JPH05284699A - 単相誘導電動機 - Google Patents
単相誘導電動機Info
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- JPH05284699A JPH05284699A JP5022779A JP2277993A JPH05284699A JP H05284699 A JPH05284699 A JP H05284699A JP 5022779 A JP5022779 A JP 5022779A JP 2277993 A JP2277993 A JP 2277993A JP H05284699 A JPH05284699 A JP H05284699A
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- coil
- electric motor
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K17/00—Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
- H02K17/02—Asynchronous induction motors
- H02K17/04—Asynchronous induction motors for single phase current
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/42—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
- H02P1/44—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor by phase-splitting with a capacitor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D13/00—Pumping installations or systems
- F04D13/02—Units comprising pumps and their driving means
- F04D13/06—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高価な始動コンデンサを使用せずに安価な部
品で構成できる始動装置を備えた単相誘導電動機を得
る。 【構成】 補助コイル２と運転コンデンサ３との直列回
路が、電動機の主固定子コイル１に並列に接続される。
さらに、前記運転コンデンサ３に並列にダイオード４と
遠心力スイッチ５の直列回路を接続する。運転開始時に
は遠心力スイッチ５が閉じられる。これにより、一周期
の平均値がゼロにならない一時的に変化する交番電圧が
電動機の主固定子コイル１に印加され始動モーメントが
発生する。電動機が予定の回転速度に達したときに遠心
力スイッチ５が開かれる。安価なダイオード４が、従来
の高価な始動コンデンサに取って代わる。
品で構成できる始動装置を備えた単相誘導電動機を得
る。 【構成】 補助コイル２と運転コンデンサ３との直列回
路が、電動機の主固定子コイル１に並列に接続される。
さらに、前記運転コンデンサ３に並列にダイオード４と
遠心力スイッチ５の直列回路を接続する。運転開始時に
は遠心力スイッチ５が閉じられる。これにより、一周期
の平均値がゼロにならない一時的に変化する交番電圧が
電動機の主固定子コイル１に印加され始動モーメントが
発生する。電動機が予定の回転速度に達したときに遠心
力スイッチ５が開かれる。安価なダイオード４が、従来
の高価な始動コンデンサに取って代わる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、始動装置を備えた単
相誘導電動機に関する。
相誘導電動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電動機は今日多くの領域で使用
されており、例えばヒーティングポンプや水中ポンプ駆
動用、コンプレッサやその他のユニット駆動用である。
これらは交流電流を使用して動作され、本質的に低容量
用を意図している。最も簡単な形式では、単相誘導電動
機は自動始動も、回転方向の依存性もない。しかしなが
ら、実際には両方とも一般に必要とされ、そのことが始
動装置が提供される理由である。これは回転方向を決定
するばかりでなく、始動モーメントも発生する。最も簡
単な形式では、この始動装置はコンデンサが直列に接続
された予備に提供される補助コイルから構成される。こ
の始動装置は、予備コイルに並列に接続される。
されており、例えばヒーティングポンプや水中ポンプ駆
動用、コンプレッサやその他のユニット駆動用である。
これらは交流電流を使用して動作され、本質的に低容量
用を意図している。最も簡単な形式では、単相誘導電動
機は自動始動も、回転方向の依存性もない。しかしなが
ら、実際には両方とも一般に必要とされ、そのことが始
動装置が提供される理由である。これは回転方向を決定
するばかりでなく、始動モーメントも発生する。最も簡
単な形式では、この始動装置はコンデンサが直列に接続
された予備に提供される補助コイルから構成される。こ
の始動装置は、予備コイルに並列に接続される。
【０００３】正確な実施例では、実際の始動装置の少な
くとも一部分は、大抵の場合遠心力利用のスイッチを使
って、予め設定された回転速度に達した後に切ることが
できる。スイッチが切られると、規定どうりに補助コイ
ルに存在するコンデンサ容量は減少する。この技術は周
知であり、例えば参考文献として、１９７８年版のＳＩ
ＨＩ−ＨＡＬＢＥＲＧの「遠心力ポンプの設置計画のた
めの基本原理（Ｇｒｕｎｄｌａｇｅｎ ｆｕｒ ｄｉｅ
Ｐｌａｎｕｎｇ ｖｏｎ Ｋｒｅｉｓｅｌｐｕｍｐｅ
ｎａｎｌａｇｅｎ）」、１８６頁と１８７頁がある。
くとも一部分は、大抵の場合遠心力利用のスイッチを使
って、予め設定された回転速度に達した後に切ることが
できる。スイッチが切られると、規定どうりに補助コイ
ルに存在するコンデンサ容量は減少する。この技術は周
知であり、例えば参考文献として、１９７８年版のＳＩ
ＨＩ−ＨＡＬＢＥＲＧの「遠心力ポンプの設置計画のた
めの基本原理（Ｇｒｕｎｄｌａｇｅｎ ｆｕｒ ｄｉｅ
Ｐｌａｎｕｎｇ ｖｏｎ Ｋｒｅｉｓｅｌｐｕｍｐｅ
ｎａｎｌａｇｅｎ）」、１８６頁と１８７頁がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】周知の始動装置は、公
称回転速度に達したときに完全にまたは部分的にスイッ
チが切られるかどうかに関係なく動作し、このため電動
機を始動する際回転子を回転させるほぼ均一な始動トル
クが発生される。固定子と回転子の相対磁束の特性は、
ゼロ点に対して本質的に対称に配置される楕円として表
わされる。構造に関して、この種の始動装置は、現状に
したがって、ともかくも必要とする補助コイル近くにコ
ンデサを接続することにより実現することができる。コ
ンデンサは比較的高価な部品であり、増加する容量と共
に空間を占める量も増加する。
称回転速度に達したときに完全にまたは部分的にスイッ
チが切られるかどうかに関係なく動作し、このため電動
機を始動する際回転子を回転させるほぼ均一な始動トル
クが発生される。固定子と回転子の相対磁束の特性は、
ゼロ点に対して本質的に対称に配置される楕円として表
わされる。構造に関して、この種の始動装置は、現状に
したがって、ともかくも必要とする補助コイル近くにコ
ンデサを接続することにより実現することができる。コ
ンデンサは比較的高価な部品であり、増加する容量と共
に空間を占める量も増加する。
【０００５】このことから、この発明の目的は他の電子
部品を用いてもっと好都合に構築することができる代替
の始動装置を提供することである。
部品を用いてもっと好都合に構築することができる代替
の始動装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段およびその作用】この目的
は本発明に従って達成され、電動機の運転開始段階の
間、この始動装置は（電源電圧の）振動の一周期の間に
形成されるその平均値がゼロに等しくない、一時的に変
動する電圧を、電動機コイルの少なくとも一部に印加す
る。本発明に従って、この電動機は一時的平均値がゼロ
にならないように意図的に制御される電圧を用いて運転
開始段階の間に制御されるということは明らかである。
電源系統内の不平衡によって従来存在し、かつまた正確
な点検でゼロに等しくない平均電圧値にも導くこの変動
は、無視されることができると共にこの特定の電動機コ
イルに対しては不十分である。
は本発明に従って達成され、電動機の運転開始段階の
間、この始動装置は（電源電圧の）振動の一周期の間に
形成されるその平均値がゼロに等しくない、一時的に変
動する電圧を、電動機コイルの少なくとも一部に印加す
る。本発明に従って、この電動機は一時的平均値がゼロ
にならないように意図的に制御される電圧を用いて運転
開始段階の間に制御されるということは明らかである。
電源系統内の不平衡によって従来存在し、かつまた正確
な点検でゼロに等しくない平均電圧値にも導くこの変動
は、無視されることができると共にこの特定の電動機コ
イルに対しては不十分である。
【０００７】この発明は連続的に動作する始動装置と、
予め決められた回転速度に到達後完全にまたは部分的に
切られる始動装置との両方に使用することができる。一
時的に変化し、電動機コイルの少なくとも一部に存在す
る電圧の平均値はゼロに等しくないので、固定子と回転
子内の相対磁束の特性はゼロ点から外され、ここでこの
変位の測定は前述した電圧の平均値の関数である。この
結果もはや始動モーメントは均一ではなく、短時間逆転
さえするかもしれない。従って、最大モーメントの範囲
は従来の値よりも２倍から３倍に増加する。その平均値
がゼロに等しくない電圧において電動機コイルの少なく
とも一部の動作は、しかしながら始動プロセスに関して
補助コイルと直列に接続された大容量コンデンサの動作
と同様の効果を有する。更に、この始動モーメントは、
電子部品の選択、配置および寸法により選択でき、従っ
てモーメントの逆転が起こるばかりでなく、振動の周期
の何分の一に対して必要ならばこのモーメントはゼロに
戻る。
予め決められた回転速度に到達後完全にまたは部分的に
切られる始動装置との両方に使用することができる。一
時的に変化し、電動機コイルの少なくとも一部に存在す
る電圧の平均値はゼロに等しくないので、固定子と回転
子内の相対磁束の特性はゼロ点から外され、ここでこの
変位の測定は前述した電圧の平均値の関数である。この
結果もはや始動モーメントは均一ではなく、短時間逆転
さえするかもしれない。従って、最大モーメントの範囲
は従来の値よりも２倍から３倍に増加する。その平均値
がゼロに等しくない電圧において電動機コイルの少なく
とも一部の動作は、しかしながら始動プロセスに関して
補助コイルと直列に接続された大容量コンデンサの動作
と同様の効果を有する。更に、この始動モーメントは、
電子部品の選択、配置および寸法により選択でき、従っ
てモーメントの逆転が起こるばかりでなく、振動の周期
の何分の一に対して必要ならばこのモーメントはゼロに
戻る。
【０００８】この発明に係る解法の利点は、最も簡単な
形式において始動装置はただ補助コイルに隣接する更に
一個の整流素子を必要とするだけであり、この整流素子
はダイオードの形態で安価にかつコンパクトに利用でき
るという事実である。従って、好適な実施例において、
始動装置は運転開始段階の間、電動機コイルの少なくと
も一部分に重畳される少なくとも一個の整流素子を有す
る。この整流素子を接続することに関しては多くの可能
性があり、従って例えば補助コイルまたは補助コイルの
一部に並列または直列に接続され得る。
形式において始動装置はただ補助コイルに隣接する更に
一個の整流素子を必要とするだけであり、この整流素子
はダイオードの形態で安価にかつコンパクトに利用でき
るという事実である。従って、好適な実施例において、
始動装置は運転開始段階の間、電動機コイルの少なくと
も一部分に重畳される少なくとも一個の整流素子を有す
る。この整流素子を接続することに関しては多くの可能
性があり、従って例えば補助コイルまたは補助コイルの
一部に並列または直列に接続され得る。
【０００９】好適には、この整流素子は予め決められた
回転速度に達した後、または所定時間経過後に使用停止
される。
回転速度に達した後、または所定時間経過後に使用停止
される。
【００１０】この発明の始動装置は、降伏トルクおよび
公称パワーを増加するために補助コイルが電動機の動作
中に運転コンデンサと重畳接続されたままかどうかに関
係なく動作する。
公称パワーを増加するために補助コイルが電動機の動作
中に運転コンデンサと重畳接続されたままかどうかに関
係なく動作する。
【００１１】この発明の前述した概要は、次の好適な実
施例の詳細な説明と同様に、添付図面と共に読むことに
よりもっと良く理解されるであろう。この発明を説明す
るために、目下好適な実施例が図面中に示されている
が、しかしながらこの発明が開示された特定の配置およ
び手段に限定されないということは理解される。
施例の詳細な説明と同様に、添付図面と共に読むことに
よりもっと良く理解されるであろう。この発明を説明す
るために、目下好適な実施例が図面中に示されている
が、しかしながらこの発明が開示された特定の配置およ
び手段に限定されないということは理解される。
【００１２】
【実施例】単相誘導電動機の主固定子コイルは、図１お
よび図２の各場合において参照符号１で示される。それ
に並列に接続される補助コイル−しばしば始動コイルと
呼ばれる−は、参照符号２で示される。更に誘導結合さ
れた補助コイル２ｂが指定された補助コイルは、２ａと
名づける。従って、この場合は補助コイル２は２つの並
列補助コイル２ａと２ｂから構成される。
よび図２の各場合において参照符号１で示される。それ
に並列に接続される補助コイル−しばしば始動コイルと
呼ばれる−は、参照符号２で示される。更に誘導結合さ
れた補助コイル２ｂが指定された補助コイルは、２ａと
名づける。従って、この場合は補助コイル２は２つの並
列補助コイル２ａと２ｂから構成される。
【００１３】図１を用いて示される単相誘導電動機はそ
れ自体いわば知られている主コイルを有し、運転コンデ
ンサ３と直列接続される補助コイル２はこの主コイルと
並列である。このコイル２とコンデンサ３は完全な電動
機運転中の間重畳されたままであり、運転中の間電動機
の増加された公称容量を保証する。遠心力スイッチ５と
直列にあるダイオード４は、電動機を始動するために運
転コンデンサ３と並列に接続される。電動機を始動する
際、始動コイル２と同様にダイオード４と遠心力スイッ
チ５とは実際の始動装置を形成する。電動機が予め決め
られた回転速度、例えば公称回転速度の３分の２に達し
た場合、遠心力スイッチ５は開かれ図１に示されるスイ
ッチ位置となり、この後、始動装置は解除される。
れ自体いわば知られている主コイルを有し、運転コンデ
ンサ３と直列接続される補助コイル２はこの主コイルと
並列である。このコイル２とコンデンサ３は完全な電動
機運転中の間重畳されたままであり、運転中の間電動機
の増加された公称容量を保証する。遠心力スイッチ５と
直列にあるダイオード４は、電動機を始動するために運
転コンデンサ３と並列に接続される。電動機を始動する
際、始動コイル２と同様にダイオード４と遠心力スイッ
チ５とは実際の始動装置を形成する。電動機が予め決め
られた回転速度、例えば公称回転速度の３分の２に達し
た場合、遠心力スイッチ５は開かれ図１に示されるスイ
ッチ位置となり、この後、始動装置は解除される。
【００１４】コンデンサ３と補助コイル２は実際問題と
して電動機を始動するには、すなわち回転方向が決定さ
れるためには本当に必要とされるが、しかし事実上の始
動装置には属さない。ダイオード４は、現状で始動する
目的のために従来さらに接続されるコンデンサに取って
代わる。直列にさらに抵抗（図示されない）またはさら
に電子部品を、要求される態様で相対磁束特性またはモ
ーメント推移を調整するために随意にダイオード４に接
続することができる。
して電動機を始動するには、すなわち回転方向が決定さ
れるためには本当に必要とされるが、しかし事実上の始
動装置には属さない。ダイオード４は、現状で始動する
目的のために従来さらに接続されるコンデンサに取って
代わる。直列にさらに抵抗（図示されない）またはさら
に電子部品を、要求される態様で相対磁束特性またはモ
ーメント推移を調整するために随意にダイオード４に接
続することができる。
【００１５】図２を用いて示される回路において、補助
コイル２ａは運転コンデンサ３と直列であると共に主固
定子コイル１と並列である。スイッチ６、これは次に、
抵抗７、さらに補助コイル２ｂおよびダイオード４が後
に直列に接続し、主固定子コイル１と並列に接続する
が、このスイッチ６は電動機を始動するために閉じられ
る。さらに補助コイル２ｂは、最初の補助コイル２ａに
誘導結合される。このスイッチ６は、バイメタル部材の
手段、すなわち所定時間後に現在の磁束により発生され
る熱によって動作する手段により制御される。このとき
電動機内で発生される熱は、スイッチ６がスイッチング
処理後元の位置に戻らず、むしろ電動機が冷やされたと
きにのみ戻り、再度始動されるべきである。スイッチ５
或いは時間スイッチもまた、スイッチ６の代わりに使用
することができる。
コイル２ａは運転コンデンサ３と直列であると共に主固
定子コイル１と並列である。スイッチ６、これは次に、
抵抗７、さらに補助コイル２ｂおよびダイオード４が後
に直列に接続し、主固定子コイル１と並列に接続する
が、このスイッチ６は電動機を始動するために閉じられ
る。さらに補助コイル２ｂは、最初の補助コイル２ａに
誘導結合される。このスイッチ６は、バイメタル部材の
手段、すなわち所定時間後に現在の磁束により発生され
る熱によって動作する手段により制御される。このとき
電動機内で発生される熱は、スイッチ６がスイッチング
処理後元の位置に戻らず、むしろ電動機が冷やされたと
きにのみ戻り、再度始動されるべきである。スイッチ５
或いは時間スイッチもまた、スイッチ６の代わりに使用
することができる。
【００１６】通常の電動機運転の間、現状から知られる
ように、電動機もまた始動段階において交番電圧にさら
され、その周波数は周波数変換器手段により随意に変え
ることができる。しかしながら、電源電圧の振動の一周
期間の平均値は常にゼロである。このとき相対磁束は、
図３における特性３を用いて示されるように電動機の固
定子において発生される。この様な特性は、典型的には
ゼロ点９に対して対称に配置される楕円である。
ように、電動機もまた始動段階において交番電圧にさら
され、その周波数は周波数変換器手段により随意に変え
ることができる。しかしながら、電源電圧の振動の一周
期間の平均値は常にゼロである。このとき相対磁束は、
図３における特性３を用いて示されるように電動機の固
定子において発生される。この様な特性は、典型的には
ゼロ点９に対して対称に配置される楕円である。
【００１７】回転子の磁束特性は、電動機の一回転の間
の回転子の相対磁束を表わし、各固定子の磁束特性に属
する。この様な回転子の磁束特性は、典型的には結合さ
れた固定子磁束の特性内であり、明確の理由で図３およ
び図４には示されない。また、それらは固定子の磁束特
性と同様の態様で動く。１またはそれ以上のコイルの部
分に存在する電圧が、ゼロに等しくない一時的平均値に
設定される場合、ゼロ点９に関する一方の相対磁束の特
性とその位置の形状は変化する。存在する電圧の一時的
平均値がゼロに等しくない時に電動機の一回転の間の固
定子の相対磁束を示すさらに二つの特性１０および１１
を、図３に例として示す。特性１０は本質的に量Ｘ１０
により座標のゼロ点９から置き換えられるのに対して、
特性１１の形状はなおまだ明らかに部分的に変化する。
それはゼロ点９に関して量Ｘ１１により置き換えられ
る。特性１０および１１におけるこの距離Ｘは、元の特
性８から特にゼロ点９から移動され、補助コイル２上に
重畳される電圧Ｕｍの一時的平均値の関数である。すな
わち、この距離Ｘが大きくなればなるほど、この電圧の
一時的平均値もまた大きくなる。
の回転子の相対磁束を表わし、各固定子の磁束特性に属
する。この様な回転子の磁束特性は、典型的には結合さ
れた固定子磁束の特性内であり、明確の理由で図３およ
び図４には示されない。また、それらは固定子の磁束特
性と同様の態様で動く。１またはそれ以上のコイルの部
分に存在する電圧が、ゼロに等しくない一時的平均値に
設定される場合、ゼロ点９に関する一方の相対磁束の特
性とその位置の形状は変化する。存在する電圧の一時的
平均値がゼロに等しくない時に電動機の一回転の間の固
定子の相対磁束を示すさらに二つの特性１０および１１
を、図３に例として示す。特性１０は本質的に量Ｘ１０
により座標のゼロ点９から置き換えられるのに対して、
特性１１の形状はなおまだ明らかに部分的に変化する。
それはゼロ点９に関して量Ｘ１１により置き換えられ
る。特性１０および１１におけるこの距離Ｘは、元の特
性８から特にゼロ点９から移動され、補助コイル２上に
重畳される電圧Ｕｍの一時的平均値の関数である。すな
わち、この距離Ｘが大きくなればなるほど、この電圧の
一時的平均値もまた大きくなる。
【００１８】固定子と回転子内の瞬時磁束は、各々の場
合においてゼロ点９から出発するベクトルにより決定さ
れ、このベクトルのピークは固定子の磁束特性または回
転子の磁束特性上にある（図示されない）。変化する角
度αは、これらの二本のベクトル間にある。回転子と固
定子との間に発生されるトルクは、これら二本のベクト
ルのクロス積の、或いはベクトルの長さにより与えられ
る量とそれらにより固定される角度αの関数である。こ
のことから、電動機の最大モーメントはまた増加する距
離Ｘと共に増えることも明らかである。二本のベクトル
Ｖ９とＶ１１とが、この目的のために、例として描かれ
る。
合においてゼロ点９から出発するベクトルにより決定さ
れ、このベクトルのピークは固定子の磁束特性または回
転子の磁束特性上にある（図示されない）。変化する角
度αは、これらの二本のベクトル間にある。回転子と固
定子との間に発生されるトルクは、これら二本のベクト
ルのクロス積の、或いはベクトルの長さにより与えられ
る量とそれらにより固定される角度αの関数である。こ
のことから、電動機の最大モーメントはまた増加する距
離Ｘと共に増えることも明らかである。二本のベクトル
Ｖ９とＶ１１とが、この目的のために、例として描かれ
る。
【００１９】
【効果】図３における符号１０および１１による固定子
の磁束特性に対するモーメントはその大きさが変化する
のみならずその方向も変化するのに対して、始動装置
は、その効果は図４および図５を用いて示されるが、固
定子の磁束特性１２がさらに丁度ゼロ点９を含むように
調整され、そしてこのことが電動機の一時的モーメント
の推移が常に（回転の方向に依存して）大きいかまたは
小さいことを確実にする。この種のモーメントの推移
は、図５に示される。高いモーメントのピークが明確に
みられるが、このことは一つの特定の高いトルクが少な
くとも短時間に始動するために利用することができ、例
えば回転子が止まって動かない場合に有利であることを
保証するばかりでなく、このモーメントがまた所定の振
動効果を達成するようになお脈動することを保証し、そ
のことが好ましくない状況下でさえも始動を可能にす
る。予め決められた回転速度に達した後、或いは予定の
時間経過後、始動装置がその時に解除されるならば、従
来のように、ゼロ点９に対称に配置される固定子の磁束
特性が生成される。
の磁束特性に対するモーメントはその大きさが変化する
のみならずその方向も変化するのに対して、始動装置
は、その効果は図４および図５を用いて示されるが、固
定子の磁束特性１２がさらに丁度ゼロ点９を含むように
調整され、そしてこのことが電動機の一時的モーメント
の推移が常に（回転の方向に依存して）大きいかまたは
小さいことを確実にする。この種のモーメントの推移
は、図５に示される。高いモーメントのピークが明確に
みられるが、このことは一つの特定の高いトルクが少な
くとも短時間に始動するために利用することができ、例
えば回転子が止まって動かない場合に有利であることを
保証するばかりでなく、このモーメントがまた所定の振
動効果を達成するようになお脈動することを保証し、そ
のことが好ましくない状況下でさえも始動を可能にす
る。予め決められた回転速度に達した後、或いは予定の
時間経過後、始動装置がその時に解除されるならば、従
来のように、ゼロ点９に対称に配置される固定子の磁束
特性が生成される。
【００２０】本発明は、その精神またはその本質的特性
から外れることなく他の特定の形式で実施することがで
き、従ってこの発明の範囲を示すものとして、参照は前
述の詳細説明に対してよりもむしろ請求の範囲に対して
なされるべきである。
から外れることなく他の特定の形式で実施することがで
き、従ってこの発明の範囲を示すものとして、参照は前
述の詳細説明に対してよりもむしろ請求の範囲に対して
なされるべきである。
【図１】本発明に係る始動装置付きの一実施例を示す回
路配置図である。
路配置図である。
【図２】本発明に係る始動装置付きの別の実施例を示す
回路配置図である。
回路配置図である。
【図３】３つの異なる平均電圧値における回転子の回転
中の相対固定子磁束を表す特性図である。
中の相対固定子磁束を表す特性図である。
【図４】尚まだゼロ点を調度含む相対固定子磁束の特性
図である。
図である。
【図５】図４に従って固定子磁束のために生成される一
時的モーメント推移を示す特性図である。
時的モーメント推移を示す特性図である。
１ 主固定子コイル ２ 補助コイル ２ａ 補助コイル ２ｂ 補助コイル ３ 運転コンデンサ ４ ダイオード ５ 遠心力スイッチ ６ サーマルスイッチ ７ 抵抗 ８ 特性 ９ ゼロ点 １０ 特性 １１ 特性 １２ 特性 Ｘ１０ 変位量 Ｘ１１ 変位量 Ｖ９ ベクトル Ｖ１１ ベクトル
Claims (5)
- 【請求項１】 電動機の運転開始段階の間、始動装置は
少なくとも電動機コイルの一部に、振動の一周期の間に
形成されるその平均値がゼロに等しくない一時的に変動
する電圧を印加することを特徴とする始動装置を備えた
単相誘導電動機。 - 【請求項２】 始動装置は、運転開始段階の間、少なく
とも電動機のコイルの一部に重畳される少なくとも一個
の整流素子を有することを特徴とする請求項１記載の電
動機。 - 【請求項３】 整流素子は、運転開始段階の間、補助コ
イルまたは補助コイルの一部に並列または直列に接続さ
れることを特徴とする電動機の予備の補助コイルを備え
た請求項２記載の電動機。 - 【請求項４】 整流素子は、予め決められた回転速度に
到達した後にまたは所定時間後に解除されることを特徴
とする請求項１記載の電動機。 - 【請求項５】 ダイオードが整流素子として使用される
ことを特徴とする請求項２記載の電動機。
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