JPH05291813A - アンテナパターンのビーム圧縮処理方法 - Google Patents
アンテナパターンのビーム圧縮処理方法Info
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- JPH05291813A JPH05291813A JP4116686A JP11668692A JPH05291813A JP H05291813 A JPH05291813 A JP H05291813A JP 4116686 A JP4116686 A JP 4116686A JP 11668692 A JP11668692 A JP 11668692A JP H05291813 A JPH05291813 A JP H05291813A
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
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- H01Q21/29—Combinations of different interacting antenna units for giving a desired directional characteristic
- H01Q21/293—Combinations of different interacting antenna units for giving a desired directional characteristic one unit or more being an array of identical aerial elements
- H01Q21/296—Multiplicative arrays
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Abstract
層向上させるアンテナパターンのビーム圧縮処理方法を
提供する。 【構成】 主アンテナ素子1を、任意角度cを基準角度
にして(c−a)度から(c+a)度までビーム幅圧縮
方向に一定速度で走査し、副アンテナ素子2は、移相器
3を用いて、副アンテナ素子のパターンの第1零点に対
応する角度であって前記主アンテナ素子1の1/2走査
角度aより大きい角度bを用い、(c−b)度から(c
+b)度までビーム幅圧縮方向に一定速度で走査する。
この走査で得られた各アンテナ素子1,2の受信信号を
位相を合わせて掛算回路4で乗算処理する。
Description
圧縮するビーム圧縮処理方法に関する。
ターンの良さを表す指標の一つにビーム幅があり、この
ビーム幅が小さい程、アンテナパターンとしての性能が
よくなる。しかしながら、ビーム幅とアンテナの大きさ
(長さ)は互いに反比例の関係にあり、ビーム幅を小さ
くしようとするとアンテナの大きさが大となり、アンテ
ナの大きさを小さくしようとするとビーム幅が大きくな
ってしまう。
識別度、すなわち分解能を2倍にすることを考えた場
合、ビーム幅を半分にしなければならないので、アンテ
ナの大きさが2倍になってしまう。大きさが2倍になる
と、アンテナの占有領域が大きくなるばかりでなく、ア
ンテナ重量の増加,アンテナ支持構造物の大型化等、さ
まざまな弊害が生ずる。逆にアンテナの大きさを半分に
すると、ビーム幅が2倍に広がり、識別度が半分に悪化
する。
相反する性質を持っていることは良く知られている。実
際のアンテナではアンテナの占める領域等に制限のある
場合が殆どであるので、このような制約の下でビーム幅
がある程度のところで妥協している。
掛算型アレイの原理を用いて、複数個のアンテナ素子の
受信信号を掛け合わせて、ビーム幅を小さくするビーム
圧縮方法が知られている。図8は、かかるビーム圧縮を
行うアンテナ構成を示す図であり、101 は複数の放射素
子を等間隔で直線状に配列したアレイアンテナなどで構
成されたメインアンテナであり、102 はリファレンスア
ンテナで、メインアンテナ101 からビーム幅を圧縮すべ
きX方向に離して配置されている。103 はメインアンテ
ナ101 の受信信号とリファレンスアンテナ102 の受信信
号を掛算する掛算回路である。このような構成のアンテ
ナ装置において、各アンテナ101 ,102で受信した信号
を、位相を合わせて掛算回路103 へ入力し乗算処理する
ことにより、メインアンテナの指向特性とリファレンス
アンテナの指向特性とが乗算され、ビーム幅を圧縮した
合成指向特性が得られるようになっている。
来のアンテナパターンのビーム圧縮方法は、リファレン
スアンテナのパターンの第1零点に対応する角度は、メ
インアンテナのパターンの第1零点に対応する角度の約
2分の1になるので、メインアンテナのビーム幅を約半
分に圧縮できるのみで、それ以下にビーム幅を圧縮する
ことができないという問題点がある。
上記問題点を解消するためになされたもので、ビーム幅
を半分以下に圧縮し、識別能力を向上させるアンテナパ
ターンのビーム圧縮処理方法を提供することを目的とす
る。
め、本発明は、主アンテナ素子に対して、該主アンテナ
素子の圧縮すべきビーム幅の方向に隣接し且つビーム軸
を一致させて1個以上の副アンテナ素子を配置してアン
テナ系を構成し、前記主アンテナ素子を任意角度cを基
準角度にして(c−a)度から(c+a)度まで前記圧
縮すべきビーム幅方向に一定速度で走査すると共に、前
記副アンテナ素子を、該副アンテナ素子のアンテナパタ
ーンの第1零点に対応する角度であって前記角度aより
大きい角度bを用い、(c−b)度から(c+b)度ま
で前記圧縮すべきビーム幅方向に一定速度で走査し、基
準角度を順次2a度ずつずらしながら上記走査を繰り返
し、これらの走査により得られた主アンテナ素子及び副
アンテナ素子の受信信号を位相を合わせて乗算し、アン
テナパターンのビーム幅の圧縮を行うものである。
縮処理方法において、基準角度(c度)を0度の場合を
考えると、主アンテナ素子がa度方向を指向している時
の受信信号に、副アンテナ素子がb度方向、すなわちア
ンテナパターンの第1零点を指向している時の大きさ零
の受信信号を掛け合わせることになるので、アンテナ系
の乗算出力は角度bより小さい角度a度において零とな
る。同様に、角度−a度においても出力は零となる。
角度aと角度bが等しい場合が従来のビーム圧縮方法で
あり、副アンテナ素子が±b度方向を指向している時
に、出力を零とするものである。これに対して、本発明
においては、上記のように主アンテナ素子の1/2走査
角度aを副アンテナ素子の1/2走査角度bより小さく
しているので、角度±b度より小さい角度で出力が零と
なる。そして、ここでは基準角度(c度)を0度とした
場合を考えているので、メインビーム方向での出力が零
となる角度範囲が、従来のビーム圧縮方法よりも狭くな
り、ビーム幅が従来の方法による場合よりも圧縮される
ことになる。例えば角度aを角度bの半分の値とする
と、従来の方法による圧縮ビーム幅の更に半分に圧縮さ
れることになり、また角度aを角度bのn分の1にする
と、従来の方法の圧縮ビーム幅のn分の1になり、した
がって本発明による方法にすれば、原理的にはビーム幅
を任意に狭くすることが可能となる。
に係るアンテナパターンのビーム圧縮処理方法の実施例
を説明するためのアンテナ装置の概略構成を示す概念図
である。図において、1は電波を受信するための主アン
テナ素子であり、ホーンアンテナ,アレイアンテナなど
のアンテナが用いられる。2は副アンテナ素子で、電子
的にビームを走査できるアンテナであればどのようなア
ンテナでもよく、主アンテナ素子1のパターンのビーム
幅を圧縮すべきX方向に主アンテナ素子1に隣接し、且
つビーム軸を一致させて配置している。3は副アンテナ
素子2のビームを走査させるための移相器である。4は
掛算回路で、主アンテナ素子1の受信信号と副アンテナ
素子2の受信信号を乗算処理するものである。
て、アンテナビームをある角度cを基準として、主アン
テナ素子1を(c−a)度から(c+a)度まで前記X
方向に一定速度で走査し、この間に同時に副アンテナ素
子2を(c−b)度から(c+b)度まで同じく前記X
方向に一定速度で走査する。但し、角度bは副アンテナ
素子2のアンテナパターンの第1零点に対応する角度と
し、また角度aは角度bよりも小さい値の角度とする。
したがってこの際、主アンテナ素子1の走査速度より副
アンテナ素子2の走査速度が速くなり、両者の走査速度
は異なる。この異なる速度で走査を行わせる方法として
は、次の4つの方式がある。
ンテナ素子2を同一のロータリーテーブルのような機械
的な回転部材に載置し、(c−a)度から(c+a)度
まで両者のビームを同一走査すると共に、移相器3によ
り副アンテナ素子2のビームを、走査角度が(c−b)
度から(c+b)度になるように、更に電子的に走査す
る方法である。第2の方式は、主アンテナ素子1と副ア
ンテナ素子2を別々のロータリーテーブルのような機械
的な回転部材に載置し、両者のビームを(c−a)度か
ら(c+a)度まで同一走査をすると共に、移相器3に
より副アンテナ素子2のビームを、走査角度が(c−
b)度から(c+b)度になるように更に電子的に走査
する方法である。
テナ素子1と副アンテナ素子2を同一の移相器5で(c
−a)度から(c+a)度まで電子的に走査をすると共
に、移相器3により副アンテナ素子2のビームを、走査
角度が(c−b)度から(c+b)度になるように更に
電子的に走査する方法である。第4の方式は、図3に示
すように、主アンテナ素子1のビームを移相器5で(c
−a)度から(c+a)度まで電子的に走査し、副アン
テナ素子2のビームを移相器3で(c−b)度から(c
+b)度まで電子的に走査する方法である。
アンテナ素子2のビームを走査したのち、基準角度を
(c+2a),(c+4a),・・・ のように順次2a度
ずつずらしながら、前記と同様の走査を繰り返す。
到来すると、主アンテナ素子1と副アンテナ素子2は、
それぞれのパターンに応じた受信信号を出力する。これ
らの出力を位相を合わせて掛算回路4で乗算処理し、掛
算回路出力を最終出力とすると、掛算型アレイの原理
で、前記作用の項で説明したように、従来の方法よりも
更にビームが圧縮された、主アンテナ素子1のパターン
に対応した出力が得られる。
ナ(反射板からの距離は1/4波長)のダイポール軸を
Y方向に一致させたアレイ素子を、X方向に半波長間隔
で20素子配列して構成した主アンテナ素子と、同じアレ
イ素子をX方向に半波長間隔で3素子を配設し、主アン
テナ素子と半波長離して配置して構成した副アンテナ素
子を用い、角度aを角度bの3分の2の値とした場合の
ビーム圧縮のシミュレーション結果を示す図である。図
中の実線はビームを圧縮処理した合成電力パターン、破
線は主アンテナパターンのみの電力パターン、一点鎖線
は副アンテナパターンのみの電力パターンを、それぞれ
角度0度を基準としてdB表示で表したものである。これ
と対比するため、角度aを角度bと等しくした従来のビ
ーム圧縮方法によるシミュレーション結果を図5に示
す。これらの合成パターンから、本発明によるビーム圧
縮方法は、従来のビーム圧縮より、更にビームを圧縮す
ることができることがわかる。
置の具体的な構成例を図6に示す。この構成例において
は、主アンテナ素子11及び副アンテナ素子12として、い
ずれも円形パッチアレイアンテナを用いてアンテナ系を
構成したものであり、副アンテナ素子12は主アンテナ素
子11に対してX方向に離して配置されている。移相器13
としては、PINダイオードあるいはフェライトを用い
た位相を制御する手段等、既知の構成のものを用いるこ
とができる。また掛算回路14としては、アナログ的に行
う場合には、一般の掛算回路や周波数変調回路を用いる
ことができる。またディジタル的に行う場合には、受信
信号をA/D変換器でディジタル信号に変換した後に乗
算処理する手段等、既知の技術を用いることができる
が、その一例を図7に示す。図7において、21は主アン
テナ素子、22は副アンテナ素子、23は移相器、24,25は
各アンテナ素子21,22でとらえた電波を受信する受信
機、26,27は受信機24,25の出力をディジタル信号に変
換するA/D変換器、28はA/D変換器26,27の出力を
掛算処理する掛算器である。
タル掛算回路では、主アンテナ素子21,副アンテナ素子
22で受信した電波は受信機24,25に入力され、各受信機
24,25では受信電波の電力を直流信号で出力する。これ
らの受信機24,25の出力はA/D変換器26,27に入力さ
れ、ディジタル値に変換されたのち、掛算器28で掛算処
理が行われ、掛算された値が出力される。
ナ素子を一つ用いたものを示したが、複数個用いること
ができ、しかも電子的にビームを走査することができる
アンテナであれば、どのようなアンテナでも利用するこ
とができる。副アンテナ素子を複数個用いた場合の乗算
処理には、次の2つの方式がある。第1の方式は、複数
個の副アンテナ素子の出力を加え合わせた後に、主アン
テナ素子の出力と掛算を行う方式で、この場合は副アン
テナ素子の受信電力が増加するので、1個の場合よりも
アンテナ利得及びS/Nが良好になる。他の方式は複数
個の副アンテナ素子の出力をそれぞれ主アンテナ素子の
出力と掛け合わせる方式で、この場合はビーム幅の圧縮
と共にサイドローブの低減化も可能となる。
副アンテナ素子の1/2走査角度を、副アンテナ素子の
パターンの第1零点に対応する角度であって、主アンテ
ナ素子の1/2走査角度aよりも大きい角度bとしたの
で、掛算処理された受信出力が零となる角度範囲が従来
方法よりも狭くなり、主アンテナ素子のビーム幅を従来
の方法以上に圧縮し、識別能力を更に向上させることが
できる。
理方法の一実施例を説明するためのアンテナ装置の概念
図である。
方式を示す概略図である。
走査方式を示す概略図である。
処理を行って得られた合成パターンを示す図である。
合成パターンを示す図である。
系の具体的な構成例を示す図である。
図である。
念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 主アンテナ素子に対して、該主アンテナ
素子の圧縮すべきビーム幅の方向に隣接し且つビーム軸
を一致させて1個以上の副アンテナ素子を配置してアン
テナ系を構成し、前記主アンテナ素子を任意角度cを基
準角度にして(c−a)度から(c+a)度まで前記圧
縮すべきビーム幅方向に一定速度で走査すると共に、前
記副アンテナ素子を、該副アンテナ素子のアンテナパタ
ーンの第1零点に対応する角度であって前記角度aより
大きい角度bを用い、(c−b)度から(c+b)度ま
で前記圧縮すべきビーム幅方向に一定速度で走査し、基
準角度を順次2a度ずつずらしながら上記走査を繰り返
し、これらの走査により得られた主アンテナ素子及び副
アンテナ素子の受信信号を位相を合わせて乗算すること
を特徴とするアンテナパターンのビーム圧縮処理方法。
Priority Applications (4)
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JP4116686A JPH071845B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アンテナパターンのビーム圧縮処理方法 |
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-
1993
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- 1993-03-11 EP EP93301860A patent/EP0565239B1/en not_active Expired - Lifetime
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DE69304584D1 (de) | 1996-10-17 |
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