JPH05287220A - 表面塗料の製造法 - Google Patents

表面塗料の製造法

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JPH05287220A
JPH05287220A JP4081591A JP8159192A JPH05287220A JP H05287220 A JPH05287220 A JP H05287220A JP 4081591 A JP4081591 A JP 4081591A JP 8159192 A JP8159192 A JP 8159192A JP H05287220 A JPH05287220 A JP H05287220A
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JP
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carbon atoms
alkyl
atom
hydrogen atom
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JP4081591A
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English (en)
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Emry Phillips
フィリップス エムール
Adalbert Braig
ブレイク アダルベルト
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】塗料用高分子中に腐蝕抑制剤が組み込まれた腐
蝕抑制用表面塗料の提供。 【構成】表面塗料の皮膜形成結合剤成分に式IAまたは
IB: (式中,R、R4 、R5 およびR6 は水素原子を、
1 、R2 は水素原子またはメチル基を、R7 は水素原
子またはペンタデセニル基を表す。)を持つ化合物を反
応させることからなる腐蝕抑制表面塗料の製造法および
式IAまたはIBを持つ化合物。 【効果】式IAまたはIBを持つ化合物を高分子化合物
中に腐蝕抑制基として導入することにより塗料と接触す
る金属表面の腐蝕抑制効果が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腐蝕抑制表面塗料の製
造法;新規方法で使用するための新規の腐蝕抑制反応体
に関する。
【0002】
【従来の技術】腐蝕に対する防護は、金属基材のための
有機塗料組成物の最も需要な機能である。腐蝕に対する
塗料の保護を改善するための多くの提案が文献、例えば
ハー.キッテル著、「ペイントと塗料の教科書(Lehrbu
ch der Lacke und Bechichtung) 」、第V巻、46−1
03頁、シュタットガルト(1977)に見出される。
【0003】一方では、塗料組成物の遮断機能は、腐蝕
成分、例えば、酸素、水およびイオンを金属表面から隔
離維持するために、改善することができる。他方、例え
ば腐蝕生成物と不溶性沈澱物を形成することによりまた
は金属表面の不動態化(分極)により腐蝕過程に化学的
にまたは電気化学的に干渉する腐蝕抑制顔料を、使用す
ることが可能である。クロム酸金属塩と鉛化合物は最も
効果的な腐蝕抑制剤として位置づけられている。今日ま
で、クロム酸金属塩が、特に陽極性と陰極性両方の腐蝕
を抑制するということで大量に使用されている。現今で
は、その強力な発癌作用によってクロム酸塩の使用には
或る反対がある。同様にして鉛化合物を使用することに
ついては、その慢性毒性に因り反対がある。
【0004】有毒な無機腐蝕抑制剤の使用に対する反対
は、欧州特許公開公報EP−A−259254およびE
P−A−259255の明細書に記述されているよう
に、フェノール部分を含有するある種の有機化合物の使
用により克服されて来た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常は、腐蝕抑制剤
は、表面塗料に、表面塗料の結合剤成分の合成の後に添
加されて来た。
【0006】この技術の更なる改良において、われわれ
はここに、腐蝕抑制表面塗料の新規の製造法を提供す
る。新規の方法は、腐蝕抑制剤が表面塗料の一部分とし
て防護されるべき金属表面と接触する位置に配置される
ことを保証するものであり、その結果腐蝕抑制剤の金属
表面への結合を促進することができる。これに加えて、
2番目の問題、例えば樹脂系との、特に水性分散性樹脂
系との相互作用または不相溶性;このような系のpH変
動、並びに異なる施用条件にしてしまう電着系の槽電導
性の顕著な変動が回避される。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は表面塗
料の皮膜形成結合剤成分に、式IAまたはIB:
【化11】 [式中,Rの各々は、独立して、水素原子、炭素原子数
1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし20の
アルケニル基、炭素原子数1ないし4のハロゲノアルキ
ル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原
子数1ないし12のアルキルチオ基、フェニルチオ基、
ベンジルチオ基、炭素原子数1ないし12のアルキルス
ルホニル基、フェニル基、炭素原子数7ないし15のア
ルキルフェニル基、炭素原子数7ないし10のフェニル
アルキル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル
基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル
基、COO(炭素原子数1ないし4のアルキル)基、ヒ
ドロキシ基、アミノ基、NHR3 、N(R3 2 、CO
NH2 、CONHR3 、CON(R3 2 、一個のO
−、N−またはS−原子により中断された炭素原子数1
ないし12のアルキル基、NCO、炭素原子数1ないし
4のアルキレン−NCO、エポキシ基、炭素原子数1な
いし4のアルキレンエポキシ基、CHOまたはCOR3
基を表し;R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12の
アルキル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基または
ニトロ基により所望により置換されていてもよいフェニ
ル基を表すか、またはR1 はピリジル基、チエニル基ま
たはフリル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数
1ないし4のアルキル基を表し;R3 は炭素原子数1な
いし12のアルキル基、一個またはそれ以上のO−原子
により中断されている炭素原子数3ないし12のアルキ
ル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、ベン
ジル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはニト
ロ基により所望により置換されていてもよいフェニル基
を表すか;または2個の基:R3 は、それらが結合して
いるN−原子と一緒になってピロリジノ、ピペリジノま
たはモルホリノ残基を形成することができ;R4 は水素
原子、(CH2 )m CO2 H、(CH2 )m CO
2 8
【化12】 (CH2 )m NCO、(CH2 )m OH、(CH2 )m
OSi(CH3 3 、Si(CH3 3 、SO2 8
CONHR3 、CON(R3 2 、C(=S)NHR3
またはC(=S)N(R3 2 を表し;R5 とR6 は、
独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ない
し4のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数
1ないし20のアルキル基、(CH2 )n CO2 8
(CH2 )n CONHR3 、(CH2 )n CON
(R32 、炭素原子数3ないし20のアルケニル基、
炭素原子数7ないし10のフェニルアルキル基、フェニ
ル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基または
式IIAまたはIIB:
【化13】 (式中,R、R1 とR2 はそれらの前述の意味を持
つ。)の基を表し;R7 は水素原子、炭素原子数1ない
し20のアルキル基、一個のO−、N−またはS−原子
により中断された炭素原子数1ないし20のアルキル
基;炭素原子数3ないし20のアルケニル基、
【化14】 (CH2 )n OH、ヒドロキシ基、(CH2 )n NC
O、(CH2 )n CO2 H、(CH2 )n CO2 8
(CH2 )n Si(OCH3 3 またはCHOを表す
か、またはR7 は式:
【化15】 (式中,R10はR1 の意味の一つを持つがR1 と同一の
意味を必ずしも持たず、R20はR2 の意味の一つを持つ
がR2 と同一の意味を必ずしも持たず、R40はR4 の意
味の一つを持つがR4 と同一の意味を必ずしも持たず、
50はR5 の意味の一つを持つがR5 と同一の意味を必
ずしも持たず、R60はR6 の意味の一つを持つがR6
同一の意味を必ずしも持たず、そしてR70はR7 の意味
の一つを持つがそれと同一の意味を必ずしも持たな
い。)の残基を表し;またはR5 とR7 、またはR6
7 は、フェノールまたはフェノキシ環に融合して、炭
素環または複素環を形成することができ、その際そのヘ
テロ原子はO、NまたはSであり、そしてその環は炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基またはハロゲン原子の置換基で所望によ
り置換されていてもよく、但し、R4 が水素原子を表す
場合、R7 は水素原子または炭素原子数1ないし20の
アルキル基以外の上で定義した意味の一つを持ち;R8
はハロゲン原子またはヒドロキシ基により任意に置換さ
れていてよい炭素原子数1ないし20のアルキル基を表
すか、または一個またはそれ以上のO−原子により中断
されていて一個またはそれ以上のヒドロキシ基、フェニ
ル基、炭素原子数7ないし15のアルキルフェニル基ま
たは炭素原子数7ないし10のフェニルアルキル基によ
り置換されている炭素原子数3ないし20のアルキル基
を表し;mは1ないし20の整数を表し;そしてnは0
または1ないし20の整数を表す。〕を持つ化合物を反
応させることからなる腐蝕抑制表面塗料の製造法を提供
するものである。
【0008】皮膜形成結合剤反応体は、溶媒を基材にし
た、特に水を基材にした塗料組成物に適しているいずれ
かの皮膜形成剤である。このような皮膜形成結合剤の例
は、エポキシド樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノプラス
ト樹脂、またはこれらの樹脂の混合物;または酸性樹脂
の塩基性水性分散液または溶液である。
【0009】特に興味のあるものは、水性基材塗料組成
物のための結合剤、例えばアルキド樹脂;アクリル樹
脂;二液エポキシ樹脂;通常は飽和化されているポリエ
ステル樹脂;水希釈性フェノール樹脂またはそれらの分
散液、水希釈性尿素樹脂;およびビニル/アクリルコポ
リマー樹脂である皮膜形成反応体である。
【0010】好ましい実施態様では、式IAまたは式I
Bの化合物は、a)式IAまたは式IBの化合物を、そ
の樹脂のビスフェノールA部分を部分的に置換すること
によるかまたはポリオール成分を部分的に置換すること
によるエポキシド樹脂中への混和か;b)ブロック化剤
として、焼付操作中に制御放出する目的で、ブロックト
ポリイソシアナート(架橋成分)中への混和かのいずれ
かにより、エポキシド樹脂のポリマー骨格中へ混和され
る。
【0011】式IAまたはIB反応体の特定の化合物の
選択は、皮膜形成結合剤反応体中に存在する反応基の性
質によるであろう。
【0012】一例として、皮膜形成結合剤反応体の一つ
の基をとると、エポキシド樹脂は、活性水素原子を持つ
化合物、例えばアミン類、酸類、フェノール類、チオー
ル類およびアルコール類との1,2−エチレンオキシド
基を含有する化合物との反応により形成される。
【0013】従って、式IAまたはIBの化合物をエポ
キシド樹脂皮膜形成剤中へ混和するためには、式IAま
たはIBの適当な化合物は、a)エポキシド前駆体と反
応させるために、一個またはそれ以上のアミノ−、酸
−、フェノール−、チオール−またはアルコール−基を
持つ化合物、および/またはb)アミン、酸、フェノー
ル、チオールまたはアルコールの前駆体と反応させるた
めに1,2−エチレンオキシド基を持つ化合物であろ
う。
【0014】従って、本発明の新規の方法により、その
中で腐蝕抑制剤が、かくして製造された表面塗料の皮膜
形成結合剤成分の構造中へ実際に組み込まれている表面
塗料が得られる。
【0015】更に特定すると、アルキド樹脂は、水希釈
性メラミン樹脂と組み合わせて施用してもよい風乾また
は焼付系のような水希釈性アルキド;または水性アクリ
ル樹脂またはそれらのコポリマー、酢酸ビニル等と任意
に組み合わせて使用される、酸化的乾燥または風乾また
は焼付系のいずれかのアルキド乳濁液である。
【0016】アクリル樹脂反応体は、直鎖のアクリル
類;アクリルエステルコポリマー類;ビニル樹脂類、例
えば酢酸ビニル、またはスチレンとの組み合わせまたは
コポリマーであってよい。これらの系は風乾または焼付
系であってよい。
【0017】適当なポリアミン硬化剤と配合した水希釈
性エポキシド樹脂反応体は、優れた機械的および化学的
安定性を持つ。アミンとのエポキシド樹脂の重付加によ
り、非常に高い膜硬度を持つ熱可塑性樹脂が得られる。
有機溶媒の添加は、水系に液状のエポキシ−基材樹脂が
使用されるとき不要である。エポキシド固体樹脂分散液
を使用するとき、溶媒の少量は改良した皮膜形成のため
には必要である。
【0018】好ましいエポキシド樹脂反応体は、芳香族
ポリオール特にビスフェノールAを基材にしたそれらで
ある。エポキシド樹脂は、硬化剤と組み合わせて使用す
る。この硬化剤は、特に、アミノまたはヒドロキシ化合
物または酸または酸無水物またはルイス酸である。これ
らの例は、ポリアミン類、ポリアミノアミド類、ポリス
ルフィドポリマー、ポリフェノール類、弗化硼素および
その錯体、ポリカルボン酸の酸、1,2−ジカルボン酸
無水物またはピロメリト酸無水物である。
【0019】式IAまたはIB中、R、R1 、R2 、R
3 、R5 、R6 、R7 またはR8 は、アルキル基とし
て、分枝してないまたは分枝したアルキル基である。も
しこれが炭素原子数1ないし4のアルキル基であるなら
ば、それは例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、イソブチル基またはtert−ブチル基であり得
る。R、R1 、R3 、R5 、R6 、R7 およびR8 は、
炭素原子数5ないし12のアルキル基でもあり得て、例
えばペンチル基、ヘキシル基、n−オクチル基、2−エ
チルヘキシル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル
基、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルヘキシル
基、n−デシル基、イソデシル基またはn−ドデシル基
である。R5 、R6、R7 およびR8 は、炭素原子数1
3ないし20のアルキル基でもあり得て、例えばトリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシ
ル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基
またはエイコシル基でもあり得る。
【0020】炭素原子数3ないし20のアルケニル基と
しては、R、R5 、R6 およびR7は、例えば、アリル
基、メタリル基、2−ブテニル基、2−ヘキセニル基、
ウンデセニル基、ペンタデセニル基、オクタデセニル基
(オレイル基)またはデセニル基であり得る。
【0021】ハロゲノアルキル基としては、Rは、例え
ば、クロロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモメチ
ル基、2−クロロエチル基、2,2,2−トリクロロメ
チル基、トリフルオロメチル基または2,3−ジクロロ
プロピル基でもあり得る。
【0022】アルコキシ基、アルキルチオ基またはアル
キルスルホニル基としては、Rは、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ヘキ
シルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基、
メチルチオ基、tert−ブチルチオ基、ドデシルチオ
基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、ヘキシ
ルスルホニル基またはドデシルスルホニル基である。ア
ルキルフェニル基としては、Rは、例えば、トリル基、
キシリル基、4−エチルフェニル基、4−tert−ブ
チルフェニル基、4−オクチルフェニル基または4−ノ
ニルフェニル基であり得る。
【0023】フェニルアルキル基としては、R、R1
3 、R5 およびR6 は、例えば、ベンジル基、1−フ
ェニルエチル基、2−フェニルエチル基、α,α−ジメ
チルベンジル基または2−フェニルプロピル基であり得
る。
【0024】シクロアルキル基としては、R、R3 、R
5 およびR6 は、例えば、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基、メチルシクロヘキシル基
またはシクロオクチル基であり得る。
【0025】ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基または
ニトロ基により置換されたフェニル基としては、R1
3は、例えば、4−クロロフェニル基、3−ブロモフ
ェニル基、2−フルオロフェニル基、p−トリル基、
3,5−ジメチルフェニル基、4−イソプロピルフェニ
ル基、4−メトキシフェニル基、3−エトキシフェニル
基、4−ニトロフェニル基または4−ニトロ−2−メチ
ルフェニル基であり得る。
【0026】Oにより中断されたアルキル基としては、
3 およびR8 は、例えば、2−メトキシエチル基、2
−ブトキシエチル基、3,6−ジオキサヘプチル基また
は3,6−ジオキサデシル基である。R7 は、20個ま
でのC−原子と10個までのO原子を持つポリエチレン
グリコールであってもよい。
【0027】R5 とR7 が一緒にまたはR6 とR7 が一
緒にフェノール部分に融合した環を形成する時、かくし
て形成された環は好ましくはピリジン環、ベンゼン環ま
たはベンゾフラン環であり、かくしてナフトール部分、
ヒドロキシキノリン部分またはヒドロキシベンゾフラン
部分を形成する。
【0028】式中,一個のRが水素原子、炭素原子数1
ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、トリフルオロメチル基、ハロゲン原子またはニ
トロ基であり、他の3個のRが水素原子である式IAま
たはIBの化合物は好ましい。
【0029】式中,R1 が水素原子、炭素原子数1ない
し8のアルキル基、フェニル基またはフリル基であり、
そしてR2 が水素原子である式IAまたはIBの化合
物、特に式中,R1 とR2 が水素原子である式IAまた
はIBの化合物も好ましい。
【0030】式中,R4 はその前述の意味を持ち、R5
とR6 は独立して水素原子、炭素原子数1ないし8のア
ルキル基、アリル基、炭素原子数7ないし10のフェニ
ルアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
ハロゲン原子、フェニル基、シクロヘキシル基または
基:−CH2 CH2 COOR8 (式中,R8 は炭素原子
数1ないし8のアルキル基または一個またはそれ以上の
酸素原子により中断されている炭素原子数3ないし10
のアルキル基を表す。)であり、そしてR7 は水素原
子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原
子数3ないし20のアルケニル基を表し、但しR4 が水
素原子であるときは、R7 は炭素原子数3ないし18の
アルケニル基を表す式IAまたはIBの化合物も好まし
い。
【0031】式中,R1 とR2 が水素原子である式IA
またはIBの化合物の各々の例は、下記の表に示した基
を持つそれらである。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】式IAの化合物は、式IBの化合物の該当
するS−置換異性体を加熱することにより実施できる:
【化16】
【0038】加熱は溶媒と共にまたは溶媒無しで実施で
きる。適当な溶媒の例は、トルエンまたはキシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;テトラクロロエチレンまたはク
ロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;イソプロ
パノールまたはn−ブタノールのようなアルカノール
類;またはエステル類、ケトン類、ジメチルホルムアミ
ドまたはジメチルスルホキシドである。極性溶媒、例え
ばジメチルホルムアミドは反応を促進する。転移反応
は、塩基性触媒の添加によっても促進される。後者の例
は、特に、脂肪族、環式脂肪族または複素環式アミンで
ある。もしフェノール性のOR4 基が基:C(R1
(R2 )に関してパラ位置にある場合は、転移反応はも
しもその基がオルト位置にある場合よりも転移は速く進
む。従って、転移に要求される温度は、OH基の位置と
使用される溶媒と触媒による。これは70−250℃、
特に100−200℃で行うのが望ましい。
【0039】式IBの化合物は、該当する2−メルカプ
トベンゾチアゾール類VIをカルボニル化合物VII とフェ
ノールVIIIと、酸性触媒と共に、例えば、米国特許第3
281473号に記載されているようにして式:
【化17】 に従って製造してよい。
【0040】別の方法として、式IBの化合物は、VIか
ら、例えば、米国特許第3215641号に記述されて
いるようにして、VIを該当するベンジルアルコールと反
応させることによっても製造できる。
【化18】
【0041】式IAの化合物を製造するための第2番目
の可能な方法は、式XのN−二置換アミノメチルフェノ
ールとの式VIの2−メルカプトベンゾチアゾールの反応
できある。
【化19】
【0042】これらの式においては、R9 とR10は互い
に独立して、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭
素原子数5ないし8のシクロアルキル基、ベンジル基ま
たはフェニル基である。この反応はソ連特許第1164
233号に記述されている。これは極性有機溶媒中で行
うのが好ましい。これらの例は、低級アルカノール類
(C1 −C4 )、ジメチルホルムアミドまたはジメチル
スルホキシドである。反応は50−200℃、好ましく
は70−150℃で実施される。
【0043】製造の第3番目の可能な方法は、塩基性触
媒を使用する式VII のカルボニル化合物と式VIIIのフェ
ノールとの式VIの2−メルカプトベンゾチアゾールの反
応である:
【化20】 上述したように、式IBのS−置換異性体は酸性触媒で
形成されるのに対し、式IAのN−置換異性体は、塩基
性触媒の同様の反応で形成される:
【0044】反応は、極性溶媒中、50−150℃、好
ましくは70−120℃で加熱することにより実施され
る。
【0045】適当な塩基性触媒は、既知の有機または無
機の強塩基である。第1級、第2級または第3級アミ
ン、例えばイソプロピルアミン、ブチルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、ジブチルアミン、ジヘキシルアミン、
ジ(イソプロピル)−アミン、トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、ピペリジン、モルホリン、ピロリジンま
たはキノリンを使用するのが好ましい。R1 =R2 =H
である式IAの生成物の形成では、もしもホルムアルデ
ヒドをカルボニル化合物として使用すると、反応は特に
適当である。ホルムアルデヒドは、例えば水溶液(ホル
マリン)としてまたはパラホルムアルデヒドの形で使用
できるか、またはその反応条件でホルムアルデヒドを形
成する試薬、例えばヘキサメチレンテトラミンが使用さ
れる。
【0046】この反応は、式中,R5 またはR6 は式II
Aの基である式IAの化合物の製造のためにも適当であ
る。この場合には、式中,R5 とR6 が水素原子である
式VIIIのフェノールが使用されそしてそれを、式VIのメ
ルカプトベンゾチアゾールの少なくとも2当量と式VII
のカルボニル化合物の少なくとも2当量と反応させる。
【化21】
【0047】本発明に従って製造される表面塗料は、別
の成分を含有するようにして製剤化されてもよい。別の
成分の例は、例えば顔料、染料、増量剤および塗料組成
物のために常用されるような他の添加物を包含する。顔
料は、有機、無機または金属性の顔料であって、例えば
二酸化チタン、酸化鉄、アルミニウム青銅、フタロシア
ニンブルー等である。抗腐蝕顔料、ホスヘート(phospha
te) またはボレート(borate)を含有する顔料、金属顔料
と金属酸化物顔料〔参照:顔料と塗料(Farbe und Lack)
88(1982),183〕または欧州特許公開公報EP−A−5
4,267号に記述されている顔料を同時に使用するこ
とも可能である。同時に使用できる増量剤の例は、タル
ク、白亜、アルミナ、バライト、雲母またはシリカであ
る。別の添加剤の例は、流れ調節助剤、分散剤、チオキ
ソトロピック剤、粘着促進剤、抗酸化剤、光安定剤また
は硬化剤である。
【0048】塩基性増量剤または顔料の添加は特に重要
である。ある種の結合剤系においては、例えばアクリル
とアルキド樹脂においては、これらは腐蝕抑制に相乗的
作用をもたらす。このような塩基性の増量剤または顔料
の例は炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、
炭酸亜鉛、リン酸亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミ
ニウム、リン酸アルミニウムまたはそれらの混合物であ
る。顔料の例は、アミノアントラキノンを基材にしたそ
れらである。
【0049】塗料組成物は、別の有機、有機金属または
無機腐蝕抑制剤、例えば西独特許公開公報第3,14
6,265号に記載されているようなニトロイソフタル
酸、タンニン、リン酸エステル類、工業アミン類、置換
ベンゾトリアゾール類または置換フェノール類も含有す
る。
【0050】最後に、いずれの別の腐蝕抑制剤は中性の
担体に散布もできる。適当な担体は、特に、微粉状の増
量剤または顔料である。この技術は、西独特許公開公報
第第3,122,907号に更に詳細に記述されてい
る。
【0051】本発明に従って製造される塗料組成物は、
金属支持体上の、特に鉄、鋼鉄、銅、アルミニウム、ア
ルミニウム合金または亜鉛上の下塗剤として使用するの
が好ましい。ここでは、それらはいわゆる転換塗料(con
version coatings) と呼ばれ、その中では金属と塗料の
間の界面において化学反応が起こる。塗料の施用は、散
布、刷毛塗り、ローラー塗布、浸漬または電着、特に陰
極電着のような常用の方法により実施できる。皮膜形成
剤が、物理的に乾燥するかまたは熱または照射により硬
化できる樹脂であるかによって、塗料の硬化は焼付によ
り照射により室温で実施できる。
【0052】塗料の製造の間に、例えば粉砕による顔料
の分散の間に、別の腐蝕抑制剤を塗料に添加できる。こ
の腐蝕抑制剤は、塗料組成物の固体含有量を基準にし
て、0.01−20重量%、好ましくは0.5−5重量
%の量で使用できる。
【0053】電着即ち適用電界の影響下における皮膜形
成の沈積は商業的によく確立されている方法である。こ
の適用のためにいろいろな塗料材料が開発されている。
この方法を使用して、ある種の有毒な抗腐蝕顔料即ち鉛
顔料を使用することなしに所望の全体にわたる腐蝕防護
を得ることは困難である。更に特に、樹脂(所望により
顔料も)技術だけにより全体にわたって充分な腐蝕抑制
/性能を獲得することは困難である。
【0054】われわれは、本発明の方法に従って製造し
た塗料組成物が、陰極的および陽極的電電極塗布の両方
に対して優れた腐蝕抑制性能を付与することを見出し
た。
【0055】本発明の方法に従って製造される電着性の
陰極的水性塗布組成物の皮膜形成反応体としては、例え
ば、キャプト(capped)またはブロックト有機ポリイソシ
アナートにより任意に架橋したエポキシ樹脂;キャプト
またはブロックトイソシアナートにより任意にそして好
ましくは架橋したアクリル樹脂;二重結合を介して架橋
したアクリルまたは他の不飽和樹脂;アミン類、ポリカ
ルボン酸またはそれらの酸無水物またはアミノカルボン
酸、メルカプトカルボン酸類またはアミノスルホン酸と
のエポキシ樹脂付加物;ポリウレタン類;ポリエステル
類;およびアルデヒドとアミンまたはアミノ−またはメ
ルカプト−カルボン酸またはアミノスルホン酸とのフェ
ノール性のヒドロキシル基を含有する樹脂の反応生成
物;並びにこれらの樹脂の混合物を使用してよい。
【0056】アミンとのエポキシド樹脂の好ましい付加
物は、ポリグリシジルエーテルの付加物であってよく、
それはモノアミンとの、多価フェノールまたは多価アル
コールであってよい。適当なポリグリシジルエーテル類
は、ブタン−1,4−ジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、オキシアルキレングリ
コール類およびポリオキシアルキレングリコール類のよ
うな2価アルコールのそれら、そしてグリセリンと1,
1,1−トリメチロールプロパンのような三価アルコー
ルのそれら、およびエチレンオキシドまたはプロピレン
オキシドとのこれらのアルコール類との付加物を包含す
る。多価アルコールのこれらの.ポリグリシジルエーテ
ルは通常はアドバンス(advance) してあって、換言すれ
ば、例えば二価のアルコールまたはフェノールとの反応
により、より長い鎖のより高い分子量のポリグリシジル
エーテルに変化し、そのようにして得られたポリグリシ
ジルエーテルは、第2級モノアミンとの反応で適当な電
着性の皮膜形成能を持つ付加物になるということは当業
者に理解されるであろう。好ましいポリグリシジルエー
テルは、ビスフェノールF、ビスフェノールAおよびテ
トラブロモビスフェノールAのようなビスフェノールお
よびフェノール−ホルムアルデヒドまたはクレゾール−
ホルムアルデヒドノボラック樹脂のようなフェノール性
ノボラック樹脂を包含する多価フェノールのそれらであ
る。フェノール類のこれらの多価グリシジルエーテル
は、例えばここで前述したそれらのような二価アルコー
ルまたはフェノールとの反応によりアドバンスされてい
てよい。特に好ましいポリグリシジルエーテルは、ビス
フェノールAとの反応によりアドバンスしたビスフェノ
ールAのポリグリシジルエーテルである。
【0057】ポリグリシジルエーテルとの付加物形成に
適しているモノアミンは、第1級、第2級または第3級
アミンである。第2級アミンは好ましく、例えば、ジエ
チルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピル
アミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−オクチルアミ
ンおよびジ−n−ドデシルアミンまたはピペリジンまた
はモルホリンのような窒素複素環である。
【0058】好ましい第2級モノアミンは、ジエタノー
ルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−ブチルエ
タノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−メチ
ルイソプロパノールアミンまたはジ−n−ブタノールア
ミンのような第2級アルカノールアミンである。
【0059】かくして第2級モノアミンとのポリグリシ
ジルエーテルの好ましい付加物は、多価フェノールのポ
リグリシジルエーテルの付加物であって、これは第2級
アルカノールアミンでアドバンスされていてよく、一
方、そのような付加物で特に好ましいものはジエタノー
ルアミンとの、ビスフェノールAとの反応によりアドバ
ンスしたビスフェノールAのポリグリシジルエーテルの
それらである。
【0060】有機樹脂の電着は、常法を使用して実施し
てよい。
【0061】いずれかの別の腐蝕抑制剤成分 b)は、
電着性塗料系へその系の塗料系の製造の間に、例えば欧
州特許第107089号にその例として開示されている
方法の粉砕による顔料の分布の間に、添加してよい。別
の方法として、いずれかの別の腐蝕抑制剤は、乳濁化し
ていない樹脂中におよび粉砕した樹脂中にも混和してよ
い。別の腐蝕抑制剤は、電着性塗料組成物の固形物含有
量を基準にして0.01ないし20重量%、好ましくは
0.05ないし5重量%の量で使用するのが好ましい。
【0062】殆どの場合、500ボルトまでの電圧で、
数分間、通常は1分間だけにわたる電着で充分である。
通常は、電圧プログラム、即ち電圧の段階的増加が使用
される。
【0063】本発明の塗料組成物は、いずれかの電導性
の支持体特に鉄;鋼;例えば任意にリン酸亜鉛またはメ
ッキで処理した冷間圧延鋼;銅、亜鉛;そしてアルミニ
ウムのような金属;さらに特に亜鉛またはアルミニウム
合金に施用してよい。
【0064】有機樹脂皮膜の電着後、支持体を脱イオン
化した水素原子で濯ぎ、空気吹き付けしそして高温例え
ば500Fまでで焼付する。
【0065】
【実施例】下記の実施例は、本発明を更に説明する。実
施例1は対照の電着性ラッカーの製造に関する。実施例1 常用の電着性ラッカーの製造 この電着性ラッカーは、米国特許第4148772号の
明細書中の実施例IIに記載されている方法による。
【0066】A)エポキシ当量485のエポキシ樹脂
970重量部、およびポリカプロラクトンジオール 2
65重量部を反応器中に充たす。充満物を100℃に加
熱しそれを1時間半にわたり保持する。そのバッチを1
10℃にしそしてメチルイソブチルケトン 110重量
部を反応容器中に導入し、次いでメチルイソブチルケト
ン溶媒中のジエチレントリアミンのメチルイソブチルジ
ケチミンの非揮発性73%溶液 39.8重量部を添加
し、次いでメチルイソブチルケトン 100重量部を添
加する。バッチの温度が70℃になるまで冷却を続け、
そこでジエチルアミン 55.1重量部を導入しそして
そのバッチを120℃にまで再加熱し、その温度で3時
間保ちそして排出する。
【0067】B)鎖延長してある、電着性の熱硬化する
カチオン性のウレタン変性組成物を製造するために、上
述のカプロラクトンジオールを鎖延長したポリエーテル
に、ポリウレタン架橋剤 310部とジブチル錫ジラウ
レート触媒 13.2部を混合し、次いで氷酢酸 1
2.3重量部による中和と脱イオン水 705.5部に
よる希釈をする。次いで、この可溶化したビヒクル組成
物に、カチオン性顔料分散液 297部とエチレングリ
コールモノヘキシルエーテル 39部を添加し、次いで
脱イオン水 1886部を添加して、塗料固形分の濃度
を約20重量%にする。
【0068】使用する架橋剤は、攪拌下そして乾燥窒素
ガスシール下、2,4/2,6−トルエンジイソシアナ
ートの80/20異性体混合物 291重量部に、2−
エチルヘキサノール 218重量部をゆっくりと添加
し、外部冷却により反応温度を38℃以下に保つことに
より製造される。次いで、この混合物を38℃で更に3
0分間保ちそして次いで60℃まで加熱し、その温度で
トリメチロールプロパン75重量部を添加し、次いでジ
ブチル錫ジラウレート触媒 0.08部を添加する。初
期の発熱の後、混合物を、赤外線追跡によって示される
如く全てのイソシアナートが消費される迄1時間半にわ
たり121℃に保つ。次いで、その混合物をエチレング
リコールモノエチルエーテル 249重量部で希釈す
る。
【0069】カチオン性の顔料分散液は、アルキルイミ
ダゾリン 138部、氷酢酸 31部、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル 138部および脱イオン水
383部の混合により最初に分散液を製造することによ
り作製される。この分散液100部を、アセチレンアル
コール 40部、脱イオン水 260部、325メッシ
ュの無煙炭 134部、ケイ酸鉛 40部、クロム酸ス
トロンチウム 20部およびクレー 6部と混合する。
次いで、得られたスラリーを適当なミル中でヘグマンN
o:7の粉末度まで粉砕する。
【0070】実施例2 常用の電着性ラッカーの製造 欧州特許EP259254に開示されている(2−ヒド
ロキシ−ペンタデセニルベンジル)−2−メルカプトベ
ンゾチアゾール(m.p.105−106℃)12.5
部がエポキシド樹脂とポリカプロラクトンジオールに含
有されている以外は同じにして、実施例1A)における
手順を繰り返す。そのようにして変性した電着性ラッカ
ー成分の最終収量は、637重量部である。
【0071】実施例3 電着槽の製造 実施例2から得られた70%樹脂はプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルを添加することにより32.7%
の注入し得る溶液に変換する。電着槽の製造を下記のよ
うにして行う:
【0072】上述のようにして得られた32.7%溶液
430.3gに、実施例1で得られたブロックトイソ
シアナート 77.5g、ジブチル錫ジラウレート
3.3gおよび氷酢酸 10.2gを順次添加する。充
満物を羽根付攪拌機で30分間にわたり攪拌し、次いで
脱イオン水 176.4gをゆっくり攪拌しながら添加
し羽根付攪拌機による攪拌を更に60分間実施する。次
いで、更に脱イオン水350gを添加する。そのように
して得た電着槽の固形物含有量は18.3%である。
【0073】槽のパラメーター:pH=5.7、電導度
は740マイクロジーメンスである。 電着パラメーター:槽温,27℃、200ボルト/3分 支持体:冷間圧延、未処理鋼(Q−パネルR46)冷間
圧延、リン酸亜鉛化鋼(RBo 28/NL 60/
0) 焼付条件/層厚:ラッカー皮膜は200°/25′で焼
き付ける。 層厚が、8−12ミクロン(Q−パネル R46)また
は7−11ミクロン(リン酸亜鉛化鋼)である皮膜を形
成する。 耐候試験:試験シートを周期性耐候試験(GM−スキャ
ブ(scab)試験)に処する。屋外暴露時間は9日間(Q−
パネル R−46)または14日間(リン酸亜鉛化鋼)
である。
【0074】得られた結果を下記する:9日間のGM−スキャブ(scab)試験 対照樹脂(実施例1):中度ないし重度の表面の銹化
(12−13mmの離層) 実施例2の樹脂:表面の銹は無い(20−22mmの離
層)
【0075】14日間のGM−スキャブ(scab)試験 対照樹脂:中度の表面銹(15−16mm離層) 樹脂実施例2:表面の銹は無い(7mmの離層) これらの結果は、本発明の方法は腐蝕抵抗性を改善し、
これは特にリン酸亜鉛化した鋼の場合に著しい。
【0076】実施例4 4−[4−ヒドロキシ−α,α
−ジメチルベンジル]−2−[(2−ベンゾチアゾリル
チオ)メチル]フェノール 22.8部のビスフェノールA、33.4部の2−メル
カプトベンゾチアゾール、6部のパラホルムアルデヒ
ド、2部のジ−n−ブチルアミンおよび250部のトル
エンを3時間にわたり還流する。得られた溶液を蒸発す
ると、45.4部の4−[4−ヒドロキシ−α,α−ジ
メチルベンジル]−2−[(2−ベンゾチアゾリルチ
オ)メチル]フェノールを得る。1 HNMR(CDCl3 中):δ1.6ppm (6H);
δ4.5ppm (2H);δ6.6−8ppm (11H);
δ8.7ppm (2H;移動可能) 観察された元素分析:C,64.93;H,4.97;
N,4.13%
【0077】実施例5 実施例4の生成物 12.5部がエポキシ樹脂とポリカ
プロラクトンジオールと共に含まれている以外は同じに
して、実施例1(A)における手順を繰り返す。このよ
うにして変性した電着性ラッカー成分の最終収量は78
7重量部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C25D 13/10 B (72)発明者 アダルベルト ブレイク ドイツ連邦共和国,ヴァイル−フリートリ ンゲン 7858

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面塗料の皮膜形成結合剤成分に、式IA
    またはIB: 【化1】 〔式中,Rの各々は、独立して、水素原子、炭素原子数
    1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし20の
    アルケニル基、炭素原子数1ないし4のハロゲノアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原
    子数1ないし12のアルキルチオ基、フェニルチオ基、
    ベンジルチオ基、炭素原子数1ないし12のアルキルス
    ルホニル基、フェニル基、炭素原子数7ないし15のア
    ルキルフェニル基、炭素原子数7ないし10のフェニル
    アルキル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル
    基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル
    基、COO(炭素原子数1ないし4のアルキル)基、ヒ
    ドロキシ基、アミノ基、NHR 3 、N(R3 2 、CO
    NH2 、CONHR3 、CON(R3 2 、一個のO
    −、N−またはS−原子により中断された炭素原子数1
    ないし12のアルキル基、NCO、炭素原子数1ないし
    4のアルキレン−NCO、エポキシ基、炭素原子数1な
    いし4のアルキレンエポキシ基、CHOまたはCOR3
    基を表し;R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12の
    アルキル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のア
    ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基または
    ニトロ基により所望により置換されていてもよいフェニ
    ル基を表すか、またはR1 はピリジル基、チエニル基ま
    たはフリル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数
    1ないし4のアルキル基を表し;R3 は炭素原子数1な
    いし12のアルキル基、一個またはそれ以上のO−原子
    により中断されている炭素原子数3ないし12のアルキ
    ル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、ベン
    ジル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはニト
    ロ基により所望により置換されていてもよいフェニル基
    を表すか;または2個の基:R3 は、それらが結合して
    いるN−原子と一緒になってピロリジノ、ピペリジノま
    たはモルホリノ残基を形成することができ;R4 は水素
    原子、(CH2 )m CO2 H、(CH2 )m CO
    2 8 、 【化2】 (CH2 )m NCO、(CH2 )m OH、(CH2 )m
    OSi(CH3 3 、Si(CH3 3 、SO2 8
    CONHR3 、CON(R3 2 、C(=S)NHR3
    またはC(=S)N(R3 2 を表し;mは1ないし2
    0の整数を表し;R5 とR6 は、独立して、水素原子、
    ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
    シアノ基、ニトロ基、炭素原子数1ないし20のアルキ
    ル基、(CH2 )n CO2 8 、(CH2 )n CONH
    3 、(CH2 )n CON(R32 、炭素原子数3な
    いし20のアルケニル基、炭素原子数7ないし10のフ
    ェニルアルキル基、フェニル基、炭素原子数5ないし8
    のシクロアルキル基または式IIAまたはIIB: 【化3】 (式中,R、R1 とR2 はそれらの前述の意味を持
    つ。)の基を表し;R7 は水素原子、炭素原子数1ない
    し20のアルキル基、一個のO−、N−またはS−原子
    により中断された炭素原子数1ないし20のアルキル
    基;炭素原子数3ないし20のアルケニル基、 【化4】 (CH2 )n OH、ヒドロキシ基、(CH2 )n NC
    O、(CH2 )n CO2 H、(CH2 )n CO2 8
    (CH2 )n Si(OCH3 3 またはCHOを表す
    か、またはR7 は式: 【化5】 (式中,R10はR1 の意味の一つを持つがR1 と同一の
    意味を必ずしも持たず、R20はR2 の意味の一つを持つ
    がR2 と同一の意味を必ずしも持たず、R40はR4 の意
    味の一つを持つがR4 と同一の意味を必ずしも持たず、
    50はR5 の意味の一つを持つがR5 と同一の意味を必
    ずしも持たず、R60はR6 の意味の一つを持つがR6
    同一の意味を必ずしも持たず、そしてR70はR7 の意味
    の一つを持つがそれと同一の意味を必ずしも持たな
    い。)の残基を表し;またはR5 とR7 、またはR6
    7 は、フェノールまたはフェノキシ環に融合して、炭
    素環または複素環を形成することができ、その際そのヘ
    テロ原子はO、NまたはSであり、そしてその環は炭素
    原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
    のアルコキシ基またはハロゲン原子の置換基で所望によ
    り置換されていてもよく、但し、R4 が水素原子を表す
    場合、R7 は水素原子または炭素原子数1ないし20の
    アルキル基以外の上で定義した意味の一つを持ち;R8
    はハロゲン原子またはヒドロキシ基により任意に置換さ
    れていてよい炭素原子数1ないし20のアルキル基を表
    すか、または一個またはそれ以上のO−原子により中断
    されていて一個またはそれ以上のヒドロキシ基、フェニ
    ル基、炭素原子数7ないし15のアルキルフェニル基ま
    たは炭素原子数7ないし10のフェニルアルキル基によ
    り置換されている炭素原子数3ないし20のアルキル基
    を表し;そしてnは0または1ないし20の整数を表
    す。〕を持つ化合物を反応させることからなる腐蝕抑制
    表面塗料の製造法。
  2. 【請求項2】皮膜形成結合剤成分がエポキシド樹脂、ポ
    リウレタン樹脂、アミノプラスト樹脂、またはそのよう
    な樹脂の混合物;または酸性樹脂の塩基性水性分散液ま
    たは溶液である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】皮膜形成反応体が、水を基材にした塗料組
    成物のための結合剤である請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】結合剤が、アルキド樹脂、アクリル樹脂、
    二液エポキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂、水希釈性フ
    ェノール樹脂またはそれらの分散液、水希釈性尿素樹脂
    またはビニル/アクリル樹脂である請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】エポキシ樹脂が、芳香族ポリオールに基づ
    くエポキシ樹脂である請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】芳香族ポリオールがビスフェノールである
    請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】式IAまたはIBの化合物中で、一個のR
    が水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素
    原子数1ないし4のアルコキシ基、トリフルオロメチル
    基、ハロゲン原子またはニトロ基を表しそして他の三個
    の基Rが水素原子を表す請求項1ないし6のいずれかに
    記載の方法。
  8. 【請求項8】式IAまたはIBの化合物中で、R1 が水
    素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル
    基またはフリル基を表し、そしてR2 が水素原子を表す
    請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】R1 とR2 が水素原子を表す請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】式IAまたはIBの化合物中で、R4
    請求項1で定義されたとおりであり、R5 とR6 は、独
    立して、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル
    基、アリル基、炭素原子数7ないし10のフェニルアル
    キル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロゲ
    ン原子、フェニル基、シクロヘキシル基または基:−C
    2 CH2 COOR8 (式中,R8 は炭素原子数1ない
    し18のアルキル基または一個またはそれ以上の酸素原
    子により中断されている炭素原子数3ないし20のアル
    キル基を表す。)を表し、そしてR7 は水素原子、炭素
    原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数3な
    いし10のアルケニル基を表し、ただしR4 が水素原子
    を表すときは、R7 は炭素原子数3ないし18のアルケ
    ニル基を表す請求項1ないし9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】塗料組成物に常用される一種以上の顔
    料、染料、増量剤および他の常用の添加剤が、最終の表
    面塗料の製造法の間に混和される請求項1ないし10の
    いずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】その中に塩基性の増量剤または顔料が混
    和される請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】更に有機、金属−有機または無機腐蝕抑
    制剤が混和される請求項11または12に記載の方法。
  14. 【請求項14】使用される式IAと式IBの化合物の量
    が、塗料の固体含有量を基準にして0.01−20重量
    %の範囲にある請求項1ないし13のいずれかに記載の
    方法。
  15. 【請求項15】製造される表面塗料が水性電着性塗料で
    ある請求項1ないし14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15のいずれかに記載の
    方法により製造される表面塗料。
  17. 【請求項17】金属支持体のための下塗り剤としての請
    求項16に記載の表面塗料の使用法。
  18. 【請求項18】金属基材が鉄、スチール、銅、アルミニ
    ウム、アルミニウム合金または亜鉛である請求項17記
    載の使用法。
  19. 【請求項19】式IAまたはIB: 【化6】 〔式中,Rの各々は、独立して、水素原子、炭素原子数
    1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし20の
    アルケニル基、炭素原子数1ないし4のハロゲノアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原
    子数1ないし12のアルキルチオ基、フェニルチオ基、
    ベンジルチオ基、炭素原子数1ないし12のアルキルス
    ルホニル基、フェニル基、炭素原子数7ないし15のア
    ルキルフェニル基、炭素原子数7ないし10のフェニル
    アルキル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル
    基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル
    基、COO(炭素原子数1ないし4のアルキル)基、ヒ
    ドロキシ基、アミノ基、NHR3 、N(R3 2 、CO
    NH2 、CONHR3 、CON(R3 2 、一個のO
    −、N−またはS−原子により中断された炭素原子数1
    ないし12のアルキル基、NCO、炭素原子数1ないし
    4のアルキレン−NCO、エポキシ基、炭素原子数1な
    いし4のアルキレンエポキシ基、CHOまたはCOR3
    基を表し;R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12の
    アルキル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のア
    ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基または
    ニトロ基により所望により置換されていてもよいフェニ
    ル基を表すか、またはR1 はピリジル基、チエニル基ま
    たはフリル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数
    1ないし4のアルキル基を表し;R3 は炭素原子数1な
    いし12のアルキル基、一個またはそれ以上のO−原子
    により中断されている炭素原子数3ないし12のアルキ
    ル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、ベン
    ジル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはニト
    ロ基により所望により置換されていてもよいフェニル基
    を表すか;または2個の基:R3 は、それらが結合して
    いるN−原子と一緒になってピロリジノ、ピペリジノま
    たはモルホリノ残基を形成することができ;R4 は水素
    原子、(CH2 )m CO2 H、(CH2 )m CO
    2 8 、 【化7】 (CH2 )m NCO、(CH2 )m OH、(CH2 )m
    OSi(CH3 3 、Si(CH3 3 、SO2 8
    CONHR3 、CON(R3 2 、C(=S)NHR3
    またはC(=S)N(R3 2 を表し;R5 とR6 は、
    独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ない
    し4のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数
    1ないし20のアルキル基、(CH2 )n CO2 8
    (CH2 )n CONHR3 、(CH2 )n CON
    (R32 、炭素原子数3ないし20のアルケニル基、
    炭素原子数7ないし10のフェニルアルキル基、フェニ
    ル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基または
    式IIAまたはIIB: 【化8】 (式中,R、R1 とR2 はそれらの前述の意味を持
    つ。)の基を表し;R7 は水素原子、炭素原子数1ない
    し20のアルキル基、一個のO−、N−またはS−原子
    により中断された炭素原子数1ないし20のアルキル
    基;炭素原子数3ないし20のアルケニル基、 【化9】 (CH2 )n OH、ヒドロキシ基、(CH2 )n NC
    O、(CH2 )n CO2 H、(CH2 )n CO2 8
    (CH2 )n Si(OCH3 3 またはCHOを表す
    か、またはR7 は式: 【化10】 (式中,R10はR1 の意味の一つを持つがR1 と同一の
    意味を必ずしも持たず、R20はR2 の意味の一つを持つ
    がR2 と同一の意味を必ずしも持たず、R40はR4 の意
    味の一つを持つがR4 と同一の意味を必ずしも持たず、
    50はR5 の意味の一つを持つがR5 と同一の意味を必
    ずしも持たず、R60はR6 の意味の一つを持つがR6
    同一の意味を必ずしも持たず、そしてR70はR7 の意味
    の一つを持つがそれと同一の意味を必ずしも持たな
    い。)の残基を表し;またはR5 とR7 、またはR6
    7 は、フェノールまたはフェノキシ環に融合して、炭
    素環または複素環を形成することができ、その際そのヘ
    テロ原子はO、NまたはSであり、そしてその環は炭素
    原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
    のアルコキシ基またはハロゲン原子の置換基で所望によ
    り置換されていてもよく、但し、R4 が水素原子を表す
    場合、R7 は水素原子または炭素原子数1ないし20の
    アルキル基以外の上で定義した意味の一つを持ち;R8
    はハロゲン原子またはヒドロキシ基により任意に置換さ
    れていてよい炭素原子数1ないし20のアルキル基を表
    すか、または一個またはそれ以上のO−原子により中断
    されていて一個またはそれ以上のヒドロキシ基、フェニ
    ル基、炭素原子数7ないし15のアルキルフェニル基ま
    たは炭素原子数7ないし10のフェニルアルキル基によ
    り置換されている炭素原子数3ないし20のアルキル基
    を表し;mは1ないし20の整数を表し;そしてnは0
    または1ないし20の整数を表す。〕を持つ化合物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07196977A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Dainippon Toryo Co Ltd 塗料組成物及び被覆アルミニウム材

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