JPH05293622A - 回転子鉄心の鋳造装置 - Google Patents

回転子鉄心の鋳造装置

Info

Publication number
JPH05293622A
JPH05293622A JP10094192A JP10094192A JPH05293622A JP H05293622 A JPH05293622 A JP H05293622A JP 10094192 A JP10094192 A JP 10094192A JP 10094192 A JP10094192 A JP 10094192A JP H05293622 A JPH05293622 A JP H05293622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
rotor
rotor core
core
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10094192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Hara
正一郎 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10094192A priority Critical patent/JPH05293622A/ja
Publication of JPH05293622A publication Critical patent/JPH05293622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Induction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転子鉄心のダイキャスト時回転子鉄心の変
形が防止され回転子の形状精度を高める回転子鉄心の鋳
造装置を得る。 【構成】 積層された鉄心の積層方向にスロットを有す
る回転子鉄心1の軸方向一端部と当接しスロットと対応
する位置にリング状の溝を有する第1金型8と、回転子
鉄心1の軸方向他端部と当接しスロットと対応する位置
にリング状の溝とこの溝に連通する溶融導材鋳込用の湯
口を有する第2金型9と、両金型8、9間で挟持され内
周が回転子鉄心1の外周と嵌合し回転子鉄心1を保持す
る第3金型10とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばかご形回転子の
回転子鉄心の鋳造装置に関し、特に回転子の形状精度を
高めるための装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電動機、特に小型の誘導電動機の
回転子は、まず綱板を積層して回転子鉄心を形成し、こ
の回転子鉄心にアルミダイキャストでロータバー及びエ
ンドリングを形成して後、鉄心の軸穴にシャフトを嵌合
するという手順で製造される。
【0003】図6ないし図8は従来のかご形回転子鉄心
の鋳造(ここではダイキャスト)装置を示す断面図でそ
れぞれダイキャストの過程における第1プロセスを図6
に第2プロセスを図7に第3プロセスを図8に示してい
る。図において、1は積層された鉄心の積層方向に複数
のスロット1aと軸穴1bを有する回転子鉄心で軸穴1
bに断面がC型でなるスプリングシャフト2が嵌合され
ている。3は回転子鉄心1の軸方向一端部と当接して押
圧しスロット1aと対応する位置にリング状の溝3a又
スプリングシャフト2の保持穴3bを有して形成された
可動金型、4は可動金型3の移動をガイドするとともに
軸方向に移動可能で回転子鉄心1の外周を囲う可動金型
ガイド、5は回転子鉄心1の軸方向他端部と当接しスロ
ット1aと対応する位置にリング状の溝5aとこの溝に
連通する湯口5bを有するとともにスプリングシャフト
2の保持穴5cを有する固定金型である。
【0004】次に動作について説明する。まず、図6に
示すように、スプリングシャフト2によって保持された
回転子鉄心1が、可動金型3にセットされる。この時、
スプリングシャフト2の一端が可動金型3の穴3bに嵌
合した状態となる。また、回転子鉄心1の外周と可動金
型ガイド4の内周の間には、回転子鉄心1のセットが容
易に行えるように十分大きな隙間(通常、直径クリアラ
ンス0.2mm以上)が設けられている。
【0005】次に、図7に示すように、可動金型ガイド
4が矢印の方向に前進し、固定金型3に接触し、押しつ
けられる。この時、スプリングシャフト2の一端が固定
金型5の穴5cに嵌合した状態となり、回転子鉄心1を
保持したスプリングシャフト2が可動金型3と固定金型
5との間で支持される。
【0006】次に、図8に示すように、可動金型3が矢
印の方向に前進し、回転子鉄心1を押しつける。その結
果、回転子鉄心1は固定金型5と可動金型3とで挟みつ
けられた状態となる。この状態で、湯口5bよりアルミ
溶湯(図示せず)を射出すると、アルミ溶湯は溝5a、
回転子鉄心1のスロット1a、溝3aに充填される。冷
却後、可動金型3及び可動金型ガイド4を後退させ、ス
プリングシャフト2に保持されたダイキャスト品を取り
出せば、回転子が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転子鉄心の鋳
造装置は以上のように構成されてダイキャストされるの
で回転子鉄心を固定金型と可動金型とで挟みつけた際、
鉄心材料である綱板の板厚偏差や可動金型の押し付け力
の不均一性などにより、回転子鉄心を曲げる力が働き、
剛性の低いスプリングシャフトではこの変形を規制でき
ない。従って、回転子鉄心は曲がった状態となり、その
ままアルミ溶湯を射出して固めると曲がった回転子がで
きてしまうという問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ダイキャスト時に回転子鉄心の
変形が防止され回転子の真直度など形状精度を高める回
転子鉄心の鋳造装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における回転子
鉄心の鋳造装置は、積層された鉄心の積層方向にスロッ
トを有する回転子鉄心の軸方向一端部と当接しスロット
と対応する位置にリング状の溝を有する第1金型と、回
転子鉄心の軸方向他端部と当接しスロットと対応する位
置にリング状の溝とこの溝に連通する溶融導材鋳込用の
湯口を有する第2金型と、両金型間で挟持され内周が回
転子鉄心の外周と嵌合し回転子鉄心を保持する第3金型
とで構成したものである。
【0010】
【作用】この発明における回転子鉄心の鋳造装置の第3
金型は、回転子鉄心の外周を抱束し回転子鉄心の曲がり
を規制する。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1、図3、図5はこの発明の実施例1における
回転子鉄心の鋳造(ここではダイキャスト)装置を示す
断面図で、ダイキャストの第1プロセスを図1に第2プ
ロセスを図3に第3プロセスを図5に示すものである。
図2は図1における鉄心保持バンドの状態を示す正面
図、図4は図3における鉄心保持バンドの状態を示す正
面図である。図において、1、2は従来と同様でありそ
の説明は省略する。6は回転子鉄心1の軸方向一端部と
当接して押圧しスロット1aと対応する位置にリング状
の溝6a又スプリングシャフト2の逃し穴6bを有して
形成された可動金型、7は可動金型6の移動をガイドす
るとともに軸方向に移動可能で且つ端部に向かって拡開
するテーパ面7aを有する可動金型ガイドでこれら6、
7で第1金型8を形成する。9は回転子鉄心1の軸方向
他端部と当接しスロット1aと対応する位置にリング状
の溝9aとこの溝に連通する湯口9bを有するとともに
スプリングシャフト2の逃し穴9cと端部に向かって拡
開するテーパ面9dを有して形成された第2金型ここで
は固定金型、10は回転子鉄心1を囲い周方向に4分割
されて環状に形成されるとともに軸方向両端はテーパ面
7a、9dとそれぞれ対応するテーパ面10a、10b
が設けられた第3金型ここでは鉄心保持バンドである。
【0012】次に動作について説明する。まず、図1に
示すように、スプリングシャフト2によって保持された
回転子鉄心1が可動金型6にセットされる。この際、鉄
心保持バンド10は図2に示すように開いた状態であ
り、回転子鉄心1の外周とコアバンドの内周とには直径
クリアランスで0.2mm以上の隙間がある。
【0013】次に、図3に示すように、可動金型ガイド
7が矢印の方向に前進し、鉄心保持バンド10を固定金
型9に押しつける。この時、鉄心保持バンド10のテー
パ面10a、10bがそれぞれ固定金型9のテーパ面9
d、可動金型7のテーパ面7aに沿ってすべり、図4に
示すように閉じた状態となる。その結果、回転子鉄心1
の外周と鉄心保持バンド10の内周との隙間はほぼゼロ
(直径クリアランスで0〜10μm程度)となる。な
お、スプリングシャフト2の両端は、逃し穴6b、9c
によって固定金型9、可動金型6に接触しない状態とな
る。
【0014】次に、図5に示すように、可動金型6が矢
印の方向に前進し、回転子鉄心1を押しつける。その結
果、回転子鉄心1は固定金型9と可動金型6とで挟みつ
けられた状態となる。この時、従来の回転子のダイキャ
ストにおいてと同様に、鉄心材料である綱板の板厚偏差
や可動金型6の押し付け力の不均一性などにより、回転
子鉄心1を曲げる力が働き、剛性の低いスプリングシャ
フト2ではこの変形を規制できない。しかし、回転子鉄
心1の外周と鉄心保持バンド10の内周との隙間はほぼ
ゼロであり、鉄心保持バンド10の剛性は非常に高いこ
とから、回転子鉄心1の曲がりは鉄心保持バンド10に
よって規制される。この状態で、湯口9bよりアルミ溶
湯(図示せず)を射出すると、アルミ溶湯は溝9a、回
転子鉄心1のスロット1a、溝6aに充填される。この
際、回転子鉄心1はアルミ溶湯の熱によって熱膨張し、
回転子鉄心1の外周と鉄心保持バンド10の内周とが密
着状態となり、回転子鉄心1の曲がりはさらに高精度に
矯正される。また、回転子鉄心の外周の真円度が元々悪
い場合には、回転子鉄心1の外周の出っ張った部分の熱
膨張が鉄心保持バンド10の内周によって規制されて熱
塑性歪を発生し、回転子鉄心1の外周の真円度が改善さ
れる。冷却後、可動金型6及び可動金型ガイド7を後退
させて鉄心保持バンド10を図4の状態に戻し、スプリ
ングシャフト2に保持されたダイキャスト品を取り出せ
ば、所望の真直度の高い回転子が完成する。
【0015】なお、この実施例1では鉄心保持バンドの
4分割のものを示したが2分割以上であれば同等の効果
をあげることができる。
【0016】実施例2.上記実施例1では、鉄心保持バ
ンド10が4分割の円筒で可動式のものを示したが、こ
れは可動しない単なる円筒であっても同様の効果を奏す
る。ただし、この場合、回転子鉄心1の外周と鉄心保持
バンドの内周との隙間がほぼゼロ(直径クリアランスで
0〜10μm程度)であることから、回転子鉄心1を鉄
心保持バンド10にセットする際に精密な嵌合が必要と
なり、回転子鉄心1のハンドリング装置として極めて高
精度な装置を用意する必要がある。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば積層さ
れた鉄心の積層方向にスロットを有する回転子鉄心の軸
方向一端部と当接しスロットと対応する位置にリング状
の溝を有する第1金型と、回転子鉄心の軸方向他端部と
当接しスロットと対応する位置にリング状の溝とこの溝
に連通する溶融導材鋳込用の湯口を有する第2金型と、
両金型間で挟持され内周が回転子鉄心の外周と嵌合し回
転子鉄心を保持する第3金型とで構成したので、ダイキ
ャスト時回転子鉄心の変形が防止され回転子の形状精度
を高める回転子鉄心の鋳造装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における回転子鉄心の鋳造
装置でダイキャストの第1プロセスを示す断面図であ
る。
【図2】図1における鉄心保持バンドの状態を示す正面
図である。
【図3】この発明の実施例1における回転子鉄心の鋳造
装置でダイキャストの第2プロセスを示す断面図であ
る。
【図4】図3における鉄心保持バンドの状態を示す正面
図である。
【図5】この発明の実施例1における回転子鉄心の鋳造
装置でダイキャストの第3プロセスを示す断面図であ
る。
【図6】従来の回転子鉄心の鋳造装置でダイキャストの
第1プロセスを示す断面図である。
【図7】従来の回転子鉄心の鋳造装置でダイキャストの
第2プロセスを示す断面図である。
【図8】従来の回転子鉄心の鋳造装置でダイキャストの
第3プロセスを示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転子鉄心 6 可動金型 7 可動金型ガイド 8 第1金型 9 固定金型(第2金型) 10 鉄心保持バンド(第3金型)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された鉄心の積層方向にスロットを
    有する回転子鉄心の軸方向一端部と当接し上記スロット
    と対応する位置にリング状の溝を有する第1金型と、上
    記回転子鉄心の軸方向他端部と当接し上記スロットと対
    応する位置にリング状の溝とこの溝に連通する溶融導材
    鋳込用の湯口を有する第2金型と、上記両金型間で挟持
    され内周が上記回転子鉄心の外周と嵌合し上記回転子鉄
    心を保持する第3金型とを備えたことを特徴とする回転
    子鉄心の鋳造装置。
  2. 【請求項2】 第3金型は円周方向で少なくとも2個に
    分割されているとともに半径方向の外側より抑制されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の回転子鉄心の鋳
    造装置。
JP10094192A 1992-04-21 1992-04-21 回転子鉄心の鋳造装置 Pending JPH05293622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10094192A JPH05293622A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転子鉄心の鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10094192A JPH05293622A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転子鉄心の鋳造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05293622A true JPH05293622A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14287384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10094192A Pending JPH05293622A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転子鉄心の鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05293622A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980079793A (ko) * 1997-03-03 1998-11-25 체스킨 제이 엘 회전자 바아와 단부링을 주조하기 위한 방법 및 장치
US6388274B1 (en) 1999-06-18 2002-05-14 Showa Denko Kabushiki Kaisha Epitaxial wafer for infrared light-emitting device and light-emitting device using the same
JP2014136258A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Kienle & Spiess Gmbh 電気分野で使用するための鋳物の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980079793A (ko) * 1997-03-03 1998-11-25 체스킨 제이 엘 회전자 바아와 단부링을 주조하기 위한 방법 및 장치
US6388274B1 (en) 1999-06-18 2002-05-14 Showa Denko Kabushiki Kaisha Epitaxial wafer for infrared light-emitting device and light-emitting device using the same
JP2014136258A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Kienle & Spiess Gmbh 電気分野で使用するための鋳物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101829569B1 (ko) 농형 모터의 회전자 및 농형 모터
US5538067A (en) Method and device of producing a squirrel-cage rotor for an induction motor
US4760300A (en) Squirrel-cage type rotor and method for its manufacture
KR100257220B1 (ko) 다이캐스팅 장치
US5467521A (en) Method of producing squirrel-cage rotor for induction motor
US5937930A (en) Method for casting conductor of a cage rotor of an induction motor and apparatus for casting the same
JP3016364B2 (ja) 内燃機関のシリンダブロック製造方法
JPH099592A (ja) かご形回転子の製造方法
JPH05293622A (ja) 回転子鉄心の鋳造装置
JP4245988B2 (ja) かご形回転子の製造装置および製造方法
JPH0244919Y2 (ja)
JP5157623B2 (ja) かご形回転子の製造装置およびその製造方法
JP3580119B2 (ja) 鍛造用金型装置
JPS5854854A (ja) 回転電機回転子のダイキヤスト方法
JPS58112443A (ja) かご形回転子の製造方法
JPS58165647A (ja) かご形回転子用鋳込型
JPH0326030B2 (ja)
JP2789800B2 (ja) かご形回転子の製造方法
JP2001078409A (ja) かご形鋳込回転子鉄心とその製造方法
JPH07227067A (ja) かご型回転子製造装置
JPS631351A (ja) 回転電動機の回転子成形方法
JPS58222763A (ja) かご形回転子の鋳込装置
JPH11347682A (ja) 勾配付歯面を有する環状内歯歯車の成形装置
JPH09168264A (ja) かご形回転子の製造方法及びかご形回転子
JPS5846848A (ja) 回転電機鉄心の製造方法