JPH05289154A - 閃光発光装置内蔵カメラ - Google Patents
閃光発光装置内蔵カメラInfo
- Publication number
- JPH05289154A JPH05289154A JP11847392A JP11847392A JPH05289154A JP H05289154 A JPH05289154 A JP H05289154A JP 11847392 A JP11847392 A JP 11847392A JP 11847392 A JP11847392 A JP 11847392A JP H05289154 A JPH05289154 A JP H05289154A
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- JP
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- light
- light emitting
- flash
- camera
- flash light
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内蔵閃光発光装置のための窓をなくしても閃
光発光を可能にし、また、その発光が撮影者の目を痛め
ないようにする。 【構成】 ファインダー対物レンズ15とファインダー
接眼レンズ16との間に可動式ミラー18または固定ハ
ーフミラーを設け、ミラー18と対向する側方位置に閃
光発光部23を設け、閃光撮影時にはミラー18を介し
対物レンズ15を通して被写体を照射する。また、ハー
フミラーを設けた場合は、閃光撮影時にハーフミラーと
ファインダー接眼レンズ16との間に液晶素子を設け、
閃光撮影時に液晶素子を遮光状態にして接眼レンズ16
に向かう光を遮断する。
光発光を可能にし、また、その発光が撮影者の目を痛め
ないようにする。 【構成】 ファインダー対物レンズ15とファインダー
接眼レンズ16との間に可動式ミラー18または固定ハ
ーフミラーを設け、ミラー18と対向する側方位置に閃
光発光部23を設け、閃光撮影時にはミラー18を介し
対物レンズ15を通して被写体を照射する。また、ハー
フミラーを設けた場合は、閃光撮影時にハーフミラーと
ファインダー接眼レンズ16との間に液晶素子を設け、
閃光撮影時に液晶素子を遮光状態にして接眼レンズ16
に向かう光を遮断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光発光装置を内蔵す
るカメラに関するものである。
るカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、閃光発光装置を内蔵するカメラは
周知である。図11はこの種のカメラの外観を示し、カ
メラ本体1の前面にレンズ鏡筒2があり、その前面の上
部一側にファインダー窓3及び閃光発光部の窓5を有
し、その上面にレリーズボタン4が配設されている。
周知である。図11はこの種のカメラの外観を示し、カ
メラ本体1の前面にレンズ鏡筒2があり、その前面の上
部一側にファインダー窓3及び閃光発光部の窓5を有
し、その上面にレリーズボタン4が配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の閃光
発光装置内蔵のカメラ1は発光部のための窓5があり、
撮影の際に指で発光部の窓を不用意に覆ってしまうこと
があり、それに気づかずカメラのレリーズをすると、被
写体に光を充分に照射できないことがあった。また、発
光部のための窓5が必ず必要であったことから、カメラ
のデザイン上制約を受け、斬新なデザインのカメラとす
ることができなかった。
発光装置内蔵のカメラ1は発光部のための窓5があり、
撮影の際に指で発光部の窓を不用意に覆ってしまうこと
があり、それに気づかずカメラのレリーズをすると、被
写体に光を充分に照射できないことがあった。また、発
光部のための窓5が必ず必要であったことから、カメラ
のデザイン上制約を受け、斬新なデザインのカメラとす
ることができなかった。
【0004】本発明は、前述従来例の問題点に鑑み、カ
メラの前面に必要な窓を減らし、カメラデザインの自由
度を増した閃光発光装置内蔵カメラを提供することを第
1の目的とする。
メラの前面に必要な窓を減らし、カメラデザインの自由
度を増した閃光発光装置内蔵カメラを提供することを第
1の目的とする。
【0005】本発明は、前述従来例の問題点に鑑み、カ
メラの前面に必要な窓を減らすとともに閃光撮影時に撮
影者の目をを閃光で痛めないようにした閃光発光装置内
蔵カメラを提供することを第2の目的とする。
メラの前面に必要な窓を減らすとともに閃光撮影時に撮
影者の目をを閃光で痛めないようにした閃光発光装置内
蔵カメラを提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述第1の目的を達成す
るために、本発明は被写体に照明光を照射せしめる閃光
発光部と、ファインダー光路内に該閃光発光部からの照
明光を反射してファインダー対物側へ導く反射手段とを
設けたものである。また、該反射手段は該閃光発光部の
発光時にファインダー光路内にあり、非発光時にはファ
インダー光路外に退避するように移動可能に構成しても
よい。また、該反射手段は半透過性反射手段としてのハ
ーフミラーで形成してもよい。
るために、本発明は被写体に照明光を照射せしめる閃光
発光部と、ファインダー光路内に該閃光発光部からの照
明光を反射してファインダー対物側へ導く反射手段とを
設けたものである。また、該反射手段は該閃光発光部の
発光時にファインダー光路内にあり、非発光時にはファ
インダー光路外に退避するように移動可能に構成しても
よい。また、該反射手段は半透過性反射手段としてのハ
ーフミラーで形成してもよい。
【0007】前述第2の目的を達成するために、本発明
は被写体に照明光を照射せしめる閃光発光部と、ファイ
ンダー光路内に該閃光発光部からの照明光を反射してフ
ァインダー対物側へ導く半透過性反射手段としてのハー
フミラーとを備えた閃光発光装置内蔵カメラにおいて、
該反射手段とファインダー接眼部との間に該閃光発光部
の発光時に遮光し、非発光時に非遮光に切り換え可能な
遮光手段を備えたものである。また、該遮光手段は液晶
素子であることが好ましい。また、この液晶素子は該閃
光発光部の非発光時には情報の表示を行うようにしても
よい。
は被写体に照明光を照射せしめる閃光発光部と、ファイ
ンダー光路内に該閃光発光部からの照明光を反射してフ
ァインダー対物側へ導く半透過性反射手段としてのハー
フミラーとを備えた閃光発光装置内蔵カメラにおいて、
該反射手段とファインダー接眼部との間に該閃光発光部
の発光時に遮光し、非発光時に非遮光に切り換え可能な
遮光手段を備えたものである。また、該遮光手段は液晶
素子であることが好ましい。また、この液晶素子は該閃
光発光部の非発光時には情報の表示を行うようにしても
よい。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の閃光発光装置付カメラ
は、閃光発光部の発光がファインダー光路内に設けた反
射手段によりファインダー対物窓を通して被写体を照射
するので、別に閃光発光部用の窓を設ける必要がない。
また、反射手段を移動可能にすることにより、閃光発光
部の不使用時はファインダー光路から退避させてファイ
ンダーとして使用できるし、さらに、反射手段をハーフ
ミラーとすることにより、移動することなく両機能を奏
することができる。
は、閃光発光部の発光がファインダー光路内に設けた反
射手段によりファインダー対物窓を通して被写体を照射
するので、別に閃光発光部用の窓を設ける必要がない。
また、反射手段を移動可能にすることにより、閃光発光
部の不使用時はファインダー光路から退避させてファイ
ンダーとして使用できるし、さらに、反射手段をハーフ
ミラーとすることにより、移動することなく両機能を奏
することができる。
【0009】以上の構成の本発明の遮光手段を備えた閃
光発光装置内蔵カメラは閃光撮影時に閃光発光部からの
光が遮光手段により遮光されるので、ファインダーを覗
いている撮影者の目に閃光が直接入るのを防ぐ。
光発光装置内蔵カメラは閃光撮影時に閃光発光部からの
光が遮光手段により遮光されるので、ファインダーを覗
いている撮影者の目に閃光が直接入るのを防ぐ。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。図1はカメラの斜視図、図2及び図3は
そのファインダー部の断面図を、それぞれ示す。図1に
おいて、11はカメラ本体、12はカメラ本体11の前
面に設けた撮影レンズ鏡筒、13はカメラ本体11の前
面上部に形成した対物側のファインダー窓、14はカメ
ラ本体11の上面に設けたレリーズボタンである。ま
た、図2及び図3において、15は不図示の地板に取り
付けられたファインダー対物レンズ、16は同じく不図
示の地板に取り付けられたファインダー接眼レンズ、1
7はファインダー対物レンズ15とファインダー接眼レ
ンズ16との間で軸17aにて回動可能に取り付けられ
たミラー駆動部材で、その一方に腕部17bを有し、そ
の他方のミラー保持部側の先端には突起部17c,17
dを有しており、18はミラー駆動部材17に固着され
た反射部材としてのミラー、19は一端を不図示の地板
に、他端をミラー駆動部材17の腕部17bに取り付け
られてミラー駆動部材17を図中反時計方向に付勢する
スプリングである。
いて説明する。図1はカメラの斜視図、図2及び図3は
そのファインダー部の断面図を、それぞれ示す。図1に
おいて、11はカメラ本体、12はカメラ本体11の前
面に設けた撮影レンズ鏡筒、13はカメラ本体11の前
面上部に形成した対物側のファインダー窓、14はカメ
ラ本体11の上面に設けたレリーズボタンである。ま
た、図2及び図3において、15は不図示の地板に取り
付けられたファインダー対物レンズ、16は同じく不図
示の地板に取り付けられたファインダー接眼レンズ、1
7はファインダー対物レンズ15とファインダー接眼レ
ンズ16との間で軸17aにて回動可能に取り付けられ
たミラー駆動部材で、その一方に腕部17bを有し、そ
の他方のミラー保持部側の先端には突起部17c,17
dを有しており、18はミラー駆動部材17に固着され
た反射部材としてのミラー、19は一端を不図示の地板
に、他端をミラー駆動部材17の腕部17bに取り付け
られてミラー駆動部材17を図中反時計方向に付勢する
スプリングである。
【0011】20は不図示の地板に回転可能に取り付け
られたカム部材で、カム部20aとギヤ部20bが一体
的に回転するように構成されており、カム部20aはミ
ラー駆動部材17の腕部17bと当接可能とし、ミラー
駆動部材17の時計方向回転の位置を規制している。2
1はカム部材20のギヤ部20bと噛み合うピニオンギ
ヤ、22はその出力軸にピニオンギヤ21が固着されて
いる駆動モータである。23はミラー18と対向する側
方の位置に配置された例えばキセノン管からなる閃光発
光部、24は閃光発光部23より発光された光を反射さ
せて所定の方向に向ける反射笠である。25はミラー駆
動部材17の突起部17cと接片25aが当接可能な位
置にある閉じスイッチで、ミラー駆動部材17が図2の
ファインダー観察可能の位置にある時は突起部17cに
より接片25aは変形させられて接片25bと導通状態
になっている。26はミラー駆動部材17の突起部17
dと接片26aが当接可能な位置にある開きスイッチ
で、ミラー駆動部材17が図3の閃光発光時の位置にあ
る時に突起部17dにより接片26aは変形させられて
接片26bと導通状態になっている。そして、閉じスイ
ッチ25及び開きスイッチ26は不図示の制御回路に接
続されており、この制御回路は閉じスイッチ25が導通
状態になると、駆動モータ22をそれ以上左回転(反時
計方向回転)させないようになっており、開きスイッチ
26が導通状態になると、駆動モータ22をそれ以上右
回転(時計方向回転)させないようになっている。
られたカム部材で、カム部20aとギヤ部20bが一体
的に回転するように構成されており、カム部20aはミ
ラー駆動部材17の腕部17bと当接可能とし、ミラー
駆動部材17の時計方向回転の位置を規制している。2
1はカム部材20のギヤ部20bと噛み合うピニオンギ
ヤ、22はその出力軸にピニオンギヤ21が固着されて
いる駆動モータである。23はミラー18と対向する側
方の位置に配置された例えばキセノン管からなる閃光発
光部、24は閃光発光部23より発光された光を反射さ
せて所定の方向に向ける反射笠である。25はミラー駆
動部材17の突起部17cと接片25aが当接可能な位
置にある閉じスイッチで、ミラー駆動部材17が図2の
ファインダー観察可能の位置にある時は突起部17cに
より接片25aは変形させられて接片25bと導通状態
になっている。26はミラー駆動部材17の突起部17
dと接片26aが当接可能な位置にある開きスイッチ
で、ミラー駆動部材17が図3の閃光発光時の位置にあ
る時に突起部17dにより接片26aは変形させられて
接片26bと導通状態になっている。そして、閉じスイ
ッチ25及び開きスイッチ26は不図示の制御回路に接
続されており、この制御回路は閉じスイッチ25が導通
状態になると、駆動モータ22をそれ以上左回転(反時
計方向回転)させないようになっており、開きスイッチ
26が導通状態になると、駆動モータ22をそれ以上右
回転(時計方向回転)させないようになっている。
【0012】以上の構成の本実施例において、図2の状
態では閃光発光部23を発光させない時の状態であり、
使用者は接眼レンズ16側から覗けば、被写界を見るこ
とができる。次に、閃光撮影の場合は、通常のカメラの
閃光発光装置の発光のタイミングに先立って図2の状態
からモータ22を駆動させピニオンギヤ21を時計方向
に回転させる。それにより、カム部材20は反時計方向
に回転し、カム部20aがミラー駆動部材17の腕部1
7bをスプリング19の付勢力の抗して押し上げ、ミラ
ー駆動部材17をファインダー光路内へ時計方向に回動
させる。そして、図3に示す状態においてミラー駆動部
材17の突起部17dが開きスイッチ26の接片26a
を変形させ、接片26bと導通させると、モータ22の
駆動を停止させる。この状態で、閃光発光部23を発光
させると、発光された閃光はミラー18で反射され、フ
ァインダー対物レンズ15と導かれ、窓13を通して被
写体に照射される。そして、発光が終了すると、直ちに
再びモータ22を駆動しカム部材20を反時計方向に回
動させると、ミラー駆動部材17の腕部17bとカム部
20aの当接が外れ、スプリング19の付勢力によりミ
ラー駆動部材17は反時計方向に回動してファインダー
光路から退避し、その腕部17bは再び図2に示すよう
にカム部材20のカム部20aに当接して停止する。こ
の時、ミラー駆動部材17の突起部17cは閉じスイッ
チ25の接片25aと当接しこれを変形させ、接片25
bと導通状態にする。閉じスイッチ25がオンしたこと
を検出すると、モータ22の駆動を停止する。この後は
通常のカメラのシーケンスと同様に動作する。
態では閃光発光部23を発光させない時の状態であり、
使用者は接眼レンズ16側から覗けば、被写界を見るこ
とができる。次に、閃光撮影の場合は、通常のカメラの
閃光発光装置の発光のタイミングに先立って図2の状態
からモータ22を駆動させピニオンギヤ21を時計方向
に回転させる。それにより、カム部材20は反時計方向
に回転し、カム部20aがミラー駆動部材17の腕部1
7bをスプリング19の付勢力の抗して押し上げ、ミラ
ー駆動部材17をファインダー光路内へ時計方向に回動
させる。そして、図3に示す状態においてミラー駆動部
材17の突起部17dが開きスイッチ26の接片26a
を変形させ、接片26bと導通させると、モータ22の
駆動を停止させる。この状態で、閃光発光部23を発光
させると、発光された閃光はミラー18で反射され、フ
ァインダー対物レンズ15と導かれ、窓13を通して被
写体に照射される。そして、発光が終了すると、直ちに
再びモータ22を駆動しカム部材20を反時計方向に回
動させると、ミラー駆動部材17の腕部17bとカム部
20aの当接が外れ、スプリング19の付勢力によりミ
ラー駆動部材17は反時計方向に回動してファインダー
光路から退避し、その腕部17bは再び図2に示すよう
にカム部材20のカム部20aに当接して停止する。こ
の時、ミラー駆動部材17の突起部17cは閉じスイッ
チ25の接片25aと当接しこれを変形させ、接片25
bと導通状態にする。閉じスイッチ25がオンしたこと
を検出すると、モータ22の駆動を停止する。この後は
通常のカメラのシーケンスと同様に動作する。
【0013】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
る。なお、説明を簡単にするために前述第1実施例と同
一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実
施例ではファインダー対物レンズ15とファインダー接
眼レンズ16との間に、不図示の地板にその光軸に対し
45度をもってハーフミラー18aが直接固着され、こ
のハーフミラー18aに対向して側方に反射笠24を有
する閃光発光部23を設けたものである。なお、カメラ
の外形については前述第1図と同様である。
る。なお、説明を簡単にするために前述第1実施例と同
一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実
施例ではファインダー対物レンズ15とファインダー接
眼レンズ16との間に、不図示の地板にその光軸に対し
45度をもってハーフミラー18aが直接固着され、こ
のハーフミラー18aに対向して側方に反射笠24を有
する閃光発光部23を設けたものである。なお、カメラ
の外形については前述第1図と同様である。
【0014】以上の構成の本実施例において、被写体側
からファインダー対物レンズ15を通って入ってきた光
は、ハーフミラー18aにより一部は反射され、残りは
通過してファインダー接眼レンズ16側へと向かい、撮
影者はファインダー像を見ることができる。また、閃光
撮影の場合は、閃光発光部23から発光された光はハー
フミラー18aを一部通過するが、残りは前方に反射さ
れファインダー対物レンズ15及びファインダー窓13
を通って被写体に照射される。本実施例によれば、前述
第1実施例のようなミラーを駆動する手段が不要とな
り、構造が簡単となる。
からファインダー対物レンズ15を通って入ってきた光
は、ハーフミラー18aにより一部は反射され、残りは
通過してファインダー接眼レンズ16側へと向かい、撮
影者はファインダー像を見ることができる。また、閃光
撮影の場合は、閃光発光部23から発光された光はハー
フミラー18aを一部通過するが、残りは前方に反射さ
れファインダー対物レンズ15及びファインダー窓13
を通って被写体に照射される。本実施例によれば、前述
第1実施例のようなミラーを駆動する手段が不要とな
り、構造が簡単となる。
【0015】図5は本発明の第3実施例を示すものであ
る。なお、前述第1の発明の第2実施例と同一部分には
同一符号を付して説明する。図において、ファインダー
対物レンズ15、ファインダー接眼レンズ16、ファイ
ンダー対物レンズ35とファインダー接眼レンズ36と
の間で光軸と45度をなすハーフミラー18aがそれぞ
れ地板30に取り付けられ、また、ハーフミラー18a
と対向する位置で、閃光発光部23を有する反射笠24
が地板30側に設けられており、さらに、ファインダー
接眼レンズ16とハーフミラー18aとの間には光を通
過する状態と遮断する状態とに切り換え可能な偏光板を
含む液晶素子31が取り付けられている。なお、13は
カメラ本体の前面に設けた対物側のファインダー窓であ
る。
る。なお、前述第1の発明の第2実施例と同一部分には
同一符号を付して説明する。図において、ファインダー
対物レンズ15、ファインダー接眼レンズ16、ファイ
ンダー対物レンズ35とファインダー接眼レンズ36と
の間で光軸と45度をなすハーフミラー18aがそれぞ
れ地板30に取り付けられ、また、ハーフミラー18a
と対向する位置で、閃光発光部23を有する反射笠24
が地板30側に設けられており、さらに、ファインダー
接眼レンズ16とハーフミラー18aとの間には光を通
過する状態と遮断する状態とに切り換え可能な偏光板を
含む液晶素子31が取り付けられている。なお、13は
カメラ本体の前面に設けた対物側のファインダー窓であ
る。
【0016】以上の構成の本実施例において、閃光発光
部23を発光させない通常撮影時は液晶素子31は光を
通過する状態にしておき、使用者はファインダー対物レ
ンズ15,ハーフミラー18a,液晶素子31,ファイ
ンダー接眼レンズ16を通して被写界を覗くことができ
る。一方、閃光撮影時には閃光発光部23の発光に先立
って液晶素子31を遮光状態に切り換え、閃光発光部2
3を発光させると、閃光はハーフミラー18aを一部通
過してファインダー接眼部に向かったが、液晶素子31
によりファインダー接眼レンズ16の直前で遮光され、
残りは反射され、ファインダー対物レンズ15を通って
被写体に照射される。これにより、閃光撮影時に閃光発
光部23から発せられた光は撮影者の目に直接入ること
がなく、目を痛めることを防ぐ。
部23を発光させない通常撮影時は液晶素子31は光を
通過する状態にしておき、使用者はファインダー対物レ
ンズ15,ハーフミラー18a,液晶素子31,ファイ
ンダー接眼レンズ16を通して被写界を覗くことができ
る。一方、閃光撮影時には閃光発光部23の発光に先立
って液晶素子31を遮光状態に切り換え、閃光発光部2
3を発光させると、閃光はハーフミラー18aを一部通
過してファインダー接眼部に向かったが、液晶素子31
によりファインダー接眼レンズ16の直前で遮光され、
残りは反射され、ファインダー対物レンズ15を通って
被写体に照射される。これにより、閃光撮影時に閃光発
光部23から発せられた光は撮影者の目に直接入ること
がなく、目を痛めることを防ぐ。
【0017】図6ないし図9は本発明の第4実施例を示
すものである。本実施例ではファインダー対物レンズ1
5とハーフミラー18aとの間に接眼側面がハーフミラ
ー面32aである凹レンズ32を設け、液晶素子31が
後記する撮影情報を表示するようにしたものである。そ
の他の構成は前述図6の第1実施例と同様である。以上
の構成の本実施例において、閃光発光部23を発光させ
ない時は液晶素子31の表示する撮影情報等を凹レンズ
32のハーフミラー面32aで反射させ、ファインダー
接眼レンズ16から撮影者が見ることができる。
すものである。本実施例ではファインダー対物レンズ1
5とハーフミラー18aとの間に接眼側面がハーフミラ
ー面32aである凹レンズ32を設け、液晶素子31が
後記する撮影情報を表示するようにしたものである。そ
の他の構成は前述図6の第1実施例と同様である。以上
の構成の本実施例において、閃光発光部23を発光させ
ない時は液晶素子31の表示する撮影情報等を凹レンズ
32のハーフミラー面32aで反射させ、ファインダー
接眼レンズ16から撮影者が見ることができる。
【0018】図7は液晶素子31の平面図で、31a〜
31cは撮影に関する情報を示す表示マークで、31a
は撮影画角を示す視野マーク、31bはオートフォーカ
スの測距エリアを示す測距範囲マーク、31cはシャッ
タスピード等を表示する表示部である。そして、表示マ
ーク31a〜31c及びそれ以外の領域31dは選択的
に遮光状態と光通過状態に切り換え可能であり、閃光発
光部23を発光させない時は図8において斜線で示すよ
うに視野マーク31a,測距範囲マーク31b及び表示
部31cを遮光状態とし、領域31dは光通過状態とし
ておく。そうすると、ファインダー視野内には、この遮
光状態とした部分のみが凹レンズ32のハーフミラー面
32aによって表示される。一方、閃光発光部23を発
光した時には、前述第1実施例と同様に発光時のみ図9
に示すように表示マーク31a〜31c及び領域31d
のすべてを遮光状態とする。これにより、閃光発光部2
3からの光の大部分を遮光することができ、撮影者の目
を痛めないようになり、また、通常の場合は種々の情報
の表示をファインダー視野内に表示できる。
31cは撮影に関する情報を示す表示マークで、31a
は撮影画角を示す視野マーク、31bはオートフォーカ
スの測距エリアを示す測距範囲マーク、31cはシャッ
タスピード等を表示する表示部である。そして、表示マ
ーク31a〜31c及びそれ以外の領域31dは選択的
に遮光状態と光通過状態に切り換え可能であり、閃光発
光部23を発光させない時は図8において斜線で示すよ
うに視野マーク31a,測距範囲マーク31b及び表示
部31cを遮光状態とし、領域31dは光通過状態とし
ておく。そうすると、ファインダー視野内には、この遮
光状態とした部分のみが凹レンズ32のハーフミラー面
32aによって表示される。一方、閃光発光部23を発
光した時には、前述第1実施例と同様に発光時のみ図9
に示すように表示マーク31a〜31c及び領域31d
のすべてを遮光状態とする。これにより、閃光発光部2
3からの光の大部分を遮光することができ、撮影者の目
を痛めないようになり、また、通常の場合は種々の情報
の表示をファインダー視野内に表示できる。
【0019】図10は本発明の第5実施例を示すもので
ある。本実施例では前述第1実施例における液晶素子3
1を用いる代わりにファインダー接眼レンズ16aにフ
ォトクロミックガラスを用いたものである。その他の構
成は前述第1実施例と同様である。以上の構成の本実施
例において、フォトクロミックガラスは強い光が当たる
と暗くなり、光が少ないと透過度が増える性質をもつガ
ラスであるから、閃光発光部23より発せられハーフミ
ラー18aを通過した光はファインダー接眼レンズ16
aに当たると、ファインダー接眼レンズ16aは透過度
を減らし、閃光発光部23の光の通過を防ぐ。それによ
り使用者の目を保護する。
ある。本実施例では前述第1実施例における液晶素子3
1を用いる代わりにファインダー接眼レンズ16aにフ
ォトクロミックガラスを用いたものである。その他の構
成は前述第1実施例と同様である。以上の構成の本実施
例において、フォトクロミックガラスは強い光が当たる
と暗くなり、光が少ないと透過度が増える性質をもつガ
ラスであるから、閃光発光部23より発せられハーフミ
ラー18aを通過した光はファインダー接眼レンズ16
aに当たると、ファインダー接眼レンズ16aは透過度
を減らし、閃光発光部23の光の通過を防ぐ。それによ
り使用者の目を保護する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように閃光発光
装置の発光した光をファインダー光路内に設けた反射手
段によりファインダー対物側の窓へと導き、被写体に照
射するようにしたので、従来の閃光発光装置内蔵カメラ
に設けた閃光発光部のための窓が不要となり、それによ
りカメラのデザインの自由度をひろげることができる。
また、ファインダー部より閃光発光装置の発する光が出
るので、誤って指等で窓を覆ってしまいながらレリーズ
を行い、被写体を照射されるべき光をさえぎる恐れもな
い。。
装置の発光した光をファインダー光路内に設けた反射手
段によりファインダー対物側の窓へと導き、被写体に照
射するようにしたので、従来の閃光発光装置内蔵カメラ
に設けた閃光発光部のための窓が不要となり、それによ
りカメラのデザインの自由度をひろげることができる。
また、ファインダー部より閃光発光装置の発する光が出
るので、誤って指等で窓を覆ってしまいながらレリーズ
を行い、被写体を照射されるべき光をさえぎる恐れもな
い。。
【0021】また、本発明は、以上説明したようにファ
インダー光路内にハーフミラーのような半透過性反射部
材を設けて閃光発光装置からの光を反射させファインダ
ーの対物窓から被写体へ投射するようにしたカメラにお
いて、ハーフミラーとファインダー接眼部との間に遮光
手段を設けることにより、閃光発光装置から発せられた
光のうちハーフミラーを通過した光を遮光し、使用者の
目を保護することができる。
インダー光路内にハーフミラーのような半透過性反射部
材を設けて閃光発光装置からの光を反射させファインダ
ーの対物窓から被写体へ投射するようにしたカメラにお
いて、ハーフミラーとファインダー接眼部との間に遮光
手段を設けることにより、閃光発光装置から発せられた
光のうちハーフミラーを通過した光を遮光し、使用者の
目を保護することができる。
【図1】本発明に係る第1実施例の閃光発光装置内蔵カ
メラの斜視図である。
メラの斜視図である。
【図2】その通常撮影時のファインダー部の断面図であ
る。
る。
【図3】その閃光発光時のファインダー部の断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例の閃光発光装置内蔵カメラ
のファインダー部の断面図である。
のファインダー部の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の閃光発光装置内蔵カメラ
のファインダー部の断面図である。
のファインダー部の断面図である。
【図6】本発明の第4実施例の閃光発光装置内蔵カメラ
のファインダー部の断面図である。
のファインダー部の断面図である。
【図7】その液晶素子の平面図である。
【図8】同じく閃光発光部非発光時の平面図である。
【図9】同じく閃光発光部発光時の平面図である。
【図10】本発明の第5実施例の閃光発光装置内蔵カメ
ラのファインダー部の断面図である。
ラのファインダー部の断面図である。
【図11】従来例の閃光発光装置内蔵カメラの斜視図で
ある。
ある。
11・・カメラ本体、12・・レンズ鏡筒、13・・フ
ァインダー窓、14・・レリーズボタン、15・・ファ
インダー対物レンズ、16・・ファインダー接眼レン
ズ、16a・・フォトクロミックガラス製ファインダー
接眼レンズ、17・・ミラー駆動部材、18・・ミラ
ー、18a・・ハーフミラー、20・・カム部材、22
・・モータ、23・・閃光発光部、24・・反射笠、3
0・・地板、31・・液晶素子、32・・凹レンズ、3
2a・・ハーフミラー面。
ァインダー窓、14・・レリーズボタン、15・・ファ
インダー対物レンズ、16・・ファインダー接眼レン
ズ、16a・・フォトクロミックガラス製ファインダー
接眼レンズ、17・・ミラー駆動部材、18・・ミラ
ー、18a・・ハーフミラー、20・・カム部材、22
・・モータ、23・・閃光発光部、24・・反射笠、3
0・・地板、31・・液晶素子、32・・凹レンズ、3
2a・・ハーフミラー面。
Claims (6)
- 【請求項1】 被写体に照明光を照射せしめる閃光発光
部と、ファインダー光路内に該閃光発光部からの照明光
を反射してファインダー対物側へ導く反射手段とを設け
たことを特徴とする閃光発光装置内蔵カメラ。 - 【請求項2】 該反射手段は該閃光発光部の発光時にフ
ァインダー光路内にあり、非発光時にはファインダー光
路外に退避するように移動可能に構成したことを特徴と
する請求項1記載の閃光発光装置内蔵カメラ。 - 【請求項3】 該反射手段はハーフミラーから形成した
ことを特徴とする請求項1記載の閃光発光装置内蔵カメ
ラ。 - 【請求項4】 該反射手段としてのハーフミラーとファ
インダー接眼部との間に該閃光発光部の発光時に遮光
し、非発光時に非遮光に切り換え可能な遮光手段を備え
たことを特徴とする請求項1または3記載の閃光発光装
置内蔵カメラ。 - 【請求項5】 該遮光手段は液晶素子であることを特徴
とする請求項4記載の閃光発光装置内蔵カメラ。 - 【請求項6】 該液晶素子は該閃光発光部の非発光時に
は情報の表示を行うことを特徴とする請求項5記載の閃
光発光装置内蔵カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847392A JPH05289154A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 閃光発光装置内蔵カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847392A JPH05289154A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 閃光発光装置内蔵カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05289154A true JPH05289154A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14737549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11847392A Pending JPH05289154A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 閃光発光装置内蔵カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05289154A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6278845B1 (en) | 1999-08-27 | 2001-08-21 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera incorporating a flash light illumination device |
WO2001069315A3 (en) * | 2000-03-14 | 2002-04-04 | Concord Camera Corp | Camera with flash unit disposed in between viewfinder lenses |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP11847392A patent/JPH05289154A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6278845B1 (en) | 1999-08-27 | 2001-08-21 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera incorporating a flash light illumination device |
WO2001069315A3 (en) * | 2000-03-14 | 2002-04-04 | Concord Camera Corp | Camera with flash unit disposed in between viewfinder lenses |
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