JPH05287899A - 高所作業車用リモコン装置における異常監視装置 - Google Patents

高所作業車用リモコン装置における異常監視装置

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JPH05287899A
JPH05287899A JP12014592A JP12014592A JPH05287899A JP H05287899 A JPH05287899 A JP H05287899A JP 12014592 A JP12014592 A JP 12014592A JP 12014592 A JP12014592 A JP 12014592A JP H05287899 A JPH05287899 A JP H05287899A
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Tatsuo Odawara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上部コントローラ及び下部コントローラからな
る高所作業車用リモコン装置において、前記コントロー
ラのハード的な異常を常に監視し得る異常監視装置を提
供し、これにより作業の安全性の向上に貢献することを
目的とする。 【構成】上部コントローラ2及び下部コントローラ3の
一方又は双方に、所定波形の認識信号を所定時間以内の
間隔で継続的に発生する認識信号発生手段を形成して、
該認識信号を送信部を介して相手側のコントローラの受
信部に送信するとともに、その相手側のコントローラ
に、受信した各種の情報の中から前記認識信号を識別し
て認識する認識信号認識手段と、該認識信号認識手段に
よって前記認識信号が認識された時点からの経過時間を
計時する計時手段と、該計時手段によって計時された経
過時間が前記所定時間を超えたときに、前記リモコン装
置の異常と判定する異常判定手段を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
を用いた高所作業車用リモコン装置における異常監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の高所作業車は、上部バケット部
に配設された上部操作部における操作に基づき、該上部
バケット部に配設された上部コントローラ及び車両上に
配設された下部コントローラを介して、コントロールバ
ルブ装置を制御し、これにより上部バケットの位置制御
等を行って、所定の作業状態を得ることができるように
構成されている。すなわち、前記上部コントローラから
は、上部操作部における操作に基づいて演算される伸
縮、起伏、旋回等の上部バケットの位置制御に関する制
御データ等の上部情報が、また他方、下部コントローラ
からはその制御結果等に関する下部情報が相互に送受信
され、これらの情報に基づいて各種の制御が的確に行わ
れるように構成されている。ところで、この種の高所作
業車においては、人が上部バケットに乗り、高所で作業
を行う関係上、極めて高い安全性が要求される。このた
め、前記上部コントローラ及び下部コントローラ間にお
いて送受信される情報に対する信頼性アップのため、各
種情報に対してパリティ・チェックや重複確認等が行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の情報に対する異常チェック手段は、送受信の対象と
しての情報自体の異常チェックは可能なものの、コント
ローラそれ自体としてのハード的な異常判定までは困難
であった。本発明は、この点に鑑み、前述のように、上
部コントローラ及び下部コントローラからなる高所作業
車用リモコン装置において、相手側のコントローラのハ
ード的な異常を常に監視し得る異常監視装置を提供し、
これにより作業の安全性の向上に貢献することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、前記高所作業車用リモコン装置を構成する
上部コントローラ及び下部コントローラの一方又は双方
に、所定波形の認識信号を所定時間以内の間隔で継続的
に発生する認識信号発生手段を形成して、該認識信号を
送信部を介して相手側のコントローラの受信部に送信す
るとともに、その相手側のコントローラには、受信した
各種の情報の中から前記認識信号を識別して認識する認
識信号認識手段と、該認識信号認識手段によって前記認
識信号が認識された時点からの経過時間を計時する計時
手段と、該計時手段によって計時された経過時間が前記
所定時間を超えたときに、前記リモコン装置の異常と判
定する異常判定手段を形成するという技術手段を採用し
た。
【0005】
【作用】何らかの原因により前記上部コントローラない
し下部コントローラから次の新たな認識信号が送信され
ない状態が前記所定時間を超えて継続した場合には、前
記計時手段によって計時される経過時間が前記所定時間
を超えて、前記異常判定手段により相手側のコントロー
ラの異常発生が判定されるので、これに基づいてアクチ
ュエータ作動用の油圧回路をアンロードして前記上部バ
ケットに対する動作を緊急停止する等、高所作業車にお
ける安全性の向上に貢献できる。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は、本発明の構成を示したブロック概念
図である。図中、1は周知の高所作業車の上部バケット
部に配設された上部操作部で、操作レバー等の操作手段
によって構成され、A/D変換器等を介してマイクロコ
ンピュータからなる上部コントローラ2に接続される。
この上部コントローラ2においては、前記上部操作部1
からの指令データに基づいて、前記上部バケットの位置
制御に関する伸縮、起伏、旋回等の制御データが演算さ
れ、シリアル伝送回路等を介して送信部から車両上に配
設された下部コントローラ3の受信部に対して出力され
る。この下部コントローラ3は、マイクロコンピュータ
から構成され、その受信部に入力される前記制御データ
に基づいて、駆動制御回路4を介してコントロールバル
ブ装置5を制御する。なお、このコントロールバルブ装
置5は、公知の如く、前記駆動制御回路4を介して開閉
制御されるソレノイドバルブ、該ソレノイドバルブによ
る油圧制御により位置制御されるサーボシリンダ及び該
サーボシリンダに直結するコントロールバルブのスプー
ル等から構成される。しかして、前記上部操作部1にお
いて、操作レバー等を用いて所定の動作指令が出力され
ると、前記上部コントローラ2、下部コントローラ3及
び駆動制御回路4を介して、前記上部バケット支持機構
中の、該当するアクチュエータに対応するスプールに対
して必要な制御が行われる。このスプールに対する制御
によって、前記該当アクチュエータの作動油に関する油
圧制御が行われ、上部バケットが前記上部操作部による
動作指令に応じた位置に制御されることになる。この場
合、前記スプール等にはポテンショメータ等が設置さ
れ、その変位が帰還されてフィードバック制御が行われ
るように構成されている。また、この制御結果等の下部
情報は、前記下部コントローラ3及び上部コントローラ
2を介して前記上部操作部1に送られるように構成され
ている。なお、前記各コントローラ2,3間の送受信
は、有線でも無線でもよい。
【0007】次に、本発明の特徴である異常監視装置に
関して説明する。マイクロコンピュータからなる前記上
部コントローラ2及び下部コントローラ3の一方又は双
方には、予め設定されるプログラムにより、図2に示す
ように、適宜の所定波形からなる監視用の認識信号Bを
所定時間Tの間隔で継続的に発生する機能を奏する認識
信号発生手段が形成されており、その認識信号Bを送信
部を介して相手側のコントローラ3,2に送信するよう
に構成されている。他方、相手側のコントローラ3,2
には、同様に、予め設定されるプログラムにより前記受
信部において受信される各種の情報の中から制御データ
等の他の通常情報Aと識別して前記監視用の認識信号B
を認識する機能を奏する認識信号認識手段と、該認識信
号認識手段において新たな認識信号Bが認識されるたび
に、その時点からの経過時間tを計時する計時手段及び
該計時手段によって計時された経過時間tが前記所定時
間Tを超えた場合に、前記送信側のコントローラ2,3
に異常が生じたと判定する異常判定手段が形成され、こ
れらの手段により常に監視態勢がしかれることになる。
すなわち、前記上部コントローラ2あるいは下部コント
ローラ3に何らかのハード的な異常が生じて前記認識信
号Bが出力されなくなった場合には、相手側のコントロ
ーラである下部コントローラ3あるいは上部コントロー
ラ2に対して認識信号Bが送信されなくなるため、前記
計時手段による計時動作が前記所定時間Tを超えて継続
して、前記異常判定手段によりリモコン装置の異常発生
が判定されることになる。なお、前記送信データそれ自
体に対し、パリティビットを付加する等の従来のエラー
チェック手段を施し得るのはいうまでもない。
【0008】しかして、上部バケット上の作業者によ
り、前記上部操作部1を介してその上部バケットの位置
制御等に関する動作指令が出力されると、上部コントロ
ーラ2の送信部と下部コントローラ3の受信部との間で
は、その動作指令に関する制御データが他の上部情報と
共に送受信されるとともに、下部コントローラ3の送信
部と上部コントローラ2の受信部との間で、制御結果に
関する情報等の下部情報に関する送受信が行われる。そ
して、それらの上部及び下部コントローラ2,3におい
ては、それぞれ受信した各情報を解読処理し、これに基
づいて前述のように、前記駆動制御回路4を介してコン
トロールバルブ装置5を制御することにより前記上部バ
ケットを目標の位置及び姿勢に制御することになる。ま
た、同時に、前記上部コントローラ2及び下部コントロ
ーラ3の送信部と受信部との間では、前述のように、上
部情報ないし下部情報と並行してそれぞれ前記認識信号
Bに関する送受信が行われ、前記計時手段によって計時
された経過時間t、すなわち前記認識信号Bの送信され
ない状態が前記所定時間Tを超えた場合には、その送信
側のコントローラに何らかの異常が生じたものと推定し
て、前記異常判定手段からリモコン装置に関する異常発
生の判定が出力されることになる。このようにして、異
常判定手段から異常発生の判定が出力された場合には、
それに基づいて異常発生の表示指令や前述のアクチュエ
ータ作動用の油圧回路に対するアンロード指令等の対応
措置が採られることになる。なお、以上のように、上部
コントローラ2及び下部コントローラ3の双方を相互に
異常監視下におくか、あるいはいずれか一方だけを異常
監視下におくように構成するかは、必要に応じて選定し
得るところである。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上の構成の採用により、前
記上部コントローラ及び下部コントローラ間における各
種情報の送受信に対して行われる、従来のパリティチェ
ック等のエラーチェックとは別に、コントローラ自体の
ハード的な異常を常に監視できるので、リモコンシステ
ム全体としての信頼性が更に改善され、高所で作業を行
う高所作業車としての安全性を大幅に向上できる。しか
も、この監視手段としては、コントローラ自体を利用す
るため、特にハード的な装置を追加する必要はなくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示したブロック概念図であ
る。
【図2】 上部コントローラ及び下部コントローラ間に
おいて送受信される信号波形を示した信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥上部操作部 2‥‥上部コント
ローラ 3‥‥下部コントローラ 4‥‥駆動制御回
路 5‥‥コントロールバルブ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部バケット部に配設された上部操作部
    からの指令に関する制御データ等の上部情報を送信する
    上部コントローラと、該上部コントローラからの前記制
    御データに基づいてコントロールバルブ装置の駆動制御
    回路を制御する下部コントローラとからなるマイクロコ
    ンピュータを用いた高所作業車用リモコン装置におい
    て、前記上部コントローラ及び下部コントローラの一方
    又は双方に形成され、所定波形の認識信号を所定時間以
    内の間隔で継続的に発生する認識信号発生手段と、送信
    部を介して相手側の受信部に送信される前記認識信号を
    認識する認識信号認識手段と、該認識信号認識手段によ
    って前記認識信号が認識された時点からの経過時間を計
    時する計時手段と、該計時手段によって計時される経過
    時間が前記所定時間を超えたときに、前記リモコン装置
    の異常と判定する異常判定手段とからなることを特徴と
    する高所作業車用リモコン装置における異常監視装置。
JP4120145A 1992-04-14 1992-04-14 高所作業車用リモコン装置における異常監視装置 Expired - Fee Related JP3038080B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070361A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Hitachi Plant Technologies Ltd クレーンのマトリックスコンバータの制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010070361A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Hitachi Plant Technologies Ltd クレーンのマトリックスコンバータの制御方法

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