JPH0528572U - 自動電極チツプ脱却装置 - Google Patents

自動電極チツプ脱却装置

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JPH0528572U
JPH0528572U JP8693591U JP8693591U JPH0528572U JP H0528572 U JPH0528572 U JP H0528572U JP 8693591 U JP8693591 U JP 8693591U JP 8693591 U JP8693591 U JP 8693591U JP H0528572 U JPH0528572 U JP H0528572U
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spring
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一浩 野間
孝司 北山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗溶接機の電極チップを自動的に脱却させ
ることができかつ装置のコンパクト化を図る。 【構成】 固定部材11にハウジング2が第1スプリン
グ3で上方へ付勢された状態で昇降可能に設けられる。
ハウジング2にくさびプレート7A,7Bが組み込まれ
る。くさびプレート7Aは、固定部材11上の作動シリ
ンダ1で昇降させられる。ハウジング2に電極チップ9
に係合可能なチップ係合部4aをもつチップ抜き刃4が
くさびプレート7Bとともに第2スプリング5で後方へ
付勢された状態で進退可能に設けられる。1個の作動シ
リンダ1の作動によって、チップ抜き刃4を進出方向と
下降方向の二方向に動作させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、抵抗溶接機において消耗品としての電極チップを自動的に脱却する ようにした自動電極チップ脱却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、抵抗溶接機において電極チップの交換に際して人手によってチップを取 り外しているのが現状であり、このため生産性の低下を招いている。 このような問題を解決するものとして、例えば実開昭61−41482号公報 にて開示された自動電極交換装置がある。この装置は、図5に示されているよう に、先端部がくさび形状に形成された電極チップ抜き工具51と、該抜き工具5 1を電極チップ52と電極チップホルダ(本考案でいうシャンクに該当する)5 3間に挿入させる抜き工具用シリンダ55とを備えている。 そして電極チップ52を取り外す場合には、抜き工具用シリンダ55で電極チ ップ抜き工具51を進出させ、その抜き工具51のくさび形先端部を電極チップ 52と電極チップホルダ53間の嵌め合い部54に挿入させ、さらに電極チップ 抜き工具51のくさび作用により電極チップ52を抜き取る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記公報装置によると、抜き工具用シリンダ55を横置き状に設 置して、そのシリンダによって電極チップ抜き工具51を進出させて電極チップ 52を抜き取るので、横方向(水平方向)の設置空間が広く必要であり、装置の 大型化を余儀無くされる。
【0004】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は抵抗溶接機の電極チップを自動的に脱却させることができかつ装置のコン パクト化を図ることのできる自動電極チップ脱却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の自動電極チップ脱却装置は、 固定部材に昇降可能に設けたハウジングと、 前記ハウジングを上方へ付勢する第1スプリングと、 前記ハウジングに昇降可能に組み込まれた原動側くさびプレートと、 前記原動側くさびプレートに斜面にて接触し、そのくさびプレートの下降によ って進出させられる従動側くさびプレートと、 前記固定部材に垂立状に設置され、前記原動側くさびプレートを昇降させる作 動シリンダと、 前記ハウジングに水平方向に進退可能に設けられ、その基端部に前記従動側く さびプレートが連結されるとともにその先端部に電極チップの小径部に係合可能 なチップ係合部をもつチップ抜き刃と、 前記従動側くさびプレート及びチップ抜き刃を後退方向へ付勢する第2スプリ ングと、 を備えたものである。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、チップ抜き刃のチップ係合部を抵抗溶接機のシャンクに当 接させた状態で作動シリンダを作動させると、前記シャンクに対するチップ係合 部の当接によって両くさびプレートがロックされた状態になるので、原動側くさ びプレートの下降に伴ってハウジングが第1スプリングの弾性に抗して下降させ られる。 このハウジングの下降によって前記チップ係合部が前記シャンクに沿って下降 して電極チップの小径部に対応すると、前記両くさびプレートに対するロックが 解除される。すると、原動側くさびプレートの下降によって従動側くさびプレー トが第2スプリングの弾性に抗して進出させられ、前記チップ係合部が前記電極 チップの小径部に係合する。続いて、前記ハウジングが第1スプリングの弾性に 抗して下降させられることにより、前記シャンクから前記電極チップが抜き外さ れる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1及び図2において、装置据付け台10上に設置される固定部材11は、ベ ース12と、このベース12上に垂立上に立てられた2本のガイド支柱13と、 この支柱13の上端に固定された固定ブラケット14とから構成されている。 前記ガイド支柱13には、箱型ハウジング2が昇降可能に設けられている。こ のハウジング2は、前記ガイド支柱13に巻装された第1スプリング3の弾性に よって常には上方、すなわちその上面が前記固定ブラケット14に当接する位置 に保持されている。
【0008】 前記ハウジング2内には四角形状の中空室16が形成されている。この中空室 16には、その後面を基準面として昇降可能な原動側くさびプレート7Aと、そ の底面を基準面として進退可能な従動側くさびプレート7Bとが組み込まれてい る。両くさびプレート7A,7Bは摺動可能な斜面7aをもって接触しており、 原動側くさびプレート7Aの下降によって従動側くさびプレート7Bが前方(図 1において左方)へ進出させられる。 前記固定ブラケット14上には、エアシリンダからなる作動シリンダ1が垂立 状に設置されている。作動シリンダ1の伸縮ロッド1aは固定ブラケット14及 び前記中空室16の上壁を貫通しており、そのロッド1aの下端部が前記原動側 くさびプレート7Aに結合されている。
【0009】 前記ハウジング2には、チップ抜き刃4の連結軸41が前記中空室16の前壁 を貫通して水平方向に進退可能に設けられている。この連結軸41の基端部が前 記従動側くさびプレート7Bに結合されている。またチップ抜き刃4の先端部に は、電極チップ9の小径部9aに係合可能な略U字状の係合溝4bをもつチップ 係合部4aが形成されている。なおチップ係合部4aは、先方に向かって肉厚を 薄くするくさび形をなしている。 前記中空室16の前壁と前記従動側くさびプレート7Bとの間には、そのくさ びプレート7B及びチップ抜き刃4を常には後退方向に付勢する第2スプリング 5が介在されている。なお第2スプリング5による付勢をもって従動側くさびプ レート7Bが後退させられることで、前記原動側くさびプレート7Aが上端位置 に保持されている。
【0010】 前記した自動電極チップ脱却装置において、抵抗溶接機、例えばスポット溶接 機のスポット溶接ガン6のシャンク8の下端部に挿着された電極チップ9を取り 外す場合について説明する。 図1及び図3に示されているように、チップ抜き刃4のチップ係合部4aにお ける係合溝4bの開口端部をスポット溶接ガン6のシャンク8に当接させた状態 で、作動シリンダ1を伸長作動させると、前記シャンク8に対するチップ係合部 4aの当接によって両くさびプレート7A,7Bがロックされた状態になるので 、原動側くさびプレート7Aの下降に伴ってハウジング2が第1スプリング3の 弾性に抗して下降させられる。
【0011】 このハウジング2の下降によって前記チップ係合部4aが前記シャンク8に沿 って下降して電極チップ9の小径部9aに対応すると、前記両くさびプレート7 A,7Bに対するロックが解除される。すると、図4に示されているように、原 動側くさびプレート7Aの下降によって従動側くさびプレート7Bが第2スプリ ング5の弾性に抗して進出させられ、前記チップ係合部4aの係合溝4bが前記 電極チップ9の小径部9aに係合する。 そして、前記原動側くさびプレート7Aが中空室16の底面に当接すると、前 記ハウジング2が第1スプリング3の弾性に抗して下降させられることにより、 前記シャンク8から前記電極チップ9が抜き外される。
【0012】 また電極チップ9が脱却されると、前記作動シリンダ1の伸長作動が短縮作動 に切り換えられる。これにより、原動側くさびプレート7Aが上昇して中空室1 6の上面に当接するに伴い従動側くさびプレート7Bが第2スプリング5の弾性 によって後退させられるとともにハウジング2が第1スプリング3の弾性によっ て上昇させられることで、各部材が原状位置に復帰する。
【0013】 前記した自動電極チップ脱却装置によると、スポット溶接ガン6の電極チップ 9を自動的に脱却させることができる。 また、1個の作動シリンダ1の作動によってチップ抜き刃4に対して電極チッ プ9と係合する進出方向とそのチップを引き抜く下降方向の二方向の力を作用さ せることができる。このため、作動シリンダ1を垂立状に配置して横方向の設置 空間を減少させるとともに簡素な装置構造が得られるので、装置をコンパクトに 構成することができる。 また、スポット溶接ガン6のシャンク8に沿ってチップ抜き刃4を下降させて 電極チップ9の小径部9aに係合させるから、スポット溶接ガン6がもつイコラ イジング機構によって電極チップ9の位置が上下方向に一定しない場合において も、手作業あるいは別設の機械等に頼ることなく、前記係合が自動的に果たされ る。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、抵抗溶接機の電極チップを自動的に脱却させることができる 。 また、1個の作動シリンダの作動によってチップ抜き刃に対して電極チップと 係合する進出方向とそのチップを引き抜く下降方向の二方向の力を作用させるこ とができるので、作動シリンダを垂立状に配置して横方向の設置空間を減少させ るとともに簡素な装置構造が得られ、よって装置のコンパクト化が図れる。 また、抵抗溶接機のシャンクに沿ってチップ抜き刃を下降させて電極チップの 小径部に係合させることにより、抵抗溶接機がもつイコライジング機構によって 電極チップの位置が上下方向に一定しない場合においても、手作業あるいは別設 の機械等に頼ることなく前記係合を自動的に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動電極チップ脱却装置の一部破断した右側面
図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】作動前の状態を示す説明図である。
【図4】チップ抜き刃が電極チップに係合した状態を示
す説明図である。
【図5】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 作動シリンダ 2 ハウジング 3 第1スプリング 4 チップ抜き刃 4a チップ係合部 5 第2スプリング 7A 原動側くさびプレート 7B 従動側くさびプレート 9 電極チップ 11 固定部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に昇降可能に設けたハウジング
    と、 前記ハウジングを上方へ付勢する第1スプリングと、 前記ハウジングに昇降可能に組み込まれた原動側くさび
    プレートと、 前記原動側くさびプレートに斜面にて接触し、そのくさ
    びプレートの下降によって進出させられる従動側くさび
    プレートと、 前記固定部材に垂立状に設置され、前記原動側くさびプ
    レートを昇降させる作動シリンダと、 前記ハウジングに水平方向に進退可能に設けられ、その
    基端部に前記従動側くさびプレートが連結されるととも
    にその先端部に電極チップの小径部に係合可能なチップ
    係合部をもつチップ抜き刃と、 前記従動側くさびプレート及びチップ抜き刃を後退方向
    へ付勢する第2スプリングと、 を備えた自動電極チップ脱却装置。
JP8693591U 1991-09-26 1991-09-26 自動電極チップ脱却装置 Expired - Lifetime JP2533998Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239749A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Ikuo Oshita 抵抗溶接機の電極チップ取外し装置
JP2011079027A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Dengensha Mfg Co Ltd ロボット動作を利用することによるアクチュエ−タを有しない電極チップ抜き取り装置
JP2013094839A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Fuji Heavy Ind Ltd チップ取り外し工具およびチップ取り外し方法

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