JPH05289651A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH05289651A
JPH05289651A JP4091120A JP9112092A JPH05289651A JP H05289651 A JPH05289651 A JP H05289651A JP 4091120 A JP4091120 A JP 4091120A JP 9112092 A JP9112092 A JP 9112092A JP H05289651 A JPH05289651 A JP H05289651A
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JP4091120A
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Makoto Sato
佐藤  誠
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像のマルチウインドウ表示を高速化す
る。 【構成】 動画像をオーバーレイ表示するか否かのビッ
ト情報を表示画素位置に対応させてメモリ11に記憶さ
せておく。表示走査に同期させて、出力画像メモリ制御
部13により順次に上記ビット情報を読出す。オーバー
レイ処理部20内のマルチプレクサ39ではこのビット
情報に基き表示画素位置毎に、ウインドウ表示すべき特
定の入力動画像信号とその他領域に表示する出力画像メ
モリの画像信号を択一的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画像を画像表示
装置上の分割表示する、いわゆるマルチ・ウインドウ・
システムを登載するパーソナル・コンピュータ、ワーク
ステーション、あるいはTV電話に代表されるマルチメ
ディア端末等に好適な画像処理システムであって、特に
動画像を特定のウインドウにオーバーレイ表示すること
の可能な画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチ・ウインドウ・システムは、パー
ソナル・コンピュータやワーク・ステーションで近年多
く使われているシステムである。
【0003】マルチ・ウインドウ・システム上の複数の
アプリケーション・プログラムは、ひとつの画像表示装
置の画面上にそれぞれ専用の表示領域が与えられる。さ
らにパーソナルコンピュータにおいて実行されているア
プリケーション・プログラムからの要求に応じてマルチ
・ウインドウ・システムのOS(オペレーションシステ
ム)がファイルをオープン/クローズする処理、またプ
ロセスを起動/終了するように複数の表示領域“ウイン
ドウ”等のウィンドウ関連の画像処理をオープンした
り、クローズする処理を実行している。
【0004】一般的なマルチ・ウインドウ・システムで
は、システムを操作しているユーザーとインタフェース
を行なっているウインドウ(ユーザにより選択されたウ
インドウ)はアクティヴ・ウインドウとして扱われ、複
数のウインドウの中でいちばん上に見えるように表示さ
れている。従ってアクティヴ・ウインドウの表示領域は
すべて見えるようになっている。アクティヴ・ウインド
ウ以外のウインドウの中には、その表示領域の一部分が
別のウインドウによって隠される場合が生じてくる。マ
ルチ・ウインドウ・システムのOSは、基本的なウイン
ドウのオープン/クローズの制御の他に、このウインド
ウ同士の重なり表示の制御を行なっている。
【0005】マルチ・ウインドウ・システムが登載され
ているパーソナル・コンピュータやワーク・ステーショ
ンの殆どは、ひとつのビット・マップ形式の出力画像メ
モリに画素データを格納し、この画素データについて画
像表示装置への画面表示を行なっており、そのため前述
の隠されている部分の排他表示制御は、マルチ・ウイン
ドウ・システムのOSがすべて行なっているのが一般的
である。
【0006】また近年マルチメディア情報の代表とし
て、動画像を扱うパーソナル・コンピュータやマルチメ
ディア端末と称されるシステムが現われてきている。そ
してマルチ・ウインドウ・システムを登載しているこれ
らのマシン(画像処理装置)で、あるひとつのウインド
ウに動画像をオーバーレイ表示するための種々の方法が
考えられているが、その殆どは、あらかじめ動画像をオ
ーバーレイ表示させるための特別な画素データ・パター
ンが決められており、その画素データ・パターンでオー
バーレイ表示させたいウインドウ内部を塗りつぶすこと
によっておこなうものである。
【0007】さらにテレビ(TV)電話のアプリケーシ
ョンを登載するマルチメディア端末などのように、自分
の動画像(自画像)と回線から送られてきた交信相手の
動画像(相手画像)の2つの動画像ソースを扱う場合は
マルチ・ウインドウ・システムにおいて複数の動画像を
ウインドウ表示する必要が出てきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ウイン
ドウ同士の重なり表示の制御をすべてOSが担う場合
や、ウインドウ内部を特定の画素データ・パターンで塗
りつぶすことにより動画を出力画像にオーバーレイ表示
をさせる場合に、メモリへの高速な画像展開、特にウイ
ンドウへの複数の動画像のオーバーレイ表示を行なう必
要がある場合OS、すなわち、プログラム命令でメモリ
への画像データの読み書き、画像表示装置への画素デー
タの転送処理を実行すると、OSへの負担が大きくな
り、表示速度の点で満足が得られないと言う欠点があっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、ウインドウ表示に対応させて動画像信号を迅速に選
択することの可能な画像処理システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、第1画素データの示す動
画像を第2画素データの示す画像にオーバーレイ表示さ
せるか否かを表示画素位置毎のビット情報の形態で指示
する第1指示手段と、該指示手段の指示に対応させて、
表示に用いる第3画素データを前記第1画素データおよ
び前記第2画素データから選択する第1選択手段とを具
えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、第1画素データの示す
動画像を第2画素データの示す画像にオーバーレイ表示
させるか否かを表示画素位置毎のビット情報の形態で指
示する第1指示手段と、該指示手段の指示に対応させ
て、表示に用いる第3画素データを前記第1画素データ
および前記第2画素データから選択する第1選択手段
と、複数の動画像信号源から入力した複数種の第4画素
データの中のいずれかの画素データを切換え的に指示す
る第2指示手段と、該第2指示手段により指示された画
素データを前記複数の動画像信号源から入力した複数種
の第4画素データの中から選択し、当該選択した画素デ
ータを前記第1画素データとして前記第1選択手段に出
力する第2選択手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、第1画素データの示す
動画像を第2画素データの示す画像にオーバーレイ表示
させるか否かを表示画素位置毎のビット情報の形態で指
示する第1指示手段と、該指示手段の指示に対応させ
て、表示に用いる第3画素データを前記第1画素データ
および前記第2画素データから選択する第1選択手段
と、複数の動画像信号源から入力した複数種の第4画素
データの中のいずれかの画素データを前記第1画素デー
タに対するバックグラウンド画像として指示する第3指
示手段と、該第3指示手段により指示された画素データ
を前記複数の動画像信号源から入力した複数種の第4画
素データの中から選択する第3選択手段と、当該選択し
た画素データを前記第2選択手段により選択された画素
データと、予め定められた混合比で混合した後、当該混
合した画素データを前記第1画素データとして前記第1
選択手段に出力する第3選択手段とを具えたことを特徴
とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、前記混合比を前記画像処理手段に指示する第4指示
手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明は、動画像に関する第1画素デ
ータをオーバーレイ表示するか否かを表示画素位置毎の
ビット情報で指示するようにしたので、このビット情報
に基きシリアル的に転送される第1画素データとをたと
えばゲート回路やマルチプレクサなどの選択手段により
信号選択できる。また、信号選択のためにメモリ等に一
時記憶しておく必要がないので、中央演算処理装置を用
いることなく動画像信号(第1画素データ)の選択処理
を迅速に行なうことができる。
【0015】請求項2の発明は、複数の動画像信号(第
4画素データ)を切換的に第2選択手段により選択し、
上記第1選択手段により供給することで複数のウインド
ウ領域に異なる動画像を表示させることができる。
【0016】請求項3の発明は、オーバーレイ表示上の
バックグラウンド画像に対の上記動画像信号を混合する
ことで多種多様な表示が可能となる。
【0017】請求項4の発明は、混合比を指定すること
で混合比の異なる画像を表示できる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明実施例を詳細に
説明する。
【0019】図1は本発明実施例の回路構成を示す。
【0020】図1において、1は中央演算処理装置(C
PU)であり、図19に示す制御手順等を記憶するメモ
リを有し、制御手順に従って本システム全体の制御を司
どる。本実施例では、外部アドレス・バスおよび外部デ
ータ・バスがいずれも32ビット幅であるCPUを想定
している。2はCPUアドレス・バスであり、32ビッ
トのバス幅である。3はCPUデータ・バスであり、3
2ビットのバス幅である。
【0021】4はCPU制御バスであり、CPU1によ
るバス・アクセスの開始あるいは終了を示す信号、読み
出し/書き込みを識別する信号等の、種々の信号で構成
されている。5は入力動画像信号で、ビデオ・カメラや
動画像圧縮/伸張デコーダからのビデオ信号が載ってお
り、具体的には入力動画像の赤、緑、青の各色素成分を
表わすアナログ信号、および同期信号で構成されてい
る。
【0022】6は入力動画像信号処理部であり、アナロ
グ/ディジタル(A/D)コンバータ、ロウ・パス・フ
ィルタ、入力画像メモリ、入力画像メモリ制御部、画像
拡大/縮小変換部等で構成され、上記入力動画像信号5
によって送られてきた入力動画像をディジタル・データ
として入力画像メモリに取り込む。また、CPU1から
の指示により、フレーム毎に入力動画像の任意の切り出
し範囲に対して任意の拡大/縮小率で入力動画像を画素
密度変換し、必要な画素数の画像データを生成する。こ
うして生成された入力動画像の画素データを、後述する
表示装置同期化部22から出力される表示装置同期信号
24に応じて順番に連続的に排出する機能を有してい
る。
【0023】7は入力動画像画素データ信号であり、入
力動画像信号処理部6から連続的に排出される24ビッ
ト幅の画素データが載っている。本実施例においては、
入力動画像信号源が2つあるので、入力動画像信号5、
入力動画像信号処理部6および入力動画像画素データ信
号7はそれぞれ2組設けてある。以降この2つの入力動
画像信号5をそれぞれ5a,5bとし、これらに対応す
る前記入力動画像信号処理部6を6a,6b、さらに対
応する入力動画像画素データ信号7を7a,7bと表わ
すことにする。また、便宜的に入力動画像処理部6aか
ら生成される入力動画像を入力動画像a、入力動画像処
理部6bから生成される入力動画像を入力動画像bと表
わすことにする。
【0024】8は出力画像メモリであり、画像表示装置
に対する出力画像の編集を行なうためのビット・マップ
・メモリである。この出力画像メモリ8は、出力装置上
の出力画像を構成する画素数に相当するワード数を持
ち、ひとつひとつの画素に対応する出力画像メモリ8上
のひとつのワードには、表示装置の画面上に展開される
画素の色を表現するための画素データと、動画像をオー
バーレイ表示する際に使用する修飾レジスタを選択する
データの2種類のデータが格納されている。
【0025】本実施例では画素データを24ビット
(赤、緑、青の各色素成分それぞれ8ビット)で表現し
ており、またオーバーレイ表示の修飾レジスタの選択デ
ータとして4ビットを割り当てているので、この出力画
像メモリ8は計28ビットのワード幅を有している。但
し、画素データを格納する24ビット幅の部分と、修飾
レジスタの選択データを格納する4ビットの部分とは、
物理的にメモリ素子としては分かれている。従ってこの
2つのデータをそれぞれ別個にアクセスすることも、2
つのデータを同時にアクセスすることも可能である。
【0026】尚、この出力画像メモリ8は、ビデオ・フ
レーム・メモリとして一般的に用いられているデュアル
・ポート(ランダム・ポート+シリアル・ポート)のダ
イナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)で構成
されている。ランダム・ポート側はCPUデータ・バス
3に接続されていて、CPU1による出力画面上の任意
の画素位置への、画素データおよびオーバーレイ表示修
飾レジスタ選択データのランダムな書き込み/読み出し
を可能にしている。一方のシリアル・ポート側は後述す
るオーバーレイ処理部20に接続され、表示装置への連
続的で規則的な画素データおよびオーバーレイ表示修飾
レジスタ選択データの高速排出を可能にしている。
【0027】9は出力画像画素データ信号であり、出力
画像メモリ8のシリアル・ポートから順番に連続的に排
出される24ビット幅の画素データが載っている。
【0028】10はオーバーレイ表示修飾レジスタ選択
データ信号であり、出力画像メモリ8のシリアル・ポー
トから順番に連続的に排出される4ビット幅のオーバー
レイ表示の修飾レジスタの選択データが載っている。こ
のデータ信号10上のデータと、出力画像画素データ信
号9上の画素データは、お互いに同期されており、それ
ぞれ画素位置に対応させている。
【0029】11はオーバーレイ表示指示情報メモリで
あり、出力画像メモリ制御部13と共に第1の発明の第
1指示手段として動作する。このメモリは画像表示装置
に対する出力画像に、入力動画像の画素データをオーバ
ーレイ表示させることを、後述するオーバーレイ処理部
20へ指示するための情報を格納するメモリである。こ
のオーバーレイ表示指示情報メモリ11は、出力装置上
の出力画像を構成する画素数に相当するビット数の総容
量を持ち、ワード幅は前記CPUデータ・バス3に合わ
せて32ビットで構成されている。
【0030】このオーバーレイ表示指示情報メモリ11
上の任意の1ビットは出力画像を構成する1画素にそれ
ぞれ対応しており、このビットが‘1’の場合には対応
する画素に対して、2つの入力動画像信号処理部6aあ
るいは6bから排出される画素データをオーバーレイ表
示することを、オーバーレイ処理部20へ指示している
ことになる。このオーバーレイ表示指示情報メモリ11
は比較的アクセス速度の速いスタティックRAM(SR
AM)等で構成されている。CPU1は1回のアクセス
で、該メモリ11上の32ビットの情報を書き込み/読
み出しすることが可能である。
【0031】従ってCPU1は1回のアクセスで、出力
画像を構成する連続する32個の画素に対して、オーバ
ーレイ表示を行なう/行なわないの指示ができる。また
このオーバーレイ表示指示情報メモリ11の内容は、後
述する出力画像メモリ制御部13によって1ワード(3
2ビット)単位に周期的に読み出される。
【0032】12はオーバーレイ表示修飾制御情報メモ
リであり、画像表示装置に対する出力画像に入力動画像
の画素データをオーバーレイ表示させる際に使用する修
飾レジスタ選択データに対する扱いを後述するオーバー
レイ処理部20へ指示するための情報を格納するメモリ
である。このオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12
は、オーバーレイ表示指示情報メモリ11と同様に、出
力装置上の出力画像を構成する画素数に相当するビット
数の総容量を持ち、ワード幅は前記CPUデータ・バス
3に合わせて32ビットで構成されている。
【0033】このオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ
12上の任意の1ビットは出力画像を構成する1画素に
それぞれ対応しており、このビットが‘1’の場合には
対応する画素に対して、2つの入力動画像信号処理部6
aあるいは6bから排出される画素データをオーバーレ
イ表示する際に使用する修飾レジスタ選択データとし
て、ひとつ前の画素に使用した修飾レジスタ選択データ
を引き続き用いることを、オーバーレイ処理部20へ指
示していることになる。このオーバーレイ表示修飾制御
情報メモリ12も前記オーバーレイ表示指示情報メモリ
11と同様に、比較的アクセス速度の速いSRAM等で
構成されている。CPU1は1回のアクセスで、このメ
モリ12上の32ビットの情報を書き込み/読み出しす
ることが可能である。従ってCPU1は1回のアクセス
で、出力画像を構成する連続する32個の画素に対し
て、オーバーレイ表示の際の修飾レジスタ選択データの
扱いの指示ができる。またこのオーバーレイ表示修飾制
御情報メモリ12の内容は、後述する出力画像メモリ制
御部13によって1ワード(32ビット)単位に周期的
に読み出される。
【0034】13は出力画像メモリ制御部であり、CP
U1からの指示を受けて出力画像メモリ8のランダム・
ポートから画素データ書き込み/読み出し制御を行な
い、また、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データの
書き込み/読み出し制御をも行なう。さらに後述する表
示装置同期信号24に同期した出力画像メモリ8のシリ
アル・ポートから連続的な画素データおよびオーバーレ
イ表示修飾レジスタ選択データを排出させる。さらに出
力画像メモリ制御部13はオーバーレイ表示指示情報メ
モリ11およびオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ1
2から、周期的にデータを読出す。そして読み出したこ
れらのオーバーレイ表示指示情報および修飾制御情報
を、上記画素データおよびオーバーレイ表示修飾レジス
タ選択データに同期させて連続的に排出する。
【0035】出力画像メモリ8のランダム・ポートから
の、画素データおよびオーバーレイ表示修飾レジスタ選
択データの書き込み/読み出し制御においては、画素デ
ータと修飾レジスタ選択データの、2つのデータをそれ
ぞれ別個にアクセスすること、2つのデータを同時にア
クセスすることの選択を、CPU1がアクセス時に排出
したアドレス情報から判断して行なう機能をも出力画像
メモリ制御部13は有する。さらにCPU1がオーバー
レイ表示指示情報メモリ11またはオーバーレイ表示修
飾制御情報メモリ12をアクセスする場合に、出力画像
メモリ制御部13は後述するオーバーレイ表示情報メモ
リ・データ・バス17と、CPUデータ・バス3とを接
続する機能をも有する。
【0036】14は出力画像メモリ制御信号であり、出
力画像メモリ8に対するアドレス・ストローブ信号、書
き込み/読み出しストローブ信号等で構成されている。
この制御信号14上の信号はすべて前記出力画像メモリ
制御部13が生成する。15はオーバーレイ表示指示情
報メモリ制御信号であり、オーバーレイ表示指示情報メ
モリ11に対するチップ・イネーブル信号、書き込み/
読み出しストローブ信号等で構成されている。この制御
信号15上の信号もすべて出力画像メモリ制御部13が
生成する。
【0037】16はオーバーレイ表示修飾制御情報メモ
リ制御信号であり、オーバーレイ表示修飾制御情報メモ
リ12に対するチップ・イネーブル信号、書き込み/読
み出しストローブ信号等で構成されている。この制御信
号16上の信号もすべて出力画像メモリ制御部13が生
成する。
【0038】17はオーバーレイ表示情報メモリ・デー
タ・バスであり、CPUデータ・バス3とは分離されて
いる。CPU1がオーバーレイ表示指示情報メモリ11
あるいはオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12に対
するアクセスを行なう際には、出力画像メモリ制御部1
3によってCPUデータ・バス3に接続される。
【0039】18はオーバーレイ表示指示信号であり、
出力画像メモリ制御部13によって出力画像メモリ8の
画素データと同期化されて排出されるオーバーレイ表示
指示情報が載っている。
【0040】19はオーバーレイ表示修飾制御信号であ
り、出力画像メモリ制御部13によって、出力画像メモ
リ8の画素データと同期化されて排出されるオーバーレ
イ表示修飾制御情報が載っている。
【0041】20はオーバーレイ処理部であり、出力画
像画素データ信号9上に排出された画素データに、指示
に応じて2系統ある入力動画像の画素データをオーバー
レイする機能を有する。またオーバーレイする際の画素
データに対する修飾情報を格納する複数のレジスタを有
し、選択されたレジスタの情報をもとに画素データを修
飾処理する機能をも有する。オーバーレイ処理部20は
具体的には複数のレジスタから構成されるレジスタ・フ
ァイル、マルチプレクサ、ディジタル演算器等で構成さ
れる。
【0042】21はオーバーレイ表示画像画素データ信
号であり、オーバーレイ処理部20によって、1画素毎
に生成された24ビット幅の出力画像の画素データが載
っている。
【0043】22は表示装置同期化部であり、オーバー
レイ処理後に最終的に生成された出力画像の画素データ
に、CRTモニタ等の画像表示装置への同期信号を重畳
する機能を有する。具体的にはD/Aコンバータ、同期
信号発生回路等で構成される。
【0044】23は出力画像信号であり、表示装置同期
化部22から出力されるビデオ信号が載っており、具体
的には出力画像の赤、緑、青の各色素成分を表わすアナ
ログ信号、および同期信号で構成されており、CRTモ
ニタ等の画像表示装置に接続される。
【0045】24は表示装置同期信号であり、表示装置
同期化部22から出力され、垂直同期信号、水平同期信
号、ライン番号データ信号、ブランキング信号、ドット
・クロック信号等の信号で構成される。入力動画像信号
処理部6aおよび6b、そして出力画像メモリ制御部1
3はこの表示装置同期信号24に基づいて、順番に連続
的にそれぞれの画素データやオーバーレイ表示の制御デ
ータの排出制御を行なう。
【0046】図2はオーバーレイ処理部20の回路構成
を示す。
【0047】この図において、25はレジスタ・ファイ
ルであり、16ワードの容量でそれぞれのワードは7ビ
ットで構成されている。このレジスタにはオーバーレイ
表示の際に用いられる修飾情報がCPU1によって設定
され、格納されている。このレジスタの内容は、オーバ
ーレイ表示指示信号18に応じて有効化され、また有効
化された場合、16個のレジスタのうち特定のレジスタ
が、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ信号10
上の選択データに応じて選択される。
【0048】またこうして選択されたレジスタは、オー
バーレイ表示修飾制御信号19に応じてラッチされ、ラ
ッチされた場合は、前画素データの処理の際に選択され
たレジスタが、次の画素データの処理の際にも引き続い
て有効となる。この場合次の画素データに付加されて送
られてくるオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ
は、何ら用いられないで無視される。
【0049】26はオーバーレイ表示マスタ画像選択信
号であり、レジスタ・ファイル25から出力される信号
である。この信号の状態に応じて、オーバーレイ表示の
マスタ画像となる入力動画像が、マルチプレクサ29に
より2つの入力動画像の中から選択される。このときの
レジスタ・ファイル25が第2の発明の第2指示手段と
して動作し、マルチプレクサ29が第2選択手段として
動作する。
【0050】27はオーバーレイ表示バック・グラウン
ド画像選択信号であり、レジスタ・ファイル25から出
力される信号である。この信号の状態に応じて、オーバ
ーレイ表示のバック・グラウンド画像が、マルチプレク
サ31により複数の画像の中から選択される。このとき
のレジスタ・ファイル25が第3の発明の第3指示手段
として動作し、マルチプレクサ31が本発明の第3選択
手段として動作する。
【0051】28はバック・グラウンド混合比情報信号
であり、レジスタ・ファイル25から出力される信号で
ある。この信号上の4ビットで構成されるバック・グラ
ウンド混合比情報に応じて、オーバーレイ表示の際にマ
スタ画像とバック・グラウンド画像とが混合される。
【0052】29はマルチプレクサで、オーバーレイ表
示修飾制御情報によりオーバーレイ表示マスタ画像選択
信号26の状態がレジスタ・ファイル25において決定
される。このオーバーレイ表示マスタ画像選択信号26
の状態に応じて、入力動画像画素データ信号7a上の画
素データと同7b上の画素データのうちのいずれかが選
択される。30はオーバーレイ表示マスタ画像画素デー
タ信号であり、マルチプレクサ29によって選択された
オーバーレイ表示マスタ画像の24ビット幅の画素デー
タが載っている。
【0053】31はマルチプレクサで、オーバーレイ表
示バック・グラウンド画像選択信号27の状態に応じ
て、無色(黒色)画像、出力画像画素データ信号9上の
画素データ、入力動画像画素データ信号7a上の画素デ
ータ、そして入力動画像画素データ信号7b上の画素デ
ータのうちのいずれかが選択される。
【0054】32はオーバーレイ表示バック・グラウン
ド画像画素データ信号であり、マルチプレクサ31によ
って選択されたオーバーレイ表示バック・グラウンド画
像の24ビット幅の画素データが載っている。33は演
算器であり、オーバーレイ表示バック・グラウンド混合
比情報信号28上の混合比情報に応じて、オーバーレイ
表示マスタ画像画素データ信号30上の画素データに、
計数を乗ずる演算を行なう。混合比情報をmとすると、
この演算器33では計数(16−m)/16を乗ずる演
算を該画素データに行なう。
【0055】34はオーバーレイ表示マスタ混合画像画
素データ信号であり、前記演算器33によって計数を乗
ぜられたオーバーレイ表示マスタ画像の24ビット幅の
画素データが載っている。35は演算器であり、オーバ
ーレイ表示バック・グラウンド混合比情報信号28上の
混合比情報に応じて、オーバーレイ表示バック・グラウ
ンド画像画素データ信号32上の画素データに、計数を
乗ずる演算を行なう。混合比情報をmとすると、この演
算器35では計数m/16を乗ずる演算を該画素データ
に行なう。演算器33〜35が第3の発明の画像処理手
段を構成し、混合比情報信号28を発生するレジスタ・
ファイル25が第4の発明の第4指示手段として動作す
る。
【0056】36はオーバーレイ表示バック・グラウン
ド混合画像画素データ信号であり、演算器35によって
計数を乗ぜられたオーバーレイ表示バック・グラウンド
画像の24ビット幅の画素データが載っている。37は
加算器であり、オーバーレイ表示マスタ混合画像画素デ
ータ信号34上の画素データと、オーバーレイ表示バッ
ク・グラウンド混合画像画素データ信号36上の画素デ
ータとを加算する。
【0057】38はオーバーレイ表示混合画像画素デー
タ信号であり、加算器37によって加算演算されたオー
バーレイ表示混合画像の24ビット幅の画素データが載
っている。39はマルチプレクサであり、本発明の第1
選択手段として動作する。マルチプレクサ39はオーバ
ーレイ表示指示信号18の状態に応じて、オーバーレイ
表示混合画像画素データ信号38上の画素データと、出
力画像画素データ信号9上の画素データのいずれかを選
択する。このマルチプレクサ39によって選択された2
4ビット幅の画素データは、オーバーレイ表示画像画素
データ信号21上に載って、表示装置同期化部22に送
出される。
【0058】図3は入力動画像画素データ信号7a,7
bおよび出力画像画素データ信号9上に載っている画素
データのビット・フォーマットを表わす。
【0059】各々の画素の色を表現するための画素デー
タは24ビットのデータで構成され、その24ビットの
データは、それぞれ8ビットで表わされる各色素成分
(赤、緑、青)の諧調データで構成されている。
【0060】図4はCPU1が前記出力画像メモリ8に
対して、画素データのみの書き込み/読み出しを行なう
際の、CPUデータ・バス3上のデータのビット・フォ
ーマットを表す。
【0061】下位24ビットに、前記出力画像メモリ8
に格納すべき/格納されている画素データが配置されて
いる。この画素データのビット・フォーマットは、図3
で示したものと同一である。また上位8ビットのデータ
は無効データである。
【0062】図5はCPU1が出力画像メモリ8に対し
て、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択情報のみの書き
込み/読み出しを行なう際の、CPUデータ・バス3上
のデータのビット・フォーマットを表わした図である。
【0063】ビット27〜24の4ビットに、出力画像
メモリ8に格納すべき、格納されているオーバーレイ表
示修飾レジスタ選択データが配置されている。この4ビ
ットで、レジスタ・ファイル25を構成する16個のオ
ーバーレイ表示修飾レジスタのいずれかが選択される。
またビット31〜28の4ビットと下位24ビットのデ
ータは無効データである。
【0064】図6はCPU1が前記出力画像メモリ8に
対して、画素データおよびオーバーレイ表示修飾レジス
タ選択データを同時に書き込み/読み出しを行なう際
の、CPUデータ・バス3上のデータのビット・フォー
マットを表わした図である。
【0065】下位24ビットには、出力画像メモリ8に
格納すべき/格納されている画素データが配置されてい
る。この画素データのビット・フォーマットは、図3で
示したものと同一である。またビット27〜24の4ビ
ットには、出力画像メモリ8に格納すべき/格納されて
いるオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データが配置さ
れている。このオーバーレイ表示修飾レジスタ選択デー
タのビット・フォーマットは、図5で示したものと同一
である。また上位4ビットのデータは無効データであ
る。
【0066】図7はCPU1が前記出力画像メモリ8に
対して、画素データあるいはオーバーレイ表示修飾レジ
スタ選択データを、個別に/両方同時に書き込み/読み
出しを行なう際の、CPUアドレス・バス2上のアドレ
スのビット・フォーマットを表わした図である。
【0067】ビット19〜10の10ビットには、出力
画像を構成する水平方向のライン(ラスタ)の番号が配
置され、ビット9〜0の10ビットには、その水平方向
の1ラインを構成する画素の番号が配置されている。ビ
ット21〜20には、出力画像メモリ8に対するアクセ
スの対象を識別するための、2ビットでエンコードされ
た識別子が配置されている。
【0068】図8はCPU1がオーバーレイ表示指示情
報メモリ11に対して、オーバーレイ表示指示情報を書
き込み/読み出しを行なう際の、CPUデータ・バス3
上のデータのビット・フォーマットを表わした図であ
る。
【0069】各ビットそれぞれが、出力画像を構成する
水平方向に連続した32個の画素に対応しており、該ビ
ットが‘1’の場合には、対応する画素に対して、2つ
の入力動画像信号処理部6aあるいは6bから排出され
る画素データを、オーバーレイ表示することを表わし、
該ビットが‘0’の場合には、対応する画素に対して、
オーバーレイ表示をせずに、出力画像メモリ8上の画素
データをそのまま表示装置に送出することを表わしてい
る。
【0070】図9はCPU1がオーバーレイ表示修飾制
御情報メモリ12に対して、オーバーレイ表示修飾制御
情報を書き込み/読み出しを行なう際の、CPUデータ
・バス3上のデータのビット・フォーマットを表わした
図である。
【0071】各ビットそれぞれが、出力画像を構成する
水平方向に連続した32個の画素に対応しており、この
ビットが‘1’の場合には、対応する画素に対して、2
つの入力動画像信号処理部6aあるいは6bから排出さ
れる画素データを、オーバーレイ表示する際に使用する
修飾レジスタ選択データとして、ひとつ前の画素に使用
した修飾レジスタ選択データを引き続き用いることを表
わす。このビットが‘0’の場合には、対応する画素に
対して、修飾レジスタ選択データとして、現画素データ
に付加されている修飾レジスタ選択データを用いること
を表わしている。
【0072】図10は出力画像と、オーバーレイ表示指
示情報メモリ11およびオーバーレイ表示修飾制御情報
メモリ12のワード配置との対応付けを表わした図であ
る。
【0073】本実施例における出力画像は、1024個
の画素で構成されている768本の水平方向のライン
(ラスタ)で構成されている。メモリ11および前記メ
モリ12上の1ワードはそれぞれ、1つのラインを構成
する画素を、左端から32個づつ区切った画素のあつま
りに対応している。目的とする画素の座標を(j,k)
とすると(j:ライン番号、k:1ライン上での画素番
号)、この画素に対応するメモリ11およびメモリ12
上のワードの相対アドレスは、32×j+〔k/32〕
で得られる。記号〔〕は数値の整数部のみを有効とする
ガウス記号である。そして目的の画素(j,k)に対応
するワードj×32+〔k/32〕上のビット番号はk
mod32のコマンドで得られる。
【0074】図11はCPU1がオーバーレイ表示指示
情報メモリ11あるいはオーバーレイ修飾制御情報メモ
リ12に対して、それぞれの情報を書き込み/読み出し
を行なう際の、CPUアドレス・バス2上のアドレスの
ビット・フォーマットを表わした図である。
【0075】ビット14〜5の10ビットには、出力画
像を構成する水平方向のライン(ラスタ)の番号が配置
され、ビット4〜0の5ビットには、その水平方向の1
ラインを構成する画素の番号を32で除算した商の整数
部が配置されている(画素番号をkとすると、〔k/3
2〕が配置されている)。ビット21には、メモリ11
に対するアクセスなのか、メモリ12に対するアクセス
なのかを識別する識別子が配置されている。
【0076】図12はCPU1がレジスタ・ファイル2
5に対して、オーバーレイ表示修飾データを書き込み/
読み出しを行なう際の、CPUデータ・バス3上のデー
タのビット・フォーマットを表わした図である。
【0077】ビット6には、オーバーレイ表示マスタ画
像選択情報が配置され、このビットが‘0’の場合は、
オーバーレイ表示のマスタ画像として、入力動画像画素
データ信号7aが選択され、このビットが‘1’の場合
は、入力動画像画素データ信号7bが選択される。
【0078】ビット5〜4の2ビットには、オーバーレ
イ表示バック・グラウンド画像選択情報が配置され、こ
のビットの組合せにより、オーバーレイ表示のバック・
グラウンド画像として、無色(黒色)画像、出力画像画
素データ信号9上の画素データ、入力動画像画素データ
信号7a上の画素データ、そして入力動画像画素データ
信号7b上の画素データのいずれかが選択される。ビッ
ト3〜0の4ビットには、バック・グラウンド混合比情
報が配置され、この4ビットの内容に応じて、オーバー
レイ表示の際にマスタ画像とバック・グラウンド画像と
が混合される。その他のビットは無効データである。
【0079】図13は本発明実施例における画像処理シ
ステムにおける画像表示装置の画面上の、ウインドウ表
示を示す。
【0080】図中、表示領域r1およびr1′の部分
は、ウインドウW1を構成しており、入力動画像信号処
理部6aから生成された入力動画像aが表示されてい
る。一方、表示領域r2の部分は、ウインドウW2を構
成しており、入力動画像信号処理部6bから生成された
入力動画像bが表示されている。表示領域r3の部分
は、ウインドウW3を構成しており、ここには、CPU
1によって出力画像メモリ8に書き込まれたグラフィッ
ク画像#1が表示されている。
【0081】これら表示領域r1,r1′,r2,r3
以外の残りの領域である領域r0は、背景画面であり、
領域r3と同様に、CPU1によって出力画像メモリ8
に書き込まれた背景パターンの画像が表示されている。
この表示例では、動画像をオーバーレイ表示しているウ
インドウW1とウインドウW2は、その表示領域がすべ
て見えるようになっている。一方ウインドウW3は、そ
の表示領域の一部がウインドウW1によって隠されてい
る。図中表示領域r1′の部分は、このウインドウW1
のなかで、ウインドウW3に重なっている部分である。
【0082】図14は、図13に示したウインドウ表示
例における5つの表示領域r1,r1′,r2,r3,
r0それぞれに対応する出力画像メモリ8、オーバーレ
イ表示指示情報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修
飾制御情報メモリ12の内容、さらにレジスタ・ファイ
ル25のなかのレジスタ#0と#1の内容を表わした図
である。
【0083】図の中に示されるレジスタ#0は、オーバ
ーレイ表示のマスタ画像として入力動画像aを選択し、
表示装置に対して、この入力動画像aの画素データのみ
を表示するように設定されている。一方レジスタ#1
は、マスタ画像として入力動画像bを選択し、表示装置
に対して、この入力動画像bの画素データのみを表示す
るように設定されている。表示領域r1,r1′および
r2は、入力動画像のオーバーレイ表示を行なう領域な
ので、これらの部分を構成する画素に対応するオーバー
レイ表示指示情報メモリ11上の各ビットは、オーバー
レイ表示を行なうべく、すべて‘1’になっている。
【0084】逆に表示領域r3およびr0はオーバーレ
イ表示には無関係な領域なので、これらの部分を構成す
る画素に対応する前記オーバーレイ表示指示情報メモリ
11上の各ビットは、すべて‘0’になっている。この
ビットが‘0’である部分は、出力画像メモリ8の画素
データ部分(下位24ビットの部分)が扱われるだけ
で、その他の同メモリ8のオーバーレイ表示修飾レジス
タ選択データ部分(ビット27〜24)や、オーバーレ
イ表示修飾制御情報メモリ12の対応する各ビットの内
容は、何ら表示動作に影響を与えない。
【0085】表示領域r1およびr1′は、入力動画像
画素データ信号7aの画素データをオーバーレイ表示す
る部分である。従ってこの領域r1およびr1′を構成
する画素のうち、各水平方向のラインの、それぞれ左端
の画素に対応する出力画像メモリ8上のワードのオーバ
ーレイ表示修飾レジスタ選択データ部分(ビット27〜
24)には、オーバーレイ修飾レジスタ#0を選択すべ
く、‘0000’が格納されている。左端の画素以外に
ついては、このビット27〜24の内容は特に規定され
ない。また表示領域r1およびr1′を構成するすべて
の画素に対応する、出力画像メモリ8上のワードの画素
データ部分(下位24ビット)の内容は、何ら表示動作
に影響を与えない。
【0086】さらに、この表示領域r1およびr1′を
構成する画素のうち、各水平方向のラインの、それぞれ
左端の画素に対応する前記オーバーレイ表示修飾制御情
報メモリ12上の各ビットは、このビットに対応する出
力画像メモリ8上に設定した4ビットのオーバーレイ表
示修飾レジスタ選択データを有効にすべく、すべて
‘0’になっている。一方、同領域r1およびr1′を
構成する画素のうち、各水平方向のラインの、それぞれ
左端の画素を除く残りの部分に対応する同メモリ12上
の各ビットは、その表示領域の左端の画素で設定したオ
ーバーレイ表示修飾レジスタ選択データを同様に利用す
べく、すべて‘1’になっている。
【0087】表示領域r2は、入力動画像画素データ信
号7bの画素データをオーバーレイ表示する部分であ
る。従ってこの領域bを構成する画素のうち、各水平方
向のラインの、それぞれ左端の画素に対応する出力画像
メモリ8上のワードのオーバーレイ表示修飾レジスタ選
択データ部分(ビット27〜24)には、オーバーレイ
修飾レジスタ#1を選択すべく、‘0001’が格納さ
れている。
【0088】左端の画素以外については、これらビット
27〜24の内容は特に規定されない。また表示領域r
2を構成するすべての画素に対応する、出力画像メモリ
8上のワードの画素データ部分(下位24ビット)の内
容は、何ら表示動作に影響を与えない。さらにこの表示
領域r2を構成する画素のうち、各水平方向のライン
の、それぞれ左端の画像に対応するオーバーレイ表示修
飾制御情報メモリ12上の各ビットは、このビットに対
応する出力画像メモリ8上に設定した4ビットのオーバ
ーレイ表示修飾レジスタ選択データを有効にすべく、す
べて‘0’になっている。
【0089】一方同領域r2を構成する画素のうち、各
水平方向のラインの、それぞれ左端の画素を除く残りの
部分に対応する同メモリ12上の各ビットは、その表示
領域の左端の画素で設定したオーバーレイ表示修飾レジ
スタ選択データを引き続いて利用すべく、すべて‘1’
になっている。
【0090】入力動画像のオーバーレイ表示を行なって
いる表示領域r1,r1′およびr2を構成するすべて
の画素に対応する、出力画像メモリ8上のワードの画素
データ部分(下位24ビット)の内容は、何ら表示動作
に影響を与えないが、CPU1によってグラフィック・
データを書き込むことは許されている。
【0091】図15は本発明実施例における画像処理シ
ステムの画像表示装置の画面上の、ウインドウ表示の別
の例を表わした図である。
【0092】図中、表示領域r1およびr1′の部分
は、ウインドウW1を構成しており、CPU1によって
出力画像メモリ8に書き込まれたグラフィック画像#2
が表示されている。表示領域r2の部分はウインドウW
2を構成しており、入力動画像信号処理部6aから生成
された入力動画像aが表示されている。表示領域r3の
部分はウインドウW3を構成しており、ここにもCPU
1によって出力画像メモリ8に書き込まれたグラフィッ
ク画像#1が表示されている。これら表示領域r1,r
1′r2,r3以外の残りの領域である領域r0は、背
景画面であり、領域r1,r1′,r3と同様に、CP
U1によって出力画像メモリ8に書き込まれた背景パタ
ーンの画像が表示されている。
【0093】この例では、グラフィック画像#2を表示
しているウインドウW1と動画像をオーバーレイ表示し
ているウインドウW2は、その表示領域がすべて見える
ようになっている。一方ウインドウW3は、その表示領
域の一部がウインドウW1によって隠されている。図中
表示領域r1′の部分は、このウインドウW1のなか
で、ウインドウW3に重なっている部分である。
【0094】この表示例と図13に示した表示例との相
違点は、ウインドウW1に表示されている画像が、オー
バーレイされた入力動画像aから、CPU1によるグラ
フィック画像(#2)に変わった点と、ウインドウW2
に表示されている入力動画像が、入力動画像bから入力
動画像aに変わった点である。
【0095】図16は、図15に示したウインドウ表示
例における5つの表示領域r1,r1′,r2,r3,
r0それぞれに対応する出力画像メモリ8、オーバーレ
イ表示指示情報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修
飾制御情報メモリ12の内容、さらにレジスタ・ファイ
ル25のなかのレジスタ#0と#1の内容を表わした図
である。
【0096】図の中に示されるレジスタ#0とレジスタ
#1の内容は、図14に示したものと同じ内容に設定さ
れている。
【0097】表示領域r1およびr1′は、図13での
表示例では、入力動画像のオーバーレイ表示を行なう領
域であったが、この図15で示した表示例ではオーバー
レイ表示をせずに、グラフィック画像を表示する領域に
なっているので、この部分を構成する画素に対応する前
記オーバーレイ表示指示情報メモリ11上の各ビット
は、すべて‘1’から‘0’に変更されている。またグ
ラフィック画像を表示するこの領域r1およびr1′に
ついては、出力画像メモリ8上のオーバーレイ表示修飾
レジスタ選択データ部分(ビット27〜24)および、
オーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12の対応する各
ビットの内容は、表示動作に影響を与えないで無視され
る。しかし逆に、同領域を構成する画素に対応する前記
出力画像メモリ8上のワードの画素データ部分(下位2
4ビット)の内容は有効になる。
【0098】表示領域r2は、図13での表示例と同様
に、入力動画像のオーバーレイ表示を行なう領域なの
で、これらの部分を構成する画素に対応するオーバーレ
イ表示指示情報メモリ11上の各ビットは、オーバーレ
イ表示を行なうべく、依然としてすべて‘1’になって
いる。しかしこの領域r2は、図13での表示例では、
オーバーレイ表示のマスタ画像として入力動画像bを選
択していたが、この図15で示した表示例では、入力動
画像aを選択するように変更されている。
【0099】従ってこの領域r2を構成する画素のう
ち、各水平方向のラインの、それぞれ左端の画素に対応
する前記出力画像メモリ8上のワードの、オーバーレイ
表示修飾レジスタ選択データ部分(ビット27〜24)
は、オーバーレイ修飾レジスタ#0を選択すべく‘00
00’に変更されている。左端の画素以外については、
該ビット27〜24の内容は特に規定されない。
【0100】さらに図13での表示例と同様に、この表
示領域r2を構成する画素のうち、各水平方向のライン
の、それぞれ左端の画素に対応するオーバーレイ表示修
飾制御情報メモリ12上の各ビットは、該ビットに対応
する出力画像メモリ8上に設定した4ビットのオーバー
レイ表示修飾レジスタ選択データを有効にすべく、すべ
て‘0’になっている。
【0101】一方、同領域r1およびr1′を構成する
画素のうち、各水平方向のラインの、それぞれ左端の画
素を除く残りの部分に対応する同メモリ12上の各ビッ
トは、その表示領域の左端の画素で設定したオーバーレ
イ表示修飾レジスタ選択データを同様に利用すべく、す
べて‘1’になっている。図13での表示例と同様に、
表示領域r3,r0はオーバーレイ表示には無関係な領
域なので、これらの部分を構成する画素に対応するオー
バーレイ表示指示情報メモリ11上の各ビットは、依然
としてすべて‘0’になっている。
【0102】図17は本発明の実施例であるところの画
像処理システムにおける画像表示装置の画面上の、ウイ
ンドウ表示の別の例を表わした図である。
【0103】図中、表示領域r1およびr1′の部分
は、ウインドウW1を構成しており、入力動画像信号処
理部6aから生成された入力動画像aと、CPU1によ
って出力画像メモリ8に書き込まれたグラフィック画像
#2とが、混合表示されている。表示領域r2の部分
は、ウインドウw2を構成しており、入力動画像信号処
理部6bから生成された動画像が表示されている。表示
領域r3の部分は、ウインドウW3を構成しており、こ
こにはCPU1によって出力画像メモリ8に書き込まれ
た、グラフィック画像#1が表示されている。これら表
示領域r1,r1′,r2,r3以外の残りの領域であ
る領域r0は、背景画面であり、領域r3と同様に、C
PU1によって出力画像メモリ8に書き込まれた背景パ
ターンの画像が表示されている。
【0104】この例では、動画像をオーバーレイ表示し
ているウインドウW1と、動画像を表示しているウイン
ドウW2は、その表示領域がすべて見えるようになって
いる。一方ウインドウW3は、その表示領域の一部がウ
インドウW1によって隠されている。図中表示領域r
1′の部分は、このウインドウW1のなかでウインドウ
W3に重なっている部分である。
【0105】この表示例と図13に示した表示例との相
違点は、ウインドウW1に表示されている画像が、入力
動画像信号処理部6aから生成された入力動画像aのみ
だったものが、その入力動画像aとCPU1によるグラ
フィック画像#2との混合画像に変わった点である。
【0106】図18は、図17に示したウインドウ表示
例における5つの表示領域r1,r′,r2,r3,r
0それぞれに対応する出力画像メモリ8、オーバーレイ
表示指示情報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修飾
制御情報メモリ12の内容、さらにレジスタ・ファイル
25のなかのレジスタ#0と#1の内容を表わした図で
ある。
【0107】図の中に示されるレジスタ#1の内容は、
図14に示したものと同じ内容に設定されているが、レ
ジスタ#0は、オーバーレイ表示のマスタ画像として入
力動画像画素データ信号7aの画素データを、バック・
グラウンド画像として出力画像メモリ画素データ信号9
の画素データをそれぞれ選択し、バック・グラウンド画
像を8/16の混合比で混合するように設定が変更され
ている。
【0108】表示領域r1およびr1′は、基本的には
図13での表示例と同様に、入力動画像aをオーバーレ
イ表示する部分である。従って、これらの部分を構成す
る画素に対応する前記オーバーレイ表示指示情報メモリ
11上の各ビットは、オーバーレイ表示を行なうべく、
依然としてすべて‘1’になっている。グラフィック画
像#2とどのように混合するかの情報は、前述したよう
に、オーバーレイ修飾レジスタ#0のほうで設定されて
いるので、この領域r1およびr1′を構成する画素の
うち、各水平方向のラインの、それぞれ左端の画素に対
応する出力画像メモリ8上のワードのオーバーレイ表示
修飾レジスタ選択データ部分(ビット27〜24)は、
依然としてオーバーレイ修飾レジスタ#0を選択すべく
‘0000’が格納されている。
【0109】さらに、この領域r1およびr1′に関す
るオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12の内容は、
図13での表示例のものと同じである。但し同領域を構
成する画素に対応する前記出力画像メモリ8上のワード
の画素データ部分(下位24ビット)の内容は有効にな
る。表示領域r2は、図13での表示例と同じであるの
で、この領域を構成する画素に対応する各メモリの内容
は、図14のものと同一である。図13での表示例と同
様に、表示領域r3,r0はオーバーレイ表示には無関
係な領域なので、これらの部分を構成する画素に対応す
るオーバーレイ表示指示情報メモリ11上の各ビット
は、依然としてすべて‘0’になっている。
【0110】図19は本発明実施例の画像処理システム
において、図13、図15および図17に示した表示例
を行なうにあたっての、CPU1の制御の流れを表わし
た図である。
【0111】ここで示したフローは、まず、図13で示
した表示例を行なってから、次に図15で示した表示
例、あるいは図17で示した表示例に変更する手順を表
わしている。
【0112】次に図1〜図18とともに、この画像処理
システムにおけるCPU1を中心とする制御の流れを、
図19に沿って説明する。ここで説明する動作は、図1
3で示した表示例を行なってから、次に図15で示した
表示例、あるいは図17で示した表示例に変更するもの
である。
【0113】まずCPU1はステップ(以下Sと略記す
る)1で、出力画像を構成するすべての画素に対して、
つまり出力画面全体を、背景画像パターンで塗りつぶ
す。
【0114】このステップで出力画像メモリ8に、背景
画像の画素データを書き込むにあたって、CPU1はま
ず、出力画像を構成するすべての画素に対して、出力画
像メモリ8に格納されている画素データを画像表示装置
に送出すべく、オーバーレイ表示指示情報メモリ11の
すべてのビットを‘0’にクリアする。このことによっ
て、オーバーレイ処理部20は(マルチプレクサ39に
よって)、出力画像メモリ8から排出された画素データ
を、無条件でオーバーレイ画像画素データ信号21に送
出する。
【0115】その後、CPU1は出力画像メモリ8の画
素データ部分(下位24ビット)に、背景画像の画素デ
ータを書き込む。この画素データの書き込みを行なう際
に、出力画像メモリ8に共存するオーバーレイ表示修飾
レジスタ選択データも同時に初期化するならば、CPU
1は出力画像メモリ8をアクセスするためのアドレスと
して、図7に示したように、そのビット21〜20を
‘11’にする。さらに、CPUデータ・バス3に送出
するデータのビット・フォーマットとして、図6に示し
たように、そのビット23〜0に画素データを、ビット
27〜24にオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ
の両方のデータを配置させておかなければならない。
【0116】または、この画素データの書き込みを行な
う際に、出力画像メモリ8に共存するオーバーレイ表示
修飾レジスタ選択データをアクセスしないならば、CP
U1は出力画像メモリ8をアクセスするためのアドレス
として、図7に示したように、そのビット21〜20を
‘01’にして、さらにCPUデータ・バス3に送出す
るデータのビット・フォーマットとして、図4に示した
ように、そのビット23〜0に画素データを配置させて
おかなければならない。
【0117】出力画像メモリ制御部13は、CPU1か
ら出力画像メモリ8へのアクセスが発生した場合、図7
に示したように、CPU1がCPUアドレス・バス2に
送出したアドレスのビット21〜20をみて、現在のア
クセスが、画素データ部分(ビット23〜0)のみを対
象としているのか、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択
データ部分(ビット27〜24)のみを対象としている
のか、または両方のデータ(ビット27〜0)を同時に
対象としているのかを識別する。この識別信号に基き、
CPU1は対象とする部分の書き込み/読み出しを出力
画像メモリ8に対して行なう。この制御は、該出力画像
メモリ8が画素データ部分を格納するメモリ素子と、オ
ーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ部分を格納する
メモリ素子とに物理的に分かれているならば、比較的簡
単な制御回路で実現可能である。
【0118】つぎにCPU1はS2において、ウインド
ウW3を構成する表示領域r3に、グラフィック画像#
1を描画する。上記S1で、オーバーレイ表示指示情報
メモリ11をすべて‘0’にクリアしているので、出力
画像メモリ8上の領域r3に対応する画素に対して、グ
ラフィック画像#1の画素データを書き込むだけで、画
像表示装置に表示される。この段階では、ウインドウW
3は他のウインドウに隠されることなく、その表示領域
がすべて見えるようになっている。
【0119】次にCPU1はS3において、入力動画像
信号処理部6aおよび6bへ、必要なパラメータをセッ
トし、入力動画像の画素データの連続的な排出を開始す
る。ここでセットするパラメータとしては、入力動画像
の切り出し範囲、拡大/縮小率、出力画像上でオーバー
レイ表示する領域の開始位置(ウインドウの上左端の座
標)、該領域のライン数と1ラインの画素数等である。
このことによって入力動画像信号処理部6aは、表示装
置同期信号24に応じて、出力画像メモリ8が表示領域
r1およびr1′を構成する画素データを排出するタイ
ミングに合わせて、入力動画像画素データ信号7a上へ
の画素データの排出を始める。また入力動画像信号処理
部6bも、出力画像メモリ8が表示領域r2を構成する
画素データを排出するタイミングに合わせて、入力動画
像画素データ信号7b上への画素データの排出を始め
る。
【0120】次にS4でCPU1は、レジスタ・ファイ
ル25内のオーバーレイ表示修飾レジスタ#0とレジス
タ#1への、パラメータの設定を行なう。図12および
図14に示したごとく、ここでレジスタ#0は、オーバ
ーレイ表示マスタ画像として入力動画像aを選択し、表
示装置に、この入力動画像aの画素データのみを表示す
るように設定する。一方、レジスタ#1は、オーバーレ
イ表示マスタ画像として入力動画像bを選択し、表示装
置に、この入力動画像bの画素データのみを表示するよ
うに設定する。
【0121】次にCPU1はS5に移行して、ここでウ
インドウW1を構成する表示領域r1およびr1′、ま
たウインドウW2を構成する表示領域r2にそれぞれ対
応する、前記出力画像メモリ8内のオーバーレイ表示修
飾レジスタ選択データを、図14に示したごとく設定す
る。表示領域r1およびr1′については、オーバーレ
イ表示修飾レジスタ#0を選択すべく、その領域内の左
端の画素に対応するワードに‘0000’を書き込む。
また表示領域r2については、オーバーレイ表示修飾レ
ジスタ#1を選択すべく、その領域内の左端の画素に対
応するワードに‘0001’を書き込む。
【0122】これら修飾レジスタ選択データを、前記出
力画像メモリに書き込む場合に、CPU1がCPUアド
レス・バス2に送出するアドレスは、図7に示したよう
に、そのビット21〜20を‘10’にしておき、さら
にCPUデータ・バス3に送出するデータのビット・フ
ォーマットとしては、図5に示したような、そのビット
27〜24に修飾レジスタ選択データを配置したものを
用いる。このことによって、出力画像メモリ制御部13
は、上記S1で表示領域r1およびr1′、そして表示
領域r2の部分にも書き込まれた、出力画像メモリ8内
の背景画像の画素データを保存したまま、修飾レジスタ
選択データを出力画像メモリ8へ書き込み動作を行な
う。
【0123】また表示領域r1およびr1′、さらに表
示領域r2の内部の左端の画素以外に対応するワード
の、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データについて
は、次のS6におけるオーバーレイ表示修飾制御情報の
設定によって無意味となるので、ここでは何ら設定を行
なわない。こうして出力画像メモリ8に書き込んだオー
バーレイ表示修飾レジスタ選択データは、出力画像メモ
リ制御部13によって、出力画像メモリ8内の画素デー
タと共に、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ信
号10を経て、オーバーレイ処理部20に送出される。
【0124】オーバーレイ処理部20では、図2で示し
たように、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択信号10
上のデータに従って、レジスタ・ファイル25内の16
個のオーバーレイ表示修飾レジスタの中から、特定の表
示修飾レジスタが選択される。
【0125】次のS6では、CPU1は表示領域r1お
よびr1′、そして表示領域r2の部分のそれぞれ対応
する、オーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12内の各
ビットを、図14に示したごとく設定する。
【0126】まず、各領域内の左端の画素に対応するビ
ットには、該ビットに対応する出力画像メモリ8上に、
上記S5で設定した4ビットのオーバーレイ表示修飾レ
ジスタ選択データを有効にすべく、すべて‘0’を書き
込む。次に同領域の左端以外の残りの画素に対応するビ
ットには、同表示領域の左端の画素に対して、上記S4
で設定されたオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ
を引き続いて利用すべく、すべて‘1’を書き込む。
【0127】ここでオーバーレイ表示修飾制御情報メモ
リ12に書き込んだ制御情報は、出力画像メモリ制御部
13によって、周期的に(出力画像メモリ8から32画
素分の画素データが排出される毎に)読み出された後、
出力画像メモリ8の画素データに同期して、前記オーバ
ーレイ表示修飾制御信号19を経て、オーバーレイ処理
部20に送られる。オーバーレイ処理部20では、図2
で示したように、前記オーバーレイ表示修飾制御信号1
9の状態が‘1’である場合には、ひとつ前の画素の処
理の際に選択されたオーバーレイ表示修飾レジスタが、
引き続き選択される。この場合、処理中の画素データに
付加されて送られてきた、前記オーバーレイ表示修飾レ
ジスタ選択データ信号10上の選択データは無視され
る。
【0128】S3〜S6で入力動画像のオーバーレイ表
示の準備が整った後、CPU1はS7へ移行して、ここ
でウインドウW1を構成する表示領域r1およびr
1′、またウインドウW2を構成する表示領域r2にそ
れぞれ対応する、前記オーバーレイ表示指示情報メモリ
11内の各ビットに対して、図14に示したごとく
‘1’を書き込む。
【0129】ここでオーバーレイ表示指示情報メモリ1
1に書き込んだ指示情報は、出力画像メモリ制御部13
によって、周期的に(出力画像メモリ8から32画素分
の画素データが排出される毎に)読み出された後、出力
画像メモリ8の画素データに同期して、前記オーバーレ
イ表示指示信号18を経て、オーバーレイ処理部20に
送られる。
【0130】オーバーレイ処理部20では、図2で示し
たように、オーバーレイ表示指示信号19の状態が
‘1’となっている画素については、オーバーレイ処理
を行なう。まず、レジスタ・ファイル25が有効化さ
れ、そのなかのひとつのレジスタが、現在、処理中の画
素の出力画像画素データに付加されているオーバーレイ
表示修飾レジスタ選択データによって選択される。選択
されたレジスタは、その内容を各信号26,27および
28に出力して、マルチプレクサ29および31、そし
て演算器33および35を制御して、最終的にマルチプ
レクサ39から、オーバーレイ処理された入力動画像の
画素データを、オーバーレイ画像画素データ信号21上
に排出する。
【0131】例えば、ウインドウW1を構成する表示領
域r1およびr1′に対応する画素に対する、オーバー
レイ処理部20の動作を説明する。まず前述したように
レジスタ・ファイル25が有効化される。表示領域r1
およびr1′内の画素のうち、ライン単位で見たとき
に、最初にオーバーレイ処理される画素(ライン単位で
見た時に、最初にオーバーレイ表示指示信号19の状態
が‘1’となっている画素)は、その領域の左端の画素
である。
【0132】ライン単位での左端の画素については、前
述したS6で、そのオーバーレイ表示修飾制御情報は
‘0’に設定されているので、出力画像画素データに付
加されているオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ
によって、ひとつの修飾レジスタが新たに選択される。
この選択データは、上記S5において‘0000’に設
定されているので、修飾レジスタ#0が選択される。
【0133】修飾レジスタ#0の内容は、上記S4で設
定されているように、オーバーレイ表示マスタ画像選択
は‘0’、つまり入力動画像aを選択しているので、マ
ルチプレクサ29は本発明の第2選択手段として入力動
画像画素データ信号7aを選択し、その画素データをオ
ーバーレイ表示マスタ画像画素データ信号30に送出す
る。また修飾レジスタ#0のオーバーレイ表示バック・
グラウンド画像選択は‘00’、つまり無色データを選
択しているので、マルチプレクサ31は無色データを選
択し、オーバーレイ表示バック・グラウンド画像画素デ
ータ信号32に、24ビットともすべて‘0’のデータ
を送出する。
【0134】さらに、修飾レジスタ#0のバック・グラ
ウンド画像混合比は‘0000’に設定されており、マ
スタ画像の画素データを、そのまま表示することをあら
わしている。したがって、演算器33は計数が‘16/
16=1’となり、入力されるマスタ画像の画素データ
をそのままオーバーレイ表示マスタ混合画像画素データ
信号34に送出する。一方、演算器は計数が‘0/16
=0’となり、入力されるバック・グラウンド画像の画
素データに関わりなく、オーバーレイ表示バック・グラ
ウンド混合画像画素データ信号36には24ビットとも
すべて‘0’のデータを送出する。よって加算器37
は、前記画素データ信号36上の画素データが24ビッ
トともすべて‘0’なので、画素データ信号34上のマ
スタ画像の画素データを、そのままオーバーレイ表示混
合画像画素データ信号38に送出する。
【0135】最終段のマルチプレクサ39は、前記オー
バーレイ表示指示信号19の状態が‘1’となっている
ので、画素データ信号38上のマスタ画像の画素データ
を、結果的にオーバーレイ表示画像画素データ信号21
に送出する。こうしてオーバーレイ表示画像画素データ
信号21に、入力動画像画素データ信号7a上の画素デ
ータが排出される。同表示領域r1およびr1′の左端
以外の画素に関しては、上記S6で、そのオーバーレイ
表示修飾制御情報が‘1’に設定されているので、その
修飾レジスタ選択データに関係なく、左端の画素の処理
のときに選択された修飾レジスタ#0が引き続き有効に
なっている。
【0136】したがって、左端の画素の場合と同じ処理
が施されることになる。また領域r1′の画素について
は、ここで説明したように、入力動画像画素データ信号
6a上の画素データが優先されて表示装置に送出される
ので、オーバーレイ表示をする以前に表示されていたウ
インドウW3のグラフィック画像#1は、表示されなく
なる。つまりウインドウW1の陰に隠れてしまうことに
なる。但し、上記S2で出力画像メモリ8に書き込んだ
グラフィック画像#1は相変わらず保存されている。
【0137】一方、ウインドウW2を構成する表示領域
r2に対応する画素に対する、オーバーレイ処理部20
の動作は、修飾レジスタ#1が選択され、オーバーレイ
表示マスタ画像として入力動画像bが用いられる点が異
なるだけで、細かい各部の動作は前述したウインドウW
1のときと同じである。
【0138】以上説明したS1〜S7の処理によって、
図13に示した表示例が実施できる。次に、図13で示
した表示例から、図15で示した表示例への変更を行な
うシーケンスを説明する。まず、ウインドウW1につい
て見ると、図13の表示例では入力動画像aをオーバー
レイ表示していたのが、図15の表示例では、グラフィ
ック画像#2になっている。
【0139】S8では、CPU1はウインドウW1を構
成する表示領域r1およびr1′に、グラフィック画像
#2を描画する。ここでグラフィック画像#2の画素デ
ータを出力画像メモリ8に書き込む際には、出力画像メ
モリ8上の画素データ部分(下位24ビット)のみをア
クセスすればよい。
【0140】このために、CPU1がCPUアドレス・
バス2に送出するアドレスは、図7に示したように、そ
のビット21〜20を‘01’にして、またCPUデー
タ・バス3に送出するデータは、図4に示したように、
そのビット23〜0に画素データを配置させておけばよ
い。この段階では、表示領域r1およびr1′について
は前記S7で、オーバーレイ表示指示情報メモリ11の
内容が‘1’に設定されているので、依然として入力動
画像aのオーバーレイ表示を続けている。
【0141】つぎに、CPU1はS9へ移行して、ここ
で、ウインドウW1を構成する表示領域r1およびr
1′に対応する、オーバーレイ表示指示情報メモリ11
内の各ビットに対して、図16に示したごとく‘0’を
書き込む。オーバーレイ処理部20では、図2で示した
ように、オーバーレイ表示指示信号19の状態が‘0’
となっている画素については、オーバーレイ処理を行わ
ず、マルチプレクサ39によって、オーバーレイ表示画
像画素データ信号21上に、出力画像画素信号9から入
力されたグラフィック画像#2の画素データを送出す
る。前記S9によって、ウインドウW1についての図1
5に示した表示例への変更がなされる。
【0142】この状態から再び図13に示した表示例へ
戻すには、S10に移行して、上記S9で‘0’に設定
された、表示領域r1およびr1′に対応する、オーバ
ーレイ表示指示情報メモリ11内の各ビットに対して、
図14に示したごとく‘1’を書き込む。これでウイン
ドウW1については、再び入力動画像aのオーバーレイ
表示が開始される。
【0143】次に、ウインドウW2に関する、図13の
表示例から図15の表示例への変更を説明する。このウ
インドウW2については、前述した図13の表示例では
入力動画像bをオーバーレイ表示していたのが、図15
の表示例では、入力動画像aのオーバーレイ表示に変わ
っている。
【0144】S11では、CPU1は入力動画像信号処
理部6aのパラメータの設定を変更する。ここで変更す
るパラメータとしては、拡大/縮小率、オーバーレイ表
示する領域の開始位置、該領域のライン数と1ラインの
画素数があげられる。
【0145】次にS12へ移行して、領域r2を構成す
る画素のうち、各水平方向のラインの、それぞれ左端の
画素に対応する前記出力画像メモリ8上のワードの、オ
ーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ部分(ビット2
7〜24)を、図16に示したように、オーバーレイ修
飾レジスタ#0を選択すべく‘0000’に変更する。
【0146】この表示領域r2の内部の左端の画素以外
に対応するワードの、オーバーレイ表示修飾レジスタ選
択データについては、前記S6におけるオーバーレイ表
示修飾制御情報の設定によって無意味となるので、何ら
設定の変更を必要としない。上記S12によって、ウイ
ンドウW2についての図15に示した表示例への変更が
なされる。
【0147】この状態から再び図13に示した表示例へ
戻すには、まずS13に移行して、入力動画像信号処理
部6aに対して、再び表示領域r1およびr1′にその
画素データを送出すべく、拡大/縮小率、オーバーレイ
表示する領域の開始位置、該領域のライン数と1ライン
の画素数等のパラメータを変更する。
【0148】そしてさらにS14へ移行して、領域r2
を構成する画素のうち、各水平方向のラインの、それぞ
れ左端の画素に対応する前記出力画像メモリ8上のワー
ドの、オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ部分
(ビット27〜24)を、図14に示したように、オー
バーレイ修飾レジスタ#1を選択すべく‘0001’に
戻す。入力動画像信号処理部6bには、上記S3で表示
領域r2にその画素データを送出すべく、パラメータが
設定されているので、ウインドウW2については、入力
動画像bのオーバーレイ表示が即座に再開される。
【0149】次に、図13で示した表示例から、図17
で示した表示例への変更を行なうシーケンスを説明す
る。
【0150】変更点は、ウインドウW1について、前述
した図13の表示例では入力動画像aをオーバーレイ表
示していたのが、図17の表示例では、入力動画像aと
グラフィック画像#2との合成画像のオーバーレイ表示
になっている点である。
【0151】まずS15で、ウインドウW1を構成する
表示領域r1およびr1′に、グラフィック画像#2を
描画する。次にS16で、レジスタ・ファイル25内の
オーバーレイ表示修飾レジスタ#0へのパラメータの設
定を、図18で示したように変更する。
【0152】図18に示したごとく、ここでレジスタ#
0は、オーバーレイ表示マスタ画像として入力動画像a
を選択し、表示装置に、この入力動画像aの画素データ
と、バック・グラウンド画像として選択された出力画像
画素データとを、1:1の比率で混合するように設定さ
れる。
【0153】ウインドウW1を構成する表示領域r1お
よびr1′に対する、オーバーレイ表示修飾レジスタ選
択データは、上記S5で、あらかじめオーバーレイ表示
修飾レジスタ#0を選択すべく、その領域内の左端の画
素に対応するワードに‘0000’が書き込まれてい
る。このため、オーバーレイ処理部20は、修飾レジス
タ#0に新たに設定された情報にしたがって、オーバー
レイ表示処理を継続する。
【0154】具体的には、オーバーレイ表示マスタ画像
選択は‘0’、つまり入力動画像aを選択しているの
で、マルチプレクサ29は入力動画像画素データ信号7
aを選択し、その画素データをオーバーレイ表示マスタ
画像画素データ信号30に送出する。また修飾レジスタ
#0のオーバーレイ表示バック・グラウンド画像選択は
‘01’、つまり出力画像画素データを選択しているの
で、マルチプレクサ31は出力画像画素データ信号9を
選択し、オーバーレイ表示バック・グラウンド画像画素
データ信号32に、その画素データを送出する。
【0155】さらに、修飾レジスタ#0のバック・グラ
ウンド画像混合比は‘1000’に設定されており、マ
スタ画像の画素データに8/16を乗じたものと、バッ
ク・グラウンド画像の画素データに8/16を乗じたも
のとを混合した画素データを表示することをあらわして
いる。したがって、演算器33は計数が‘8/16’と
なり、入力されるマスタ画像の画素データに8/16を
乗じたデータを、オーバーレイ表示マスタ混合画像画素
データ信号34に送出する。
【0156】一方、演算器は計数が‘8/16’とな
り、入力されるバック・グラウンド画像の画素データに
8/16を乗じたデータを、オーバーレイ表示バック・
グラウンド混合画像画素データ信号36に送出する。よ
って加算器37は、前記画素データ信号34上の8/1
* マスタ画像画素データと、前記画素データ信号36
上の8/16* バック・グラウンド画像画素データとを
加算して、演算結果として得られる画素データを、オー
バーレイ表示混合画像画素データ信号38に送出する。
【0157】最終段のマルチプレクサ39は、前記オー
バーレイ表示指示信号19の状態が‘1’となっている
ので、画素データ信号38上の混合画像の画素データ
を、オーバーレイ表示画像画素データ信号21に送出す
る。こうしてオーバーレイ表示画像画素データ信号21
に、入力動画像画素データ信号7a上の画素データと、
出力画像画素信号データ9上の画素データとの、混合さ
れた画素データが排出される。上記S16によって、図
17に示した表示例への変更がなされる。
【0158】この状態から再び図13に示した表示例へ
戻すには、S17に移行して、上記S16で書き換えら
れた、オーバーレイ表示修飾レジスタ#0に対して、図
14に示したごとく、パラメータを設定し直す。
【0159】これでウインドウW1については、再び入
力動画像aのみのオーバーレイ表示が開始される。
【0160】以上説明した実施例では、 (1)S7,S9およびS10の処理で行なったよう
に、オーバーレイ表示指示情報メモリ11上の各ビット
をワード(32ビット)単位で書き換えることにより、
1回のアクセスで、最大でライン方向に並ぶ連続した3
2個の画素に対して、入力動画像のオーバーレイ表示を
行なうのか、通常のグラフィック画像の表示を行なうの
かの設定が可能になる。このことによって、ウインドウ
内の表示領域のように多くの連続した画素に対する、入
力動画像のオーバーレイ表示と通常のグラフィック画像
表示との間の切り替えを、高速に行なえるという効果が
ある。
【0161】(2)S16およびS17の処理で行なっ
たように、オーバーレイ表示修飾レジスタの内容を書き
換える1回のアクセスで、その修飾レジスタを選択して
いる複数の画素すべてに対して、オーバーレイ表示を行
なうマスタ画像の変更が可能になる。このことによっ
て、ウインドウ内の表示領域のように多くの連続した画
素に対する、オーバーレイ表示のマスタ画像である入力
動画像aと入力動画像bとの間の切り替えを、高速に行
なえるという効果がある。
【0162】(3)S16およびS17の処理で行なっ
たように、オーバーレイ表示修飾レジスタの内容を書き
換える1回のアクセスで、その修飾レジスタを選択して
いる複数の画素すべてに対して、オーバーレイ表示の際
の画像合成の対象となるバック・グラウンド画像の変更
が可能になる。このことによって、ウインドウ内の表示
領域のように多くの連続した画素に対する、オーバーレ
イ表示の際の画像合成の対象となるバック・グラウンド
画像になり得る、入力動画像a、入力動画像b、出力画
像メモリ8上のグラフィック画像、無色画像、との間の
切り替えを、高速に行なえるという効果がある。
【0163】(4)S16およびS17の処理で行なっ
たように、オーバーレイ表示修飾レジスタの内容を書き
換える1回のアクセスで、その修飾レジスタを選択して
いる複数の画素すべてに対して、入力動画像とバック・
グラウンド画像との画像合成処理の際の混合比の変更が
可能になる。このことによって、ウインドウ内の表示領
域のように多くの連続した画素に対する、入力動画像と
バック・グラウンド画像との画像合成処理の際の混合比
の1/16単位での変更を、高速に行なえるという効果
がある。
【0164】(5)S12およびS14の処理で行なっ
たように、ウインドウを構成する表示領域の左端に位置
する画素に対応する、オーバーレイ表示修飾レジスタ選
択データの内容を書き換える小数回のアクセスで、ライ
ン方向に連続して位置し、かつオーバーレイ表示修飾制
御情報メモリ12の内容が‘1’に設定されている画素
すべてに対して、オーバーレイ表示に用いられる修飾レ
ジスタの選択データの変更が可能になる。このことによ
って、ウインドウ内の表示領域のように多くの連続した
画素に対する、オーバーレイ表示を行なう入力動画像、
画像合成の対象となるバック・グラウンド画像、入力動
画像とバック・グラウンド画像との画像合成処理の際の
混合比、の異なる表示間の切り替えを、高速に行なえる
という効果がある。
【0165】(6)S5,S8,S12,S14,およ
びS16の処理で行なったように、画像出力メモリ8上
のオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ部分(ビッ
ト27〜24)を保存したままでの出力画像画素データ
部分(下位24ビット)の自由なアクセス、逆に出力画
像画素データ部分を保存したままでの修飾レジスタ選択
データ部分の自由なアクセス、さらに両方のデータの同
時アクセスを可能になる。このことによって、アプリケ
ーション・プログラムでの不用意な修飾レジスタ選択デ
ータの変更の防止や、表現性に富んだウインドウ表示が
行なえるという効果がある。
【0166】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、マルチウインドウ表示に関わる動画像信号の
選択を中央演算処理装置を介せず高速に行なうことがで
き、中央演算処理装置の負荷を軽減させることができ
る。また、ソフトウェア処理のマルチウインドウ表示の
ように、プログラム誤修正によりマルチウインドウ表示
内容が変更させることもなく、請求項2〜4の発明によ
り表現性に富んだウインドウ表示を行なえるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるところの画像処理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のオーバーレイ処理部20の回路構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の入力動画像画素データ信号7a,7bお
よび前記出力画像画素データ信号9上に載っている画素
データのビット・フォーマットを表わした図である。
【図4】CPU1が出力画像メモリ8に対して、画素デ
ータのみの書き込み/読み出しを行なう際の、CPUデ
ータ・バス3上のデータのビット・フォーマットを表わ
した図である。
【図5】CPU1が出力画像メモリ8に対して、オーバ
ーレイ表示修飾レジスタ選択情報のみの書き込み/読み
出しを行なう際の、CPUデータ・バス3上のデータの
ビット・フォーマットを表わした図である。
【図6】CPU1が出力画像メモリ8に対して、画素デ
ータおよびオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データを
同時に書き込み/読み出しを行なう際の、CPUデータ
・バス3上のデータのビット・フォーマットを表わした
図である。
【図7】CPU1が出力画像メモリ8に対して、画素デ
ータあるいはオーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ
を、個別に/両方同時に書き込み/読み出しを行なう際
の、CPUアドレス・バス2上のアドレスのビット・フ
ォーマットを表わした図である。
【図8】CPU1がオーバーレイ表示指示情報メモリ1
1に対して、オーバーレイ表示指示情報を書き込み/読
み出しを行なう際の、CPUデータ・バス3上のデータ
のビット・フォーマットを表わした図である。
【図9】CPU1がオーバーレイ表示修飾制御情報メモ
リ12に対して、オーバーレイ表示修飾制御情報を書き
込み/読み出しを行なう際の、CPUデータ・バス3上
のデータのビット・フォーマットを表わした図である。
【図10】出力画像と、オーバーレイ表示指示情報メモ
リ11およびオーバーレイ表示修飾制御情報メモリ12
のワード配置との対応付けを表わした図である。
【図11】CPU1がオーバーレイ表示指示情報メモリ
11あるいはオーバーレイ修飾制御情報メモリ12に対
して、それぞれの情報を書き込み/読み出しを行なう際
の、CPUアドレス・バス2上のアドレスのビット・フ
ォーマットを表わした図である。
【図12】CPU1がレジスタ・ファイル25に対し
て、オーバーレイ表示修飾データを書き込み/読み出し
を行なう際の、CPUデータ・バス3上のデータのビッ
ト・フォーマットを表わした図である。
【図13】本発明実施例の画像処理システムにおける画
像表示装置の画面上の、ウインドウ表示の一例を表わし
た図である。
【図14】図13に示したウインドウ表示例における5
つの表示領域r1,r1′,r2,r3,r0それぞれ
に対応する出力画像メモリ8、オーバーレイ表示指示情
報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修飾制御情報メ
モリ12の内容、さらにレジスタ・ファイル25のなか
のレジスタ#0と#1の内容を表わした図である。
【図15】本発明実施例の画像処理システムにおける画
像表示装置の画面上の、ウインドウ表示の別の例を表わ
した図である。
【図16】図15に示したウインドウ表示例における5
つの表示領域r1,r1′,r2,r3,r0それぞれ
に対応する出力画像メモリ8、オーバーレイ表示指示情
報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修飾制御情報メ
モリ12の内容、さらにレジスタ・ファイル25のなか
のレジスタ#0と#1の内容を表わした図である。
【図17】本発明実施例の画像処理システムにおける画
像表示装置の画面上の、ウインドウ表示の別の例を表わ
した図である。
【図18】図17に示したウインドウ表示例における5
つの表示領域r1,r1′,r2,r3,r0それぞれ
に対応する出力画像メモリ8、オーバーレイ表示指示情
報メモリ11、そしてオーバーレイ表示修飾制御情報メ
モリ12の内容、さらにレジスタ・ファイル25のなか
のレジスタ#0と#1の内容を表わした図である。
【図19】本発明実施例の画像処理システムにおいて、
図13、図15および図17に示した表示例を行なうに
あたっての、CPU1の制御の流れを表わした図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 CPUアドレス・バス 3 CPUデータ・バス 4 CPU制御バス 5 入力動画像信号 6 入力動画像信号処理部 7 入力動画像画素データ信号 8 出力画像メモリ 9 出力画像画素データ信号 10 オーバーレイ表示修飾レジスタ選択データ信号 11 オーバーレイ表示指示情報メモリ 12 オーバーレイ表示修飾制御情報メモリ 13 出力画像メモリ制御部 14 出力画像メモリ制御信号 15 オーバーレイ表示指示情報メモリ制御信号 16 オーバーレイ表示修飾制御情報メモリ制御信号 17 オーバーレイ表示情報メモリ・データ・バス 18 オーバーレイ表示指示信号 19 オーバーレイ表示修飾制御信号 20 オーバーレイ処理部 21 オーバーレイ表示画像画素データ信号 22 表示装置同期化部 23 出力画像信号 24 表示装置同期信号 25 レジスタ・ファイル 26 オーバーレイ表示マスタ画像選択信号 27 オーバーレイ表示バック・グラウンド画像選択信
号 28 バック・グラウンド混合比情報信号 29 マルチプレクサ 30 オーバーレイ表示マスタ画像画素データ信号 31 マルチプレクサ 32 オーバーレイ表示バック・グラウンド画像画素デ
ータ信号 33 演算器 34 オーバーレイ表示マスタ混合画像画素データ信号 35 演算器 36 オーバーレイ表示バック・グラウンド混合画像画
素データ信号 37 加算器 38 オーバーレイ表示混合画像画素データ信号 39 マルチプレクサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1画素データの示す動画像を第2画素
    データの示す画像にオーバーレイ表示させるか否かを表
    示画素位置毎のビット情報の形態で指示する第1指示手
    段と、 該指示手段の指示に対応させて、表示に用いる第3画素
    データを前記第1画素データおよび前記第2画素データ
    から選択する第1選択手段とを具えたことを特徴とする
    画像処理システム。
  2. 【請求項2】 第1画素データの示す動画像を第2画素
    データの示す画像にオーバーレイ表示させるか否かを表
    示画素位置毎のビット情報の形態で指示する第1指示手
    段と、 該指示手段の指示に対応させて、表示に用いる第3画素
    データを前記第1画素データおよび前記第2画素データ
    から選択する第1選択手段と、 複数の動画像信号源から入力した複数種の第4画素デー
    タの中のいずれかの画素データを切換え的に指示する第
    2指示手段と、 該第2指示手段により指示された画素データを前記複数
    の動画像信号源から入力した複数種の第4画素データの
    中から選択し、当該選択した画素データを前記第1画素
    データとして前記第1選択手段に出力する第2選択手段
    とを具えたことを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 第1画素データの示す動画像を第2画素
    データの示す画像にオーバーレイ表示させるか否かを表
    示画素位置毎のビット情報の形態で指示する第1指示手
    段と、 該指示手段の指示に対応させて、表示に用いる第3画素
    データを前記第1画素データおよび前記第2画素データ
    から選択する第1選択手段と、 複数の動画像信号源から入力した複数種の第4画素デー
    タの中のいずれかの画素データを前記第1画素データに
    対するバックグラウンド画像として指示する第3指示手
    段と、 該第3指示手段により指示された画素データを前記複数
    の動画像信号源から入力した複数種の第4画素データの
    中から選択する第3選択手段と、 当該選択した画素データを前記第2選択手段により選択
    された画素データと、予め定められた混合比で混合した
    後、当該混合した画素データを前記第1画素データとし
    て前記第1選択手段に出力する第3選択手段とを具えた
    ことを特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記混合比を前記画像処理手段に指示す
    る第4指示手段をさらに具えたことを特徴とする請求項
    3に記載の画像処理システム。
JP4091120A 1992-01-20 1992-04-10 画像処理システム Pending JPH05289651A (ja)

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