JPH05285923A - 洗面器用鋳込型 - Google Patents

洗面器用鋳込型

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Publication number
JPH05285923A
JPH05285923A JP11813592A JP11813592A JPH05285923A JP H05285923 A JPH05285923 A JP H05285923A JP 11813592 A JP11813592 A JP 11813592A JP 11813592 A JP11813592 A JP 11813592A JP H05285923 A JPH05285923 A JP H05285923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overflow
casting
port
sludge
casting mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP11813592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Suzuki
博道 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP11813592A priority Critical patent/JPH05285923A/ja
Publication of JPH05285923A publication Critical patent/JPH05285923A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗面器を内部に着肉させて造形する際に、余
分の泥漿を良好に外部に抜き去ることのできる洗面器用
鋳込型の提供を目的とする。 【構成】 前部のオーバーフロー孔と下部の排水口を連
通するオーバーフロー排水路3を裏面に前後方向に形成
した洗面器1を造形するための鋳込型において、内部で
形成されたオーバーフロー排水路3内を落下して排水口
5部分に溜まる未着肉の泥漿を外部へ排出するための排
泥路16を排水口5の部分に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗面器を造形するた
めの鋳込型の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、洗面器は図4に斜視
図で示すような構造となっており、洗面器1は、洗面可
能なボウル部2を有し、このボウル部2内のオーバーフ
ロー水を排出させるために裏側にオーバーフロー排水路
3が形成されており、又、下部には突出状に一対の足部
4,4が形成されている。
【0003】このような足部4,4と反対側にオーバー
フロー孔を有する洗面器1を造形するための鋳込型10
は、図5で鋳込空間内に形成された洗面器の正面図を示
し、図6で鋳込型の造形時の断面図を示すように、鋳込
型10は左型11と右型12が整合されて内部に鋳込空
間13が形成され、下部には泥漿を流し込むための鋳込
口14が設けられ、この鋳込口14から通路15を介し
泥漿が鋳込空間13内に流し込まれる構造となってい
る。
【0004】鋳込口14から通路15を通り鋳込空間1
3内に泥漿が流し込まれると、泥漿は鋳込空間13の内
壁に着肉して図6に示すように内部は中空状となり、こ
の中空部により前記洗面器1のオーバーフロー排水路3
が形成される。
【0005】尚、図7は造形された洗面器1の裏面図で
あり、洗面器1の中空状の足部4が泥漿の通路となっ
て、泥漿はこの足部4,4の中を通り鋳込空間13内に
鋳込まれる。尚、図6において、洗面器1の排水口5と
なる部分は後に脱型されて、この部分に孔が開けられて
排水口5となる。又、オーバーフロー孔6も同様に、脱
型後に孔が開けられてオーバーフロー孔が形成される。
【0006】尚、このように鋳込空間13内に泥漿を流
し込んで着肉させた状態で、中空状に形成されるオーバ
ーフロー排水口3内を余剰の柔らかい泥漿が下方へ落下
することとなり、この落下する泥漿は排水口部5内に溜
まってしまうという問題点があり、排水口部5内に余分
の泥漿が溜まると、脱型後に乾燥して焼成した時に、こ
の排水口部5にヒビ割れが生じ、又、排水口とオーバー
フロー排水口間が通じなくなり、オーバーフロー排水口
として機能しなくなり、不良品となってしまうという問
題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、型内で余分な泥漿が溜
まることのない鋳込型を提供せんことを目的とし、その
要旨は、前部にオーバーフロー孔を、下部に排水口を有
し、前記オーバーフロー孔と前記排水口を連通するオー
バーフロー排水路を裏面に前後方向に形成してなる洗面
器を造形するための縦型の鋳込型において、該鋳込型内
へ泥漿を鋳込み着肉させて前記オーバーフロー排水路を
造形する際に、泥漿の着肉により形成されたオーバーフ
ロー排水路内を落下して前記排水口部分に溜まる未着肉
の泥漿を外部へ排出するための排泥路を、前記排水口部
分から鋳込口に向かって形成したことである。
【0008】
【作用】鋳込型内に泥漿が流し込まれて泥漿が鋳込空間
の内壁に着肉した状態で形成されるオーバーフロー排水
路内を余分の泥漿が落下し、排泥路を通り良好に鋳込口
に戻されて外部に排出され、余分の泥漿が溜まることが
なく良好な製品を造形することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は造形される洗面器1の裏面図であり、図2
はこの洗面器1を造形する鋳込型を脱型した状態の正面
構成図である。又、図3は図2におけるA−A線断面を
示す鋳込型の断面構成図である。尚、図中、前記従来例
で述べた構造と同一部分には同一符号を付し、説明を省
略する。
【0010】本例においては、洗面器1の裏面に形成さ
れるオーバーフロー排水路3と、中空状の一対の足部
4,4間に連通状に中空状の排泥路16,16を形成し
たものであり、図2において、鋳込型10に鋳込口14
から泥漿が流入されると、通路15を通り泥漿は洗面器
1の足部4,4となる部分内を通って鋳込空間13内に
流入し、鋳込空間13の内壁に着肉する。この泥漿の着
肉により中空のオーバーフロー排水路3が鋳込空間13
内で形成されるが、余分の泥漿はこのオーバーフロー排
水路3内を落下して排水口部5に流下し、さらに排泥路
16,16を通り足部4,4から鋳込口14に戻されて
良好に排泥される。そのため、本例の鋳込型10では従
来のように排水口部5に余分の泥漿が溜まることがな
く、良好な中空の洗面器1を鋳込成形することができ、
脱型後に取り出して乾燥し焼成した時にも従来のような
ヒビ割れが生ずることがなく、良好な製品とすることが
できる。尚、鋳込型10内で造形されて脱型された後に
排水口部5には排水口が穿設形成され、さらにオーバー
フロー孔6がボウル部2側の前部に穿設形成される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、前部にオーバーフロー孔を、
下部に排水口を有し、前記オーバーフロー孔と前記排水
口を連通するオーバーフロー排水路を裏面に前後方向に
形成してなる洗面器を造形するための縦型の鋳込型にお
いて、該鋳込型内へ泥漿を鋳込み着肉させて前記オーバ
ーフロー排水路を造形する際に、泥漿の着肉により形成
されたオーバーフロー排水路内を落下して前記排水口部
分に溜まる未着肉の泥漿を外部へ排出するための排泥路
を、前記排水口部分から鋳込口に向かって形成したこと
により、鋳込空間内の内壁に着肉した以外の余分の泥漿
を排泥路を介し良好に外部に排出させて、内部で泥漿が
溜まることを良好に防ぎ、後の乾燥,焼成時にヒビ割
れ、詰まりの生じない良好な洗面器を得ることができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】造形された洗面器の裏面概略構成図である。
【図2】鋳込型の脱型状態の正面構成図である。
【図3】鋳込型の側面断面構成図である。
【図4】造形される洗面器の斜視構成図である。
【図5】従来の鋳込型の図2に対応させた正面構成図で
ある。
【図6】従来の鋳込型の図3に対応させた側面構成図で
ある。
【図7】従来の鋳込型により造形された洗面器の裏側構
成図である。
【符号の説明】
1 洗面器 2 ボウル部 3 オーバーフロー排水路 4 足部 5 排水口部 6 オーバーフロー孔部 10 鋳込型 13 鋳込空間 14 鋳込口 15 通路 16 排泥路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部にオーバーフロー孔を、下部に排水
    口を有し、前記オーバーフロー孔と前記排水口を連通す
    るオーバーフロー排水路を裏面に前後方向に形成してな
    る洗面器を造形するための縦型の鋳込型において、該鋳
    込型内へ泥漿を鋳込み着肉させて前記オーバーフロー排
    水路を造形する際に、泥漿の着肉により形成されたオー
    バーフロー排水路内を落下して前記排水口部分に溜まる
    未着肉の泥漿を外部へ排出するための排泥路を、前記排
    水口部分から鋳込口に向かって形成したことを特徴とす
    る洗面器用鋳込型。
JP11813592A 1992-04-10 1992-04-10 洗面器用鋳込型 Pending JPH05285923A (ja)

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JP11813592A JPH05285923A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 洗面器用鋳込型

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JP11813592A JPH05285923A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 洗面器用鋳込型

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JPH05285923A true JPH05285923A (ja) 1993-11-02

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ID=14728921

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JP11813592A Pending JPH05285923A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 洗面器用鋳込型

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0482522A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Matsushita Electric Works Ltd 陶器製洗面ボウルの構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0482522A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Matsushita Electric Works Ltd 陶器製洗面ボウルの構造

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