JPH05291379A - 半導体基板用搬送装置及び半導体基板処理器並びに自動処理装置 - Google Patents

半導体基板用搬送装置及び半導体基板処理器並びに自動処理装置

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JPH05291379A
JPH05291379A JP11664292A JP11664292A JPH05291379A JP H05291379 A JPH05291379 A JP H05291379A JP 11664292 A JP11664292 A JP 11664292A JP 11664292 A JP11664292 A JP 11664292A JP H05291379 A JPH05291379 A JP H05291379A
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semiconductor substrate
semiconductor
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JP11664292A
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Inventor
Sumitatsu Namita
澄樹 波多
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板を安定して搬送し得かつ装置の省
スペース化に寄与する半導体基板用搬送装置の提供、半
導体基板を堅固に支持し得る半導体基板処理器の提供並
びに該搬送装置及び半導体処理器を具備した自動処理装
置の提供。 【構成】 搬送手段24が具備する各基板挾持部材72
〜75のうち少なくとも1、例えば基板挾持部材74に
つき、半導体基板22の下側を支持させると共に、残余
のもの72、73、75については半導体基板22の側
端に係合させることとし、上記の省スペース化を達成し
た。また、半導体基板処理器が具備する基板受け台85
につき、半導体基板22を支える支持代を大とし、以て
上記の堅固なる支持状態を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンウェハーやガ
ラス基板等の半導体基板を複数枚まとめて所望の経路に
沿って自動的に搬送する半導体基板用搬送装置と、該半
導体基板用搬送装置を具備してこれにより半導体基板を
各半導体基板処理器内の処理液中に順次浸漬して洗浄処
理を施す自動処理装置と、該半導体基板処理器自体とに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動処理装置として、図
15及び図16に示すものがある。なお、この従来の装
置に関しては、例えば特開昭57−52138号公報に
おいて開示されている。
【0003】図15に示すように、当該自動処理装置
は、架台103を有しており、該架台103上には、処
理槽108を含む例えば3つ(処理槽108以外は図示
せず)の処理槽が、該図における右方向に向って順に配
設されている。処理槽108には前洗浄用処理液が貯留
され、これに続く2つの処理槽には各々、エッチング用
処理液及び後洗浄用処理液が貯留されている。
【0004】図示してはいないが、架台103には、上
記の各処理槽が並ぶ方向に沿って開口部が形成されてお
り、該開口部内に可動ポール112が配置されている。
可動ポール112の上端部には、半導体基板113を保
持するための保持手段114が設けられている。可動ポ
ール112は、この保持手段114をその保持した半導
体基板113と共に、上記各処理槽内を順に巡る所定の
経路に沿って搬送する搬送手段(可動ポール112以外
は図示しない)の一部を構成する。
【0005】上記保持手段114は、次のように構成さ
れている。なお、各半導体基板113はこの保持手段1
14によって、その各々の主面同士が平行となるように
且つ各々が直立した状態にて一定間隔で整列して保持さ
れる。
【0006】すなわち、保持手段114は、可動ポール
112の上端部に固定された直方体状の基体部115
と、該基体部115の側部に一端にて取り付けられて該
基体部115の側方(紙面に対して垂直な方向)へ向け
て伸びるアーム部材116と、アーム部材116の端部
に取り付けられて4本の垂下部122aを有するハンガ
ー部材122と、これら垂下部122aの2本ずつによ
って、且つピン123を介して相対的に揺動自在に支持
された一対の基板挾持部材125と、該両基板挾持部材
125を駆動する駆動手段とを有している。該駆動手段
は、ハンガー部材122上に設けられた空気圧シリンダ
126と、2本のリンク127a及び3本のピン127
bから成ってこの空気圧シリンダ126の出力軸126
aの出力を両基板挾持部材125に伝達するリンク機構
127とからなる。
【0007】上記の両基板挾持部材125には、各々が
半導体基板113が係合し得る多数、この場合、5条の
保持溝125aが並設されている。
【0008】一方、架台103上であって処理槽108
の前隣には受入れ台枠130が設けられており、該受入
れ台枠130上には、複数の半導体基板113を収容し
た基板容器131が載置されている。基板容器131に
は、夫々が半導体基板113を収容し得る5条の収容溝
131aが並設されている。なお、この基板容器131
は、各半導体基板113を収容した状態にて図示せぬ容
器搬送装置によって受入れ台枠130上に持ち来された
ものである。
【0009】受入れ台枠130の下方には、基板容器1
31内の各半導体基板113を前述した保持手段114
による保持可能位置に供給する基板供給手段が設けられ
ている。該基板供給手段は、半導体基板113に係合し
てこれを支持し得る5条の支持溝133aが並設された
基板担持部材133と、架台103に取り付けられてそ
の出力軸134aに該基板担持部材133が固着された
空気圧シリンダ134とから成る。この空気圧シリンダ
134は、該基板担持部材133を昇降せしめるための
もので、出力軸134aの突出動作によって基板担持部
材133が上昇し、該基板担持部材133が担持した各
半導体基板113が上方に押し出されて上記保持手段1
14による保持可能位置に達する。なお、受入れ台枠1
30及び基板容器131には、基板担持部材133が通
過するための開口部130a及び131aが形成されて
いる。
【0010】次いで、上記した装置の動作を図17をも
参照しつつ説明する。
【0011】まず、図15に示すように、5枚の半導体
基板113を収容した基板容器131が受入れ台枠13
0上に載置される。すると、図17に示すように、空気
圧シリンダ134が作動してその出力軸134aが突出
し、各半導体基板113は基板担持部材133により担
持されて基板容器131の上方に押し出され、保持手段
114による保持可能位置に位置決めされる。これに続
き、上方の空気圧シリンダ126が作動してその出力軸
126aが突出する。よって、図17に示すようにリン
ク機構127が作動し、一対の基板挾持部材125によ
って各半導体基板113が挾持される。この後、可動ポ
ール112を含む搬送手段が作動し、これによって、保
持手段114がその保持した各半導体基板113と共に
各処理槽を巡り、これに伴なって各半導体基板113の
前洗浄、エッチング及び後洗浄が行なわれる。なお、こ
の後洗浄までを完了した各半導体基板113は、各処理
槽の更に右方に配設された取出し台枠(図示せず)の直
上の位置に搬送される。該取出し台枠上には各半導体基
板を収容し得る回収用の基板容器(図示せず)が置かれ
ており、各半導体基板113は上記の直上位置から下降
せられてこの基板容器内に収納される。その後、これら
半導体基板113は該基板容器に収納された状態のまま
後段の工程に向けて搬送される。
【0012】ところで、図示してはいないが、上記の処
理槽108を含む各処理槽の底部には基板受け台が設け
られており、該各処理槽内において半導体基板113を
洗浄するに当たっては、該各処理槽内に搬入した半導体
基板113を、この基板受け台に一旦受け渡すことが行
われる。なお、これら処理槽と、その内蔵した基板受け
台とを、半導体基板処理器と総称する。述べるまでもな
いが、この受け渡しに際しては、図17に示す如く互い
に閉状態にある一対の基板挾持部材125を、図15の
ように拡開させることが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置においては、図17から明らかなように、
両基板挾持部材125は共に、半導体基板113の下側
部分に係合してこれを挾持している。かかる構成におい
ては、該両基板挾持部材125をして半導体基板113
の挾持状態を解除させるために該両基板挾持部材125
の両者を互いに拡開させたとき、該両者の先端部、すな
わち下端部同士の拡き幅S(図15において示してい
る)が比較的大きくなる。よって、上記各処理槽(10
8など)の内径寸法は、この拡開動作を可能とするため
に、上記拡き幅Sに、両基板挾持部材125の幅寸法T
(図15に示している)を加えたものより更に大きく設
定する必要がある。よって、各処理槽が大型になるとい
う欠点があり、装置全体としての占有スペースの削減を
図る上で解決されるべき問題となっている。但し、上述
のように、半導体基板113の下側部分に基板挾持部材
125を係合させて、抱えるようにして搬送することに
より、搬送中の半導体基板113は安定し、落下し難
い。
【0014】一方、各処理槽内に設けられて各半導体基
板113を受ける基板受け台については、各半導体基板
113の下側部分に係合してこれらを支持するように形
成されている。具体的には、該基板受け台には、受け入
れるべき半導体基板113の枚数と同数の受け溝が並設
されており、これら各受け溝に半導体基板113の下端
部が嵌入し、直立した状態にて、且つ、整列状態を保っ
たまま支持される。
【0015】しかしながら、このような支持形態におい
ては、処理液の圧力の影響などによって各半導体基板1
13が揺れ易いという欠点があり、効率的な洗浄を行う
上でこの揺れを防止することが望まれている。
【0016】そこで、本発明は、上記従来の技術の欠点
に鑑みてなされたものであって、半導体基板を何等支障
なく安定して搬送することが出来ると共に、処理槽を含
む自動処理装置の省スペース化に寄与する半導体基板用
搬送装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、処理槽とその内部に配設
された基板受け台との複合体にして、受け入れた半導体
基板を揺れを生ずることなく堅固に支持することが出来
る半導体基板処理器を提供することを目的とする。
【0018】更に、本発明は、上器半導体基板用搬送装
置及び半導体基板処理器の両者を互いに付加せしめて成
る自動処理装置であって該両者の構成に基づく効果を併
せ奏するものを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の半導
体基板をその主面同士が平行となるように且つ各々が直
立した状態にて一定間隔で整列して保持し得る保持手段
と、前記保持手段を所定経路に沿って搬送する搬送手段
とを有し、前記保持手段は、前記搬送手段により搬送さ
れる基体部と、前記基体部に可動に取り付けられて互い
に協働して前記半導体基板を前記主面に平行な方向にお
いて挾持する複数の基板挾持部材と、前記基板挾持部材
各々を駆動する駆動手段とを含む半導体基板用搬送装置
において、前記基板挾持部材各々のうち少なくとも1が
前記半導体基板に対して、残余の基板挾持部材よりも下
側に偏倚した筒所に係合するように配設したものであ
る。また、本発明は、処理液を貯留し得る処理槽と、前
記処理槽内に配設されて複数枚の半導体基板をその主面
同士が平行となるように且つ各々が直立した状態にて一
定間隔で整列して支持し得る基板受け台とを有する半導
体基板処理器において、前記基板受け台は、前記半導体
基板の下半部分の外周部所定範囲に係合してこれを支
え、且つ、前記所定範囲の両端部に対する係合部各々の
一方が他方より上側に偏倚せられるように構成したもの
である。また、本発明は、主面同士が平行となるように
且つ各々が直立した状態で保持手段により一定間隔で整
列して保持された複数枚の半導体基板を、所定経路に沿
って搬送する搬送手段を有し、前記半導体基板を前記所
定経路内で処理槽内の基板受け台に一旦受け渡して該処
理槽内に貯留された処理液による浸漬洗浄を行う自動処
理装置において、前記保持手段は、前記搬送手段により
搬送される基体部と、前記基体部に可動に取り付けられ
て互いに協働して前記半導体基板を前記主面に平行な方
向において挾持する複数の基板挾持部材と、前記基板挾
持部材各々を駆動する駆動手段とを含み、前記基板挾持
部材各々のうち少なくとも1が、前記半導体基板に対し
て、残余の基板挾持部材よりも下側に偏倚した筒所に係
合するように配設され、前記基板受け台は、前記半導体
基板の下半部分の外周部所定範囲に係合してこれを支
え、且つ、前記所定範囲の両端部に対する係合部各々の
一方が他方よりも上側に偏倚せられ、前記少なくとも1
の基板挾持部材と、前記受け台が具備する他方の係合部
とが互いに対応するように構成したものである。
【0020】
【実施例】次に、本発明に係る半導体基板用搬送装置及
び半導体基板処理器と、該搬送装置及び処理器を含む自
動処理装置の実施例について説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、当該自動処理
装置は、形鋼等より成るフレーム1と、該フレーム1上
に覆設されたパネル(参照符号は付さない)とにより、
全体として直方体状に形成された筐体3を備えている。
なお、これらフレーム1及びパネルの素材としてステン
レス鋼を使用することによって該筐体の防錆がなされ
る。また、図示のように、筐体3の下部には、当該自動
処理装置を運搬する際に利用されるべき多数のキャスタ
4が設けられている。そして、該キャスタ4の近傍等に
は、多数の脚5が設けられており、所定位置に搬送され
た当該自動処理装置は、これら脚5を以て床6上に固定
される。
【0022】図1に示すように、筐体3内には、基板供
給手段8と、4つの処理槽9乃至12、基板乾燥機13
が順に配設されている。
【0023】処理槽9内には、アンモニア水、過酸化水
素水及び純水を混合して成り且つ所定の温度に加熱した
処理液9aが貯留されている。又、処理槽10及び12
内には、処理液として、加熱した純水であるHot純水
(Hot deionized water)10a及
び12aが夫々貯留されており、処理槽11内には硫酸
及び過酸化水素水を混合して成り加熱された処理液11
aが貯留されている。又、処理槽9及び10の底部に
は、振動子15及び16が取り付けられている。各振動
子15、16は、筐体3内の所定位置に配設された超音
波発振器(図示せず)により駆動され、両処理槽9及び
10を励振する。
【0024】図1に示すように、処理槽10の下方に
は、該処理槽10内の処理液10aを急速に排出するた
めの排液手段18が設けられている。この排液手段18
の構成については、実開平3−38628号公報におい
て開示されているものと同様である故、ここでは詳述し
ない。なお、他の処理槽9、11及び12からの排液
は、該各処理槽に接続された排液チューブ(図示せず)
を通じて行われる。又、各処理槽9乃至13に供給され
るべき各処理液を備蓄する備蓄タンク20が処理槽11
の下方に配設されており、該備蓄タンク20から図示せ
ぬ供給チューブを経て各処理槽に対して各種の処理液が
供給される。
【0025】さて、当該自動処理装置は、シリコンウェ
ハー若しくはガラス基板等の半導体基板22の洗浄から
乾燥までを自動的に行うものであり、後述する一連の工
程にて一度に例えば50枚の半導体基板22の洗浄及び
乾燥を完了することができる。なお、半導体基板22は
円形であり、その直径が約200m/mである。これら
50枚の半導体基板22は、図1及び図2に示す保持手
段24によって保持され、図2に示す搬送手段25によ
って該保持手段24が所定経路に沿って搬送されること
により上記の各処理槽を巡る。なお、保持手段24は、
各半導体基板22を該各半導体基板の主面同士が平行と
なるように、且つ各々が直立した状態にて一定間隔で整
列して保持する。
【0026】図1及び図3並びに図4に示すように、上
記搬送手段25は、上述した各処理槽9乃至12の並ぶ
方向に沿って、すなわち水平方向において延在するレー
ル27と、該レール27に対してブラケット28a及び
スライダ28bを介して摺動自在に取り付けられた可動
ベース29とを有している。なお、図3及び図4に示す
ように、レール27は、筐体3に対して固定された支持
プレート30上に取り付けられている。図4及び図5か
らも明らかなように、可動ベース29は全体として略矩
形板状に形成されている。
【0027】可動ベース29は、その上端部近傍にてレ
ール27により吊支される状態にて取り付けられてお
り、図2乃至図4に示すように、該可動ベース29の下
端部にはブラケット32を介して一対のローラ33が設
けられている。そして、これらローラ33は、筐体3の
下部に上記のレール27と平行に配設されたガイドプレ
ート34を左右から挾んでいる。かかる構成によって、
可動ベース29が円滑に移動することができる。
【0028】図3及び図4から特に明らかなように、上
記したレール27を担持した支持プレート30の下面に
は、該レール27と平行に長尺のラック36が固設され
ている。これに対して、可動ベース29上には、該ラッ
ク36に噛合する最終段歯車37aを含む減速機構37
と、該減速機構37にトルクを付与するモータ38とが
取り付けられている。即ち、モータ38を正及び逆転さ
せることによって可動ベース29がレール27に沿って
往復動する。
【0029】図5に示すように可動ベース29上には、
レール40が上下方向において伸長すべく取り付けられ
ている。そして、このレール40上に、スライダ41
(図4にも図示)が摺動自在に設けられ、該スライダ4
1に昇降プレート42が固着されている。昇降プレート
42には、固定ブロック43を介して可動ポール45が
上下方向において延在すべく取り付けられている。この
可動ポール45と平行に長尺のウォーム46が配置され
ており、且つ、上下一対の軸受47a及び47bを介し
て可動ベース29に対して回転自在に取り付けられてい
る。ウォーム46に螺合するナット49が設けられてお
り、該ナット49が昇降プレート42に対して固着され
ている。
【0030】ウォーム46の下端部は軸受47bよりも
下方に突出しており、この突出部分にプーリ50が嵌着
されている。そして、可動ベース29上であってこの軸
受47bの側方にギアドモータ52が設けられており、
該ギアドモータ52の出力軸にもプーリ53が嵌着さ
れ、両プーリ50及び53にはベルト54が掛け回され
ている。即ち、ギアドモータ52が正及び逆回転するこ
とによりウォーム46が正及び逆回転して、可動ポール
45がこれを担持した昇降プレート42と共に昇降動作
を行うように構成されている。
【0031】なお、図4に示すように、可動ベース29
には、可動ポール45が上昇位置及び下降位置のいずれ
にあるかを検知するための2つのスイッチ55a及び5
5bが設けられており、これらは昇降プレート42に設
けられた突片56が係合することにより作動する。
【0032】前述したレール27と、スライダ28b
と、可動ベース29と、ローラ33と、ガイドプレート
34と、ラック36と、減速機構37と、モータ38
と、レール40と、スライダ41と、昇降プレート42
と、可動ポール45と、ウォーム46と、プーリ50及
び53と、ギアドモータ52と、ベルト54と、これら
の周辺の関連部材とによって、図1に示した保持手段2
4を、その保持した半導体基板22と共に各処理槽9乃
至12内の処理液による浸漬位置を経て該各処理槽外に
至る所定経路(後述)に沿って搬送する搬送手段25が
構成されている。
【0033】次いで、半導体基板22を保持して該搬送
手段25により搬送される保持手段24について詳述す
る。
【0034】図6乃至図10から特に明らかなように、
この保持手段24は、上記可動ポール45の上端部に固
定された直方体状の基体部58と、該基体部58に一端
部にて片持梁状に取り付けられて該基体部58の側方に
直線的に且つ互いに平行に伸長する2本の円柱状のアー
ム部材59及び60とを有している。図9に示すよう
に、基体部58は、底板58aと、側板58bとから成
る。そして、該図から明らかなように、基体部58内に
は2つずつの軸受62a及び62bが設けられており、
両アーム部材59及び60はこれらの軸受によってその
軸中心を中心として回転自在に支持されている。
【0035】図7及び図8に示すように、上記した両ア
ーム部材59及び60の各々の自由端部には、ハンガー
部材63及び64が夫々取り付けブロック65を介して
垂下状態にて取り付けられている。ハンガー部材63
は、矩形板状の中間部材67と、コの字状に形成されて
該中間部材67の下端部に固着された枠部材68とから
成り、他方のハンガー部材64は、矩形板状の中間部材
67と、コの字状の枠部材69とから成る。なお、取付
ブロック65は、互いに各アーム部材59及び60を挾
むように形成された2つの分割体65b及び65cと、
該両分割体を締結するボルト及びナットなどの締結部材
(図示せず)などとから成る。
【0036】なお、両アーム部材59及び60の他端
部、すなわち先端部には、該両先端部に枢着されて該先
端部同士を互いに連結させる連結手段70が設けられて
いる。該連結手段70は詳しくは、両アーム部材59及
び60の各々に密接して外嵌したゴムなどから成る弾性
環状部材70aと、該各環状部材70aに嵌着した2つ
の直方体状のブロック70bと、該両ブロック70bの
各々に植設されて夫々右ねじ及び左ねじの一方ずつが形
成された植込ボルト70c及び70dと、該両植込ボル
ト70c、70dに螺合するナット70eとから成る。
この連結手段70を設けたことにより、2本のアーム部
材59及び60の各先端同士の離間若しくは近接し過ぎ
が防止される。
【0037】図7及び図8並びに図11に示すように、
上述した両ハンガー部材63及び64の構成部材である
枠部材68、69の下端部には、該枠部材68、69の
各々につき4本ずつ、合計8本の略円柱状の基板挾持部
材72乃至75(但し、これら8本の基板挾持部材の2
本ずつについて、同じ参照符号を付している)がボルト
(図示せず)により取り付けられている。これらの基板
挾持部材72〜75は、互いに協働して、半導体基板2
2を該半導体基板の主面に平行な方向において挾持す
る。但し、図7から明らかなように、各基板挾持部材7
2〜75は、同じ参照符号にて示される2本ずつが、相
互の中心軸同士が一致するように配置されており、この
ように同心的に並んだ2本の基板挾持部材同士は、枠部
材68(69)が具備する板状のブラケット68aを介
して互いに端部にて結合せられている。なお、これら、
互いに同心的に並ぶように配置された2本ずつの基板挾
持部材については、互い一体に成形して、長尺の1本の
ものとしてもよい。すなわち、この場合、各枠部材68
及び69の各々には、この長尺の基板挾持部材が2本ず
つ、平行にとりつけられることとなる。
【0038】ここで、各基板挾持部材72〜75自体の
構成を詳述する。なお、これら基板挾持部材72〜75
は夫々同形状である故、代表として基板挾持部材72に
ついて詳述する。
【0039】図12及び図13に示すように、基板挾持
部材72は、前述もしたように、全体として略円柱状に
形成されている。そして、基板挾持部材72には、各々
半導体基板22の外周部分が係合し得る保持溝72aが
例えば25条、等しいピッチにて並設されている。な
お、これら各保持溝72aの断面形状はV字状となって
いる。そして、基板挾持部材72は、該各保持溝72a
が並ぶ方向に対して垂直な断面形状が円形となってい
る。また、図13から明らかなように、各保持溝72a
は、基板挾持部材72の一部分を切り欠いた形態にて形
成されており、該各保持溝72aの底面はこれに係合す
る半導体基板22の半径(約100m/m)と等しい曲
率半径を有している。なお、上記までの説明から明らか
なように、両アーム部材59及び60間において互いに
対応するように設けられた1組の基板挾持部材同士によ
って例えば25枚の半導体基板22を挾持し得ることか
ら、一度にその2倍、すなわち50枚の半導体基板22
を保持して搬送することができる。
【0040】次に、上記した各基板挾持部材72〜75
の配置の形態について詳述する。
【0041】図11から特に明らかなように、各基板挾
持部材72〜75のうち、基板挾持部材74について
は、半導体基板22に対して、残余の基板挾持部材7
2、73及び75よりも下側に偏倚した筒所に係合す
る。このように、半導体基板22をその下側にて支える
ことにより、搬送中の半導体基板22は安定し、落下す
ることなく円滑に搬送することが出来る。
【0042】一方、基板挾持部材74を除く他の基板挾
持部材72、73及び75のうち、第1基板挾持部材と
しての基板挾持部材73は、半導体基板22の中心を通
る仮想水平線76上において、且つ、上記の基板挾持部
材74とは反対側にて半導体基板22に係合する。な
お、この基板挾持部材73の半導体基板22に対する係
合位置については、上記の如き仮想水平線76上に限ら
ず、該仮想水平線76の極く近傍であってもよい。
【0043】そして、残る、第2基板挾持部材としての
基板挾持部材72及び75のうち、一方の基板挾持部材
75は、上記の基板挾持部材74に近接して配置され、
且つ、上記仮想水平線76上において半導体基板22に
係合する。また、他方の基板挾持部材72については、
上記基板挾持部材73の下側に近接して配置され、上記
仮想水平線76の近傍において半導体基板22に係合す
る。なお、上記の基板挾持部材75の、半導体基板22
に対する係合位置については、上記の如き仮想水平線7
6上に限らず、該仮想水平線76の極く近傍であっても
よい。
【0044】上述のように、半導体基板22の下側を支
持する基板挾持部材74を除く残余の基板挾持部材につ
いて、これらを半導体基板22の中心を通る仮想水平線
76上、若しくは該仮想水平線76の極く近傍において
半導体基板22に係合するように配置したことにより、
下記の効果が得られる。
【0045】すなわち、かかる構成においては、基板挾
持部材74と、これを除く残余の基板挾持部材72、7
3、75との両者をして、基板挾持状態を解除させるた
めに互いに拡開させたときにおける該両者間の拡き幅を
小さく抑えることが出来る。よって、この拡開動作が内
部にて行われるべき各処理槽9乃至12(図1及び図2
並びに図7、図8、図11を参照)の小型化が可能とな
り、延いては当該自動処理装置全体としての省スペース
化が達成される。
【0046】なお、図8及び図11に示すように、当該
実施例においては、半導体基板22を夫々円柱状に形成
された4本ずつの基板挾持部材72〜75によって挾持
するように構成しているが、例えば、基板挾持部材72
及び73を互いに一体に成形し、また、基板挾持部材7
4及び75を互いに一体に成形して、これらを半導体基
板22の外周の所定の範囲に亘って連続的に係合させて
もよい。
【0047】次いで、前述した各基板挾持部材72〜7
5をして各半導体基板22の挾持及びその解除を行わし
めるべくこれらを駆動する駆動手段の構成について説明
する。
【0048】図4及び図10に示すように、保持手段2
4の構成部材である基体部58を支持する可動ポール4
5は中空であり、その内部に長尺の円柱状シャフト79
が挿通されている。このシャフト79の上端部は、前述
した2本のアーム部材59及び60に対して、リンク機
構80を介して連結されている。図9及び図10に示す
ように、このリンク機構80は、夫々アーム部材59及
び60に対して一端部にて嵌着した2本のリンク部材8
0a及び80bと、該両リンク部材の他端部同士を互い
に枢着せしめると共にシャフト79の上端に固設された
小ブラケット79aに対して枢着したピン80cとから
成る。なお、両リンク部材80a及び80bは各々、両
アーム部材59、60に対して止めピン80dにより回
り止めされている。また、両アーム部材59及び60を
枢支する各軸受62a及び62bと上記の両リンク部材
80a、80bとの間には、環状のスペーサ62cが介
装されている。
【0049】一方、図3乃至図5に示すように、上記可
動ポール45を支える固定ブロック43に、出力軸が下
向きに突出するようにソレノイド82が取り付けられて
いる。なお、図4に示すように、可動ベース29には、
このソレノイド82に対する電源の供給及びその断をな
すための可撓性のケーブル82aが設けられている。
【0050】上記ソレノイド82の近傍にはレバー部材
83が配置されており、且つ、その略中央部分にてピン
83aによりブラケット32に対して回転自在に取り付
けられている。そして、このレバー部材83の一端部は
ピン83bによってソレノイド82の出力軸に枢着さ
れ、他端部はピン83cにより上述のシャフト79の下
端部に枢着されている。すなわち、ソレノイド82が作
動及び停止することによって、シャフト79が上下動
し、以て、両アーム部材59及び60がリンク機構80
を介して回転せしめられて各基板挾持部材72〜75に
よる各半導体基板22の挾持及びその解除動作がなされ
るように構成されているのである。
【0051】上記したシャフト79と、ソノレイド82
と、レバー部材83と、これら各部材に関連する周辺の
小部材とによって、両アーム部材59及び60にトルク
を付与するトルク付与手段が構成されている。なお、リ
ンク機構80は、両アーム部材59、60と該トルク付
与手段の間に介装されて該両アーム部材各々を同期して
作動せしめるための同期手段として作用する。
【0052】上述したトルク付与手段と、同期手段とし
てのリンク機構80とにより、各基板挾持部材72〜7
5を駆動して半導体基板22の挾持及びその解除を行わ
せる駆動手段が構成されている。又、該駆動手段と、各
基板挾持部材72〜75と、基体部58と、両アーム部
材59及び60と、ハンガー部材63、64と、連結手
段70とによって、参照符号24にて示す保持手段が構
成されている。前述もしたように、当該保持手段24
は、50枚の半導体基板22を、これらの主面同士が平
行となるように且つ各々が直立した状態にて一定間隔で
整列して保持する。
【0053】ここで、図1及び図2に示した各処理槽9
乃至12の底部に設けられて、上述した保持手段24か
ら各半導体基板22を受けてこれらをその主面同士が平
行となるように且つ各々が直立した状態にて一定間隔で
整列して支持する基板受け台85について説明する。な
お、この基板受け台85と、該基板受け台85が内装さ
れる各処理槽9乃至12を、半導体処理器と総称する。
【0054】図7及び図8並びに図11に示すように、
基板受け台85は、底板86と、該底板86上に互いに
平行に固設された3枚の側板87と、夫々略円柱状に形
成されて該各側板87により両端部を支持された6本の
基板支持部材88〜90とから成る(但し、これら8本
の基板支持部材の2本ずつについて、同じ参照符号を付
ている)。これらの基板支持部材88〜90は夫々、前
述した保持手段24により保持された各半導体基板22
の整列方向において延在しており、互いに協働して該半
導体基板22を支えるものである。図7から明らかなよ
うに、各基板支持部材88〜90は、同じ参照符号が付
された2本ずつが相互の中心軸同士が一致するように配
置されている。なお、これら、互いに同心的に並ぶよう
に配置された2本ずつの基板支持部材については、互い
に一体的に成形して、長尺の一本のものとしてもよい。
すなわち、この場合、側板87上には、この長尺の基板
支持部材が3本、平行に取り付けられることとなる。
【0055】なお、各基板支持部材88〜90の細部に
ついては、前述した保持手段24が具備する各基板挾持
部材72〜75と略同様に形成されている故にその詳細
な説明を省略するが、該各基板支持部材88〜90には
夫々、各々半導体基板22の外周部分が係合し得る25
条の受け溝が等しいピッチにて並設されている。
【0056】次に、上記した各基板支持部材88〜90
の配置の形態について詳述する。
【0057】図8及び図11から明らかなように、基板
受け台85は半導体基板22の下半部分の外周部所定範
囲Rに係合してこれを支え、上記した各基板支持部材8
8〜90は該半導体基板22に対する係合部として作用
する。そして、これらの基板支持部材88〜90のう
ち、上記所定範囲Rの一端部に対応すべく設けられた基
板支持部材88は、他の基板支持部材89及び90より
も上側に偏倚して配置されている。かかかる構成の故、
半導体基板22の支持状態がこの偏倚分だけ堅固とな
り、支持された各半導体基板22が揺れることがなく、
効率的な洗浄を行うことが出来る。
【0058】一方、残る基板支持部材89及び90につ
いては夫々、上記所定範囲Rの中央部及び他端部に対応
すべく配置されている。そして、この基板支持部材90
と、前述した保持手段24が具備して半導体基板22を
下側から保持する基板挾持部材74とが互いに対応して
配置されている。
【0059】なお、当該実施例においては、上記のよう
に、3本ずつの基板支持部材88〜90によって半導体
基板22を支持するように構成しているが、かかる構成
の他に、例えば、これら基板支持部材88〜90を互い
に一体に成形し、前述した所定範囲Rの全長に亘って連
続的に係合させてもよい。
【0060】次に、図1に示す基板供給手段8の構成に
ついて詳述する。この基板供給手段8は、半導体基板2
2を50枚ずつ、上記の保持手段24による保持可能位
置に順次供給するものである。
【0061】図14に示すように、この基板供給手段8
は、フレーム92を有している。そして、フレーム92
の上端部にガイド部材93が固設され、昇降シャフト9
4が該ガイド部材93によって上下方向において摺動自
在に保持されている。昇降シャフト94の上端部には、
各々が25枚ずつの半導体基板22を支持し得る2つの
基板担持部材95が並べて設けられている。但し、これ
ら基板担持部材95は図14において紙面に対して垂直
な方向にて並設されている故、図には1つのみが現れて
いる。
【0062】一方、昇降シャフト94の下端には、中間
プレート96を介して長尺のウォーム97が結合されて
いる。そして、フレーム92上には、このウォーム97
に噛合するウォームホィール(図示せず)を含む減速機
構98と、該減速機構98に対してトルクを付与するモ
ータ99が取り付けられている。
【0063】上記したガイド部材93と、昇降シャフト
94と、中間プレート96と、ウォーム97と、減速機
構98と、モータ99とによって、基板担持部材95を
保持手段24による基板保持可能位置に対応する位置
(図14において実線で示す位置)と該位置から下方に
離間した他の位置(図14において二点鎖線にて示す位
置)との間で移動せしめる移動手段が構成されている。
【0064】なお、図1及び図2において、参照符号1
00は当該装置内の空気を清浄化するためのクリーンボ
ックスを示し、また参照符号101は電装ボックスを示
している。
【0065】続いて、上記した構成の自動処理装置の動
作について簡単に説明する。
【0066】まず、図14に示すように、図示しないロ
ボットあるいは人手によって、基板供給手段8上に、各
々が半導体基板22を25枚ずつ収容したキャリア10
2が2つ載置される。但し、これら2つのキャリア10
2は同図において紙面に垂直な方向において並んでいる
故、図には1つのみが現われている。なお、このキャリ
ア102内の各半導体基板22は、その主面同士が平行
となるように、かつ各々が直立した状態にて一定間隔で
整列されている。
【0067】基板供給手段8上にキャリア102が載せ
られると、図14に示すように、該基板供給手段8が具
備するモータ99が正転してウォーム97が上方に移動
せられ、基板担持部材95が同図において二点鎖線にて
示す位置からキャリア102の底部に形成された開口部
(図示せず)を経て実線で示す位置に上昇する。これに
よって、図示の如く、2つのキャリア102内に収容さ
れている合計50枚の各半導体基板22は、基板担持部
材95により持ち上げられるようにして該キャリア10
2の上方に抜き出され、保持手段24による保持可能位
置に持ち来される。このとき、図示のように、保持手段
24はキャリア102の直上にて待機している。
【0068】この状態で、図3乃至図5に示すソレノイ
ド82が作動せられてその出力軸が突出し、これにより
可動ポール45内のシャフト79が上昇して両アーム部
材59及び60が回転する。よって、図8に示すよう
に、ハンガー部材63、64が同図において二点鎖線に
て示す状態から実線で示す位置に作動し、基板挟持部材
72〜75によって各半導体基板22が挟持される。
【0069】これに続き、図3及び図4に示すモータ3
8及びギアドモータ52が適宜回転せられて可動ベース
29の水平移動と可動ポール45の昇降動作とが行わ
れ、各半導体基板22はこれを保持した保持手段24と
共に、図1に示す経路Z3 →X6 →Z4 に沿って搬送さ
れ、処理槽9内の基板受け台85上に載置され、該処理
槽9内に貯留された処理液9aに浸漬される。そして、
保持手段24による各半導体基板22の保持状態が解除
され、処理液9aによる各半導体基板22に対する処
理、この場合、洗浄が施される。なお、この洗浄時に、
該処理槽9の下部に取り付けられた振動子15が作動せ
られて該処理槽9と共に内部の処理液9aが励振され、
洗浄が効果的に行われる。
【0070】上記の処理槽9における洗浄作業が終了す
ると、保持手段24は再び各半導体基板22を保持す
る。続いて、各半導体基板22は、上述と同様にして図
1に示す経路Z3 →X7 →Z4 に沿って搬送され、処理
槽10内の基板受け台85上に載置されて処理液10a
による洗浄が施される。この洗浄中、該処理槽10に取
り付けられた振動子16が作動する。
【0071】その後、各半導体基板22は、図1に示す
経路Z3 →X8 →Z4 と、これに続く経路Z3 →X9
4 を順次辿って搬送され、各処理槽11及び12内の
処理液11a及び12aにより洗浄される。斯くして各
半導体基板の洗浄を完了する。この後、保持手段24
は、これら半導体基板を残して図1に示す経路Z3 →X
10→Z4 を経て再び基板供給手段8の直上の待機位置に
戻される。
【0072】以下、上記した一連の動作が繰り返され、
基板供給手段8により順次供給される多数の半導体基板
について洗浄が行われる。
【0073】一方、各処理槽9乃至12を経て洗浄を完
了した半導体基板22は、図示しない他の基板搬送手段
によって図1に示す基板乾燥機13内に入れられる。そ
して、該基板乾燥機13により乾燥作業が行われた後、
回収され、次の工程に向けて送られる。なお、この基板
乾燥機13は、遠心力を以て各半導体基板22の乾燥を
なすものである。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体基板用搬送装置においては、半導体基板を挾持する複
数の基板挾持部材各々のうち少なくとも1について、半
導体基板に対し、残余の基板挾持部材よりも下側に偏倚
した箇所にて係合することとしたので、下記の効果が奏
される。すなわち、上記少なくとも1の基板挾持部材を
以て半導体基板の下側を支えることにより、搬送中の半
導体基板は安定し、半導体基板を落下させることなく円
滑に搬送することが出来るという効果がある。また、上
記残余の基板挾持部材について、これを、半導体基板の
中心を通る仮想水平線上、若しくは該仮想水平線の極く
近傍において半導体基板に係合するよに配置することと
すれば、基板挾持状態を解除させるために上記少なくと
も1及び該残余の上基板挾持部材の両者を互いに拡開さ
せたときにおける該両者間の拡き幅を小さく抑えること
が出来、それ故にこの拡開動作が内部にて行われるべき
処理槽の小型化が可能となり、延いては該処理槽を含む
自動処理装置全体としての省スペース化に寄与するとい
う効果がある。一方、本発明による半導体基板処理器に
おいては、その具備した基板受け台について、半導体基
板の下半部分の外周部所定範囲に係合してこれを支える
ことを踏まえ、該所定範囲の両端部に対する係合部各々
の一方を他方よりも上側に偏倚させているので、その
分、支持状態が堅固となり、支持された半導体基板が揺
れることがなく、効率的な洗浄を行うことが出来るとい
う効果がある。また、本発明による自動処理装置は、上
記した半導体基板用搬送装置及び半導体処理器の両者を
互いに付加せしめて成るが故に、該両者の構成に基づく
効果を併せ有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る自動処理装置の全体の縦
断面図である。
【図2】図2は、図1に関するA−A断面図である。
【図3】図3は、図1に示した自動処理装置が具備する
保持手段と搬送手段の、一部断面を含む縦断面図であ
る。
【図4】図4は、図3に関するB−B矢視図である。
【図5】図5は、図4に関するC−C矢視図である。
【図6】図6は、図1に示した自動処理装置が具備する
保持手段の平面図である。
【図7】図7は、図6に関するD−D矢視図である。
【図8】図8は、図7に関するE−E矢視図である。
【図9】図9は、図6に示した保持手段が具備する基体
部の平断面図である。
【図10】図10は、図9に関するF−F断面図であ
る。
【図11】図11は、図8に示した構成の一部の拡大図
である。
【図12】図12は、図6に示した保持手段が具備する
基板挾持部材の正面図である。
【図13】図13は、図12におけるHーH断面図であ
る。
【図14】図14は、図1に示した自動処理装置が具備
する基板供給手段と保持手段の正面図である。
【図15】図15は、従来の装置の要部の一部断面を含
む正面図である。
【図16】図16は、図15に示した従来の装置が具備
する保持手段の要部の斜視図である。
【図17】図17は、図15及び図16に示した従来の
装置の動作説明図である。
【符合の説明】
3 筐体 9、10、11、12 処理槽 9a、10a、11a、12a 処理液 20 備蓄タンク 22 半導体基板 24 保持手段 25 搬送手段 58 基体部 59、60 アーム部材 63、64 ハンガー部材 72、73、74、75 基板挾持部材 76 仮想水平線 85 基板受け台 88、89、90 基板支持部材(係合
部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の半導体基板をその主面同士が平
    行となるように且つ各々が直立した状態にて一定間隔で
    整列して保持し得る保持手段と、前記保持手段を所定経
    路に沿って搬送する搬送手段とを有し、前記保持手段
    は、前記搬送手段により搬送される基体部と、前記基体
    部に可動に取り付けられて互いに協働して前記半導体基
    板を前記主面に平行な方向において挾持する複数の基板
    挾持部材と、前記基板挾持部材各々を駆動する駆動手段
    とを含む半導体基板用搬送装置であって、前記基板挾持
    部材各々のうち少なくとも1が、前記半導体基板に対し
    て、残余の基板挾持部材よりも下側に偏倚した箇所に係
    合するように配設されていることを特徴とする半導体基
    板用搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記残余の基板挾持部材は、前記半導体
    基板の中心を通る仮想水平線上、若しくは該仮想水平線
    の極近傍において、且つ、前記少なくとも1の基板挾持
    部材とは略反対側にて該半導体基板に係合する第1基板
    挾持部材を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体
    基板用搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記残余の基板挾持部材は、前記第1基
    板挾持部材とは異なる第2基板挾持部材を含み、前記第
    2基板挾持部材のいずれか1は前記少なくとも1の基板
    挾持部材に近接して配置され、且つ、前記仮想水平線
    上、若しくは該仮想水平線の極近傍において前記半導体
    基板に係合し、前記第2基板挾持部材の他のいずれか1
    は前記第1基板挾持部材に近接して配置され、且つ、前
    記仮想水平線の近傍において前記半導体基板に係合する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体基板用搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記基板挾持部材各々には、前記半導体
    基板が係合し得る複数の保持溝が並設されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1記載
    の半導体基板用搬送装置。
  5. 【請求項5】 処理液を貯留し得る処理槽と、前記処理
    槽内に配設されて複数枚の半導体基板をその主面同士が
    平行となるように且つ各々が直立した状態にて一定間隔
    で整列して支持し得る基板受け台とを有する半導体基板
    処理器であって、前記基板受け台は、前記半導体基板の
    下半部分の外周部所定範囲に係合してこれを支え、且
    つ、前記所定範囲の両端部に対する係合部各々の一方が
    他方よりも上側に偏倚せられていることを特徴とする半
    導体基板処理器。
  6. 【請求項6】 前記基板受け台は、各々前記半導体基板
    の整列方向において延在して前記半導体基板各々に係合
    してこれらを支える複数の基板支持部材を有することを
    特徴とする請求項5記載の半導体基板処理器。
  7. 【請求項7】 前記基板支持部材には、各々前記半導体
    基板に係合してこれらを支持し得る複数の受け溝が並設
    されていることを特徴とする請求項6記載の半導体基板
    処理器。
  8. 【請求項8】 主面同士が平行となるように且つ各々が
    直立した状態で保持手段により一定間隔で整列して保持
    された複数枚の半導体基板を、所定経路に沿って搬送す
    る搬送手段を有し、前記半導体基板を前記所定経路内で
    処理槽内の基板受け台に一旦受け渡して該処理槽内に貯
    留された処理液による浸漬洗浄を行う自動処理装置であ
    って、前記保持手段は、前記搬送手段により搬送される
    基体部と、前記基体部に可動に取り付けられて互いに協
    働して前記半導体基板を前記主面に平行な方向において
    挾持する複数の基板挾持部材と、前記基板挾持部材各々
    を駆動する駆動手段とを含み、前記基板挾持部材各々の
    うち少なくとも1が、前記半導体基板に対して、残余の
    基板挾持部材よりも下側に偏倚した箇所に係合するよう
    に配設され、前記基板受け台は、前記半導体基板の下半
    部分の外周部所定範囲に係合してこれを支え、且つ、前
    記所定範囲の両端部に対する係合部各々の一方が他方よ
    りも上側に偏倚せられ、前記少なくとも1の基板挾持部
    材と前記受け台が具備する他方の係合部とが互いに対応
    せられていることを特徴とする自動処理装置。
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