JPH05289937A - メモリコントロ−ル回路 - Google Patents

メモリコントロ−ル回路

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JPH05289937A
JPH05289937A JP11302592A JP11302592A JPH05289937A JP H05289937 A JPH05289937 A JP H05289937A JP 11302592 A JP11302592 A JP 11302592A JP 11302592 A JP11302592 A JP 11302592A JP H05289937 A JPH05289937 A JP H05289937A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるメモリ容量を有するメモリICを用い
て構成された全メモリ空間を、連続したアドレスでマッ
ピングすることができるメモリコントロール回路を提供
することを目的とする。 【構成】 あらかじめ記憶領域のアドレスが低い位置か
ら順にどのような容量のメモリICが設定されているか
を示す情報を記憶しておき、その情報とアドレスデータ
の上位所定ビットに基づいて、該アドレスデータでアク
セスされるべきメモリICを特定し、そのメモリICを
選択する選択信号を出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異なるメモリ容量を
有するメモリIC(集積回路)を複数接続した全メモリ
空間を連続したアドレスでマッピングすることができる
メモリコントロール回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、幾つかのメモリICを用いて
所要の容量を有する記憶領域(メモリ空間)を構成する
ことが行なわれている。この場合、用いるメモリICの
それぞれの容量は異なることも少なくない。図10は、
1MワードのメモリIC2個と4MワードのメモリIC
2個とを用いて構成したメモリ空間のメモリマップ例を
示す。この例では、アドレスが低い方から順に、1M,
4M,1M,4Mと接続されている。1Mワードのメモ
リICのアドレス線を20ビット、4Mワードのメモリ
ICのアドレス線を22ビットとする。
【0003】このような例では、例えば入力アドレスラ
イン(例えば、アドレスバスライン)は24ビットと
し、その上位2ビットをデコードしてチップセレクト信
号を生成する。チップセレクト信号は図10の〜の
いずれの領域をアクセスするかを特定する。4つのメモ
リICのアドレス線はいずれも入力アドレスラインの下
位側に接続される。すなわち、1MワードのメモリIC
のアドレス線20ビットは入力アドレスラインの下位2
0ビットに接続され、4MワードのメモリICのアドレ
ス線22ビットは入力アドレスラインの下位22ビット
に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな接続の仕方だと、全メモリ空間が連続したアドレス
とならない。例えば、図10のように接続した場合は、
バンクのアドレス0HからFFFFFHおよびバンク
のアドレス800000Hから8FFFFFHの領域
にはメモリの実体があるが、バンクのアドレス100
000Hから3FFFFFHおよびバンクのアドレス
900000HからBFFFFFHの領域にはいわゆる
エイリアス(虚像)が発生するという問題点があった。
ここで、……Hは16進表記を示すものとする。
【0005】一方、このような記憶領域を用いるシステ
ムによっては、連続したアドレスを与えることによりデ
ータをアクセスすることが必要なものもある。例えば、
電子楽器における波形データを記憶する波形メモリやデ
ィジタルシーケンサーのシーケンスパターンメモリなど
である。
【0006】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑み、異なるメモリ容量を有するメモリICを用いて
構成された全メモリ空間を、連続したアドレスでマッピ
ングすることができるメモリコントロール回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、少なくとも2種以上の異なる容量を有
する複数のメモリICを混在させて構成された記憶領域
を連続したアドレスデ−タでアクセスするために用いる
メモリコントロール回路であって、前記記憶領域のアド
レスが低い位置から順にどのような容量のメモリICが
設定されているかを示す情報を記憶する記憶手段と、入
力したアドレスデータの上位所定ビットおよび前記記憶
手段に記憶された情報に基づいて、該アドレスデータで
アクセスされるべきメモリICを特定し、そのメモリI
Cを選択する選択信号を出力する選択信号生成手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】前記メモリICとしてはSRAM(スタテ
ィックRAM)のほかDRAM(ダイナミックRAM)
などを用いてもよい。入力アドレスをロウ(row)ア
ドレスとカラム(column)アドレスにマルチプレ
ックスするタイプのメモリICを用いてもよい。
【0009】前記記憶手段は、アドレスが低い位置から
順にどのような容量のメモリICが設定されているかを
示す情報を記憶できるものであればよい。例えば、適当
なスイッチで設定してもよいし、ユーザが入力した情報
を保持するレジスタでもよい。また、始めから前記情報
を設定しておいてもよいし、システムが自動的にこの情
報を検出できるようにしてもよい。この場合は、アドレ
スが低い位置から順にどのような容量のメモリICが設
定されているかを検出する手段を設けるようにする。
【0010】
【作用】異なる容量の複数のメモリICを混在させて構
成された記憶領域について、その記憶領域のアドレスが
低い位置から順にどのような容量のメモリICが設定さ
れているかを示す情報が記憶手段に記憶されている。そ
して、入力したアドレスデータの上位所定ビットおよび
前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、入力アドレ
スデータでアクセスされるべきメモリICを特定する選
択信号が出力される。したがって、例えば第1のメモリ
ICの次に第2のメモリICが接続されている場合、第
1のメモリICの最終アドレスの次のアドレスから第2
のメモリICの選択信号を出力するようにできる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、この発明の一実施例に係るメモリ
コントロール回路を適用した電子楽器のブロック構成を
示す。この実施例の電子楽器は、鍵盤101、波形入力
部102、マイク103、ディスプレイ104、パネル
スイッチ105、中央処理装置(CPU)106、リー
ドオンリメモリ(ROM)107、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)108、音源109、サウンドシステム
110、およびバスライン111を備えている。
【0013】鍵盤101は音階に対応した複数の鍵を有
し、演奏者の鍵盤の操作に応じて発音指示信号、音高情
報およびタッチ情報などの演奏情報を出力する。波形入
力部102は、音源109の内部に設けられている波形
メモリに記憶する波形データを入力するためのユニット
である。波形入力部102にはマイク103が接続でき
るようになっており、このマイク103により入力した
音声の波形データが波形入力部102を介して音源10
9内の波形メモリに記憶される。なお、マイク103の
代わりに磁気ディスクやMIDIによる入力を用いるこ
ともできる。
【0014】ディスプレイ104は、各種の情報を表示
するための表示装置である。パネルスイッチ105は、
音色の設定や波形データの読み込みなど各種の操作を行
なうためのスイッチである。中央処理装置(CPU)1
06は、この電子楽器全体の動作を制御する。リードオ
ンリメモリ(ROM)107は、CPU106が実行す
るプログラムや各種のテーブルなどを記憶している。
【0015】ランダムアクセスメモリ(RAM)108
は、ワークレジスタなどに用いられる。音源109は、
CPU106からの指示に基づき楽音信号を発生する。
音源109の詳細は図2を参照して後述する。サウンド
システム110は音源109からの楽音信号に基づき実
際に楽音を放音する。バスライン111は、上述した各
部を接続する双方向のバスラインである。
【0016】この電子楽器では、ディスプレイ104を
参照しながらパネルスイッチ105を操作することによ
り、マイク103から音声を入力し、その音声をサンプ
リングした波形データを音源109内の波形メモリに記
憶させることができる。また、所定の操作により、波形
メモリに記憶された波形データを用いて楽音を発生する
ことができる。例えば、人間の声をサンプリングして波
形メモリに記憶させ、鍵盤101を演奏することにより
その波形データを再生して、人間の声の音色で楽音を発
生することなどを行なうことができる。
【0017】図2は、音源109の詳細なブロック構成
を示す。音源109は、インターフェース201、アド
レス発生部202、アドレス変換部203、波形メモリ
204、ダイレクト書込読出部205、エンベロープ発
生部206、乗算器207、およびディジタルアナログ
(D/A)変換器208を備えている。
【0018】インターフェース201は、バスライン1
11を介して情報の授受を行なうためのインターフェー
スである。アドレス発生部202は、波形メモリ204
をアクセスする際のアドレスを発生する。発生したアド
レスはアドレス変換部203により所定の変換が施され
る。変換後のアドレスが波形メモリ204に入力し、そ
のアドレスの波形データが読出される。読出された波形
データは、乗算器207においてエンベロープ発生部2
06から出力されたエンベロープデータと乗算され、エ
ンベロープが付与される。エンベロープが付与された波
形データは、D/A変換器208によりアナログの楽音
信号に変換され、サウンドシステム110に送出され
る。ダイレクト書込読出部205は、直接に波形メモリ
204に対して書込読出を行なうためのユニットであ
る。
【0019】図3は、音源109内のアドレス変換部2
03および波形メモリ204の詳細なブロック構成を示
す。波形メモリ204は、4つのバンクから構成され
る。各バンクは、アドレスが低い方から順に、第0バン
クDB0、第1バンクDB1、第2バンクDB2、およ
び第3バンクDB3と呼ぶ。図7(b)に4つのバンク
の並びを示す。第0バンクDB0の先頭位置がアドレス
「0」となる。
【0020】各バンクは4Mワードまたは1Mワードの
DRAMからなる。図7(c)にDRAMの接続例を示
す。この例では、第0バンクDB0に1MワードのDR
AM、第1バンクDB1に1MワードのDRAM、第2
バンクDB2に4MワードのDRAM、および第3バン
クDB3に4MワードのDRAMを接続している。各バ
ンクにどちらの容量のDRAMを用いるかによって、波
形メモリ204全体のメモリ容量は変わってくる。しか
し、どのような組合せ方をしても、波形メモリ204は
常に連続したアドレスでアクセスできなければならな
い。
【0021】そこで、この発明のメモリコントロール回
路を適用したアドレス変換部203によって、入力アド
レス(連続したアドレス)に所定の変換を施して波形メ
モリ204をアクセスするようにし、各バンクに4Mま
たは1MのどちらのDRAMを用いていたとしても連続
したアドレスで波形メモリ204の全メモリ空間がアク
セスできるようにしている。波形メモリ204の全メモ
リ空間の最大容量は、4Mワード×4バンク=16Mワ
ード、であるから、アドレス変換部203への入力アド
レスは24ビットとしている。
【0022】図3を参照して、波形メモリ204は、第
0バンクDB0を構成するDRAM305、第1バンク
DB1を構成するDRAM306、第2バンクDB2を
構成するDRAM307、および第3バンクDB3を構
成するDRAM308からなる。DRAM305〜30
8は、上述したように4Mワードまたは1Mワードのい
ずれかの容量を有する。4MワードのDRAMは、入力
アドレスを11ビットのロウ(row)アドレスと11
ビットのカラム(column)アドレスにマルチプレ
ックスして入力するため、アドレス端子は11ビットと
なっている。
【0023】またこれらのDRAMは、ロウアドレスの
入力を選択するための制御信号であるロウアドレス選択
信号、カラムアドレスの入力を選択するための制御信号
であるカラムアドレス選択信号、およびリフレッシュ制
御信号の各制御信号の入力端子を有する。1Mワードの
DRAMも同様の端子を有するものだが、アドレス端子
は10ビットである。
【0024】アドレス変換部203は、メモリサイズレ
ジスタ301、アドレスデコーダ302、アドレスマル
チプレックサ303、およびRASコントローラ304
からなる。
【0025】メモリサイズレジスタ301は、波形メモ
リ204の各バンクに4Mまたは1MのどちらのDRA
Mが用いられているかを示すメモリサイズ情報を記憶す
る4ビットのレジスタである。波形メモリ204の第0
バンクDB0、第1バンクDB1、第2バンクDB2、
および第3バンクDB3に関するメモリサイズ情報を記
憶する各ビットを、それぞれメモリサイズビットB0、
メモリサイズビットB1、メモリサイズビットB2、お
よびメモリサイズビットB3と呼ぶものとする。各メモ
リサイズビットは、「1」でそのバンクに4Mワードの
DRAMが接続されていることを示し、「0」でそのバ
ンクに1MワードのDRAMが接続されていることを示
す。
【0026】アドレスデコーダ302は、入力アドレス
24ビットの上位4ビットをデコードしデコード信号U
Dを出力する。アドレスデコーダ302およびデコード
信号UDの詳細については、図5および図8を参照して
後述する。
【0027】RASコントローラ304は、アドレスデ
コーダ302からのデコード信号UDおよびメモリサイ
ズレジスタ301からのメモリサイズ情報に基づいて、
入力アドレス(24ビット)に対して実際にはどのバン
クのDRAMにアクセスするかを示すロウアドレス選択
信号RAS0,RAS1,RAS2,RAS3を出力す
る。ロウアドレス選択信号RAS0,RAS1,RAS
2,RAS3は、それぞれ第0バンクDB0、第1バン
クDB1、第2バンクDB2、および第3バンクDB3
のDRAMを選択し、その選択したバンクに対しロウア
ドレスを出力することを示す負論理の信号である。24
ビットの入力アドレスが1つ入力すると、ロウアドレス
選択信号RAS0,RAS1,RAS2,RAS3のい
ずれか1つが「0」で、他は「1」となる。なお、RA
Sコントローラ304の詳細は図6を参照して後述す
る。
【0028】アドレスマルチプレックサ303は、入力
アドレスをロウアドレスとカラムアドレスにマルチプレ
ックスする。なお、この実施例の電子楽器では、波形メ
モリ204を構成するDRAM305〜308はマルチ
プレックスされたロウアドレスとカラムアドレスを入力
するようになっている。4MワードのDRAMのアドレ
ス端子(11ビット)にはアドレスマルチプレックサ3
03からの11ビットのアドレスラインが接続される。
1MワードのDRAMのアドレス端子(10ビット)に
はアドレスマルチプレックサ33からの11ビットのア
ドレスラインのうち下位側の10ビットが接続される。
【0029】図4(a)は、各種のタイミング信号を発
生するタイミング発生器を示す。タイミング発生器40
1は、基本クロックφ0 のほか、ロウアドレス選択クロ
ックφRAS 、カラムアドレス選択クロックφCAS 、およ
びリフレッシュ制御信号φref を出力する。これらのタ
イミング信号は、いずれも正論理の信号である。
【0030】図4(b)は、アドレスマルチプレックサ
303の構成を示す。アドレスマルチプレックサ303
は、セレクタ402、インバータ403,404、AN
Dゲート405,406を有する。セレクタ402の端
子Aには、入力アドレス24ビットの下位11ビット
(2の0乗ビットから2の10乗ビット)が接続されて
いる。端子Bには、入力アドレス24ビットのうち2の
10乗ビットから2の19乗ビットまでの10ビットが
接続されている。端子Cには、入力アドレス24ビット
の上位11ビット(2の11乗ビットから2の21乗ビ
ット)が接続されている。
【0031】インバータ403にはロウアドレス選択ク
ロックφRAS が入力している。インバータ403の出力
は、セレクタ402の端子SAに接続されている。イン
バータ404には4Mワードフラグ信号4MFが入力し
ている。4Mワードフラグ信号4MFは、アクセスすべ
きバンクが4MワードのDRAMか1MワードのDRA
Mかを示す。すなわち、入力アドレスに対してどのバン
クのDRAMをアクセスすべきかが決定されるが、その
バンクが4MワードのDRAMであるときは4Mワード
フラグ信号4MFは「1」、1MワードのDRAMであ
るときは「0」とされる。4Mワードフラグ信号4MF
は、図6のRASコントローラ304で生成出力され
る。
【0032】ANDゲート405は、ロウアドレス選択
クロックφRAS およびインバータ404の出力信号を入
力する。ANDゲート405の出力端子は、セレクタ4
02の端子SBに接続されている。ANDゲート406
は、ロウアドレス選択クロックφRAS および4Mワード
フラグ信号4MFを入力する。ANDゲート406の出
力端子は、セレクタ402の端子SCに接続されてい
る。セレクタ402は、端子SAが「1」のとき端子A
の入力を選択出力する。同様に、端子SBが「1」のと
き端子Bの入力を選択出力し、端子SCが「1」のとき
端子Cの入力を選択出力する。
【0033】ロウアドレス選択クロックφRAS が「1」
のときかつアクセスすべきバンクが1MワードのDRA
Mである(4MFが「0」)とき、端子SBが「1」と
なり、セレクタ402は端子Bに入力している入力アド
レス24ビットのうちの2の10乗ビットから2の19
乗ビットまでの10ビットを出力する。ただし、最上位
に1ビットの「0」を加えて実際には11ビットデータ
として出力される。このとき、入力しているアドレス2
2ビットは、1MワードのDRAMをアクセスするアド
レスであり、2の0乗ビットから2の9乗ビットはカラ
ムアドレス、2の10乗ビットから2の19乗ビットま
ではロウアドレス、2の20乗ビットから最上位ビット
までは無意味である。したがって、セレクタ402は端
子Bに入力している1MワードのDRAMに対するロウ
アドレスを選択出力することとなる。
【0034】ロウアドレス選択クロックφRAS が「1」
のときかつアクセスすべきバンクが4MワードのDRA
Mである(4MFが「1」)とき、端子SCが「1」と
なり、セレクタ402は端子Cに入力している入力アド
レス22ビットのうち2の11乗ビットから2の21乗
ビットまでの11ビットを出力する。このとき、入力し
ているアドレス22ビットは、4MワードのDRAMを
アクセスするアドレスであり、2の0乗ビットから2の
10乗ビットはカラムアドレス、2の11乗ビットから
2の21乗ビットまではロウアドレスである。したがっ
て、セレクタ402は端子Cに入力している4Mワード
のDRAMに対するロウアドレスを選択出力することと
なる。
【0035】ロウアドレス選択クロックφRAS が「0」
のとき、端子SAが「1」となり、セレクタ402は端
子Aに入力しているアドレス22ビットの下位11ビッ
トを出力する。このとき、アクセスすべきバンクのDR
AMの容量にかかわらず、カラムアドレスが出力される
こととなる。なお、1MワードのDRAMにアクセスす
るときのカラムアドレスは10ビットであるので、セレ
クタ402から出力される11ビットの最上位ビットは
用いられない。
【0036】図5は、図3のアドレスデコーダ302の
回路図である。アドレスデコーダ302は、加算器51
1,521,531、「00」検出器501,512,
522,532,533、デコーダ502,513、N
ORゲート523、インバータ525、およびANDゲ
ート503,504,505,506,514,51
5,516,524,526,527,534からな
る。
【0037】アドレスデコーダ302に入力した4ビッ
トデータ(入力アドレス24ビットの上位4ビット)の
下位2ビットは「00」検出器501に入力する。「0
0」検出器501は、入力した2ビットデータが「0
0」のとき「1」を出力し、「00」以外の入力のとき
「0」を出力する。なお、他の「00」検出器の動作も
同様である。入力データ4ビットの上位2ビットはデコ
ーダ502に入力する。
【0038】デコーダ502は、入力した2ビットが
「00」のとき端子Y0に「1」を、「01」のとき端
子Y1に「1」を、「10」のとき端子Y2に「1」
を、「11」のとき端子Y3に「1」を、それぞれ出力
する。デコーダ502の端子Y0,Y1,Y2,Y3か
らの出力は,それぞれそのままデコード信号UA0−
3,UA4−7,UA8−11,UA12−15として
出力する。
【0039】ANDゲート503は、「00」検出器5
01からの出力およびデコーダ502の端子Y0からの
出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信号UA0
として出力する。ANDゲート504は、「00」検出
器501からの出力およびデコーダ502の端子Y1か
らの出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信号U
A4として出力する。ANDゲート505は、「00」
検出器501からの出力およびデコーダ502の端子Y
2からの出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信
号UA8として出力する。ANDゲート506は、「0
0」検出器501からの出力およびデコーダ502の端
子Y3からの出力を入力し、アンド演算の結果をデコー
ド信号UA12として出力する。
【0040】アドレスデコーダ302に入力した4ビッ
トデータは、加算器511に入力し「−1」と加算され
る。その結果の下位2ビットは「00」検出器512に
入力する。加算器511からの出力データ4ビットの上
位2ビットはデコーダ513に入力する。デコーダ51
3は、入力した2ビットが「00」のとき端子Y0に
「1」を、「01」のとき端子Y1に「1」を、「1
0」のとき端子Y2に「1」を、それぞれ出力する。デ
コーダ513の端子Y0,Y1,Y2からの出力は,そ
れぞれそのままデコード信号UA1−4,UA5−8,
UA9−12として出力する。
【0041】ANDゲート514は、「00」検出器5
12からの出力およびデコーダ513の端子Y0からの
出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信号UA1
として出力する。ANDゲート515は、「00」検出
器512からの出力およびデコーダ513の端子Y1か
らの出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信号U
A5として出力する。ANDゲート516は、「00」
検出器512からの出力およびデコーダ513の端子Y
2からの出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信
号UA9として出力する。
【0042】アドレスデコーダ302に入力した4ビッ
トデータは、加算器521に入力し「−2」と加算され
る。その結果の下位2ビットは「00」検出器522に
入力する。インバータ525は加算器521からの出力
データ4ビットの最上位ビットを入力する。ANDゲー
ト526は、インバータ525の出力および加算器52
1の出力4ビットの第2位ビットを入力し、アンド演算
の結果をデコード信号UA6−9として出力する。NO
Rゲート523は、加算器521からの出力データ4ビ
ットの最上位ビットおよび第2位ビットを入力し、NO
R演算の結果をデコード信号UA2−5として出力す
る。
【0043】ANDゲート524は、「00」検出器5
22からの出力およびNORゲート523からの出力を
入力し、アンド演算の結果をデコード信号UA2として
出力する。ANDゲート527は、「00」検出器52
2からの出力およびANDゲート526からの出力を入
力し、アンド演算の結果をデコード信号UA6として出
力する。
【0044】アドレスデコーダ302に入力した4ビッ
トデータは、加算器531に入力し「−3」と加算され
る。その結果の下位2ビットは「00」検出器532に
入力し、上位2ビットは「00」検出器533に入力す
る。「00」検出器533からの出力は、そのままデコ
ード信号UA3−6として出力する。ANDゲート53
4は、「00」検出器532および「00」検出器53
3からの出力を入力し、アンド演算の結果をデコード信
号UA3として出力する。
【0045】図6は、図3のRASコントローラ304
の回路図である。RASコントローラ304は、AND
ゲート601〜620、ORゲート621〜624、イ
ンバータ630〜633、EXOR(エクスクルーシブ
OR)ゲート634、ANDゲート635〜638、O
Rゲート639,640、ANDゲート650〜65
3、ORゲート654,655、ORゲート660〜6
63、およびNANDゲート670〜673からなる。
【0046】RASコントローラ304に入力するメモ
リサイズレジスタ301からのメモリサイズビットB0
〜B3は、それぞれインバータ630〜633に入力す
る。EXORゲート634は、メモリサイズビットB0
およびB1を入力し、EXOR演算する。したがって、
EXORゲート634は、波形メモリ204の第0バン
クDB0が1MワードのDRAMでかつ第1バンクDB
1が4MワードのDRAMであるか、または逆に第0バ
ンクDB0が4Mでかつ第1バンクDB1が1Mである
とき、「1」を出力する。
【0047】ANDゲート635は、メモリサイズビッ
トB0およびB1並びにインバータ632の出力を入力
し、アンド演算の結果をORゲート639に入力する。
ANDゲート635の出力が「1」になるのは、第0バ
ンクDB0が4M、第1バンクDB1が4M、かつ第2
バンクDB2が1Mのときである。ANDゲート636
は、メモリサイズビットB2およびEXORゲート63
4の出力を入力し、アンド演算の結果をORゲート63
9に入力する。ANDゲート636の出力が「1」にな
るのは、第0バンクDB0と第1バンクDB1とが4M
と1Mで構成され(どちらが4Mでもよい)、かつ第2
バンクDB2が4Mのときである。ORゲート639
は、ANDゲート635および636の出力をOR演算
する。
【0048】ANDゲート601は、デコード信号UA
0−3およびメモリサイズビットB0を入力し、アンド
演算の結果をORゲート621に出力する。ANDゲー
ト602は、デコード信号UA0およびインバータ63
0の出力を入力し、アンド演算の結果をORゲート62
1に出力する。ORゲート621は、これらの入力信号
をOR演算し、演算結果を第0バンク選択信号S0とし
て出力する。
【0049】ANDゲート603は、デコード信号UA
4−7並びにメモリサイズビットB0およびB1を入力
し、アンド演算の結果をORゲート622に出力する。
ANDゲート604は、デコード信号UA4、メモリサ
イズビットB0およびインバータ631の出力を入力
し、アンド演算の結果をORゲート622に出力する。
ANDゲート605は、デコード信号UA1−4、イン
バータ630の出力およびメモリサイズビットB1を入
力し、アンド演算の結果をORゲート622に出力す
る。ANDゲート606は、デコード信号UA1、イン
バータ630の出力およびインバータ631の出力を入
力し、アンド演算の結果をORゲート622に出力す
る。ORゲート622は、これらの入力信号をOR演算
し、演算結果を第1バンク選択信号S1として出力す
る。
【0050】ANDゲート607は、デコード信号UA
8−11およびメモリサイズビットB0,B1,B2を
入力し、アンド演算の結果をORゲート623に出力す
る。ANDゲート608は、デコード信号UA8、メモ
リサイズビットB0,B1およびインバータ632の出
力を入力し、アンド演算の結果をORゲート623に出
力する。ANDゲート609は、デコード信号UA5−
8、EXORゲート634の出力およびメモリサイズビ
ットB2を入力し、アンド演算の結果をORゲート62
3に出力する。
【0051】ANDゲート610は、デコード信号UA
5、EXORゲート634およびインバータ632の出
力を入力し、アンド演算の結果をORゲート623に出
力する。ANDゲート611は、デコード信号UA2−
5、インバータ630の出力、インバータ631の出
力、およびメモリサイズビットB2を入力し、アンド演
算の結果をORゲート623に出力する。ANDゲート
612は、デコード信号UA2、インバータ630の出
力、インバータ631の出力、およびインバータ632
の出力を入力し、アンド演算の結果をORゲート623
に出力する。ORゲート623は、これらの入力信号を
OR演算し、演算結果を第2バンク選択信号S2として
出力する。
【0052】ANDゲート613は、デコード信号UA
12−15およびメモリサイズビットB0,B1,B
2,B3を入力し、アンド演算の結果をORゲート62
4に出力する。ANDゲート614は、デコード信号U
A12、メモリサイズビットB0,B1,B2およびイ
ンバータ633の出力を入力し、アンド演算の結果をO
Rゲート624に出力する。ANDゲート615は、デ
コード信号UA9−12、ORゲート639の出力およ
びメモリサイズビットB3を入力し、アンド演算の結果
をORゲート624に出力する。ANDゲート616
は、デコード信号UA9、ORゲート639の出力およ
びインバータ633を入力し、アンド演算の結果をOR
ゲート624に出力する。
【0053】ANDゲート617は、デコード信号UA
6−9、ORゲート640およびメモリサイズビットB
3の出力を入力し、アンド演算の結果をORゲート62
4に出力する。ANDゲート618は、デコード信号U
A6、ORゲート640およびインバータ633の出力
を入力し、アンド演算の結果をORゲート624に出力
する。ANDゲート619は、デコード信号UA3−
6、インバータ630の出力、インバータ631の出
力、インバータ632の出力およびメモリサイズビット
B3を入力し、アンド演算の結果をORゲート624に
出力する。ANDゲート620は、デコード信号UA
3、インバータ630の出力、インバータ631の出
力、インバータ632の出力およびインバータ633の
出力を入力し、アンド演算の結果をORゲート624に
出力する。ORゲート624は、これらの入力信号をO
R演算し、演算結果を第3バンク選択信号S3として出
力する。
【0054】詳しくは後述するが、上記の第0バンク選
択信号S0、第1バンク選択信号S1、第2バンク選択
信号S2、および第3バンク選択信号S3は、現在アク
セスしようとしているメモリ空間上の位置が、それぞれ
第0バンク、第1バンク、第2バンク、および第3バン
クであることを示している。
【0055】ANDゲート650は、メモリサイズビッ
トB0および第0バンク選択信号S0を入力し、アンド
演算の結果をORゲート654に出力する。ANDゲー
ト651は、メモリサイズビットB1および第1バンク
選択信号S1を入力し、アンド演算の結果をORゲート
654に出力する。ANDゲート652は、メモリサイ
ズビットB2および第2バンク選択信号S2を入力し、
アンド演算の結果をORゲート654に出力する。AN
Dゲート653は、メモリサイズビットB3および第3
バンク選択信号S3を入力し、アンド演算の結果をOR
ゲート654に出力する。結果として、ORゲート65
4は、第nバンク(n=0〜3)をアクセスするときそ
の第nバンクが4Mであれば「1」、4Mでなければ
(すなわち1M)「0」を出力することとなる。
【0056】ORゲート655は、ORゲート654の
出力およびリフレッシュ制御信号φref を入力し、オア
演算の結果を4Mワードフラグ信号4MFとして出力す
る。したがって、4Mワードフラグ信号4MFは、第n
バンク(n=0〜3)をアクセスするときその第nバン
クが4Mであれば「1」、4Mでなければ(すなわち1
M)「0」を出力し、さらにリフレッシュのタイミング
時にも「1」を出力することとなる。
【0057】ORゲート660は、第0バンク選択信号
S0およびリフレッシュ制御信号φref を入力し、オア
演算の結果をNANDゲート670に出力する。また、
NANDゲート670には、ロウアドレス選択クロック
φRAS が入力する。NANDゲート670は、NAND
演算の結果を第0バンクロウアドレス選択信号RAS0
として出力する。したがって、第0バンクロウアドレス
選択信号RAS0(負論理)は、第0バンクをアクセス
するときまたはリフレッシュのタイミング時であって、
かつロウアドレス選択クロックφRAS (正論理)が
「1」のときのみ、「0」を出力することとなる。この
とき第0バンクが選択されたこととなる。
【0058】ORゲート661,662,663は、O
Rゲート660と同様の役割を果たす。また、NAND
ゲート671,672,673もNANDゲート670
と同様の役割を果たす。結果として、第nバンクロウア
ドレス選択信号RASn(n=1〜3)は、第nバンク
をアクセスするときまたはリフレッシュのタイミング時
であって、かつロウアドレス選択クロックφRAS が
「1」のときのみ、「0」を出力することとなる。この
とき第nバンクが選択されたこととなる。
【0059】次に、図3のアドレス変換部および波形メ
モリの詳細図並びに図4〜図6を参照して、本実施例に
おける波形メモリ204のアクセスの動作を詳しく説明
する。
【0060】本実施例では、カラムアドレスはすべての
バンクにそのまま入力するようにしている。したがっ
て、カラムアドレス選択クロックφCAS が「1」のとき
には、第0〜第3のすべてのバンクのDRAM305〜
308に、カラムアドレスクロックφCAS に基づくカラ
ムアドレス選択信号が入力しかつアドレスマルチプレッ
クサ303からのカラムアドレス(入力アドレスの下位
11ビット)が入力する。そして、ロウアドレス選択の
タイミングでは、負論理のロウアドレス選択信号RAS
n(n=0〜3)のいずれか1つを「0」とすることで
アクセスすべき1つのバンクを特定するようにしてい
る。
【0061】次に、ロウアドレス選択時の動作、特にア
ドレスデコーダ302とRASコントローラ304の動
作を説明する。
【0062】図5を参照して、まずアドレスデコーダ3
02は、入力アドレス24ビットの上位4ビットを入力
する。この上位4ビットを10進表記すると「0」〜
「15」の整数となる。アドレスデコーダ302は、入
力した4ビットデータに応じたデコード信号UAを出力
する。
【0063】例えば、図5において入力4ビットデータ
が10進表記で「0」であるとき、デコーダ502は端
子Y0に「1」を出力し、「00」検出器501が
「1」を出力する。したがって、デコード信号UA0お
よびUA0−3が「1」となり、他は「0」となる。ま
た、入力4ビットデータが10進表記で「1」であると
き、加算器511は「0」を出力し、デコーダ513は
端子Y0に「1」を出力し、「00」検出器512が
「1」を出力する。したがって、デコード信号UA1お
よびUA1−4が「1」となり、他は「0」となる。
【0064】図8は、アドレスデコーダ302に入力す
る4ビットデータと、その入力に対応して出力されるデ
コード信号UAを示す。図8の「上位4ビット」の欄は
アドレスデコーダ302に入力する4ビットデータを1
0進表記した値を示す。「デコード信号」の欄は入力デ
ータに対応して出力されるデコード信号を示す。例え
ば、入力した4ビットが「0」のときはデコード信号U
A0,UA0−3が、入力した4ビットが「1」のとき
はデコード信号UA1,UA1−4が、入力した4ビッ
トが「2」のときはデコード信号UA0−3,UA2,
UA2−5が、入力した4ビットが「3」のときはデコ
ード信号UA0−3,UA3,UA3−6が、…という
ように入力に対応するデコード信号が出力される。
【0065】ここで、アドレスデコーダ302に入力す
る4ビットデータは、入力アドレス24ビットの上位4
ビットであるから、その値は波形メモリ空間を1Mワー
ド単位に区切ったうちのどの領域をアクセスしようとし
ているのかを示すこととなる。この実施例では、4Mワ
ードのDRAMを4つ用いた16Mワードが最大容量と
なる。図7(d)は、この16Mワードを1Mワード単
位で区切った図である。アドレス0HからFFFFFH
までを第0領域、アドレス100000Hから1FFF
FFHまでを第1領域、…、アドレスF00000Hか
らFFFFFFHまでを第15領域と、それぞれ呼ぶも
のとする。アドレスデコーダ302に入力する4ビット
データの値が10進表記でn(n=0〜15)なら、ア
クセスしようとしているのは第n領域であることにな
る。
【0066】一方、第0〜第3の4つのバンクに1Mま
たは4MのDRAMを設ける組合せは16通りある。図
7(a)は、これらの組合せを一覧表にしたものであ
る。メモリサイズレジスタの各ビットB0〜B3は上述
したように各バンクに1Mまたは4Mのどちらが設けら
れているかを示す。「DRAM空間」の欄は、各バンク
DB0〜DB3が図7(d)のどの領域に対応するのか
を示す。
【0067】例えば、図7(a)の番号(0)は4つの
バンクすべてが1MのDRAMの場合であり、この番号
(0)の「DRAM空間」の欄は、第0バンクDB0が
図7(d)の第0領域に、第1バンクDB1が第1領域
に、第2バンクDB2が第2領域に、第3バンクDB3
が第3領域に、それぞれ当たることを示している。例え
ば、図7(c)の接続例は図7(a)の番号(12)に
相当し、この番号(12)の「DRAM空間」の欄を見
ると、DB0が「0」、DB1が「1」、DB2が「2
−5」、DB3が「6−9」になっているが、これは第
0バンクDB0が図7(d)の第0領域に、第1バンク
DB1が第1領域に、第2バンクDB2が第2領域から
第5領域までに、第3バンクDB3が第6領域から第9
領域までに、それぞれ当たることを示している。他の番
号についても、同様に、「DRAM空間」の欄はバンク
DB0〜DB3が図7(d)のどの領域に対応するのか
を示している。
【0068】図8の「アクセスの可能性のあるバンク」
の欄は、各デコード信号が出力されるときにアクセスの
可能性のあるバンクが図7(a)のどの番号のどのバン
クであるか、その対応関係を示したものである。
【0069】例えば、デコード信号UA0が出力される
ときは図7(d)の第0領域をアクセスすることになる
が、図7(a)の「DRAM空間」の欄から第0領域を
探してみると、番号(0)(2)(4)(6)(8)
(10)(12)(14)のバンクDB0がそれに当た
る。これは、デコード信号UA0が出力されるときは、
番号(0)(2)(4)(6)(8)(10)(12)
(14)のいずれかの組合せでDRAMが設定されてい
る可能性があり、その場合にはバンクDB0は1Mであ
って、現在そのバンクDB0をアクセスしようとしてい
る、と見ることができることを表している。
【0070】同様に、図8のデコード信号UA0−3の
「アクセスの可能性のあるバンク」の欄は「番号(1)
(3)(5)(7)(9)(11)(13)(15)の
バンクDB0(4M)」と記載されているが、この記載
は、デコード信号UA0−3が出力されるときは、番号
(1)(3)(5)(7)(9)(11)(13)(1
5)のいずれかの組合せでDRAMが設定されている可
能性があり、その場合にはバンクDB0は4Mであっ
て、現在そのバンクDB0をアクセスしようとしてい
る、と見ることができることを表している。以下、他の
デコード信号の「アクセスの可能性のあるバンク」の欄
も同様である。
【0071】次に、図7,8を参照して、入力アドレス
24ビットの上位4ビットの値に応じてバンクロウアド
レス選択信号RAS0〜RAS3の生成の方式を説明す
る。
【0072】[上位4ビットが「0」のとき]アドレス
デコーダ302に入力するアドレス上位4ビットが
「0」のときは、図5のアドレスデコーダ302はデコ
ード信号UA0とUA0−3を出力する。このときアク
セスの可能性のあるバンクは図8に示すとおり以下のよ
うなものとなる。 番号(0)(2)(4)(6)(8)(10)(1
2)(14)のバンクDB0。このバンクは1Mワード
である。 番号(1)(3)(5)(7)(9)(11)(1
3)(15)のバンクDB0。このバンクは4Mワード
である。
【0073】ここで、はバンクDB0が1Mの場合
で、はバンクDB0が4Mの場合である。そこで、図
6のRASコントローラ304においては、ANDゲー
ト602でデコード信号UA0とバンクDB0が1Mで
あることを示す信号(メモリサイズビットB0をインバ
ータ630により反転した値)とのANDをとり、また
ANDゲート601でデコード信号UA0−3とバンク
DB0が4Mであることを示す信号(メモリサイズビッ
トB0)とのANDをとり、これらの出力をORゲート
621でOR演算して第0バンク選択信号S0を生成し
ている。そして、この選択信号S0から第0バンクロウ
アドレス選択信号RAS0を生成している。
【0074】[上位4ビットが「1」のとき]アドレス
デコーダ302に入力するアドレス上位4ビットが
「1」のときは、図5のアドレスデコーダ302はデコ
ード信号UA0−3とUA1とUA1−4を出力する。
このときアクセスの可能性のあるバンクは図8に示すと
おり以下のようなものとなる。 番号(1)(3)(5)(7)(9)(11)(1
3)(15)のバンクDB0。このバンクは4Mワード
である。 番号(0)(4)(8)(12)のバンクDB1。こ
のバンクは1Mワードである。 番号(2)(6)(10)(14)のバンクDB1。
このバンクは4Mワードである。
【0075】ここで、はバンクDB0が4Mの場合、
はバンクDB1が1Mの場合、はバンクDB1が4
Mの場合である。そこで、図6のRASコントローラ3
04においては、ANDゲート601でデコード信号U
A0−3とバンクDB0が4Mであることを示す信号
(メモリサイズビットB0)とのANDをとり、ORゲ
ート621を介して第0バンク選択信号S0を生成して
いる。また、ANDゲート606でデコード信号UA1
とバンクDB1が1Mであることを示す信号(メモリサ
イズビットB1をインバータ631により反転した値)
とのANDをとり、またANDゲート605でデコード
信号UA1−4とバンクDB0が1Mであることを示す
信号(メモリサイズビットB0をインバータ630によ
り反転した値)とバンクDB1が4Mであることを示す
信号(メモリサイズビットB1)とのANDをとり、こ
れらの出力をORゲート622でOR演算して第1バン
ク選択信号S1を生成している。そして、この選択信号
S1から第1バンクロウアドレス選択信号RAS1を生
成している。
【0076】以下、アドレス上位4ビットが「2」〜
「15」のそれぞれの場合も同様であり、入力アドレス
24ビットのうちの上位4ビットによりアドレスデコー
ダ302で図8に示すようなデコード信号を生成し、そ
のデコード信号とメモリサイズレジスタの値を用いてA
NDゲート601〜620およびORゲート621〜6
24により選択信号S0〜S3を生成している。そし
て、選択信号S0〜S3に基づいてバンク選択信号RA
S0〜RAS3を生成している。
【0077】図9は、この実施例の電子楽器の動作を説
明するためのフローチャートである。この電子楽器で動
作がスタートすると、まずステップ91で初期設定を行
う。次にステップ92でメモリ構成を検出する。このメ
モリ構成の検出は波形メモリ204を構成する4つのバ
ンクに1Mまたは4MのどちらのDRAMが設定されて
いるのかを検出する処理である。検出結果は、ステップ
93でメモリサイズレジスタ301に書込まれる。次
に、ステップ94で鍵処理を行い、ステップ95でパネ
ルスイッチ処理を行い、ステップ96でその他の処理を
行う。その後はステップ94に戻る。
【0078】なお、上記ステップ92のメモリ構成の検
出は具体的には以下のようにして行っている。まず、す
べて4MのDRAMが接続されているものとして全メモ
リ空間を16分割し、各1M領域ごとに異なるデータを
書込む。そのデータを読込んだとき、書込んだデータと
異なる場合は、エイリアスを読込んだためであるからこ
の領域に1MのDRAMが接続されていると判断する。
このようにして、メモリサイズの組合せが判明する。こ
の結果をメモリサイズレジスタ301に設定すればよ
い。
【0079】なお、上述したようにメモリ構成を検出し
てCPUからメモリサイズレジスタ301に設定するの
でなく、例えばディップスイッチなどのスイッチでメモ
リサイズの状態を設定するようにしてもよい。また、最
初からメモリサイズレジスタに設定値を記憶させておい
てもよいし、メモリユニットを差込んで使用する場合に
はユニットの内部にそのユニットの構成を示すデータを
読出せるように記憶させておきそのデータを読出してメ
モリサイズレジスタに設定するようにしてもよい。さら
に、メモリの設定を行った操作者がマニュアルで入力す
るようにしてもよい。
【0080】上記実施例では、1MワードのメモリIC
と4MワードのメモリICを組合せる例を説明したが、
容量はこれに限らない。また、2種類の容量のICを組
合せる例を説明したが3種以上とすることもできる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、あらかじめ記憶領域のアドレスが低い位置から順に
どのような容量のメモリICが設定されているかを示す
情報を記憶しておき、その情報とアドレスデータの上位
所定ビットに基づいて、該アドレスデータでアクセスさ
れるべきメモリICを特定し、そのメモリICを選択す
る選択信号を出力するようにしているので、異なるメモ
リ容量を有するメモリICを用いて構成された全メモリ
空間を、連続したアドレスでマッピングすることがで
き、構成が簡単になるとともに、設計が楽になるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るメモリコントロー
ル回路を適用した電子楽器のブロック構成図
【図2】 音源の詳細なブロック構成図
【図3】 アドレス変換部および波形メモリの詳細なブ
ロック構成図
【図4】 タイミング発生器およびアドレスマルチプレ
ックサの構成図
【図5】 アドレスデコーダの回路図
【図6】 RASコントローラの回路図
【図7】 各バンクのDRAM組合せ表、バンクの並
び、DRAM接続例、およびメモリ空間の領域を示す図
【図8】 アドレスデコーダが出力するデコード信号一
覧を示す図
【図9】 この実施例の電子楽器の動作を説明するため
のフローチャート
【図10】 従来におけるメモリ空間のメモリマップ例
【符号の説明】
101…鍵盤、102…波形入力部、103…マイク、
104…ディスプレイ、105…パネルスイッチ、10
6…中央処理装置(CPU)、107…リードオンリメ
モリ(ROM)、108…ランダムアクセスメモリ(R
AM)、109…音源、110…サウンドシステム、1
11…バスライン、201…インターフェース、202
…アドレス発生部、203…アドレス変換部、204…
波形メモリ、205…ダイレクト書込読出部、206…
エンベロープ発生部、207…乗算器、208…ディジ
タルアナログ(D/A)変換器、301…メモリサイズ
レジスタ、302…アドレスデコーダ、303…アドレ
スマルチプレックサ、304…RASコントローラ、3
05〜308…DRAM、DB0…第0バンク、DB1
…第1バンク、DB2…第2バンク、DB3…第3バン
ク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種以上の異なる容量を有す
    る複数のメモリを混在させて構成された記憶領域を連続
    したアドレスデ−タでアクセスするために用いるメモリ
    コントロール回路であって、 前記記憶領域のアドレスが低い位置から順にどのような
    容量のメモリが設定されているかを示す情報を記憶する
    記憶手段と、 入力したアドレスデータの上位所定ビットおよび前記記
    憶手段に記憶された情報に基づいて、該アドレスデータ
    でアクセスされるべきメモリを特定し、そのメモリを選
    択する選択信号を出力する選択信号生成手段とを備えた
    ことを特徴とするメモリコントロール回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6428754A (en) * 1987-07-24 1989-01-31 Hitachi Ltd Recognizing and controlling system for memory constitution

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