JPH05285767A - 自動工具交換機能を備えた工作機械 - Google Patents
自動工具交換機能を備えた工作機械Info
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- JPH05285767A JPH05285767A JP11539792A JP11539792A JPH05285767A JP H05285767 A JPH05285767 A JP H05285767A JP 11539792 A JP11539792 A JP 11539792A JP 11539792 A JP11539792 A JP 11539792A JP H05285767 A JPH05285767 A JP H05285767A
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Abstract
受渡しを行うことができ、構成が簡易で安価な工作機械
を提供する。 【構成】 タレット刃物台56は主軸の回転軸線に平行
なZ軸方向と上下方向とに移動させられ、工具ストッカ
140はZ軸方向に移動させられる。切削工具102の
交換時には、タレット刃物台56の移動により切削工具
102がロック・アンロック位置に移動させられ、ねじ
110が緩められて工具ホルダ104のタレットテーブ
ル60に対する固定が解除される。次いで、タレット刃
物台56の移動により切削工具102は受渡し位置に移
動させられ、前進端位置にある工具ストッカ140の空
の工具保持具170に渡され、更に工具ストッカ140
の回転およびタレット刃物台56の移動により新たな切
削工具102がタレットテーブル60に移載され、ロッ
ク・アンロック位置において固定される。
Description
カとの間で加工工具を自動的に交換する機能を備えた工
作機械に関するものであり、特に、構成の簡易化および
コストの低減に関するものである。
加工工具によって被加工物に所定の加工を施す加工装置
と、加工工具を収納する工具ストッカとを備えたものが
ある。加工装置には、工具を1個あるいは複数個保持
し、回転する被加工物に加工を施す刃物台やタレット刃
物台、加工工具を回転させて被加工物に加工を施す回転
加工装置等、種々の装置があるが、いずれの装置におい
ても、加工工具が寿命に達した場合、加工の種類が変わ
る場合等には工具ストッカとの間で加工工具の交換が行
われる。
カとの間で加工工具の受渡しを行う受渡し装置が設けら
れ、加工工具の交換を行うようにされていた。受渡し装
置は加工装置および工具ストッカとは独立して設けら
れ、加工装置と工具ストッカとの間を移動し、加工装置
から加工工具を取り外すとともに工具ストッカから受け
取った新たな加工工具を加工装置に取り付け、取り外し
た加工工具を工具ストッカに収めるのである。
うに加工装置と工具ストッカとは別に、加工工具の受渡
しを行う装置を設ければ工作機械の構成が複雑となると
ともに、コストが高くなることを避け得ない。本発明
は、受渡し装置を設けることなく、加工装置と工具スト
ッカとの間で加工工具の交換を行うことができ、構成が
簡易で安価な工作機械を提供することを課題として為さ
れたものである。
は、上記の課題を解決するために、(a)加工工具を着
脱可能に保持して被加工物に加工を施す加工装置と、
(b)その加工装置に供給すべき加工工具を収納する工
具ストッカと、(c)加工装置と工具ストッカとを相対
移動させ、それら加工装置と工具ストッカとの間で直接
加工工具の受渡しを行わせる移動装置とを含むように構
成される。
装置と工具ストッカとの間で工具の交換を行う場合に
は、工具ストッカと加工装置とが相対的に移動させら
れ、加工装置から工具ストッカに加工工具が渡されると
ともに、工具ストッカから加工装置に新たな加工工具が
渡される。
工具ストッカとの間で直接加工工具の交換を行うことが
でき、専用の受渡し装置が不要であり、構成が簡易で安
価な工作機械を得ることができる。
の例を図面に基づいて詳細に説明する。図2において1
0はベッドである。ベッド10上には主軸台12および
心押台14が設けられている。主軸台12には、先端に
チャック16を有する主軸18がその軸線まわりに回転
可能に支持されている。主軸18は、プーリ20,24
およびベルト26を介して主軸駆動用モータ22によっ
て回転させられる。心押台14は主軸18と同心に対向
するセンタ28を有する。このセンタ28は図示しない
油圧シリンダにより主軸18の回転軸線に平行な方向に
移動させられて主軸18に接近,離間させられ、主軸1
8に取り付けられる別のセンタと協働して被加工物32
(図1参照)を支持,解放する。図1に示すように、主
軸チャック16のみに被加工物32を把持させることも
可能である。
台14と平行にコラム34が垂直に立設されている。コ
ラム34の主軸台12および心押台14側の側面には、
Z軸スライド36が主軸18の回転軸線に平行なZ軸方
向に移動可能に設けられている。Z軸スライド36は、
コラム34に固定され、Z軸方向に延びる一対のガイド
レール38に摺動可能に支持されるとともに、コラム3
2に取り付けられたねじ軸40にナット42において螺
合されており、ねじ軸40がZ軸駆動モータ44によっ
て回転させられることにより移動させられる。
ド48が取り付けられている。X軸スライド48は、Z
軸スライド36上にX軸方向(上下方向)に設けられた
一対のガイドレール50に摺動可能に支持されるととも
に、図示しないナットにおいてねじ軸52に螺合されて
おり、ねじ軸52がX軸駆動モータ54によって回転さ
せられることにより、X軸方向に移動させられる。この
X軸スライド48上には加工装置としてのタレット刃物
台56が設けられており、タレット刃物台56はZ軸ス
ライド36およびX軸スライド48の移動により、垂直
面内において互に直交する2方向に移動させられる。
0は、図4に示すように、回転軸62の先端に設けられ
たフランジ64に固定されている。回転軸62は、X軸
スライド48上に固定されたケーシング68により主軸
18の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能にかつ軸
方向に相対移動可能に支持されている。回転軸62は、
ギヤ70およびピニオン74を介してインデックスモー
タ72によって回転させられる。回転軸62の回転角度
は、回転軸62にギヤ76,78を介して取り付けられ
たロータリエンコーダ80によって検出される。
ーシング68に対して軸方向に移動させられる。回転軸
62の軸方向の中間部には、ピストン86が固定される
とともに、ケーシング68に液密かつ軸方向に移動可能
に嵌合されている。それによりピストン86とケーシン
グ68との間には液圧室88,90が形成され、それら
液圧室88,90がポンプとタンクとに択一的に連通さ
せられることによりピストン86が前進,後退させられ
る。なお、ピストン86とケーシング68との間にはば
ね定数の大きいスプリング91が複数個配設され(図4
には1個のみ示されている)、回転軸62をケーシング
68内に引き込む向きに付勢しており、ピストン86は
スプリング91の付勢力に抗して前進することとなる。
進,後退させられ、タレットテーブル60は、フランジ
64とケーシング68との互に対向する面にそれぞれ取
り付けられたカップリング92,94が互に噛み合って
回転が阻止される回転阻止位置と、それらカップリング
92,94の噛み合いが解かれて回転が許容される回転
許容位置とに移動させられる。なお、タレットテーブル
60はピストン86,回転軸62を介してスプリング9
1の付勢力を受け、通常は回転阻止位置に保たれる。
正八角形を成し、図5に示すようにその外周面に固定さ
れた8個の取付台100にそれぞれ切削工具102が取
り付けられている(図5には1個の取付台100および
切削工具102のみが示されている)。切削工具102
は工具ホルダ104に保持されており、工具ホルダ10
4ごとタレットテーブル60に着脱される。
の回転軸線と直交する向きに貫通する嵌合孔108が形
成されており、嵌合孔108と直交してねじ110が螺
合されるとともに、ねじ110と同心に円錐穴112が
形成されている。また、取付台100の外面には位置決
めピン113が立設されている。
が形成され、小径のネック部114が形成されるととも
に、ネック部114の周方向において切削工具102が
延び出せられた位置と同じ位置には係合突起115が突
設されている。また、工具ホルダ104の下面からは嵌
合孔108に嵌合される円形断面の脚部116が突出さ
せられ、脚部116には、その中心線と直交し、切削工
具102と平行な方向にこま118が軸方向に移動可能
に嵌合されている。さらに、工具ホルダ104の取付台
100の座面119に着座する端面には、位置決めピン
113が嵌合される位置決め穴120が形成されてい
る。
けられる場合には、脚部116が嵌合孔108に嵌合さ
れるとともに、位置決めピン113が位置決め穴120
に嵌合される。こま118は、工具ホルダ104が取付
台100に着座した状態において、ねじ110の軸線よ
り僅かに座面119側に軸線がずれる位置に設けられて
おり、ねじ110が嵌合孔108から退避した状態で脚
部116が嵌合孔108に嵌合された後、ねじ110が
ねじ込まれ、こま118を前進(図5において右方へ移
動)させる。そして、ねじ110の先端に形成されたテ
ーパ部124がこま118に形成された円錐穴126の
内周面の座面119とは反対側の部分に係合し、工具ホ
ルダ104を座面119に引き付けるとともに、こま1
18の先端のテーパ部128が円錐穴112の内周面の
座面119側の部分に係合し、工具ホルダ104を座面
119に引き付ける。なお、ねじ110には後述する工
具を係合する六角穴129が形成されている。
ットテーブル60内に形成された液通路130,工具ホ
ルダ104の脚部116内に形成された液通路132を
経てクーラントが供給される。また、符号134は、切
削工具102の種類,新旧等を判別するために固定され
たIDチップである。
工具ストッカ140が設けられている。工具ストッカ1
40は、図6に示す駆動装置141によってZ軸方向に
移動させられるとともに、Z軸方向に平行な軸線まわり
に回転させられる。駆動装置141は、Z軸方向に移動
するZ軸スライド142を備えている。前記コラム34
の主軸台12側の側面のタレット刃物台56とはZ軸方
向において離れた位置には、図3に示すようにZ軸方向
に延びる一対のガイドレール144が設けられており、
Z軸スライド142が摺動可能に支持されるとともに、
液圧シリンダ146のピストンロッド148が連結させ
られており、Z軸スライド142はピストンロッド14
8の伸縮によりZ軸方向に移動させられる。
に、中空の回転軸152が前記タレットテーブル60の
回転中心線と平行な回転軸線まわりに回転可能に支持さ
れている。回転軸152の長手方向の中間部にはギヤ1
54が固定されるとともに、インデックスモータ156
により回転させられるピニオン158に噛み合わされて
おり、回転軸152はインデックスモータ156によっ
て回転させられる。回転軸152にはまた、別のギヤ1
60,162を介してロータリエンコーダ164が取り
付けられ、回転軸152の回転角度が検出されるように
なっており、所定角度ずつ間欠回転させられる。
に工具ストッカ140を構成する円形の工具保持体16
8が固定されている。工具保持体168の外周縁には8
個の工具保持具170が等角度間隔に取り付けられ、そ
れぞれ工具ホルダ104および切削工具102を保持す
るようにされており、工具保持体168と共に工具スト
ッカ140を構成している。工具保持体168にはま
た、工具保持具170にそれぞれ対応して回転軸線方向
に貫通する貫通穴171が形成され、工具保持具170
により保持された切削工具102と工具保持体168と
の干渉が避けられるようになっている。
外周面に固定されたブラケット172を有する。ブラケ
ット172と工具保持体168との間には、支持板17
4が回転軸152の回転軸線と平行な方向に移動可能に
嵌合されるとともに、ブラケット172との間に配設さ
れた一対のスプリング176(図8参照)によって工具
保持体168からタレット刃物台56側に突出する向き
に付勢されている。支持板174の突出限度は、支持板
174の係合部178と工具保持体168との係合によ
り規定される。
対の把持アーム180がそれぞれ軸182により回転軸
152の回転軸線に直角な軸線まわりに回動可能に取り
付けられている。これら把持アーム180の先端の互に
対向する内側面はそれぞれ、部分円筒面とされるととも
に、その内側面に沿って工具ホルダ104のネック部1
14と係合する台形断面の係合突部184が形成されて
いる。また、一対の把持アーム180の後端部の間には
スプリング186が配設され、把持アーム180をそれ
らの先端が閉じる向きに付勢している。
取り付けられた間の部分には、図7および図8に示すよ
うに小形のブロック190が固定され、把持アーム18
0の閉方向の回動を規制するようにされている。そのた
め、把持アーム180がブロック190に当接した状態
では、一対の把持アーム180の先端は切削工具102
のネック部114の直径より僅かに短い距離を隔てて対
向することとなる。また、ブロック190の先端には一
対の係合片192が突設されている。
は、回転軸152が回転させられることにより回転させ
られるとともに、Z軸スライド142の移動によりZ軸
方向に移動させられるが、通常は後退端位置にあり、前
記コラム34に固定された容器状のカバー196内に図
1に示すように収容されている。回転軸152はカバー
196に軸方向に移動可能かつ回転可能に嵌合されてお
り、切削工具102の交換時にはカバー196に対して
前進させられて工具ストッカ140がカバー196から
突出させられる。
ル60の取付台110に設けられたねじ110の締付
け,緩めを行う締付け・緩め工具200が配設されてい
る。締付け・緩め工具200は、図7に示すように円形
断面の本体202の先端に六角のねじ回し204が取り
付けられて成り、本体202において回転軸152内に
回転可能かつ軸方向に移動可能に嵌合されている。本体
202の後端部は図6に示すように回転軸152から突
出させられて、円筒状部材206と相対回転不能かつ軸
方向に相対移動可能に嵌合されており、この円筒状部材
206はZ軸スライド142に固定のケーシング208
により軸受210,212を介して回転可能に支持され
ている。
固定されている。係合部材214は断面形状が円形を成
し、その後部外周部には、後端面と外周面とに開口する
複数の凹部216が形成されており、別の係合部材21
8の前部外周部に突設された複数の突部220と噛み合
わされている。なお、凹部216は突部220より僅か
に大きく、突部220と凹部216とが噛み合った状態
では、それらの間に係合部材214,216の回転方向
において隙間が生ずる。係合部材218は円筒状部材2
06に回転可能に嵌合されたギヤ222に固定されてお
り、ギヤ222は油圧モータ224により回転させられ
るピニオン226に噛み合わされている。したがって、
締付け・緩め工具200は、円筒状部材206,係合部
材214,218,ギヤ222およびピニオン226を
介して油圧モータ224により回転させられることとな
る。
合させられた部分は段付状を成し、本体202の小径部
にはスプリング227が嵌装され、本体202をその先
端が回転軸152から突出する向きに付勢している。
04のねじ110に係合した状態で回転させられ、ねじ
110を締め付けあるいは螺合を緩める場合には、ねじ
回し204はその回転に伴って前進あるいは後退させら
れることとなるが、これら前進,後退のストロークエン
ドは、本体202の後端部に取り付けられた2個のドグ
228,230とスイッチ232,234とにより検出
され、ねじ110の締付け,緩めが所定量行われる。
工を施す場合には、タレット刃物台56上の8個の切削
工具102のうちの1個が加工位置に位置決めされた状
態でタレット刃物台56がX軸方向およびZ軸方向に移
動させられ、主軸18のチャック16により保持されて
回転させられる被加工物32に加工を施す。
には、タレットテーブル60が回転許容位置に移動させ
られた状態で回転させられ、交換すべき切削工具102
が加工位置から直径方向に隔たった交換位置に移動させ
られる。タレットテーブル60の回転と並行してタレッ
ト刃物台56が後退,上昇させられ、図1に示すよう
に、交換位置に移動させられた切削工具102がロック
・アンロック位置に移動させられる。工具ホルダ104
をタレットテーブル60に固定するねじ110とねじ回
し204とが係合させられるのである。
1に実線で示すように工具ストッカ140および締付け
・緩め工具200が前進させられている。したがって、
タレット刃物台56が移動させられ、交換位置に移動さ
せられた切削工具102がロック・アンロック位置に移
動させられるとき、ねじ110の六角穴129がねじ回
し204に係合する。この際、ねじ回し204と六角穴
129との位相が合致せず、ねじ回し204が六角穴1
29に嵌合できない場合には、スプリング227の圧縮
により締付け・緩め工具200が工具ストッカ140お
よび回転軸152に対して後退し、タレット刃物台56
が所定の位置まで前進することが許容される。
7により付勢されて前進端位置にあり、ねじ回し204
が六角穴129に嵌合した場合でも、タレット刃物台5
6が所定の位置まで前進するとき、締付け・緩め工具2
00はスプリング227の付勢力に抗して回転軸152
に対して後退する。なお、工具ストッカ140の複数の
工具保持具170にはそれぞれ、タレット刃物台56と
の間で交換すべき切削工具102が保持されているが、
そのうちの一つは空にされており、工具ストッカ140
の前進時には空の工具保持具170が下側の受渡し位置
に移動させられている。
104のタレットテーブル60に対する固定が解除され
る。この際、まず、係合部材218は油圧モータ224
によってねじ110の螺合を緩める向きとは逆向きに回
転させられ、それにより、ねじ回し204が六角穴12
9に嵌合していない場合でも両者の位相が合致して嵌合
する状態となり、次いで、係合部材218はねじ110
の螺合を緩める向きに回転させられる。このとき、係合
部材218の突部220の回転方向前側の端面と、係合
部材214の凹部216の回転方向前側の端面とは離れ
ており、油圧モータ224によって係合部材218が回
転させられるとき、最初は係合部材218のみが回転
し、勢いが付いたところで突部220が凹部216に係
合して係合部材214に回転を伝達する状態になるた
め、係合時に係合部材214に衝撃が加えられる。ねじ
110は前述のようにこま118に偏心したテーパ面の
くさび効果によって食い付いているが、係合部材214
に加えられる衝撃により、その食付きが解除され、ねじ
110が緩められる。ねじ110が緩められるとき、ね
じ回し204はスプリング227の付勢力に抗して後退
する。
に対する固定が解除されたならば、タレット刃物台56
は一旦、後退させられてねじ110がねじ回し204か
ら離脱させられた後、下降させられるとともに前進させ
られ、切削工具102が受渡し位置にある工具保持具1
70に向かって前進させられる。
14が把持アーム180の先端をスプリング186の付
勢力に抗して押し広げつつ把持アーム180内に進入
し、係合突部184がネック部114に係合して工具ホ
ルダ104が把持アーム180によって把持される。ま
た、このとき、ネック部114に設けられた係合突起1
15が一対の係合片192の間に嵌入し、工具ホルダ1
04の工具保持具170に対する回転が阻止され、工具
ホルダ104の回転位置が、位置決めピン113が位置
決め穴120に嵌入し得る位置に保たれる。
て工具ホルダ104の脚部116が嵌合孔108から離
脱させられ、離脱後、工具保持体168が回転させられ
てタレット刃物台56に渡されるべき切削工具102が
受渡し位置に移動させられる。移動後、タレット刃物台
56が上昇させられ、位置決めピン113が位置決め穴
120に嵌入させられるとともに嵌合孔108に工具ホ
ルダ104の脚部116が嵌入させられ、その状態でタ
レット刃物台56が後退させられることにより切削工具
102が把持アーム180から離脱させられる。
持アーム180から離脱させられた後、上昇および前進
させられてロック・アンロック位置に移動させられる。
そして、ねじ110の六角穴がねじ回し204に係合さ
せられた状態でねじ回し204が回転させられ、ねじ1
10が締め付けられて切削工具102がタレットテーブ
ル60に固定される。ねじ110の締付け時には、ねじ
110はスプリング227により付勢されて前進する。
110がねじ回し204から離脱させられ、タレットテ
ーブル60が回転させられていずれかの切削工具102
が加工位置に移動させられるとともに、タレットテーブ
ル60が回転阻止位置に移動させられてケーシング68
に係合させられる。また、工具ストッカ140および締
付け・緩め工具200は後退させられて、工具交換前の
位置に戻される。そして、タレット刃物台56が移動さ
せられて新たな切削工具102により被加工物32に加
工が施される。
ては、タレット刃物台56および工具ストッカ140を
それぞれ移動させてそれらの間で直接切削工具102の
交換が行われるのであり、タレット刃物台56を移動さ
せるZ軸スライド36,Z軸駆動モータ44,X軸スラ
イド48,X軸駆動モータ54および工具ストッカ14
0を移動させるZ軸スライド142,液圧シリンダ14
6が移動装置を構成している。
ッカ140との間で直接切削工具102の交換が行われ
るため、専用の受渡し装置が不要であり、構成が簡易と
なり、かつコストが低減するのであるが、特に、タレッ
ト刃物台56については、被加工物32に加工を施すた
めのX軸方向およびZ軸方向の移動を利用して交換が行
われ、交換のために専用の移動機構を設ける必要がな
く、一層装置コストが低くなる。
は、工具ホルダ104をタレットテーブル60に対して
固定するねじ110を操作する締付け・緩め工具200
が工具ストッカ140の回転軸152内に設けられてお
り、その点においても構成が簡易となり、所要スペース
が少なくて済む。
台56と工具ストッカ140との両方が移動して切削工
具102の交換が行われるようにされていたが、いずれ
か一方のみを移動させて切削工具の交換を行うようにし
てもよい。
のタレット刃物台56については、加工のためのX軸方
向およびZ軸方向の移動を利用して切削工具102の交
換を行うようにされていたが、加工装置が加工時に移動
の必要がない装置である場合には移動機構を設けること
が必要となる。しかし、この場合でも加工装置と工具ス
トッカとの間で直接切削工具の受渡しを行うことがで
き、それらとは別に受渡し装置を設ける場合に比較して
装置を簡易にかつ安価に構成することができる。
を複数保持して択一的に加工に使用するタレット旋盤を
例に取って説明したが、切削工具を1個のみ有する刃物
台,保持した切削工具や研削工具を回転させて被加工物
に加工を施す回転加工装置,回転する切削工具や研削工
具を複数有して被加工物に複数種類の加工を施す多軸の
回転加工装置等により被加工物に加工を施す工作機械に
も本発明を適用することができる。
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
切削工具の交換を説明する図である。
る。
る。
断面図である。
正面断面図である。
駆動する駆動装置を示す正面図(一部断面)である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 加工工具を着脱可能に保持して被加工物
に加工を施す加工装置と、 その加工装置に供給すべき加工工具を収納する工具スト
ッカと、 前記加工装置と前記工具ストッカとを相対移動させ、そ
れら加工装置と工具ストッカとの間で直接前記加工工具
の受渡しを行わせる移動装置とを含むことを特徴とする
自動工具交換機能を備えた工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11539792A JP3341018B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 自動工具交換機能を備えた工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11539792A JP3341018B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 自動工具交換機能を備えた工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285767A true JPH05285767A (ja) | 1993-11-02 |
JP3341018B2 JP3341018B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=14661555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11539792A Expired - Lifetime JP3341018B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 自動工具交換機能を備えた工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08187689A (ja) * | 1995-01-05 | 1996-07-23 | Daikin Ind Ltd | 自動工具交換装置 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP11539792A patent/JP3341018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08187689A (ja) * | 1995-01-05 | 1996-07-23 | Daikin Ind Ltd | 自動工具交換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3341018B2 (ja) | 2002-11-05 |
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