JPH05285463A - 水中清掃用吸盤 - Google Patents
水中清掃用吸盤Info
- Publication number
- JPH05285463A JPH05285463A JP4084253A JP8425392A JPH05285463A JP H05285463 A JPH05285463 A JP H05285463A JP 4084253 A JP4084253 A JP 4084253A JP 8425392 A JP8425392 A JP 8425392A JP H05285463 A JPH05285463 A JP H05285463A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水中での清掃および壁面清掃を容易にする。
【構成】 吸水管端１に回転駆動体５によって回転する
円盤２を設け、この外周下面に円環３を取り付け、この
円環３の外周に可撓体よりなるスカート状の回転ブラシ
を設ける。
円盤２を設け、この外周下面に円環３を取り付け、この
円環３の外周に可撓体よりなるスカート状の回転ブラシ
を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タンクなどを水が入っ
た状態で清掃する水中清掃用吸盤に関する。
た状態で清掃する水中清掃用吸盤に関する。
【０００２】
【０００３】従来、例えば壁面に吸着して走行する吸着
走行台車に吸盤が用いられている。これらは空気吸入管
の先端に回転板を取り付け、この回転板の外周に可撓材
よりなるスカートを設け、このスカート内を負圧にする
と共に回転板を傾けてこの回転板の外周の反空気吸入管
方向に取り付けた円環の外周の１点を壁に接触させ、こ
の接触点より受ける反力によって前進させるものであ
る。同一出願人による実開平１−６８３０５号公報、特
開平３−１０４７８６号公報にこれらの技術が開示され
ている。
走行台車に吸盤が用いられている。これらは空気吸入管
の先端に回転板を取り付け、この回転板の外周に可撓材
よりなるスカートを設け、このスカート内を負圧にする
と共に回転板を傾けてこの回転板の外周の反空気吸入管
方向に取り付けた円環の外周の１点を壁に接触させ、こ
の接触点より受ける反力によって前進させるものであ
る。同一出願人による実開平１−６８３０５号公報、特
開平３−１０４７８６号公報にこれらの技術が開示され
ている。
【０００４】水タンクは水あかがたまったり、ごみ等が
入るため、定期的に清掃する必要がある。従来はタンク
の水を抜いた後に手動のブラシや回転ブラシで清掃を行
っていた。
入るため、定期的に清掃する必要がある。従来はタンク
の水を抜いた後に手動のブラシや回転ブラシで清掃を行
っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように水を抜いた
後に清掃をするため、水を抜いている間は待機している
必要があった。これは水を抜いてタンク内が乾燥した後
では、水あかなどの除去が困難になるためである。また
回転ブラシなどで清掃する場合、タンクの底板等の作業
には適しているが、壁面の作業には回転ブラシを壁面に
押し付ける装置が必要となる。
後に清掃をするため、水を抜いている間は待機している
必要があった。これは水を抜いてタンク内が乾燥した後
では、水あかなどの除去が困難になるためである。また
回転ブラシなどで清掃する場合、タンクの底板等の作業
には適しているが、壁面の作業には回転ブラシを壁面に
押し付ける装置が必要となる。
【０００６】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、水中での清掃を可能にし、さらに壁面の清掃も
可能な水中清掃用吸盤を提供することを目的とする。
もので、水中での清掃を可能にし、さらに壁面の清掃も
可能な水中清掃用吸盤を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、吸水管端に取り付けられ回転駆動体により前記給水
管を回転中心として回転する円盤であってその外周の反
給水管方向に円環を設けた回転体と、前記円環の外周に
スカート状に取り付けられその外周の反給水管方向に流
水路を有する掻摩体を設けた可撓体よりなる回転ブラシ
とを備えたものである。
め、吸水管端に取り付けられ回転駆動体により前記給水
管を回転中心として回転する円盤であってその外周の反
給水管方向に円環を設けた回転体と、前記円環の外周に
スカート状に取り付けられその外周の反給水管方向に流
水路を有する掻摩体を設けた可撓体よりなる回転ブラシ
とを備えたものである。
【０００８】また、吸水管端に取り付けられ第１回転駆
動体により前記吸水管を回転中心として回転する円盤で
あってその外周の反吸水管方向に円環を設けた第１回転
体と、この第１回転体の外周に回転自在に取り付けられ
第２回転駆動体により前記吸水管を回転中心として回転
する第２回転体と、この第２回転体の外周にスカート状
に取り付けられ反吸水管方向に流水路を有する掻摩体を
設けた可撓体よりなる回転ブラシとを備えたものであ
る。
動体により前記吸水管を回転中心として回転する円盤で
あってその外周の反吸水管方向に円環を設けた第１回転
体と、この第１回転体の外周に回転自在に取り付けられ
第２回転駆動体により前記吸水管を回転中心として回転
する第２回転体と、この第２回転体の外周にスカート状
に取り付けられ反吸水管方向に流水路を有する掻摩体を
設けた可撓体よりなる回転ブラシとを備えたものであ
る。
【０００９】
【作用】吸水管から吸水すると回転ブラシの毛またはこ
れと同等な掻摩部分から水を吸入するが、毛などの掻摩
部分の流入抵抗のためスカート状の回転ブラシ内は負圧
となり、回転ブラシに押し付け力が発生する。この押し
付け力と回転ブラシの回転により水あかやよごれは除去
されると共に水をタンクより吸い出す。またこの負圧に
よる押し付け力により、吸盤としての作用で垂直やオー
バーハングした壁面の清掃も可能となる。また回転体を
傾けて円環を壁に１点で接触するようにすると、この反
力により走行することができる。
れと同等な掻摩部分から水を吸入するが、毛などの掻摩
部分の流入抵抗のためスカート状の回転ブラシ内は負圧
となり、回転ブラシに押し付け力が発生する。この押し
付け力と回転ブラシの回転により水あかやよごれは除去
されると共に水をタンクより吸い出す。またこの負圧に
よる押し付け力により、吸盤としての作用で垂直やオー
バーハングした壁面の清掃も可能となる。また回転体を
傾けて円環を壁に１点で接触するようにすると、この反
力により走行することができる。
【００１０】さらに第１回転駆動体と第２回転駆動体に
より第１回転体と第２回転体をそれぞれ回転することに
より、第１回転体は走行に適した回転速度で回転させ、
第２回転体は清掃に適した回転速度で回転できるので、
清掃能率を向上することができる。
より第１回転体と第２回転体をそれぞれ回転することに
より、第１回転体は走行に適した回転速度で回転させ、
第２回転体は清掃に適した回転速度で回転できるので、
清掃能率を向上することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明の第１実施例を示す。同図におい
て、吸水管端部１には軸受９を介して円盤２が取り付け
られ、円盤２の外周には円環３が図において円盤２の下
面に取り付けられている。円環３の外周にはスカート状
の可撓材で構成され外周の下面にブラシの毛またはこれ
と同等な掻摩材が取り付けられた回転ブラシ４が取り付
けられている。
する。図１は本発明の第１実施例を示す。同図におい
て、吸水管端部１には軸受９を介して円盤２が取り付け
られ、円盤２の外周には円環３が図において円盤２の下
面に取り付けられている。円環３の外周にはスカート状
の可撓材で構成され外周の下面にブラシの毛またはこれ
と同等な掻摩材が取り付けられた回転ブラシ４が取り付
けられている。
【００１２】水密型電動モータまたはエヤモータよりな
る回転駆動体５は支持板６を介して、スペーサ10とナッ
ト11により吸水管端部１に固定されている。回転駆動体
５の回転軸にはピニオン７が取り付けられ、円盤２に固
定されたギア８と噛み合っている。
る回転駆動体５は支持板６を介して、スペーサ10とナッ
ト11により吸水管端部１に固定されている。回転駆動体
５の回転軸にはピニオン７が取り付けられ、円盤２に固
定されたギア８と噛み合っている。
【００１３】図２は回転ブラシ４の一例を示す図であ
る。回転ブラシ４はゴムや軟い合成繊維などの可撓材で
構成される。タンク壁との接触部には毛を植えたブラシ
を用いてもよいが図示のような流水路19を形成する突起
を連続的に配置した形状としてもよい。
る。回転ブラシ４はゴムや軟い合成繊維などの可撓材で
構成される。タンク壁との接触部には毛を植えたブラシ
を用いてもよいが図示のような流水路19を形成する突起
を連続的に配置した形状としてもよい。
【００１４】次に動作について説明する。本実施例の装
置を水のあるタンク内に入れ、清掃対象領域に設置し、
ポンプを作動して吸水動作を開始すると共に、回転駆動
体５を回転する。円盤２を図１に示すよう傾けると走行
し、清掃領域を移動することができる。吸盤としての作
用により、タンクの底板のみならず周囲壁面上も清掃可
能である。
置を水のあるタンク内に入れ、清掃対象領域に設置し、
ポンプを作動して吸水動作を開始すると共に、回転駆動
体５を回転する。円盤２を図１に示すよう傾けると走行
し、清掃領域を移動することができる。吸盤としての作
用により、タンクの底板のみならず周囲壁面上も清掃可
能である。
【００１５】図３は第２実施例を示し、図１に示す装置
を２個、図３に示すように互いに内側へ傾けた状態で、
連結材20を用いて接合したものである。円盤２を互いに
反対方向に回転することにより走行性が改善され、当然
のことながら清掃範囲が２倍に拡大する。
を２個、図３に示すように互いに内側へ傾けた状態で、
連結材20を用いて接合したものである。円盤２を互いに
反対方向に回転することにより走行性が改善され、当然
のことながら清掃範囲が２倍に拡大する。
【００１６】次に第３実施例を説明する。本実施例は円
盤２の外周に第２円盤13を設けこれに回転ブラジ４を取
り付け円環３と回転ブラシ４をそれぞれ独立の回転駆動
体５，16で回転するようにしたものである。
盤２の外周に第２円盤13を設けこれに回転ブラジ４を取
り付け円環３と回転ブラシ４をそれぞれ独立の回転駆動
体５，16で回転するようにしたものである。
【００１７】図４は第３実施例の構成を示す。本図にお
いて図１と同一符号は同一機能を有する部材を表す。円
盤２の外周に取付用円盤12を設け、第２軸受14を介して
第２円盤13を取り付け、この第２円盤13の外周に回転ブ
ラシ４を取り付ける。第２回転駆動体16を取付用円盤12
に取り付け、第２回転駆動体16の回転軸に第２ピニオン
17を取り付け、第２円盤13に固定されている第２ギア18
と噛み合わせる。
いて図１と同一符号は同一機能を有する部材を表す。円
盤２の外周に取付用円盤12を設け、第２軸受14を介して
第２円盤13を取り付け、この第２円盤13の外周に回転ブ
ラシ４を取り付ける。第２回転駆動体16を取付用円盤12
に取り付け、第２回転駆動体16の回転軸に第２ピニオン
17を取り付け、第２円盤13に固定されている第２ギア18
と噛み合わせる。
【００１８】本実施例の場合、走行を決定する円環３の
回転と清掃を決定する回転ブラシの回転をそれぞれ独立
とすることができるので、それぞれ走行および清掃に最
適の回転数に設定することができ、清掃能率が向上す
る。
回転と清掃を決定する回転ブラシの回転をそれぞれ独立
とすることができるので、それぞれ走行および清掃に最
適の回転数に設定することができ、清掃能率が向上す
る。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、吸盤と回転ブラシを組み合わせることにより水中で
の清掃のみならず吸着作用による壁面での清掃も可能と
する。
は、吸盤と回転ブラシを組み合わせることにより水中で
の清掃のみならず吸着作用による壁面での清掃も可能と
する。
【図１】本発明の第１実施例の構成を示す図である。
【図２】回転ブラシの詳細図である。
【図３】第２実施例の構成を示す図である。
【図４】第３実施例の構成を示す図である。
１ 吸水管端部 ２ 円盤 ３ 円環 ４ 回転ブラシ ５，16 回転駆動体 ７，17 ピニオン ８，18 ギア
Claims (2)
- 【請求項１】 吸水管端に取り付けられ回転駆動体によ
り前記給水管を回転中心として回転する円盤であってそ
の外周の反給水管方向に円環を設けた回転体と、前記円
環の外周にスカート状に取り付けられその外周の反給水
管方向に流水路を有する掻摩体を設けた可撓体よりなる
回転ブラシとを備えたことを特徴とする水中清掃用吸
盤。 - 【請求項２】 吸水管端に取り付けられ第１回転駆動体
により前記吸水管を回転中心として回転する円盤であっ
てその外周の反吸水管方向に円環を設けた第１回転体
と、この第１回転体の外周に回転自在に取り付けられ第
２回転駆動体により前記吸水管を回転中心として回転す
る第２回転体と、この第２回転体の外周にスカート状に
取り付けられ反吸水管方向に流水路を有する掻摩体を設
けた可撓体よりなる回転ブラシとを備えたことを特徴と
する水中清掃用吸盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08425392A JP3221716B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 水中清掃用吸盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08425392A JP3221716B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 水中清掃用吸盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05285463A true JPH05285463A (ja) | 1993-11-02 |
| JP3221716B2 JP3221716B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=13825301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08425392A Expired - Fee Related JP3221716B2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 水中清掃用吸盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3221716B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008087096A1 (de) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Reinigungsvorrichtung für eine vorzugsweise ebene fläche, insbesondere ein fenster |
| CN106347513A (zh) * | 2016-09-19 | 2017-01-25 | 哈尔滨工业大学 | 仿生粘附式尺蠖机器人 |
| CN109677499A (zh) * | 2019-02-14 | 2019-04-26 | 河北工业大学 | 一种间隙式负压吸附爬壁机器人 |
| CN110123217A (zh) * | 2019-06-14 | 2019-08-16 | 上海特力洁环境科技股份有限公司 | 一种适用于卫生间的自清洁系统 |
| CN110481253A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-11-22 | 浙江大学 | 水陆两用非接触吸盘 |
| CN112498511A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-16 | 浙江大学 | 一种仿生吸盘 |
| KR102571233B1 (ko) * | 2023-06-20 | 2023-08-25 | 주식회사 건축사사무소광장 | 공동주택 단지 내 악취 제거 기능을 갖는 정화조 |
| CN117208729A (zh) * | 2023-09-28 | 2023-12-12 | 山东亿路长宏机械设备有限公司 | 一种移动立柱悬臂式真空吸吊机 |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP08425392A patent/JP3221716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008087096A1 (de) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Reinigungsvorrichtung für eine vorzugsweise ebene fläche, insbesondere ein fenster |
| CN106347513A (zh) * | 2016-09-19 | 2017-01-25 | 哈尔滨工业大学 | 仿生粘附式尺蠖机器人 |
| CN106347513B (zh) * | 2016-09-19 | 2020-08-25 | 哈尔滨工业大学 | 仿生粘附式尺蠖机器人 |
| CN109677499A (zh) * | 2019-02-14 | 2019-04-26 | 河北工业大学 | 一种间隙式负压吸附爬壁机器人 |
| CN109677499B (zh) * | 2019-02-14 | 2024-01-16 | 河北工业大学 | 一种间隙式负压吸附爬壁机器人 |
| CN110123217A (zh) * | 2019-06-14 | 2019-08-16 | 上海特力洁环境科技股份有限公司 | 一种适用于卫生间的自清洁系统 |
| CN110481253A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-11-22 | 浙江大学 | 水陆两用非接触吸盘 |
| CN110481253B (zh) * | 2019-09-03 | 2023-08-18 | 浙江大学 | 水陆两用非接触吸盘 |
| CN112498511A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-16 | 浙江大学 | 一种仿生吸盘 |
| KR102571233B1 (ko) * | 2023-06-20 | 2023-08-25 | 주식회사 건축사사무소광장 | 공동주택 단지 내 악취 제거 기능을 갖는 정화조 |
| CN117208729A (zh) * | 2023-09-28 | 2023-12-12 | 山东亿路长宏机械设备有限公司 | 一种移动立柱悬臂式真空吸吊机 |
| CN117208729B (zh) * | 2023-09-28 | 2024-04-09 | 山东亿路长宏机械设备有限公司 | 一种移动立柱悬臂式真空吸吊机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3221716B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Legal Events
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