JPH052847A - 磁気記録再生制御方法とその装置 - Google Patents

磁気記録再生制御方法とその装置

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JPH052847A
JPH052847A JP3154396A JP15439691A JPH052847A JP H052847 A JPH052847 A JP H052847A JP 3154396 A JP3154396 A JP 3154396A JP 15439691 A JP15439691 A JP 15439691A JP H052847 A JPH052847 A JP H052847A
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magnetic
track
magnetic heads
output
head
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Mamoru Naito
守 内藤
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の利用効率を高める。 【構成】 4つの磁気ヘッド1〜4の1つが入出力動作
を実行するためにCPU27によって指定されたトラッ
クの全幅をトレースするように、これとは別の2つの磁
気ヘッド各々が別の2つのトラックをトラック幅の2分
の1をトレースするように配置される。このように配置
された磁気ヘッド1〜4において、トラック幅の2分の
1をトレースする2つの磁気ヘッドからサーボ信号を検
出し、これらのサーボ信号の包絡線の振幅差が所定の範
囲内に納まるように、入出力動作を行う磁気ヘッドの位
置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生制御方法
とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より磁気記録再生装置への情報記録
及び磁気記録再生装置からの情報再生を精度良く行うた
め、また、情報の記録密度或は記録効率を向上させるた
めの様々な技術改良が行われてきた。
【0003】例えば、ハードディスク装置においては、
磁気ディスクに情報記録に際して、既に記録された情報
を破壊しないように、また、後から記録する情報と相互
干渉することなく、指示されたトラックにヘッドを位置
づけし、記録中はその位置を正確に保持する必要があ
る。また情報再生に際して、隣接したトラックの情報と
干渉することなく、指示されたトラックにヘッドを位置
づけし、情報再生中はその位置を正確に保持する必要が
ある。
【0004】このような必要を満たすため、磁気ヘッド
の正確なポジショニング制御のために、トラッキングサ
ーボという技術が用いられてきた。このトラッキングサ
ーボとは、記録媒体(例えば、磁気ディスク)の所定の
トラックにデータとは別にサーボ信号を予め記録してお
き、情報の入出力時に専用のサーボ信号読み取りヘッド
からサーボ信号を読み取って、トラック位置を検出し、
磁気ヘッドの位置をトラックの位置に合致させるように
磁気ヘッドを制御する方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、トラッキングサーボのためのサーボ信号を格納
するためにデータ格納用トラックとは別に所定の専用ト
ラックが必要とするために、装置の記録媒体の利用効率
を制限するものとなっていた。特に、これは小型の磁気
記録装置の場合、全体の容量や装置サイズからすると、
データ格納以外の目的のために記録媒体のかなりの部分
を使用することになるので、媒体の利用効率を低下させ
る原因となっていた。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、正確なトラッキング制御を行いつつも記録媒体の利
用効率を向上させることが可能な磁気記録再生制御方法
とその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生制御方法は以下のような工程か
らなる。即ち、少なくとも3つの磁気ヘッドを用いて記
録媒体に対する情報の入出力を行う磁気記録再生制御の
方法であって、前記情報の入出力位置を指示する指示工
程と、前記指示工程によって指示された位置に対応する
前記記録媒体のトラックに前記少なくとも3つの磁気ヘ
ッドの1つを位置付けるヘッド位置付け工程と、前記ト
ラックとは別の2つのトラックをトラック幅の一部分だ
けをトレースするよう前記ヘッド位置付け工程において
用いた磁気ヘッドとは別の2つの磁気ヘッドを位置付
け、前記2つの磁気ヘッドを用いて、あらかじめ記録さ
れた情報の磁気パターンを読み取る読み取り工程と、前
記読み取り工程における前記2つの磁気ヘッドからの出
力に基づいて、前記情報の入出力中、前記少なくとも3
つの磁気ヘッドの1つが前記指示工程によって指示され
た位置に対応する前記記録媒体のトラック位置を保持す
るように制御する制御工程とを有することを特徴とする
磁気記録再生制御方法を備える。
【0008】また他の発明によれば、少なくとも3つの
磁気ヘッドを用いて記録媒体に対する情報の入出力を行
う磁気記録再生装置であって、前記情報の入出力位置を
指示する指示手段と、前記指示手段によって指示された
位置に対応する前記記録媒体のトラック上に前記少なく
とも3つの磁気ヘッドの1つを位置付けて、前記情報の
入出力動作を行う入出力手段と、前記少なくとも3つの
磁気ヘッド内、残りの2つの磁気ヘッドを前記トラック
とは別の2つトラックをトラック幅の一部分だけをトレ
ースするよう位置付け、あらかじめ記録された情報の磁
気パターンを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手
段で用いた前記残りの2つの磁気ヘッドからの出力に基
づいて、前記少なくとも3つの磁気ヘッドの1つが、前
記指示手段によって指示された位置に対応する前記記録
媒体のトラック上に常に位置づけされるように制御する
制御手段とを有することを特徴とする磁気記録再生装置
を備える。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明は、入出力対象のトラ
ック或は別のトラックのトラック幅の一部分をトレース
するように入出力動作のために用いられる磁気ヘッドと
は別の2つの磁気ヘッドを位置付け、あらかじめ記録さ
れた情報の磁気パターンを読み取り、前記2つの磁気ヘ
ッドからの出力に基づいて、入出力動作のために用いら
れる磁気ヘッドがトラック位置を保持するように動作す
る。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の代表的な実施例である磁
気記録再生装置の構成を示すブロック図である。本実施
例では2枚の磁気ディスク15、16を有し、各磁気デ
ィスクの裏表、つまり4つの記録面をもつ構成となって
いる。図1において、磁気記録再生装置は、装置全体を
制御するCPU27、各記録面に対応する磁気ヘッド1
〜4、磁気ヘッド1〜4を連結する磁気ヘッド連結器
5、CPU27によって指示されたトラックに磁気ヘッ
ドを位置づけるヘッド位置決め回路6、データを記録す
る磁気ディスク15〜16、スピンドル17、スピンド
ル17を介して磁気ディスク15〜16を一定速度で回
転させるスピンドルモータ18、入出力動作を行うヘッ
ドを切り替えるヘッド切り替えスイッチ19、後述する
包絡線レベルを検出する包絡線レベル検出回路20〜2
1、磁気ディスクに/から情報を記録/再生させる入出
力回路22、包絡線レベル検出回路20〜21から出力
される信号を比較する振幅レベル比較回路23、加算回
路24、磁気ヘッド駆動回路25、そして、トラック目
標値発生回路26で構成されている。
【0012】本実施例の装置では、包絡線レベル検出回
路20〜21は、磁気ディスクの各トラックに記録され
た情報の再生信号の振幅を包絡線として検出し、振幅レ
ベル比較回路23では、これら包絡線の振幅を比較して
トラック誤差信号を発生し、この信号に基づいてトラッ
クに対する磁気ヘッドの位置がずれたとき、ずれを修正
する方向と量だけヘッド位置決め信号を発生するように
調整されている。
【0013】図2は、図1で示した磁気ディスク15〜
16、スピンドル17、及び、スピンドルモータ18の
斜視図である。図2において、磁気ディスク15の表側
には記録トラックS1、S2、S3が示されている。ま
た、記録トラックS1の外周側にはサーボトラックS0
が、記録トラックS3の内周側にはサーボトラックS0
0が示されている。従って、本実施例の場合は1記録面
について、最外周トラック及び最内周トラックはサーボ
トラックとして用いられることになる。図2においては
磁気ディスク15の表側のトラック構造が示されている
のみであるが、磁気ディスク15の裏側及び磁気ディス
ク16の表裏とも同様のトラック構造をしている。実際
にこの磁気ディスクを使用するに当たっては、この装置
に初期化処理を行い全トラック(記録トラックとサーボ
トラックの両方を含む)の全ビットにわたって“0”と
“1”とが適当な周期で繰り返すようにしてパターンを
書き込んでおくものとする。
【0014】図3は、磁気ヘッド1〜4の取り付け位置
と、シーク動作が指示された時の磁気ヘッド1〜4の動
きを示す図である。まず、図3(a)は、磁気ディスク
15の表側のトラックS2に磁気ヘッド1が位置付けさ
れ、入出力動作が実行されるときの磁気ヘッド1〜4の
配置を示している。この場合、磁気ヘッド2と4が各
々、磁気ディスク15の裏側のトラックS2の内周側2
分の1、磁気ディスク16の裏側のトラックS2の外周
側2分の1をトレースするように位置付けされてこれら
のヘッドがサーボデータ取得用のヘッドとして動作す
る。図3(b)は、磁気ヘッド2がデータ入出力用のヘ
ッドとして位置付けされ、磁気ヘッド1と3がサーボデ
ータ取得用のヘッドとして動作する様子を示している。
同様に、図3(c)は、磁気ヘッド3がデータ入出力用
のヘッドとして位置付けされ、磁気ヘッド2と4がサー
ボデータ取得用のヘッドとして動作する様子を示してい
る。また、図3(d)は、磁気ヘッド4がデータ入出力
用のヘッドとして位置付けされ、磁気ヘッド1と3がサ
ーボデータ取得用のヘッドとして動作する様子を示して
いる。また、図3(e)は、磁気ディスクの最内周側に
取り付けられている磁気ヘッド3が磁気ディスク16の
表側のトラックS1(最外周記録トラック)に位置付け
されて入出力動作を実行する場合の、磁気ヘッド1〜4
の配置を示している。この場合、磁気ヘッド2と4がサ
ーボデータ取得用のヘッドとして動作するが、磁気ヘッ
ド4はサーボトラックS0の内周側2分の1をトレース
する。なお、ここでは図示していないが、磁気ディスク
の最外周側に取り付けられている磁気ヘッド4が磁気デ
ィスク16の裏側のトラックS3(最内周記録トラッ
ク)に位置付けされて入出力動作を実行する場合には、
磁気ヘッド1と3がサーボデータ取得用のヘッドとして
動作し、特に、磁気ヘッド3がサーボトラックS00の
外周側2分の1をトレースする。
【0015】このように、CPU27から入出力動作命
令が発行されたときには、データを入出力すべき目的と
する磁気ディスクの記録面の磁気ヘッドをデータ入出力
用のヘッドとして用い、他の3つのヘッドの内の2つ
(トラックの内周側2分の1、或は外周側2分の1をト
レースするように位置付けられている)をサーボデータ
取得用のヘッドとして用いて記録トラックからサーボデ
ータを取得する。さらに、磁気ディスクの最外周側或は
最内周側に取り付けられている磁気ヘッドが、最内周或
は最外周記録トラックに対して、入出力動作を実行する
際には、最内周或は最外周サーボトラックからサーボデ
ータを取得する。言い換えると、本実施例では、特別な
トラックに格納されたデータをサーボデータとして用い
るのではなく、各磁気ディスク記録面の最内周及び最外
周トラックをサーボトラックとしてサーボ信号検出専用
に利用する以外、通常の記録トラックに格納されたデー
タの再生信号をサーボデータ信号として利用する。
【0016】また、CPU27は入出力動作命令が発行
時に、4つの磁気ヘッドのいづれか1つをデータ入出力
用のヘッドとして用い、残り3つの磁気ヘッドの内の2
つをサーボデータ取得用のヘッドとして用いるよう、ヘ
ッド切り替えスイッチ19を切り替えて選択する。そし
て、データ入出力用のヘッドとして選択された磁気ヘッ
ドからの出力データ信号は、入出力回路22へ出力され
る。一方、サーボデータ取得用のヘッドとして選択され
た磁気ヘッドからの出力サーボ信号は、ヘッド切り替え
スイッチ19を経て、包絡線レベル検出回路20、21
へ出力される。このように、常にデータ信号は入出力回
路22へ、サーボ信号は包絡線検出回路20、21へ出
力されるよう制御する。
【0017】次に以上のような構成をもつ磁気記録再生
装置を用いた磁気ヘッドのトラッキング制御について図
4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、こ
こでは、図3(a)に示したように、磁気ヘッド1が磁
気ディスク15の表側のトラックS2に対して、データ
入出力動作を実行するように位置付けされ、磁気ヘッド
2と4がサーボデータ取得用ヘッドとして用いられるも
のとするが、他の磁気ヘッドがデータ入出力ヘッド、サ
ーボデータ取得用ヘッドとして用いられても、制御は同
様である。
【0018】まず、ステップS10においては、外部装
置からの入出力命令とアドレス指定に基づいて、CPU
27はヘッド位置決め回路6を介して磁気ヘッド1を所
定の磁気ディスク記録面の所定のトラック(ここでは、
図3(a)に示すように磁気ヘッド1を磁気ディスク1
5の表側のトラックS2)に位置付けする。これと同時
に、磁気ヘッド取り付け位置の関係から、磁気ヘッド2
は磁気ディスク15の裏側のトラックS2の内周側2分
の1を、磁気ヘッド4は磁気ディスク16の裏側のトラ
ックS2の外周側2分の1をトレースするように位置付
けされる。これに続いて、ステップS15では、磁気デ
ィスクの回転方向に添って、データの入出力動作が行わ
れるが、この入出力は公知の従来技術によって行われる
ものとして説明を省略し、以下、この場合のサーボ信号
検出用ヘッドである磁気ヘッド2と4によって検出され
るサーボ信号に基づくトラッキング制御についてのみ言
及する。
【0019】ステップS20では、サーボ信号検出を開
始する時刻t=Tをセットして、サーボ信号検出を開始
する。磁気ヘッド2による誘導電流は包絡線レベル検出
回路21へ、磁気ヘッド4による誘導電流は包絡線レベ
ル検出回路20へ入力される。ステップS25では、包
絡線レベル検出回路20、21は各々に入力された誘導
電流から所定の時間(ΔT)の間の包絡線のレベル信号
を検出して、レベル比較回路23に出力する。ステップ
S30では、包絡線レベル検出回路20、21各々から
出力された包絡線の振幅を比較する。
【0020】さて、包絡線レベル検出回路20、21各
々から出力された包絡線の振幅は、図5(a)、図6
(a)、及び、図7(a)に示すようなサーボ信号検出
用ヘッドである磁気ヘッド2と4の位置に従って変化す
る。これらの図ではサーボトラックS0とS00とは省
略されている。まず、磁気ヘッド1が、記録トラックS
2のちょうど上に位置する場合は、図5(b)に示すよ
うに、包絡線レベル検出回路20、21各々から出力さ
れた包絡線の振幅は等しくなる。しかしながら、図6
(b)に示すように磁気ヘッド1が磁気ディスクの外周
側にづれた場合は、包絡線検出回路21からの包絡線の
振幅(V21)が小さくなり包絡線検出回路20からの包
絡線の振幅(V20)が大きくなる。また、図7(b)に
示すように磁気ヘッド1が磁気ディスクの内周側にづれ
た場合は、包絡線検出回路21からの包絡線の振幅(V
21)が小さくなり包絡線検出回路20からの包絡線の振
幅(V 20)が大きくなる。言い換えると、包絡線の振幅
(V20とV21)は各々、磁気ヘッド2と4のトラック上
をトレースしている部分の大きさを反映していると言え
る。
【0021】図5(c)、図6(c)、及び、図7
(c)は、包絡線レベル検出回路20、21各々から出
力された包絡線の振幅を比較したレベル比較回路23の
出力(V 21−V20)となるトラック誤差信号を表した図
である。これらの図から明らかなように、磁気ヘッド1
がトラックS2を正しくトレースする時はトラック誤差
信号はゼロ(或はゼロに近い値ε:ε>0)となり、磁
気ヘッド1が外周側にづれた場合、トラック誤差信号は
+の値となり、磁気ヘッド1が内周側にづれた場合、ト
ラック誤差信号は−の値となる。
【0022】ステップS35では、上記のことを考慮し
て、包絡線検出回路20、21各々から出力された包絡
線の振幅の差、つまり、振幅レベル比較回路23の出力
であるトラック誤差信号(V21−V20)に基づいて次の
ような判断をする。 (1)|V21−V20|≦ε (ε:誤差を考慮した0に
近い正の値)の場合 磁気ヘッド1が正しくトラックS2上をトレースしてい
ると判断して、処理をステップS40に進め、磁気ヘッ
ド1の現在の位置を維持する。その後、処理はステップ
S55に進む。 (2) V21−V20>εの場合 磁気ヘッド1が磁気ディスクの外周側にづれていると判
断して、処理をステップS45に進め、磁気ヘッド1を
磁気ディスクの内周側に、|V21−V20|≦εとなるよ
う移動する。これは、トラック誤差信号を加算回路24
に入力してトラック目標値発生回路26が発生するノミ
ナルなヘッド位置決め信号に加え、駆動回路25からヘ
ッド位置決め回路6に磁気ヘッド1のづれを修正するよ
うなヘッド位置決め信号を出力することによってなされ
る。その後、処理はステップS55に進む。 (3) V21−V20<−εの場合 磁気ヘッド1が磁気ディスクの内周側にづれていると判
断して、処理をステップS50に進め、磁気ヘッド1を
磁気ディスクの外周側に、|V21−V20|≦εとなるよ
う移動する。これは、(2)と同様にして、トラック誤
差信号を加算回路24に入力してトラック目標値発生回
路26が発生するノミナルなヘッド位置決め信号に加
え、駆動回路25からヘッド位置決め回路6に磁気ヘッ
ド1のづれを修正するようなヘッド位置決め信号を出力
することによってなされる。その後、処理はステップS
55に進む。
【0023】次にステップS55では、入出力動作が継
続中であるかどうかを判断する。ここで、入出力動作が
継続中であると判断された場合は、トラッキング制御処
理も続行すると判断して処理はステップS20に戻り、
サーボ信号検出を行い、以下前述と同様の処理を行う。
これに対して、入出力動作が終了したと判断されたなら
トラッキング制御処理も終了する。
【0024】このようにして、2つの包絡線レベル検出
回路20、21から出力される包絡線の振幅に所定値以
上の差が検出されたとき、その包絡線の振幅差がなくな
るように磁気ヘッド1を磁気ディスク15の動径方向に
微小量移動させることによって、磁気ヘッド1が常に目
的とするトラックを正確にトレースするよう制御が行わ
れる。
【0025】従って本実施例に従えば、データ入出力動
作中の磁気ヘッドのトラッキングを別の2つの磁気ヘッ
ドを用いて、記録トラック或はサーボトラックから検出
されるサーボ信号の振幅の差に基づいて制御することが
できる。例えば、直径 3.5インチの磁気ディスクを複数
枚(2〜8枚程度)搭載し、その両面を記録面として利
用することが可能な小型磁気ディスク記録再生装置を考
えた場合、通常、1記録面について約1000トラック
程度(装置の記録密度によって多少の変動はあるが)の
記録トラックを想定することができる。このような場
合、本実施例を適用することによって、専用サーボトラ
ックとして用いなければならないのは、1記録面当たり
2トラック、装置全体としては磁気ディスク数を2〜8
枚程度として、わずか4〜32トラックである。しかし
ながら、従来例の場合、サーボトラッキングのため1記
録面全体(約1000トラック)を専用のサーボトラッ
クとして用いなければならないので、本実施例に従え
ば、装置当たりの媒体の利用効率を大幅に向上させるが
できる。
【0026】また本実施例では、記録媒体となる磁気デ
ィスクが2枚、つまり、情報記録面が4面ある場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、1スピンドルに3枚以上の磁気ディスクを
取りつけるように構成される磁気記録再生装置にも適用
することができる。
【0027】上述の説明では、本発明の好適な実施例の
みが示された。様々な態様が、本明細書に記載の特許請
求の範囲によつてのみ限定される本発明の範囲から逸脱
することなく、当業者には明らかである。それ故に、本
発明はここで示され説明された実施例のみに限定される
ものではない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
出力動作を実行する磁気ヘッドとは別の2つの磁気ヘッ
ドを用いて、あらかじめ記録された情報の磁気パターン
を読み取って、入出力動作を行う磁気ヘッドが入出力動
作を目的とするトラック位置を保持するよう制御される
ため、特別にトラック位置を制御するための情報を記録
媒体にもつ必要がほとんどないので、より効率的に記録
媒体を利用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】磁気ディスク記録面のトラック構成を示す図で
ある。
【図3】磁気ヘッド1〜4の取り付け位置と、シーク動
作が指示された時の磁気ヘッド1〜4の動きを示す図で
ある。
【図4】磁気ヘッドのトラッキング制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】磁気ヘッドが正しく記録トラックをトレースす
る時の包絡線レベル出力の振幅を示す図である。
【図6】磁気ヘッドが磁気ディスクの外周側にづれた時
の包絡線レベル出力の振幅の違いを示す図である。
【図7】磁気ヘッドが磁気ディスクの内周側にづれた時
の包絡線レベル出力の振幅の違いを示す図である。
【符号の説明】
1〜4 磁気ヘッド 5 磁気ヘッド連結器 6 ヘッド位置決め回路 15〜16 磁気ディスク 17 スピンドル 18 スピンドルモータ 19 ヘッド切り替えスイッチ 20,21 包絡線検出回路 22 入出力回路 23 振幅レベル比較回路 24 加算回路 25 磁気ヘッド駆動回路 26 トラック目標値発生回路 27 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの磁気ヘッドを用いて記
    録媒体に対する情報の入出力を行う磁気記録再生制御の
    方法であって、前記情報の入出力位置を指示する指示工
    程と、前記指示工程によって指示された位置に対応する
    前記記録媒体のトラックに前記少なくとも3つの磁気ヘ
    ッドの1つを位置付けるヘッド位置付け工程と、前記ト
    ラックとは別の2つのトラックをトラック幅の一部分だ
    けをトレースするよう前記ヘッド位置付け工程において
    用いた磁気ヘッドとは別の2つの磁気ヘッドを位置付
    け、前記2つの磁気ヘッドを用いて、あらかじめ記録さ
    れた情報の磁気パターンを読み取る読み取り工程と、前
    記読み取り工程における前記2つの磁気ヘッドからの出
    力に基づいて、前記情報の入出力中、前記少なくとも3
    つの磁気ヘッドの1つが前記指示工程によって指示され
    た位置に対応する前記記録媒体のトラック位置を保持す
    るように制御する制御工程とを有することを特徴とする
    磁気記録再生制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも3つの磁気ヘッドを用いて記
    録媒体に対する情報の入出力を行う磁気記録再生装置で
    あって、前記情報の入出力位置を指示する指示手段と、
    前記指示手段によって指示された位置に対応する前記記
    録媒体のトラック上に前記少なくとも3つの磁気ヘッド
    の1つを位置付けて、前記情報の入出力動作を行う入出
    力手段と、前記少なくとも3つの磁気ヘッド内、残りの
    2つの磁気ヘッドを前記トラックとは別の2つのトラッ
    クをトラック幅の一部分だけをトレースするよう位置付
    け、あらかじめ記録された情報の磁気パターンを読み取
    る読み取り手段と、前記読み取り手段で用いた前記残り
    の2つの磁気ヘッドからの出力に基づいて、前記少なく
    とも3つの磁気ヘッドの1つが、前記指示手段によって
    指示された位置に対応する前記記録媒体のトラック上に
    常に位置づけされるように制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも3つの磁気ヘッドの位置
    関係を保持しつつ、互いを連結して一体的に制御する連
    結器を有し、前記制御手段は前記2つ磁気ヘッドからの
    出力の包絡線を検出する包絡線検出手段と、前記包絡線
    検出手段によって検出された前記出力各々の包絡線の振
    幅を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果
    に基づいて、前記出力各々の包絡線の振幅の差が所定範
    囲内に納まるように前記連結器を用いて前記少なくとも
    3つの磁気ヘッドの位置を調整する調整手段とを有する
    ことを特徴とする請求項第2項に記載の磁気記録再生装
    置。
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