JPH0528958Y2 - - Google Patents

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JPH0528958Y2
JPH0528958Y2 JP18294386U JP18294386U JPH0528958Y2 JP H0528958 Y2 JPH0528958 Y2 JP H0528958Y2 JP 18294386 U JP18294386 U JP 18294386U JP 18294386 U JP18294386 U JP 18294386U JP H0528958 Y2 JPH0528958 Y2 JP H0528958Y2
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rectifier
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thyristor
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ガスタービン発電装置、特に負荷急
減時においてインバータに過電圧が加わることを
防止したガスタービン発電装置に関するものであ
る。
[関連技術] 本考案の関連技術としては既に特願昭61−
011294号にかかる出願がなされている。
[従来の技術] ガスタービンエンジンによつて高速度の一定し
た回転運動を得、この高速一定回転で高周波発電
機を回転駆動して所望の発電作用を行わせるガス
タービン発電装置が提案されており、商用電源の
得られない地域あるいは停電時のバツクアツプ電
源としてその利用価値は近年著しく増大してい
る。
この種のガスタービン発電装置は、ガスタービ
ンエンジンの高速一定回転での高効率を利用し、
また可般型の小型装置として各種の利用に供され
ている。
通常、この種のガスタービン発電装置におい
て、高周波発電機で取出された電力は一旦整流器
によつて直流電力に変換された後、インバータに
より再び所望の商用周波数その他の交流電力に変
換され、負荷へ供給される。
そして、前記高周波発電機の出力制御は発電機
に設けられた界磁コイルに供給される界磁電流の
調整によつて行われる。したがつて、例えば負荷
の変動時には、整流器出力を検出してこれにとも
なつた界磁電流の制御を行い、発電機出力のフイ
ードバツク制御が行われていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来装置においては、負荷
の変動に対する前記高周波発電機の界磁制御の応
答性が悪く、負荷の急減時等には、界磁電流の調
整が遅れ、インバータに過電圧が加わりインバー
タ素子の破壊等が生じていた。
これ故、ガスタービン発電装置を変動負荷に対
して有効に利用できないという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上記従来装置の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、負荷急減時においてもイ
ンバータに過電圧が加わることを確実に防止して
変動負荷に対しても有効にかつ安全に適用可能な
ガスタービン発電装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、ほぼ一定
回転数で回転するガスタービンエンジンと、この
ガスタービンエンジンに直結されその出力電圧が
界磁電流により制御される高周波発電機と、少な
くとも1個のサイリスタを含む複数の整流素子に
よつて構成され、高周波発電機の出力を直流に変
換出力する整流器と、整流器出力を所望の周波数
の交流信号に変換し負荷に供給するインバータ
と、を含むガスタービン発電装置において、所定
のヒステリシス特性を有する過電圧防止用のデユ
ーテイ制御関数に従い、前記整流器出力電圧に基
づき整流器を構成するサイリスタのデユーテイ比
を制御する過電圧防止回路を設け、前記デユーテ
イ制御関数は、前記整流器の変換出力が所定値を
越えた後徐々にデユーテイ比を減少させ、変換出
力が所定の最大値になつたときにデユーテイ比を
0とするものであることを特徴とする。
[作用] 上記のように構成することにより、負荷が急減
し整流器出力電圧が上昇した場合に、整流器出力
に接続された過電圧防止回路が作動し、所定のヒ
ステリシス特性の過電圧防止用デユーテイ制御関
数に従つて整流器を構成するサイリスタをデユー
テイ制御し整流器出力電圧を低下させる。
これにより、界磁電流の調整によつては対応で
きないような急激な負荷の減少が生じた場合に、
整流器出力電圧が所定電圧よりも高い値となるこ
とを防止することができる。
特に、本考案によれば、サイリスタのデユーテ
イ制御を、所定のヒステリシス特性を有するデユ
ーテイ制御関数に従い行つている。そして、デユ
ーテイ制御関数は、前記整流器の変換出力が所定
値を越えた後徐々にデユーテイ比を減少させ、変
換出力が所定の最大値になつたときにデユーテイ
比を0とするものである。そこで、急激な負荷減
少時における整流器出力電圧の増加制御を、整流
器出力にハンチングを発生させることなく行うこ
とが可能となる。
[実施例] 第1実施例 第1図には本考案の第1実施例の全体構成が示
されている。ガスタービンエンジン10は高速一
定回転するエンジンからなり、実施例において
は、例えば86000r.p.m.の回転数を有する。
前記ガスタービンエンジン10には高周波発電
機12が直結され、発電機12の高周波3相出力
は、6個の整流素子14a〜14fを含む全波整
流器14によつて直流電力に変換される。整流素
子14a,14b,14cは、サイリスタからな
り、陽極が発電機12の出力に接続されており、
整流素子14d,14e,14fは、ダイオード
からなり、陰極が発電機12の出力に接続されて
いる。整流器14の出力は平滑用コンデンサ15
により平滑された後、さらにインバータ16によ
つて所望周波数の交流電力に変換されて負荷に供
給されている。
また、整流器14の出力VDCは界磁コントロー
ラ20に入力され、この界磁コントローラ20は
高周波発電機12の界磁コイル22に供給される
界磁電流を調整することにより発電機出力を制御
している。
更に、整流器14の出力VDCは過電圧防止回路
18に入力されており、この過電圧防止回路18
の出力はサイリスタ14aのゲートに直接接続さ
れるとともに、遅延回路24b及び24cを介し
てそれぞれサイリスタ14b及び14cのゲート
に接続されている。
本考案の第1の特徴的事項は、インバータ16
の負荷急減時において、整流器14の一部を構成
するサイリスタ14a,14b及び14cの出力
を制御することにより、整流器14の出力電圧
VDCが所定値Vnax以上に上昇することを防止し、
過電圧によりインバータ16の素子が破壊される
ことを未然に防止することにある。
ところで、このような問題を解決するための手
段として既に本出願人らにより特願昭61−011294
号の提案が行われている。
この提案は、整流器出力電圧VDCと基準電圧と
を比較し、比較結果に応じてサイリスタ14a,
14b及び14cを制御する過電圧防止回路18
を設け、負荷急減時において整流器出力電圧VDC
が所定電圧Vsetまで上昇したときに、サイリスタ
14a,14b及び14cを非導通状態とするよ
う形成したものである。
しかし、整流器14の出力電圧VDCが基準電圧
Vsetを上回るか否かを判別し、サイリスタ14
a,14b及び14cをオン・オフ制御するだけ
では、整流器出力電圧VDCにハンチング現象が生
じる場合があり、その対策が必要となる。
本考案の第2の特徴的事項は、整流器14の出
力電圧VDCのハンチング現象を有効に防止し、か
つ負荷急減時にインバータに過電圧が加わること
を確実に防止できるようにしたことにある。
すなわち、本考案の過電圧防止回路18は、所
定のヒステリシス特性を有する過電圧防止用のデ
ユーテイ制御関数を予め登録しておき、該デユー
テイ制御関数に従いサイリスタ14a,14b及
び14cのデユーテイ制御を行うことを特徴とす
る。
第2図には、各サイリスタ14a,14b,1
4cに加わるゲート信号のタイミングチヤートが
示されており、各サイリスタ14a,14b及び
14cは、過電圧防止回路18から出力されるト
リガ信号18c,18e,18fによりTの周期
で、それぞれT/3ずつ位相をずらしてそのデユ
ーテイ制御が行われている。
すなわち、同図からも明らかなように、過電圧
防止回路18から出力されるゲート信号18cは
そのままサイリスタ14aのゲートに印加され、
また各遅延回路24b及び24cを介してそれぞ
れT/3,2T/3ずつ位相をずらしてサイリス
タ14b及び14cのゲートにそれぞれ印加され
ている。
第3図には、過電圧防止回路18に予め登録さ
れたデユーテイ制御関数f(VDC)の一例が示さ
れており、横軸には整流器直流電圧VDC、縦軸に
は各サイリスタ14a,14b及び14cのデユ
ーテイ比Df(=τ/T)が示されている。
従つて、例えば整流器出力VDCがAのポイント
にあるとき、負荷が急減し電圧VDCが急増する場
合を想定すると、過電圧防止回路18はA→F→
B→H→G→C→Dとそのデユーテイ制御を行い
電圧VDCを抑制するよう動作する。
また、これとは逆に単純に電圧VDCが減少する
場合を想定すると、そのデユーテイ比はD→C→
E→I→F→Aと変化する。
ところで、整流器出力電圧VDCは、デユーテイ
比がDf=0のときに0ボルトとなるため、実際
には負荷がどんなに急激に減少し整流器出力電圧
VDCが増加しても、そのデユーテイ比はB点から
C点の間の点、例えばG点においてバランスし、
決してC点を上回ることがない。
そして、本考案の過電圧防止回路18は、デユ
ーテイ比Dfが減少する場合と増加する場合とで
は同図に示すようにヒステリシスループを描くた
め、インバータ16の出力が急激に減少したとき
に、整流器出力電圧VDCの増加をハンチング現象
を発生させることなく有効に抑制しこの結果、イ
ンバータ16に対し過電圧が加わることを未然に
防止し、またその出力電圧を安定化することがで
きる。
なお、過電圧防止回路18内に登録する過電圧
防止用のデユーテイ制御関数は、前記第3図に示
すような関数に限らず、これ以外に各種関数を適
宜採用することが可能であり、例えば第4図に示
すようなヒステリシス特性を有するデユーテイ制
御関数f(VDC)を用いても、電圧VDCの増加をハ
ンチングを発生させることなく効果的に抑制し、
インバータ出力電圧の安定化を図ることが可能と
なる。
比較例との対比 (本考案の説明) このように、本考案によれば、第1に、整流器
直流電圧VDCの増加をサイリスタのデユーテイ比
を制御することにより抑制し、第2に該デユーテ
イ比の制御を所定のヒステリシスループに従つて
行うという2つの条件を同時に満足することによ
つて、ハンチングを発生させることなく過電圧を
抑制することを可能とするものである。
(比較例の説明) これに対し、例えば第5図に示すように、整流
器出力電圧VDCに基づき、サイリスタを単にオ
ン・オフ制御する装置、すなわち、サイリスタの
デユーテイ比Dfを「1」から「0」に制御する
装置では、仮にデユーテイ比を「1」から「0」
に切り替える基準電圧Vnaxと、「0」から「1」
に切替える基準電圧Vsetとの間にヒステリシスル
ープを形成しても、デユーテイ比切替え時におけ
る整流器出力電圧VDCの変化が大きくなり過ぎ
てハンチングの発生を避けられず、インバータ1
6の出力電圧の安定化を図ることができない。
また、第6図に示すようにサイリスタ14a,
14b及び14cのデユーテイ比Dfを、ヒステ
リシスループを用いずに単に直線的に制御する装
置では、負荷側の微小な変化によつてデユーテイ
比が大きく変化し、整流器出力VDCにハンチング
が発生することが避けられず、到底インバータ1
6から出力される電圧の安定化を図ることができ
ないことが理解される。
[考案の効果] このように、本考案によれば、整流器を構成す
るサイリスタのデユーテイ制御を行うことにより
整流器出力電圧を抑制し、しかも該デユーテイ制
御を所定のヒステリシス特性を有する過電圧防止
用のデユーテイ制御関数に従つて行うため、負荷
の急減時において整流器出力電圧が急激に上昇し
た場合でも、整流器出力にハンチングを発生させ
ることなく整流器出力の電圧増加を抑制すること
ができる。
これにより整流器出力の過電圧によるインバー
タ素子の破壊を未然に防止することができるとと
もに、インバータ出力電圧の安定化を図ることが
できるため、変動の激しい負荷に対するガスター
ビン発電装置として各種用途に幅広く用いること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るガスタービン発電装置の
好適な実施例を示す説明図、第2図は本実施例装
置に用いられるサイリスタゲート信号のタイミン
グチヤート図、第3図及び第4図は本考案に用い
られる過電圧防止用デユーテイ制御関数の特性
図、第5図は単なるヒステリシス制御関数の特性
図、第6図は単なるデユーテイ制御関数の一例を
示す特性図である。 10……ガスタービンエンジン、12……高周
波発電機、14……整流器、14a,14b,1
4c……サイリスタ、14d,14e,14f…
…ダイオード、16……インバータ、18……過
電圧防止回路、20……界磁コントローラ、22
……界磁コイル、22a,24b……遅延回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ほぼ一定回転数で回転するガスタービンエンジ
    ン10と、 このガスタービンエンジン10に直結されその
    出力電圧が界磁電流により制御される高周波発電
    機12と、 少なくとも1個のサイリスタを含む複数の整流
    素子によつて構成され、高周波発電機の出力を直
    流に変換出力する整流器14と、 整流器出力を所望の周波数の交流信号に変換し
    負荷に供給するインバータ16と、 を含むガスタービン発電装置において、 所定のヒステリシス特性を有する過電圧防止用
    のデユーテイ制御関数に従い、前記整流器出力電
    圧に基づき整流器を構成するサイリスタのデユー
    テイ比を制御する過電圧防止回路18を設け、 前記デユーテイ制御関数は、前記整流器の変換
    出力が所定値を越えた後徐々にデユーテイ比を減
    少させ、変換出力が所定の最大値になつたときに
    デユーテイ比を0とするものであることを特徴と
    するガスタービン発電装置。
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