JPH05290713A - 地絡保護用回路遮断器 - Google Patents
地絡保護用回路遮断器Info
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- JPH05290713A JPH05290713A JP4121205A JP12120592A JPH05290713A JP H05290713 A JPH05290713 A JP H05290713A JP 4121205 A JP4121205 A JP 4121205A JP 12120592 A JP12120592 A JP 12120592A JP H05290713 A JPH05290713 A JP H05290713A
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Abstract
異常でも動作する地絡保護用回路遮断器を提供する。 【構成】地絡保護用回路遮断器に対し、遮断器内部の導
体や端子の発熱による温度変化を検出し疑似地絡電流を
発生する、バイメタルやサーミスタ等より成る手段8を
付加した。
Description
路遮断器に、簡単な作業で、及び安価な部品を追加し
て、過負荷による過電流通電や端子の締付け不良による
異常発熱でも回路を遮断することができるように構成す
ることに関する。
において従来、地絡・過負荷保護兼用漏電遮断器は電源
側一負荷側間の少なくとも1極に主導体の一部としてバ
イメタル1を取付け、過電流での温度上昇によるバイメ
タル1のたわみで接点装置を開離する引外し装置2を有
しており、これは、地絡による引外し装置3とは別の装
置となっておりコスト的に高いものとなっている。
引外し荷重に相当する変形力が必要であるが、引外し荷
重は個々によりばらつきが大きく過電流による引外し時
間の調整作業に手間がかかっている。
発熱等で動作するような回路遮断器は従来なかった。
み、地絡保護用回路遮断器に対し、地絡による引外し装
置を流用し、過負荷による過電流通電や端子の締付け不
良での異常発熱による温度上昇を検出して零相変流器貫
通導体間に疑似地絡を発生する、簡単で安価な手段を追
加して構成したものである。
の発熱による導体の温度上昇や遮断器の器体内の温度上
昇により零相変流器貫通導体間に疑似地絡電流を発生
し、地絡保護用回路遮断器の地絡による引外し装置によ
り、接点を引外し、開離する。
をもとに説明する。
構成図である。図2は図1による例えば過負荷状態等で
の温度の異常な上昇を検出した動作説明図である。図1
において7は主導体で零相変流器5を貫通しており、地
絡による2極の主導体7の通電電流のアンバランスによ
り零相変流器5→増幅部4→引外し装置3で遮断器を引
外す。
は電気接続端子部あるいは遮断器器体内の適当な位置に
配置した、バイメタルあるいは形状記憶合金等の温度に
より形状が変化する素子でその一端を零相変流器5の電
源側の主導体7にハンダ付、ねじ締め、スポット溶接等
により電気的に接続し、零相変流器5を貫通させず、そ
の他端を零相変流器5の負荷側の同一主導体7の裸充電
部に隙間をあけて対向配置している。
続は上記の逆、つまり零相変流器5の負荷側の主導体に
一端を接続しても効果は同じである。
器の定格電流値以下の通電による主導体又は器体内の温
度上昇での素子8の変形では主導体7と接触しなく、過
電流通電や電気接続端子の締付け不良等異常による発熱
による温度上昇での変形により主導体7に接触する隙間
としている。
あり主導体7には定格電流値以上の過電流が流れている
ものとすれば、主導体又は器体内の温度が更に上昇し、
素子8の変形が大きくなり主導体7に接触する。
路が形成され、図2に示す電流でI1+I2=I3の関係
になるが、素子8は零相変流器5を貫通しておらず、零
相変流器5を貫通した電流I1とI3はアンバランスとな
り引外し装置3により遮断器は引外される。この場合、
I2の電流値は、遮断器の定格感度電流以上の電流値と
なるような抵抗値の素子と主導体を選定する必要があ
る。
る過負荷状態の動作説明図であるが、零相変流器5の電
源側の主導体7に素子8を電気的に接続し、零相変流器
5を通さず、その他端部を、零相変流器5の負荷側の他
極の主導体7に一端を電気的に接続された抵抗器11の
他端部に隙間12をあけて対向配置しており、前記同
様、過電流通電や電気接続端子の締付け不良等の異常に
よる発熱での温度上昇による素子8の変形で素子8と抵
抗器11は接触し、バイパス回路が形成され、図4に示
す零相変流器5の貫通電流I4とI6はアンバランスとな
り遮断器は引外される。
各々上記の逆となっても良い。又、I5の電流値は遮断
器の定格感度電流以上の電流値となるような抵抗値の素
子及び抵抗器を選定する必要がある。
はサーミスタ等温度が上がると抵抗値が下がるような回
路素子又は手段であり、その一端を零相変流器5の電源
側の主導体7に電気的に接続し、零相変流器5を貫通さ
せず、他端を零相変流器5の負荷側の他極の主導体7に
電気的に接続している。
の異常による発熱により主導体7又は端子又は器体内の
温度が更に上昇し、その近傍に配置した回路素子又は手
段13の抵抗値が下がり、遮断器の定格感度電流以上の
電流がこの回路素子又は手段13に流れると、前記同
様、零相変流器5の貫通電流がアンバランスとなり遮断
器は引外される。
13の抵抗値は、回路素子又は手段13に流れる電流値
が定格感度電流値以上になるようなものを選定する必要
がある。
7は第3の実施例の変形構成例であり、このように接続
しても動作や効果は同じである。
器体内部の異常発熱により疑似地絡電流を発生する手段
を備えたので、従来の地絡保護用回路遮断器に対し簡単
に部品を追加して、安く、過負荷や端子の締付け不良等
の異常でも動作する地絡保護用回路遮断器が提供でき、
又、過電流遮断の場合には従来のように過電流に対する
引外しが接点引外し機構の引外し荷重に左右されないた
め引外し時間の調整作業が容易になり、且つ過電流に対
する引外し時間の精度の良い地絡・過負荷保護兼用漏電
遮断器が提供できる効果がある。
極、4極用の地絡保護用回路遮断器でも同様な効果があ
る。
手段は遮断器の定格電流の異なる器種への流用も可能で
あり、標準化により、どのような型式の地絡保護用回路
遮断器にも安価なものが提供できる効果もある。又、説
明は過負荷や端子の締付け不良等による異常発熱に限定
しているが、温度が変化するような異常であれば、温度
を検出する素子を適当な位置に設置することでどのよう
な異常でも関係なく使用できることは明らかである。
造を示す構成図
主導体との隙間 11 抵抗器 12 本発明による温度により形状が変化する素子と
抵抗器との隙間 13 温度が上がると抵抗値が下がる回路素子又は手
段 尚、図中、同一符号は同一部品を表す
Claims (4)
- 【請求項1】 基台とカバーにより構成される器体内に
接点装置、該接点装置を開閉する機構部、地絡電流を検
知する零相変流器、増幅部及び地絡により接点装置を開
離する引外し装置を有する地絡保護用の漏電遮断器にお
いて、過負荷や電気接続端子の締付け不良等異常発熱に
よる主導体や端子又は器体内の温度上昇を検出し、疑似
地絡を発生する手段を有して、疑似地絡電流の発生によ
り、前記零相変流器と増幅部及び接点装置を開離する引
外し装置で遮断器を引外すようにしたことを特徴とした
地絡保護用回路遮断器。 - 【請求項2】 前記疑似地絡を発生する手段は温度によ
り形状が変化する素子を零相変流器の貫通主導体のうち
のひとつの主導体の零相変流器の電源側と負荷側を零相
変流器を貫通しない通路で、形状が変化して接続し疑似
地絡電流が零相変流器を貫通するよう構成した請求項1
記載の地絡保護用回路遮断器。 - 【請求項3】 前記疑似地絡を発生する手段は温度によ
り形状が変化する素子と抵抗器を零相変流器の貫通主導
体の異極間に接続し、疑似地絡電流が零相変流器を貫通
するように構成することを特徴とした請求項1記載の地
絡保護用回路遮断器。 - 【請求項4】 前記疑似地絡を発生する手段は温度の上
昇により抵抗値が下がる回路素子又は手段を零相変流器
の貫通主導体の異極間に接続して、疑似地絡電流が零相
変流器を貫通するように構成することを特徴とした請求
項1記載の地絡保護用回路遮断器。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04121205A JP3143205B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 地絡保護用回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04121205A JP3143205B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 地絡保護用回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05290713A true JPH05290713A (ja) | 1993-11-05 |
JP3143205B2 JP3143205B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=14805474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04121205A Expired - Lifetime JP3143205B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 地絡保護用回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143205B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-04-14 JP JP04121205A patent/JP3143205B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3143205B2 (ja) | 2001-03-07 |
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