JPH05293692A - フラックスコアードワイヤの製造方法およびその装置 - Google Patents
フラックスコアードワイヤの製造方法およびその装置Info
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- JPH05293692A JPH05293692A JP12114492A JP12114492A JPH05293692A JP H05293692 A JPH05293692 A JP H05293692A JP 12114492 A JP12114492 A JP 12114492A JP 12114492 A JP12114492 A JP 12114492A JP H05293692 A JPH05293692 A JP H05293692A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接シーム部へのフラックスの磁気吸着のな
いフラックスコアードワイヤを安定して製造する。 【構成】 鋼管体1'内に溶接用フラックス５を案内する
フラックス案内管７をこの鋼管体1'の溶接位置10から 1
00mm以上鋼管体内部へ挿入して開口させ、その出口端71
部分の水平面となす角αをこのフラックスの安息角以下
となるように寝かせ、フラックス案内管内部にスプリン
グフィーダー８を配置して構成する。
いフラックスコアードワイヤを安定して製造する。 【構成】 鋼管体1'内に溶接用フラックス５を案内する
フラックス案内管７をこの鋼管体1'の溶接位置10から 1
00mm以上鋼管体内部へ挿入して開口させ、その出口端71
部分の水平面となす角αをこのフラックスの安息角以下
となるように寝かせ、フラックス案内管内部にスプリン
グフィーダー８を配置して構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスシールドアーク溶
接において使用する溶接ワイヤのうち、特に溶接用フラ
ックスを鋼管体内部に封入したフラックスコアードワイ
ヤの製造に関する。
接において使用する溶接ワイヤのうち、特に溶接用フラ
ックスを鋼管体内部に封入したフラックスコアードワイ
ヤの製造に関する。
【０００２】
【従来の技術】フラックスコアードワイヤは、薄板鋼帯
を成形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形し、そ
の鋼帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成する過
程でこの鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充填し、
この鋼管体を後工程で伸線加工して製造される。このよ
うなフラックスコアードワイヤの製造方法は、例えば特
開昭63-115697 号公報、特開昭56-148494 号公報等に開
示されている。
を成形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形し、そ
の鋼帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成する過
程でこの鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充填し、
この鋼管体を後工程で伸線加工して製造される。このよ
うなフラックスコアードワイヤの製造方法は、例えば特
開昭63-115697 号公報、特開昭56-148494 号公報等に開
示されている。
【０００３】特開昭63-115697 号公報による方法は、金
属帯の両耳当接部に外開きテーパ状斜面を有する溝部を
形成し、この溝部に潤滑剤を担持させて継ぎ目エッジに
潤滑性を付与して伸線加工を行うことにより、継ぎ目を
有するフラックスコアドワイヤの伸線性と品質の向上を
図るものであり、また、特開昭56-148494 号公報による
方法は、溶接用フラックスを内包した金属外皮の突き合
わせ部を、ワイヤの長手方向に連続してシーム溶接する
ことにより、充填フラックスの吸湿を防止してフラック
スコアドワイヤの品質向上を図るものである。この場
合、フラックスを充填する時点では、金属外皮の突き合
わせ部は完全に閉じて鋼管となっているため、吸湿防止
のほか、伸線途中における湿式めっきも可能であるか
ら、供給性が良好で、かつ防錆効果のあるワイヤが製造
できる。
属帯の両耳当接部に外開きテーパ状斜面を有する溝部を
形成し、この溝部に潤滑剤を担持させて継ぎ目エッジに
潤滑性を付与して伸線加工を行うことにより、継ぎ目を
有するフラックスコアドワイヤの伸線性と品質の向上を
図るものであり、また、特開昭56-148494 号公報による
方法は、溶接用フラックスを内包した金属外皮の突き合
わせ部を、ワイヤの長手方向に連続してシーム溶接する
ことにより、充填フラックスの吸湿を防止してフラック
スコアドワイヤの品質向上を図るものである。この場
合、フラックスを充填する時点では、金属外皮の突き合
わせ部は完全に閉じて鋼管となっているため、吸湿防止
のほか、伸線途中における湿式めっきも可能であるか
ら、供給性が良好で、かつ防錆効果のあるワイヤが製造
できる。
【０００４】しかし、これらの方法においては、鋼管の
合わせ面をシーム溶接する際に溶接方法の如何を問わず
シーム部に高電流が流れるため、その電流のまわりに誘
導磁界が発生し、供給されたフラックスがこの磁界に吸
引されて付着するという現象が発生する。フラックス中
の磁性を持つ成分、すなわち鉄粉、Fe-Si 等がシーム溶
接部に吸引されると、これらの表面に物理吸着した酸化
物が同時に吸引され、非金属介在物として残留するた
め、シーム溶接部の接合強度を低下させ、フラックス充
填後の鋼管体を伸線加工する過程でシームの縦割れを誘
発する原因となっていた。
合わせ面をシーム溶接する際に溶接方法の如何を問わず
シーム部に高電流が流れるため、その電流のまわりに誘
導磁界が発生し、供給されたフラックスがこの磁界に吸
引されて付着するという現象が発生する。フラックス中
の磁性を持つ成分、すなわち鉄粉、Fe-Si 等がシーム溶
接部に吸引されると、これらの表面に物理吸着した酸化
物が同時に吸引され、非金属介在物として残留するた
め、シーム溶接部の接合強度を低下させ、フラックス充
填後の鋼管体を伸線加工する過程でシームの縦割れを誘
発する原因となっていた。
【０００５】こうした問題点を解消するため、特公昭63
-21599号公報によれば、充填するフラックスの安息角以
上に傾斜させたフラックス供給管を造管中の電縫鋼管内
に挿入し、このフラックス供給管を通してフラックスを
鋼管内に充填することが提案されている。このとき、フ
ラックスの供給量は鋼管の溶接位置において鋼管内部を
満たさない量とし、フラックスの流入速度を鋼管の溶接
速度よりも速くして最終的に完全に充填することを特徴
としており、溶接位置においてフラックスが鋼管内部を
満たしていないことにより、溶接熱によるフラックスの
変質ならびに磁界によるフラックスの吸引付着を防止し
ている。
-21599号公報によれば、充填するフラックスの安息角以
上に傾斜させたフラックス供給管を造管中の電縫鋼管内
に挿入し、このフラックス供給管を通してフラックスを
鋼管内に充填することが提案されている。このとき、フ
ラックスの供給量は鋼管の溶接位置において鋼管内部を
満たさない量とし、フラックスの流入速度を鋼管の溶接
速度よりも速くして最終的に完全に充填することを特徴
としており、溶接位置においてフラックスが鋼管内部を
満たしていないことにより、溶接熱によるフラックスの
変質ならびに磁界によるフラックスの吸引付着を防止し
ている。
【０００６】しかしながら、本発明者らの検討によれ
ば、この特公昭63-21599号公報による方法では、フラッ
クスの熱変質防止の可能性はあるものの、磁界による吸
着防止に関しては、かえって悪影響をもたらすことが判
明した。これを詳細に説明すると、鋼管体を伸線加工す
ると同時にフラックスの内部移動を拘束するためフラッ
クスを堅固に締め込むと、管内の空間に残存していた空
気が排出され、逆風となって上流側へ戻って来る。とこ
ろで、上流においては前記したフラックス供給管から溶
接速度以上の流入速度で供給されるフラックスの微粉が
鋼管内で舞い上がり浮遊しており、この逆風によって溶
接部へ運ばれるためフラックスの磁界による吸着が増加
するのである。
ば、この特公昭63-21599号公報による方法では、フラッ
クスの熱変質防止の可能性はあるものの、磁界による吸
着防止に関しては、かえって悪影響をもたらすことが判
明した。これを詳細に説明すると、鋼管体を伸線加工す
ると同時にフラックスの内部移動を拘束するためフラッ
クスを堅固に締め込むと、管内の空間に残存していた空
気が排出され、逆風となって上流側へ戻って来る。とこ
ろで、上流においては前記したフラックス供給管から溶
接速度以上の流入速度で供給されるフラックスの微粉が
鋼管内で舞い上がり浮遊しており、この逆風によって溶
接部へ運ばれるためフラックスの磁界による吸着が増加
するのである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、フラックスの磁気吸着等がなく、安定
してフラックスコアードワイヤを製造する方法ならびに
装置を提供することを目的とする。
問題点を解消し、フラックスの磁気吸着等がなく、安定
してフラックスコアードワイヤを製造する方法ならびに
装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、薄
板鋼帯を成形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形
し、その鋼帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成
する過程でこの鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充
填し、この鋼管体を後工程で伸線加工して仕上げるフラ
ックスコアードワイヤの製造方法において、鋼管体内に
溶接用フラックスを案内するフラックス案内管を前記鋼
管体の溶接位置から 100mm以上鋼管体内部へ挿入して開
口させ、その出口端部分の水平面となす角をこのフラッ
クスの安息角以下となるように寝かせ、フラックス案内
管内部に配置した螺旋体により連続的にフラックス案内
管より鋼管体内へフラックスを供給することを特徴とす
る。
板鋼帯を成形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形
し、その鋼帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成
する過程でこの鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充
填し、この鋼管体を後工程で伸線加工して仕上げるフラ
ックスコアードワイヤの製造方法において、鋼管体内に
溶接用フラックスを案内するフラックス案内管を前記鋼
管体の溶接位置から 100mm以上鋼管体内部へ挿入して開
口させ、その出口端部分の水平面となす角をこのフラッ
クスの安息角以下となるように寝かせ、フラックス案内
管内部に配置した螺旋体により連続的にフラックス案内
管より鋼管体内へフラックスを供給することを特徴とす
る。
【０００９】また、本発明の製造装置は、薄板鋼帯を成
形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形し、その鋼
帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成する過程で
この鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充填し、この
鋼管体を後工程で伸線加工して仕上げるフラックスコア
ードワイヤの製造装置であって、鋼管体内に溶接用フラ
ックスを案内するフラックス案内管を前記鋼管体の溶接
位置から 100mm以上鋼管体内部へ挿入して開口させ、そ
の出口端部分の水平面となす角をこのフラックスの安息
角以下となるように寝かせ、フラックス案内管内部に螺
旋体を回転可能に配置しこのフラックス案内管をフラッ
クスホッパーに接続したことを特徴とする。
形ロールによって順次Ｕ形からＯ形へと成形し、その鋼
帯の合わせ面をシーム溶接して鋼管体を形成する過程で
この鋼管体内に溶接用フラックスを供給、充填し、この
鋼管体を後工程で伸線加工して仕上げるフラックスコア
ードワイヤの製造装置であって、鋼管体内に溶接用フラ
ックスを案内するフラックス案内管を前記鋼管体の溶接
位置から 100mm以上鋼管体内部へ挿入して開口させ、そ
の出口端部分の水平面となす角をこのフラックスの安息
角以下となるように寝かせ、フラックス案内管内部に螺
旋体を回転可能に配置しこのフラックス案内管をフラッ
クスホッパーに接続したことを特徴とする。
【００１０】
【作 用】本発明では、フラックスを重力により落下さ
せるのではなく、フラックス案内管を経て溶接位置より
も奥の鋼管体内部へスパイラルフィーダーにより所定量
を供給するようにした。スパイラルフィーダーは外管内
の螺旋体が回転することにより粉体等を連続的に供給す
るもので、スクリューフィーダー、スプリングフィーダ
ー等がある。フィーダ先端部と鋼管体底部とには、ほと
んど段差がないので、フラックスの舞い上がりが発生せ
ず、したがってフラックスが溶接位置へ逆流しないの
で、フラックスの磁気吸着も発生しない。
せるのではなく、フラックス案内管を経て溶接位置より
も奥の鋼管体内部へスパイラルフィーダーにより所定量
を供給するようにした。スパイラルフィーダーは外管内
の螺旋体が回転することにより粉体等を連続的に供給す
るもので、スクリューフィーダー、スプリングフィーダ
ー等がある。フィーダ先端部と鋼管体底部とには、ほと
んど段差がないので、フラックスの舞い上がりが発生せ
ず、したがってフラックスが溶接位置へ逆流しないの
で、フラックスの磁気吸着も発生しない。
【００１１】
【実施例】本発明の一実施例を図１に示す。１は鋼帯、
1'はこれが成形された鋼管体、10は溶接位置、２は高周
波加熱コイル、３はスクイーズロール、５はフラック
ス、６はホッパー、７はフラックス案内管、71はフラッ
クス案内管の出口端、８はスプリングフィーダーであ
る。
1'はこれが成形された鋼管体、10は溶接位置、２は高周
波加熱コイル、３はスクイーズロール、５はフラック
ス、６はホッパー、７はフラックス案内管、71はフラッ
クス案内管の出口端、８はスプリングフィーダーであ
る。
【００１２】鋼帯１は図示しない成形ロールにより順次
Ｕ形からＯ形断面へと成形され、高周波加熱コイル２に
より加熱されるとともに、対向して配置されたスクイー
ズロール3a、3bにより両側縁を加圧されて溶接位置10に
おいて鋼管体1'に成形され、その後伸線加工により所定
の径のワイヤに仕上げられる。一方、フラックス５はホ
ッパー６よりフラックス案内管７内をスプリングフィー
ダー８により移送され、フラックス案内管７の出口端71
から鋼管体1'内へ供給される。
Ｕ形からＯ形断面へと成形され、高周波加熱コイル２に
より加熱されるとともに、対向して配置されたスクイー
ズロール3a、3bにより両側縁を加圧されて溶接位置10に
おいて鋼管体1'に成形され、その後伸線加工により所定
の径のワイヤに仕上げられる。一方、フラックス５はホ
ッパー６よりフラックス案内管７内をスプリングフィー
ダー８により移送され、フラックス案内管７の出口端71
から鋼管体1'内へ供給される。
【００１３】スプリングフィーダー８は、外管（この実
施例においてはフラックス案内管）内に挿入されたスパ
イラルスプリングをモータ81により回転させて、ホッパ
ー６から管内に落下する粉状体を管軸方向に移送するも
ので、スパイラルスプリングが弾性変形することにより
外管が直管でなくとも移送が可能であり、配置が自在で
あるという長所があるが、フラックス案内管７を直管に
できる場合は、通常のスクリューフィーダーを用いても
よい。
施例においてはフラックス案内管）内に挿入されたスパ
イラルスプリングをモータ81により回転させて、ホッパ
ー６から管内に落下する粉状体を管軸方向に移送するも
ので、スパイラルスプリングが弾性変形することにより
外管が直管でなくとも移送が可能であり、配置が自在で
あるという長所があるが、フラックス案内管７を直管に
できる場合は、通常のスクリューフィーダーを用いても
よい。
【００１４】フラックス案内管７の出口端71部分の水平
面となす角αは、フラックスの重力による管内への落下
を防ぐため、安息角以下とする必要がある。表１は、図
１の装置を用い、フラックス案内管７の出口端71の位置
を溶接位置10に対しさまざまに変化させて、フラックス
の磁気吸着の発生状況を調査した結果である。
面となす角αは、フラックスの重力による管内への落下
を防ぐため、安息角以下とする必要がある。表１は、図
１の装置を用い、フラックス案内管７の出口端71の位置
を溶接位置10に対しさまざまに変化させて、フラックス
の磁気吸着の発生状況を調査した結果である。
【００１５】
【表１】
【００１６】鋼管体の移送速度は 30m／min 、使用した
フラックスはTiO2を主成分とし、MnO 、SiO2の酸化物を
10wt％程度、金属Mn、Fe-Si 等の脱酸剤を20wt％程度、
さらに溶接速度向上剤として鉄粉を20wt％程度含有して
なる。また、フラックス案内管７の材質は、耐熱性の点
から板厚1.5mm のNo.1〜3 ではSi3N4 を、板厚0.9mm の
No.4〜6 では石英を使用した。
フラックスはTiO2を主成分とし、MnO 、SiO2の酸化物を
10wt％程度、金属Mn、Fe-Si 等の脱酸剤を20wt％程度、
さらに溶接速度向上剤として鉄粉を20wt％程度含有して
なる。また、フラックス案内管７の材質は、耐熱性の点
から板厚1.5mm のNo.1〜3 ではSi3N4 を、板厚0.9mm の
No.4〜6 では石英を使用した。
【００１７】この表からわかるように、出口端71の位置
を溶接位置10に対し 100mm以上奥とすれば、良好な結果
が得られている。挿入距離が 100mm以下であると、フラ
ックスを管内に静かに流出させても、流出点がまだ磁界
の影響範囲にあり、吸着現象が起こってしまうためと考
えられる。挿入距離を溶接位置から 100mm以上としたN
O.2、No.4では磁界の影響はなくなり、吸着現象は認め
られない。
を溶接位置10に対し 100mm以上奥とすれば、良好な結果
が得られている。挿入距離が 100mm以下であると、フラ
ックスを管内に静かに流出させても、流出点がまだ磁界
の影響範囲にあり、吸着現象が起こってしまうためと考
えられる。挿入距離を溶接位置から 100mm以上としたN
O.2、No.4では磁界の影響はなくなり、吸着現象は認め
られない。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、フラックス案内管の出
口端から鋼管体内へのフラックス供給位置においてフラ
ックスの舞い上がりが発生しないため、シーム溶接部へ
のフラックスの磁気吸着がなく、良好なフラックスコア
ードワイヤを安定して製造することができる。
口端から鋼管体内へのフラックス供給位置においてフラ
ックスの舞い上がりが発生しないため、シーム溶接部へ
のフラックスの磁気吸着がなく、良好なフラックスコア
ードワイヤを安定して製造することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
１ 鋼帯 ２ 高周波加熱コイル ３ スクイーズロール ５ フラックス ６ ホッパー ７ フラックス案内管 71 出口端 ８ スプリングフィーダー
Claims (2)
- 【請求項１】 薄板鋼帯を成形ロールによって順次Ｕ形
からＯ形へと成形し、その鋼帯の合わせ面をシーム溶接
して鋼管体を形成する過程でこの鋼管体内に溶接用フラ
ックスを供給、充填し、この鋼管体を後工程で伸線加工
して仕上げるフラックスコアードワイヤの製造方法にお
いて、鋼管体内に溶接用フラックスを案内するフラック
ス案内管を前記鋼管体の溶接位置から 100mm以上鋼管体
内部へ挿入して開口させ、その出口端部分の水平面とな
す角をこのフラックスの安息角以下となるように寝か
せ、フラックス案内管内部に配置した螺旋体により連続
的にフラックス案内管より鋼管体内へフラックスを供給
することを特徴とするフラックスコアードワイヤの製造
方法。 - 【請求項２】 薄板鋼帯を成形ロールによって順次Ｕ形
からＯ形へと成形し、その鋼帯の合わせ面をシーム溶接
して鋼管体を形成する過程でこの鋼管体内に溶接用フラ
ックスを供給、充填し、この鋼管体を後工程で伸線加工
して仕上げるフラックスコアードワイヤの製造装置であ
って、鋼管体内に溶接用フラックスを案内するフラック
ス案内管を前記鋼管体の溶接位置から 100mm以上鋼管体
内部へ挿入して開口させ、その出口端部分の水平面とな
す角をこのフラックスの安息角以下となるように寝か
せ、フラックス案内管内部に螺旋体を回転可能に配置
し、このフラックス案内管をフラックスホッパーに接続
したことを特徴とするフラックスコアードワイヤの製造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12114492A JPH05293692A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | フラックスコアードワイヤの製造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12114492A JPH05293692A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | フラックスコアードワイヤの製造方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293692A true JPH05293692A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14803950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12114492A Pending JPH05293692A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | フラックスコアードワイヤの製造方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293692A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040028000A (ko) * | 2002-09-28 | 2004-04-03 | 정기출 | 플럭스를 내장한 와이어형 용접봉 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP12114492A patent/JPH05293692A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040028000A (ko) * | 2002-09-28 | 2004-04-03 | 정기출 | 플럭스를 내장한 와이어형 용접봉 및 그 제조방법 |
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