JPH05285839A - パウダービーム分散装置、パウダービーム分散方法及びパウダービーム加工装置 - Google Patents
パウダービーム分散装置、パウダービーム分散方法及びパウダービーム加工装置Info
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- JPH05285839A JPH05285839A JP11848592A JP11848592A JPH05285839A JP H05285839 A JPH05285839 A JP H05285839A JP 11848592 A JP11848592 A JP 11848592A JP 11848592 A JP11848592 A JP 11848592A JP H05285839 A JPH05285839 A JP H05285839A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力流体の平行流を一旦攪拌し、この攪拌領
域にパウダーを噴射して、その後平行流とすることによ
り、パウダー同志の凝集付着を防止しつつ、均一に混合
したパウダービームを形成するパウダービーム分散装置
及びパウダービーム分散方法を提供する。 【構成】 平行流供給管2から圧力流体を平行流として
供給し、この平行流を分散管11により減速させて分散
させる。この分散した攪拌領域KAにパウダー噴出ノズ
ル12からパウダーを噴出し、圧力流体と均一に攪拌す
る。その後、分散管5内を平行流として搬送し、パウダ
ービームとして充分に分散させた固気2相混合流として
搬送する。
域にパウダーを噴射して、その後平行流とすることによ
り、パウダー同志の凝集付着を防止しつつ、均一に混合
したパウダービームを形成するパウダービーム分散装置
及びパウダービーム分散方法を提供する。 【構成】 平行流供給管2から圧力流体を平行流として
供給し、この平行流を分散管11により減速させて分散
させる。この分散した攪拌領域KAにパウダー噴出ノズ
ル12からパウダーを噴出し、圧力流体と均一に攪拌す
る。その後、分散管5内を平行流として搬送し、パウダ
ービームとして充分に分散させた固気2相混合流として
搬送する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧流体にパウダーを
均一に分散させるパウダー分散装置と高圧流体中にパウ
ダーを均一に分散させるパウダー分散方法及びこれらの
パウダー分散装置及びパウダー分散方法を利用したパウ
ダービーム加工装置に関する。
均一に分散させるパウダー分散装置と高圧流体中にパウ
ダーを均一に分散させるパウダー分散方法及びこれらの
パウダー分散装置及びパウダー分散方法を利用したパウ
ダービーム加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧流体にパウダーを混合させ
て、被加工面に噴射して被加工物を加工するパウダービ
ーム加工装置としては、例えば、サンドブラスト装置が
ある。
て、被加工面に噴射して被加工物を加工するパウダービ
ーム加工装置としては、例えば、サンドブラスト装置が
ある。
【0003】このサンドブラスト装置は、図5に示すよ
うに、噴射ノズル101に連通する負圧室102が形成
されており、この負圧室102内には、圧縮空気供給管
103が吸引ノズル104を介して連通している。この
吸引ノズル104は、上記噴射ノズル101に指向して
おり、圧縮空気供給管103から供給される圧縮空気を
負圧室102を通して噴射ノズル101から外部に噴出
する。このように、吸引ノズル104から負圧室102
に噴出される圧縮空気が、噴射ノズル101から直接外
部に噴出されるため、負圧室102は、負圧化される。
うに、噴射ノズル101に連通する負圧室102が形成
されており、この負圧室102内には、圧縮空気供給管
103が吸引ノズル104を介して連通している。この
吸引ノズル104は、上記噴射ノズル101に指向して
おり、圧縮空気供給管103から供給される圧縮空気を
負圧室102を通して噴射ノズル101から外部に噴出
する。このように、吸引ノズル104から負圧室102
に噴出される圧縮空気が、噴射ノズル101から直接外
部に噴出されるため、負圧室102は、負圧化される。
【0004】この負圧室102には、粉体供給管105
が連通しており、粉体供給管105には、粉体搬送管1
06が接続されている。粉体供給管105は、粉体搬送
管106から搬送されてきた粉体を負圧室102に供給
する。
が連通しており、粉体供給管105には、粉体搬送管1
06が接続されている。粉体供給管105は、粉体搬送
管106から搬送されてきた粉体を負圧室102に供給
する。
【0005】上述のように、負圧室102が負圧化され
るため、粉体供給管105から負圧室102内に粉体が
供給され、負圧室102内に供給された粉体が、負圧室
102で圧縮空気と混合されて、固気2相混合流とし
て、噴射ノズル101から被加工物に噴射される。
るため、粉体供給管105から負圧室102内に粉体が
供給され、負圧室102内に供給された粉体が、負圧室
102で圧縮空気と混合されて、固気2相混合流とし
て、噴射ノズル101から被加工物に噴射される。
【0006】この粉体としては、従来、15〜100μ
m程度の粒径のものが用いられていた。これは、粉体の
粒径が数μm以下のものを用いると、粉体が帯電し、凝
集付着するため、噴射ノズル101から粉体が固まって
流出したり、圧縮空気だけが噴射ノズル101から噴出
され、安定した噴射粉体を被加工面に噴射させることが
できず、表面精度や表面粗度が不均一になるからであ
る。
m程度の粒径のものが用いられていた。これは、粉体の
粒径が数μm以下のものを用いると、粉体が帯電し、凝
集付着するため、噴射ノズル101から粉体が固まって
流出したり、圧縮空気だけが噴射ノズル101から噴出
され、安定した噴射粉体を被加工面に噴射させることが
できず、表面精度や表面粗度が不均一になるからであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパウダービーム加工装置にあっては、そのパ
ウダービーム分散装置あるいはパウダービーム分散方法
として、圧縮空気供給管の吸引ノズルから負圧室へ噴出
する圧縮空気と粉体供給管から供給される粉体とを、負
圧室で混合し、噴射ノズルからパウダービームとして噴
出するのみであったため、粉体としてその粒径が15〜
100μm程度のものしか使用することができず、粗面
仕上に利用できるだけであった。
うな従来のパウダービーム加工装置にあっては、そのパ
ウダービーム分散装置あるいはパウダービーム分散方法
として、圧縮空気供給管の吸引ノズルから負圧室へ噴出
する圧縮空気と粉体供給管から供給される粉体とを、負
圧室で混合し、噴射ノズルからパウダービームとして噴
出するのみであったため、粉体としてその粒径が15〜
100μm程度のものしか使用することができず、粗面
仕上に利用できるだけであった。
【0008】したがって、従来のパウダービーム分散装
置やパウダービーム分散方法を利用したパウダービーム
加工装置にあっては、ショットピーニング、バリ取り、
錆び落とし、表面あらし及び装飾等の用途に限られ、除
去加工しか利用することができない。その結果、磁気デ
ィスクや光ディスク及びフライニングヘッド等記録再生
ディバイス、あるいはマイクロマシン等の微細加工を必
要とする加工装置や加工方法としては、利用することが
できないという問題があった。
置やパウダービーム分散方法を利用したパウダービーム
加工装置にあっては、ショットピーニング、バリ取り、
錆び落とし、表面あらし及び装飾等の用途に限られ、除
去加工しか利用することができない。その結果、磁気デ
ィスクや光ディスク及びフライニングヘッド等記録再生
ディバイス、あるいはマイクロマシン等の微細加工を必
要とする加工装置や加工方法としては、利用することが
できないという問題があった。
【0009】また、従来のパウダービーム分散装置やパ
ウダービーム分散方法を利用したパウダービーム加工装
置により、微細加工を行おうとすると、その粒径が数μ
m以下の粉体を使用する必要があるが、上述のように、
粉体の帯電、凝集付着により安定した噴出粉体を噴出す
ることができず、表面精度や表面粗度が不均一になると
いう問題があった。
ウダービーム分散方法を利用したパウダービーム加工装
置により、微細加工を行おうとすると、その粒径が数μ
m以下の粉体を使用する必要があるが、上述のように、
粉体の帯電、凝集付着により安定した噴出粉体を噴出す
ることができず、表面精度や表面粗度が不均一になると
いう問題があった。
【0010】さらに、粉体の粒径を小さくするととも
に、噴射ノズルの噴射孔径をも小さくすると、粉体が噴
射ノズルに凝集付着し、噴射ノズルの目づまりが発生す
る。その結果、目づまりを取り除くためのメンテナンス
を必要として、加工効率が悪化するとともに、噴射ノズ
ルの寿命が短くなるという問題が発生する。
に、噴射ノズルの噴射孔径をも小さくすると、粉体が噴
射ノズルに凝集付着し、噴射ノズルの目づまりが発生す
る。その結果、目づまりを取り除くためのメンテナンス
を必要として、加工効率が悪化するとともに、噴射ノズ
ルの寿命が短くなるという問題が発生する。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、その第一の目的は、圧縮流体を平行流として
供給する平行流供給管内に、該平行流を減速させて攪拌
する攪拌手段を設け、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せて、パウダーの混合された高圧気体を平行流として搬
送して、パウダーを平行気流中で分散させることによ
り、パウダーが凝集付着することなく、均一に分散させ
るパウダービーム分散装置を提供することにある。
であって、その第一の目的は、圧縮流体を平行流として
供給する平行流供給管内に、該平行流を減速させて攪拌
する攪拌手段を設け、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せて、パウダーの混合された高圧気体を平行流として搬
送して、パウダーを平行気流中で分散させることによ
り、パウダーが凝集付着することなく、均一に分散させ
るパウダービーム分散装置を提供することにある。
【0012】本発明の第二の目的は、圧縮流体の平行流
を減速させて攪拌し、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せた後、パウダーの混合された高圧気体を平行流として
搬送して、パウダーを平行気流中で分散させることによ
り、パウダーが凝集付着することなく、均一に分散させ
るパウダービーム分散方法を提供することにある。
を減速させて攪拌し、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せた後、パウダーの混合された高圧気体を平行流として
搬送して、パウダーを平行気流中で分散させることによ
り、パウダーが凝集付着することなく、均一に分散させ
るパウダービーム分散方法を提供することにある。
【0013】本発明の第三の目的は、圧縮流体の平行流
を減速させて攪拌し、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せた後、パウダーの混合された高圧気体を平行流として
搬送して、パウダーを平行気流中で分散させ、この分散
させたパウダーと気体との固気2相混合流を噴射ノズル
から被加工物に噴射することにより、パウダーが凝集付
着することなく、均一に分散されたパウダービームを高
速で噴出することができるようにし、表面精度や表面粗
度が均一な加工を精度よく行うことができるとともに、
噴射ノズルの孔径を小さくしても、目づまりが発生する
ことがなく、噴射ノズルの寿命が長く、かつ加工効率を
良好に行うことのできるパウダービーム加工装置を提供
することにある。
を減速させて攪拌し、この攪拌領域にパウダーを噴出さ
せた後、パウダーの混合された高圧気体を平行流として
搬送して、パウダーを平行気流中で分散させ、この分散
させたパウダーと気体との固気2相混合流を噴射ノズル
から被加工物に噴射することにより、パウダーが凝集付
着することなく、均一に分散されたパウダービームを高
速で噴出することができるようにし、表面精度や表面粗
度が均一な加工を精度よく行うことができるとともに、
噴射ノズルの孔径を小さくしても、目づまりが発生する
ことがなく、噴射ノズルの寿命が長く、かつ加工効率を
良好に行うことのできるパウダービーム加工装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的は、本発
明によれば、高圧流体を平行流として供給する平行流供
給管と、この平行流供給管内に設けられ該平行流を減速
させて攪拌する攪拌手段と、この攪拌手段により攪拌さ
れた高圧流体の攪拌領域にパウダーを噴出させて高圧流
体と混合させるパウダー噴出手段と、このパウダー噴出
手段からのパウダーの混合された高圧流体を平行流とし
て搬送してパウダーを平行気流中で分散させる分散管
と、からなるパウダービーム分散装置により、達成され
る。
明によれば、高圧流体を平行流として供給する平行流供
給管と、この平行流供給管内に設けられ該平行流を減速
させて攪拌する攪拌手段と、この攪拌手段により攪拌さ
れた高圧流体の攪拌領域にパウダーを噴出させて高圧流
体と混合させるパウダー噴出手段と、このパウダー噴出
手段からのパウダーの混合された高圧流体を平行流とし
て搬送してパウダーを平行気流中で分散させる分散管
と、からなるパウダービーム分散装置により、達成され
る。
【0015】また、前記パウダー噴出手段が、パウダー
と気体との固気2相混合流を噴出させることにより、達
成される。
と気体との固気2相混合流を噴出させることにより、達
成される。
【0016】さらに、前記攪拌手段が、前記平行流供給
管内を前記平行流を分断する状態で設けられ、この攪拌
手段の直後の下流側に形成される攪拌領域に、前記パウ
ダー噴出手段からパウダーあるいはパウダーと気体との
固気2相混合流を噴出することにより、達成される。
管内を前記平行流を分断する状態で設けられ、この攪拌
手段の直後の下流側に形成される攪拌領域に、前記パウ
ダー噴出手段からパウダーあるいはパウダーと気体との
固気2相混合流を噴出することにより、達成される。
【0017】また、前記攪拌手段が、前記平行流供給管
に対して直角方向に配設され、その縦断面が半円筒形状
あるいは半円柱形状であることにより、達成される。
に対して直角方向に配設され、その縦断面が半円筒形状
あるいは半円柱形状であることにより、達成される。
【0018】また、第二の目的は、高圧流体を平行流と
して供給する平行流供給工程と、前記平行流を減速させ
て攪拌する攪拌工程と、前記攪拌された高圧流体の攪拌
領域にパウダーを噴出させて高圧流体と混合させるパウ
ダー噴出工程と、前記パウダーの混合された高圧流体を
平行流として搬送してパウダーを平行気流中で分散させ
る分散工程と、からなるパウダービーム分散方法によ
り、達成される。
して供給する平行流供給工程と、前記平行流を減速させ
て攪拌する攪拌工程と、前記攪拌された高圧流体の攪拌
領域にパウダーを噴出させて高圧流体と混合させるパウ
ダー噴出工程と、前記パウダーの混合された高圧流体を
平行流として搬送してパウダーを平行気流中で分散させ
る分散工程と、からなるパウダービーム分散方法によ
り、達成される。
【0019】さらに、前記パウダー噴出工程により、パ
ウダーと気体との固気2相混合流を噴出させることによ
り、達成される。
ウダーと気体との固気2相混合流を噴出させることによ
り、達成される。
【0020】また、第三の目的は、前記パウダービーム
分散装置あるいはパウダービーム分散方法を利用して、
前記パウダーを分散させた平行気流を被加工物に噴射す
る噴射ノズルを、備えたパウダービーム加工装置によ
り、達成される。
分散装置あるいはパウダービーム分散方法を利用して、
前記パウダーを分散させた平行気流を被加工物に噴射す
る噴射ノズルを、備えたパウダービーム加工装置によ
り、達成される。
【0021】
【作用】上記構成によれば、平行流供給管から高圧流体
を平行流として供給し、この平行流供給管内に該平行流
を減速させて攪拌する攪拌手段を設ける。この攪拌手段
により攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウダー噴出手
段からパウダーを噴出させて高圧流体と混合させ、この
パウダーの混合された高圧流体を分散管により平行流と
して搬送してパウダーを平行気流中で分散させる。
を平行流として供給し、この平行流供給管内に該平行流
を減速させて攪拌する攪拌手段を設ける。この攪拌手段
により攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウダー噴出手
段からパウダーを噴出させて高圧流体と混合させ、この
パウダーの混合された高圧流体を分散管により平行流と
して搬送してパウダーを平行気流中で分散させる。
【0022】したがって、パウダーは、攪拌領域により
攪拌されるとともに、分散管の平行気流により、攪拌さ
れたパウダーが凝集付着することなく、均一に分散され
たパウダービームとなる。
攪拌されるとともに、分散管の平行気流により、攪拌さ
れたパウダーが凝集付着することなく、均一に分散され
たパウダービームとなる。
【0023】また、前記パウダー噴出手段から、パウダ
ーと気体との固気2相混合流を噴出させるようにする
と、攪拌領域での攪拌をより一層効率的に行うことがで
き、パウダービームをより一層均一なものとすることが
できる。
ーと気体との固気2相混合流を噴出させるようにする
と、攪拌領域での攪拌をより一層効率的に行うことがで
き、パウダービームをより一層均一なものとすることが
できる。
【0024】さらに、前記攪拌手段を、前記平行流供給
管内を前記平行流を分断する状態で設け、この攪拌手段
の直後の下流側に形成される攪拌領域に、前記パウダー
噴出手段からパウダーあるいはパウダーと気体との固気
2相混合流を噴出するようにすると、簡単な構成で、効
率的にパウダーと気体とを攪拌して、パウダービームを
均一なものとすることができる。
管内を前記平行流を分断する状態で設け、この攪拌手段
の直後の下流側に形成される攪拌領域に、前記パウダー
噴出手段からパウダーあるいはパウダーと気体との固気
2相混合流を噴出するようにすると、簡単な構成で、効
率的にパウダーと気体とを攪拌して、パウダービームを
均一なものとすることができる。
【0025】また、前記攪拌手段を、前記平行流供給管
に対して直角方向に配設され、その縦断面が半円筒形状
あるいは半円柱形状のものとすると、より一層簡単な構
成で、効率的にパウダーと気体とを攪拌して、パウダー
ビームを均一なものとすることができる。
に対して直角方向に配設され、その縦断面が半円筒形状
あるいは半円柱形状のものとすると、より一層簡単な構
成で、効率的にパウダーと気体とを攪拌して、パウダー
ビームを均一なものとすることができる。
【0026】また、上記パウダービーム分散方法によれ
ば、平行流供給工程により、高圧流体を平行流として供
給し、攪拌工程により、前記平行流を減速させて攪拌す
る。この攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウダー噴出
工程により、パウダーを噴出させて高圧流体と混合さ
せ、パウダーの混合された高圧流体を分散工程により、
平行流として搬送してパウダーを平行気流中で分散させ
る。
ば、平行流供給工程により、高圧流体を平行流として供
給し、攪拌工程により、前記平行流を減速させて攪拌す
る。この攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウダー噴出
工程により、パウダーを噴出させて高圧流体と混合さ
せ、パウダーの混合された高圧流体を分散工程により、
平行流として搬送してパウダーを平行気流中で分散させ
る。
【0027】したがって、パウダーは、攪拌領域により
攪拌されるとともに、分散工程の平行気流により、攪拌
されたパウダーが凝集付着することなく、均一に分散さ
れたパウダービームとなる。
攪拌されるとともに、分散工程の平行気流により、攪拌
されたパウダーが凝集付着することなく、均一に分散さ
れたパウダービームとなる。
【0028】また、前記パウダー噴出工程で、パウダー
と気体との固気2相混合流を噴出させると、攪拌領域で
の攪拌をより一層効率的に行うことができ、パウダービ
ームをより一層均一なものとすることができる。
と気体との固気2相混合流を噴出させると、攪拌領域で
の攪拌をより一層効率的に行うことができ、パウダービ
ームをより一層均一なものとすることができる。
【0029】また、上記パウダービーム加工装置によれ
ば、上記パウダービーム分散装置あるいはパウダービー
ム分散方法を利用して、前記パウダーを分散させた平行
気流を噴射ノズルから被加工物に噴射する。
ば、上記パウダービーム分散装置あるいはパウダービー
ム分散方法を利用して、前記パウダーを分散させた平行
気流を噴射ノズルから被加工物に噴射する。
【0030】したがって、均一に分散されたパウダービ
ームを被加工物に高速で噴出することができ、表面精度
や表面粗度が均一な加工を精度よく行うことができると
ともに、噴射ノズルの孔径を小さくしても、目づまりが
発生することがない。
ームを被加工物に高速で噴出することができ、表面精度
や表面粗度が均一な加工を精度よく行うことができると
ともに、噴射ノズルの孔径を小さくしても、目づまりが
発生することがない。
【0031】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0032】図1〜図4は、本発明の一実施例のパウダ
ービーム分散装置及びパウダービーム分散方法を示す図
であり、図1はパウダービーム分散装置の正面図、図2
はパウダービーム分散装置の縦断面図、図3は図1のA
−A矢視断面図、図4は圧力分布特性である。
ービーム分散装置及びパウダービーム分散方法を示す図
であり、図1はパウダービーム分散装置の正面図、図2
はパウダービーム分散装置の縦断面図、図3は図1のA
−A矢視断面図、図4は圧力分布特性である。
【0033】図1において、パウダービーム分散装置1
は、平行流供給管2を備えている。平行流供給管2は、
例えば、ステンレス鋼等の金属材料又はAl203等のセ
ラミックスで形成されており、その中心部に、図2に示
すように、断面円形状の供給路3が円筒状となってい
る。平行流供給管2には、図1に示すように、その先端
部に鍔部4が形成されている。
は、平行流供給管2を備えている。平行流供給管2は、
例えば、ステンレス鋼等の金属材料又はAl203等のセ
ラミックスで形成されており、その中心部に、図2に示
すように、断面円形状の供給路3が円筒状となってい
る。平行流供給管2には、図1に示すように、その先端
部に鍔部4が形成されている。
【0034】平行流供給管2は、その供給路3内を図2
に矢印で示す方向に高圧流体、例えば、20〜80m/
sの空気あるいはドライ窒素等を平行流として供給す
る。
に矢印で示す方向に高圧流体、例えば、20〜80m/
sの空気あるいはドライ窒素等を平行流として供給す
る。
【0035】この平行流供給管2の先端には、分散管5
が連結されており、分散管5は、例えば、ステンレス鋼
等の金属材料又はAl203等のセラミックスで形成され
ている。分散管5は、その中心部に、図2に示すよう
に、断面円形状で、平行流供給管2の供給路3と同一径
の分散路6が円筒状となっており、この分散路6は、平
行流供給管2の供給路3と連通するとともに、その管路
の中心が一致している。
が連結されており、分散管5は、例えば、ステンレス鋼
等の金属材料又はAl203等のセラミックスで形成され
ている。分散管5は、その中心部に、図2に示すよう
に、断面円形状で、平行流供給管2の供給路3と同一径
の分散路6が円筒状となっており、この分散路6は、平
行流供給管2の供給路3と連通するとともに、その管路
の中心が一致している。
【0036】分散管5には、図1に示すように、その後
端部に鍔部7が形成されており、分散管5と平行流供給
管2とは、図3に示すように、分散管5の鍔部7と平行
流供給管2の鍔部4とをねじ8で締結することより、連
結されている。
端部に鍔部7が形成されており、分散管5と平行流供給
管2とは、図3に示すように、分散管5の鍔部7と平行
流供給管2の鍔部4とをねじ8で締結することより、連
結されている。
【0037】また、分散管5の平行流供給管2側の端面
には、リング溝9が形成されており、リング溝9には、
Oリング10が嵌着されている。このOリング10によ
り、平行流供給管2と分散管5との連結部から高圧流体
や後述するパウダーが外部に漏れるのを防止している。
には、リング溝9が形成されており、リング溝9には、
Oリング10が嵌着されている。このOリング10によ
り、平行流供給管2と分散管5との連結部から高圧流体
や後述するパウダーが外部に漏れるのを防止している。
【0038】平行流供給管2には、供給路3の中心を横
断するように、攪拌管(攪拌手段)11が取り付けられ
ており、攪拌管11は、ステンレス鋼等の金属材料又は
Al203等のセラミックスで形成されている。攪拌管1
1は、図1乃至図3に示すように、その縦断面が中空の
半円筒状の管をその円周頂面を前記高圧流体の上流方向
に向けて取り付けられており、その両端部を平行流供給
管2に形成された半円形の溝に嵌入することにより平行
流供給管2に取り付けられている。
断するように、攪拌管(攪拌手段)11が取り付けられ
ており、攪拌管11は、ステンレス鋼等の金属材料又は
Al203等のセラミックスで形成されている。攪拌管1
1は、図1乃至図3に示すように、その縦断面が中空の
半円筒状の管をその円周頂面を前記高圧流体の上流方向
に向けて取り付けられており、その両端部を平行流供給
管2に形成された半円形の溝に嵌入することにより平行
流供給管2に取り付けられている。
【0039】すなわち、攪拌管11は、平行流供給管2
内を圧力流体の平行流を直角方向に分断する状態で設け
られており、圧力流体の平行流を減速させて攪拌する。
したがって、平行流の攪拌管11近傍の下流側には、攪
拌領域KA(図2参照)が形成される。
内を圧力流体の平行流を直角方向に分断する状態で設け
られており、圧力流体の平行流を減速させて攪拌する。
したがって、平行流の攪拌管11近傍の下流側には、攪
拌領域KA(図2参照)が形成される。
【0040】この攪拌管11の半円筒形の中空部には、
平行流供給管2に取り付けられたパウダー噴出ノズル
(パウダー噴出手段)12の先端が位置しており、パウ
ダー噴出ノズル12は、攪拌管11の平行流供給管2へ
の取付端部側にそれぞれ1個づつ取り付けられている。
パウダー噴出ノズル12は、その先端部外周面にねじ溝
が形成されており、平行流供給管2に形成されたねじ穴
に螺合させることにより平行流供給管2に取り付けられ
ている。
平行流供給管2に取り付けられたパウダー噴出ノズル
(パウダー噴出手段)12の先端が位置しており、パウ
ダー噴出ノズル12は、攪拌管11の平行流供給管2へ
の取付端部側にそれぞれ1個づつ取り付けられている。
パウダー噴出ノズル12は、その先端部外周面にねじ溝
が形成されており、平行流供給管2に形成されたねじ穴
に螺合させることにより平行流供給管2に取り付けられ
ている。
【0041】また、このパウダー噴出ノズル12は、そ
の軸心が圧力流体の下流方向に傾斜した状態で平行流供
給管2に取り付けられており、ステンレス鋼等の金属材
料又はAl203等のセラミックスで形成されている。
の軸心が圧力流体の下流方向に傾斜した状態で平行流供
給管2に取り付けられており、ステンレス鋼等の金属材
料又はAl203等のセラミックスで形成されている。
【0042】パウダー噴出ノズル12には、パウダー供
給管13が連結されており、パウダー供給管13は、パ
ウダー噴射ノズル12と同質の材料、すなわち、ステン
レス鋼等の金属材料又はAl203等のセラミックスで形
成されていてもよいし、塩化ビニール、ナイロン、テフ
ロン等の合成樹脂、あるいは、クロロプレン、ポリウレ
タン、シリコーン等の合成ゴムで形成されていてもよ
い。パウダー供給管13は、パウダー噴出ノズル12に
パウダーを供給し、パウダー噴出ノズル12は、パウダ
ー供給管13から供給されるパウダーを前記攪拌管11
により形成された平行流の攪拌領域KAに噴射する。
給管13が連結されており、パウダー供給管13は、パ
ウダー噴射ノズル12と同質の材料、すなわち、ステン
レス鋼等の金属材料又はAl203等のセラミックスで形
成されていてもよいし、塩化ビニール、ナイロン、テフ
ロン等の合成樹脂、あるいは、クロロプレン、ポリウレ
タン、シリコーン等の合成ゴムで形成されていてもよ
い。パウダー供給管13は、パウダー噴出ノズル12に
パウダーを供給し、パウダー噴出ノズル12は、パウダ
ー供給管13から供給されるパウダーを前記攪拌管11
により形成された平行流の攪拌領域KAに噴射する。
【0043】このパウダーとしては、例えば、その粒径
が、0.01μm〜5μm程度のAl2O3、SiC、S
i3N4、SiO2、TiC、B4C及びダイヤモンド等の
無機質材料、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、
PMMA等の有機質材料及びAl、Au、Ag、Cu、
Fe2O3、Cr2O3、CoCr等の金属材料等が使用さ
れている。
が、0.01μm〜5μm程度のAl2O3、SiC、S
i3N4、SiO2、TiC、B4C及びダイヤモンド等の
無機質材料、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、
PMMA等の有機質材料及びAl、Au、Ag、Cu、
Fe2O3、Cr2O3、CoCr等の金属材料等が使用さ
れている。
【0044】なお、このパウダービーム分散装置1をパ
ウダービーム加工装置に適用するには、分散管6の先端
に噴射ノズルを取り付け、この噴射ノズルから被加工物
に分散管6から供給されるパウダービームを噴射する。
ウダービーム加工装置に適用するには、分散管6の先端
に噴射ノズルを取り付け、この噴射ノズルから被加工物
に分散管6から供給されるパウダービームを噴射する。
【0045】次に、上記実施例の作用を説明することに
より、パウダービームの分散方法を説明する。パウダー
ビーム分散装置1においては、図2に示すように、平行
流供給管2の供給路3から分散管5方向に20〜80m
/sのドライ窒素又は空気等の高圧流体を平行流として
供給する。この場合、平行流供給管2の上流に、整流板
等を設けて、平行流を前もって形成してもよい。
より、パウダービームの分散方法を説明する。パウダー
ビーム分散装置1においては、図2に示すように、平行
流供給管2の供給路3から分散管5方向に20〜80m
/sのドライ窒素又は空気等の高圧流体を平行流として
供給する。この場合、平行流供給管2の上流に、整流板
等を設けて、平行流を前もって形成してもよい。
【0046】平行流供給管2の供給路3を流れてきた平
行流は、攪拌管11により減速・攪拌されて攪拌管11
の下流側近傍に攪拌領域KAを形成する。すなわち、供
給路3内の平行流のうち攪拌管11に向かって流れてき
た平行流は、半円筒形の攪拌管11の上流側頂面に衝突
し、その後、攪拌管11の半円筒形の周面に沿って流れ
る。そして、半円筒形の攪拌管11の下端まで流れる
と、攪拌管11の後側に巻き込まれ、攪拌管11の下流
側近傍に攪拌領域KAを形成する。
行流は、攪拌管11により減速・攪拌されて攪拌管11
の下流側近傍に攪拌領域KAを形成する。すなわち、供
給路3内の平行流のうち攪拌管11に向かって流れてき
た平行流は、半円筒形の攪拌管11の上流側頂面に衝突
し、その後、攪拌管11の半円筒形の周面に沿って流れ
る。そして、半円筒形の攪拌管11の下端まで流れる
と、攪拌管11の後側に巻き込まれ、攪拌管11の下流
側近傍に攪拌領域KAを形成する。
【0047】いま、図1に示すように、攪拌管11の頂
面位置をP1、攪拌管11の下流側下端位置をP2、P
3、攪拌管11の下端側近傍の攪拌領域をKA及び攪拌
領域KAよりも下流の分散路6を分散領域BAとする
と、図4に攪拌管11の円筒表面の圧力分布と円筒角度
との関係を示すように、攪拌管11の頂面位置P1であ
る0度の位置で圧力が最大となり、その後急激に圧力が
下降して、攪拌管11の下端位置P2、P3である90
度の位置で最小となる。
面位置をP1、攪拌管11の下流側下端位置をP2、P
3、攪拌管11の下端側近傍の攪拌領域をKA及び攪拌
領域KAよりも下流の分散路6を分散領域BAとする
と、図4に攪拌管11の円筒表面の圧力分布と円筒角度
との関係を示すように、攪拌管11の頂面位置P1であ
る0度の位置で圧力が最大となり、その後急激に圧力が
下降して、攪拌管11の下端位置P2、P3である90
度の位置で最小となる。
【0048】すなわち、攪拌管11に向かって流れてき
た平行流は、攪拌管11の頂面位置P1から攪拌管11
の周面に沿って流れるにしたがって急速に加速されて攪
拌管11の下端位置P2、P3に流れ、この急速に加速
される領域が、図4に示す加速領域である。この下端位
置P2、P3の直後で、圧力が下降から急に上昇に遷移
するとともに、図4に破線で表示するように、振動し、
この振動領域KAが、図4に示す攪拌領域である。
た平行流は、攪拌管11の頂面位置P1から攪拌管11
の周面に沿って流れるにしたがって急速に加速されて攪
拌管11の下端位置P2、P3に流れ、この急速に加速
される領域が、図4に示す加速領域である。この下端位
置P2、P3の直後で、圧力が下降から急に上昇に遷移
するとともに、図4に破線で表示するように、振動し、
この振動領域KAが、図4に示す攪拌領域である。
【0049】この攪拌領域KAに、パウダー噴出ノズル
12からパウダーが噴出され、パウダー噴出ノズル12
から噴出されたパウダーは、攪拌領域KAで平行流の振
動により圧力流体とパウダービームとして充分に均一に
混合・攪拌される。
12からパウダーが噴出され、パウダー噴出ノズル12
から噴出されたパウダーは、攪拌領域KAで平行流の振
動により圧力流体とパウダービームとして充分に均一に
混合・攪拌される。
【0050】その後、パウダーの混合された圧力流体
は、固気2相混合流として、分散管5の分散路6内を下
流側に搬送される。この分散路6では、図4に示すよう
に、圧力が均一となり、平行流となっている。
は、固気2相混合流として、分散管5の分散路6内を下
流側に搬送される。この分散路6では、図4に示すよう
に、圧力が均一となり、平行流となっている。
【0051】したがって、固気2相混合流は、分散路6
をパウダーが均一に分散された状態で搬送され、パウダ
ーが凝集付着することなく、均一に分散されたパウダー
ビームを形成することができる。
をパウダーが均一に分散された状態で搬送され、パウダ
ーが凝集付着することなく、均一に分散されたパウダー
ビームを形成することができる。
【0052】その結果、分散管5に噴射ノズルを取り付
けることにより、パウダービーム加工装置として、均一
に分散されたパウダービームを被加工物に高速で噴出す
ることができ、表面精度や表面粗度が均一な加工を精度
よく行うことができるとともに、噴射ノズルの孔径を小
さくしても、目づまりが発生することがなく、噴射ノズ
ルの寿命が長く、かつ加工効率を良好に行うことができ
る。
けることにより、パウダービーム加工装置として、均一
に分散されたパウダービームを被加工物に高速で噴出す
ることができ、表面精度や表面粗度が均一な加工を精度
よく行うことができるとともに、噴射ノズルの孔径を小
さくしても、目づまりが発生することがなく、噴射ノズ
ルの寿命が長く、かつ加工効率を良好に行うことができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るパウダ
ービーム分散装置及びパウダービーム分散方法により、
パウダーを、攪拌領域により攪拌することができるとと
もに、平行気流により、攪拌されたパウダーが凝集付着
することなく、均一に分散されたパウダービームを形成
することができる。また、パウダービーム加工装置によ
り、均一に分散されたパウダービームを被加工物に高速
で噴出することができ、表面精度や表面粗度が均一な加
工を精度よく行うことができるとともに、噴射ノズルの
孔径を小さくしても、目づまりが発生することがなく、
噴射ノズルの寿命が長く、かつ加工効率を良好にするこ
とができる。
ービーム分散装置及びパウダービーム分散方法により、
パウダーを、攪拌領域により攪拌することができるとと
もに、平行気流により、攪拌されたパウダーが凝集付着
することなく、均一に分散されたパウダービームを形成
することができる。また、パウダービーム加工装置によ
り、均一に分散されたパウダービームを被加工物に高速
で噴出することができ、表面精度や表面粗度が均一な加
工を精度よく行うことができるとともに、噴射ノズルの
孔径を小さくしても、目づまりが発生することがなく、
噴射ノズルの寿命が長く、かつ加工効率を良好にするこ
とができる。
【図1】本発明に係るパウダービーム分散装置及びパウ
ダービーム分散方法の一実施例によるパウダービーム分
散装置の正面図である。
ダービーム分散方法の一実施例によるパウダービーム分
散装置の正面図である。
【図2】図1のパウダービーム分散装置の縦断面図であ
る。
る。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【図4】高圧流体の図1に示す各流域での圧力分布を示
す図である。
す図である。
【図5】従来のパウダービーム加工装置の一例を示す図
である。
である。
1 パウダービーム分散装置 2 平行流供給管 3 供給路 4 鍔部 5 分散管 6 分散路 7 鍔部 8 ねじ 9 リング溝 10 Oリング 11 攪拌管 12 パウダー噴出ノズル 13 パウダー供給管 KA 攪拌領域 P1 頂面位置 P2、P3 下端位置 BA 分散領域
Claims (7)
- 【請求項1】 高圧流体を平行流として供給する平行流
供給管と、 該平行流供給管内に設けられ該平行流を減速させて攪拌
する攪拌手段と、 該攪拌手段により攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウ
ダーを噴出させて高圧流体と混合させるパウダー噴出手
段と、 該パウダー噴出手段からのパウダーの混合された高圧流
体を平行流として搬送してパウダーを平行気流中で分散
させる分散管と、 を備えたことを特徴とする、パウダービーム分散装置。 - 【請求項2】 前記パウダー噴出手段が、パウダーと気
体との固気2相混合流を噴出させることを特徴とする、
請求項1記載のパウダービーム分散装置。 - 【請求項3】 前記攪拌手段が、前記平行流供給管内を
前記平行流を分断する状態で設けられ、この攪拌手段の
直後の下流側に形成される攪拌領域に、前記パウダー噴
出手段からパウダーあるいはパウダーと気体との固気2
相混合流を噴出することを特徴とする、請求項1または
請求項2記載のパウダービーム分散装置。 - 【請求項4】 前記攪拌手段が、前記平行流供給管に対
して直角方向に配設され、その縦断面が半円筒形状ある
いは半円柱形状であることを特徴とする、請求項1から
請求項3のいずれかに記載のパウダービーム分散装置。 - 【請求項5】 高圧流体を平行流として供給する平行流
供給工程と、 前記平行流を減速させて攪拌する攪拌工程と、 前記攪拌された高圧流体の攪拌領域にパウダーを噴出さ
せて高圧流体と混合させるパウダー噴出工程と、 前記パウダーの混合された高圧流体を平行流として搬送
してパウダーを平行気流中で分散させる分散工程と、 を備えたことを特徴とする、パウダービーム分散方法。 - 【請求項6】 前記パウダー噴出工程により、パウダー
と気体との固気2相混合流を噴出させることを特徴とす
る、請求項5記載のパウダービーム分散方法。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
されたパウダービーム分散装置あるいはパウダービーム
分散方法を利用して、前記パウダーを分散させた平行気
流を被加工物に噴射する噴射ノズルを、備えたことを特
徴とする、パウダービーム加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11848592A JPH05285839A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | パウダービーム分散装置、パウダービーム分散方法及びパウダービーム加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11848592A JPH05285839A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | パウダービーム分散装置、パウダービーム分散方法及びパウダービーム加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285839A true JPH05285839A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14737847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11848592A Pending JPH05285839A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | パウダービーム分散装置、パウダービーム分散方法及びパウダービーム加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05285839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224281A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Dainippon Printing Co Ltd | サンドブラスト加工法 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP11848592A patent/JPH05285839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224281A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Dainippon Printing Co Ltd | サンドブラスト加工法 |
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