JPH05288013A - 内燃機関のカム軸支持機構 - Google Patents

内燃機関のカム軸支持機構

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Publication number
JPH05288013A
JPH05288013A JP9286092A JP9286092A JPH05288013A JP H05288013 A JPH05288013 A JP H05288013A JP 9286092 A JP9286092 A JP 9286092A JP 9286092 A JP9286092 A JP 9286092A JP H05288013 A JPH05288013 A JP H05288013A
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
tappet
intake
camshaft
combustion engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP9286092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yoshida
邦雄 吉田
Eiji Michigami
英二 道上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来技術においては、カム軸の軸受部と軸受
部の間に、吸気バルブと排気バルブのタペットを配置す
る必要があり、該両タペットが軸受部の間に突出するの
で、軸受部の間隔を広く取る必要があり、シリンダの間
隔を詰めることが出来ない最も大きな原因となっていた
のである。本発明はこの不具合を解消すべく構成したも
のである。 【構成】 オーバーヘッドカム機構を具備した内燃機関
のカム軸Aにおいて、該カム軸Aに付設した吸気カム2
・排気カム12により吸気バルブ17・排気バルブ15
のタペット3,13を直接に押圧操作すべく構成し、該
カム軸Aの軸受部を、多気筒の内燃機関の各シリンダ間
に配置し、該軸受部を構成するシリンダヘッドHの下部
軸受半割32の側面に、タペットが嵌入可能なタペット
孔1と11を穿設し、軸受部に於けるカム軸Aの直径a
が、カム部の基礎直径bよりも小とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーヘッドカム機
構を具備した内燃機関における、カム軸の支持機構の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オーバーヘッドカム機構を具
備した内燃機関において、カム軸支持機構に関する技術
は公知とされているのである。例えば、特公昭60−4
6265号公報や、実公昭63−27088号公報に記
載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、該従来技術において
は、カム軸の軸受部と軸受部の間に、吸気バルブと排気
バルブのタペットを配置する必要があり、該両タペット
が軸受部の間に突出するので、軸受部の間隔を広く取る
必要があり、シリンダの間隔を詰めることが出来ない最
も大きな原因となっていたのである。本発明はこの不具
合を解消すべく構成したものである。
【0004】また、オーバーヘッドカム機構のカム軸の
端部にガバナー機構を付設した場合には、途中部分に設
けたカムがある為に、カム軸の軸端をシリンダヘッドか
ら外れた位置まで突出する為の軸受部の構成が困難とな
るのである。本発明は、該カム軸がシリンダヘッドから
突出し、ガバナー機構を取りつける部分の端部の軸受体
を分割可能に構成し、上記不具合を解消したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段
を説明する。即ち、オーバーヘッドカム機構を具備した
内燃機関のカム軸Aにおいて、該カム軸Aに付設した吸
気カム・排気カムにより吸気バルブ・排気バルブのタペ
ットを直接に押圧操作すべく構成し、該カム軸Aの軸受
部を、多気筒の内燃機関の各シリンダ間に配置し、該軸
受部を構成するシリンダヘッドHの下部軸受半割31・
32の側面に、タペットが嵌入可能なタペット孔1と1
1を穿設したものである。
【0006】また、内燃機関のカム軸支持機構におい
て、軸受部に於けるカム軸Aの直径aが、カム部の基礎
直径bよりも小としたものである。
【0007】また、オーバーヘッドカム機構を具備した
内燃機関のカム軸Aにおいて、該カム軸Aに付設した吸
気カム・排気カムにより吸気バルブ・排気バルブのタペ
ットを直接に押圧操作すべく構成し、カム軸Aの軸端に
ガバナウェイト21を固設し、該ガバナウェイト21部
分をシリンダヘッドHから突出して配置し、該ガバナウ
ェイト21の部分を被覆するガバナカバー28の固定ブ
ラケット20をシリンダヘッドHとシリンダヘッドカバ
ー9との間に挟持したものである。
【0008】
【作用】次に作用を説明する。カム軸Aはクランク軸か
らギアやタイミングチェーン等により駆動されており、
カム軸Aの回転に伴って吸気カム2と排気カム12が回
転し、吸気タペット3と排気タペット13を押圧する。
該作動により吸気バルブ17と排気バルブ15が開閉
し、シリンダ内の吸気と排気を行う。該構成において、
下部軸受半割31・32の間隔を小にすることにより、
シリンダピッチを小としている。
【0009】
【実施例】次に実施例を説明する。図1はシリンダヘッ
ドHの上面に配置したカム軸Aと噴射量調節ラック22
の部分の平面図、図2は同じくカム軸Aと吸気バルブ1
7の部分の側面断面図、図3はシリンダヘッドHの上面
に設けたタペット孔部分の平面図、図4は吸気カム2と
排気カム12と吸気タペット3と排気タペット13等の
部分の側面断面図、図5は固定ブラケット20により構
成したガバナカバー28の取付部の側面図、図6は固定
ブラケット20の底面図、図7は固定ブラケット20の
後面図である。
【0010】図1・図2において説明する。オーバーヘ
ッドカム機構の場合には、シリンダヘッドHの上面にカ
ム軸Aを配置し、該カム軸AをシリンダヘッドHの上面
に設けた軸受半割面に載置し、上面から軸受ジャーナル
8を被覆し軸受支持する。図1においては、軸受ジャー
ナル8が被覆されていない状態を図示している。該カム
軸AがシリンダヘッドHから外れた部分に突出し、該部
分にガバナー機構を構成するガバナウェイト21とリン
ク機構30が配置されている。該リンク機構30により
噴射量調節ラック22を摺動し、燃料噴射ポンプPの噴
射量を調節し、燃料噴射弁Nからシリンダ内に噴射すべ
く構成している。
【0011】本発明は、該カム軸Aの軸受部分として、
シリンダヘッドHの上面に突出した下部軸受半割31・
32に食い込むように、タペット孔1を穿設するのであ
る。図1においては、該タペット孔1が下部軸受半割3
1・32に食い込んでいない従来の状態を示している。
【0012】次に図2・図3・図4において説明する。
吸気バルブ17と排気バルブ15が併置されている。該
吸気バルブ17の上端に吸気タペット3が被嵌されてお
り、該吸気タペット3の上面にカム押圧板4を介して吸
気カム2が接当されている。該吸気カム2により押し下
げた後に、戻しバネ16により吸気タペット3が押し戻
される。また排気バルブ15の上端に排気タペット13
が被嵌されており、該排気タペット13の上にカム押圧
板14を介して排気カム12が接当されている。該排気
カム12により排気タペット13を押し下げた後に、戻
しバネ18により押し上げて戻すべく構成している。
【0013】上記のような構造において、該吸気タペッ
ト3と排気タペット13の間の位置に、シリンダヘッド
Hの一部により構成された下部軸受半割32が配置され
ており、該下部軸受半割32の側面に食い込むにように
タペット孔1と11が穿設されているのである。従来
は、図1に示す如く、タペット孔1と11は、下部軸受
半割31・32には食い込まない位置で穿設されていた
のである。故に、下部軸受半割31・32の間の間隔が
広く構成されることとなり、シリンダ間隔が広くなり、
内燃機関がコンパクトに構成出来なかったのである。本
発明は、タペット孔1と11を下部軸受半割31・32
に食い込んで穿設することにより、この不具合を解消し
ているのである。
【0014】また図4に示す如く、カム軸Aの軸受部5
の直径aに対し、吸気カム2及び排気カム12の基礎直
径bを大きく構成している。このように、「直径a<基
礎直径b」と構成したことにより、吸気タペット3と排
気タペット13の最上昇位置は、軸受部5に接触しない
位置までとなり、下部軸受半割31・32にタペット孔
1と11を穿設した為に、シリンダピッチを狭くすると
いう構成が出来たのである。19は下部軸受半割32に
対して軸受ジャーナル8を固定する為の締結ボルトであ
る。
【0015】次に図5・図6・図7において、ガバナカ
バー28をシリンダヘッドHの側面に取りつける機構に
ついて説明する。図5に示す如く、シリンダヘッドHの
上にシリンダヘッドカバー9を固定する下部軸受半割3
1・32において、間に固定ブラケット20を嵌装して
いる。そして該固定ブラケット20とシリンダヘッドカ
バー9との間には、オイルシール材23を介装してい
る。該固定ブラケット20と、シリンダヘッドHに一体
的に構成された、固定ブラケット33の部分を合わせた
部分に、ガバナカバー28を側面からボルト固定してい
るのである。該固定ブラケット20の構造は、図6と図
7に図示されている。即ち、一方に上部軸受ジャーナル
20aを穿設し、他方に、噴射量調節ラック22とリン
ク機構30が通過可能な開口部20bを穿設している。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
オーバーヘッドカム機構を具備した内燃機関のカム軸A
において、該カム軸Aに付設した吸気カム・排気カムに
より吸気バルブ・排気バルブのタペットを直接に押圧操
作すべく構成し、該カム軸Aの軸受部を、多気筒の内燃
機関の各シリンダ間に配置し、該軸受部を構成するシリ
ンダヘッドHの下部軸受半割31・32の側面に、タペ
ットが嵌入可能なタペット孔1と11を穿設したので、
吸気タペット3と排気タペット13の外側に配置される
下部軸受半割31・32の間隔を詰めることができ、こ
れによりシリンダピッチを狭くすることが出来るのであ
る。
【0017】また、請求項2の如く、軸受部に於けるカ
ム軸Aの直径aが、カム部の基礎直径bよりも小とした
ので、吸気タペット3と排気タペット13が最上昇した
位置でも、カム軸Aの軸受部5の部分に干渉することが
無いので、タペット孔1と11を凹部とすることがで
き、シリンダピッチを狭くし、内燃機関を全体的にコン
パクトに構成することが出来たのである。
【0018】また請求項3の如く、オーバーヘッドカム
機構を具備した内燃機関のカム軸Aにおいて、該カム軸
Aに付設した吸気カム・排気カムにより吸気バルブ・排
気バルブのタペットを直接に押圧操作すべく構成し、カ
ム軸Aの軸端にガバナウェイト21を固設し、該ガバナ
ウェイト21部分をシリンダヘッドHから突出して配置
し、該ガバナウェイト21の部分を被覆するガバナカバ
ー28の固定ブラケット20をシリンダヘッドHとシリ
ンダヘッドカバー9との間に挟持したので、シリンダヘ
ッドカバー9とガバナカバー28とは別に固定すること
となり、シリンダヘッドカバー9を外す場合において、
ガバナカバー28を外す必要が無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドHの上面に配置したカム軸Aと
噴射量調節ラック22の部分の平面図。
【図2】同じくカム軸Aと吸気バルブ17の部分の側面
断面図。
【図3】シリンダヘッドHの上面にタペット孔部分の平
面図。
【図4】吸気カム2と排気カム12と吸気タペット3と
排気タペット13等の部分の側面断面図。
【図5】固定ブラケット20により構成したガバナカバ
ー28の取付部の側面図。
【図6】固定ブラケット20の底面図。
【図7】固定ブラケット20の後面図である。
【符号の説明】
A カム軸 H シリンダヘッド 1 タペット孔 2 吸気カム 3 吸気タペット 4 カム押圧板 5 軸受部 8 軸受ジャーナル 9 シリンダヘッドカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーバーヘッドカム機構を具備した内燃
    機関のカム軸Aにおいて、該カム軸Aに付設した吸気カ
    ム・排気カムにより吸気バルブ・排気バルブのタペット
    を直接に押圧操作すべく構成し、該カム軸Aの軸受部
    を、多気筒の内燃機関の各シリンダ間に配置し、該軸受
    部を構成するシリンダヘッドHの下部軸受半割31・3
    2の側面に、タペットが嵌入可能なタペット孔1と11
    を穿設したことを特徴とする内燃機関のカム軸支持機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関のカム軸支持機
    構において、軸受部に於けるカム軸Aの直径aが、カム
    部の基礎直径bよりも小としたことを特徴とする内燃機
    関のカム軸支持機構。
  3. 【請求項3】 オーバーヘッドカム機構を具備した内燃
    機関のカム軸Aにおいて、該カム軸Aに付設した吸気カ
    ム・排気カムにより吸気バルブ・排気バルブのタペット
    を直接に押圧操作すべく構成し、カム軸Aの軸端にガバ
    ナウェイト21を固設し、該ガバナウェイト21部分を
    シリンダヘッドHから突出して配置し、該ガバナウェイ
    ト21の部分を被覆するガバナカバー28の固定ブラケ
    ット20をシリンダヘッドHとシリンダヘッドカバー9
    との間に挟持したことを特徴とする内燃機関のカム軸支
    持機構。
JP9286092A 1992-04-13 1992-04-13 内燃機関のカム軸支持機構 Pending JPH05288013A (ja)

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JP (1) JPH05288013A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08218817A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダヘッドのカムシャフト軸受け機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08218817A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダヘッドのカムシャフト軸受け機構

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