JPH05284698A - 車両用電動機 - Google Patents

車両用電動機

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Publication number
JPH05284698A
JPH05284698A JP4077361A JP7736192A JPH05284698A JP H05284698 A JPH05284698 A JP H05284698A JP 4077361 A JP4077361 A JP 4077361A JP 7736192 A JP7736192 A JP 7736192A JP H05284698 A JPH05284698 A JP H05284698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotors
wheels
rotor
halved
electric motor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4077361A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Tomoari
慶一郎 伴在
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP4077361A priority Critical patent/JPH05284698A/ja
Publication of JPH05284698A publication Critical patent/JPH05284698A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの電動機にて二つの車輪を駆動できると
共に、旋回時の内外輪の回転差を複雑な制御を要するこ
となく吸収できる車両用電動機の提供。 【構成】 1つの電動機1の回転子を2分割する(12
0,130)と共に、それぞれの回転子120,130
を個々に回転自在に保持し、それぞれの回転子120,
130の一端に車輪を連結するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの電動機の回転子
を2分割すると共に、それぞれの回転子を個々に回転自
在に保持し、それぞれの回転子の一方を延長して車輪を
接続するようにした車両用駆動電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題の高まりから、電気
自動車が見直されており、その駆動源である種々の電動
機が提案されている。特に、最近ではブラシのない誘導
電動機が耐久性、サービス性の面から採用され始めてい
る。また、電気自動車は車載バッテリから電気エネルギ
ーを得て走行するため、少ないエネルギーを効率よく駆
動力とする必要があり、電動機のトルクを車輪へ伝える
伝達経路の損失を極力低減するために、ホイールイン電
動機方式あるいは、独立2電動機による左右輪の駆動方
式等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの方式も複数個の電動機が必要であることから、組
付け面、重量面、コスト面等で不利であると共に、例え
ば車両旋回時に内外輪の回転差を吸収するためにそれぞ
れの電動機の出力に差を生じさせる等の複雑な制御を要
することから、制御装置が複雑であるという不具合があ
った。
【0004】そこで、本発明は、1つの電動機により二
つの車輪を駆動できるようにすると共に、旋回時の内外
輪の回転差を複雑な制御を要することなく吸収できるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、1つの電動機の回転子を2分割すると共
に、それぞれの回転子を個々に回転自在に保持し、それ
ぞれの回転子の一端に車輪を連結するようにした車両用
電動機を提供するものである。
【0006】
【作用及び発明の効果】上記構成によると、1つの電動
機にて2つの車輪を直接かつ独立して駆動することがで
きるため、組付け面、重量面、コスト面に優れると共
に、2分割された回転子により左右の車輪が独立して回
転可能であるため、旋回時には、外輪を駆動する回転子
はトルクが軽くなるため回転が速くなり、逆に内輪を駆
動する回転子はトルクが重くなるため回転が遅くなり、
内外輪の回転差を吸収することができ、旋回時の回転差
を吸収するための複雑な制御が不要であり、制御装置を
簡潔にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〔第1実施例〕図1乃至図3に基づいて第1実施例を説
明する。図1及び図2は本発明車両用電動機の第1実施
例を示す断面図であり、これら図1及び図2を、それぞ
れの図面中の一点鎖線Aにてつなぐことにより、一つの
車両用電動機が示される。
【0008】車両用電動機1は誘導電動機である。電機
子110は、積層鉄板である電機子鉄心(溝数=36)
111とこの電機子鉄心111に巻装される三相交流巻
線112とから構成されている。電機子鉄心111は円
筒状のフレーム140の内周に固定されている。
【0009】回転子120及び130は本発明の要部で
あり、通常1つの回転子を、電機子の中央で2分割して
2つにしたものである。各回転子は、積層鉄板である回
転子鉄心(溝数=42)121,131と、各鉄心の溝
に挿入される導体122,132とから構成されてい
る。各導体122,132は、アルミダイキャスティン
グにより成形されており、一端側に冷却フィン124,
134が一体に成形されている。この回転子120,1
30はそれぞれシャフト123,133に圧入されてい
る。
【0010】シャフト123と133とは、一端側にお
いて、プレーンベアリング150によりそれぞれ個々に
回転可能に結合されている。つまり、図に示す如く、シ
ャフト123の一端には、プレーンベアリング150の
内周に係合する小径の軸部125が、シャフト133の
一端には、内周がプレーンベアリング150の外周と係
合してプレーンベアリング150を介して小径の軸部1
25が挿着される挿着部135が、それぞれ形成されて
いる。尚、シャフト123と133との連結において、
図6に示す如く上記プレーンベアリング150の代わり
に複列玉軸受を用いてもよい。リザーバ160には潤滑
のためのグリースが封入されている。また、各シャフト
123,133の他端側は、それぞれ軸受125,13
5を介してエンドフレーム141,142に回転自在に
保持されている。
【0011】上記回転子120,130は、図7に示す
従来の誘導機と同様に、1スロットピッチスキュウさせ
ているが、電機子の溝数と回転子の溝数の関係は要求さ
れる性能に応じて選択できる。
【0012】減速装置2から車輪までの構成は左右対象
であり、回転子130側を一部省略する。減速装置2は
プラネタリギヤである。このプラネタリギヤ2は、サン
ギヤ126(136),ピニオンギヤ210及びリング
ギヤ220の3種類のギヤにより構成されている。サン
ギヤ126(136)は回転子120(130)のシャ
フト123(133)の他端に一体成形されており、ピ
ニオンギヤ210と噛み合っている。ピニオンギヤ21
0は支持体230のディスク部231に圧入されている
プラネタリキャリヤ204により回転自在に支持されて
おり、リングギヤ220に噛み合っている。リングギヤ
220はハウジング3の内周に固定されている。支持体
230は、円筒部232の外周部にて、軸受301を介
してハウジング3に回転自在に支持されている。この支
持体230の円筒部232の内周には内歯スプライン2
33が形成されており、この内歯スプライン233は、
等速ボールジョイント4のシャフト410の一端に形成
されたスプライン411と係合している。シャフト41
0は軸受302を介してハウジング3に回転自在に支持
されている。シャフト410はボルト5により支持体2
30に固定されている。オイルシール303及び304
はハウジング3内の各部材の摺動部分に塗布されたグリ
ースの流出を防止するものである。ハウジング3はボル
ト11により電動機のエンドフレーム141,142に
固定されている。
【0013】図2はの上記電動機を駆動するための電気
回路を示しており、図示の如く電動機1は、バッテリ6
を電源として、インバータ7及びコンピュータ8とによ
り制御される。9は平滑コンデンサである。
【0014】次に作動を説明する。アクセルからの駆動
信号に基づいてコンピュータ8がインバータ7を作動さ
せ、バッテリ6からの直流電力を三相交流電力に変換
し、この交流電力が電動機1の三相電機子巻線111に
供給される。電機子には回転磁界が生じ、回転子120
及び130の導体122及び132に誘導電流が流れ、
この電流と回転磁界の磁束との作用により回転子120
及び130にトルクが生じ回転する。その際、回転子1
20及び130は上述した如く同一仕様であるため、同
一方向に同一の回転数及びトルクで回転する。この回転
力は、減速装置2,等速ボールジョイント4を介して、
それぞれに連結される図示しない駆動輪へ伝達される。
【0015】車両が旋回する場合は、内輪と外輪とに回
転差を生じる必要があり、一般にディファレンシャルギ
ヤが用いられているが、本実施例によると2分割された
回転子120及び130により左右の車輪が独立して回
転可能であるため、ディファレンシャルギヤが不要であ
る。すなわち、外輪を駆動する回転子はトルクが軽くな
るため回転が速くなり、逆に内輪を駆動する回転子はト
ルクが重くなるため回転が遅くなり、内外輪の回転差を
吸収することができる。従来の技術では、ディファレン
シャルギヤを不要とするために2つの独立した電動機に
よる左右両輪の駆動が必要であったが、本実施例による
と電動機1つで達成することができる。
【0016】その際に、フレーム内に設けた回転センサ
10により左右輪の回転差を検出すると共に、回転数の
低い方の回転子側のセンサ信号によって駆動させるよう
電機子電流をコンピュータ制御することにより、旋回性
を良好にすることができる。また、一方のセンサが故障
した際にも、他方のセンサの信号を利用して走行制御す
ることができる。
【0017】また、減速装置2と等速ボールジョイント
4とをハウジング3により一体化したものと、電動機1
とを組み付けたものであるため、電動機1内に減速装置
を組み込むものに比べて電動機1の構造が簡略化できる
と共に、回転センサを電動機1内に配置した構成におい
て、減速装置2の振動の影響を極力低減することができ
る。
【0018】さらに、減速装置2は支持体230と等速
ボールジョイント4とをスプライン結合する構成を採用
して、製造及び組付けを容易にすると共に、2つの軸受
301及び302のみで、これら支持体230及び等速
ボールジョイント4を回転自在に支持すると共に芯だし
を行うことができる構成としているため、部品点数の
点、組付けコストの点で優れる。
【0019】〔第2実施例〕図3に基づいて第2実施例
を説明する。本第2実施例は本発明を直流機に適用した
ものである。図中の符号で第1実施例と同一符号は同一
部品を示すものであり、説明は省略する。固定子170
はヨーク171および励磁巻線172から構成されてい
る。尚、固定子は永久磁石により構成してもよい。回転
子は、電機子が、第1実施例と同様に2個に分割されて
それぞれ独立して回転自在に配設されているものであ
る。101はコンミテータ、102はブラシである。
【0020】図4はの上記電動機を駆動するための電気
回路を示しており、図示の如く電動機1は、バッテリ6
を電源として、スイッチング素子12及びコンピュータ
8とによりチョッパ制御される。
【0021】次に作動を説明する。コンピュータ8は、
図示しないアクセルペダルからのアクセルペダルの踏み
込み量に対応した出力信号を入力し、この信号に応じた
デューティ比でスイッチング素子12をON・OFF制
御する。そして、2つの電機子180及び190は電気
的及び磁気的に同一の仕様であるため、これら電機子は
同一トルク及び同一回転数で回転し車両を駆動する。
【0022】車両が旋回する場合は、上記第1実施例と
同様に、2分割された回転子180及び190により左
右の車輪が独立して回転可能であるため、内外輪の回転
差を吸収することができる。すなわち、外輪側の電機子
は回転が速くなるため、内部誘起電圧が大きくなり、チ
ョッピングされた電流は外輪側電機子には自然に少なく
分流する。また、スイッチング素子13は弱め界磁制御
を行う時に、コンピュータ8の指令によりON・OFF
制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動機の断面図である。
【図2】第1実施例の電動機の断面図である。
【図3】上記第1実施例の駆動回路図である。
【図4】第2実施例の電動機の要部を示す断面図であ
る。
【図5】上記第2実施例の駆動回路図である。
【図6】2つの回転子の連結構造の他の実施例を示す要
部断面図である。
【図7】代表的な誘導機を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1 電動機 110,170 固定子 120,130,180,190 回転子 123,133 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と、この固定子に対向して配置さ
    れる2つの回転子とを備え、前記回転子はそれぞれ回転
    軸を有し、これら回転軸は同一軸線上に配置されると共
    に、それぞれ独立して回転自在であり、各回転軸の一端
    には駆動輪が連結される車両用電動機。
  2. 【請求項2】 前記2つの回転軸は、それぞれ独立して
    回転自在に連結されていることを特徴とする請求項1記
    載の車両用電動機。
JP4077361A 1992-03-31 1992-03-31 車両用電動機 Withdrawn JPH05284698A (ja)

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JP4077361A JPH05284698A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 車両用電動機

Applications Claiming Priority (1)

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JP4077361A JPH05284698A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 車両用電動機

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Publication Number Publication Date
JPH05284698A true JPH05284698A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13631771

Family Applications (1)

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JP4077361A Withdrawn JPH05284698A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 車両用電動機

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JP (1) JPH05284698A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135327A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車用駆動モータ及びモータ駆動制御方法
JP2012158292A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Honda Motor Co Ltd スポーツタイプの鞍乗り型電動車両
JP2012244833A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 電動機付き車両の駆動装置
JP2012240599A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 電動機付き車両の駆動装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608