JPH05286375A - オ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置 - Google Patents
オ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置Info
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- JPH05286375A JPH05286375A JP9089792A JP9089792A JPH05286375A JP H05286375 A JPH05286375 A JP H05286375A JP 9089792 A JP9089792 A JP 9089792A JP 9089792 A JP9089792 A JP 9089792A JP H05286375 A JPH05286375 A JP H05286375A
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- shift
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 速度設定レバ−とシフトレバ−を一体構造と
し、シフトレバ−位置を電気信号に変換してATに出力
するようにして、シフトレバ−のレイアウト自由度を増
大させること。 【構成】 スライドレ−ルに摺動自在に取り付けられた
シフトレバ−基台66と、設定速度及びシフト位置を指
定するためのU字状孔が開けられたアウタケ−ス33
と、スライドレ−ルの軸方向に対して直交する方向に上
記シフトレバ−基台に回動自在に取り付けられ、上部が
上記アウタケ−スのU字状孔を介して上方に突出するよ
うに設けられたシフトレバ−31と、シフトレバ−が設
定速度領域に位置していることを検出する設定速度領域
検出手段71と、上記シフトレバ−がに各シフト位置に
シフトされたことを検出するシフト位置検出手段73〜
75と、上記シフトレバ−が速度設定領域にある状態で
のシフトレバ−のスライド量を設定速度として検出する
設定速度検出手段76とを具備する。
し、シフトレバ−位置を電気信号に変換してATに出力
するようにして、シフトレバ−のレイアウト自由度を増
大させること。 【構成】 スライドレ−ルに摺動自在に取り付けられた
シフトレバ−基台66と、設定速度及びシフト位置を指
定するためのU字状孔が開けられたアウタケ−ス33
と、スライドレ−ルの軸方向に対して直交する方向に上
記シフトレバ−基台に回動自在に取り付けられ、上部が
上記アウタケ−スのU字状孔を介して上方に突出するよ
うに設けられたシフトレバ−31と、シフトレバ−が設
定速度領域に位置していることを検出する設定速度領域
検出手段71と、上記シフトレバ−がに各シフト位置に
シフトされたことを検出するシフト位置検出手段73〜
75と、上記シフトレバ−が速度設定領域にある状態で
のシフトレバ−のスライド量を設定速度として検出する
設定速度検出手段76とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は速度設定及びオ−トマチ
ック・トランスミッション(以下、ATと称する)のシ
フト位置を設定するオ−トマチックトランスミッション
のシフトレバ−装置に関する。
ック・トランスミッション(以下、ATと称する)のシ
フト位置を設定するオ−トマチックトランスミッション
のシフトレバ−装置に関する。
【0002】一般的な車両用制御システムにおいて車両
を定速走行させる機能を搭載させるためには速度設定を
行うための速度設定レバ−が必要である。また、当然の
ことながら、シフトレバ−もシフトレバ−位置を機械的
にオ−トマチック・トランスミッションに伝達させるた
めに運転席と助手席との間に設ける必要がある。しかし
ながら、これらの速度設定レバ−やシフトレバ−のレイ
アウト自由度は制限されているため、車室内の居住性を
向上させるには自ずと限界があった。
を定速走行させる機能を搭載させるためには速度設定を
行うための速度設定レバ−が必要である。また、当然の
ことながら、シフトレバ−もシフトレバ−位置を機械的
にオ−トマチック・トランスミッションに伝達させるた
めに運転席と助手席との間に設ける必要がある。しかし
ながら、これらの速度設定レバ−やシフトレバ−のレイ
アウト自由度は制限されているため、車室内の居住性を
向上させるには自ずと限界があった。
【0003】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は速度設定レバ−とシフトレバ−を一体構
造としてレバ−の数を減らすと共に、シフトレバ−位置
を電気信号に変換してATに出力するようにして、シフ
トレバ−のレイアウト自由度を増大させ、例えばドア側
に設けることにより居住空間を有効利用することにより
居住性を向上させることができるオ−トマチックトラン
スミッションのシフトレバ−装置を提供することにあ
る。
で、その目的は速度設定レバ−とシフトレバ−を一体構
造としてレバ−の数を減らすと共に、シフトレバ−位置
を電気信号に変換してATに出力するようにして、シフ
トレバ−のレイアウト自由度を増大させ、例えばドア側
に設けることにより居住空間を有効利用することにより
居住性を向上させることができるオ−トマチックトラン
スミッションのシフトレバ−装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項第1項に係わるオ
−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置
は、スライドレ−ルに摺動自在に取り付けられたシフト
レバ−基台と、設定速度及びシフト位置を指定するため
のU字状孔が開けられたアウタケ−スと、スライドレ−
ルの軸方向に対して直交する方向に上記シフトレバ−基
台に回動自在に取り付けられ、上部が上記アウタケ−ス
のU字状孔を介して上方に突出するように設けられたシ
フトレバ−と、上記シフトレバ−が設定速度領域に位置
していることを検出する設定速度領域検出手段と、上記
シフトレバ−がに各シフト位置にシフトされたことを検
出するシフト位置検出手段と、上記シフトレバ−が速度
設定領域にある状態でのシフトレバ−のスライド量を設
定速度として検出する設定速度検出手段とを具備する。
−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置
は、スライドレ−ルに摺動自在に取り付けられたシフト
レバ−基台と、設定速度及びシフト位置を指定するため
のU字状孔が開けられたアウタケ−スと、スライドレ−
ルの軸方向に対して直交する方向に上記シフトレバ−基
台に回動自在に取り付けられ、上部が上記アウタケ−ス
のU字状孔を介して上方に突出するように設けられたシ
フトレバ−と、上記シフトレバ−が設定速度領域に位置
していることを検出する設定速度領域検出手段と、上記
シフトレバ−がに各シフト位置にシフトされたことを検
出するシフト位置検出手段と、上記シフトレバ−が速度
設定領域にある状態でのシフトレバ−のスライド量を設
定速度として検出する設定速度検出手段とを具備する。
【0005】請求項第2項に係わるオ−トマチックトラ
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−はシフトレバ−をスライドレ−ルの軸方向に対して直
交する一方の方向に付勢するばねにより付勢されている
ことを特徴とする。
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−はシフトレバ−をスライドレ−ルの軸方向に対して直
交する一方の方向に付勢するばねにより付勢されている
ことを特徴とする。
【0006】請求項第3項に係わるオ−トマチックトラ
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−の上記U字状孔と接触する面は台形形状をなしている
ことを特徴とする。
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−の上記U字状孔と接触する面は台形形状をなしている
ことを特徴とする。
【0007】請求項第4項に係わるオ−トマチックトラ
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−と接触するU字状孔の当接面は弾性摩擦部材が取り付
けられていることを特徴とする。
ンスミッションのシフトレバ−装置は、上記シフトレバ
−と接触するU字状孔の当接面は弾性摩擦部材が取り付
けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項第1項においては、速度設定レバ−とシ
フトレバ−を一体構造としているのでレバ−の数を減少
させることができ、シフトパタ−ンをU字形状とするこ
とにより、ドライバの腕の運動範囲を考慮し、しかも居
住性を向上させている。請求項第2項においては、シフ
トレバ−をばねで付勢しておくことにより、シフトレバ
−の左右方向のがたつきを防止している。請求項第3項
においては、シフトレバ−の上記U字状孔と接触する面
は台形形状とすることにより、シフト位置でのロックを
し易くするようにしている。請求項第4項においては、
シフトレバ−と接触するU字状孔の当接面に弾性摩擦部
材が取り付けることにより、シフト時の衝撃音の発生を
防止している。
フトレバ−を一体構造としているのでレバ−の数を減少
させることができ、シフトパタ−ンをU字形状とするこ
とにより、ドライバの腕の運動範囲を考慮し、しかも居
住性を向上させている。請求項第2項においては、シフ
トレバ−をばねで付勢しておくことにより、シフトレバ
−の左右方向のがたつきを防止している。請求項第3項
においては、シフトレバ−の上記U字状孔と接触する面
は台形形状とすることにより、シフト位置でのロックを
し易くするようにしている。請求項第4項においては、
シフトレバ−と接触するU字状孔の当接面に弾性摩擦部
材が取り付けることにより、シフト時の衝撃音の発生を
防止している。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の第1実施例に係
わるオ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−
装置について説明する。図1はオ−トマチックトランス
ミッションのシフトレバ−装置が搭載されているペダル
レスシステムのシステム構成図、図2は同シフトレバ−
装置の外観斜視図、図3はシフトパタ−ンを示す図、図
4はシフトレバ−のU字状孔との当接面の形状を示す斜
視図、図5は図2のA−A線に沿った断面図、図6は図
2のB−B線に沿った断面図、図7はシフトレバ−装置
からの信号処理を示す回路図、図8はリミットスイッチ
の出力を示す波形図、図9は自動走行コントロ−ラ18
の制御内容を示すフロ−チャ−トである。
わるオ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−
装置について説明する。図1はオ−トマチックトランス
ミッションのシフトレバ−装置が搭載されているペダル
レスシステムのシステム構成図、図2は同シフトレバ−
装置の外観斜視図、図3はシフトパタ−ンを示す図、図
4はシフトレバ−のU字状孔との当接面の形状を示す斜
視図、図5は図2のA−A線に沿った断面図、図6は図
2のB−B線に沿った断面図、図7はシフトレバ−装置
からの信号処理を示す回路図、図8はリミットスイッチ
の出力を示す波形図、図9は自動走行コントロ−ラ18
の制御内容を示すフロ−チャ−トである。
【0010】図1において、11a及び11bは車両前
部の両側に設けられた例えばCCDカメラよりなる距離
計測カメラである。これら距離計測カメラ11a及び1
1bで撮影された車両前方の映像信号は先行車認識装置
12に出力される。この先行車認識装置12は距離計測
カメラ11a及び11bで撮影された先行車の映像を認
識し、先行車の速度Vf及び先行車と自走者との車間距
離Daを演算している。
部の両側に設けられた例えばCCDカメラよりなる距離
計測カメラである。これら距離計測カメラ11a及び1
1bで撮影された車両前方の映像信号は先行車認識装置
12に出力される。この先行車認識装置12は距離計測
カメラ11a及び11bで撮影された先行車の映像を認
識し、先行車の速度Vf及び先行車と自走者との車間距
離Daを演算している。
【0011】さらに、この先行車認識装置12は上述し
た映像信号をインパネに設けられたディスプレイ装置1
3に出力される。このディスプレイ装置13には距離計
測カメラ11a,11bで撮影された車両前方の映像が
写し出される。
た映像信号をインパネに設けられたディスプレイ装置1
3に出力される。このディスプレイ装置13には距離計
測カメラ11a,11bで撮影された車両前方の映像が
写し出される。
【0012】先行車認識装置12から出力される先行車
の速度Vf及び先行車と自走車との車間距離Daは車両
の走行状態を指令する走行指令コントロ−ラ14に出力
される。この走行指令コントロ−ラ14はマイクロコン
ピュ−タ及びその周辺回路より構成されている。
の速度Vf及び先行車と自走車との車間距離Daは車両
の走行状態を指令する走行指令コントロ−ラ14に出力
される。この走行指令コントロ−ラ14はマイクロコン
ピュ−タ及びその周辺回路より構成されている。
【0013】この走行指令コントロ−ラ14にはアクセ
ルレバ−15の検出出力、ブレ−キレバ−16の検出出
力、A/T・速度設定レバ−17の検出出力が入力され
ている。このアクセルレバ−15はステアリングホイ−
ルに設けられているもので、アクセルレバ−15の操作
量に比例した加速度指令値Vacを出力する。ブレ−キレ
バ−16はステアリングホイ−ルに設けられているもの
で、ブレ−キレバ−16の操作量に比例した減速度指令
値Vbrを出力する。
ルレバ−15の検出出力、ブレ−キレバ−16の検出出
力、A/T・速度設定レバ−17の検出出力が入力され
ている。このアクセルレバ−15はステアリングホイ−
ルに設けられているもので、アクセルレバ−15の操作
量に比例した加速度指令値Vacを出力する。ブレ−キレ
バ−16はステアリングホイ−ルに設けられているもの
で、ブレ−キレバ−16の操作量に比例した減速度指令
値Vbrを出力する。
【0014】A/T・速度設定レバ−17は運転席ドア
側に配置されているもので、速度設定とシフト制御を一
体構造で行うことが可能なように構成されている。この
A/T・速度設定レバ−はA/Tのシフト位置「P」、
「R」、「N」、「D」を指定するシフト位置信号SFT
、設定速度信号Vsを出力する。
側に配置されているもので、速度設定とシフト制御を一
体構造で行うことが可能なように構成されている。この
A/T・速度設定レバ−はA/Tのシフト位置「P」、
「R」、「N」、「D」を指定するシフト位置信号SFT
、設定速度信号Vsを出力する。
【0015】走行指令コントロ−ラ14は先行車がある
場合には先行車と自走車との車間距離Daを車速等に基
づいた所定値に保つ制御(車間距離制御という)に必要
な減速要求信号、加速要求信号の他、各レバ−15〜1
7に対応して走行指令信号(加速、減速、設定速度、シ
フト信号等)をコントロ−ララインcを介して自動走行
コントロ−ラ18に出力する。
場合には先行車と自走車との車間距離Daを車速等に基
づいた所定値に保つ制御(車間距離制御という)に必要
な減速要求信号、加速要求信号の他、各レバ−15〜1
7に対応して走行指令信号(加速、減速、設定速度、シ
フト信号等)をコントロ−ララインcを介して自動走行
コントロ−ラ18に出力する。
【0016】自動走行コントロ−ラ18にはスロットル
開度θを検出するスロットル開度センサ19、ホイ−ル
シリンダのブレ−キ圧力を検出するブレ−キ圧センサ2
0、自走車の速度Vを検出する速度センサ21、前後方
向の加速度Gを検出するための加速度センサ22の検出
出力が入力されている。
開度θを検出するスロットル開度センサ19、ホイ−ル
シリンダのブレ−キ圧力を検出するブレ−キ圧センサ2
0、自走車の速度Vを検出する速度センサ21、前後方
向の加速度Gを検出するための加速度センサ22の検出
出力が入力されている。
【0017】さらに、この自動走行コントロ−ラ18に
は図示しないスロットル弁の開度を変化させエンジン出
力を制御するためのスロットルアクチュエ−タ23、ブ
レ−キを作動させるためのブレ−キアクチュエ−タ2
4、AT(オ−トマチック・トランスミッション)の変
速段を切り換えるためのA/Tアクチュエ−タ25が接
続されている。なお、ブレ−キアクチュエ−タ24はブ
レ−キペダルの他に自動的にブレ−キをきかせるために
必要なアクチュエ−タである。
は図示しないスロットル弁の開度を変化させエンジン出
力を制御するためのスロットルアクチュエ−タ23、ブ
レ−キを作動させるためのブレ−キアクチュエ−タ2
4、AT(オ−トマチック・トランスミッション)の変
速段を切り換えるためのA/Tアクチュエ−タ25が接
続されている。なお、ブレ−キアクチュエ−タ24はブ
レ−キペダルの他に自動的にブレ−キをきかせるために
必要なアクチュエ−タである。
【0018】次に、図2を参照してA/T・速度設定レ
バ−17の外観斜視図について説明する。図2におい
て、31はシフトレバ−である。このシフトレバ−31
の頭部にはシフトノブ32が取り付けられている。
バ−17の外観斜視図について説明する。図2におい
て、31はシフトレバ−である。このシフトレバ−31
の頭部にはシフトノブ32が取り付けられている。
【0019】また、33はA/T・速度設定レバ−17
のアウタケ−スである。このアウタケ−ス33の上面に
はシフトレバ−31がシフトされるシフトパタ−ンに沿
ってU字状孔34が形成されている。このU字状孔34
の周縁部には樹脂及びラバ−を用いた弾性摩擦部材34
aが取り付けられている。
のアウタケ−スである。このアウタケ−ス33の上面に
はシフトレバ−31がシフトされるシフトパタ−ンに沿
ってU字状孔34が形成されている。このU字状孔34
の周縁部には樹脂及びラバ−を用いた弾性摩擦部材34
aが取り付けられている。
【0020】次に、図3を参照してシフトパタ−ンにつ
いて説明する。図3において、U字状孔34は速度設定
を行う場合にシフトされる長孔41、この長孔41の端
部から長孔41と直交する−方向に少し伸びて開けられ
た孔42に対して直交する方向に長孔41のほぼ半分位
置まで伸びて形成された長孔43、この長孔43の端部
と端部が重なるように形成され長孔41の端部と同じ位
置まで伸びて形成された長孔44とにより構成されてい
る。
いて説明する。図3において、U字状孔34は速度設定
を行う場合にシフトされる長孔41、この長孔41の端
部から長孔41と直交する−方向に少し伸びて開けられ
た孔42に対して直交する方向に長孔41のほぼ半分位
置まで伸びて形成された長孔43、この長孔43の端部
と端部が重なるように形成され長孔41の端部と同じ位
置まで伸びて形成された長孔44とにより構成されてい
る。
【0021】そして、アウタケ−ス33における長孔4
2と長孔43とを挟さむ角度θ1、長孔43の端部の角
度θ1、シフトレバ−31が「P」位置に固定するため
に長孔44の端部に形成された切欠部45の底辺と側辺
との角度θ1は同じ角度となっている。また、アウタケ
−ス33における長孔41と長孔42とを挟む角度θ
2、長孔43の中間位置に設けられた凸部46の角度θ
2は同じ角度となるように形成されている。
2と長孔43とを挟さむ角度θ1、長孔43の端部の角
度θ1、シフトレバ−31が「P」位置に固定するため
に長孔44の端部に形成された切欠部45の底辺と側辺
との角度θ1は同じ角度となっている。また、アウタケ
−ス33における長孔41と長孔42とを挟む角度θ
2、長孔43の中間位置に設けられた凸部46の角度θ
2は同じ角度となるように形成されている。
【0022】上述の角度θ1及びθ2は図3に示すよう
にシフトレバ−31のU字状孔34との当接面に形成さ
れた断面が台形形状をしている部分の底辺と側辺とのな
す角度θ1、台形形状をなす部分の上辺と側辺とのなす
角度θ2にそれぞれ等しい。つまり、シフトレバ−31
はアウタケ−ス33と当接する部分には断面が台形状と
なるように切欠部51,52が形成されている。
にシフトレバ−31のU字状孔34との当接面に形成さ
れた断面が台形形状をしている部分の底辺と側辺とのな
す角度θ1、台形形状をなす部分の上辺と側辺とのなす
角度θ2にそれぞれ等しい。つまり、シフトレバ−31
はアウタケ−ス33と当接する部分には断面が台形状と
なるように切欠部51,52が形成されている。
【0023】次に、図5及び図6を参照してA/T・速
度設定レバ−17のA−A断面図及A/T・速度設定レ
バ−17のB−B断面図についてそれぞれ説明する。図
5に示すように、A/T・速度設定レバ−17のA−A
断面はほぼコの字状に形成されている。そして、開口端
にはフランジ部61,62が設けられている。このフラ
ンジ部61,62においてアウタケ−ス33は運転席の
ドア側に取り付けられている。
度設定レバ−17のA−A断面図及A/T・速度設定レ
バ−17のB−B断面図についてそれぞれ説明する。図
5に示すように、A/T・速度設定レバ−17のA−A
断面はほぼコの字状に形成されている。そして、開口端
にはフランジ部61,62が設けられている。このフラ
ンジ部61,62においてアウタケ−ス33は運転席の
ドア側に取り付けられている。
【0024】アウタケ−ス33の底面は、2段に形成さ
れている。以下、上側の底面63、下側の底面64と呼
ぶ。上側の底面63にはスライドレ−ル65が紙面と直
交する方向に取り付けられている。このスライドレ−ル
65にはレバ−基台66が摺動自在に取り付けられてい
る。そして、このレバ−基台66の底面には下方向に向
かってコの字状のスライダ67が取り付けられている。
このスライダ67にはスライドレ−ル65との摺動をし
易くするためにロ−ラ(図示しない)が設けられてい
る。
れている。以下、上側の底面63、下側の底面64と呼
ぶ。上側の底面63にはスライドレ−ル65が紙面と直
交する方向に取り付けられている。このスライドレ−ル
65にはレバ−基台66が摺動自在に取り付けられてい
る。そして、このレバ−基台66の底面には下方向に向
かってコの字状のスライダ67が取り付けられている。
このスライダ67にはスライドレ−ル65との摺動をし
易くするためにロ−ラ(図示しない)が設けられてい
る。
【0025】このレバ−基台66にはシフトレバ−31
がスライド方向に対して直交する方向に回動自在に取り
付けられている。なお、68は紙面の反時計方向にシフ
トレバ−31を付勢しているねじりばねである。
がスライド方向に対して直交する方向に回動自在に取り
付けられている。なお、68は紙面の反時計方向にシフ
トレバ−31を付勢しているねじりばねである。
【0026】このシフトレバ−31の中間部には一端に
テ−パ面69が成形されたプレ−ト70が取り付けられ
ている。このテ−パ面69はシフトレバ−31が図5の
実線位置まで傾倒されたときに、その面が水平になるよ
うに形成されている。レバ−基台66の運転席側の脚部
661の側面は長方形状をなし、ドア側の脚部662は
の側面形状は逆台形形状をなしている。
テ−パ面69が成形されたプレ−ト70が取り付けられ
ている。このテ−パ面69はシフトレバ−31が図5の
実線位置まで傾倒されたときに、その面が水平になるよ
うに形成されている。レバ−基台66の運転席側の脚部
661の側面は長方形状をなし、ドア側の脚部662は
の側面形状は逆台形形状をなしている。
【0027】また、アウタケ−ス33の運転席側内壁面
には「D」レンジを検出するための常閉の第1のリミッ
トスイッチ71が取り付けられている。この第1のリミ
ットスイッチ71の上面には接触子71aが回動自在に
取り付けられている。図5の実線位置は接触子71aが
プレ−ト70のテ−パ面69により押し下げられて第1
のリミットスイッチ71が開成している状態を示してい
る。
には「D」レンジを検出するための常閉の第1のリミッ
トスイッチ71が取り付けられている。この第1のリミ
ットスイッチ71の上面には接触子71aが回動自在に
取り付けられている。図5の実線位置は接触子71aが
プレ−ト70のテ−パ面69により押し下げられて第1
のリミットスイッチ71が開成している状態を示してい
る。
【0028】また、前述したアウタケ−ス33の上側の
底面63と下側の底面64との間の側面72の内壁面に
は常開の第2乃至第4のリミットスイッチ73〜75が
スライドレ−ル65の軸方向に沿って連設されている。
これら第2乃至第4のリミットスイッチ73〜75の上
面には接触子73a〜75aが回動自在に取り付けられ
ている。これら接触子73a〜75aはアウタケ−ス3
3の上側の底面63から突出するように設けられてい
る。これら接触子73a〜75aのうち互いに隣接する
接触子間の距離は前述した脚部661の長さLより僅か
に短くなるように設定されている。
底面63と下側の底面64との間の側面72の内壁面に
は常開の第2乃至第4のリミットスイッチ73〜75が
スライドレ−ル65の軸方向に沿って連設されている。
これら第2乃至第4のリミットスイッチ73〜75の上
面には接触子73a〜75aが回動自在に取り付けられ
ている。これら接触子73a〜75aはアウタケ−ス3
3の上側の底面63から突出するように設けられてい
る。これら接触子73a〜75aのうち互いに隣接する
接触子間の距離は前述した脚部661の長さLより僅か
に短くなるように設定されている。
【0029】さらに、レバ−基台66のドア側端部には
シフトレバ−31のストロ−ク量を検出するための例え
ば、スライドポテンショメ−タにより構成されるストロ
−クセンサ76の一端が固定されている。さらに、この
ストロ−クセンサ76の他端はアウタケ−ス33の上側
の底面63から取り出されてフランジ部77に固定され
ている。
シフトレバ−31のストロ−ク量を検出するための例え
ば、スライドポテンショメ−タにより構成されるストロ
−クセンサ76の一端が固定されている。さらに、この
ストロ−クセンサ76の他端はアウタケ−ス33の上側
の底面63から取り出されてフランジ部77に固定され
ている。
【0030】次に、図7を参照して第1乃至第4のリミ
ットスイッチ71,73〜75からの電気信号を走行指
令コントロ−ラ14に取り込む回路について説明する。
第2のリミットスイッチ73の一端は接地され、その他
端はA/Tセレクトコントロ−ラ81のラインxを介し
て走行指令コントロ−ラ14のP端子に接続される。ま
た、第3及び第4のリミットスイッチ74,75の一端
はそれぞれ接地され、それぞれの他端は第1のリミット
スイッチ71、A/Tセレクトコントロ−ラ81のライ
ンy,zを介して走行指令コントロ−ラ14のR,N端
子にそれぞれ接続される。ラインx〜zはそれぞれナン
ド82に入力され、その出力は走行指令コントロ−ラ1
4のD端子に接続される。
ットスイッチ71,73〜75からの電気信号を走行指
令コントロ−ラ14に取り込む回路について説明する。
第2のリミットスイッチ73の一端は接地され、その他
端はA/Tセレクトコントロ−ラ81のラインxを介し
て走行指令コントロ−ラ14のP端子に接続される。ま
た、第3及び第4のリミットスイッチ74,75の一端
はそれぞれ接地され、それぞれの他端は第1のリミット
スイッチ71、A/Tセレクトコントロ−ラ81のライ
ンy,zを介して走行指令コントロ−ラ14のR,N端
子にそれぞれ接続される。ラインx〜zはそれぞれナン
ド82に入力され、その出力は走行指令コントロ−ラ1
4のD端子に接続される。
【0031】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について説明する。まず、図2乃至図8を
参照してA/T・速度設定レバ−17から設定速度信号
及びシフト信号が得られるかを説明する。
実施例の動作について説明する。まず、図2乃至図8を
参照してA/T・速度設定レバ−17から設定速度信号
及びシフト信号が得られるかを説明する。
【0032】まず、速度設定する場合について説明す
る。この場合には、A/T・速度設定レバ−17を操作
して、シフトレバ−31を長孔41内でスライドするよ
うにする。ここで、長孔41の最前位置は「N」(ニュ
−トラルポジション)であり、この位置にシフトレバ−
31をシフトすると、図8に示すように第2のリミット
スイッチ73が閉成し、第1のリミットスイッチ71は
閉成する。
る。この場合には、A/T・速度設定レバ−17を操作
して、シフトレバ−31を長孔41内でスライドするよ
うにする。ここで、長孔41の最前位置は「N」(ニュ
−トラルポジション)であり、この位置にシフトレバ−
31をシフトすると、図8に示すように第2のリミット
スイッチ73が閉成し、第1のリミットスイッチ71は
閉成する。
【0033】そして、シフトレバ−31を最前位置であ
る「N」ポジションから後方にシフトさせると、プレ−
ト70のテ−パ面69により第1のリミットスイッチ7
1が作動され、スイッチが開成される。この第1のリミ
ットスイッチ71はA/T・速度設定レバ−17が速度
設定領域内をシフトされている状態では常時開成される
ことになる。このため、A/Tセレクトコントロ−ラ8
1のラインx及びyが論理“0”となる。また、第2の
リミットスイッチ73がオフしているので、ラインzの
論理が“0”となる。このため、ナンド回路82の論理
が成立して、出力論理が“1”となる。この信号は走行
指令コントロ−ラ14のD端子に出力されるので、A/
T・速度設定レバ−17が「D」レンジ(速度設定レン
ジ)にシフトされていることが検出される。
る「N」ポジションから後方にシフトさせると、プレ−
ト70のテ−パ面69により第1のリミットスイッチ7
1が作動され、スイッチが開成される。この第1のリミ
ットスイッチ71はA/T・速度設定レバ−17が速度
設定領域内をシフトされている状態では常時開成される
ことになる。このため、A/Tセレクトコントロ−ラ8
1のラインx及びyが論理“0”となる。また、第2の
リミットスイッチ73がオフしているので、ラインzの
論理が“0”となる。このため、ナンド回路82の論理
が成立して、出力論理が“1”となる。この信号は走行
指令コントロ−ラ14のD端子に出力されるので、A/
T・速度設定レバ−17が「D」レンジ(速度設定レン
ジ)にシフトされていることが検出される。
【0034】そして、A/T・速度設定レバ−17を速
度設定領域内でシフトすると、その位置に対応するスト
ロ−ク信号はストロ−クセンサ76から走行指令コント
ロ−ラ14に出力される。つまり、このストロ−ク信号
はD端子に論理“1”信号が入力されているときに、前
述した速度設定信号Vsとしての意味をもつことにな
る。次に、A/T・速度設定レバ−17を操作して
「N」、「R」、「P」に順次シフトする場合について
説明する。
度設定領域内でシフトすると、その位置に対応するスト
ロ−ク信号はストロ−クセンサ76から走行指令コント
ロ−ラ14に出力される。つまり、このストロ−ク信号
はD端子に論理“1”信号が入力されているときに、前
述した速度設定信号Vsとしての意味をもつことにな
る。次に、A/T・速度設定レバ−17を操作して
「N」、「R」、「P」に順次シフトする場合について
説明する。
【0035】まず、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置にするには、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置までシフトする。A/T・速度設定レバ−1
7を「N」位置にシフトさせる直前位置まではプレ−ト
70のテ−パ面69により第1のリミットスイッチ71
が作動されているが、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置にシフトすると、第1のリミットスイッチ7
1が非作動される。一方、A/T・速度設定レバ−17
を「N」位置までシフトすると、図8に示すようにレバ
−基台66の脚部662により第2のリミットスイッチ
73が作動される。このため、走行指令コントロ−ラ1
4のN端子のみに論理“1”信号が出力される。
「N」位置にするには、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置までシフトする。A/T・速度設定レバ−1
7を「N」位置にシフトさせる直前位置まではプレ−ト
70のテ−パ面69により第1のリミットスイッチ71
が作動されているが、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置にシフトすると、第1のリミットスイッチ7
1が非作動される。一方、A/T・速度設定レバ−17
を「N」位置までシフトすると、図8に示すようにレバ
−基台66の脚部662により第2のリミットスイッチ
73が作動される。このため、走行指令コントロ−ラ1
4のN端子のみに論理“1”信号が出力される。
【0036】以下、A/T・速度設定レバ−17を
「R」位置、「P」位置にシフトすると、第3のリミッ
トスイッチ74、第4のリミットスイッチ75が多少の
オ−バラップ期間を持ちながらオンする。この結果、順
次走行指令コントロ−ラ14の「R」端子、「P」端子
に論理“1”信号が順次出力される。以上のように、A
/T・速度設定レバ−17を運転席ドア側に設けること
により、運転席と助手席との間の居住空間を有効利用す
ることができる。
「R」位置、「P」位置にシフトすると、第3のリミッ
トスイッチ74、第4のリミットスイッチ75が多少の
オ−バラップ期間を持ちながらオンする。この結果、順
次走行指令コントロ−ラ14の「R」端子、「P」端子
に論理“1”信号が順次出力される。以上のように、A
/T・速度設定レバ−17を運転席ドア側に設けること
により、運転席と助手席との間の居住空間を有効利用す
ることができる。
【0037】さらに、A/T・速度設定レバ−17のシ
フトパタ−ンをU字状とすることにより、ドライバの腕
の運動範囲を小さくおさえることができるので、操作性
を向上させることがてきる。
フトパタ−ンをU字状とすることにより、ドライバの腕
の運動範囲を小さくおさえることができるので、操作性
を向上させることがてきる。
【0038】ところで、A/T・速度設定レバ−17を
「N」位置から「R」位置までシフトする間にシフトレ
バ−31は長孔41,42とシフトされるが、長孔4
1,42と当接する部分は断面が台形形状となるように
切欠部51,52を設けることにより、なめらなにシフ
トすることができる。さらに、A/T・速度設定レバ−
17を「R」位置までシフトするまでに凸部46を設け
たので、シフトレバ−31が凸部46に接触することに
より「R」位置を手ごたえに認識することができる。こ
のように凸部46を設けてもシフトレバ31には切欠部
51,52を設けているのでA/T・速度設定レバ−1
7を滑らかにシフトすることができる。
「N」位置から「R」位置までシフトする間にシフトレ
バ−31は長孔41,42とシフトされるが、長孔4
1,42と当接する部分は断面が台形形状となるように
切欠部51,52を設けることにより、なめらなにシフ
トすることができる。さらに、A/T・速度設定レバ−
17を「R」位置までシフトするまでに凸部46を設け
たので、シフトレバ−31が凸部46に接触することに
より「R」位置を手ごたえに認識することができる。こ
のように凸部46を設けてもシフトレバ31には切欠部
51,52を設けているのでA/T・速度設定レバ−1
7を滑らかにシフトすることができる。
【0039】さらに、A/T・速度設定レバ−17を
「P」位置にシフトしたときには、シフトレバ−31の
切欠部51,52と切欠部45とが整合し、A/T・速
度設定レバ−17は切欠部45方向にねじりばね68に
より付勢されているため、「P」位置にロックすること
ができる。
「P」位置にシフトしたときには、シフトレバ−31の
切欠部51,52と切欠部45とが整合し、A/T・速
度設定レバ−17は切欠部45方向にねじりばね68に
より付勢されているため、「P」位置にロックすること
ができる。
【0040】また、A/T・速度設定レバ−17をシフ
トする最中にはシフトレバ−31はU字状孔34の一方
向に常時付勢させているので、シフトする際のA/T・
速度設定レバ−17の左右方向のがたつきを防止するこ
とができる。
トする最中にはシフトレバ−31はU字状孔34の一方
向に常時付勢させているので、シフトする際のA/T・
速度設定レバ−17の左右方向のがたつきを防止するこ
とができる。
【0041】また、シフトレバ−と接触するU字状孔の
周縁部は弾性摩擦部材34aを取り付けておいたので、
A/T・速度設定レバ−17が「D」レンジにある場合
には急ブレ−キ等によりシフトレバ−31の位置がスラ
イドするのを弾性摩擦部材34aのフリクションにより
防止することができる。
周縁部は弾性摩擦部材34aを取り付けておいたので、
A/T・速度設定レバ−17が「D」レンジにある場合
には急ブレ−キ等によりシフトレバ−31の位置がスラ
イドするのを弾性摩擦部材34aのフリクションにより
防止することができる。
【0042】さらに、A/T・速度設定レバ−17を長
孔43から41にシフトするときに、ねじりばね68の
付勢力によりシフトレバ−31の側面が長孔41の側面
に当接するが、そのときに発生する衝撃を弾性摩擦部材
34aにより吸収することができる。次に、図1及び図
9を参照しながらA/T・速度設定レバ−17を操作し
た場合のシステムの対応処理について説明する。
孔43から41にシフトするときに、ねじりばね68の
付勢力によりシフトレバ−31の側面が長孔41の側面
に当接するが、そのときに発生する衝撃を弾性摩擦部材
34aにより吸収することができる。次に、図1及び図
9を参照しながらA/T・速度設定レバ−17を操作し
た場合のシステムの対応処理について説明する。
【0043】まず、走行指令コントロ−ラ14は端子D
の論理が“1”であるか判定し(ステップS1)、
“1”であれば、端子Rの論理が“0”であるか判定す
る(ステップS2)。そして、このステップS2の判定
で、端子Rの論理が“0”であると判定された場合に
は、A/T・速度設定レバ−17が「D」レンジにシフ
トされていると判定し、ストロ−クセンサ76の検出出
力を設定速度信号Vsとして読み込む。
の論理が“1”であるか判定し(ステップS1)、
“1”であれば、端子Rの論理が“0”であるか判定す
る(ステップS2)。そして、このステップS2の判定
で、端子Rの論理が“0”であると判定された場合に
は、A/T・速度設定レバ−17が「D」レンジにシフ
トされていると判定し、ストロ−クセンサ76の検出出
力を設定速度信号Vsとして読み込む。
【0044】この設定速度信号Vsは自動走行コントロ
−ラ18に出力され、自動走行コントロ−ラ18により
発進処理が行われる(ステップS3)。つまり、例えば
0.15gの設定加速度で設定速度まで加速する発進処
理が行われる。
−ラ18に出力され、自動走行コントロ−ラ18により
発進処理が行われる(ステップS3)。つまり、例えば
0.15gの設定加速度で設定速度まで加速する発進処
理が行われる。
【0045】一方、ステップS1で「NO」と判定され
た場合には、走行指令コントロ−ラ14はその端子Rが
論理“1”であるか判定する(ステップS4)。A/T
・速度設定レバ−17が「R」位置にシフトされていれ
ば、R端子には論理“1”が入力されているため、「Y
ES」と判定される。このため、走行指令コントロ−ラ
14はシフト信号SFT としてR信号を自動走行コントロ
−ラ18に出力する。自動走行コントロ−ラ18は設定
速度Vset として5Km/h を、スロットル開度θtとし
てθoをセットし(ステップS5)、設定速度Vset を
ΔVだけ増加させ(ステップS6)、スロットル開度θ
tをΔθだけ増加させる(ステップS7)。
た場合には、走行指令コントロ−ラ14はその端子Rが
論理“1”であるか判定する(ステップS4)。A/T
・速度設定レバ−17が「R」位置にシフトされていれ
ば、R端子には論理“1”が入力されているため、「Y
ES」と判定される。このため、走行指令コントロ−ラ
14はシフト信号SFT としてR信号を自動走行コントロ
−ラ18に出力する。自動走行コントロ−ラ18は設定
速度Vset として5Km/h を、スロットル開度θtとし
てθoをセットし(ステップS5)、設定速度Vset を
ΔVだけ増加させ(ステップS6)、スロットル開度θ
tをΔθだけ増加させる(ステップS7)。
【0046】そして、車速センサ21で検出される実際
の車速VとステップS6で設定された設定車速Vset と
を比較する(ステップS8)。このステップS8の判定
で「V<Vset 」と判定された場合には走行指令コント
ロ−ラ14のR端子に“1”が入力されているか判定す
る(ステップS9)。そして、このステップS9の判定
で「YES」と判定された場合には、ステップS7に戻
ってスロットル開度θtをΔθだけ増加させる処理を行
う。それでも「V<Vset 」であれば、さらにスロット
ル開度θtをΔθだけ増加させる処理を行っている。
の車速VとステップS6で設定された設定車速Vset と
を比較する(ステップS8)。このステップS8の判定
で「V<Vset 」と判定された場合には走行指令コント
ロ−ラ14のR端子に“1”が入力されているか判定す
る(ステップS9)。そして、このステップS9の判定
で「YES」と判定された場合には、ステップS7に戻
ってスロットル開度θtをΔθだけ増加させる処理を行
う。それでも「V<Vset 」であれば、さらにスロット
ル開度θtをΔθだけ増加させる処理を行っている。
【0047】そして、スロットル開度θtを増加させる
ことにより車速Vが増加していき、「V=Vset 」とな
るとステップS6,S7の処理に戻って設定車速Vset
がΔV、スロットル開度θtをΔθだけ増加させる処理
が行われる。
ことにより車速Vが増加していき、「V=Vset 」とな
るとステップS6,S7の処理に戻って設定車速Vset
がΔV、スロットル開度θtをΔθだけ増加させる処理
が行われる。
【0048】以下、同様にしてステップS8の比較判定
が行われる。このステップS8の判定で「V>Vset 」
と判定された場合にはスロットル開度θtがΔθだけ減
少させる処理が行われた後、ステップS8の判定が行わ
れる。
が行われる。このステップS8の判定で「V>Vset 」
と判定された場合にはスロットル開度θtがΔθだけ減
少させる処理が行われた後、ステップS8の判定が行わ
れる。
【0049】ところで、ステップS9の判定で「YE
S」、つまりA/T・速度設定レバ−17がR位置から
他の位置にシフトされたことが検出されると、設定車速
Vに「0」が設定された(ステップS11)後、ステッ
プS1の処理に戻る。
S」、つまりA/T・速度設定レバ−17がR位置から
他の位置にシフトされたことが検出されると、設定車速
Vに「0」が設定された(ステップS11)後、ステッ
プS1の処理に戻る。
【0050】つまり、A/T・速度設定レバ−17が
「R」位置にシフトされた場合には、スロットル開度θ
tをΔθずつ増減させながら車速をVset からΔVずつ
増加させるようにしている。
「R」位置にシフトされた場合には、スロットル開度θ
tをΔθずつ増減させながら車速をVset からΔVずつ
増加させるようにしている。
【0051】次に、本発明の変形例について図10乃至
図12を参照して説明する。図10乃至図12において
前述した第1実施例と同一部分には同一番号を付し、そ
の詳細な説明については省略する。この変形例において
は、A/T・速度設定レバ−17のシフトパタ−ンを図
10に示すようにI型とし、A/T・速度設定レバ−1
7が「N」、「R」、「P」にシフトされると、第2乃
至第4のリミットスイッチ73〜75からの検出出力に
より検出し、第2乃至第4のリミットスイッチ73〜7
5からのいずれもから検出出力が検出されない場合に
は、A/T・速度設定レバ−17が「D」位置にシフト
されて速度設定が行われていると判定し、ストロ−クセ
ンサ76の出力値より設定車速Vsを読み込むようにし
ている。
図12を参照して説明する。図10乃至図12において
前述した第1実施例と同一部分には同一番号を付し、そ
の詳細な説明については省略する。この変形例において
は、A/T・速度設定レバ−17のシフトパタ−ンを図
10に示すようにI型とし、A/T・速度設定レバ−1
7が「N」、「R」、「P」にシフトされると、第2乃
至第4のリミットスイッチ73〜75からの検出出力に
より検出し、第2乃至第4のリミットスイッチ73〜7
5からのいずれもから検出出力が検出されない場合に
は、A/T・速度設定レバ−17が「D」位置にシフト
されて速度設定が行われていると判定し、ストロ−クセ
ンサ76の出力値より設定車速Vsを読み込むようにし
ている。
【0052】このようにして、設定車速Vs及びシフト
位置が走行指令コントロ−ラ14に出力される。以下、
自動発進の制御については図9のフロ−チャ−トを参照
して説明した動作と同様であるので省略する。
位置が走行指令コントロ−ラ14に出力される。以下、
自動発進の制御については図9のフロ−チャ−トを参照
して説明した動作と同様であるので省略する。
【0053】なお、上記実施例ではストロ−クセンサ7
6としてスライドポテンショメ−タを使用したが、他の
測定器(例えば、レ−ザ変位計)を使用するようにし、
シフト位置を変位で判定することにより、リミットスイ
ッチ71,73〜75を廃止するようにしても良い。
6としてスライドポテンショメ−タを使用したが、他の
測定器(例えば、レ−ザ変位計)を使用するようにし、
シフト位置を変位で判定することにより、リミットスイ
ッチ71,73〜75を廃止するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、速
度設定レバ−とシフトレバ−を一体構造としてシフトレ
バ−の多機能化を図ることができると同時に、シフトレ
バ−位置を電気信号に変換してATに出力するようにし
て、シフトレバ−のレイアウト自由度を増大させ、例え
ばドア側に設けることにより居住空間を有効利用するこ
とができるオ−トマチックトランスミッションのシフト
レバ−装置を提供することができる。
度設定レバ−とシフトレバ−を一体構造としてシフトレ
バ−の多機能化を図ることができると同時に、シフトレ
バ−位置を電気信号に変換してATに出力するようにし
て、シフトレバ−のレイアウト自由度を増大させ、例え
ばドア側に設けることにより居住空間を有効利用するこ
とができるオ−トマチックトランスミッションのシフト
レバ−装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わるオ−トマチックトラ
ンスミッションのシフトレバ−装置が搭載されているペ
ダルレスシステムのシステム構成図。
ンスミッションのシフトレバ−装置が搭載されているペ
ダルレスシステムのシステム構成図。
【図2】同実施例に係わるシフトレバ−装置の外観斜視
図。
図。
【図3】同実施例に係わるシフトパタ−ンを示す図。
【図4】同実施例に係わるシフトレバ−のU字状孔との
当接面の形状を示す斜視図。
当接面の形状を示す斜視図。
【図5】図2のA−A線に沿った断面図。
【図6】図2のB−B線に沿った断面図。
【図7】同実施例に係わるシフトレバ−装置からの信号
処理を示す回路図。
処理を示す回路図。
【図8】同実施例に係わるリミットスイッチの出力を示
す波形図。
す波形図。
【図9】同実施例に係わる自動走行コントロ−ラ18の
制御内容を示すフロ−チャ−ト。
制御内容を示すフロ−チャ−ト。
【図10】本発明の変形例に係わるシフトパタ−ンを示
す図。
す図。
【図11】同変形例に係わるA/T・速度設定レバ−の
要部断面図。
要部断面図。
【図12】同変形例に係わるA/T・速度設定レバ−の
要部断面図。
要部断面図。
14…走行指令コントロ−ラ、17…A/T・速度設定
レバ−、33…アウタケ−ス、33…アウタケ−ス、6
5…スライドレ−ル、66…レバ−基台、71…第1の
リミットスイッチ、73…第2のリミットスイッチ、7
4…第3のリミットスイッチ、75…第5のリミットス
イッチ、76…ストロ−クセンサ。
レバ−、33…アウタケ−ス、33…アウタケ−ス、6
5…スライドレ−ル、66…レバ−基台、71…第1の
リミットスイッチ、73…第2のリミットスイッチ、7
4…第3のリミットスイッチ、75…第5のリミットス
イッチ、76…ストロ−クセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 守廣 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 スライドレ−ルに摺動自在に取り付けら
れたシフトレバ−基台と、 設定速度及びシフト位置を指定するためのU字状孔が開
けられたアウタケ−スと、 スライドレ−ルの軸方向に対して直交する方向に上記シ
フトレバ−基台に回動自在に取り付けられ、上部が上記
アウタケ−スのU字状孔を介して上方に突出するように
設けられたシフトレバ−と、 上記シフトレバ−が設定速度領域に位置していることを
検出する設定速度領域検出手段と、 上記シフトレバ−がに各シフト位置にシフトされたこと
を検出するシフト位置検出手段と、 上記シフトレバ−が速度設定領域にある状態でのシフト
レバ−のスライド量を設定速度として検出する設定速度
検出手段とを具備したことを特徴とするオ−トマチック
トランスミッションのシフトレバ−装置。 - 【請求項2】 上記シフトレバ−はシフトレバ−をスラ
イドレ−ルの軸方向に対して直交する一方の方向に付勢
するばねにより付勢されていることを特徴とする請求項
第1項記載のオ−トマチックトランスミッションのシフ
トレバ−装置。 - 【請求項3】 上記シフトレバ−の上記U字状孔と接触
する面は台形形状をなしていることを特徴とする請求項
第1項記載のオ−トマチックトランスミッションのシフ
トレバ−装置。 - 【請求項4】 上記シフトレバ−と接触するU字状孔の
当接面は弾性摩擦部材が取り付けられていることを特徴
とする請求項第1項記載のオ−トマチックトランスミッ
ションのシフトレバ−装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9089792A JP2932825B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | オ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9089792A JP2932825B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | オ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286375A true JPH05286375A (ja) | 1993-11-02 |
JP2932825B2 JP2932825B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=14011200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9089792A Expired - Fee Related JP2932825B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | オ−トマチックトランスミッションのシフトレバ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2932825B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512425B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-09-07 | 현대자동차주식회사 | 수동모드 겸용 자동변속레버 어셈블리 |
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-
1992
- 1992-04-10 JP JP9089792A patent/JP2932825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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