JPH05293226A - 弾球遊技機の可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変入賞球装置

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JPH05293226A
JPH05293226A JP20227692A JP20227692A JPH05293226A JP H05293226 A JPH05293226 A JP H05293226A JP 20227692 A JP20227692 A JP 20227692A JP 20227692 A JP20227692 A JP 20227692A JP H05293226 A JPH05293226 A JP H05293226A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉部材を比較的早く開閉動作させることの
できるプランジャを駆動源として用い、そのプランジャ
の動力を開閉部材に伝達する動力伝達機構をそれ程精密
に設計,製造する必要がないようにすること。 【構成】 ソレノイド31a,31bの駆動力を開閉翼
片23a,23bに伝達する動力伝達機構が、長孔34
4とその長孔に嵌合するピン234とを有し、ソレノイ
ドのプランジャの伸縮運動により長孔が動かされ、その
長孔の動きに伴ってその長孔にガイドされてピンが動か
され、そのピンの動きにより開閉翼片を開閉させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスマートボール等で代表される弾球遊
技機の可変入賞球装置に関し、詳しくは、遊技盤の表面
に形成された遊技領域に打玉が打込まれて遊技が行なわ
れる弾球遊技機の可変入賞球装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機の可変入賞球装置に
おいて、従来から一般的に知られているものに、たとえ
ば、実公昭56−4054号公報に記載のものがあっ
た。この従来の弾球遊技機の可変入賞球装置において
は、可変入賞球装置の入賞領域を開閉するための開閉部
材を有し、その開閉部材を開閉駆動するためのモータを
有し、モータの回転力がカムを介して開閉部材に伝達さ
れ、その開閉部材が開閉動作するように構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
の弾球遊技機の可変入賞球装置においては、安価なモー
タを用いた場合には、開閉部材の開閉動作が遅くなって
しまうという欠点があった。
【0004】そこで、モータの代わりにプランジャを伸
縮運動させるソレノイドを駆動源として用い、プランジ
ャの伸縮運動を、たとえばピニオンとラックあるいはギ
ア同士の噛合によって開閉部材に伝達するようにし、安
価なモータに比べて開閉部材が早く開閉動作するように
構成することが考えられる。しかし、このように構成し
た場合には、ピニオンとラックあるいはギアとギアとの
噛み合いにより動力が伝達されるために、その噛み合い
部分の寸法誤差が生じないように精密に設計し製造しな
ければならないという新たな不都合が生じる。
【0005】本発明は、係る事情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、安価なモータに比べて開閉部材
の開閉動作を早くすることのできるソレノイドを駆動源
として用いるとともに、そのソレノイドの駆動力を開閉
部材に伝達する動力伝達機構をそれ程精密に設計,製造
する必要のない弾球遊技機の可変入賞球装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤の表面
に形成された遊技領域に打玉が打込まれて遊技が行なわ
れる弾球遊技機の可変入賞球装置であって、前記遊技盤
に取付けるための取付基板と、打玉が入賞可能な入賞領
域と、該入賞領域を開閉可能な開閉部材と、前記取付基
板の背面側に設けられ、プランジャを伸縮運動させるソ
レノイドと、該ソレノイドの駆動力を前記開閉部材に伝
達して該開閉部材を開閉させる動力伝達機構とを含み、
前記動力伝達機構は、前記ソレノイドのプランジャの伸
縮運動により動かされ、所定の方向に長いガイド部が形
成された可動部材と、該可動部材の動きに伴って前記ガ
イド部に沿ってガイドされて移動可能な棒状部材とを含
み、前記プランジャの直線的な動きを前記棒状部材に伝
達して該棒状部材の動きにより前記開閉部材を開閉させ
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、可変入賞球装置が取付基板に
より遊技盤に取付られ、その可変入賞球装置の入賞領域
を開閉可能な開閉部材と、取付基板の背面側に設けら
れ、プランジャを伸縮運動させるソレノイドと、そのソ
レノイドの駆動力を前記開閉部材に伝達してその開閉部
材を開閉させる動力伝達機構とが可変入賞球装置に設け
られている。また、前記動力伝達機構は、ソレノイドの
プランジャの伸縮運動により動かされ、所定の方向に長
いガイド部が形成された可動部材と、その可動部材の動
きに伴って前記ガイド部に沿ってガイドされて移動可能
な棒状部材とを含んでおり、ソレノイドのプランジャの
直線的な動きが、前記ガイド部を介して棒状部材に伝達
され、その棒状部材の動きにより、開閉部材が開閉す
る。
【0008】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の実施
例について具体的に説明をする。なお、以下の説明で
は、弾球遊技機の一例として、パチンコ遊技機の場合を
例にとって説明をするが、この発明は、パチンコ遊技機
に限らず、コイン遊技機,スマートボール遊技機等の弾
球遊技機にも適用できることを予め明言しておく。
【0009】図1は、この発明の一実施例の入賞球装置
を装着したパチンコ遊技機の正面図である。図におい
て、パチンコ遊技機10は、前面枠11を開閉自在に装
着し、前面枠11に遊技盤1を着脱自在に装着してい
る。遊技盤1のガイドレールで囲まれる遊技領域には、
始動入賞領域の一例の通過領域2a〜2cおよびヤクモ
ノ(いわゆるチューリップ)3a,3bが形成される。
また、遊技盤1のほぼ中央部には、この実施例の特徴と
なる可変入賞球装置20が装着される。図2および図3
は、この発明の一実施例の可変入賞球装置20の正面図
であり、特に図2は開閉翼片の閉成状態を示し、図3は
開閉翼片の開成状態を示す。
【0010】図4および図5は、可変入賞球装置20の
背面図であり、特に図4は可変入賞球装置20の閉成状
態を示し、図5は可変入賞球装置20の開成状態を示
す。
【0011】図6は、可変入賞球装置20の分解斜視図
である。
【0012】図7は、可変入賞球装置20を組立てた状
態の斜視図である。
【0013】次に、図2ないし図7を参照して、可変入
賞球装置20の詳細な構成を説明する。可変入賞球装置
20は、取付基板21を含む。取付基板21には、特定
の入賞領域となる入賞孔21a,他の入賞領域となる入
賞孔21bおよびセーフ孔21cが穿設される。取付基
板21には、入賞孔21aと21bとの間であって、縦
方向の中心線に対して左右線対称の位置に、横方向に細
長いガイド孔211および212が穿設される。入賞孔
21bとガイド孔211との間には、ガイド孔213が
後述する突出壁241の左側部分の拡がり方向に沿って
穿設される。入賞孔21bとガイド孔212との間に
は、ガイド孔214が後述する突出壁241の右側部分
の拡がり方向に沿って形成される。なお、入賞孔21b
を複数に分割し、分割したうちの特定のものを入賞孔2
1aとするようにしてもよい。また、取付基板21の適
宜の箇所には、取付孔215が穿設される。さらに、取
付基板21の一部には、発光ダイオード27c,27d
を挿入するための挿入孔216,217が穿設される。
【0014】前記入賞孔21aを挾む左右両側には、開
閉翼片の一例の第1の開閉翼片22a,22bが対をな
して回動自在に装着される。入賞孔21bを挾む左右両
側には、開閉翼片の一例の第2の開閉翼片23a,23
bが対をなして回動自在に装着される。より具体的に説
明すると、第1の開閉翼片22a,22bは、玉受部2
21の前面にカバー222を形成し、玉受部221の下
方端に支点部223を形成し、カバー222の上部の裏
面にピン224を形成している。この第1の開閉翼片2
2aと22bとは左右対称な形状または構造をしてい
る。第1の開閉翼片22a,22bのそれぞれの支点部
223は、取付基板21に穿設された軸孔218で回動
自在に支持される。第1の開閉翼片22a,22bのそ
れぞれのピン224は、取付基板21に形成された円弧
状のガイド孔219に挿通される。第1の開閉翼片22
a,22bは、以上のように構成され、可変入賞球装置
20へ入賞するパチンコ玉を一定の割合で入賞孔21a
へ導くものである。言い換えれば、第1の開閉翼片22
a,22bの機能は、後述する第2の開閉翼片23a,
23bの先端で規定される空間内に入賞するパチンコ玉
のうち、所定の割合のパチンコ玉を入賞孔21aへ導く
という働きをし、入賞孔21bへ入賞させないものであ
るから、入賞玉の振分部材として機能しているとも言え
る。
【0015】第2の開閉翼片23a,23bは、それぞ
れ玉受部231の前面にカバー232を形成し、玉受部
231の下方端の裏面に支点となるピン233を形成
し、玉受部231の長手方向ほぼ中央部の裏面にピン2
34を形成している。なお、第2の開閉翼片23aと2
3bとは同じ構造であって、左右対称形である。
【0016】第2の開閉翼片23aのピン233は、ガ
イド孔213に挿入されて、ガイド孔211で移動自在
に保持される。同様に、第2の開閉翼片23bのピン2
33がガイド孔214に挿入されて、移動自在に保持さ
れる。第2の開閉翼片23aのピン234は、摺動支持
部材235の孔に挿通される。摺動支持部材235はガ
イド孔211へ挿入されて、摺動自在に支持される。同
様に、第2の開閉翼片23bのピン234は摺動支持部
材235の孔に挿入される。この第2の開閉部材23b
に対応する摺動支持部材235がガイド孔212に挿入
された状態で摺動自在に支持される。なお、第1の開閉
翼片は22a,22bをなくして第2の開閉翼片23
a,23bのみにしてもよく、また、開閉翼片を、ある
固定軸を中心として回動するものあるいは回動すること
なくそのままの姿勢でスライド移動するもので構成して
もよい。
【0017】前記入賞孔21bの前面には、カバー部材
24が形成される。このカバー部材24は、入賞孔21
bの上辺を除く周囲を囲むように突出壁241を形成
し、突出壁241の前面にカバー242を形成してい
る。この突出壁241は、左右両側の上端が斜め上方向
へ拡がるように傾斜状に形成される。
【0018】前記第1の開閉翼片22a,22bの上部
位置の取付基板21には、突出壁251およびカバー2
52を含む突起部材25が形成される。この突起部材2
5は、第1の開閉翼片22a,22bが閉成したときに
その上部位置となる部分からの玉の進入を阻止する働
き、および、後述のセグメント表示器26を収納する働
きをする。突出壁251の前面には、カバー252が形
成される。カバー252には、セグメント表示器26を
透視するための窓253が形成される。また、カバー2
52には、発光ダイオード27a,27bを挿入するた
めの孔254,255が穿設される。そして、突出壁2
51で囲まれる中には、セグメント表示器26および発
光ダイオード27a,27bを装着した取付板261が
収納される。突出壁251の上辺256は、落下する玉
をセーフ孔21cへ導くために、傾斜状に形成される。
このように、突出壁251を含む突出部材25によっ
て、単に上側から入賞孔21aまたは21bへのパチン
コ玉の入賞を一部阻止するようにしただけでなく、その
上に別のセーフ孔21cを設け、入賞孔21aまたは2
1bへの入賞が阻止された玉を一部セーフ孔21cへ導
くようにしたので、遊技者にとって有利な構成であり、
遊技者の興趣を引きやすい。
【0019】セグメント表示器26は、次のように活用
される。たとえば、可変入賞球装置20がパチンコ遊技
機に組込まれた状態では、可変入賞球装置20の第2の
開閉翼片23aおよび23bが開成状態になっている期
間または開閉を繰返す回数は、たとえば30秒または1
8回等に制限される。そのような制限された期間中に、
可変入賞球装置20の入賞孔21aおよび21bへ入賞
した全パチンコ玉の数を、当該セグメント表示器26で
表示させるように利用することができる。あるいはま
た、可変入賞球装置20の第2の開閉翼片23aおよび
23bは、上述のように制限された一定期間開成または
開閉を繰返すことができるが、繰返してそのような一定
期間第2の開閉翼片23aおよび23bが開成等する場
合に、その継続回数を表示するように利用することもで
きる。
【0020】なお、セグメント表示器26は、図示のよ
うに、セグメントを用いたディジタル表示器に代えて、
液晶を用いたディジタル表示器とすることもできるし、
あるいはまた、LED等を所定個数併設し、表示したい
数値分だけLEDを点灯させるような表示器としてもよ
い。
【0021】取付基板21の裏面には、後述の開閉駆動
手段30を取付けるための取付板28が装着される。こ
の取付板28には、入賞孔21aへ入賞したパチンコ玉
を検出するための入賞玉検出器の一例の玉検出スイッチ
29が装着される。
【0022】前記取付板28の裏面には、開閉駆動手段
30が装着される。この開閉駆動手段30は、第1の開
閉駆動機構30aおよび第2の開閉駆動機構30bを含
む。第1の開閉駆動機構30aは第1の開閉翼片22a
および第2の開閉翼片23aを開閉駆動するものであ
る。第2の開閉駆動機構30bは第1の開閉翼片22b
および第2の開閉翼片23bを開閉駆動するものであ
る。なお、第1の開閉駆動機構30aと第2の開閉駆動
機構30bとは、それぞれが左右対称に構成されること
を除いて同様に構成される。そこで、以下には、開閉翼
片22aおよび23aを開閉駆動するための第1の開閉
駆動機構30aの詳細な構成を説明し、第2の開閉駆動
機構30bについては、第1の開閉駆動機構30aの各
部分と対応する部分に同一の参照番号であって符号aが
bになっている番号を付し、構成の説明は省略する。
【0023】第1の開閉駆動機構30aは電気的付勢に
応じて開閉翼片22a,23aを開成させるためのソレ
ノイド31aを含む。ソレノイド31aのプランジャ
は、プレート32aを介してレバー33aのピンと連結
される。レバー33aの一方端(図示では左側)が取付
板28に固着されたピン281aで回動自在に支持され
る。レバー33aの他方端(図示では右側)には、孔が
形成される。この孔が回動部材の一例のL字状のレバー
34aの短辺に形成されたピン341と係合される。レ
バー34aの短辺と長辺の交点には、軸342が形成さ
れる。この軸342が取付基板21の裏面に形成された
ピン345によって回動自在に支持される。レバー34
aの長辺の一部には係合孔343が穿設される。係合孔
343には、レバー35aのピン351が係合される。
このレバー35aには、長孔352が穿設される。長孔
352には、前記第1の開閉翼片22aのピン224が
係合される。レバー34aの長辺の先端には、ガイド部
の一例の長孔344が穿設される。この長孔344は第
2の開閉翼片23aの棒状部材の一例のピン234と係
合される。そして、レバー34aと回動部材の一例のレ
バー34bとがばね36で弾発付勢される。
【0024】ソレノイド31aおよび31bは金具37
に固着された状態で、その上部がカバー38で覆われ
る。金具37は取付板28の裏面に装着される。
【0025】次に、この実施例の動作を説明する。たと
えば、打込玉が通過領域2aを通過したとき開閉翼片2
2a,23aを開き、通過領域2bを通過したとき開閉
翼片22bおよび23bを開き、通過領域2cを通過し
たとき開閉翼片22a,22b,23aおよび23bを
開くように定められた場合を想定する。たとえば、パチ
ンコ玉が通過領域2aを通過すると、通過領域2aに関
連して設けられる検出スイッチ(図示せず)が通過玉を
検出する。これに応じて、ソレノイド31aが励磁され
る。このため、ソレノイド31aがプランジャを吸引し
て、レバー33aを回動させる。応じて、レバー34a
の短辺が下方向へ押し上げられるので、レバー34aの
長辺が入賞球装置20の中心とは逆方向へ回動する。
【0026】これに応じて、摺動支持部材235がガイ
ド孔211の左方向へ摺動する。摺動支持部材235の
摺動によって、第2の開閉翼片23aのピン234が正
面から見て左方向へ移動するので、それに沿ってピン2
33がガイド孔213に沿って斜め上方向へ移動する。
これによって第2の開閉翼片23aが大きく手を拡げた
ように開かれる。これと同時に、レバー35aがレバー
34aの移動に従って移動し、第1の開閉翼片22aの
ピン224をガイド孔219に沿って斜め下方向へ回動
させる。したがって、第1の開閉翼片22aも開成され
る。
【0027】一方、パチンコ玉が通過領域2bを通過し
た場合は、そのパチンコ玉が検出スイッチ(図示せず)
によって検出される。それに応じて、ソレノイド31b
が励磁されるので、左側の開閉翼片22a,23aの開
成動作と同様にして、右側の開閉翼片22b,23bが
開成される。なお、前記ガイド部は底を有する溝である
受溝で構成してもよい。また、前記棒状部材は、所定の
リンク部材に突設されたピンでもよく、ピンが動かされ
ることによりリンク部材が回動され、その回動により開
閉翼片23a,23bが開閉するようにしてもよい。
【0028】パチンコ玉が入賞領域2cを通過した場合
は、検出スイッチ(図示せず)がそのパチンコ玉を検出
する。これに応じて、ソレノイド31aおよび31bが
励磁される。したがって、2組の開閉翼片22a,22
bおよび23a,23bが、図3および図7に示すよう
に開かれる。ソレノイド31a,31bにより、前記取
付基板の裏面側に設けられ、前記開閉翼片を開閉させる
ための電気的駆動源が構成されている。また、レバー3
3a,33b,34a,34b,35a,35bとピン
233とにより、前記電気的駆動源の駆動を前記開閉部
材に伝達して前記開閉部材を開閉動作させる動力伝達機
構が構成されている。
【0029】なお、必要に応じて、左側の開閉翼片22
a,23aが開かれたとき発光ダイオード27cを発光
表示させ、右側の開閉翼片22b,23bが開かれたと
き発光ダイオード27dを発光表示させてもよい。
【0030】また、左側の開閉翼片のみもしくは右側の
開閉翼片のみまたは左および右側の開閉翼片を開成させ
るための条件は、上述の説明に限ることなく、パチンコ
遊技機ごとに、各種の条件に選べばよいことは言うまで
もない。
【0031】上述のように、この実施例では、上下に段
差を有するように2つの入賞孔を設け、2つの入賞孔の
左右両側にそれぞれ開閉翼片を設け、かつ、下側の開閉
翼片を上側のものに比べて大きくしているので、可変入
賞球装置20へ入賞するパチンコ玉は、上の入賞領域へ
入るものと下の入賞領域へ入るものとが生じ、しかも第
1および第2の開閉翼片を開いたときに下側の第2の開
閉翼片によって玉を受ける面積が上側の第1の開閉翼片
で玉を受ける面積よりもはるかに大きいので(図3参
照)、特定の入賞領域21aに比べて他の入賞領域21
bの入賞確率が大きくなる。
【0032】なお、上述の実施例では、特定の入賞領域
および他の入賞領域のそれぞれ左右に1対の開閉翼片を
設けた場合を説明したが、この発明の技術思想はこれに
限ることなくその他各種の変形した構造であってもよ
い。たとえば、入賞球装置を、その中心線に沿って左右
に分割し、左側の開閉翼片22aおよび23aと第1の
開閉駆動機構30aを含むものを遊技盤の中心より右側
に配設し、右側の開閉翼片22bおよび23bと第2の
開閉駆動機構30bを含むものを遊技盤の中心より左側
に設けてもよい。また、他の入賞領域を複数の入賞口で
構成した場合にはその複数の入賞口の合計の入賞確率が
特定の入賞領域21aよりも大きくなるようにする。
【0033】また、その他の変形例としては、入賞玉に
応じて放出する賞品玉数を入賞孔21bよりも21aの
方を多くしてもよい。また、或る遊技状態に基づいて4
つの開閉翼片を開成し、入賞孔21aへ入賞した玉に応
じて開閉翼片を閉成するように決めてもよい。このよう
な各種の駆動のさせ方は、パチンコ遊技機の制御方法に
応じて適宜選択することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、開閉部材を開閉動作させるた
めの駆動源としてソレノイドを用いているために、安価
なモータを駆動源として用いるのに比べて開閉部材の開
閉動作を早くすることができる。しかも、そのソレノイ
ドのプランジャの直線的な動きがガイド部を介して棒状
部材に伝達され、その棒状部材の動きにより開閉部材を
開閉動作させるために、ガイド部の長手方向をどのよう
な方向にするか次第で、プランジャの伸縮運動を所望の
方向の棒状部材の動きに比較的簡単に変換することがで
きるとともに、ラックとピニオンやギアとギアとの噛み
合い部分を必要としないために、設計および製造をそれ
程精密に行なう必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の可変入賞球装置が設けら
れたパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】可変入賞球装置の正面図である。
【図3】可変入賞球装置の正面図である。
【図4】可変入賞球装置の背面図である。
【図5】可変入賞球装置の背面図である。
【図6】可変入賞球装置の分解斜視図である。
【図7】可変入賞球装置の組立斜視図である。
【符号の説明】
10はパチンコ遊技機、20は可変入賞球装置、21は
取付基板、21aは特定の入賞領域(入賞孔)、21b
は他の入賞領域(入賞孔)、21cはセーフ孔、22
a,22bは第1の開閉翼片、23a,23bは第2の
開閉翼片、24はカバー部材、25は突起部材、26は
セグメント表示器、30は開閉駆動手段、29は検出ス
イッチ、31a,31bはソレノイド、30aは第1の
開閉駆動機構、30bは第2の開閉駆動機構である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の表面に形成された遊技領域に打
    玉が打込まれて遊技が行なわれる弾球遊技機の可変入賞
    球装置であって、 前記遊技盤に取付けるための取付基板と、 打玉が入賞可能な入賞領域と、 該入賞領域を開閉可能な開閉部材と、 前記取付基板の背面側に設けられ、プランジャを伸縮運
    動させるソレノイドと、 該ソレノイドの駆動力を前記開閉部材に伝達して該開閉
    部材を開閉させる動力伝達機構とを含み、 前記動力伝達機構は、 前記ソレノイドのプランジャの伸縮運動により動かさ
    れ、所定の方向に長いガイド部が形成された可動部材
    と、 該可動部材の動きに伴って前記ガイド部に沿ってガイド
    されて移動可能な棒状部材とを含み、 前記プランジャの直線的な動きを前記棒状部材に伝達し
    て該棒状部材の動きにより前記開閉部材を開閉させるこ
    とを特徴とする、弾球遊技機の可変入賞球装置。
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