JPH0529271U - モータのブラシ装置 - Google Patents

モータのブラシ装置

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JPH0529271U
JPH0529271U JP9707991U JP9707991U JPH0529271U JP H0529271 U JPH0529271 U JP H0529271U JP 9707991 U JP9707991 U JP 9707991U JP 9707991 U JP9707991 U JP 9707991U JP H0529271 U JPH0529271 U JP H0529271U
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JP
Japan
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brush
carbon brush
sleeve
carbon
tongue
Prior art date
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Pending
Application number
JP9707991U
Other languages
English (en)
Inventor
正浩 西原
Original Assignee
新ダイワ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータケースを大きくすることなくカーボン
ブラシを可能な限り長くして長寿命化を図り、これによ
りコンパクト化はもとよりメンテナンスの利便性を向上
させ、又キャップを締める際に、ブラシプレートをも回
転してピグテールを損傷するといったことを防止し得る
ようにする。 【構成】 モータのブラシ装置において、折曲げ舌片の
垂設位置をカーボンブラシの幅方向と直交するように配
設する一方、スリーブに折曲げ舌片が嵌入する係合溝を
設け、これによりスリーブの余裕のある箇所に係合溝を
形成し得て、かつキャップの締め付け時のブラシプレー
トの回転も防ぎ得るようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータのブラシ装置に係り、特にホルダ内にカーボンブラシやブラ シプレート等を装着した後に、ホルダにキャップを螺合させるモータのブラシ装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のブラシ装置としては、図5に示す如きものが知られるところで ある。該ブラシ装置は、カーボンブラシ1が嵌入するスリーブ2の孔径を、カー ボンブラシ1の断面形状に見合うように形成してある。スリーブ2はホルダ3で 囲繞されている。カーボンブラシ1の基端はピグテール4でブラシプレート5に 電気的に接続されている。又、カーボンブラシ1とブラシプレート5との間に圧 縮性のスプリング6を挿入させてある。スプリング6は、カーボンブラシ1とブ ラシプレート5とが互いに離反する方向に弾性付勢させるためのものである。ブ ラシプレート5の縁部には、カーボンブラシ1と共にスリーブ2に嵌入される折 曲げ舌片7を垂設させてある。折曲げ舌片7は、スプリング6に接触しないよう にしてあることはもとより、カーボンブラシ1の幅方向のスリーブ2内に挿入さ れるようになっている。そして、スリーブ2内にカーボンブラシ1及び折曲げ舌 片7を挿入させた状態でキャップ8をホルダ3に螺着させれば、カーボンブラシ 1がスプリング6の弾性付勢力を受けてスリーブ2内から突出し、回転子の整流 子にカーボンブラシ1が接触するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のブラシ装置では、スリーブ2内にカーボンブラシ1 の他に折曲げ舌片7も嵌入されるために、折曲げ舌片7の存在でカーボンブラシ 1を長くすることはできない。折曲げ舌片7は、スリーブ2の孔縁に少し掛かっ た状態からキャップ8を締めることで、キャップ8と共にブラシプレート5が回 転することを防ぐため、ある程度の長さを必要とするもので、メンテナンスの点 からカーボンブラシ1を長くしようとすると、スリーブ2やホルダ3はもとより モータケースも大きくなるといった問題もある。仮に折曲げ舌片7がないと、キ ャップ8の開閉でブラシプレート5も回転し、これに伴いピグテール4がよれて スプリング6の弾性付勢力に抗してカーボンブラシ1がブラシプレート5側に引 張されて、整流子に接触せず、又はピグテール4が上記よれにより断線し、逆に ピグテール4が緩み過ぎるとスプリング6に干渉してカーボンブラシ1の動きを 阻害する問題が発生する。そこで、これを解決するために実願昭57−1087 63号(実開昭59−15274号)の如き提案もされているが、折曲げ舌片が なくカーボンブラシの寸法を長くとれるといった利点があり、かつキャップを締 める時に、ブラシプレートがスプリングの働きによりネジレを防止し得るが、そ れでもなお若干キャップの締め方向に回転するといった欠点がある。
【0004】 そこで、本考案は、上記事情に鑑み、モータケースを大きくすることなくカー ボンブラシを可能な限り長くして長寿命化を図り、これによりコンパクト化はも とよりメンテナンスの利便性を向上させ、又キャップを締める際に、ブラシプレ ートをも回転してピグテールを損傷するといったことを防止し得るモータのブラ シ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案は、上記目的を達成すべくなされたもので、請求項1ではカーボンブラ シと、該カーボンブラシが出没自在に嵌入されるスリーブと、該スリーブを囲繞 するホルダと、カーボンブラシにピグテールを介して接続されるブラシプレート と、カーボンブラシとブラシプレートとの間に挿入した圧縮性のスプリングと、 上記ホルダに螺合されるキャップとから成るモータのブラシ装置において、折曲 げ舌片の垂設位置をカーボンブラシの幅方向と直交するように配設する一方、ス リーブに折曲げ舌片が嵌入する係合溝を設け、これによりスリーブの余裕のある 箇所に係合溝を形成し得て、かつキャップの締め付け時のブラシプレートの回転 も防ぎ得るようにしたものである。請求項2では、折曲げ舌片をカーボンブラシ の側面に至るまで長く延出させて、折曲げ舌片でカーボンブラシの側面を押える と共に、使用するにつれてカーボンブラシが摩減すると、折曲げ舌片がカーボン ブラシの基端側の側面に設けた係止凹部内に嵌入して互いに係止するようにした ものである。
【0006】
【実施例】
以下に本考案に係るモータのブラシ装置の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は第1実施例を示し、図中11はスリーブである。スリーブ11はホルダ1 2で囲繞されていることは従来のものと同様である。スリーブ11は、カーボン ブラシ13の断面形状、つまり断面長方形に見合う嵌入孔14を有し、該嵌入孔 14の長さの長い辺を幅1と称する。更にスリーブ11の嵌入孔14の幅1と直 交する位置に、後述する折曲げ舌片15が嵌入する係合溝16を上記嵌入孔14 と連通するように設ける。従ってスリーブ11の嵌入孔14と係合溝16との部 分の平面形状は、十字形状に形成される。ホルダ12の口縁にはメネジ17を形 成させてある。カーボンブラシ13は、直方体形状に形成されて、その基部側の 端面にピグテール18の一端を接続する。ピグテール18の他端はブラシプレー ト19に接続する。カーボンブラシ13の基端側の端面とブラシプレート19と の間に圧縮性のスプリング20を挿入する。スプリング20は、カーボンブラシ 13とブラシプレート19とを互いに離反する方向に弾性付勢させるためのもの である。ブラシプレート19の側縁の対向位置にはスプリング20に沿って折曲 げ舌片15を一体に垂設させてある。折曲げ舌片15は、カーボンブラシ13の 幅方向の面と平行する位置で、かつスプリング20に接触せず、又カーボンブラ シ13の基端に達しない長さに形成させてあるが、長さに関しては更に長く形成 することも可能であり、特にキャップ21をホルダ12のメネジ17に螺合させ る際に、折曲げ舌片15が係合溝16内に嵌入して、係合溝16の溝壁と係合し 得る長さがあればよい。
【0007】 そして、カーボンブラシ13をスリーブ11の嵌入孔14内に嵌入し、更にブ ラシプレート19をホルダ12内に挿入して、キャップ21をホルダ12のメネ ジ17に螺合させるが、この時折曲げ舌片15が係合溝16内に嵌入して、係合 溝16の溝壁と係合し、キャップ21を回わしても、キャップ21との摩擦力で ブラシプレート19が追従して回転しようとしても、この回転を上記折曲げ舌片 15と係合溝16の溝壁との係合で阻止する。このため、キャップ21と共にブ ラシプレート19が回転することでピグテール18が損傷する原因ともなるよれ の発生が全く生じない。
【0008】 図2乃至図4は第2実施例を示し、図1と同一部分に同一符号を付して説明す る。上記折曲げ舌片15のうち一方15aをカーボンブラシ13の側面に至るま で長く形成すると共に、該折曲げ舌片15aの先端を半円弧状に曲成して係止突 起15bを形成し、カーボンブラシ13の側面に係止突起15bを、該折曲げ舌 片15a自体の弾発力を利用して押圧させる。折曲げ舌片15aが押圧されるカ ーボンブラシ13の面の基端側に上記係止突起15bが嵌入する係止凹部22を 形成する。
【0009】 第2実施例において、通常係止突起15bがカーボンブラシ13の側面を押圧 して、運転時のカーボンブラシ13の振動の発生を抑え、これにより整流子23 との間での火花の発生も減少し得る。使用するにつれて、カーボンブラシ13が 摩滅してスプリング20によりカーボンブラシ13がスリーブ11から押圧され るが、カーボンブラシ13が摩滅するにつれて押出されると、遂にはカーボンブ ラシ13の係止凹部22内に係止突起15bが嵌入し、カーボンブラシ13の突 出が停止する。このため、必要以上に摩滅して整流子23の表面粗れを防ぎ得る と共に、カーボンブラシ13の寿命をも知ることができる。
【0010】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係るモータのブラシ装置によれば、ブラシプレートの折 曲げ舌片が、スリーブ内にてカーボンブラシと干渉しないため、モータ外径が大 きくならず、小形化を図り得る。ブラシプレートの折曲げ舌片を従来より長くで きるために、キャップをホルダに螺合させる際に折曲げ舌片がスリーブ内に簡単 に挿入でき、組立時やブラシ交換等のメンテナンス時の組込みが容易に行い得る 。長い折曲げ舌片でカーボンブラシを押さえれば、運転時のカーボンブラシの振 動を抑制できて、カーボンブラシと整流子との間の火花の発生を防ぎ得る。しか もカーボンブラシの基端側に係止凹部を形成させておくと、必要以上にカーボン ブラシが摩滅すると、係止凹部に折曲げ舌片の先部が嵌入して、それ以上のカー ボンブラシの突出を防ぐので、整流子の表面粗れが発生する前にモータの駆動が 停止し、これにより整流子の表面の損傷を防ぎ得ることはもとよりカーボンブラ シの寿命を知ることもできて、頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータのブラシ装置の第1実施例
を示す分解斜視図である。
【図2】本考案に係るモータのブラシ装置の第2実施例
を示すカーボンブラシ及び折曲げ舌片を備えたブラシプ
レートの部分のスプリングが圧縮された状態の斜視図で
ある。
【図3】第2実施例のカーボンブラシが摩滅していない
状態のブラシ装置の断面図である。
【図4】第2実施例のカーボンブラシが摩滅した状態の
ブラシ装置の断面図である。
【図5】従来のブラシ装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
11 スリーブ 12 ホルダ 13 カーボンブラシ 15 折曲げ舌片 16 係合溝 18 ピグテール 19 ブラシプレート 20 スプリング 21 キャップ 22 係合凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンブラシと、該カーボンブラシが
    出没自在に嵌入されるスリーブと、該スリーブを囲繞す
    るホルダと、カーボンブラシにピグテールを介して接続
    されるブラシプレートと、カーボンブラシとブラシプレ
    ートとの間に挿入した圧縮性のスプリングと、上記ホル
    ダに螺合されるキャップとから成るモータのブラシ装置
    において、上記ブラシプレートにその側縁からスプリン
    グに沿って折曲げ舌片を一体に延出させ、一方、上記ス
    リーブには折曲げ舌片が嵌入する係合溝をスリーブのカ
    ーボンブラシが出没自在に嵌入する角孔の幅と交わる方
    向に設けて、折曲げ舌片と係合溝の溝壁とを係合可能に
    設けたことを特徴とするモータのブラシ装置。
  2. 【請求項2】 上記折曲げ舌片を、カーボンブラシの側
    面に対して折曲げ舌片の弾発力でカーボンブラシの側面
    を押圧可能な長さまで延出させ、カーボンブラシのピグ
    テールが接続される基端側の側面に係止凹部を設けて、
    スリーブに対してカーボンブラシの突出に伴い係止凹部
    に折曲げ舌片の先部を係止可能に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のモータのブラシ装置。
JP9707991U 1991-09-18 1991-09-18 モータのブラシ装置 Pending JPH0529271U (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980303