JPH05290360A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05290360A JPH05290360A JP11825392A JP11825392A JPH05290360A JP H05290360 A JPH05290360 A JP H05290360A JP 11825392 A JP11825392 A JP 11825392A JP 11825392 A JP11825392 A JP 11825392A JP H05290360 A JPH05290360 A JP H05290360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic layer
- magnetic
- vinyl chloride
- polyurethane
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 結合剤成分としてポリウレタン系樹脂と塩化
ビニル系樹脂とを含む磁性層を設け、磁性層の内部にい
くほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面に
いくほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させ
て、磁気ヘッドとの密着性を向上させ、かつ磁性層の機
械的特性を良好にして耐久性を向上させる。 【構成】 結合剤成分としてポリウレタン系樹脂と塩化
ビニル系樹脂とを含む磁性層を設け、磁性層の内部にい
くほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面に
いくほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させた
磁気記録媒体
ビニル系樹脂とを含む磁性層を設け、磁性層の内部にい
くほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面に
いくほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させ
て、磁気ヘッドとの密着性を向上させ、かつ磁性層の機
械的特性を良好にして耐久性を向上させる。 【構成】 結合剤成分としてポリウレタン系樹脂と塩化
ビニル系樹脂とを含む磁性層を設け、磁性層の内部にい
くほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面に
いくほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させた
磁気記録媒体
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体に関し、
さらに詳しくは、磁気ヘッドとの密着性がよく、機械的
特性が良好で耐久性に優れた磁気記録媒体に関する。
さらに詳しくは、磁気ヘッドとの密着性がよく、機械的
特性が良好で耐久性に優れた磁気記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気記録媒体は、通常、磁性粉末、結合
剤成分、有機溶剤およびその他の必要成分からなる磁性
塗料を、ポリエステルフィルムなどの基体上に塗布、乾
燥してつくられる。この際、使用される結合剤成分とし
ては、磁性粉末の分散性に優れ、磁気記録媒体に優れた
電気的特性を付与できるとともに、耐久性に優れたもの
が望まれる。このため、従来からこれらの特性に優れた
ものとして、塩化ビニル系樹脂やポリウレタン系樹脂な
どが使用されており、通常、塩化ビニル系樹脂やポリウ
レタン系樹脂は混合して使用されている。
剤成分、有機溶剤およびその他の必要成分からなる磁性
塗料を、ポリエステルフィルムなどの基体上に塗布、乾
燥してつくられる。この際、使用される結合剤成分とし
ては、磁性粉末の分散性に優れ、磁気記録媒体に優れた
電気的特性を付与できるとともに、耐久性に優れたもの
が望まれる。このため、従来からこれらの特性に優れた
ものとして、塩化ビニル系樹脂やポリウレタン系樹脂な
どが使用されており、通常、塩化ビニル系樹脂やポリウ
レタン系樹脂は混合して使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、塩化ビニル
系樹脂とポリウレタン系樹脂とを混合して使用する従来
の方法では、磁性層の表面から基体との界面までこれら
の結合剤樹脂が均一に含まれているため、併用する各結
合剤樹脂の作用効果が均一に発揮されるだけで、それぞ
れの結合剤樹脂に特有の効果を充分に助長して発揮させ
ることができず、磁気ヘッドとの密着性や磁性層の機械
的特性等を、未だ充分に向上させることができない。
系樹脂とポリウレタン系樹脂とを混合して使用する従来
の方法では、磁性層の表面から基体との界面までこれら
の結合剤樹脂が均一に含まれているため、併用する各結
合剤樹脂の作用効果が均一に発揮されるだけで、それぞ
れの結合剤樹脂に特有の効果を充分に助長して発揮させ
ることができず、磁気ヘッドとの密着性や磁性層の機械
的特性等を、未だ充分に向上させることができない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる現状
に鑑み種々検討を行った結果なされたもので、結合剤成
分としてポリウレタン系樹脂と塩化ビニル系樹脂とを含
む磁性層を設け、磁性層の内部にいくほどポリウレタン
系樹脂が多くなり、磁性層の表面にいくほど塩化ビニル
系樹脂が多くなるように分布させることによって、併用
するポリウレタン系樹脂およびの塩化ビニル系樹脂特有
の効果を充分に助長して発揮させ、磁気ヘッドとの密着
性を良好にするとともに、磁性層の機械的特性を良好に
して耐久性を充分に向上させたものである。
に鑑み種々検討を行った結果なされたもので、結合剤成
分としてポリウレタン系樹脂と塩化ビニル系樹脂とを含
む磁性層を設け、磁性層の内部にいくほどポリウレタン
系樹脂が多くなり、磁性層の表面にいくほど塩化ビニル
系樹脂が多くなるように分布させることによって、併用
するポリウレタン系樹脂およびの塩化ビニル系樹脂特有
の効果を充分に助長して発揮させ、磁気ヘッドとの密着
性を良好にするとともに、磁性層の機械的特性を良好に
して耐久性を充分に向上させたものである。
【０００５】この発明によれば、磁性粉末の分散性に優
れるとともに弾性力に富むポリウレタン系樹脂と、磁性
粉末の分散性に優れ比較的硬くて機械的特性に優れた塩
化ビニル系樹脂とが併用され、磁性層の内部にいくほど
ポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面にいくほ
ど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させているた
め、磁性粉末が良好に磁性層中に分散されるとともに、
ポリウレタン系樹脂の含有割合が高い磁性層の内部で弾
性力に富むポリウレタン系樹脂特有の効果が助長されて
磁性層に一段と良好な柔軟性が付与され、磁気ヘッドと
の密着性が充分に向上される。また、塩化ビニル系樹脂
の含有割合が高い磁性層の表面で比較的硬い塩化ビニル
系樹脂特有の効果が助長されて磁性層の機械的特性が充
分に向上され、耐久性が充分に向上される。
れるとともに弾性力に富むポリウレタン系樹脂と、磁性
粉末の分散性に優れ比較的硬くて機械的特性に優れた塩
化ビニル系樹脂とが併用され、磁性層の内部にいくほど
ポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面にいくほ
ど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させているた
め、磁性粉末が良好に磁性層中に分散されるとともに、
ポリウレタン系樹脂の含有割合が高い磁性層の内部で弾
性力に富むポリウレタン系樹脂特有の効果が助長されて
磁性層に一段と良好な柔軟性が付与され、磁気ヘッドと
の密着性が充分に向上される。また、塩化ビニル系樹脂
の含有割合が高い磁性層の表面で比較的硬い塩化ビニル
系樹脂特有の効果が助長されて磁性層の機械的特性が充
分に向上され、耐久性が充分に向上される。
【０００６】このように内部にいくほどポリウレタン系
樹脂が多くなり、表面にいくほど塩化ビニル系樹脂が多
くなるように分布させた磁性層は、たとえば、磁性層を
二層以上の多層構造とし、上層から下層の磁性層にいく
ほどポリウレタン系樹脂の含有割合を多くし、下層から
上層の磁性層にいくほど塩化ビニル系樹脂の含有割合を
多くするなどの方法で形成され、この多層の磁性層は、
ポリウレタン系樹脂と塩化ビニル系樹脂とを、磁性粉
末、有機溶剤およびその他の必要成分とともに混合分散
して磁性塗料を調製する際、上層から下層の磁性層にい
くほどポリウレタン系樹脂の含有割合が多くなり、下層
から上層の磁性層にいくほど塩化ビニル系樹脂の含有割
合が多くなるように、それぞれ各磁性層用の磁性塗料を
調製し、この各層用磁性塗料を順次に基体上および下層
の磁性層上に塗布、乾燥し、積層して形成される。
樹脂が多くなり、表面にいくほど塩化ビニル系樹脂が多
くなるように分布させた磁性層は、たとえば、磁性層を
二層以上の多層構造とし、上層から下層の磁性層にいく
ほどポリウレタン系樹脂の含有割合を多くし、下層から
上層の磁性層にいくほど塩化ビニル系樹脂の含有割合を
多くするなどの方法で形成され、この多層の磁性層は、
ポリウレタン系樹脂と塩化ビニル系樹脂とを、磁性粉
末、有機溶剤およびその他の必要成分とともに混合分散
して磁性塗料を調製する際、上層から下層の磁性層にい
くほどポリウレタン系樹脂の含有割合が多くなり、下層
から上層の磁性層にいくほど塩化ビニル系樹脂の含有割
合が多くなるように、それぞれ各磁性層用の磁性塗料を
調製し、この各層用磁性塗料を順次に基体上および下層
の磁性層上に塗布、乾燥し、積層して形成される。
【０００７】このように、順次積層して形成される磁性
層に使用されるポリウレタン系樹脂としては、たとえ
ば、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエ−テル−ポリ
ウレタン、ポリカ−ボネ−ト−ポリウレタン、ポリウレ
タン−ウレアなどが好ましく使用され、併用される塩化
ビニル系樹脂としては、たとえば、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン系共重合
体、塩化ビニル−プロピレン系共重合体、塩化ビニル−
エチレン系共重合体、塩化ビニル−アクリレ−ト系共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル系共重合体などが
好ましく使用される。
層に使用されるポリウレタン系樹脂としては、たとえ
ば、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエ−テル−ポリ
ウレタン、ポリカ−ボネ−ト−ポリウレタン、ポリウレ
タン−ウレアなどが好ましく使用され、併用される塩化
ビニル系樹脂としては、たとえば、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン系共重合
体、塩化ビニル−プロピレン系共重合体、塩化ビニル−
エチレン系共重合体、塩化ビニル−アクリレ−ト系共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル系共重合体などが
好ましく使用される。
【０００８】また、これらのポリウレタン系樹脂および
塩化ビニル系樹脂以外の結合剤樹脂を併用してもよく、
たとえば、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、繊維素系樹
脂、イソシアネ−ト化合物など、通常、磁気記録媒体に
使用される結合剤樹脂がいずれも好適に併用される。
塩化ビニル系樹脂以外の結合剤樹脂を併用してもよく、
たとえば、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、繊維素系樹
脂、イソシアネ−ト化合物など、通常、磁気記録媒体に
使用される結合剤樹脂がいずれも好適に併用される。
【０００９】磁性粉末としては、たとえば、γ−Ｆｅ2
Ｏ3 粉末、Ｆｅ3 Ｏ4 粉末、Ｃｏ含有γ−Ｆｅ2 Ｏ3 粉
末、Ｃｏ含有Ｆｅ3 Ｏ4 粉末、ＣｒＯ2 粉末、バリウム
フェライトなどの酸化物系磁性粉末や、Ｆｅ粉末、Ｃｏ
粉末、Ｆｅ−Ｎｉ粉末、Ｆｅ−Ｃｏ粉末などの金属粉
末、さらには窒化鉄、炭化鉄などの非酸化物系磁性粉末
など、従来公知の各種の磁性粉末がいずれも好適なもの
として使用される。
Ｏ3 粉末、Ｆｅ3 Ｏ4 粉末、Ｃｏ含有γ−Ｆｅ2 Ｏ3 粉
末、Ｃｏ含有Ｆｅ3 Ｏ4 粉末、ＣｒＯ2 粉末、バリウム
フェライトなどの酸化物系磁性粉末や、Ｆｅ粉末、Ｃｏ
粉末、Ｆｅ−Ｎｉ粉末、Ｆｅ−Ｃｏ粉末などの金属粉
末、さらには窒化鉄、炭化鉄などの非酸化物系磁性粉末
など、従来公知の各種の磁性粉末がいずれも好適なもの
として使用される。
【００１０】また、有機溶剤としては、メチルイソブチ
ルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ト
ルエン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミドなど、一般に磁気記録媒体に
使用されるものが特に制限されることなく単独で、ある
いは二種以上混合して使用される。
ルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ト
ルエン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミドなど、一般に磁気記録媒体に
使用されるものが特に制限されることなく単独で、ある
いは二種以上混合して使用される。
【００１１】なお、磁性塗料中には、分散剤、潤滑剤、
帯電防止剤など、一般に磁性塗料中に添加されるもの
が、いずれも必要に応じて添加使用される。
帯電防止剤など、一般に磁性塗料中に添加されるもの
が、いずれも必要に応じて添加使用される。
【００１２】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例１ Ｃｏ含有γ−Ｆｅ2 Ｏ3 100 重量部 ＶＡＧＨ（U.C.C 社製、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 12 〃 アルコ−ル共重合体） パンデックスＴ−５２５０（大日本インキ化学工業社製、 4 〃 ポリウレタン樹脂） コロネ−トＬ（日本ポリウレタン工業社製、三官能性低分 3 〃 子量イソシアネ−ト化合物） アルミナ 1 〃 ミリスチン酸 1 〃 シクロヘキサノン 80 〃 トルエン 80 〃 この組成物をボ−ルミル中で約２４時間混合分散して磁
性塗料を調製し、この磁性塗料を厚さが１４μｍのポリ
エステルフィルム上に乾燥後の磁性層の厚さが約２μｍ
となるように塗布し、乾燥して下層の磁性層を形成し
た。
性塗料を調製し、この磁性塗料を厚さが１４μｍのポリ
エステルフィルム上に乾燥後の磁性層の厚さが約２μｍ
となるように塗布し、乾燥して下層の磁性層を形成し
た。
【００１３】次いで、上記の下層用磁性塗料の組成にお
いて、ＶＡＧＨの使用量を１２重量部から４重量部に変
更し、パンデックスＴ−５２５０の使用量を４重量部か
ら１２重量部に変更し、さらにアルミナの使用量を１重
量部から５重量部に、ミリスチン酸の使用量を１重量部
から２重量部に変更した以外は、下層用磁性塗料の場合
と同様にして磁性塗料を調製し、この磁性塗料を上記の
下層の磁性層上に乾燥後の磁性層の厚さが約１μｍとな
るように塗布し、乾燥して上層の磁性層を形成した。し
かる後、鏡面処理を行い、所定の幅に裁断して磁気テ−
プを作った。
いて、ＶＡＧＨの使用量を１２重量部から４重量部に変
更し、パンデックスＴ−５２５０の使用量を４重量部か
ら１２重量部に変更し、さらにアルミナの使用量を１重
量部から５重量部に、ミリスチン酸の使用量を１重量部
から２重量部に変更した以外は、下層用磁性塗料の場合
と同様にして磁性塗料を調製し、この磁性塗料を上記の
下層の磁性層上に乾燥後の磁性層の厚さが約１μｍとな
るように塗布し、乾燥して上層の磁性層を形成した。し
かる後、鏡面処理を行い、所定の幅に裁断して磁気テ−
プを作った。
【００１４】比較例１ 実施例１において上層の磁性層の形成を省き、下層用磁
性塗料の組成において、ＶＡＧＨの使用量を１２重量部
から８重量部に変更し、パンデックスＴ−５２５０の使
用量を４重量部から８重量部に変更し、さらにアルミナ
の使用量を１重量部から５重量部に、ミリスチン酸の使
用量を１重量部から２重量部に変更した以外は、実施例
１の下層用磁性塗料の場合と同様にして磁性塗料を調製
し、この磁性塗料を厚さが１４μｍのポリエステルフィ
ルム上に乾燥後の磁性層の厚さが約３μｍとなるように
塗布し、乾燥して磁性層を形成した。しかる後、鏡面処
理を行い、所定の幅に裁断して磁気テ−プを作った。
性塗料の組成において、ＶＡＧＨの使用量を１２重量部
から８重量部に変更し、パンデックスＴ−５２５０の使
用量を４重量部から８重量部に変更し、さらにアルミナ
の使用量を１重量部から５重量部に、ミリスチン酸の使
用量を１重量部から２重量部に変更した以外は、実施例
１の下層用磁性塗料の場合と同様にして磁性塗料を調製
し、この磁性塗料を厚さが１４μｍのポリエステルフィ
ルム上に乾燥後の磁性層の厚さが約３μｍとなるように
塗布し、乾燥して磁性層を形成した。しかる後、鏡面処
理を行い、所定の幅に裁断して磁気テ−プを作った。
【００１５】各実施例および比較例で得られた磁気テ−
プについて、 0.6ＭＨz と８ＭＨzにおける出力および
スチル耐久性を調べた。スチル耐久性は、常温、常湿下
で実機にかけた磁気テ−プをスチル状態にし、ＲＦ出力
が６ｄＢ劣化するまでの時間を測定して調べた。下記表
１はその結果である。
プについて、 0.6ＭＨz と８ＭＨzにおける出力および
スチル耐久性を調べた。スチル耐久性は、常温、常湿下
で実機にかけた磁気テ−プをスチル状態にし、ＲＦ出力
が６ｄＢ劣化するまでの時間を測定して調べた。下記表
１はその結果である。
【００１６】
【００１７】
【発明の効果】上記表１から明らかなように、この発明
で得られた磁気テ−プ（実施例１）は、従来の磁気テ−
プ（比較例１）に比し、 0.6ＭＨz および８ＭＨz にお
ける出力が高くて、スチル耐久性がよく、このことから
この発明で得られる磁気記録媒体は、磁気ヘッドとの密
着性がよく、機械的特性が良好で耐久性に優れているこ
とがわかる。
で得られた磁気テ−プ（実施例１）は、従来の磁気テ−
プ（比較例１）に比し、 0.6ＭＨz および８ＭＨz にお
ける出力が高くて、スチル耐久性がよく、このことから
この発明で得られる磁気記録媒体は、磁気ヘッドとの密
着性がよく、機械的特性が良好で耐久性に優れているこ
とがわかる。
Claims (2)
- 【請求項１】 結合剤成分としてポリウレタン系樹脂と
塩化ビニル系樹脂とを含む磁性層を設け、磁性層の内部
にいくほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表
面にいくほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布さ
せたことを特徴とする磁気記録媒体 - 【請求項２】 結合剤成分としてポリウレタン系樹脂と
塩化ビニル系樹脂とを含む磁性層を多層構造とし、上層
から下層の磁性層にいくほどポリウレタン系樹脂の含有
割合を多くし、下層から上層の磁性層にいくほど塩化ビ
ニル系樹脂の含有割合を多くして、磁性層の内部にいく
ほどポリウレタン系樹脂が多くなり、磁性層の表面にい
くほど塩化ビニル系樹脂が多くなるように分布させた請
求項１記載の磁気記録媒体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11825392A JPH05290360A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11825392A JPH05290360A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290360A true JPH05290360A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14732040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11825392A Withdrawn JPH05290360A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05290360A (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11825392A patent/JPH05290360A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |