JPH0529225Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0529225Y2 JPH0529225Y2 JP8636189U JP8636189U JPH0529225Y2 JP H0529225 Y2 JPH0529225 Y2 JP H0529225Y2 JP 8636189 U JP8636189 U JP 8636189U JP 8636189 U JP8636189 U JP 8636189U JP H0529225 Y2 JPH0529225 Y2 JP H0529225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish
- gate
- fishway
- water
- amount
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 claims description 51
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 37
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 26
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000005012 migration Effects 0.000 description 8
- 238000013508 migration Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000009182 swimming Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000001364 causal effect Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000037452 priming Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Barrages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、河川・水路等に設けられた下面間
を魚が上流に遡上できるようにする魚道ゲートに
おける水量調整装置に関するものである。
を魚が上流に遡上できるようにする魚道ゲートに
おける水量調整装置に関するものである。
(従来の技術)
一般に、魚道ゲートは、魚道の床面にそれぞれ
支承せられた複数個の起伏ゲートによつて構成さ
れ、かつ起伏ゲートに順次落差をつけて階段状と
し、上流側の水を下流側へと流すことによつて魚
の上り・下りを可能にしている。
支承せられた複数個の起伏ゲートによつて構成さ
れ、かつ起伏ゲートに順次落差をつけて階段状と
し、上流側の水を下流側へと流すことによつて魚
の上り・下りを可能にしている。
従来、起伏ゲートの起伏操作は、魚類の遡上シ
ーズンにおいて、上流側水位変動に追従して越流
水位が一定になるように放流量を調節し、魚類の
遡上効果を高めている。なお、この放流量は、魚
類を魚道出水口付近に誘い込む呼び水効果を高め
るために、魚類が遡上できる範囲で多くする方が
よいと考えられている。
ーズンにおいて、上流側水位変動に追従して越流
水位が一定になるように放流量を調節し、魚類の
遡上効果を高めている。なお、この放流量は、魚
類を魚道出水口付近に誘い込む呼び水効果を高め
るために、魚類が遡上できる範囲で多くする方が
よいと考えられている。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、従来の上記魚道ゲートは、放流量が
魚類の遡上の多少に関係なく一定であるため、魚
類の遡上が多い場合には水量不足が生じ、また魚
類の遡上が少ない場合には無駄な放流を行なつて
いるなどの問題があつた。
魚類の遡上の多少に関係なく一定であるため、魚
類の遡上が多い場合には水量不足が生じ、また魚
類の遡上が少ない場合には無駄な放流を行なつて
いるなどの問題があつた。
この考案は、上述のような実状に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、魚類の遡上
状態を把握し、魚類の生態・量に応じて放流量を
調整し、魚類の遡上効果の高い魚道となしうる魚
道ゲートの水量調整装置を提供するにある。
たもので、その目的とするところは、魚類の遡上
状態を把握し、魚類の生態・量に応じて放流量を
調整し、魚類の遡上効果の高い魚道となしうる魚
道ゲートの水量調整装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
この考案では、上記目的を達成するために、次
の技術的手段を講じた。
の技術的手段を講じた。
すなわち、この考案は、魚道の床面にそれぞれ
支承せられた複数個の起伏式ゲートによつて構成
され、かつ該各ゲートに順次落差をつけて上流側
の水を下流側へと流すことにより魚の上り・下り
を可能とすると共に、前記各ゲートを駆動装置に
より同時に起伏させるようにした魚道ゲートにお
いて、前記魚道ゲートの上流及び下流に魚群モニ
ターを配設し、該モニターによる魚群検知によ
り、前記駆動装置を自動的に駆動制御し水量調整
を行なうようにした点に特徴がある。なお、魚道
ゲートの水量調整に対応して、隣設の放流ゲート
の開度調整を行ない、下流への放流量の総量を略
一定にすることができる。
支承せられた複数個の起伏式ゲートによつて構成
され、かつ該各ゲートに順次落差をつけて上流側
の水を下流側へと流すことにより魚の上り・下り
を可能とすると共に、前記各ゲートを駆動装置に
より同時に起伏させるようにした魚道ゲートにお
いて、前記魚道ゲートの上流及び下流に魚群モニ
ターを配設し、該モニターによる魚群検知によ
り、前記駆動装置を自動的に駆動制御し水量調整
を行なうようにした点に特徴がある。なお、魚道
ゲートの水量調整に対応して、隣設の放流ゲート
の開度調整を行ない、下流への放流量の総量を略
一定にすることができる。
(作用)
この考案によれば、下流側魚群モニターにより
魚群量が検知されると、設定魚群量を超えるとそ
の量に応じて駆動装置を駆動制御して魚道ゲート
の開度を調節し、魚群量に応じて水量が遡上を可
能ならしめるに効果のあるものとなるように最適
に調整される。そして、上流側魚群モニターによ
り魚群量のチエツクを行ない記録すると共に魚類
の遡上の実態を確認する。
魚群量が検知されると、設定魚群量を超えるとそ
の量に応じて駆動装置を駆動制御して魚道ゲート
の開度を調節し、魚群量に応じて水量が遡上を可
能ならしめるに効果のあるものとなるように最適
に調整される。そして、上流側魚群モニターによ
り魚群量のチエツクを行ない記録すると共に魚類
の遡上の実態を確認する。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
図面において、魚道1は水路状で、その側壁1
Aの一方に隣接して複数の放流ゲート(図示省
略)が配設されており、魚道床面1Bには複数の
起伏式のゲート2が軸受台3に回動軸4を介して
起伏可能に支承せられている。
Aの一方に隣接して複数の放流ゲート(図示省
略)が配設されており、魚道床面1Bには複数の
起伏式のゲート2が軸受台3に回動軸4を介して
起伏可能に支承せられている。
この各ゲート2は、上流側から下流側へと順次
落差をつけて、上流水を下流側へと流すことによ
つて、魚の上り・下りを可能ならしめるべく、下
流側になるにつれてゲート高さを低くしてある。
そして、各ゲート2の上端部は、それぞれ連杆5
又はロープにより連結され、各ゲート2が同時に
起伏しうるようになつており、上流側端ゲート2
の上端部に起伏操作ロープ6の一端が連結されて
いる。該操作ロープ6は、中間シーグ7を介して
側壁1A上に設置された駆動装置8により牽引さ
れ、ゲート2が起込される。
落差をつけて、上流水を下流側へと流すことによ
つて、魚の上り・下りを可能ならしめるべく、下
流側になるにつれてゲート高さを低くしてある。
そして、各ゲート2の上端部は、それぞれ連杆5
又はロープにより連結され、各ゲート2が同時に
起伏しうるようになつており、上流側端ゲート2
の上端部に起伏操作ロープ6の一端が連結されて
いる。該操作ロープ6は、中間シーグ7を介して
側壁1A上に設置された駆動装置8により牽引さ
れ、ゲート2が起込される。
9は上流側魚群モニター、10は下流側魚群モ
ニターで、たとえばモニターテレビ、超音波魚群
探知器等が用いられる。そして、両魚群モニター
9,10は、側壁1A上に設置された制御盤11
に、配線12,13により接続され、魚群検出信
号が制御盤11に送信されるようになつている。
ニターで、たとえばモニターテレビ、超音波魚群
探知器等が用いられる。そして、両魚群モニター
9,10は、側壁1A上に設置された制御盤11
に、配線12,13により接続され、魚群検出信
号が制御盤11に送信されるようになつている。
14は水位計で、魚道ゲートの上流側に配設さ
れ、その水位検出信号が配線15により制御盤1
1に送信される。
れ、その水位検出信号が配線15により制御盤1
1に送信される。
上記実施例において、河川等の魚類遡上シーズ
ンの到来と共に、魚群モニター9,10によつて
魚類の生態をチエツクし、魚群量の検出信号によ
つて、下流側の魚群が所定量に到達すると、それ
に相応する開度となるように、駆動装置8を制御
盤11からの制御信号によつて駆動し、各ゲート
2を所要角度倒伏させる。このときの水の放流量
が、魚群量に対応して遡上に最適な越流水位とな
るように制御されることは勿論、魚道ゲートの放
流水量に反比例して隣接の放流ゲートの水流量が
規制され、下流への放流量の総量が略一定となる
ように制御される。したがつて、下流への無駄な
放流がなく、適正な放流管理が行なわれ、水の有
効利用が図れる。
ンの到来と共に、魚群モニター9,10によつて
魚類の生態をチエツクし、魚群量の検出信号によ
つて、下流側の魚群が所定量に到達すると、それ
に相応する開度となるように、駆動装置8を制御
盤11からの制御信号によつて駆動し、各ゲート
2を所要角度倒伏させる。このときの水の放流量
が、魚群量に対応して遡上に最適な越流水位とな
るように制御されることは勿論、魚道ゲートの放
流水量に反比例して隣接の放流ゲートの水流量が
規制され、下流への放流量の総量が略一定となる
ように制御される。したがつて、下流への無駄な
放流がなく、適正な放流管理が行なわれ、水の有
効利用が図れる。
そして、上流側の魚群モニター9によつて、遡
上した魚群量をチエツクしかつ記録すると共に、
制御盤11において、遡上魚群量の確認が行なわ
れ、下流側魚群量検出信号と対比されて、各ゲー
ト2の開度が遡上を適正ならしめるものかどうか
チエツクされ、駆動装置8の制御が行なわれる。
上した魚群量をチエツクしかつ記録すると共に、
制御盤11において、遡上魚群量の確認が行なわ
れ、下流側魚群量検出信号と対比されて、各ゲー
ト2の開度が遡上を適正ならしめるものかどうか
チエツクされ、駆動装置8の制御が行なわれる。
なお、各ゲート2の開度調整すなわち水量調整
は、上流水位計14の水位検出信号をベースとし
て行なわれること勿論である。
は、上流水位計14の水位検出信号をベースとし
て行なわれること勿論である。
このようにして、下流側の魚群量が少くなる
と、各ゲート2の開度が絞られて、越流水量が少
なくなり、無駄な放流が避けられる。
と、各ゲート2の開度が絞られて、越流水量が少
なくなり、無駄な放流が避けられる。
この考案は、上記実施例に限定されるものでは
なく、たとえば、ゲート2の駆動はその回動軸4
端を側壁1A内ピツトに設けたシリンダ装置等に
より回動させる方式を採用でき、さらに、魚道ゲ
ートの上流側の締切ゲート(図示省略)を設け
て、洪水時等における魚道ゲートの保護を図るよ
うにすることが可能である。また、魚群モニター
は下流側のみとすることができる。
なく、たとえば、ゲート2の駆動はその回動軸4
端を側壁1A内ピツトに設けたシリンダ装置等に
より回動させる方式を採用でき、さらに、魚道ゲ
ートの上流側の締切ゲート(図示省略)を設け
て、洪水時等における魚道ゲートの保護を図るよ
うにすることが可能である。また、魚群モニター
は下流側のみとすることができる。
(考案の効果)
この考案にかかる魚道ゲートの水量調整装置
は、上述のように、魚道ゲートの少くとも下流に
魚群モニターを配設し、該モニターによる魚群検
知により、その量に応じてゲート開閉用の駆動装
置を自動的に駆動制御して水量調整を行なうよう
にしたことを特徴とするものであるから、魚類の
生態に応じた水管理機能すなわち魚群量に対応し
た遡上効果を最大限に発揮させうる水量調整を確
実に行なうことができ、しかも人為的ゲート操作
が不要で、省人化を図ることができる。
は、上述のように、魚道ゲートの少くとも下流に
魚群モニターを配設し、該モニターによる魚群検
知により、その量に応じてゲート開閉用の駆動装
置を自動的に駆動制御して水量調整を行なうよう
にしたことを特徴とするものであるから、魚類の
生態に応じた水管理機能すなわち魚群量に対応し
た遡上効果を最大限に発揮させうる水量調整を確
実に行なうことができ、しかも人為的ゲート操作
が不要で、省人化を図ることができる。
また、上流側に魚群モニターを設けることによ
つて、魚類の遡上状態が把握できると共に水量と
遡上効果の因果関係を再確認することができ、漁
業組合に対する信頼性を高めることが可能であ
る。
つて、魚類の遡上状態が把握できると共に水量と
遡上効果の因果関係を再確認することができ、漁
業組合に対する信頼性を高めることが可能であ
る。
図面はこの考案の一実施例を示す側面図であ
る。 1……魚道、1B……床面、2……ゲート、8
……駆動装置、10……魚群モニター。
る。 1……魚道、1B……床面、2……ゲート、8
……駆動装置、10……魚群モニター。
Claims (1)
- 魚道1の床面1Bにそれぞれ支承せられた複数
個の起伏式ゲート2によつて構成され、かつ該各
ゲート2に順次落差をつけて上流側の水を下流側
へと流すことにより魚の上り・下りを可能とする
と共に、前記各ゲート2を駆動装置8により起伏
させるようにした魚道ゲートにおいて、魚道ゲー
トの少くとも下流に魚群モニター10を配設し、
該モニター10によつて魚群検知により、前記駆
動装置8を自動的に駆動制御して水量調整を行な
うようにしたことを特徴とする魚道ゲートの水量
調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8636189U JPH0529225Y2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8636189U JPH0529225Y2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0325624U JPH0325624U (ja) | 1991-03-15 |
JPH0529225Y2 true JPH0529225Y2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=31635882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8636189U Expired - Lifetime JPH0529225Y2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529225Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-21 JP JP8636189U patent/JPH0529225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0325624U (ja) | 1991-03-15 |
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