JPH0529333Y2 - - Google Patents

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JPH0529333Y2
JPH0529333Y2 JP10291888U JP10291888U JPH0529333Y2 JP H0529333 Y2 JPH0529333 Y2 JP H0529333Y2 JP 10291888 U JP10291888 U JP 10291888U JP 10291888 U JP10291888 U JP 10291888U JP H0529333 Y2 JPH0529333 Y2 JP H0529333Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のドアの取付け部に設けら
れるドアチエツカ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車用ドアチエツカ装置としては例え
ば実開昭57−29783号公報で開示されたものが知
られている。これは、第8図に示すように一端に
抜け止め用のストツパー32が形成されたメール
プレート3が、ドア1にボルトfによつて取付け
られたチエツクケースaに貫通され、このメール
プレート3の他端が車体2に垂直軸31回りに回
転可能に取付けられたものである。
上記チエツクケースaは、第9図に示すように
ケース本体bとカバーcとこれらに挿通させたボ
ルトfとから構成され、このケース本体bには一
般にメールプレート3を上下両側から案内するシ
ユーdと、このシユーdをメールプレート3側に
押圧するように付勢する弾性部材eとが内部に収
容され、このケース本体bの開口部にはカバーc
がかしめもしくはスポツト溶接などにより取付け
られ、この開口部から上記シユーdなどが脱落し
ないようにされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の自動車用ドアチエツカ装置におい
て、ケース本体bとカバーcとは共に鋼によつて
形成されているために、時間の経過により錆が発
生したり、金属同士の摺動もしくは干渉により異
音が発生したりするおそれがある。また車両部品
として軽量化およびコスト低減化などの要請もあ
る。
そこでケース本体とカバーとを合成樹脂によつ
て形成することが考えられる。ところが、この場
合にはケース本体とカバーとを溶接により結合す
ることはできないので、両者を溶接以外の手段に
より互いに結合させる必要がある。
また、ドアに取付け前のドアチエツカ装置とし
て、メールプレートや取付けボルトなどをあらか
じめ一体的に組立てた状態にして車両への取付け
作業時の取扱いを容易にしたいという要請があ
る。さらに上記ボルトとチエツクケースとを互い
に結合させて車両に取付けるまでのボルトの脱落
防止、および取付け時の共回り防止を図りたいと
いう要請もある。これらに対して、ケース本体と
カバーとを合成樹脂によつて形成する場合にはボ
ルトとの結合を溶接以外の手段で行う必要があ
る。
この考案は、このような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、軽量化、コスト低減
化などを図ることができ、確実に錆の発生や異音
の発生を防止することができ、しかも車両に取付
け前におけるチエツクケースにボルトを組付けた
際、そのボルトがチエツクケースから脱落せず、
かつ軸回りに回転しないように位置固定された状
態にすることができる自動車用ドアチエツカ装置
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の請求項
1ではメールプレートが貫通するチエツクケース
と、このチエツクケースをドアに取付ける取付け
ボルトとを有し、上記チエツクケースはケース本
体とカバーとから構成され、このケース本体とカ
バーとはそれぞれ合成樹脂によつて形成され、上
記取付けボルトにはねじ部の根元に頭部側から軸
方向に小径部と大径部とが形成され、この小径部
と大径部との少なくとも一方はその横断面形状が
多角形に形成されるとともに、上記小径部はケー
ス本体の取付穴と同じ長さに形成され、ケース本
体の取付穴は上記小径部が嵌合する小穴部と、上
記大径部より大きい大穴部とが連続して貫通形成
され、カバーの取付穴は上記大径部と互いに嵌合
するように貫通形成され、上記小穴部とカバーの
取付穴とはカバーとケース本体とが互いに接合さ
れた状態で同軸になるように配置され、上記ケー
ス本体とカバーとは取付けボルトの小径部がケー
ス本体の小穴部、大径部がカバーの取付穴とそれ
ぞれ嵌合した状態で互いに結合されるように構成
した。
また請求項2ではケース本体とカバーとにはそ
の一方に係止爪、他方にこの係止爪と互いに係合
する係止穴がそれぞれ一体的に形成されているよ
うに構成した。
〔作用〕
上記請求項1の構成によれば、チエツクケース
が合成樹脂によつて形成されているために鋼製に
比べて軽量化することができるとともに、大量生
産に適していることからコスト低減化を期待する
ことができ、また確実に錆の発生や異音の発生を
防止することができる。
しかも取付けボルトはその大径部もしくは小径
部の一方が多角形の横断面形状に形成され、かつ
その一方がカバーの取付穴もしくはケース本体の
小穴部と互いに嵌合することにより軸回りの回転
が規制され、これによつてドアチエツカ装置の車
両への取付け作業時におけるボルトの共回りを防
止することができる。また上記取付けボルトの小
径部が小穴部と嵌合することによりケース本体が
取付けボルトの頭部と大径部とによつて挟まれる
ので、この取付けボルトはその軸方向の移動が規
制され、これによつて上記取付けボルトチエツク
ケースから脱落することを防止することができ
る。
また請求項2の構成によれば、係止爪と係止穴
とを係合させることにより、カバーとケース本体
とを互いに容易に結合することができるととも
に、チエツクケースおよび取付けボルトなどを一
体的に組立てた状態にすることができる。
〔実施例〕
第2図に示す第1実施例において、ドア1は回
転中心A位置でピラー(車体)2に垂直軸回りに
回転可能に連結され、これによつてドア1は回転
中心Aを中心として外側(図面の上側)に開くよ
うにされている。またドア1とピラー2とは、メ
ールプレート3によつてドア1の開き角度が所定
の範囲になるように規制されている。
上記メールプレート3は、第3図に示すように
一対の帯状板30によつて上下方向の厚みが変化
するように形成され、チエツクケース4を貫通し
たその一端部が上記ピラー2に垂直軸31回りに
回転可能に取付けられている。そしてこのメール
プレート3の他端部にはストツパー32が形成さ
れ、このストツパー32は第2図に示すようにド
ア1の内部に配置されている。
このチエツクケース4はドア1のインナーパネ
ルに取付けボルト8によつて取付けられ、その内
部には第3図に示すように上記メールプレート3
の上下両側に配置されたシユー51と、このシユ
ー51をメールプレート3側に付勢する弾性部材
52とが収納され、ドア1がメールプレート3に
沿つてスムースに移動するように案内している。
上記チエツクケース4は、第1図に示すように
ケース本体6とカバー7とから構成され、このケ
ース本体6とカバー7とは係止爪71と係止穴6
1との係合によつて互いに結合されるとともに、
取付けボルト8がケース本体6とカバー7とに対
して位置固定されるようにしている。
ケース本体6は側方に開口する箱状の収容部6
2と、この収容部62の開口縁621から上下方
向に突出させた取付片63とが合成樹脂により一
体的に形成されたもので、上記収容部62の奥面
にはメールプレート3の挿通穴622、上下両側
の取付片63には取付けボルト8の取付穴64が
それぞれ貫通形成されている。また上記上下の取
付片63には、収容部62の開口縁621に沿つ
て2つの係止穴61がそれぞれ貫通形成されてい
る。
カバー7は上記ケース本体6の上下取付片63
と収容部62の開口縁621とを遮蔽する大きさ
に合成樹脂によつて形成され、このカバー7には
その中央部に上記メールプレート3の挿通穴7
2、上下部に取付けボルト8の取付穴73がそれ
ぞれ貫通形成されている。また上記カバー7に
は、その幅方向両側縁から突縁74がカバー面7
5と直交する方向に突出形成されている。
上記ケース本体6の取付穴64とカバー7の取
付穴73とに組付けられる取付けボルト8には、
その頭部81側から順に横断面形状が四角形の小
径部82と、この小径部82より大きい四角形断
面を有する大径部83とがねじ部84と同軸に形
成されている。上記小径部82はケース本体6の
取付片63の板厚、上記大径部83はカバー7の
板厚とそれぞれ同じ長さを有するように形成され
ている。
そしてケース本体6の取付穴64は上記ボルト
8の小径部82とほぼ同じ大きさの四角形に貫通
形成された小穴部641と、この小穴部641の
上側に連続して大径部83とほぼ同じ大きさの四
角形に貫通形成された大穴部642とから鍵穴状
に構成されている。またカバー7の取付穴73は
上記大径部83とほぼ同じ大きさの四角形に貫通
形成され、上記ケース本体6の小穴部641と同
軸に形成されている。
上記取付けボルト8は、その頭部81をケース
本体6の取付片63表面に接触させた状態で、小
径部82がケース本体6の小穴部641、大径部
83がカバー7の取付穴73とそれぞれ嵌合し、
ねじ部84がカバー7から突出して配置されるよ
うにしている。
また上記カバー7には、上記係止穴61と対応
する複数の係止爪71が上記方向に突出するよう
に一体的に形成されている。この係止爪71は、
第3図に示すように取付片63の肉厚分だけ突出
した位置に爪部711が突出形成され、この爪部
711が係止穴61の穴縁と係止することによ
り、ケース本体6とカバー7とは互いに接触した
状態に位置固定される。
上記構成の自動車用ドアチエツカ装置において
チエツクケース4は、まずケース本体6の収容部
62内部に一対のシユー51と弾性部材52とを
上下に内装するとともに、これらの上下間を通る
ようにメールプレート3を貫通させる。つぎに、
取付けボルト8をその大径部83が大穴部642
を貫通するようにケース本体6の取付穴64に挿
通(第1図の1点鎖線参照)した後、小径部82
が小穴部641の中に嵌入するように取付けボル
ト8を下方にずらせる(第3図の1点鎖線および
2点鎖線参照)。この状態で、取付けボルト8の
大径部83とカバー7の取付穴73とが互いに嵌
合するようにカバー7をケース本体6に接合させ
るとともに、カバー7の係止爪71をケース本体
6の係止穴61に嵌入させて爪部711を穴縁に
係止することにより、ケース本体6とカバー7と
は互いに結合されて組立てられる。
これによつてチエツクケース4の内部におい
て、シユー51と弾性部材52とはケース本体6
の収容部62内からの脱落が防止され、上記収容
部62の内面には上記弾性部材52からの圧縮復
元力が作用する。これとともに取付けボルト8は
大径部83がカバー7の取付穴73、小径部82
がケース本体6の取付穴64の小穴部641とそ
れぞれ嵌合することにより、取付けボルト8はそ
の軸回りの回転が規制され、また上記小穴部64
1を挟んで頭部81と大径部83とが位置するこ
とになるので、上記取付けボルト8はその軸方向
の移動が規制される。
この組立状態のチエツクケース4を第2図に示
すようにドア1の内面に配置し、上記取付けボル
ト8のねじ部84を貫通させてナツト85によつ
て締付け、メールプレート3の一端部を垂直軸3
1によつてピラー2に取付けることによりドアチ
エツカ装置の組付けは完了する。
上記ドアチエツカ装置においては、ドア1に取
付け前のドアチエツカ装置として、取付けボルト
8が脱落しないようにチエツクケース4とあらか
じめ一体的に組立てた状態にすることができ、こ
れによつて車両へのドアチエツカ装置の取付け作
業時の取扱いを容易にすることができるととも
に、ナツト85(第2図参照)の締付けに際して
取付ボルト8は軸回りの回転が規制されているの
で共回りせず、作業者は頭部81の位置固定をす
る必要がないので上記取付け作業を容易に行なう
ことができる。
またドア1の開閉操作に伴い、チエツクケース
4はメールプレート3に沿つて移動する。この移
動に際して、メールプレート3の上下厚みが大き
くなると、弾性部材52は圧縮されてこの圧縮復
元力が収容部62の内面とカバー7とに作用す
る。
ところが、この収容部62の上下壁はその基部
である開口縁621部分が係止爪71の爪部71
1によつてカバー7から離れないように位置固定
されているために、上記収容部62などが合成樹
脂によつて比較的薄い肉厚に形成されていても、
その収容部62の開口部がカバー7から浮き上が
ることはなく、ケース本体6の変形を確実に防止
することができる。これによつて弾性部材52は
メールプレート3に対して所定の付勢力を作用さ
せることができる。
また係止爪71を係止穴61に臨ませて両者を
互いに押圧するだけでこれらは互いに係止され、
これによりケース本体6とカバー7とを互いに結
合させることができる。このためにケース本体6
とカバー7との結合作業を容易に行なうことがで
き、しかもその結合状態を確実に保つことができ
る。さらに上記結合作業に際して、突縁74の内
面をケース本体6の幅方向両側縁にあてがうこと
により、幅方向の位置決めを行うことができ、上
記結合作業を容易に行うことができる。そしてケ
ース本体6とカバー7とを結合することにより、
取付けボルト8の位置固定をも行うことができ
る。
第4図および第5図には上記第1実施例の取付
けボルト8とは異なる構成の取付けボルト8aを
用いた第2実施例が示されている。
この取付けボルト8aは、頭部81aと、この
頭部81aに隣接したセレーシヨン部82aと、
ねじ部83aとが互いに同軸に形成され、ケース
本体6aには取付穴631aが上記セレーシヨン
部82aと対応する直径に貫通形成され、この取
付穴631aに上記セレーシヨン部82aが圧入
されることにより上記取付けボルト8aの位置固
定が行なわれるようにしている。
なお取付片63aの取付穴631aが上記セレ
ーシヨン部82aとほぼ同じ長さになるように、
上記取付穴631aの穴縁部が他よりも肉厚に形
成されている。
この第2実施例においては、ケース本体6aの
収容部62a内に弾性部材52などを内挿した状
態で、係止爪71aと係止穴61aとの係合によ
りケース本体6aとカバー7aとを互いに結合
し、この後、取付けボルト8aを取付穴631
a,73aに挿入し、セレーシヨン部82aを取
付穴631a内に圧入する。これにより、上記セ
レーシヨン部82aと上記取付穴631aの内周
面とが互いに噛合わされ、上記取付けボルト8a
はチエツクケース4に対して位置固定される。
このため車両に取付けるまでの間の上記取付け
ボルト8aの脱落や、車両に取付ける際の取付け
ボルト8aの共回りなどを防止することができ
る。
第6図および第7図には第3実施例が示されて
いる。この第3実施例においては、上記第2実施
例と同様な取付けボルト8bを用いるが、この取
付けボルト8bのセレーシヨン部82bをカバー
7b側に圧入するようにしている。
カバー7bには取付けボルト8bのセレーシヨ
ン部82bと対応する直径を有する取付穴73b
が貫通形成され、この取付穴73bの周縁部には
取付片63bの肉厚分だけ突出した環状突部73
1bが形成されている。そしてケース本体6bの
取付片63bには上記環状突部731bの外径と
ほぼ同じ直径を有する取付穴631bが貫通形成
されている。
また取付けボルト8bの頭部81bは、上記環
状突部731bより大きい直径を有するように形
成され、チエツクケース4bへの取付け状態にお
いて、上記頭部81bの内面が突部731bと取
付穴631bの周縁とに接触するようにしてい
る。
またケース本体6bの取付片63bに係止爪6
1bが突出形成され、上記係止爪61bと互いに
係合する係止穴71bがカバー7bに貫通形成さ
れている。
なおカバー7bには、第7図に示すようにケー
ス本体6bとの取付け面と反対側の面に突部76
bが係止爪61bの突出分より大きく突出形成さ
れ、これによつてチエツクケース4bをドア1に
取付ける際に、上記係止爪61bがドア1の取付
け面と接触しないようにしている。
上記構成の第3実施例においては、カバー7b
の突部731bとケース本体6bの取付穴631
bとの位置を合せることにより、係止爪61bと
係止穴71bとの位置合わせを容易に行なうこと
ができ、この位置で互いに押圧することによりケ
ース本体6bとカバー7bとを互いに結合させる
ことができる。
そしてカバー7bの取付穴73bに取付けボル
ト8を挿入し、そのセレーシヨン部82bを上記
取付穴73bに圧入することにより、チエツクケ
ース4bと取付けボルト8bとが互いに位置固定
される。この取付けボルト8bのチエツクケース
4bへの取付け状態において、頭部82bの内面
は突部731bと取付穴631bの周縁とに接触
することになるので、これによりケース本体6b
とカバー7bとの結合関係をより強固にすること
ができる。
このように上記第1、第2および第3実施例に
おいては、ケース本体6,6a,6bとカバー
7,7a,7bとが合成樹脂によつて形成されて
いるので、ドアの開閉に伴う異音の発生や錆の発
生を確実に防止することができるとともに、鋼製
のチエツクケースと比べて軽量化を図ることがで
きる。また樹脂成形による大量生産によつてコス
ト低減化も図ることができる。
またケース本体6,6a,6bとカバー7,7
a,7bとを容易に結合することができるととも
に、ケース本体6,6a,6bの変形を確実に防
止することができる。しかもその取付けボルト
8,8a,8bをチエツクケース4,4a,4b
に対して位置固定することができ、これによつて
取付けボルト8,8a,8bの抜け止めおよび共
回り防止が図れ、車両用部品として容易に取扱う
ことができるとともに、車両への取付け作業を容
易に行うことができる なお上記第1〜第3の実施例では、弾性部材5
2がメールプレート3を上下方向から挟み込むよ
うに配置された場合を示したが、弾性部材は例え
ばメールプレートをその幅方向の両側から挟み込
むように配置されていてもよい。この場合には、
係止爪と係止穴との係合がケース本体の収容部の
幅方向両側で行なわれるように上記係止爪と係止
穴とを配置し、この係止爪によるケース本体の移
動規制がケース本体の幅方向両側で行なわれるよ
うにすればよい。
また上記第1実施例において、小径部82と大
径部83とは両者共その横断面形状が四角形に形
成されているが、これに限らず、一方だけが四角
形に形成されていればよく、これにより取付けボ
ルトの軸回りの回転を防止することができる。さ
らに上記横断面形状は四角形に限らず、例えば三
角形、五角形もしくは六角形などの多角形を採用
することができる。
さらに上記第1〜第3の実施例では、係止爪7
1,71a,61bなどをケース本体6,6a,
6bとカバー7,7a,7bとの結合手段および
ケース本体の変形防止手段としての観点から配置
しているが、単に結合手段としての観点からは例
えばカバー7,7a,7bの一対の突縁74,7
4a,74bの対向面に係止穴、ケース本体6,
6a,6bの両側面に上記係止穴と係合する爪を
突出形成してもよい。
〔考案の効果〕
この考案の請求項1の自動車用ドアチエツカ装
置によれば、チエツクケースが合成樹脂によつて
形成されているために鋼製に比べて軽量化するこ
とができるとともに、大量生産に適していること
からコスト低減化が期待することができ、また確
実に錆の発生や異音の発生を防止することができ
る。しかもその取付けボルトをチエツクケースに
対してその脱落が防止され、かつ共回りしないよ
うに位置固定された状態にすることができる。
また請求項2の自動車用ドアチエツカ装置によ
れば、上記請求項1による効果に加え、係止爪と
係止穴とを係合させることにより、カバーとケー
ス本体とを互いに容易に結合することができると
ともに、チエツクケースおよび取付けボルトなど
を一体的に組立てた状態にすることができ、独立
の車両部品として取扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の要部を示す分
解斜視図、第2図はドアの取付部を示す断面説明
図、第3図は第1実施例の縦断面説明図、第4図
は第2実施例の要部を示す分解斜視図、第5図は
第2実施例の第3図相当図、第6図は第3実施例
の要部を示す分解斜視図、第7図は第3実施例の
第3図相当図、第8図は従来のドアチエツカ装置
を示す断面説明図、第9図は従来のドアチエツカ
装置の要部を示す縦断面説明図である。 1……ドア、2……ピラー、3……メールプレ
ート、4,4a,4b……チエツクケース、6,
6a,6b……ケース本体、7,7a,7b……
カバー、8,8a,8b……取付けボルト、6
1,61a,71b……係止穴、71,71a,
61b……係止爪、81,81a,81b……頭
部、82……小径部、83……大径部、84……
ねじ部、82a,82b……セレーシヨン部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 メールプレートが貫通するチエツクケース
    と、このチエツクケースをドアに取付ける取付
    けボルトとを有し、上記チエツクケースはケー
    ス本体とカバーとから構成され、このケース本
    体とカバーとはそれぞれ合成樹脂によつて形成
    され、上記取付けボルトにはねじ部の根元に頭
    部側から軸方向に小径部と大径部とが形成さ
    れ、この小径部と大径部との少なくとも一方は
    その横断面形状が多角形に形成されるととも
    に、上記小径部はケース本体の取付穴と同じ長
    さに形成され、ケース本体の取付穴は上記小径
    部が嵌合する小穴部と、上記大径部より大きい
    大穴部とが連続して貫通形成され、カバーの取
    付穴は上記大径部と互いに嵌合するように貫通
    形成され、上記小穴部とカバーの取付穴とはカ
    バーとケース本体とが互いに接合された状態で
    同軸になるように配置され、上記ケース本体と
    カバーとは取付けボルトの小径部がケース本体
    の小穴部、大径部がカバーの取付穴とそれぞれ
    嵌合した状態で互いに結合されるように構成さ
    れていることを特徴とする自動車用ドアチエツ
    カ装置。 2 ケース本体とカバーとにはその一方に係止
    爪、他方にこの係止爪と互いに係合する係止穴
    がそれぞれ一体的に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の自動車用ドアチエツカ装
    置。
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