JPH0528657A - デイジタル記録再生装置 - Google Patents
デイジタル記録再生装置Info
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- JPH0528657A JPH0528657A JP18452291A JP18452291A JPH0528657A JP H0528657 A JPH0528657 A JP H0528657A JP 18452291 A JP18452291 A JP 18452291A JP 18452291 A JP18452291 A JP 18452291A JP H0528657 A JPH0528657 A JP H0528657A
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- recording
- zone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゾーン分割記録を行うタイプのディジタル記
録再生装置においてゾーン切り換えに高速に実現する。 【構成】 最外周ゾーンのチャンネルクロックの周波数
に等しいか或は若干高い特定の周波数の発振器6と、そ
の出力をサンプリングクロックとして再生信号をサンプ
リングするアナログ−ディジタル変換器20と、アナロ
グ−ディジタル変換器20の出力をもとにデータ識別を
行う信号処理部21と、発振器6の出力から当該ゾーン
のチャンネルクロックを生成する周波数変換回路7とを
備えることによって、再生信号を全てのゾーンにわたっ
て固定の周波数でサンプリングし、ディジタル信号処理
でデータ識別を行うことにより、記録再生時に起こるゾ
ーン変化による転送レート切り替えに高速かつ安定に対
応する。
録再生装置においてゾーン切り換えに高速に実現する。 【構成】 最外周ゾーンのチャンネルクロックの周波数
に等しいか或は若干高い特定の周波数の発振器6と、そ
の出力をサンプリングクロックとして再生信号をサンプ
リングするアナログ−ディジタル変換器20と、アナロ
グ−ディジタル変換器20の出力をもとにデータ識別を
行う信号処理部21と、発振器6の出力から当該ゾーン
のチャンネルクロックを生成する周波数変換回路7とを
備えることによって、再生信号を全てのゾーンにわたっ
て固定の周波数でサンプリングし、ディジタル信号処理
でデータ識別を行うことにより、記録再生時に起こるゾ
ーン変化による転送レート切り替えに高速かつ安定に対
応する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク状媒体にディジ
タル信号を記録再生するディジタル記録再生装置に関す
るものであり、特にディスクの記録領域を複数個のゾー
ンに分割し、各ゾーンに応じて転送レートを変化させる
ゾーン分割記録方式のディジタル記録再生装置に関する
ものである。
タル信号を記録再生するディジタル記録再生装置に関す
るものであり、特にディスクの記録領域を複数個のゾー
ンに分割し、各ゾーンに応じて転送レートを変化させる
ゾーン分割記録方式のディジタル記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル記録再生装置は固定デ
ィスク装置や光ディスク装置に見られるように、高記録
容量化を図る研究開発が盛んであり、種々の記録フォー
マットや変調方式に応じた信号処理方式が開発されてい
る。
ィスク装置や光ディスク装置に見られるように、高記録
容量化を図る研究開発が盛んであり、種々の記録フォー
マットや変調方式に応じた信号処理方式が開発されてい
る。
【0003】一般に、ディスク状記録媒体を用いたディ
ジタル記録再生装置ではアクセス時間の観点から、ディ
スク本体が毎分1800から3600回転といった角速
度を一定にして駆動されるため、記録再生の転送レート
を一定にした場合には外周部の記録密度が低くなり記録
効率が悪い。これを解決する手段として、ディスク上の
記録領域を複数のゾーンに分けて、各ゾーンを大きさは
同一であるが異なる数のセクターに分けて記録再生を行
うことにより、外周部においては転送レートを増加させ
て実質的に全記録領域にわたって線記録密度をほぼ一定
とすることにより記録容量を増大させるゾーン分割記録
方式を採用した装置開発が盛んである。
ジタル記録再生装置ではアクセス時間の観点から、ディ
スク本体が毎分1800から3600回転といった角速
度を一定にして駆動されるため、記録再生の転送レート
を一定にした場合には外周部の記録密度が低くなり記録
効率が悪い。これを解決する手段として、ディスク上の
記録領域を複数のゾーンに分けて、各ゾーンを大きさは
同一であるが異なる数のセクターに分けて記録再生を行
うことにより、外周部においては転送レートを増加させ
て実質的に全記録領域にわたって線記録密度をほぼ一定
とすることにより記録容量を増大させるゾーン分割記録
方式を採用した装置開発が盛んである。
【0004】このゾーン分割数及び各ゾーンのセクター
数については個々の装置の設計事項であるが、理想的に
は線記録密度が許容される限り高くかつ全記録領域にわ
たって一定になるように設計すれば良いため、ゾーン分
割数が多いほど効率のよい装置が得られる。
数については個々の装置の設計事項であるが、理想的に
は線記録密度が許容される限り高くかつ全記録領域にわ
たって一定になるように設計すれば良いため、ゾーン分
割数が多いほど効率のよい装置が得られる。
【0005】このようなゾーン分割方式を採用する際の
重要な点として、いかにして各ゾーンに応じた精度良い
記録クロック信号を生成するか、各ゾーンに応じた再生
信号のデータ識別をゾーンの変化に応じていかに効率良
く実現するか、さらに記録再生を複数のゾーンにまたが
って行う場合にいかにスムーズにゾーン切り換えを行う
か、といったことがあげられ、記録フォーマットの設計
においても記録再生手段の性能を充分考慮する必要があ
る。
重要な点として、いかにして各ゾーンに応じた精度良い
記録クロック信号を生成するか、各ゾーンに応じた再生
信号のデータ識別をゾーンの変化に応じていかに効率良
く実現するか、さらに記録再生を複数のゾーンにまたが
って行う場合にいかにスムーズにゾーン切り換えを行う
か、といったことがあげられ、記録フォーマットの設計
においても記録再生手段の性能を充分考慮する必要があ
る。
【0006】以下図面を参照しながら、上記した従来の
ディジタル記録再生装置の一例について説明する。
ディジタル記録再生装置の一例について説明する。
【0007】図8は従来のディジタル記録再生装置の構
成図である。図9はその記録フォーマットを示し、図1
0は図8の要部詳細図である。図8において、1はディ
スク状記録媒体である。2はヘッド、3は再生増幅器、
4は2値化回路、5はデータ識別回路、6は発振器、7
は周波数変換回路、8は記録増幅器である。図10にお
いて9はスイッチ、10及び16は位相比較器、11及
び17は低域濾波器、12は加算器、13及び18は電
圧制御発振器、14はデータ判定器、15及び19は分
周器である。同図において、スイッチ9と、位相比較器
10と、低域濾波器11と、加算器12と、電圧制御発
振器13と、データ判定器14とでデータ識別回路5を
構成する。さらに、分周器15及び19と、位相比較器
16と、低域濾波器17と、電圧制御発振器18とで周
波数変換回路7を構成する。以上のように構成されたデ
ィジタル記録再生装置について、以下その動作について
説明する。
成図である。図9はその記録フォーマットを示し、図1
0は図8の要部詳細図である。図8において、1はディ
スク状記録媒体である。2はヘッド、3は再生増幅器、
4は2値化回路、5はデータ識別回路、6は発振器、7
は周波数変換回路、8は記録増幅器である。図10にお
いて9はスイッチ、10及び16は位相比較器、11及
び17は低域濾波器、12は加算器、13及び18は電
圧制御発振器、14はデータ判定器、15及び19は分
周器である。同図において、スイッチ9と、位相比較器
10と、低域濾波器11と、加算器12と、電圧制御発
振器13と、データ判定器14とでデータ識別回路5を
構成する。さらに、分周器15及び19と、位相比較器
16と、低域濾波器17と、電圧制御発振器18とで周
波数変換回路7を構成する。以上のように構成されたデ
ィジタル記録再生装置について、以下その動作について
説明する。
【0008】まず図9に示すようにディスク状記録媒体
1上の記録領域はその外周部を第1ゾーン、内周部を第
4ゾーンとするように合計4ゾーンに分けられており、
各ゾーン内周側の半径をR1,R2,R3及びR4とし
て、その幅は各々等しく設定されており、M1、M2、M
3を自然数として、第Nゾーンの内周側半径は(数2)
のようになっている。
1上の記録領域はその外周部を第1ゾーン、内周部を第
4ゾーンとするように合計4ゾーンに分けられており、
各ゾーン内周側の半径をR1,R2,R3及びR4とし
て、その幅は各々等しく設定されており、M1、M2、M
3を自然数として、第Nゾーンの内周側半径は(数2)
のようになっている。
【0009】
【数2】
【0010】したがって、ゾーン1の転送レートを毎秒
D1ビットとしたときに、各ゾーンの転送レートを(数
3)のように設定することにより、線記録密度を全ての
ゾーンにわたってほぼ一定としている。
D1ビットとしたときに、各ゾーンの転送レートを(数
3)のように設定することにより、線記録密度を全ての
ゾーンにわたってほぼ一定としている。
【0011】
【数3】
【0012】図8において発振器6は上記D1の転送レ
ートに対応する記録データの書き込みクロックであるチ
ャンネルクロックの周波数を発振する発振器である。こ
の転送レートに対応した実際のチャンネルクロックの周
波数は記録再生に用いられる変調方式によって定まるも
のである。図10において、分周器15は発振器6の出
力をM3分周して出力する。位相比較器10は分周器1
5の出力と、分周器19の出力の位相差を検出して出力
し、低域濾波器11は位相比較器10の出力を低域濾波
して出力する。電圧制御発振器13は低域濾波器11の
出力電圧に比例した周波数で発振する発振器である。分
周器19は電圧制御発振器18出力を(M1−N・M2)
分周して出力する。ここで、位相比較器16、低域濾波
器17、電圧制 御発振器18及び分周器19とで位相
同期ループを構成しており、位相同期状態で分周器19
出力周波数は分周器15の出力の周波数に等しい。即
ち、周波数変換回路7の出力である電圧制御発振器18
の出力の周波数は該当するゾーンの転送レートである
(数3)に対応した周波数になる。
ートに対応する記録データの書き込みクロックであるチ
ャンネルクロックの周波数を発振する発振器である。こ
の転送レートに対応した実際のチャンネルクロックの周
波数は記録再生に用いられる変調方式によって定まるも
のである。図10において、分周器15は発振器6の出
力をM3分周して出力する。位相比較器10は分周器1
5の出力と、分周器19の出力の位相差を検出して出力
し、低域濾波器11は位相比較器10の出力を低域濾波
して出力する。電圧制御発振器13は低域濾波器11の
出力電圧に比例した周波数で発振する発振器である。分
周器19は電圧制御発振器18出力を(M1−N・M2)
分周して出力する。ここで、位相比較器16、低域濾波
器17、電圧制 御発振器18及び分周器19とで位相
同期ループを構成しており、位相同期状態で分周器19
出力周波数は分周器15の出力の周波数に等しい。即
ち、周波数変換回路7の出力である電圧制御発振器18
の出力の周波数は該当するゾーンの転送レートである
(数3)に対応した周波数になる。
【0013】以上の動作により得られるチャンネルクロ
ック信号は、記録時には記録データのクロック信号とし
て使用され、該当するゾーン番号に応じて分周器19の
分周比を変化させてその周波数が変更され出力される。
記録増幅器8はこの電圧制御発振器18出力をもとにし
て記録データに応じてヘッド2を駆動し、ディスク記録
媒体1に記録を行う。このチャンネルクロック信号はま
た、再生時の位相同期ループの自走周波数の安定化のた
めにも用いられる。再生時には、ヘッド2により検出さ
れたディスク記録媒体1上の記録情報が再生増幅器3で
増幅される。再生増幅器3の出力はアナログ信号であ
り、これは2値化回路4で2値信号に変換される。図1
0において、スイッチ9はデータの再生時に2値化回路
4出力を選択するが、再生開始前には周波数変換回路7
の出力を選択して出力し、位相比較器10はスイッチ9
の出力と電圧制御発振器13の出力との位相差を検出し
て出力し、この位相差は低域濾波器11で低域濾波され
る。加算器2は低域濾波器11に該当ゾーンの転送レー
トに応じた電圧信号Vvcoを加算して出力し、電圧制御
発振器13は加算器12の出力に比例した 周波数で発
振出力する発振器である。この場合、位相比較器10、
低域濾波器11、加算器12及び電圧制御発振器13と
で加算器12の一方の入力であるVvcoの値によって自
走周波数が制御される位相同期ループを構成しており、
スイッ チ9の出力のクロック成分に同期した信号が再
生クロック信号として電圧制御発振器13の出力に得ら
れる。ここで、スイッチ9は再生信号が得られる以前に
はチャンネルクロックを選択出力しているため位相同期
ループはこのチャンネルクロックに同期状態にあり、再
生信号が得られたときに2値化回路4の出力を選択出力
するので、位相同期ループの同期引き込み動作は速やか
に行われ、クロック再生の動作不良が防止される。デー
タ判定器14は前記再生クロック信号を打ち抜きクロッ
クとし、スイッチ9の出力をデータ入力とするD−フリ
ップフロップであり、2値化データの前記再生クロック
信号への同期化を行い識別データとして出力することに
なる。
ック信号は、記録時には記録データのクロック信号とし
て使用され、該当するゾーン番号に応じて分周器19の
分周比を変化させてその周波数が変更され出力される。
記録増幅器8はこの電圧制御発振器18出力をもとにし
て記録データに応じてヘッド2を駆動し、ディスク記録
媒体1に記録を行う。このチャンネルクロック信号はま
た、再生時の位相同期ループの自走周波数の安定化のた
めにも用いられる。再生時には、ヘッド2により検出さ
れたディスク記録媒体1上の記録情報が再生増幅器3で
増幅される。再生増幅器3の出力はアナログ信号であ
り、これは2値化回路4で2値信号に変換される。図1
0において、スイッチ9はデータの再生時に2値化回路
4出力を選択するが、再生開始前には周波数変換回路7
の出力を選択して出力し、位相比較器10はスイッチ9
の出力と電圧制御発振器13の出力との位相差を検出し
て出力し、この位相差は低域濾波器11で低域濾波され
る。加算器2は低域濾波器11に該当ゾーンの転送レー
トに応じた電圧信号Vvcoを加算して出力し、電圧制御
発振器13は加算器12の出力に比例した 周波数で発
振出力する発振器である。この場合、位相比較器10、
低域濾波器11、加算器12及び電圧制御発振器13と
で加算器12の一方の入力であるVvcoの値によって自
走周波数が制御される位相同期ループを構成しており、
スイッ チ9の出力のクロック成分に同期した信号が再
生クロック信号として電圧制御発振器13の出力に得ら
れる。ここで、スイッチ9は再生信号が得られる以前に
はチャンネルクロックを選択出力しているため位相同期
ループはこのチャンネルクロックに同期状態にあり、再
生信号が得られたときに2値化回路4の出力を選択出力
するので、位相同期ループの同期引き込み動作は速やか
に行われ、クロック再生の動作不良が防止される。デー
タ判定器14は前記再生クロック信号を打ち抜きクロッ
クとし、スイッチ9の出力をデータ入力とするD−フリ
ップフロップであり、2値化データの前記再生クロック
信号への同期化を行い識別データとして出力することに
なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ゾーン分割記録方式では記録再生するゾーンが変化した
時に周波数変換回路7の周波数切り換えが必要である。
記録再生の最小単位はゾーン内の各トラックをセクター
分割したアドレス部と記録再生のデータ部よりなるセク
ターであり、再生時にはデータ識別の位相同期ループは
アドレス部の再生及びデータ部の再生いずれに対しても
同期引き込み動作が必要なため、該当ゾーンのチャンネ
ルクロックが該当セクターを再生する以前に与えられて
いる必要がある。記録時にはその目的セクターのアドレ
ス再生をした後にデータの記録を行うため、周波数切り
換え速度の重要度は再生時よりも低いが、この場合は記
録データのクロックそのものを生成することになるた
め、その信号品質を表すジッターは充分小さい必要があ
る。
ゾーン分割記録方式では記録再生するゾーンが変化した
時に周波数変換回路7の周波数切り換えが必要である。
記録再生の最小単位はゾーン内の各トラックをセクター
分割したアドレス部と記録再生のデータ部よりなるセク
ターであり、再生時にはデータ識別の位相同期ループは
アドレス部の再生及びデータ部の再生いずれに対しても
同期引き込み動作が必要なため、該当ゾーンのチャンネ
ルクロックが該当セクターを再生する以前に与えられて
いる必要がある。記録時にはその目的セクターのアドレ
ス再生をした後にデータの記録を行うため、周波数切り
換え速度の重要度は再生時よりも低いが、この場合は記
録データのクロックそのものを生成することになるた
め、その信号品質を表すジッターは充分小さい必要があ
る。
【0015】しかし、このゾーン切り換えに伴う周波数
変換回路7の周波数切り替えに要する時間は周波数変換
回路7内の位相同期ループの周波数帯域が広い程小さく
良いが、ジッターは大きくなるという矛盾する特性を有
している。従って、上記従来のような構成では、周波数
切り換えに要する時間が大きく、この切り換え期間中は
記録再生を行わない、或は周波数変換回路7を2つ設け
て、次に予想されるゾーンに対応した周波数のチャンネ
ルクロックを予め生成しておくといった方法をとってい
た。
変換回路7の周波数切り替えに要する時間は周波数変換
回路7内の位相同期ループの周波数帯域が広い程小さく
良いが、ジッターは大きくなるという矛盾する特性を有
している。従って、上記従来のような構成では、周波数
切り換えに要する時間が大きく、この切り換え期間中は
記録再生を行わない、或は周波数変換回路7を2つ設け
て、次に予想されるゾーンに対応した周波数のチャンネ
ルクロックを予め生成しておくといった方法をとってい
た。
【0016】しかしながらこのような方法は、制御を複
雑にしさらに回路規模を大きくするという課題を有して
いた。
雑にしさらに回路規模を大きくするという課題を有して
いた。
【0017】本発明は上記従来のディジタル記録再生装
置の課題に鑑み、高安定で再生時の周波数変換が非常に
高速なディジタル記録再生装置を提供するものである。
置の課題に鑑み、高安定で再生時の周波数変換が非常に
高速なディジタル記録再生装置を提供するものである。
【0018】さらに再生前に必要であった位相同期ルー
プへのチャンネルクロックの入力へを不要にして性能向
上を図るものである。
プへのチャンネルクロックの入力へを不要にして性能向
上を図るものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル記録
再生装置は、ディスク状記録媒体と、前記ディスク状記
録媒体にディジタル信号を記録再生するヘッドと、再生
時に前記ヘッド出力を検出して増幅する再生増幅器と、
前記再生増幅器出力を特定の周波数のサンプリングクロ
ックでサンプリングして出力するアナログ−ディジタル
変換手段と、前記アナログ−ディジタル変換手段の出力
を処理して再生信号のデータ識別を行う信号処理手段
と、前記特定のサンプリングクロックを発振出力する発
振手段と、前記発振手段の出力を適当な周波数に変換し
て出力する周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出
力を記録データクロックとして前記ヘッドを駆動してデ
ィジタル信号の記録を行う記録増幅手段とを備えたディ
ジタル記録再生装置である。
再生装置は、ディスク状記録媒体と、前記ディスク状記
録媒体にディジタル信号を記録再生するヘッドと、再生
時に前記ヘッド出力を検出して増幅する再生増幅器と、
前記再生増幅器出力を特定の周波数のサンプリングクロ
ックでサンプリングして出力するアナログ−ディジタル
変換手段と、前記アナログ−ディジタル変換手段の出力
を処理して再生信号のデータ識別を行う信号処理手段
と、前記特定のサンプリングクロックを発振出力する発
振手段と、前記発振手段の出力を適当な周波数に変換し
て出力する周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出
力を記録データクロックとして前記ヘッドを駆動してデ
ィジタル信号の記録を行う記録増幅手段とを備えたディ
ジタル記録再生装置である。
【0020】
【作用】本発明は、上記した構成によってデータ識別を
固定サンプリングによるディジタル信号処理で行い、こ
のサンプリング周波数を全てのゾーンにわたって一定の
ものとすることにより、高安定で切り替え時間の不用な
データ識別を実現できる。
固定サンプリングによるディジタル信号処理で行い、こ
のサンプリング周波数を全てのゾーンにわたって一定の
ものとすることにより、高安定で切り替え時間の不用な
データ識別を実現できる。
【0021】同様に、再生信号処理にチャンネルクロッ
クの入力が不要であるため、記録時の周波数変換手段に
よるチャンネルクロックの生成に対して周波数切り換え
時間にアドレス部の読み取り時間分の余裕を得、記録途
中にゾーン切り換えが必要であっても、記録再生を連続
的に行うことが可能となる。
クの入力が不要であるため、記録時の周波数変換手段に
よるチャンネルクロックの生成に対して周波数切り換え
時間にアドレス部の読み取り時間分の余裕を得、記録途
中にゾーン切り換えが必要であっても、記録再生を連続
的に行うことが可能となる。
【0022】また、この固定サンプリングの周波数を最
外側のゾーンの転送レートよりも若干高くすることによ
り、信号処理手段の簡略化を図るものである。
外側のゾーンの転送レートよりも若干高くすることによ
り、信号処理手段の簡略化を図るものである。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例のディジタル記録再生装
置について、図面を参照しながら説明する。
置について、図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例におけるディジタ
ル記録再生装置の基本構成を示すものである。図2はそ
の記録フォーマット、図3は図1の第1の要部詳細図、
図4及び図5はその動作説明のための信号波形図であ
る。
ル記録再生装置の基本構成を示すものである。図2はそ
の記録フォーマット、図3は図1の第1の要部詳細図、
図4及び図5はその動作説明のための信号波形図であ
る。
【0025】図1において、20はアナログ−ディジタ
ル変換器、21は信号処理部である。図3において22
は位相計算器である。23は零交差変換器、24及び3
4は遅延器、25は位置計算ROM、26は掛算器、2
7は零交差検出器、28はディジタル位相同期ループ、
29は減算器、30はスイッチ、31は低域濾波器、3
2は数値制御発振器、33は加算器、35はデータ判定
器である。以上の各構成要素について図8及び図10の
従来例と同一の機能を有するものは同一の番号を付与し
てその説明を省略する。
ル変換器、21は信号処理部である。図3において22
は位相計算器である。23は零交差変換器、24及び3
4は遅延器、25は位置計算ROM、26は掛算器、2
7は零交差検出器、28はディジタル位相同期ループ、
29は減算器、30はスイッチ、31は低域濾波器、3
2は数値制御発振器、33は加算器、35はデータ判定
器である。以上の各構成要素について図8及び図10の
従来例と同一の機能を有するものは同一の番号を付与し
てその説明を省略する。
【0026】以上のように構成されたディジタル記録再
生装置について、以下図1、図2、図3、図4及び図5
を用いて、その具体的な構成並びにその動作を説明す
る。
生装置について、以下図1、図2、図3、図4及び図5
を用いて、その具体的な構成並びにその動作を説明す
る。
【0027】まず、図2に示す記録フォーマットは基本
的に従来例と同一であり、図1における周波数変換器7
の動作もまた動作周波数及び分周比の関係を除いて従来
例と同一である。したがって各ゾーンの転送レートは
(数3)で与えられるが、相違点は最外周のさらに外側
に仮想の第0ゾーンを考え、その時の転送レート毎秒D
0ビットに対応するチャンネルクロック周波数を発振器
6の発振周波数とすることにある。この時、第0ゾーン
に対する図10の分周器15及び19に対応する分周比
は(M3+1)及び(M1+1)であり、各ゾーンに対応
する転送レートは、(数4)で与えられる有理数比にな
る。
的に従来例と同一であり、図1における周波数変換器7
の動作もまた動作周波数及び分周比の関係を除いて従来
例と同一である。したがって各ゾーンの転送レートは
(数3)で与えられるが、相違点は最外周のさらに外側
に仮想の第0ゾーンを考え、その時の転送レート毎秒D
0ビットに対応するチャンネルクロック周波数を発振器
6の発振周波数とすることにある。この時、第0ゾーン
に対する図10の分周器15及び19に対応する分周比
は(M3+1)及び(M1+1)であり、各ゾーンに対応
する転送レートは、(数4)で与えられる有理数比にな
る。
【0028】
【数4】
【0029】チャンネルクロックをこのように与えて
も、発振器6の周波数が従来例に比べて(M3+1)/
M3倍であるので各ゾーンの転送レートは同一である。
も、発振器6の周波数が従来例に比べて(M3+1)/
M3倍であるので各ゾーンの転送レートは同一である。
【0030】再生時には、まず、アナロク−ディジタル
変換器20は再生増幅器3の出力を前記仮想的な第0ゾ
ーンの転送レートに対応するチャンネルクロックの周波
数のサンプリングクロックでサンプリングし、ディジタ
ル信号に変換して出力する。信号処理部21はアナログ
−ディジタル変換器20の出力を入力として、ディジタ
ル信号処理により、データ識別を行ってその結果を出力
する。この方法では、固定周波数のサンプリングクロッ
クで再生信号をサンプリングすることにより、データ識
別が可能である(例えば、島田、他、「光磁気ディスク
装置のディジタルデータ識別について」(電子情報通信
学会、第3回ディジタル信号処理シンポジウム、熱海、
1989年10月)参照)。図4はその動作説明のため
の信号波形図であり、光ディスク装置において(2、
7)NRZ変調を記録再生に用いた例が示されており、
再生信号の正のピーク点が記録符号の1に対応し、他の
点が0に対応するようにデータ識別される。まず、図4
(b)に示すように再生信号はアナログ−ディジタル変
換器20によって(a)に示すような発振器6の出力を
サンプリングクロックとしてサンプリングされる。零交
差変換器23はサンプリングされた結果の差分をとり、
(c)のように出力する。したがって、零交差変換器2
3の出力の零交差点が符号1として識別される点に対応
する。遅延器24は零交差変換器23の出力を1サンプ
リングクロック分遅延して出力し、零交差検出器27は
遅延器24の入出力を各々S1及びS2とすれば、(d)
に示すような検出結果Detを(数5)に従って出力す
る。
変換器20は再生増幅器3の出力を前記仮想的な第0ゾ
ーンの転送レートに対応するチャンネルクロックの周波
数のサンプリングクロックでサンプリングし、ディジタ
ル信号に変換して出力する。信号処理部21はアナログ
−ディジタル変換器20の出力を入力として、ディジタ
ル信号処理により、データ識別を行ってその結果を出力
する。この方法では、固定周波数のサンプリングクロッ
クで再生信号をサンプリングすることにより、データ識
別が可能である(例えば、島田、他、「光磁気ディスク
装置のディジタルデータ識別について」(電子情報通信
学会、第3回ディジタル信号処理シンポジウム、熱海、
1989年10月)参照)。図4はその動作説明のため
の信号波形図であり、光ディスク装置において(2、
7)NRZ変調を記録再生に用いた例が示されており、
再生信号の正のピーク点が記録符号の1に対応し、他の
点が0に対応するようにデータ識別される。まず、図4
(b)に示すように再生信号はアナログ−ディジタル変
換器20によって(a)に示すような発振器6の出力を
サンプリングクロックとしてサンプリングされる。零交
差変換器23はサンプリングされた結果の差分をとり、
(c)のように出力する。したがって、零交差変換器2
3の出力の零交差点が符号1として識別される点に対応
する。遅延器24は零交差変換器23の出力を1サンプ
リングクロック分遅延して出力し、零交差検出器27は
遅延器24の入出力を各々S1及びS2とすれば、(d)
に示すような検出結果Detを(数5)に従って出力す
る。
【0031】
【数5】
【0032】位置計算ROM25は読みだし専用メモリ
であり、零交差変換器23の出力であるS2と遅延器2
4の出力であるS1をアドレス入力として、図4(c)
に示すようにサンプリング間隔を1、零交差点の位置を
0としてS2のサンプリング時刻の位置を直線近似して
(数6)を実現するデータを出力する。
であり、零交差変換器23の出力であるS2と遅延器2
4の出力であるS1をアドレス入力として、図4(c)
に示すようにサンプリング間隔を1、零交差点の位置を
0としてS2のサンプリング時刻の位置を直線近似して
(数6)を実現するデータを出力する。
【0033】
【数6】
【0034】ここで、再生信号のクロック再生の基準時
間間隔はチャンネルクロックの間隔であるのでこれを2
πラジアンとする。この時、サンプリング間隔は全ての
ゾーンにおいて一定であるが、チャンネルクロックは異
なっており、第Nゾーンにおけるサンプリング間隔φs
ラジアンは(数7)で表される。
間間隔はチャンネルクロックの間隔であるのでこれを2
πラジアンとする。この時、サンプリング間隔は全ての
ゾーンにおいて一定であるが、チャンネルクロックは異
なっており、第Nゾーンにおけるサンプリング間隔φs
ラジアンは(数7)で表される。
【0035】
【数7】
【0036】掛算器26は零交差点の位置を0ラジアン
とした時のS2のサンプリング時刻の時間位置を位相値
φiラジアンとして(数8)のように(数6)に(数
7)のφsを乗じて出力する(図4(e))。
とした時のS2のサンプリング時刻の時間位置を位相値
φiラジアンとして(数8)のように(数6)に(数
7)のφsを乗じて出力する(図4(e))。
【0037】
【数8】
【0038】以上のように、位相計算器22は零交差変
換器23と、遅延器24と、位置計算ROM25と、掛
算器26と零交差検出器27とで構成され、識別点検出
結果Det及び識別点位相であるφiを出力する。これら
はディジタル位相同期ループ28に出力される。ディジ
タル位相同期ループ28は減算器29と、スイッチ30
と、低域濾波器31と、加算器33と遅延器34で構成
される数値制御発振器32とで構成されており、まず、
減算器29はφi及び再生クロック位相信号φrの差を出
力しする位相比較器であり、スイッチ30はDetが1の
時に減算器29の出力を出力し、0の時に解放状態であ
る。低域濾波器31はスイッチ30の出力を低域濾波し
て出力する。今、図5(a)に示すようにサンプリング
クロックの周波数が当該ゾーンのチャンネルクロックと
等しい場合の再生信号のクロック成分は、記録再生によ
り発生する緩やかな時間軸変動を無視すると、図5
(b)に示すようにほぼサンプリングクロックに同期し
たものとなる。しかしながら、このサンプリング周波数
はチャンネルクロックよりも全てのゾーンにおいて高く
チャンネルクロック間隔が2πラジアンの位相値として
定義されるため、再生信号のクロック成分であるφrは
図5(c)〜(f)に示すように変化する。加算器33
は低域濾波器31の出力と遅延器34の出力とゾーンに
対応した定数として(2π−φs)を加算して法を2π
とする剰余を出力する。遅延器34は加算器33を1ク
ロック遅延して出力する。したがって、加算器33と遅
延器34で構成される数値制御発振器32の自走周波数
はチャンネルクロックの周波数と等しくなる。即ち、デ
ィジタル位相同期ループ28の自走周波数はチャンネル
クロックの周波数であり、各ゾーンに対する周波数切り
換えは(2π−φs)で設定できることになり、極めて
高速な切り換えが可能である。零交差検出結果Detによ
って零交差点が発生したときに計算されるφiがスイッ
チ30の動作によって位相同期ループ28に入力され、
再生クロック位相信号φrが遅延器34の出力に得られ
る。即ち、ディジタル位相同期ループ28は零交差検出
器27の出力Detが1であった時に掛算器26の出力を
有効として、これを補間、低域濾波する形で図4(f)
のように再生クロック信号を出力する。データ判定器3
5は再生クロック位相信号に示される打ち抜き点の発生
(図4(g))の都度、その発生を図4(h)で示され
るように再生クロック出力Coutを1として、それ以外
の時を0として出力し、その打ち抜き点位置で示される
ウインドウ内にDet=1で示される識別点が入っている
かどうかを判定し、図4(i)で示されるように、入っ
ている場合に1、入っていない場合に0を識別データ出
力Doutとして出力することになる。 (2,7)変調で
は、ディジタル信号処理によるデータ識別におけるサン
プリング周波数の最低値はそのチャンネルクロックの周
波数であるが、この場合には記録再生の緩やかな時間軸
変動を考慮すれば、打ち抜き点の個数がサンプリングの
個数よりも大きくなる場合があり、その出力Coutは1
ビットでは表現できなくなって回路規模が大きくなると
いう問題点を有するが、本実施例においてはそのサンプ
リングクロックの周波数は最外周ゾーンのチャンネルビ
ットよりも僅かに高い周波数であるので、この問題は回
避される。
換器23と、遅延器24と、位置計算ROM25と、掛
算器26と零交差検出器27とで構成され、識別点検出
結果Det及び識別点位相であるφiを出力する。これら
はディジタル位相同期ループ28に出力される。ディジ
タル位相同期ループ28は減算器29と、スイッチ30
と、低域濾波器31と、加算器33と遅延器34で構成
される数値制御発振器32とで構成されており、まず、
減算器29はφi及び再生クロック位相信号φrの差を出
力しする位相比較器であり、スイッチ30はDetが1の
時に減算器29の出力を出力し、0の時に解放状態であ
る。低域濾波器31はスイッチ30の出力を低域濾波し
て出力する。今、図5(a)に示すようにサンプリング
クロックの周波数が当該ゾーンのチャンネルクロックと
等しい場合の再生信号のクロック成分は、記録再生によ
り発生する緩やかな時間軸変動を無視すると、図5
(b)に示すようにほぼサンプリングクロックに同期し
たものとなる。しかしながら、このサンプリング周波数
はチャンネルクロックよりも全てのゾーンにおいて高く
チャンネルクロック間隔が2πラジアンの位相値として
定義されるため、再生信号のクロック成分であるφrは
図5(c)〜(f)に示すように変化する。加算器33
は低域濾波器31の出力と遅延器34の出力とゾーンに
対応した定数として(2π−φs)を加算して法を2π
とする剰余を出力する。遅延器34は加算器33を1ク
ロック遅延して出力する。したがって、加算器33と遅
延器34で構成される数値制御発振器32の自走周波数
はチャンネルクロックの周波数と等しくなる。即ち、デ
ィジタル位相同期ループ28の自走周波数はチャンネル
クロックの周波数であり、各ゾーンに対する周波数切り
換えは(2π−φs)で設定できることになり、極めて
高速な切り換えが可能である。零交差検出結果Detによ
って零交差点が発生したときに計算されるφiがスイッ
チ30の動作によって位相同期ループ28に入力され、
再生クロック位相信号φrが遅延器34の出力に得られ
る。即ち、ディジタル位相同期ループ28は零交差検出
器27の出力Detが1であった時に掛算器26の出力を
有効として、これを補間、低域濾波する形で図4(f)
のように再生クロック信号を出力する。データ判定器3
5は再生クロック位相信号に示される打ち抜き点の発生
(図4(g))の都度、その発生を図4(h)で示され
るように再生クロック出力Coutを1として、それ以外
の時を0として出力し、その打ち抜き点位置で示される
ウインドウ内にDet=1で示される識別点が入っている
かどうかを判定し、図4(i)で示されるように、入っ
ている場合に1、入っていない場合に0を識別データ出
力Doutとして出力することになる。 (2,7)変調で
は、ディジタル信号処理によるデータ識別におけるサン
プリング周波数の最低値はそのチャンネルクロックの周
波数であるが、この場合には記録再生の緩やかな時間軸
変動を考慮すれば、打ち抜き点の個数がサンプリングの
個数よりも大きくなる場合があり、その出力Coutは1
ビットでは表現できなくなって回路規模が大きくなると
いう問題点を有するが、本実施例においてはそのサンプ
リングクロックの周波数は最外周ゾーンのチャンネルビ
ットよりも僅かに高い周波数であるので、この問題は回
避される。
【0039】以上のように本実施例のディジタル記録再
生装置によれば、再生信号を固定のサンプリングクロッ
クでサンプリングし、ディジタル信号処理でデータ識別
を行う信号処理部を設けることにより、再生時の転送レ
ートの切り替えについてはディジタル位相同期ループの
自走周波数切り換えを行えば良いため、高速にかつ安定
に転送レートの変更を行うデータ識別装置を提供するこ
とができる。なお、零交差変換器には2回差分とした
り、正確な零交差でなく記録再生特性に応じて若干のし
きい値補正を加える等の付加機能を有してもよく、記録
再生の変調方式に応じて種々の形式が可能である。
生装置によれば、再生信号を固定のサンプリングクロッ
クでサンプリングし、ディジタル信号処理でデータ識別
を行う信号処理部を設けることにより、再生時の転送レ
ートの切り替えについてはディジタル位相同期ループの
自走周波数切り換えを行えば良いため、高速にかつ安定
に転送レートの変更を行うデータ識別装置を提供するこ
とができる。なお、零交差変換器には2回差分とした
り、正確な零交差でなく記録再生特性に応じて若干のし
きい値補正を加える等の付加機能を有してもよく、記録
再生の変調方式に応じて種々の形式が可能である。
【0040】つぎに図6は図1の信号処理部21の第2
の詳細図であり、図において36は掛算器、37は位相
計算器、38は第2のディジタル位相同期ループ、39
はゾーン判定器、40はスイッチである。一般に、ヘッ
ド2のディスク状記録媒体1に対する概略の位置は装置
のコントローラが知ることは容易であるので、記録再生
動作時において目的セクターへのアクセス後の再生信号
の属するゾーンは概ね2つのゾーンの内のいずれである
かを判断すればよいことになる。図6において掛算器3
6の乗数は掛算器26で設定される第1の予想ゾーンの
乗数に対して第2の予想ゾーンに設定される。ディジタ
ル位相同期ループ28は自走周波数が前記第1の予想ゾ
ーンに設定されており、ディジタル位相同期ループ38
は自走周波数が前記第2の予想ゾーンに設定されている
点を除いてディジタル位相同期ループ28と同一の動作
を行う。したがって、再生信号の当該ゾーンに当たるデ
ィジタル位相同期ループの位相誤差の変化は小さく、そ
うでないゾーンでのディジタル位相同期ループの位相誤
差変化は大きい。これらは例えば位相誤差の分散の測定
によって知ることができる。ゾーン判定器39は第1の
予想ゾーンの位相誤差分散であるスイッチ30の出力と
第2の予想ゾーンの位相誤差分散であるディジタル位相
同期ループ38内のスイッチ出力との各々の分散の時間
平均をとり大小判定を行って小さい方のゾーン指示信号
を出力する。スイッチ40はゾーン判定器39の出力に
従って正しい予想ゾーンに設定された位相同期ループの
再生クロック信号を選択してデータ判定器35に出力す
る。以上のように、再生信号から、2つの予想ゾーンの
いずれが正しいかを判定して、その正しい方の位相同期
ループにより再生クロック信号をデータ識別に採用する
ことが可能である。
の詳細図であり、図において36は掛算器、37は位相
計算器、38は第2のディジタル位相同期ループ、39
はゾーン判定器、40はスイッチである。一般に、ヘッ
ド2のディスク状記録媒体1に対する概略の位置は装置
のコントローラが知ることは容易であるので、記録再生
動作時において目的セクターへのアクセス後の再生信号
の属するゾーンは概ね2つのゾーンの内のいずれである
かを判断すればよいことになる。図6において掛算器3
6の乗数は掛算器26で設定される第1の予想ゾーンの
乗数に対して第2の予想ゾーンに設定される。ディジタ
ル位相同期ループ28は自走周波数が前記第1の予想ゾ
ーンに設定されており、ディジタル位相同期ループ38
は自走周波数が前記第2の予想ゾーンに設定されている
点を除いてディジタル位相同期ループ28と同一の動作
を行う。したがって、再生信号の当該ゾーンに当たるデ
ィジタル位相同期ループの位相誤差の変化は小さく、そ
うでないゾーンでのディジタル位相同期ループの位相誤
差変化は大きい。これらは例えば位相誤差の分散の測定
によって知ることができる。ゾーン判定器39は第1の
予想ゾーンの位相誤差分散であるスイッチ30の出力と
第2の予想ゾーンの位相誤差分散であるディジタル位相
同期ループ38内のスイッチ出力との各々の分散の時間
平均をとり大小判定を行って小さい方のゾーン指示信号
を出力する。スイッチ40はゾーン判定器39の出力に
従って正しい予想ゾーンに設定された位相同期ループの
再生クロック信号を選択してデータ判定器35に出力す
る。以上のように、再生信号から、2つの予想ゾーンの
いずれが正しいかを判定して、その正しい方の位相同期
ループにより再生クロック信号をデータ識別に採用する
ことが可能である。
【0041】以上の一連の動作によれば、再生時のデー
タ識別に当該ゾーンのチャンネルクロックは不用であ
り、ゾーン切り換えは非常に高速に行える。
タ識別に当該ゾーンのチャンネルクロックは不用であ
り、ゾーン切り換えは非常に高速に行える。
【0042】図7は本実施例のディジタル記録再生装置
の周波数変換器の動作説明のための信号波形図であり、
記録時において、周波数変換器7の切り換え動作はアド
レスの再生動作期間とほぼ同等以下に設定されており、
(b)のように周波数変換器7はあるゾーンから次のゾ
ーンへ変化する際にアドレスの再生期間中に周波数切り
換え動作を完了する。この動作によれば、複数のゾーン
にまたがって連続的に記録する場合にも不都合なく記録
が実行できることになる。
の周波数変換器の動作説明のための信号波形図であり、
記録時において、周波数変換器7の切り換え動作はアド
レスの再生動作期間とほぼ同等以下に設定されており、
(b)のように周波数変換器7はあるゾーンから次のゾ
ーンへ変化する際にアドレスの再生期間中に周波数切り
換え動作を完了する。この動作によれば、複数のゾーン
にまたがって連続的に記録する場合にも不都合なく記録
が実行できることになる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、サンプリングク
ロックでサンプリングするアナログ−ディジタル変換手
段と、サンプリングされた再生信号をディジタル信号処
理によってデータ識別する信号処理手段を設けることに
より、高速かつ安定に転送レートの変更を行うことがで
きる。
ロックでサンプリングするアナログ−ディジタル変換手
段と、サンプリングされた再生信号をディジタル信号処
理によってデータ識別する信号処理手段を設けることに
より、高速かつ安定に転送レートの変更を行うことがで
きる。
【0044】また、そのサンプリング周波数を最外周ゾ
ーンの転送レートよりも少し高い転送レートに対応した
ものとすることにより、回路の簡略化を図ることができ
る。
ーンの転送レートよりも少し高い転送レートに対応した
ものとすることにより、回路の簡略化を図ることができ
る。
【0045】また、ゾーン変化に応じて再生時のチャン
ネルクロックの切り換えを非常に高速に行うことができ
る。
ネルクロックの切り換えを非常に高速に行うことができ
る。
【0046】また、周波数変換手段のゾーン切り換えを
アドレス部の再生期間内で終了させて記録時のゾーン切
り換えをスムーズに行うことができる。
アドレス部の再生期間内で終了させて記録時のゾーン切
り換えをスムーズに行うことができる。
【図1】本発明の一実施例におけるディジタル記録再生
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図2】同実施例における記録フォーマット図である。
【図3】図1の第1の要部詳細図である。
【図4】図2の動作説明のための第1の信号波形図であ
る。
る。
【図5】図2の動作説明のための第2の信号波形図であ
る。
る。
【図6】図1の第2の要部詳細図である。
【図7】本発明の一実施例における周波数変換器の動作
説明のための信号波形図である。
説明のための信号波形図である。
【図8】従来例の構成図である。
【図9】従来例の記録フォーマットである。
【図10】図8の要部詳細図である。
1 ディスク記録媒体
2 ヘッド
3 再生増幅器(手段)
4 2値化回路
5 データ識別回路(手段)
6 発振器(手段)
7 周波数変換回路(手段)
8 記録増幅器(手段)
9、30、40 スイッチ
10、16 位相比較器(手段)
11、17、31 低域濾波器
12、32、33 加算器
13、18 電圧制御発振器(手段)
14 データ判定器(手段)
15、19 分周器
20 アナログ−ディジタル変換器(手段)
21 信号処理部(手段)
22、37 位相計算器(手段)
23 零交差変換器
24、34 遅延器
25 位置計算ROM
26、36 掛算器
27 零交差検出器
28、38 ディジタル位相同期ループ
29 減算器
32 数値制御発振器
35 データ判定器(手段)
39 ゾーン判定器(手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体と、前記ディスク状
記録媒体にディジタル信号を記録再生するヘッドと、再
生時に前記ヘッド出力を検出して増幅する再生増幅手段
と、前記再生増幅手段の出力を特定の周波数のサンプリ
ングクロックでサンプリングして出力するアナログ−デ
ィジタル変換手段と、前記アナログ−ディジタル変換手
段の出力を処理して再生信号のデータ識別を行う信号処
理手段と、前記特定のサンプリングクロックを発振出力
する発振手段と、前記発振手段の出力を適当な周波数に
変換して出力する周波数変換手段と、前記周波数変換手
段の出力を記録データクロックとして前記ヘッドを駆動
してディジタル信号の記録を行う記録増幅手段とを備え
たことを特徴とするディジタル記録再生装置。 - 【請求項2】 ディスク状記録媒体の記録領域はディス
ク半径方向に対して実質上等間隔に複数個のゾーンに分
割され、最外周ゾーンを第1ゾーンとして第Nゾーンの
転送レートが自然数M1、M2及びM3によって(数1)
に示す有理数比の関係であることを特徴とする請求項1
記載のディジタル記録再生装置。 【数1】 - 【請求項3】 特定のサンプリングクロックは(数1)
においてN=0とした場合の転送レートに対応した周波
数であることを特徴とする請求項2記載のディジタル記
録再生装置。 - 【請求項4】 信号処理手段は、アナログ−ディジタル
変換手段の出力の複数個の連続する値から再生信号の識
別点時刻とサンプリング時刻との相対的時間関係を計算
する位相計算手段と、前記位相計算手段出力から再生ク
ロック成分を再生して出力するディジタル位相同期ルー
プと、前記ディジタル位相同期ループ出力で表される打
ち抜き点位置と前記位相計算手段出力で表される識別点
位置から識別データを判定して出力するデータ判定手段
とを備え、前記ディジタル位相同期ループの位相分解能
が全てのゾーンにわたって一定となるように前記位相計
算手段の分解能及びディジタル位相同期ループの自走周
波数を設定することを特徴とする請求項1記載のディジ
タル記録再生装置。 - 【請求項5】 信号処理手段は、アナログ−ディジタル
変換手段の出力の複数個の連続する値から識別点時刻と
サンプリング時刻との相対的時間関係を同時に異なる2
つのゾーンの転送レートに合わせて計算して出力する位
相計算手段と、前記位相計算手段出力である2つの識別
点位相情報から各々再生クロック成分を再生して出力す
る2つのディジタル位相同期ループと、前記2つのディ
ジタル位相同期ループの位相誤差変化を検出して変化の
大小を判定して小さい方のディジタル位相同期ループに
該当するゾーンを指示出力するゾーン判定手段とを備え
ていることを特徴とする請求項1記載のディジタル記録
再生装置。 - 【請求項6】 信号処理手段のデータ判定手段は、前記
ゾーン判定手段で指示された一方のディジタル位相同期
ループ出力で表される打ち抜き点時刻と、これに対応す
る前記一方の位相計算手段出力である識別点位置から再
生信号のデータ識別を行って出力する機能を有すること
を特徴とする請求項5記載のディジタル記録再生装置。 - 【請求項7】 各ゾーンの記録トラックは複数のセクタ
ーにセクター分割されかつ各々のセクターのフォーマッ
トは同一でアドレス部及びデータ部に分けられ、前記周
波数変換手段の周波数切り換え時間はこのセクターアド
レス部の再生所用時間と同等以下であることを特徴とす
る請求項1記載のディジタル記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18452291A JPH0528657A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | デイジタル記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18452291A JPH0528657A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | デイジタル記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528657A true JPH0528657A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16154677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18452291A Pending JPH0528657A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | デイジタル記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528657A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08180596A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-12 | Nec Corp | 光ディスク装置 |
US7558462B2 (en) | 2002-07-04 | 2009-07-07 | Sony Corporation | Reproduction device and content information reproduction method |
US7712318B2 (en) | 2004-04-21 | 2010-05-11 | Ricoh Company, Ltd. | Cooling apparatus, cooling method, program, computer readable information recording medium and electronic apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0264965A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ識別装置及びデータフォーマット |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP18452291A patent/JPH0528657A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0264965A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ識別装置及びデータフォーマット |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08180596A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-12 | Nec Corp | 光ディスク装置 |
US7558462B2 (en) | 2002-07-04 | 2009-07-07 | Sony Corporation | Reproduction device and content information reproduction method |
US7712318B2 (en) | 2004-04-21 | 2010-05-11 | Ricoh Company, Ltd. | Cooling apparatus, cooling method, program, computer readable information recording medium and electronic apparatus |
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