JPH05286398A - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents
助手席用エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH05286398A JPH05286398A JP4088742A JP8874292A JPH05286398A JP H05286398 A JPH05286398 A JP H05286398A JP 4088742 A JP4088742 A JP 4088742A JP 8874292 A JP8874292 A JP 8874292A JP H05286398 A JPH05286398 A JP H05286398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger seat
- airbag
- gas generator
- air bag
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/30—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow with means to draw ambient air into the flow line and mix such air with the inflation fluid
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/1624—Destructible or deformable element controlled
- Y10T137/1797—Heat destructible or fusible
- Y10T137/1812—In fluid flow path
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保管、輸送時および自動車装備後において火
災に遭遇した場合の、エアバッグ展開力を小さくするこ
とのできる助手席用エアバッグ装置を提供する。 【構成】 コンテナ１２内にエアバッグ１０が折り畳ま
れて挿入されている。コンテナ１２内に吸気孔４０が設
けられ、この吸気孔４０を塞ぐための弁４２が設けられ
ている。この弁４２はガスジェネレータ２２の点火温度
よりも低い温度で溶融する材料よりなる。 【効果】 火災に遭遇したときに弁が溶融してガスジェ
ネレータからのガスを保持箱外に流出させてエアバッグ
の展開力を小さくするようにしたものであり、輸送ない
し保管のための梱包の耐圧性が低くて足り、梱包コスト
の低減が図れる。また、輸送ないし保管中にエアバッグ
装置が火災に遭遇した場合、エアバッグ展開時にリッド
やコンテナの飛散防止ができ、輸送や保管の安全性がき
わめて高い。また、自動車装備後において火災に遭遇し
ても、エアバッグの展開力が小さいので、コンテナにか
かる力を低減できる。
災に遭遇した場合の、エアバッグ展開力を小さくするこ
とのできる助手席用エアバッグ装置を提供する。 【構成】 コンテナ１２内にエアバッグ１０が折り畳ま
れて挿入されている。コンテナ１２内に吸気孔４０が設
けられ、この吸気孔４０を塞ぐための弁４２が設けられ
ている。この弁４２はガスジェネレータ２２の点火温度
よりも低い温度で溶融する材料よりなる。 【効果】 火災に遭遇したときに弁が溶融してガスジェ
ネレータからのガスを保持箱外に流出させてエアバッグ
の展開力を小さくするようにしたものであり、輸送ない
し保管のための梱包の耐圧性が低くて足り、梱包コスト
の低減が図れる。また、輸送ないし保管中にエアバッグ
装置が火災に遭遇した場合、エアバッグ展開時にリッド
やコンテナの飛散防止ができ、輸送や保管の安全性がき
わめて高い。また、自動車装備後において火災に遭遇し
ても、エアバッグの展開力が小さいので、コンテナにか
かる力を低減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されて助手
席乗員を保護する助手席用エアバッグ装置に係り、特に
アスピレートタイプと称される助手席用エアバッグ装置
に関する。
席乗員を保護する助手席用エアバッグ装置に係り、特に
アスピレートタイプと称される助手席用エアバッグ装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】助手席用エアバッグ装置は、車両の助手
席即ち運転席の側方の乗車席に座った乗員を、車両衝突
時等の衝撃から保護するためのエアバッグ装置である。
周知の如く、このエアバッグ装置は、車両が衝突を引き
起した場合など、車両に大きな加速度が加えられた時
に、ガスジェネレータから急速にガスが噴出され、この
噴出ガスによってエアバッグが展開されるよう構成され
ている。
席即ち運転席の側方の乗車席に座った乗員を、車両衝突
時等の衝撃から保護するためのエアバッグ装置である。
周知の如く、このエアバッグ装置は、車両が衝突を引き
起した場合など、車両に大きな加速度が加えられた時
に、ガスジェネレータから急速にガスが噴出され、この
噴出ガスによってエアバッグが展開されるよう構成され
ている。
【０００３】かかる助手席用エアバッグ装置のうち、ア
スピレートタイプと称されるものの従来例について第２
図（縦断面図）を参照して説明する。なお、第２図はエ
アバッグ１０が展開した状態を示している。
スピレートタイプと称されるものの従来例について第２
図（縦断面図）を参照して説明する。なお、第２図はエ
アバッグ１０が展開した状態を示している。
【０００４】このエアバッグ１０は、展開する前は折り
畳まれた状態でコンテナと称される保持箱１２内に収納
されている。このコンテナ１２の前面は、エアバッグ１
０が車両室内に展開する際に通過するための開放口１４
となっており、エアバッグ１０はその基端部分が補強プ
レート１６を介してボルト１８及びナット２０によりコ
ンテナ１２の開放口周縁部に固定されている。開放口１
４と対面するコンテナ１２の後面壁にはガスジェネレー
タ２２が取り付けられている。図に示した従来例では、
コンテナ１２の後面壁が外側に向って円弧状に湾曲する
ことによりジェネレータ保持部２４が設けられ、このジ
ェネレータ保持部２４に円筒形状のガスジェネレータ２
２が嵌合されている。
畳まれた状態でコンテナと称される保持箱１２内に収納
されている。このコンテナ１２の前面は、エアバッグ１
０が車両室内に展開する際に通過するための開放口１４
となっており、エアバッグ１０はその基端部分が補強プ
レート１６を介してボルト１８及びナット２０によりコ
ンテナ１２の開放口周縁部に固定されている。開放口１
４と対面するコンテナ１２の後面壁にはガスジェネレー
タ２２が取り付けられている。図に示した従来例では、
コンテナ１２の後面壁が外側に向って円弧状に湾曲する
ことによりジェネレータ保持部２４が設けられ、このジ
ェネレータ保持部２４に円筒形状のガスジェネレータ２
２が嵌合されている。
【０００５】ガスジェネレータ２２は、円筒形状のケー
シング３２の内部に、急速にガスを発生することが可能
な化学物質が充填されたものであり、このケーシング３
２にはこのガスをコンテナ１２内に噴出させるための噴
気孔３４が設けられている。なお、この噴気孔３４を塞
ぐようにケーシング３２の内面に金属製のシールテープ
３８が貼着されている。このシールテープ３８は、ガス
ジェネレータ２２が作動してガスを噴出した際に破れ、
噴気孔３４からのガスの噴出を許容する。
シング３２の内部に、急速にガスを発生することが可能
な化学物質が充填されたものであり、このケーシング３
２にはこのガスをコンテナ１２内に噴出させるための噴
気孔３４が設けられている。なお、この噴気孔３４を塞
ぐようにケーシング３２の内面に金属製のシールテープ
３８が貼着されている。このシールテープ３８は、ガス
ジェネレータ２２が作動してガスを噴出した際に破れ、
噴気孔３４からのガスの噴出を許容する。
【０００６】前記コンテナ１２の上面壁と下面壁にはそ
れぞれ吸気孔４０が多数穿設されている。さらに、この
吸気孔４０にコンテナ１２の内面から被さるように弁４
２が設けられている。この弁４２の基端側はボルト２８
とナット３０によりコンテナ１２に固定されている。弁
４２の基端近傍部４２ａは可撓性を有している。これに
より、該基端近傍部４２ａよりも弁４２の自由端側の部
分がコンテナ１２の内面に重なった吸気閉止状態と、該
コンテナ１２の内面から離反した吸気開放状態とをとり
うるようになっている。噴気孔３４を通過したガスがコ
ンテナ１２内に噴出し、エアバッグ１０を展開させた時
に、大気（エア）が弁４２を押してこの吸気孔４０を通
過し、コンテナ１２内に流入する。これにより、エアバ
ッグ１０が急速に展開する。このように、コンテナ１２
内にエアが吸引されるところから、この吸気孔４０付き
のエアバッグ装置はアスピレートタイプと称される。
れぞれ吸気孔４０が多数穿設されている。さらに、この
吸気孔４０にコンテナ１２の内面から被さるように弁４
２が設けられている。この弁４２の基端側はボルト２８
とナット３０によりコンテナ１２に固定されている。弁
４２の基端近傍部４２ａは可撓性を有している。これに
より、該基端近傍部４２ａよりも弁４２の自由端側の部
分がコンテナ１２の内面に重なった吸気閉止状態と、該
コンテナ１２の内面から離反した吸気開放状態とをとり
うるようになっている。噴気孔３４を通過したガスがコ
ンテナ１２内に噴出し、エアバッグ１０を展開させた時
に、大気（エア）が弁４２を押してこの吸気孔４０を通
過し、コンテナ１２内に流入する。これにより、エアバ
ッグ１０が急速に展開する。このように、コンテナ１２
内にエアが吸引されるところから、この吸気孔４０付き
のエアバッグ装置はアスピレートタイプと称される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
助手席用エアバッグ装置においては、エアバッグ製作工
場で製作された後、自動車組立工場に送られる途中や、
この途中で保管されている場合において、火災に遭遇す
ると火災によって生ずる高温によってガスジェネレータ
２２内の化学物質が反応してガスが発生する。このガス
は噴気孔３４を通過してエアバッグ１０を展開させる。
このガス圧はきわめて大きいため、エアバッグ１０は輸
送用或いは保管用の梱包を突き破るおそれがある。この
ため、この輸送用或いは保管用の梱包には、エアバッグ
の展開力を抑え込むことができる高強度な梱包が必要に
なり、輸送コストや保管コストが嵩むという問題があっ
た。
助手席用エアバッグ装置においては、エアバッグ製作工
場で製作された後、自動車組立工場に送られる途中や、
この途中で保管されている場合において、火災に遭遇す
ると火災によって生ずる高温によってガスジェネレータ
２２内の化学物質が反応してガスが発生する。このガス
は噴気孔３４を通過してエアバッグ１０を展開させる。
このガス圧はきわめて大きいため、エアバッグ１０は輸
送用或いは保管用の梱包を突き破るおそれがある。この
ため、この輸送用或いは保管用の梱包には、エアバッグ
の展開力を抑え込むことができる高強度な梱包が必要に
なり、輸送コストや保管コストが嵩むという問題があっ
た。
【０００８】また、エアバッグ装置を自動車に装備した
後においても、車両火災によってガスジェネレータ２２
内の化学物質が反応し、これによってエアバッグ１０を
展開させることがある。この場合は火災のためコンテナ
１２が高熱にさらされており脆弱化している。したがっ
てエアバッグ１０の展開力によってコンテナ１２を破損
するおそれがある。
後においても、車両火災によってガスジェネレータ２２
内の化学物質が反応し、これによってエアバッグ１０を
展開させることがある。この場合は火災のためコンテナ
１２が高熱にさらされており脆弱化している。したがっ
てエアバッグ１０の展開力によってコンテナ１２を破損
するおそれがある。
【０００９】このためコンテナ１２に高温で脆弱化しに
くい金属を使用するか、コンテナ１２の板厚を厚くする
必要があった。
くい金属を使用するか、コンテナ１２の板厚を厚くする
必要があった。
【００１０】本発明の目的は、保管、輸送時および自動
車装備後において火災に遭遇した場合のエアバッグ展開
力を低くすることができるエアバッグ装置を提供するこ
とにある。
車装備後において火災に遭遇した場合のエアバッグ展開
力を低くすることができるエアバッグ装置を提供するこ
とにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の助手席用エアバ
ッグ装置は、前面がエアバッグ展開用の開放口となって
おり、側面に空気吸入用の吸気孔が設けられている保持
箱と、該保持箱内に設けられており、該側面に被さって
該吸気孔を閉塞させた状態と、該側面から離反して該吸
気孔を開放させた状態とをとりうるシート状の弁と、該
保持箱の奥部に設けられたガスジェネレータと、この保
持箱内に折り畳まれて収納されているエアバッグと、該
保持箱の該開放口を被うリッドと、を備えてなる助手席
用エアバッグ装置において、前記弁はガスジェネレータ
の点火温度よりも低い温度で溶融する材料よりなること
を特徴とするものである。
ッグ装置は、前面がエアバッグ展開用の開放口となって
おり、側面に空気吸入用の吸気孔が設けられている保持
箱と、該保持箱内に設けられており、該側面に被さって
該吸気孔を閉塞させた状態と、該側面から離反して該吸
気孔を開放させた状態とをとりうるシート状の弁と、該
保持箱の奥部に設けられたガスジェネレータと、この保
持箱内に折り畳まれて収納されているエアバッグと、該
保持箱の該開放口を被うリッドと、を備えてなる助手席
用エアバッグ装置において、前記弁はガスジェネレータ
の点火温度よりも低い温度で溶融する材料よりなること
を特徴とするものである。
【００１２】
【作用】本発明の助手席用エアバッグ装置がエアバッグ
製作工場で製作され、自動車組立工場に輸送されたり、
或いはこの途中で保管されたりする場合は、この助手席
用エアバッグ装置は梱包ケースに装入される。この梱包
体が火災に遭遇した場合、ガスジェネレータがガスを発
生させる温度よりも低い温度で弁が溶融する。
製作工場で製作され、自動車組立工場に輸送されたり、
或いはこの途中で保管されたりする場合は、この助手席
用エアバッグ装置は梱包ケースに装入される。この梱包
体が火災に遭遇した場合、ガスジェネレータがガスを発
生させる温度よりも低い温度で弁が溶融する。
【００１３】また、本発明の助手席用エアバッグ装置が
自動車に装備された後において車両火災に遭遇した場合
も、前記と同様、ガスジェネレータがガスを発生させる
温度よりも低い温度で弁が溶融する。このため、ガスジ
ェネレータが火災の熱で点火しガスを発生させるように
なった場合、この発生したガスは吸気孔を通って保持箱
（コンテナ）外に流出する。これにより、エアバッグの
展開力が小さくなるとともにコンテナにかかる力も小さ
くなる。
自動車に装備された後において車両火災に遭遇した場合
も、前記と同様、ガスジェネレータがガスを発生させる
温度よりも低い温度で弁が溶融する。このため、ガスジ
ェネレータが火災の熱で点火しガスを発生させるように
なった場合、この発生したガスは吸気孔を通って保持箱
（コンテナ）外に流出する。これにより、エアバッグの
展開力が小さくなるとともにコンテナにかかる力も小さ
くなる。
【００１４】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第１図は本発明の実施例に係る助手席用エアバッグ
装置の断面図である。本実施例においては、弁４２がガ
スジェネレータ２２の点火温度よりも低い温度で溶融す
る材料にて構成されている。具体的には、この弁４２は
ポリプロピレン（溶融温度約１４０℃）で構成されてい
る。５０はコンテナ１２の開放口を覆うリッドである。
る。第１図は本発明の実施例に係る助手席用エアバッグ
装置の断面図である。本実施例においては、弁４２がガ
スジェネレータ２２の点火温度よりも低い温度で溶融す
る材料にて構成されている。具体的には、この弁４２は
ポリプロピレン（溶融温度約１４０℃）で構成されてい
る。５０はコンテナ１２の開放口を覆うリッドである。
【００１５】第１図のその他の構成は第２図と同様であ
り、同一符号は同一部分を示している。
り、同一符号は同一部分を示している。
【００１６】このように構成された助手席用エアバッグ
装置において、車両の衝突に伴ってガスジェネレータ２
２が作動すると、その内部の化学物質が反応してガスが
発生する。これにより、エアバッグ１０が速やかに展開
される。なお、吸気孔４０を通過した大気は弁４２を押
し上げてコンテナ１２内に流入する。
装置において、車両の衝突に伴ってガスジェネレータ２
２が作動すると、その内部の化学物質が反応してガスが
発生する。これにより、エアバッグ１０が速やかに展開
される。なお、吸気孔４０を通過した大気は弁４２を押
し上げてコンテナ１２内に流入する。
【００１７】この助手席用エアバッグ装置が、倉庫に保
管されているときや、運搬途中および自動車装備後にお
いて火災に遭遇すると、ガスジェネレータ２２の作動前
に弁４２が溶融し、吸気孔４０が開放状態となる。その
ため、火災の熱がガスジェネレータの点火温度に達して
ガスジェネレータからガスが発生するようになったとき
には、この発生ガスは吸気孔４０を通ってコンテナ１２
外に流出する。これにより、エアバッグ１０の展開力が
小さくなるとともにコンテナにかかる力も低減される。
管されているときや、運搬途中および自動車装備後にお
いて火災に遭遇すると、ガスジェネレータ２２の作動前
に弁４２が溶融し、吸気孔４０が開放状態となる。その
ため、火災の熱がガスジェネレータの点火温度に達して
ガスジェネレータからガスが発生するようになったとき
には、この発生ガスは吸気孔４０を通ってコンテナ１２
外に流出する。これにより、エアバッグ１０の展開力が
小さくなるとともにコンテナにかかる力も低減される。
【００１８】なお、車両衝突時にガスジェネレータ２２
が作動されて発生するガスの温度は、通常の場合、弁４
２の溶融温度よりも高い。しかしながら、このガスジェ
ネレータ２２の作動時間はきわめて短いため、弁４２が
高温ガスに晒される時間は短く、弁４２の温度はその溶
融温度にまでは上昇しない。従って、車両衝突に伴って
ガスジェネレータ２２が作動したときには、弁４２は溶
融せず、ガスジェネレータ２２からのガスはエアバッグ
１０を展開させる。なお、吸気孔４０からエアが吸引さ
れることによって弁４２が冷却されるため、これによっ
ても弁４２の昇温が抑制される。
が作動されて発生するガスの温度は、通常の場合、弁４
２の溶融温度よりも高い。しかしながら、このガスジェ
ネレータ２２の作動時間はきわめて短いため、弁４２が
高温ガスに晒される時間は短く、弁４２の温度はその溶
融温度にまでは上昇しない。従って、車両衝突に伴って
ガスジェネレータ２２が作動したときには、弁４２は溶
融せず、ガスジェネレータ２２からのガスはエアバッグ
１０を展開させる。なお、吸気孔４０からエアが吸引さ
れることによって弁４２が冷却されるため、これによっ
ても弁４２の昇温が抑制される。
【００１９】本発明において、弁４２の材料は、前記ポ
リプロピレンのほか、ナイロン、ポリエステルなども好
適である。
リプロピレンのほか、ナイロン、ポリエステルなども好
適である。
【００２０】
【発明の効果】以上の通り、本発明の助手席用エアバッ
グ装置は、火災に遭遇したときに弁が溶融してガスジェ
ネレータからのガスを保持箱外に流出させてエアバッグ
の展開力を小さくなるようにしたものであり、輸送ない
し保管のための梱包の耐圧性が低くて足り、梱包コスト
の低減が図れる。また、輸送ないし保管中にエアバッグ
装置が火災に遭遇した場合、エアバッグのリッドやコン
テナにかかる力が低減するためそれらが飛散して梱包を
破損するようなことが発生しないので輸送や保管の安全
性がきわめて高い。また、コンテナにかかる力が低減さ
れているため、コンテナに用いる金属材料選択の自由度
が増し、また、肉厚を薄くすることも可能になる。
グ装置は、火災に遭遇したときに弁が溶融してガスジェ
ネレータからのガスを保持箱外に流出させてエアバッグ
の展開力を小さくなるようにしたものであり、輸送ない
し保管のための梱包の耐圧性が低くて足り、梱包コスト
の低減が図れる。また、輸送ないし保管中にエアバッグ
装置が火災に遭遇した場合、エアバッグのリッドやコン
テナにかかる力が低減するためそれらが飛散して梱包を
破損するようなことが発生しないので輸送や保管の安全
性がきわめて高い。また、コンテナにかかる力が低減さ
れているため、コンテナに用いる金属材料選択の自由度
が増し、また、肉厚を薄くすることも可能になる。
【図１】実施例に係る助手席用エアバッグ装置の断面図
である。
である。
【図２】従来例に係る助手席用エアバッグ装置の断面図
である。
である。
１０ エアバッグ １２ コンテナ １４ 開放口 ２２ ガスジェネレータ ３２ ケーシング ３４ 噴気孔 ４０ 吸気孔 ４２ 弁 ５０ リッド
Claims (1)
- 【請求項１】 前面がエアバッグ展開用の開放口となっ
ており、側面に空気吸入用の吸気孔が設けられている保
持箱と、 該保持箱内に設けられており、該側面に被さって該吸気
孔を閉塞させた状態と、該側面から離反して該吸気孔を
開放させた状態とをとりうるシート状の弁と、 該保持箱の奥部に設けられたガスジェネレータと、 この保持箱内に折り畳まれて収納されているエアバッグ
と、 該保持箱の該開放口を被うリッドと、を備えてなる助手
席用エアバッグ装置において、 前記弁はガスジェネレータの点火温度よりも低い温度で
溶融する材料よりなることを特徴とする助手席用エアバ
ッグ装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088742A JPH05286398A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 助手席用エアバッグ装置 |
| US08/034,810 US5358272A (en) | 1992-04-09 | 1993-03-19 | Air bag device for use in a passenger's seat |
| GB9306630A GB2265865B (en) | 1992-04-09 | 1993-03-30 | Air bag device for use with a passenger's seat |
| DE4310587A DE4310587C2 (de) | 1992-04-09 | 1993-03-31 | Luftsackeinrichtung für die Verwendung bei einem Fahrzeuginsassensitz, insbesondere bei einem Fahrgastsitz |
| KR1019930005897A KR930021466A (ko) | 1992-04-09 | 1993-04-08 | 조수석용 에어백장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088742A JPH05286398A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 助手席用エアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05286398A true JPH05286398A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13951374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4088742A Pending JPH05286398A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 助手席用エアバッグ装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5358272A (ja) |
| JP (1) | JPH05286398A (ja) |
| KR (1) | KR930021466A (ja) |
| DE (1) | DE4310587C2 (ja) |
| GB (1) | GB2265865B (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19623578B4 (de) * | 1996-06-13 | 2005-03-17 | Adam Opel Ag | Airbagmodul |
| WO2006120970A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Sanoh Industrial Co., Ltd. | サイドエアバッグ用インフレータモジュール及び該サイドエアバッグ用インフレータモジュールに使用されるガイドパイプ |
| JP2008510647A (ja) * | 2004-08-24 | 2008-04-10 | タカタ・ペトリ アーゲー | エアバッグモジュール |
| JP2008517825A (ja) * | 2004-11-01 | 2008-05-29 | オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ | ガス生成器と非金属製ガスランスとの間に破壊可能な連結部分を備えるエアバッグ装置 |
| JP2011057142A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | エアバッグ装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5529334A (en) * | 1995-05-08 | 1996-06-25 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Air bag inflator and method of assembly |
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