JPH05285783A - マシニングセンタ用数値制御装置 - Google Patents

マシニングセンタ用数値制御装置

Info

Publication number
JPH05285783A
JPH05285783A JP11977992A JP11977992A JPH05285783A JP H05285783 A JPH05285783 A JP H05285783A JP 11977992 A JP11977992 A JP 11977992A JP 11977992 A JP11977992 A JP 11977992A JP H05285783 A JPH05285783 A JP H05285783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
machining
shape data
roughing
machining center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11977992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Sasaki
俊一 佐々木
Nobuo Kashima
信雄 加島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP11977992A priority Critical patent/JPH05285783A/ja
Publication of JPH05285783A publication Critical patent/JPH05285783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マシニングセンタ用数値制御装置において、
ワークの素材形状と仕上げ形状の差分である取代が不均
一であっても最適な荒取り加工軌跡を自動的に発生す
る。 【構成】 取代認識部16が、デジタイジング用プログ
ラムに従ってトレーサヘッド20をワーク上でスキャニ
ングさせることにより得られる前記ワークの素材形状デ
ータのZ値と入力される仕上げ形状データのZ値との差
分を取代として自動認識する。荒取り軌跡発生部17
が、前記自動認識した取代を前記スキャニングのライン
に沿って荒取り加工する荒取り加工軌跡を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型等の三次元自由曲
面を持つワークの加工を制御するマシニングセンタ用数
値制御(NC)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金型等の三次元自由曲面を持つワークを
加工する場合は、図5に示すように図面又はモデルから
CAD装置又はデジタイザを用いてNC加工プログラム
を作成し、このNC加工プログラムに従った加工を高速
加工機能を有するマシニングセンタにて行なっている。
マシニングセンタによる加工においては、まずワークの
素材形状と仕上げ形状の差分を荒取り加工するが、この
差分である取代が不均一の場合は加工効率の点から取代
の多い部分をNC加工プログラムによらないで前加工す
る必要がある。
【0003】図6は上述した三次元自由曲面を持つワー
クの加工手順を示すフローチャートである。オペレータ
が図面に記載された仕上げ形状データ等をCAD装置に
入力することにより、形状処理等を行なわせてNC加工
プログラムを作成させ、あるいはモデルをデジタイザに
設置することにより、トレーサヘッドにてスキャニング
させ仕上げ形状を認識させてNC加工プログラムを作成
させる(ステップS1)。そして、オペレータがワーク
をマシニングセンタに設置し(ステップS2)、作成済
みのNC加工プログラムにて荒取り加工を制御させる
が、その前にワークの素材形状と仕上げ形状の差分であ
る取代が不均一のときは、オペレータが自らの判断によ
り取代の多い部分を手動送り等で荒取り加工する(ステ
ップS3)。その後、作成済みのNC加工プログラムに
て荒取り加工を制御させ(ステップS4)、必要に応じ
て仕上げ加工を制御させ(ステップS5)、全ての処理
を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにワーク
の素材形状と仕上げ形状の差分である取代が不均一のと
きは、オペレータが自らの判断により取代の多い部分を
手動送り等で荒取り加工しなければならないので、熟練
を要し、手間が掛るという問題があった。本発明は上述
した事情から成されたものであり、本発明の目的は、ワ
ークの素材形状と仕上げ形状の差分である取代が不均一
であっても最適な荒取り加工軌跡を自動的に発生するこ
とができるマシニングセンタ用NC装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸上に取付
けられた工具に代えて変位量を検出するトレーサヘッド
を取付可能なマシニングセンタを制御するマシニングセ
ンタ用NC装置に関するものであり、本発明の上記目的
は、デジタイジング用プログラムに従って前記トレーサ
ヘッドをワーク上でスキャニングさせることにより得ら
れる前記ワークの素材形状データのZ値と入力される仕
上げ形状データのZ値との差分を取代として自動認識す
る取代認識手段と、前記自動認識した取代を前記スキャ
ニングのラインに沿って荒取り加工する荒取り加工軌跡
を発生する荒取り軌跡発生手段とを具備することにより
達成される。
【0006】
【作用】本発明にあっては、荒取り加工における切込量
が仕上げ形状に掛ったときは、仕上げ形状にて荒取り加
工軌跡を自動的に発生し、さらに仕上げ形状にて荒取り
加工軌跡を一旦発生したときは、その部分の切削動作を
スキップする荒取り加工軌跡を次回から発生するように
しているので、オペレータが初心者であっても容易に荒
取り加工軌跡を得ることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明のマシニングセンタ用NC装置
の一例を示すブロック図であり、ワークの素材形状を得
るためのデジタイジングを行なう場合はマシニングセン
タ11の主軸上にトレーサヘッド20が取付けられる。
フロッピーディスク3から読込まれたデジタイジング用
プログラムDPRはプログラム記憶部4に記憶され、さ
らにプログラム解釈部5に読込まれて操作盤1からパラ
メータ記憶部2を介して読込まれたパラメータPMに従
って解釈される。プログラム解釈部5にて解釈されたス
キャニング制御用データSDがスキャニングシーケンス
制御部8に送出され、スキャニングの1ライン分のスキ
ャニング指令SSCが生成されてスキャニング速度演算
部9に送出される。そして、1ライン分のスキャニング
指令SSCに従ってマシニングセンタ11の各軸のスキ
ャニング速度成分SVが演算されて駆動部10に送出さ
れ、デジタイジング用プログラムDPRの指令通りの軌
跡及び送り速度の制御によりスキャニングが行なわれ
る。
【0008】マシニングセンタ11の各軸の変位量DP
は変位量検出部13で検出されてスキャニング速度演算
部9にフィードバックされ、各軸の現在位置PPは現在
位置検出部12で検出されて駆動部10にフィードバッ
クされ、適切なサーボ制御によるスキャニングが行なわ
れる。そして、スキャニングにより得られる各軸の現在
位置PPと変位量DPはトレランス処理部14に読込ま
れてデータ圧縮され、ワークの素材形状データDBとし
てワーク形状記憶部15に記憶される。そして、取代認
識部16にてプログラム解釈部5から読出された仕上げ
形状データDFとワーク形状記憶部15から読出された
ワークの素材形状データDBとに基づいて取代CPが認
識される。認識された取代CPは荒取り軌跡発生部17
に送出され、この取代CPに基づいてスキャニングのラ
インに沿った荒取り加工軌跡CLが生成されて関数発生
部7に送出される。
【0009】次に、高速加工を行なう場合はマシニング
センタ11の主軸上に工具19が取付けられる。フロッ
ピーディスク3から読込まれたNC加工プログラムPR
はプログラム記憶部4に記憶され、さらにプログラム解
釈部5に読込まれて操作盤1からパラメータ記憶部2を
介して読込まれたパラメータPMに従って解釈される。
プログラム解釈部5にて解釈された加工データMDは座
標計算部6に送出されて座標値SSが操作盤1からパラ
メータ記憶部2を介して読込まれたパラメータPMに従
って演算され、その座標値SSが関数発生部7に送出さ
れて関数SFが生成される。そして、荒取り軌跡発生部
17から送出されてきた荒取り加工軌跡CLと生成され
た関数SFが駆動部10に送出され、荒取り加工軌跡C
LとNC加工プログラムPRの指令送り速度に従った制
御により高速加工が行なわれる。マシニングセンタ11
の各軸の現在位置PPは現在位置検出部12で検出され
て駆動部10にフィードバックされ、適切なサーボ制御
による高精度な高速加工が行なわれる。
【0010】このような構成において、その動作例を図
2のフローチャートで説明する。オペレータが図面に記
載された仕上げ形状データ等をCAD装置に入力するこ
とにより、形状処理等を行なわせてNC加工プログラム
を作成させ、あるいはモデルをデジタイザに設置するこ
とにより、トレーサヘッドにてスキャニングさせ仕上げ
形状を認識させてNC加工プログラムを作成させる(ス
テップS11)。そして、オペレータがワークをマシニ
ングセンタ11に設置し(ステップS12)、マシニン
グセンタ11の主軸上にトレーサヘッド20を取付け
る。デジタイジング機能によりデジタイジング用プログ
ラムに従ってトレーサヘッド20をワーク上でスキャニ
ングさせ、ワークの素材形状データを求める(ステップ
S13)。
【0011】そして、ワークの素材形状データのZ値と
仕上げ形状データのZ値との差分を取代と自動認識し
(ステップS14)、例えば図3に示すようにワークの
素材形状データのZ値を所定の切込量分だけZ軸負方向
にシフトして1回目の荒取り加工軌跡を発生する。この
とき、荒取り加工軌跡のZ値が仕上げ形状データのZ値
より小となったときは仕上げ形状データにて荒取り加工
軌跡を発生する。そして、シフトしたZ値を所定の切込
量分だけZ軸負方向にシフトして同様に2回目以降の荒
取り加工軌跡を発生する。シストしたZ値の全てが仕上
げ形状データのZ値より小となるまで以上の荒取り加工
軌跡の発生動作を繰返すが、図4に示すように前回まで
に仕上げ形状まで荒取り加工された部分に対しては、工
具をワークから逃して早送りにて移動させて切削動作を
スキップさせる荒取り加工軌跡を発生する。そして、発
生した荒取り加工軌跡に従って取代の荒取り加工を制御
し(ステップS15)、必要に応じて仕上げ加工を制御
し(ステップS16)、全ての処理を終了する。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のマシニングセンタ
用NC装置によれば、ワークの素材形状に合わせた最適
な荒取り加工軌跡に従って荒取り加工を自動で行なうこ
とができるので、初心者でも短時間で加工を行なうこと
ができ、加工効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマシニングセンタ用NC装置の一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明装置の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明装置による具体例を説明するための第1
の図である。
【図4】本発明装置による具体例を説明するための第2
の図である。
【図5】三次元自由曲面を持つワークの加工手順を示す
図である。
【図6】三次元自由曲面を持つワークの従来の加工手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15 ワーク形状記憶部 16 取代認識部 17 荒取り軌跡発生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸上に取付けられた工具に代えて変位
    量を検出するトレーサヘッドを取付可能なマシニングセ
    ンタを制御するマシニングセンタ用数値制御装置におい
    て、デジタイジング用プログラムに従って前記トレーサ
    ヘッドをワーク上でスキャニングさせることにより得ら
    れる前記ワークの素材形状データのZ値と入力される仕
    上げ形状データのZ値との差分を取代として自動認識す
    る取代認識手段と、前記自動認識した取代を前記スキャ
    ニングのラインに沿って荒取り加工する荒取り加工軌跡
    を発生する荒取り軌跡発生手段とを備えたことを特徴と
    するマシニングセンタ用数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記荒取り軌跡発生手段が、前記ワーク
    の素材形状データのZ値を所定の切込量分だけZ軸負方
    向に順次シフトし、前記シフトしたZ値が前記仕上げ形
    状データのZ値より大のときは当該シフトしたZ値によ
    り前記荒取り加工軌跡を発生し、前記シフトしたZ値が
    前記仕上げ形状データのZ値より小のときは当該仕上げ
    形状データのZ値により前記荒取り加工軌跡を発生する
    動作を前記シフト毎に繰返し、前記シフトしたZ値の全
    てが前記仕上げ形状データのZ値より小となったら前記
    荒取り加工軌跡の発生動作を終了するようにした請求項
    1に記載のマシニングセンタ用数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記シフトしたZ値が前記仕上げ形状デ
    ータのZ値より小となった部分の切削動作をスキップさ
    せる荒取り加工軌跡を発生するようにした請求項2に記
    載のマシニングセンタ用数値制御装置。
JP11977992A 1992-04-13 1992-04-13 マシニングセンタ用数値制御装置 Pending JPH05285783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11977992A JPH05285783A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 マシニングセンタ用数値制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11977992A JPH05285783A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 マシニングセンタ用数値制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05285783A true JPH05285783A (ja) 1993-11-02

Family

ID=14770018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11977992A Pending JPH05285783A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 マシニングセンタ用数値制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05285783A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089734A1 (fr) * 2000-05-24 2001-11-29 Kikuchi Co., Ltd. Procede et dispositif de fabrication de moule en metal
JP2006107233A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd Nc加工システム、ncデータ作成装置、ncデータ作成システム、ncデータ作成方法及びncデータ作成プログラム
JP2006517151A (ja) * 2003-01-31 2006-07-20 アルストム テクノロジー リミテッド 常用ブレードを製造する方法と装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089734A1 (fr) * 2000-05-24 2001-11-29 Kikuchi Co., Ltd. Procede et dispositif de fabrication de moule en metal
US6953077B2 (en) 2000-05-24 2005-10-11 Kikuchi Co., Ltd. Method and apparatus for producing mold
US7108044B2 (en) 2000-05-24 2006-09-19 Kikuchi Co., Ltd. Method and apparatus for producing mold
KR100756828B1 (ko) * 2000-05-24 2007-09-07 기쿠치 프레스 고교 가부시키가이샤 금형의 제조 방법 및 그 제조 장치
JP2006517151A (ja) * 2003-01-31 2006-07-20 アルストム テクノロジー リミテッド 常用ブレードを製造する方法と装置
JP2006107233A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd Nc加工システム、ncデータ作成装置、ncデータ作成システム、ncデータ作成方法及びncデータ作成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6597142B2 (en) Apparatus and method for setting control parameters of machining apparatus
JP6426662B2 (ja) スカイビング加工制御を行う数値制御装置
WO1997015874A1 (fr) Procede concernant une machine-outil a commande numerique et a mouvement axial, et appareil afferent
WO2008053601A1 (fr) Dispositif de contrôle de travail et son programme
US4713747A (en) Numerically controlled machining method using primary and compensating cutters
WO1988010173A1 (fr) Dispositif de profilage
JP2805119B2 (ja) 非円形ワーク加工用数値制御装置
JPH05285783A (ja) マシニングセンタ用数値制御装置
CN111045395A (zh) 数值控制装置
JPH09160624A (ja) 工具経路決定方法
JPS6062448A (ja) 倣い制御方法
JP2885228B2 (ja) ワイヤ放電加工方法及び装置
JPH06119031A (ja) 削り残し部加工のncデータ作成方法
JPS58219606A (ja) 形状自動加工方式
US5583409A (en) Numerical control apparatus and method for controlling a machine
JP3050991B2 (ja) 工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置
JP7175340B2 (ja) 工作機械、情報処理装置および情報処理プログラム
JPH05274021A (ja) 加工システム
KR100315211B1 (ko) 공작기계의 가공방법
JP2599167B2 (ja) 研削加工方法およびその装置
JPH0744216A (ja) プレイバック数値制御データ作成方法及び装置
EP0488290A1 (en) Method and apparatus for preparing numerical control data for a numerically controlled machine tool
JP2985988B2 (ja) 数値制御情報作成装置
JP2554757B2 (ja) 三次元加工プログラム作成方法
JP2758935B2 (ja) Ncデータ作成装置