JPH05284674A - 回転電機の鉄心 - Google Patents
回転電機の鉄心Info
- Publication number
- JPH05284674A JPH05284674A JP4102497A JP10249792A JPH05284674A JP H05284674 A JPH05284674 A JP H05284674A JP 4102497 A JP4102497 A JP 4102497A JP 10249792 A JP10249792 A JP 10249792A JP H05284674 A JPH05284674 A JP H05284674A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- slot
- core
- random
- projections
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スロット内の巻線と絶縁体の固定を容易に行
える回転電機の鉄心を得る。 【構成】 固定鉄心１のスロット２の開口部２ａに続く
通風溝２ｂと巻線収納部２ｃとの間に一対の突起６，７
を設け、巻線収納部２ｃ内に収納された乱巻巻線３と絶
縁体４を上記突起６，７と楔８とにより固定する。 【効果】 巻線収納部における巻線と絶縁体の固定作業
が容易になる。
える回転電機の鉄心を得る。 【構成】 固定鉄心１のスロット２の開口部２ａに続く
通風溝２ｂと巻線収納部２ｃとの間に一対の突起６，７
を設け、巻線収納部２ｃ内に収納された乱巻巻線３と絶
縁体４を上記突起６，７と楔８とにより固定する。 【効果】 巻線収納部における巻線と絶縁体の固定作業
が容易になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、誘導電動機等の固定
子、回転子に用いられる回転電機の鉄心に関するもので
ある。
子、回転子に用いられる回転電機の鉄心に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の誘導電動機の固定子鉄心の
スロットに乱巻巻線を収納した状態を示す側面断面図で
あり、図において、１は回転電機の鉄心としての固定子
鉄心、２は鉄心１に設けられたスロット、２ａはスロッ
ト２の開口部、２ｂは開口部２ａに続く通風溝、２ｃは
通風溝２ｂに続く巻線収納部である。３は上記巻線収納
部２ｃ内に収納される乱巻巻線、４は巻線収納部２ｃの
内面と乱巻巻線３との間の絶縁体、５は上記乱巻巻線
３、絶縁体４を巻線収納部２ｃに固定するための楔であ
る。
スロットに乱巻巻線を収納した状態を示す側面断面図で
あり、図において、１は回転電機の鉄心としての固定子
鉄心、２は鉄心１に設けられたスロット、２ａはスロッ
ト２の開口部、２ｂは開口部２ａに続く通風溝、２ｃは
通風溝２ｂに続く巻線収納部である。３は上記巻線収納
部２ｃ内に収納される乱巻巻線、４は巻線収納部２ｃの
内面と乱巻巻線３との間の絶縁体、５は上記乱巻巻線
３、絶縁体４を巻線収納部２ｃに固定するための楔であ
る。
【０００３】次に動作について説明する。固定子鉄心１
の内径側円周方向に等ピッチに配置されたスロット２の
巻線収納部２ｃに乱巻巻線３を収納する。この際、巻線
収納部２ｃの内面と乱巻巻線３との絶縁が必要であり、
対地絶縁として、絶縁紙から成る絶縁体４を事前にスロ
ット２に挿入しておく。そして乱巻巻線３を収納した
後、巻線３と絶縁体４を巻線収納部２ｃ内に固定する目
的で楔５を打込み、絶縁ワニス処理を行う。その結果、
乱巻巻線３は楔５により絶縁収納部２ｃの中に固定され
る。また、通風溝２ｂにより電動機軸方向の通風冷却が
可能となる。
の内径側円周方向に等ピッチに配置されたスロット２の
巻線収納部２ｃに乱巻巻線３を収納する。この際、巻線
収納部２ｃの内面と乱巻巻線３との絶縁が必要であり、
対地絶縁として、絶縁紙から成る絶縁体４を事前にスロ
ット２に挿入しておく。そして乱巻巻線３を収納した
後、巻線３と絶縁体４を巻線収納部２ｃ内に固定する目
的で楔５を打込み、絶縁ワニス処理を行う。その結果、
乱巻巻線３は楔５により絶縁収納部２ｃの中に固定され
る。また、通風溝２ｂにより電動機軸方向の通風冷却が
可能となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機の鉄心
は以上のように構成されているので、楔５は曲がりにく
く固い材質のものを使用しなければならず、このため楔
５の打込みの際に乱巻巻線３に傷が付かないように細心
の注意が必要となり、作業性が悪いという問題点があっ
た。
は以上のように構成されているので、楔５は曲がりにく
く固い材質のものを使用しなければならず、このため楔
５の打込みの際に乱巻巻線３に傷が付かないように細心
の注意が必要となり、作業性が悪いという問題点があっ
た。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、鉄心のスロットに巻線を入れる
作業を簡単にすることのできる回転電機の鉄心を得るこ
とを目的とする。
ためになされたもので、鉄心のスロットに巻線を入れる
作業を簡単にすることのできる回転電機の鉄心を得るこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転電機
の鉄心は、鉄心のスロットの通風溝と巻線収納部との間
に一対の突起を対向して設けたものである。
の鉄心は、鉄心のスロットの通風溝と巻線収納部との間
に一対の突起を対向して設けたものである。
【０００７】
【作用】この発明におけるスロットの通風溝と巻線収納
部との間に設けた一対の突起は巻線収納部内の巻線と絶
縁体の固定を助ける。
部との間に設けた一対の突起は巻線収納部内の巻線と絶
縁体の固定を助ける。
【０００８】
【実施例】実施例１．以下、請求項１の発明の一実施例
を図について説明する。図１においては、図３と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。図１におい
て、６，７は通風溝２ｂと巻線収納部２ｃとの間に対向
して設けられた一対の突起であり、８は乱巻巻線３と絶
縁体４を巻線収納部２ｃ内に固定するための柔らかいキ
ャップ状の楔である。
を図について説明する。図１においては、図３と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。図１におい
て、６，７は通風溝２ｂと巻線収納部２ｃとの間に対向
して設けられた一対の突起であり、８は乱巻巻線３と絶
縁体４を巻線収納部２ｃ内に固定するための柔らかいキ
ャップ状の楔である。
【０００９】次に動作について説明する。固定子鉄心１
の内径側内周方向に等ピッチに配置されたスロット２の
巻線収納部２ｃ内に乱巻巻線３を収納する。この際、巻
線収納部２ｃの内面と乱巻巻線３との絶縁が必要であ
り、対地絶縁として絶縁体４を事前に巻線収納部２ｃに
挿入しておく。そして乱巻巻線３を収納した後、この乱
巻巻線３と絶縁体４とを巻線収納部２ｃ内に固定する目
的で突起６，７にかかるようにやわらかい楔（キャッ
プ）８を挿入した後、絶縁ワニス処理を行う。これによ
り、乱巻巻線３は突起６，７と楔８とにより巻線収納部
２ｃ内に固定される。また通風溝２ｂにより、軸方向の
通風冷却が可能になる。
の内径側内周方向に等ピッチに配置されたスロット２の
巻線収納部２ｃ内に乱巻巻線３を収納する。この際、巻
線収納部２ｃの内面と乱巻巻線３との絶縁が必要であ
り、対地絶縁として絶縁体４を事前に巻線収納部２ｃに
挿入しておく。そして乱巻巻線３を収納した後、この乱
巻巻線３と絶縁体４とを巻線収納部２ｃ内に固定する目
的で突起６，７にかかるようにやわらかい楔（キャッ
プ）８を挿入した後、絶縁ワニス処理を行う。これによ
り、乱巻巻線３は突起６，７と楔８とにより巻線収納部
２ｃ内に固定される。また通風溝２ｂにより、軸方向の
通風冷却が可能になる。
【００１０】実施例２．図２はスロット２の開口部２ａ
の形状が図１の開口部２ａの形状と異る場合であり、こ
の場合も上記実施例１と同様の効果を奏する。
の形状が図１の開口部２ａの形状と異る場合であり、こ
の場合も上記実施例１と同様の効果を奏する。
【００１１】なお、上記実施例１，２では固定子鉄心１
と乱巻巻線３の場合について説明したが、かご形誘導電
動機の回転子鉄心と回転子バーの場合であってもよく、
上記実施例１，２と同様の効果を奏する。
と乱巻巻線３の場合について説明したが、かご形誘導電
動機の回転子鉄心と回転子バーの場合であってもよく、
上記実施例１，２と同様の効果を奏する。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スロ
ット内の通風溝と巻線収納部との間に一対の突起を設け
る構成としたので、巻線収納部内の巻線と絶縁体の固定
が容易となるなどの効果がある。
ット内の通風溝と巻線収納部との間に一対の突起を設け
る構成としたので、巻線収納部内の巻線と絶縁体の固定
が容易となるなどの効果がある。
【図１】この発明の一実施例による回転電機の鉄心のス
ロット部分を示す側面断面図である。
ロット部分を示す側面断面図である。
【図２】上記スロット部分の他の実施例を示す側面断面
図である。
図である。
【図３】従来の回転電機の鉄心のスロット部分を示す側
面断面図である。
面断面図である。
１ 固定子鉄心（鉄心） ２ スロット ２ａ 開口部 ２ｂ 通風溝 ２ｃ 巻線収納部 ６，７ 突起
Claims (1)
- 【請求項１】 開口部とこの開口部に続く通風溝とこの
通風溝に続く巻線収納部とを有するスロットが設けられ
た回転電機の鉄心において、上記スロット内の上記通風
溝と巻線収納部との間に一対の突起を対向して設けたこ
とを特徴とする回転電機の鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102497A JPH05284674A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 回転電機の鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102497A JPH05284674A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 回転電機の鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05284674A true JPH05284674A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14329055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4102497A Pending JPH05284674A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 回転電機の鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05284674A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108155737A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-06-12 | 河南宝天机电科技有限公司 | 一种低齿槽转矩的电机 |
| WO2022121269A1 (zh) * | 2020-12-07 | 2022-06-16 | 至玥腾风科技集团有限公司 | 一种含绝缘结构的电机定子 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4102497A patent/JPH05284674A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108155737A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-06-12 | 河南宝天机电科技有限公司 | 一种低齿槽转矩的电机 |
| WO2022121269A1 (zh) * | 2020-12-07 | 2022-06-16 | 至玥腾风科技集团有限公司 | 一种含绝缘结构的电机定子 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| GB2325787A (en) | Stator pole/winding layout in a brushless motor | |
| JPS63305737A (ja) | 回転電機子の製造方法 | |
| JPH10225040A (ja) | 回転電機のステータ | |
| JPH0819202A (ja) | 同期式モータのインシュレータ | |
| US4386288A (en) | Stepping motors having detented winding and winding method | |
| JPH05284674A (ja) | 回転電機の鉄心 | |
| WO1998048500A3 (en) | Procedure for preparing the windings for an electric motor | |
| US4999532A (en) | Strain relief and support for electric motor wiring | |
| KR20010025253A (ko) | 모터용 고정자 코일의 권선방법 및 그러한 방법에 의한코일 권선체 | |
| JP2003219593A (ja) | 電動機の固定子 | |
| JP3049249U (ja) | 回転電機用回転子 | |
| JP2953139B2 (ja) | 電動機の電機子組立体 | |
| JPH06121497A (ja) | 電気機器のワニス含浸方法 | |
| JPH08223841A (ja) | 電動機用固定子 | |
| JPS6216749Y2 (ja) | ||
| JPH01248937A (ja) | 電機子コアのスロット絶縁材およびその装着方法 | |
| JPH02179247A (ja) | 電動機用鉄心の製造方法 | |
| JP2005224081A (ja) | 巻線絶縁構造 | |
| KR19980036847U (ko) | Dc 모터의 계자권선 절연장치 | |
| JPH0514696Y2 (ja) | ||
| JPS6243418B2 (ja) | ||
| JPH0623170Y2 (ja) | 回転電機の回転子 | |
| JPS605710Y2 (ja) | 電動機 | |
| JPS56117559A (en) | Gap-type rotary electric machine rotating in axial direction | |
| JPH0357092Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |