JPH05293982A - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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Publication number
JPH05293982A
JPH05293982A JP4099156A JP9915692A JPH05293982A JP H05293982 A JPH05293982 A JP H05293982A JP 4099156 A JP4099156 A JP 4099156A JP 9915692 A JP9915692 A JP 9915692A JP H05293982 A JPH05293982 A JP H05293982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate drum
pressure contact
drum
recording
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP4099156A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Atsushi Sogami
淳 曽我美
Koji Ikeda
浩二 池田
Yoshihisa Fujimori
佳久 藤森
Soichiro Mima
総一郎 美間
Nobuyoshi Taguchi
信義 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱記録によって中間ドラム上にインク像を形
成し、その後に記録用紙へインク像を転写する感熱記録
装置において、中間ドラムの小径化を容易にし、装置の
小型化を実現する。 【構成】 圧接ローラ7が中間ドラム1に当接する位置
に対し、中間ドラム1の回転方向上流側でサーマルヘッ
ド6がインクシート3を介して中間ドラム1に当接す
る。圧接ローラ7の圧接による中間ドラム1のたわみが
像形成に与える影響を低減することにより、圧接ローラ
7及び記録用紙8による中間ドラム1の冷却の影響を低
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融性インクを用い
て感熱記録によって中間ドラムに画像を記録し、その後
に、記録用紙にその画像を転写する感熱記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱溶融性インクを用いた感熱記録
装置は、装置構成が簡単で、メンテナンスも不要という
特徴を活かして、低価格分野から高機能な商品まで普及
してきている。この感熱記録装置の大きな課題は、普通
紙記録特性の向上であり、これまでに様々な改良がなさ
れてきている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
感熱記録装置の一例について説明する。
【0004】図2は従来の感熱記録装置の記録原理を示
すものである。図2において、51は中間ドラムで、ア
ルミニウム管54の外周にシリコーンゴム52が設けら
れている。55は赤外ランプで、中間ドラム51の内部
に配置されて中間ドラム51を所定の温度に加熱するよ
うに構成されている。56はサーマルヘッドで、53は
熱溶融性インクを塗布したシート状のインクシートであ
る。57は圧接ローラで、レバー60を介してバネ61
の付勢力によって記録用紙58を中間ドラム51に圧接
するように構成されている。59はサーマルヘッド56
によって中間ドラム51上に形成されたインク像であ
る。
【0005】以上のように構成された感熱記録装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0006】記録動作を行なう前に、中間ドラム51は
赤外ランプ55によってシリコーンゴム層52の表面温
度が所定の温度になるまで加熱され保温される。この状
態で、サーマルヘッド56でインクシート53を中間ド
ラム51との間に挟み込むと同時に、中間ドラム51を
矢印の方向へ回転させインクシート53を矢印の方向へ
巻き取る。そして画像情報に応じてサーマルヘッド56
の発熱体を発熱させ、インクシート53を直ちに引き離
す。このようにして、まず、中間ドラム51上にインク
像59を形成する。その後に圧接ローラ57が記録用紙
58を中間ドラム51に圧接すると、インク像59が記
録用紙58に転写され、画像の記録が完了する。この場
合のシリコーンゴム層52の所定の温度とは、インク像
59が圧接ローラ57の圧力によって十分に定着し、か
つインク像59の凝集力が、インク像59とシリコーン
ゴム層52との付着力よりも大きくなる温度である(例
えば、特開平3−227254号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、記録用紙58にインク像59を十分に定
着させるためには、圧接ローラ57をA4用紙を縦送り
する場合で通常30kgf〜50kgfで圧接する必要があ
る。インクシート53に多色のインクを面順次に塗布し
たカラーシートを用いて、中間ドラム51の周長を記録
用紙58の長さに合わせ、中間ドラム51上で多色のイ
ンク像59を重ねて像形成した後に記録用紙58に転写
する方法であれば中間ドラム51の径が大きくなるので
この構成でも問題はない。しかし単色記録をする場合、
あるいは記録用紙58を往復させて、各色ごとに記録用
紙58へ転写を行なう場合には中間ドラム51への像形
成後直ちに記録用紙58へ転写を行えばよいので、中間
ドラム51を小径化し、装置の小型化が考えられるが、
中間ドラム51を小径化すると強度が小さくなり、圧接
ローラ57の圧接力によって中間ドラム51がたわみ、
サーマルヘッドの接触圧力が長手方向に不均一となるた
め、画像濃度や線幅にむらを生じるという課題を有して
いた。さらに、中間ドラム51を小径化すると、記録用
紙58への転写からサーマルヘッド56での像形成まで
の時間が短くなり、転写時に記録用紙58及び圧接ロー
ラ57によってシリコーンゴム層52が冷却された後、
次の像形成までのあいだに温度が回復せず、中間ドラム
51の1回転ごとに画像濃度や線幅にむらを生じるとい
う課題も有していた。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、中間ドラム51
の径を小さくしてもサーマルヘッド56の接触圧力が均
一となり、長手方向の記録むらが解消でき、かつ中間ド
ラム51の1回転ごとの温度変化も抑制できる感熱記録
装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の感熱記録装置は、圧接ローラの当接位置に対
して中間ドラムの回転方向上流側で熱記録ヘッドを当接
させるという構成を備えたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、圧接ローラの
圧接方向に対して角度を持ち中間ドラムのたわみによる
押圧力のむらの小さい位置で熱記録ヘッドを当接させる
ので、中間ドラムのたわみによる像形成の不均一を解消
できる。そのことにより像形成時においても圧接ローラ
の圧接及び離接が可能となるので、記録用紙の搬送に合
わせて圧接ローラの圧接及び離接を行ない、圧接ローラ
が直接中間ドラムに接触しないようにすることが可能と
なる。したがって、圧接ローラの接触による中間ドラム
の温度低下を抑制し、安定した像形成条件が得られるこ
ととなる。
【0011】さらに、記録用紙への転写から像形成まで
の時間が多く取れるので、記録用紙による冷却の影響も
抑制することができるので、さらに安定した像形成条件
が得られることとなる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例の感熱記録装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例における感熱
記録装置の概略構成図である。図1において、1は中間
ドラムで、アルミニウム管4の外周にシリコーンゴム2
が設けられている。5はハロゲンランプで、中間ドラム
1の内部に配置されて中間ドラム1を所定の温度に加熱
するように構成されている。7は圧接ローラで、レバー
10を介してバネ11の付勢力によって記録用紙8を中
間ドラム1に圧接するように構成されている。3は熱溶
融性インクを塗布したシート状のインクシートである。
6はサーマルヘッドで、圧接ローラ7が中間ドラム1に
圧接する位置の中間ドラム1の回転方向上流側90度の
位置に当接するように配置されており、レバー12を介
してバネ13の付勢力によってインクシート3を挟んで
中間ドラム1に押圧される。9はサーマルヘッド6によ
って中間ドラム1上に形成されたインク像である。
【0014】以上のように構成された感熱記録装置につ
いて、以下図1を用いてその動作を説明する。
【0015】待機状態においては、図示しない温度制御
手段によってハロゲンランプ5の点滅を制御し、中間ド
ラム1のシリコーンゴム層2を所定の温度に保温する。
この時、サーマルヘッド6と圧接ローラ7は図示しない
離接手段によって中間ドラム1から離接されている。
【0016】記録動作にはいると、中間ドラム1が矢印
の方向に回転し、サーマルヘッド離接手段が解除され、
サーマルヘッド6がインクシート3を挟んで中間ドラム
1に押圧されると直ちに画像情報に応じて発熱体を発熱
させて、中間ドラム1上にインク像9を形成する。その
後に、記録用紙8が圧接ローラ7と中間ドラム1の間に
送り込まれ、圧接ローラ7が画像の先頭にタイミングを
合わせて中間ドラム1と直接接触することなく圧接され
る。この時、サーマルヘッド6は圧接ローラ7の当接位
置に対して90度の位置で当接しているので、圧接ロー
ラ7が中間ドラム1をたわませても押圧方向のたわみは
非常に小さい。例えば、B4用紙の横幅に相当する長さ
で、外径30mm、肉厚5mmのアルミニウム製の中間ドラ
ム1に30kgfの圧接力で圧接ローラ7を圧接すると、
中央部での最大たわみ量は約50μmになる。しかし、
圧接ローラ7の当接位置に対して90度の位置では軸方
向のうねりはわずかに1μm以下となる。従って、像形
成中に圧接ローラ7が中間ドラム1に対して圧接及び離
接をしても、サーマルヘッド6の中間ドラム1への押圧
状態は変化しない。また、サーマルヘッド6による像形
成は、中間ドラム1の表面温度にも依存する。小径の中
間ドラム1を用いた場合、その周長は、記録用紙8の長
さよりも短くなるので、1画像を記録するには中間ドラ
ム1は少なくとも1回転以上回転する。従って、像形成
を安定させるには中間ドラム1の1回転ごとのシリコー
ンゴム層2の温度を一定に保つことが重要である。中間
ドラム1を小径にした場合のシリコーンゴム層2の温度
変化の主要因は、圧接ローラ7及び記録用紙8との接触
による温度低下である。外径25mmの中間ドラム1を7
5℃に保温して、プロセス速度50mm/secで室温(23
℃)のステンレス製圧接ローラ7と記録用紙8を用いて
実験を行ない、A4用紙縦方向送りで1枚通紙後のシリ
コーンゴム層2の温度低下を測定すると、用紙の前後で
圧接ローラ7が中間ドラム1に接触する場合は3.4
℃、圧接ローラ7が常に記録用紙8を介して圧接される
場合は1.0℃の温度低下となった。本実施例では、像
形成に影響を与えることなく圧接ローラを圧接及び離接
できるので、圧接ローラ7が中間ドラム1に直接接触し
ないようなタイミングで、記録用紙8の先端及び後端に
合わせて圧接及び離接する事によって、シリコーンゴム
層2の温度低下を大幅に低減する事ができる。
【0017】また、この場合、転写後から次の像形成ま
で中間ドラム1が4分の3回転し、その時間は約1.2
秒あり、記録用紙8との接触による温度低下は像形成時
までに十分に回復していると考えられる。
【0018】以上のように本実施例によれば、サーマル
ヘッド6を中間ドラム1の回転方向上流側90度の位置
に当接するように配置することにより、中間ドラム1の
圧接ローラ7によるたわみの影響を非常に小さくするこ
とができる。また、圧接ローラ7がシリコーンゴム層2
に直接接触しないので、シリコーンゴム層2の冷却を大
幅に抑制できる。また、記録用紙8による冷却の影響を
小さくすることができる。その結果、中間ドラム1を小
径化することが可能となり、小型の感熱記録装置が実現
できる。
【0019】なお上記実施例において、中間ドラム1は
ハロゲンランプ5によって所定の温度に保温することと
したが、この温度は使用するインクの特性に合わせて設
定すべきであることはいうまでもなく、その特性によっ
ては室温でも良好な定着性を示すものもあり、その場合
は保温する必要はない。また、保温手段は内部のハロゲ
ンランプ5に限るものではなく、面状ヒータあるいは外
部からの加熱方法でもよい。
【0020】また、サーマルヘッド6の当接位置を、中
間ドラム1の回転方向上流側90度としたが、望ましく
は60度以上120度以下であれば中間ドラム1の母線
のたわみ量は180度の位置でのたわみ量の2分の1以
下となるので、たわみの影響を十分低減することができ
る。
【0021】また、中間ドラム1への記録手段はサーマ
ルヘッド6としたが、記録方法は他の手段、例えば抵抗
シートと通電記録ヘッドを用いてもよい。また、中間ド
ラム1の表面層をシリコーンゴム層2としたが、この材
料はインクの特性によって選択すべきであり、像形成と
転写が良好となる材料であればよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、熱記録ヘッドの
当接位置を、圧接ローラの当接位置に対して中間ドラム
の回転方向上流側に設けることにより、中間ドラムの変
形の影響と温度変化を小さくすることができるので、中
間ドラムの外径を小さくすることができ、それにより容
易に小型の感熱記録装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における感熱記録装置の
概略構成図
【図2】従来技術における感熱記録装置の概略構成図
【符号の説明】
1 中間ドラム 2 シリコーンゴム層 3 インクシート 4 アルミニウム管 5 ハロゲンランプ 6 サーマルヘッド 7 圧接ローラ 8 記録用紙 9 インク像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 佳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 美間 総一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田口 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の温度に予熱された中間ドラムと、前
    記中間ドラムに対して圧接する圧接ローラと、前記中間
    ドラムに熱記録を行なう熱記録ヘッドとを備え、前記熱
    記録ヘッドによって前記中間ドラムに画像の記録を行な
    い、その後に記録用紙を前記中間ドラムと前記圧接ロー
    ラとの圧接部を通過させることによって前記画像を前記
    記録用紙に転写する感熱記録装置において、前記熱記録
    ヘッドが前記中間ドラムに当接する位置が、前記圧接ロ
    ーラの当接位置に対して、前記中間ドラムの回転方向上
    流側であることを特徴とする感熱記録装置。
  2. 【請求項2】熱記録ヘッドが中間ドラムに当接する位置
    が、圧接ローラの当接位置より、前記中間ドラムの回転
    方向上流側60度以上120度以下である請求項1記載
    の感熱記録装置。
  3. 【請求項3】中間ドラムの表面層がシリコーンゴムで構
    成されている請求項1記載の感熱記録装置。
JP4099156A 1992-04-20 1992-04-20 感熱記録装置 Pending JPH05293982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099156A JPH05293982A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 感熱記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099156A JPH05293982A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 感熱記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05293982A true JPH05293982A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14239819

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4099156A Pending JPH05293982A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 感熱記録装置

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JP (1) JPH05293982A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102350882A (zh) * 2011-09-02 2012-02-15 焦作市卓立烫印材料有限公司 一种新型数码条幅打印机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102350882A (zh) * 2011-09-02 2012-02-15 焦作市卓立烫印材料有限公司 一种新型数码条幅打印机

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