JPH05286814A - 3−イソチアゾロン化合物類用のアルケン安定化剤 - Google Patents
3−イソチアゾロン化合物類用のアルケン安定化剤Info
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- JPH05286814A JPH05286814A JP4335310A JP33531092A JPH05286814A JP H05286814 A JPH05286814 A JP H05286814A JP 4335310 A JP4335310 A JP 4335310A JP 33531092 A JP33531092 A JP 33531092A JP H05286814 A JPH05286814 A JP H05286814A
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- A01N25/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
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- A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 3−イソチアゾロン化合物類の改良された安
定化方法を提供する。 【構成】 下記式; [式中、R及びR1 は、水素、ハロゲン、(C1 〜C
4 )アルキル基など、Yは、水素、炭素原子数1〜18
のアルキル、置換アルキルなど、である]で示される3
−イソチアゾロン化合物類を化学分解に対して安定化す
る方法であり、3−イソチアゾロン化合物を安定化する
のに十分な量のアルケン(ノルボルネン、シクロヘキセ
ン、シクロヘキサジェン、テトラデセン)を導入する安
定化方法。
定化方法を提供する。 【構成】 下記式; [式中、R及びR1 は、水素、ハロゲン、(C1 〜C
4 )アルキル基など、Yは、水素、炭素原子数1〜18
のアルキル、置換アルキルなど、である]で示される3
−イソチアゾロン化合物類を化学分解に対して安定化す
る方法であり、3−イソチアゾロン化合物を安定化する
のに十分な量のアルケン(ノルボルネン、シクロヘキセ
ン、シクロヘキサジェン、テトラデセン)を導入する安
定化方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】I.発明の背景 A.発明の分野 本発明は、3−イソチアゾロン化合物類の安定化に関す
る。
る。
【0002】B.従来技術の説明 3−イソチアゾロン類は最も成功した商業ベースの殺生
物剤の一つであるが、化学的不安定性に関する問題があ
る。多くの安定化剤及び安定化方法が提案され使用され
ているが、それらの中にはローム・アンド・ハース社へ
譲渡された特許出願の中で開示されているものもある。
物剤の一つであるが、化学的不安定性に関する問題があ
る。多くの安定化剤及び安定化方法が提案され使用され
ているが、それらの中にはローム・アンド・ハース社へ
譲渡された特許出願の中で開示されているものもある。
【0003】金属硝酸塩(この分野では「塩」と言われ
る)は、イソチアゾロン類を安定化させるために使用さ
れている。しかし、塩安定化剤は、ある種の不都合を有
している。塩を含まない系は、アミック等によって、米
国特許第4,824,957号によって提案されている
が、ある種のアルコール溶媒を必要とする。アミックの
系は、アミックの系におけるグリコール類が炭化水素中
では混和しないため、殺生物剤が炭化水素類を保護する
ある種の系においては不利である。
る)は、イソチアゾロン類を安定化させるために使用さ
れている。しかし、塩安定化剤は、ある種の不都合を有
している。塩を含まない系は、アミック等によって、米
国特許第4,824,957号によって提案されている
が、ある種のアルコール溶媒を必要とする。アミックの
系は、アミックの系におけるグリコール類が炭化水素中
では混和しないため、殺生物剤が炭化水素類を保護する
ある種の系においては不利である。
【0004】II.発明の要約 本発明は3−イソチアゾロン化合物類の改良された安定
化方法を提供することを目的とする。さらに、3−イソ
チアゾロン化合物類及び溶媒を含む安定化された組成物
類を提供することを目的とする。そして更なる目的は、
炭化水素溶媒を含むシステムにおいて3−イソチアゾロ
ン化合物類の安定化を提供することである。
化方法を提供することを目的とする。さらに、3−イソ
チアゾロン化合物類及び溶媒を含む安定化された組成物
類を提供することを目的とする。そして更なる目的は、
炭化水素溶媒を含むシステムにおいて3−イソチアゾロ
ン化合物類の安定化を提供することである。
【0005】これらの目的、及び以下における開示から
明らかになる他の目的は本発明により達成される。本発
明は、一態様において、3−イソチアゾロン化合物を安
定化させるのに有効量のアルケンを導入することを含
む、化学分解に対して3−イソチアゾロン化合物類を安
定化させる方法を包含するものである。他の態様におい
て、本発明は、3−イソチアゾロン化合物及び該3−イ
ソチアゾロン化合物を安定化させるために十分な量のア
ルケンを包む組成物を包含するものである。
明らかになる他の目的は本発明により達成される。本発
明は、一態様において、3−イソチアゾロン化合物を安
定化させるのに有効量のアルケンを導入することを含
む、化学分解に対して3−イソチアゾロン化合物類を安
定化させる方法を包含するものである。他の態様におい
て、本発明は、3−イソチアゾロン化合物及び該3−イ
ソチアゾロン化合物を安定化させるために十分な量のア
ルケンを包む組成物を包含するものである。
【0006】III.発明の詳細な説明及び好ましい実
施態様 好適なアルケン類としては、少なくとも3つの炭素原子
を有する置換又は非置換の線状又は環状のもの、例え
ば、プロピレン、ブチレン及び高級線状アルケン類、並
びに環状又は多環式のアルケン類がある。好ましい環状
及び二環式のアルケン類は、場合により、(C1 〜C
8 )アルキル、(C1 〜C8 )アルケニル、(C1 〜C
8 )アルキニル及び(C1 〜C4 )アルコキシからなる
群から選ばれる1以上の基で置換された(C5 〜C7 )
シクロ−及び(C6 〜C14)ビシクロアルケン類からな
る群から選ばれるものである。
施態様 好適なアルケン類としては、少なくとも3つの炭素原子
を有する置換又は非置換の線状又は環状のもの、例え
ば、プロピレン、ブチレン及び高級線状アルケン類、並
びに環状又は多環式のアルケン類がある。好ましい環状
及び二環式のアルケン類は、場合により、(C1 〜C
8 )アルキル、(C1 〜C8 )アルケニル、(C1 〜C
8 )アルキニル及び(C1 〜C4 )アルコキシからなる
群から選ばれる1以上の基で置換された(C5 〜C7 )
シクロ−及び(C6 〜C14)ビシクロアルケン類からな
る群から選ばれるものである。
【0007】好ましいアルケン類は、ノルボルネン、シ
クロヘキセン及び1−テトラデセンである。3−イソチ
アゾロン化合物とアルケンとの好ましい重量比は、約
1:100〜10:1である。
クロヘキセン及び1−テトラデセンである。3−イソチ
アゾロン化合物とアルケンとの好ましい重量比は、約
1:100〜10:1である。
【0008】好ましい組成物類は、「塩を含まない」、
すなわち、金属塩を含まずかつ水を含まないものであ
る。エチレンアセテート、又はイソプロパノール、2−
ブタノール、ジプロピレングリコールのようなヒドロキ
シ化合物類及び炭化水素のような溶媒が適当である。3
−イソチアゾロンの好ましい濃度は約0.1〜20重量
%、より好ましくは約1〜10重量%である。アルケン
類は、3−イソチアゾロン殺生物化合物又はそれらの溶
液に、イソチアゾロン殺生物剤を安定化させるために十
分な量、単純に加えることによって、導入することがで
きる。
すなわち、金属塩を含まずかつ水を含まないものであ
る。エチレンアセテート、又はイソプロパノール、2−
ブタノール、ジプロピレングリコールのようなヒドロキ
シ化合物類及び炭化水素のような溶媒が適当である。3
−イソチアゾロンの好ましい濃度は約0.1〜20重量
%、より好ましくは約1〜10重量%である。アルケン
類は、3−イソチアゾロン殺生物化合物又はそれらの溶
液に、イソチアゾロン殺生物剤を安定化させるために十
分な量、単純に加えることによって、導入することがで
きる。
【0009】安定化されたイソチアゾロン類は、通常の
方法で用いて、細菌、菌又は藻の成長を抑制することが
でき、普通の方法で、すなわち、汚染された対象中又は
対象上へ組成物類を混合することによって使用すること
ができる。
方法で用いて、細菌、菌又は藻の成長を抑制することが
でき、普通の方法で、すなわち、汚染された対象中又は
対象上へ組成物類を混合することによって使用すること
ができる。
【0010】3−イソチアゾロン殺生物剤は、該殺生物
剤が有機相及び水相の双方において可溶性であるため、
特に有機相及び水相の双方を有する系、例えば、燃料貯
蔵タンクを保護するものとして特に好適である。本発明
で使用されるアルケン類は、有機相において可溶であ
る。特に、適当な対象は、自動車燃料である。
剤が有機相及び水相の双方において可溶性であるため、
特に有機相及び水相の双方を有する系、例えば、燃料貯
蔵タンクを保護するものとして特に好適である。本発明
で使用されるアルケン類は、有機相において可溶であ
る。特に、適当な対象は、自動車燃料である。
【0011】好適な3−イソチアゾロン化合物類は、殺
生物化合物類として作用するものであり、一般に次式;
生物化合物類として作用するものであり、一般に次式;
【化3】 [式中、R及びR1 は、独立して、水素、ハロゲン若し
くは(C1 〜C4 )アルキル基から選ばれるか、又は、
結合して飽和、非飽和若しくは芳香族5若しくは6員炭
素縮合環を形成していてもよく;Yは、水素、炭素原子
数1〜18のアルキル又は置換アルキル、炭素原子数2
〜8の非置換又はハロ置換アルケニル又はアルキニル、
炭素原子数3〜12のシクロアルキル又は置換シクロア
ルキル、炭素原子数10までのアラルキル又はハロ−、
(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C1 〜C4 )アル
コキシ−置換アラルキル、炭素原子数10までのアリー
ル又はハロ−、(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C
1 〜C4 )アルコキシ−置換アリールである]で示され
る。特に好適な3−イソチアゾロン類は、5−クロロ−
2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−3−イ
ソチアゾロン及び4,5−ジクロロ−2−n−オクチル
−3−イソチアゾロンである。以下の実施例により本発
明のいくつかの実施態様を説明する。
くは(C1 〜C4 )アルキル基から選ばれるか、又は、
結合して飽和、非飽和若しくは芳香族5若しくは6員炭
素縮合環を形成していてもよく;Yは、水素、炭素原子
数1〜18のアルキル又は置換アルキル、炭素原子数2
〜8の非置換又はハロ置換アルケニル又はアルキニル、
炭素原子数3〜12のシクロアルキル又は置換シクロア
ルキル、炭素原子数10までのアラルキル又はハロ−、
(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C1 〜C4 )アル
コキシ−置換アラルキル、炭素原子数10までのアリー
ル又はハロ−、(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C
1 〜C4 )アルコキシ−置換アリールである]で示され
る。特に好適な3−イソチアゾロン類は、5−クロロ−
2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−3−イ
ソチアゾロン及び4,5−ジクロロ−2−n−オクチル
−3−イソチアゾロンである。以下の実施例により本発
明のいくつかの実施態様を説明する。
【0012】
実施例1 2−ブタノール中の5−クロロ−2−メチル−3−イソ
チアゾロン及びノルボルネン 2−ブタノール中に、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロン及びノルボルネンを溶解し(5−クロロ−
2−メチル−3−イソチアゾロン及びノルボルネン:2
−ブタノール=20:80)、異なる量のノルボルネン
を添加することによって、5種類の試料を調製した。こ
の試料を55℃のオーブンに入れて、定期的に分析し
た。結果を表1に示す。
チアゾロン及びノルボルネン 2−ブタノール中に、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロン及びノルボルネンを溶解し(5−クロロ−
2−メチル−3−イソチアゾロン及びノルボルネン:2
−ブタノール=20:80)、異なる量のノルボルネン
を添加することによって、5種類の試料を調製した。こ
の試料を55℃のオーブンに入れて、定期的に分析し
た。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】2−ブタノール中におけるノルボルネンによる
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの安定化 所定期間後に残存する ノルボルネン(%) 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(%) 0日 14日 34日 0 20.1 22.4 <0.1 4.2 19.0 19.2 20.1 7.9 18.1 18.9 19.9 11.3 17.5 17.8 17.8 16.0 15.8 17.6 22.8
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの安定化 所定期間後に残存する ノルボルネン(%) 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(%) 0日 14日 34日 0 20.1 22.4 <0.1 4.2 19.0 19.2 20.1 7.9 18.1 18.9 19.9 11.3 17.5 17.8 17.8 16.0 15.8 17.6 22.8
【0014】実施例2 2−プロパノール中の5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロン及びノルボルネン 2−プロパノール中に、5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロンを溶解(5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロン:2−プロパノール=20:80)する
ことによって2つの試料を調製した。一方は対照用とし
て使用し、他方へノルボルネンを添加した。双方の試料
を55℃のオーブンに入れて、定期的に分析した。使用
した2−プロパノールが痕跡量の水を有していることに
留意すべきである。
ソチアゾロン及びノルボルネン 2−プロパノール中に、5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロンを溶解(5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロン:2−プロパノール=20:80)する
ことによって2つの試料を調製した。一方は対照用とし
て使用し、他方へノルボルネンを添加した。双方の試料
を55℃のオーブンに入れて、定期的に分析した。使用
した2−プロパノールが痕跡量の水を有していることに
留意すべきである。
【0015】
【表2】2−プロパノール中におけるノルボルネンによ
る5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの安定
化 所定期間後に残存する ノルボルネン(%) 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(%) 0日 14日 34日 0 19.4 19.5 <0.1 8.8 16.9 17.5 17.0
る5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの安定
化 所定期間後に残存する ノルボルネン(%) 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(%) 0日 14日 34日 0 19.4 19.5 <0.1 8.8 16.9 17.5 17.0
【0016】実施例3 2−プロパノール中の5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの混
合物及びノルボルネン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(商品名KathonSF)の混合物溶液
を、2−プロパノール(16.1g)中で調製した。こ
の溶液を6個のバイアルに分配し、変化させた量のノル
ボルネンを添加した。それらを55℃のオーブンに入れ
て、定期的に分析した。結果を表3に示す。
ソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの混
合物及びノルボルネン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(商品名KathonSF)の混合物溶液
を、2−プロパノール(16.1g)中で調製した。こ
の溶液を6個のバイアルに分配し、変化させた量のノル
ボルネンを添加した。それらを55℃のオーブンに入れ
て、定期的に分析した。結果を表3に示す。
【0017】
【表3】2−プロパノール中におけるノルボルネンによ
る5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2
−メチル−3−イソチアゾロンの安定化 X日後の残存量(%) ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 12日 30日 0日 12日 30日 0 4.9 0.4 0.7 12.3 0.5 <0.1 3 4.7 4.4 3.9 11.8 12.4 12.8 6.3 4.5 4.3 4.0 11.6 11.6 11.4 11.8 4.2 4.0 3.9 10.7 10.9 10.9 16.7 4.0 3.9 3.7 10.1 10.4 10.3 21.0 3.9 3.8 3.7 9.9 10.2 10.1
る5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2
−メチル−3−イソチアゾロンの安定化 X日後の残存量(%) ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 12日 30日 0日 12日 30日 0 4.9 0.4 0.7 12.3 0.5 <0.1 3 4.7 4.4 3.9 11.8 12.4 12.8 6.3 4.5 4.3 4.0 11.6 11.6 11.4 11.8 4.2 4.0 3.9 10.7 10.9 10.9 16.7 4.0 3.9 3.7 10.1 10.4 10.3 21.0 3.9 3.8 3.7 9.9 10.2 10.1
【0018】このように、5−クロロ−2−メチル−3
−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロン
のいずれも完全にノルボルネンで安定化される。
−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロン
のいずれも完全にノルボルネンで安定化される。
【0019】実施例4(比較) 2%の水を加えた2−プロパノール中における5−クロ
ロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3
−イソチアゾロンとの混合物及びノルボルネン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.11g)の溶液を、2−プロパノー
ル(12.1g)中で調製した。この溶液を6個のバイ
アル中に分配した。水(2%)及び変化させた量のノル
ボルネンを添加した。これらを55℃のオーブンに入れ
て、定期的に分析した。結果を表4に示す。
ロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3
−イソチアゾロンとの混合物及びノルボルネン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.11g)の溶液を、2−プロパノー
ル(12.1g)中で調製した。この溶液を6個のバイ
アル中に分配した。水(2%)及び変化させた量のノル
ボルネンを添加した。これらを55℃のオーブンに入れ
て、定期的に分析した。結果を表4に示す。
【0020】
【表4】ノルボルネン/2−プロパノール/水系中にお
ける5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び
2−メチル−3−イソチアゾロン用の安定化剤としての
ノルボルネン ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 7日 21日 0日 7日 21日 0 1.7 0.22 − 12.2 0.23 − 1.2 2.3 0.14 − 16.7 0.09 − 2.3 2.3 0.08 − 16.5 0.09 − 4.2 2.2 0.10 − 16.2 0.07 − 8.1 2.2 0.10 − 15.7 <0.1 − 14.1 2.0 0.97 0.1 14.7 13.5 <0.1
ける5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び
2−メチル−3−イソチアゾロン用の安定化剤としての
ノルボルネン ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 7日 21日 0日 7日 21日 0 1.7 0.22 − 12.2 0.23 − 1.2 2.3 0.14 − 16.7 0.09 − 2.3 2.3 0.08 − 16.5 0.09 − 4.2 2.2 0.10 − 16.2 0.07 − 8.1 2.2 0.10 − 15.7 <0.1 − 14.1 2.0 0.97 0.1 14.7 13.5 <0.1
【0021】これらの結果は、溶液中の約2%の水の存
在が、ノルボルネンの安定化特性を大きく低下させるこ
とを示している。中には、AIに対しほぼ同等の重量%
のノルボルネンを使用した場合に、安定性が認められた
ものもある。
在が、ノルボルネンの安定化特性を大きく低下させるこ
とを示している。中には、AIに対しほぼ同等の重量%
のノルボルネンを使用した場合に、安定性が認められた
ものもある。
【0022】実施例5 0.5%の水を含有するジプロピレングリコール中にお
ける、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと
2−メチル−3−イソチアゾロンとの混合物のノルボル
ネンによる安定化 19.9gのジプロピレングリコールへ0.1gの水を
添加した。これへ5−クロロ−2−メチル−3−イソチ
アゾロン(「5−クロロ」)及び2−メチル−3−イソ
チアゾロン(「2−メチル」)を添加した。この溶液を
6個のバイアルに分配し、変化させた量のノルボルネン
を添加した。バイアルを55℃のオーブンに入れて、定
期的に分析した。結果を表5に示す。
ける、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと
2−メチル−3−イソチアゾロンとの混合物のノルボル
ネンによる安定化 19.9gのジプロピレングリコールへ0.1gの水を
添加した。これへ5−クロロ−2−メチル−3−イソチ
アゾロン(「5−クロロ」)及び2−メチル−3−イソ
チアゾロン(「2−メチル」)を添加した。この溶液を
6個のバイアルに分配し、変化させた量のノルボルネン
を添加した。バイアルを55℃のオーブンに入れて、定
期的に分析した。結果を表5に示す。
【0023】
【表5】DPG(水0.5%)中における、5−クロロ
−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3
−イソチアゾロンのノルボルネンによる安定化 ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 14日 30日 0日 14日 30日 1.6 4.4 0.18 − 11.7 0 − 3.2 4.3 3.3 0.6 11.5 10.4 0.1 6.5 4.2 3.7 2.7 11.2 10.8 10.1 9.0 4.1 3.7 3.3 11.0 10.7 10.4 14.3 4.4 3.6 3.3 10.5 10.2 9.7 0 4.5 0.6 − 11.7 0.0 0
−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3
−イソチアゾロンのノルボルネンによる安定化 ノルボルネン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 14日 30日 0日 14日 30日 1.6 4.4 0.18 − 11.7 0 − 3.2 4.3 3.3 0.6 11.5 10.4 0.1 6.5 4.2 3.7 2.7 11.2 10.8 10.1 9.0 4.1 3.7 3.3 11.0 10.7 10.4 14.3 4.4 3.6 3.3 10.5 10.2 9.7 0 4.5 0.6 − 11.7 0.0 0
【0024】実施例6 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−
メチル−3−イソチアゾロン混合物用の安定化剤として
のシクロヘキセン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.6g)の溶液を、17gのジプロピ
レングリコール中に溶解した。この溶液を6個のバイア
ルに3gずつ分配し、変化させた量のシクロヘキセンを
添加した。バイアルを55℃で加熱して、定期的に分析
した。結果を表6に示す。
メチル−3−イソチアゾロン混合物用の安定化剤として
のシクロヘキセン 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.6g)の溶液を、17gのジプロピ
レングリコール中に溶解した。この溶液を6個のバイア
ルに3gずつ分配し、変化させた量のシクロヘキセンを
添加した。バイアルを55℃で加熱して、定期的に分析
した。結果を表6に示す。
【0025】
【表6】DPG中における5−クロロ−2−メチル−3
−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロン
混合物のシクロヘキセンによる安定化 シクロヘキセン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 13日 30日 0日 13日 30日 0 5.0 0.49 − 11.4 <0.1 − 3.2 4.7 0.35 − 10.1 0.19 − 6.8 4.6 0.23 − 10.9 0.10 − 9.1 4.5 0.95 0.66 10.6 8.6 0.0 11.8 4.4 0.59 0.62 10.5 7.9 0.0 16.7 4.3 2.6 0.46 10.2 9.0 0.0
−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロン
混合物のシクロヘキセンによる安定化 シクロヘキセン(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 13日 30日 0日 13日 30日 0 5.0 0.49 − 11.4 <0.1 − 3.2 4.7 0.35 − 10.1 0.19 − 6.8 4.6 0.23 − 10.9 0.10 − 9.1 4.5 0.95 0.66 10.6 8.6 0.0 11.8 4.4 0.59 0.62 10.5 7.9 0.0 16.7 4.3 2.6 0.46 10.2 9.0 0.0
【0026】これらの結果は、シクロヘキセンが安定化
剤として作用することを示している。使用されるイソチ
アゾロンのバッチはすでに暗色であったため(その後の
分析で5%の分解が示された)、そのデータからは出発
原料の純粋なバッチから期待される結果が示されなかっ
た。
剤として作用することを示している。使用されるイソチ
アゾロンのバッチはすでに暗色であったため(その後の
分析で5%の分解が示された)、そのデータからは出発
原料の純粋なバッチから期待される結果が示されなかっ
た。
【0027】実施例7(比較) 2−プロパノール中における5−クロロ−2−メチル−
3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロン
との混合物の3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(DH
P)による試験的な安定化 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.6g)の溶液を、不純物として水を
含有する2−プロパノール(16.1g)中で調製し、
6個のバイアルに分配した。変化させた量のDHPを添
加し、バイアルを55℃のオーブンに入れた。活性成分
の分析を定期的に行った。以下の結果(表7)によっ
て、DHPは、アルコール−水系においてイソチアゾロ
ンの安定性に何ら寄与していないことが示される。DH
Pは燃料のような炭化水素系においてはイソチアゾロン
を安定化させるだろうと考えられる。
3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロン
との混合物の3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(DH
P)による試験的な安定化 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(「5−
クロロ」)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(「2
−メチル」)(3.6g)の溶液を、不純物として水を
含有する2−プロパノール(16.1g)中で調製し、
6個のバイアルに分配した。変化させた量のDHPを添
加し、バイアルを55℃のオーブンに入れた。活性成分
の分析を定期的に行った。以下の結果(表7)によっ
て、DHPは、アルコール−水系においてイソチアゾロ
ンの安定性に何ら寄与していないことが示される。DH
Pは燃料のような炭化水素系においてはイソチアゾロン
を安定化させるだろうと考えられる。
【0028】
【表7】2−プロパノール中の5−クロロ−2−メチル
−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾ
ロン及びDHP DHP(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 12日 0日 12日 0 5.3 0.4 11.6 0.4 3.5 5.1 0.7 11.1 0.1 6.3 5.0 0.6 10.8 0.1 11.8 4.2 0.7 10.2 0.6 16.7 4.4 0.7 9.7 0.5 21.1 4.2 0.6 9.2 0.4
−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾ
ロン及びDHP DHP(%) 2−メチル(%) 5−クロロ(%) 0日 12日 0日 12日 0 5.3 0.4 11.6 0.4 3.5 5.1 0.7 11.1 0.1 6.3 5.0 0.6 10.8 0.1 11.8 4.2 0.7 10.2 0.6 16.7 4.4 0.7 9.7 0.5 21.1 4.2 0.6 9.2 0.4
【0029】実施例8(比較) 試験したが、2−プロパノール/水系においてはいかな
る安定化特性も示さなかった他のオレフィン類として
は、シクロオクテン、ジシクロペンタジエン及びインデ
ンがあった。しかしながら、これらのアルケン類は、非
水性系においては殺生物剤を安定化する作用があるだろ
うと考えられる。
る安定化特性も示さなかった他のオレフィン類として
は、シクロオクテン、ジシクロペンタジエン及びインデ
ンがあった。しかしながら、これらのアルケン類は、非
水性系においては殺生物剤を安定化する作用があるだろ
うと考えられる。
【0030】実施例9 比率3:1の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾ
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの混合物3重
量部、灯油(64重量部)とジエチレングリコールブチ
ルエーテル(20重量部)の混合物94重量部を含む配
合物中に、ノルボルネン安定化剤3重量部を添加した。
対照試料はノルボルネンを含ませなかった。55℃で8
週間後、対照試料には5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンは残留していなかったが、本発明の組成物
には、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンが
100%残留していた。
ロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの混合物3重
量部、灯油(64重量部)とジエチレングリコールブチ
ルエーテル(20重量部)の混合物94重量部を含む配
合物中に、ノルボルネン安定化剤3重量部を添加した。
対照試料はノルボルネンを含ませなかった。55℃で8
週間後、対照試料には5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンは残留していなかったが、本発明の組成物
には、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンが
100%残留していた。
【0031】実施例10 1重量部のノルボルネンを使用したことを除いて実施例
9を繰り返した。55℃で8週間後、5−クロロ−2−
メチル−3−イソチアゾロンの損失は全くみられなかっ
た。
9を繰り返した。55℃で8週間後、5−クロロ−2−
メチル−3−イソチアゾロンの損失は全くみられなかっ
た。
【0032】実施例11 安定化剤として1−テトラデセンを使用したことを除い
て実施例9を繰り返した結果、55℃で4週間後には、
残留する5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン
は86%となり、8週間までには完全に消失していた。
て実施例9を繰り返した結果、55℃で4週間後には、
残留する5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン
は86%となり、8週間までには完全に消失していた。
【0033】本明細書においては、特定の実施態様及び
実施例を説明したが、これらは説明及び例示の目的で与
えられたものであり、それによって本発明を限定しては
ならない。当業者による変更は、すべての均等のものも
含む特許請求の範囲によって明確にされた本発明の精神
の範囲内に含まれると考えられる。
実施例を説明したが、これらは説明及び例示の目的で与
えられたものであり、それによって本発明を限定しては
ならない。当業者による変更は、すべての均等のものも
含む特許請求の範囲によって明確にされた本発明の精神
の範囲内に含まれると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 275/03 D06M 13/352 D21H 17/07 (72)発明者 ジョン・ロバート・マトックス アメリカ合衆国ペンシルバニア州18944、 パーカシー、セダー・レーン 637
Claims (20)
- 【請求項1】次式; 【化1】 [式中、R及びR1 は、独立して、水素、ハロゲン若し
くは(C1 〜C4 )アルキル基から選ばれるか、又は、
結合して飽和、非飽和若しくは芳香族5若しくは6員炭
素縮合環を形成していてもよく;Yは、水素、炭素原子
数1〜18のアルキル又は置換アルキル、炭素原子数2
〜8の非置換又はハロ置換アルケニル又はアルキニル、
炭素原子数3〜12のシクロアルキル又は置換シクロア
ルキル、炭素原子数10までのアラルキル又はハロ−、
(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C1 〜C4 )アル
コキシ−置換アラルキル、又は炭素原子数10までのア
リール又はハロ−、(C1 〜C4 )アルキル−若しくは
(C1 〜C4 )アルコキシ−置換アリールである]で示
される3−イソチアゾロン化合物類を化学分解に対して
安定化する方法であって、 3−イソチアゾロン化合物を安定化するのに十分な量の
アルケンを導入することを含む前記方法。 - 【請求項2】 イソチアゾロンとアルケンとの重量比が
約1:100〜10:1である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記アルケンが、場合により、(C1 〜
C8 )アルキル、(C1 〜C8 )アルケニル、(C1 〜
C8 )アルキニル及び(C1 〜C4 )アルコキシからな
る群から選ばれる1以上の基で置換された(C5 〜C
7 )シクロ−及び(C6 〜C14)ビシクロアルケン類か
らなる群から選ばれる請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 アルケンが、ノルボルネン、シクロヘキ
セン、シクロヘキサジエン及びテトラデセンからなる群
から選ばれる請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 3−イソチアゾロン化合物と該3−イソ
チアゾロンを安定化させるために十分な量のアルケンと
を含む組成物。 - 【請求項6】 前記アルケンが、ノルボルネン、シクロ
ヘキセン、シクロヘキサジエン及びテトラデセンからな
る群から選ばれる請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 前記3−イソチアゾロンが、次式 【化2】 [式中、R及びR1 は、独立して、水素、ハロゲン若し
くは(C1 〜C4 )アルキル基から選ばれるか、又は、
結合して飽和、非飽和若しくは芳香族5若しくは6員炭
素縮合環を形成していてもよく;Yは、水素、炭素原子
数1〜18のアルキル又は置換アルキル、炭素原子数2
〜8の非置換又はハロ置換アルケニル又はアルキニル、
炭素原子数3〜12のシクロアルキル又は置換シクロア
ルキル、炭素原子数10までのアラルキル又はハロ−、
(C1 〜C4 )アルキル−若しくは(C1 〜C4 )アル
コキシ−置換アラルキル、又は炭素原子数10までのア
リール又はハロ−、(C1 〜C4 )アルキル−若しくは
(C1 〜C4 )アルコキシ−置換アリールである]で示
される化合物類から選ばれる請求項5記載の組成物。 - 【請求項8】 前記アルケンが、場合により、(C1 〜
C8 )アルキル、(C1 〜C8 )アルケニル、(C1 〜
C8 )アルキニル及び(C1 〜C4 )アルコキシからな
る群から選ばれた1以上の基で置換された(C5 〜C
7 )シクロ−及び(C6 〜C14)ビシクロアルケン類か
らなる群から選ばれる請求項5記載の組成物。 - 【請求項9】 金属塩を含まない請求項5記載の組成
物。 - 【請求項10】 さらに、前記アルケンの安定化作用を
妨害しない溶媒を含有する請求項5記載の組成物。 - 【請求項11】 前記溶媒が、イソプロパノール、2−
ブタノール、ジプロピレングリコール、エチルアセテー
ト、キシレン及び炭化水素からなる群から選ばれる請求
項5記載の組成物。 - 【請求項12】 前記溶媒が、灯油及び芳香族炭化水素
からなる群から選ばれる炭化水素である請求項11記載
の組成物。 - 【請求項13】 3−イソチアゾロンとアルケンとの重
量比が約1:1〜5:1である請求項5記載の組成物。 - 【請求項14】 前記3−イソチアゾロンが、5−クロ
ロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−3
−イソチアゾロン及び4,5−ジクロロ−2−n−オク
チル−3−イソチアゾロンからなる群から選ばれる請求
項5記載の組成物。 - 【請求項15】 細菌、菌類又は藻類によって汚染され
た対象中において細菌、菌類又は藻類の成長を抑制する
方法であって、前記対象中又は対象上に、細菌、菌類又
は藻類の成長に悪影響を及ぼすのに有効な量の範囲で、
十分な量の請求項5記載の組成物を導入することを含む
方法。 - 【請求項16】 前記対象が、水性媒体である請求項1
5記載の方法。 - 【請求項17】 前記対象が、化粧用配合物である請求
項15記載の方法。 - 【請求項18】 前記対象が、布帛、皮革、紙及び木材
である請求項15記載の方法。 - 【請求項19】 前記対象が、固体保護膜又は化粧被膜
である請求項15記載の方法。 - 【請求項20】 前記対象が、不純物として水を含む燃
料組成物である請求項15記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/795,579 US5160526A (en) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | Alkene stabilizers for 3-isothiazolone compounds |
US795579 | 1991-11-21 | ||
BR9205101A BR9205101A (pt) | 1991-11-21 | 1992-12-18 | Processo para estabilizar compostos de 3-isotiazolona e composiçáo estibilizada compreendendo compostos de 3-isotiazolona |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286814A true JPH05286814A (ja) | 1993-11-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4335310A Pending JPH05286814A (ja) | 1991-11-21 | 1992-11-20 | 3−イソチアゾロン化合物類用のアルケン安定化剤 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5160526A (ja) |
EP (1) | EP0543532B1 (ja) |
JP (1) | JPH05286814A (ja) |
AT (1) | ATE146784T1 (ja) |
BR (1) | BR9205101A (ja) |
CA (1) | CA2079941A1 (ja) |
DE (1) | DE69216210T2 (ja) |
ZA (1) | ZA928766B (ja) |
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US6153633A (en) * | 1998-08-11 | 2000-11-28 | Rohm And Haas Company | Stable 3-isothiazolone compositions |
US6121302A (en) * | 1999-05-11 | 2000-09-19 | Lonza, Inc. | Stabilization of isothiazolone |
WO2002067685A1 (en) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Lonza Inc. | Stable preservative formulations comprising halopropynyl compounds and butoxydiglycol solvent |
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---|---|---|---|---|
DK166644B1 (da) * | 1985-03-08 | 1993-06-28 | Rohm & Haas | Fremgangsmaade til fremstilling af en stabil 5-chlor-4-isothiazolin-3-onoploesning og anvendelse af denne oploesning som biocid eller konserveringsmiddel |
US4824957A (en) * | 1985-03-08 | 1989-04-25 | Rohm And Haas Commpany | Stabilization of non-aqueous solutions of 3-isothiazolones |
US5160526A (en) * | 1991-11-21 | 1992-11-03 | Rohm And Haas Company | Alkene stabilizers for 3-isothiazolone compounds |
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- 1991-11-21 US US07/795,579 patent/US5160526A/en not_active Expired - Fee Related
-
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- 1992-10-06 CA CA002079941A patent/CA2079941A1/en not_active Abandoned
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- 1992-11-13 ZA ZA928766A patent/ZA928766B/xx unknown
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BR9205101A (pt) | 1994-06-21 |
EP0543532A1 (en) | 1993-05-26 |
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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