合物に,氷
冷下,ジシクロヘキシルカルボジイミド231mgを加
え,室温で一夜撹拌した。不溶物を濾過して除き,濾液
に酢酸エチルを加え,水,5%炭酸水素ナトリウム水溶
液,飽和食塩水,10%クエン酸水溶液,飽和食塩水で
順次洗い,有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶
媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィーに付
し,ヘキサン−酢酸エチル(10:1)の混液で溶出
し,N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニル
アラニン N−ベンジル−N−シクロヘキシルメチルア
ミド483mgを得た。
【0105】理化学的性状; 元素分析値(C283823として) C(%) H(%) N(%) 理論値 74.63 8.50 6.22 実験値 74.36 8.38 6.09 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:0.76〜0.87(m,2H),1.09〜1.
14(m,4H),1.36,1.41(共にs,合わ
せて9H),1.49〜1.64(m,5H),2.8
4〜3.09(m,4H),4.29,4.41(それ
ぞれd(J=15Hz),s,合わせて2H),4.7
9〜4.92(m,1H),5.37〜5.49(共に
d,合わせて1H,J=8Hz),6.99〜7.24
(m,10H) マススペクトル:m/z 450(M+) 以下,同様にして実施例19〜20の化合物を得た。
【0106】実施例19 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−[(S)−α−メチルベンジル]−N−メチ
ルアミド
【0107】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl,TMS内部標準) δ:1.42〜1.44(m,12H),2.44〜
2.53(共にs,合わせて3H),2.96〜3.0
3(m,2H),4.82〜4.87,5.08〜5.
12,5.39〜5.43,5.89〜5.94(すべ
てm,合わせて3H),7.00〜7.30(m,10
H) マススペクトル:m/z 382(M
【0108】実施例20 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−[(R)−α−メチルベンジル]−N−メチ
ルアミド
【0109】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.28(d,3H),1.41,1.44(共に
s,合わせて9H),2.30,2.57(共にs,合
わせて3H),3.01〜3.03(m,2H),4.
77〜4.82,5.04〜5.08,5.26〜5.
28,5.95〜5.98(すべてm,合わせて3
H),7.18〜7.30(m,10H) マススペクトル:m/z 382(M
【0110】実施例21 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン300mg,1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1
50mg,酢酸エチル15mlの混液に,氷冷下4−ベ
ンジルピペリジン170mg,ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド230mgを加え,室温で一夜撹拌した。生じ
た沈澱物を濾過して除き,濾液に酢酸エチル50ml,
水30ml,炭酸水素ナトリウム1gを加え,激しく撹
拌した。有機層を取り水洗し,無水硫酸マグネシウムで
乾燥し,減圧下に溶媒を留去した。残留物に酢酸エチル
5mlを加え,不溶物を濾過して除き,濾液を減圧下に
濃縮し,得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し,トルエン−酢酸エチル=9:1の混液
で溶出して4−ベンジル−1−(N−tert−ブトキ
シカルボニル−L−フェニルアラニル)ピペリジン36
0mgを得た。
【0111】理化学的性状; マススペクトル:m/z 422(M+) 以下同様にして実施例22〜27の化合物を得た。
【0112】実施例22 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−イソブチル−N−メチルアミド
【0113】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:0.80(dd,6H),1.39(s,9H),
1.7〜1.9(m,1H),2.72,2.84(各
々s,合わせて3H),2.60〜3.20(m,4
H),4.83(q,1H),5.35(t,1H),
7.10〜7.30(m,5H) マススペクトル:m/z 335([M+1]
【0114】実施例23 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−シクロヘキシル−N−メチルアミド
【0115】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.40(s,9H),0.8〜1.8(s,10
H),2.46,2.74(各々s,合わせて3H),
2.96(t,2H),4.35(m,1H),4.8
2(dd,1H),5.43(br,1H) 7.1〜7.3(m,5H), マススペクトル:m/z 361([M+1]
【0116】実施例24 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−シクロヘキシルメチル−N−メチルアミド
【0117】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:0.7〜0.9(m,2H),1.0〜1.25
(m,3H),1.41(s,9H),1.42〜1.
56(m,2H),1.65(brs,4H),2.7
1,2.84(各々s,合わせて3H),2.9〜3.
2(m,4H),4.82(dt,1H),5.35
(m,1H),7.1〜7.4(m,5H) マススペクトル:m/z 375([M+1]
【0118】実施例25 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−(2−シクロヘキシルエチル)−N−メチル
アミド
【0119】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl,TMS内部標準) δ:0.8〜1.0(m,2H),1.0〜1.4
(m,5H),1.4(s,9H),1.6〜1.7
(m,6H),2.61,2.84(各々s,合わせて
3H),2.9〜3.4(m,4H),4.78(d
d,1H),5.37(dd,1H),7.1〜7.4
(m,5H) マススペクトル:m/z 388(M
【0120】実施例26 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−シクロヘプチルメチル−N−メチルアミド
【0121】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.0〜2.0(m,13H),1.41(s,9
H),2.69,2.83(各々s,合わせて3H),
2.8〜3.3(m,4H),4.78(dd,1
H),5.2〜5.4(br,1H),7.0〜7.4
(m,5H) マススペクトル:m/z 389([M+1]+
【0122】実施例27 1−ベンジル−4−(N−tert−ブトキシカルボニ
ル−L−フェニルアラニル)ピペラジン ヘミフマレー
【0123】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.31(s,9H),2.0〜2.3(m,4
H),2.7〜2.9(m,2H),3.2〜3.5
(m,6H),4.57(dd,1H),6.63
(s,2H),7.0〜7.4(m,10H) 13.1(br,1H) マススペクトル:m/z 424([M−C444
+1)+
【0124】実施例28 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン4.0g,N−メチルモルホリン1.66ml,及
びテトラヒドロフラン80mlの混合物に,氷ーメタノ
ール冷却下,クロロ炭酸イソブチル2.06gを加え,
−15〜−20℃で20分間撹拌した。反応液にN−メ
チルベンズヒドリルアミン2.97gとテトラヒドロフ
ラン10mlの混合物を加え,室温で2時間撹拌した。
反応液の溶媒を留去し,残留物に酢酸エチルを加え,
水,飽和食塩水で洗い,有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し,溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィーに付し,ヘキサン−酢酸エチル(5:1)の混
液で溶出し,N−tert−ブトキシカルボニル−L−
フェニルアラニン N−ベンズヒドリル−N−メチルア
ミド4.95gを得た。
【0125】 理化学的性状; 元素分析値(C283223・0.7H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 73.56 7.36 6.13 実験値 73.46 7.13 6.13 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:1.37,1.43(共にs,合わせて9H),
2.57,2.67(共にs,合わせて3H),3.0
2(d,2H,J=8Hz),4.79〜5.43
(m,2H),6.85〜7.42(m,15H) マススペクトル:m/z 445([M+1]+) 以下,同様にして実施例29〜36の化合物を得た。
【0126】実施例29 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニン
N−ベンジル−N−メチルアミド
【0127】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:2.59,2.77(共にs,合わせて3H),
3.00〜3.11(m,2H),4.26,4.62
(共にd,合わせて2H,J=14Hz ),4.93
〜5.10(m,3H),6.37(d,2H,J=9
Hz ),6.92〜6.94,7.00〜7.02
(共にm,合わせて2H),7.12〜7.28(m,
13H) マススペクトル:m/z 403([M+1]+
【0128】実施例30 N−tert−ブトキシカルボニル−DL−フェニルグ
リシン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0129】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.41(s,9H) 2.80,2.87(共にs,合わせて3H),4.3
8〜4.61(m,2H),5.42〜5.70(m,
1H),6.08(d,1H,J=8Hz),7.09
〜7.44(m,10H), マススペクトル:m/z 354(M+
【0130】実施例31 N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリン N−
ベンジル−N−メチルアミド
【0131】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:0.96(dd,6H) 1.43,1.45(共にs,合わせて9H),1.9
5〜2.04(m,1H),2.90,3.02(共に
s,合わせて3H),4.56〜4.59(m,2
H),7.24(t,1H,J=14Hz ),7.1
9〜7.36(m,5H), マススペクトル:m/z 321([M+1]+
【0132】実施例32 N−tert−ブトキシカルボニル−1−ホルミル−L
−トリプトファン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0133】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.39,1.44(共にs,合わせて9H),
2.68,2.88(共にs,合わせて3H),3.0
3〜3.13(m,2H),4.25〜4.51(m,
2H),5.03〜5.04(m,1H),5.39,
5.52(共にd,合わせて1H,J=8〜9Hz),
6.93〜7.68(m,8H),8.37(d,1
H,J=7Hz),8.86,9.00(共にs,合わ
せて1H),9.38(s,1H) マススペクトル:m/z 436([M+1]+
【0134】実施例33 N−tert−ブトキシカルボニル−L−チロシン N
−ベンジル−N−メチルアミド
【0135】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.41,1.43(共にs,合わせて9H),
2.66,2.84(共にs,合わせて3H),2.9
2(d,2H,J=5Hz),4.23〜4.87
(m,4H),5.41(brs,1H),6.62〜
6.74(m,2H),6.90〜7.36(m,7
H), マススペクトル:m/z 385([M+1]+
【0136】実施例34 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−メチルアミド
【0137】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.38(s,9H),2.70(d,3H,J=
5Hz),3.03(d,2H,J=7Hz),4.3
4(q,1H,J=8Hz),5.26(d,1H,J
=8Hz),6.21(br d,1H,J=5H
z),7.07〜7.41(m,5H) マススペクトル:m/z 279([M+1]+
【0138】実施例35 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−ベンズヒドリルアミド
【0139】理化学的性状; 融点 150〜154℃ 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.40(s,9H) 3.05(d,1H,J=2Hz),3.12(s,1
H),4.38(dt,1H),4.95〜5.04
(m,1H),6.11,6.20(共にs,合わせて
1H),6.46〜6.56(m,1H),6.94〜
7.32(m,15H), マススペクトル:m/z 431([M+1]+
【0140】実施例36 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−(2−メトキシベンジル)−N−メチルアミ
【0141】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.40,1.41(共にs,合わせて9H),
2.69,2.78(共にs,合わせて3H),2.9
8〜3.00(m,2H),3.77,3.79(共に
s,合わせて3H),4.40〜4.58(m,2
H),4.87,5.08(共にq,合わせて1H,J
=7〜8Hz ),6.81〜7.00(m,3H),
7.16〜7.28(m,5H) マススペクトル:m/z 399([M+1]+
【0142】実施例37 N−tert−ブトキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−ベンジル−N−メチルアミド200mgとト
リフルオロ酢酸5mlの混合物を室温で20分間撹拌
し,反応液の溶媒を留去した。残留物に水を加え,炭酸
水素ナトリウム,水酸化ナトリウム水溶液を加え,液性
をアルカリ性とし,クロロホルムで抽出し,抽出液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を留去した。残留物
にメチレンクロライド10mlとトリエチルアミン0.
113mlを加え,氷−メタノール冷却下,ベンゾイル
クロライド114mgとメチレンクロライド1mlの混
合物を加え,室温で2時間撹拌した。反応液にクロロホ
ルムを加え,飽和食塩水で洗い,有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し,溶媒を留去した。残留物を薄層クロ
マトグラフィーに付し,ヘキサン−酢酸エチル(2:
1)の混液で展開し,N−ベンゾイル−L−フェニルア
ラニン N−ベンジル−N−メチルアミド184mgを
得た。
【0143】理化学的性状; 元素分析値(C242422・0.2H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 理論値 76.65 6.54 7.45 実験値 76.64 6.58 7.08 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中,TMS内部標
準): δ:2.72,2.88(共にs,合わせて3H),
3.15,3.18(共にd,合わせて2H,J=7H
z),4.30〜4.75(m,2H),5.31〜
5.56(m,1H),6.95〜7.61(m,14
H),7.70〜7.87(m,2H) マススペクトル:m/z 373([M+1]+) 以下,同様にして実施例38〜42の化合物を得た。
【0144】実施例38 N−エトキシカルボニル−L−フェニルアラニン N−
ベンジル−N−メチルアミド
【0145】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.21,1.23(共にt,合わせて3H,J=
7Hz),2.63,2.84(共にs,合わせて3
H),2.99,3.03(共にd,合わせて2H,J
=7Hz),3.95〜4.54(m,4H),4.7
0〜5.03(m,1H),5.42〜5.60(m,
1H),6.92〜7.40(m,10H), マススペクトル:m/z 340(M+
【0146】実施例39 N−ピバロイル−L−フェニルアラニン N−ベンズヒ
ドリル−N−メチルアミド
【0147】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.08,1.17(共にs,合わせて9H),
2.63,2.71(共にs,合わせて3H),2.9
7〜3.14(m,2H),5.23〜5.34(m,
1H),6.33,6.59(共にd,合わせて1H,
J=8Hz),6.98〜7.32(m,15H) マススペクトル:m/z 429([M+1]+
【0148】実施例40 N−(1−アダマンチル)カルボニル−L−フェニルア
ラニン N−ベンズヒドリル−N−メチルアミド
【0149】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.66〜1.74(m,7H),1.84(m,
5H),1.99〜2.03(m,3H),2.62,
2.69(共にs,合わせて3H),2.96〜3.1
2(m,2H),5.23〜5.28(m,1H),
6.28,6.53(共にd,合わせて1H,J=8H
z) 6.93〜7.32(m,15H) マススペクトル:m/z 507([M+1]+
【0150】実施例41 N−イソプロピルオキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニン N−ベンジル−N−メチルアミド
【0151】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.18〜1.23(m,6H),2.63,2.
84(共にs,合わせて3H),2.97〜3.03
(m,2H),4.16,4.36,4.40,4.6
0(すべてd,合わせて2H,J=14〜16Hz),
4.80〜4.95(m,2H),5.44,5.54
(共にd,合わせて1H,J=9Hz),6.97〜
7.30(m,10H), マススペクトル:m/z 354(M+
【0152】実施例42 N−シクロペンチルオキシカルボニル−L−フェニルア
ラニン N−ベンズヒドリル−N−メチルアミド
【0153】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) δ:1.55〜1.83(m,8H) 2.58,2.69(共にs,合わせて3H),2.9
6〜3.09(m,2H),4.96〜5.08(m,
2H),5.39,5.54(共にd,合わせて1H,
J=9〜10Hz),6.90〜6.92(m,2H) マススペクトル:m/z 456(M+
【0154】実施例43 L−フェニルアラニン N−ベンジル−N−メチルアミ
ド300mg,メチレンクロライド10mlの溶液に,
氷冷下t−ブチルイソシアネ−ト200mgとメチレン
クロライド5mlの溶液を加え,室温で4時間撹拌し
た。反応液に酢酸エチル50mlを加え,10%クエン
酸水溶液,水で順次洗った後,無水硫酸マグネシウムで
乾燥し,溶媒を減圧下に留去して,N−(N−tert
−ブチルカルバモイル)−L−フェニルアラニン N−
ベンジル−N−メチルアミン290mgを得た。
【0155】理化学的性状; 核磁気共鳴スペクトル
(CDCl3中,TMS内部標準): δ:1.25,1.28(各々s,合わせて9H),
2.69,2.80(各々s,会わせて3H),3.0
〜3.1(m,2H),4.39,4.58(d,2
H),5.14(m,1H),6.8〜7.3(m,1
0H) マススペクトル:m/z 368([M+1]+) 以下,表2〜15に,上記製造例,参考例および実施例
により得られた化合物の化学構造式を掲記する。
【0156】
【表2】
【0157】
【表3】
【0158】
【表4】
【0159】
【表5】
【0160】
【表6】
【0161】
【表7】
【0162】
【表8】
【0163】
【表9】
【0164】
【表10】
【0165】
【表11】
【0166】
【表12】
【0167】
【表13】
【0168】
【表14】
【0169】
【表15】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 271/22 6917−4H 275/42 6917−4H C07D 209/18 9283−4C 277/66 307/81 417/04 9051−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中,R1は水素原子,低級アルキル基,シクロアル
    キル基又はアラルキル基を,R2は低級アルキル基又は
    式−A−R5で示される基(式中,Aは単結合,直鎖又
    は分岐のアルキレン基を,R5は置換基を有していても
    よいフェニル基,シクロアルキル基又は置換基を有して
    いてもよいベンズヒドリル基を夫々意味する。),又は 【化2】 として式 【化3】 で示される基(式中,XはN又はCHを,R6は水素原
    子,低級アルキル基,フェニル基又はアラルキル基を夫
    々意味する。)を,R3は水素原子又は下式 【化4】 で示される基(式中,R7は低級アルキル基,架橋され
    ていてもよいシクロアルキル基,架橋されていてもよい
    シクロアルキル置換アルキル基,フェニル基又はアラル
    キル基を,R8はR7と同一の基又は置換基を有していて
    もよい縮合複素環基を夫々意味する。)を,R4は置換
    基を有していてもよいベンジル基,ベンズヒドリル基,
    フェニル基,炭素数3乃至10のアルキル基,シクロア
    ルキルメチル基,シクロアルキル基又は置換基を有して
    いてもよい縮合複素環基置換メチル基を夫々意味す
    る。]で示されるアミド誘導体,その光学異性体及びこ
    れらの塩を有効成分とするタキキニン拮抗剤
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化5】 [式中,R1は水素原子,低級アルキル基,シクロアル
    キル基又はアラルキル基を,R2は,低級アルキル基又
    は式−A−R5で示される基(式中,Aは単結合,直鎖
    又は分岐のアルキレン基を,R5は置換基を有していて
    もよいフェニル基,シクロアルキル基又は置換基を有し
    ていてもよいベンズヒドリル基を夫々意味する。),又
    は 【化6】 として式 【化7】 で示される基(式中,XはN又はCHを,R6は水素原
    子,低級アルキル基,フェニル基又はアラルキル基を夫
    々意味する。)を,R9は水素原子又は下式 【化8】 で示される基(式中,R7は低級アルキル基,架橋され
    ていてもよいシクロアルキル基,架橋されていてもよい
    シクロアルキル置換アルキル基,フェニル基又はアラル
    キル基を,R8はR7と同一の基,又は置換基を有してい
    てもよい縮合複素環基を夫々意味する。但し,R1が水
    素原子,メチル基,又はエチル基であり,かつR2がフ
    ェニル基,又はハロゲン原子もしくはトリフルオロメチ
    ル基で置換されていてもよいベンジル基であるとき,R
    9はtert−ブトキシカルボニル基以外の基を意味す
    る。)を,R4は置換基を有していてもよいベンジル
    基,ベンズヒドリル基,フェニル基,炭素数3乃至10
    のアルキル基,シクロアルキルメチル基,シクロアルキ
    ル基又は置換基を有していてもよい縮合複素環基置換メ
    チル基を夫々意味する。]で示されるアミド誘導体,そ
    の光学異性体及びこれらの塩
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