JPH05284392A

JPH05284392A - 撮像装置

Info

Publication number: JPH05284392A
Application number: JP4112193A
Authority: JP
Inventors: Kyoichi Ito; 卿一伊藤; Masaharu Nakajima; 正治中島
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1992-04-04
Filing date: 1992-04-04
Publication date: 1993-10-29

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、放送局用のテレビジヨンカメラ等の
撮像装置に関し、ビユーフアインダの劣化を低減する。【構成】本発明は、映像信号に代えて所定のテスト信号
を送出する動作モードのとき、ビユーフアインダの表示
を停止制御する。さらに所定のテスト信号を順次切り換
えて送出する第１の動作モードのとき、映像信号に代え
てテスト信号をビユーフアインダに表示し、第１の動作
モード以外の動作モードで、テスト信号を送出する動作
モードのとき、ビユーフアインダの表示を停止制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。産業上の利用分野従来の技術発明が解決しようとする課題課題を解決するための手段（図１）作用（図１）実施例（１）実施例の構成（図１及び図２）（２）実施例の効果（３）他の実施例発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に関し、例えば
放送局用のテレビジヨンカメラに適用し得る。

【０００３】

【従来の技術】従来、この種のテレビジヨンカメラにお
いては、所望の被写体を撮像し、その撮像結果をビユー
フアインダで目視確認し得るようになされている。この
ビユーフアインダにおいては、現在も陰極線管を用いて
モニタ画像を形成することにより、ヒータの経時劣化、
焼き付け等を避け得ず、カメラ本体に使用される撮像素
子に比して寿命が短い特徴がある。

【０００４】このため従来のテレビジヨンカメラにおい
ては、長時間、通電状態で放置する場合、カメラマンが
ビユーフアインダの電源をオフ状態に切り換え、又はビ
ユーフアインダの輝度レベルを低いレベルに切り換え、
これによりビユーフアインダの劣化を防止するようにな
されていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが近年、放送局
等においては、この種のテレビジヨンカメラを遠隔調整
する場合があり、この場合従来のようにカメラマンが頻
繁にビユーフアインダを操作し得ない。

【０００６】このためビユーフアインダにおいては、例
えばテスト信号を高輝度で長時間表示する場合がある。
またカメラマンがビユーフアインダを頻繁に操作する場
合でも、この種の操作を忘れる場合があり、この場合ビ
ユーフアインダは、高輝度で長時間表示状態に放置され
る。

【０００７】このためこの種のテレビジヨンカメラにお
いては、使用の状況によつてビユーフアインダの劣化が
激しい問題があつた。

【０００８】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ビユーフアインダの劣化を低減することができる撮
像装置を提案しようとするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第１の発明においては、所望の被写体を撮像して被写
体の映像信号ＳＶを出力すると共に、映像信号ＳＲ〜Ｓ
Ｂをビユーフアインダ６に表示する撮像装置１におい
て、所定の制御信号ＳＣに基づいて全体の動作モードを
切り換え、映像信号ＳＶに代えて所定のテスト信号を送
出する動作モードのとき、ビユーフアインダ６の表示を
停止制御する。

【００１０】さらに第２の発明においては、所望の被写
体を撮像して被写体の映像信号ＳＶを出力すると共に、
映像信号ＳＲ〜ＳＢをビユーフアインダ６に表示する撮
像装置１において、所定の制御信号ＳＣに基づいて全体
の動作モードを切り換え、映像信号ＳＶに代えて所定の
テスト信号を順次切り換えて送出する第１の動作モード
のとき、映像信号ＳＲ〜ＳＢに代えてテスト信号をビユ
ーフアインダ６に表示し、第１の動作モード以外の動作
モードで、テスト信号を送出する動作モードのとき、ビ
ユーフアインダ６の表示を停止制御する。

【００１１】

【作用】映像信号ＳＶに代えて所定のテスト信号を送出
する動作モードのとき、ビユーフアインダ６の表示を停
止制御すれば、長時間動作状態で放置される場合、ビユ
ーフアインダ６の表示を停止制御し得る。

【００１２】さらに所定のテスト信号を順次切り換えて
送出する第１の動作モードのとき、映像信号ＳＲ〜ＳＢ
に代えてテスト信号をビユーフアインダ６に表示し、第
１の動作モード以外の動作モードで、テスト信号を送出
する動作モードのとき、ビユーフアインダ６の表示を停
止制御すれば、この表示の停止制御を頻繁に繰り返すこ
となく、長時間動作状態で放置される場合、ビユーフア
インダ６の表示を停止制御し得る。

【００１３】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００１４】（１）実施例の構成図１において、１は全体としてテレビジヨンカメラを示
し、カメラヘツドユニツト２に光学系４及びビユーフア
インダ（ＶＦ）６を接続し、全体をリモートコントロー
ラ８で制御する。

【００１５】すなわちテレビジヨンカメラ１において
は、撮像系（ＣＣＤ）の出力信号をビデオ信号処理回路
１０で色信号ＳＲ〜ＳＢに変換した後、この色信号ＳＲ
〜ＳＢをビユーフアインダ６に出力する。これによりテ
レビジヨンカメラ１においては、ビユーフアインダ６を
介して撮像結果をモニタし得るようになされている。

【００１６】さらにテレビジヨンカメラ１においては、
ビデオ信号処理回路１０でビデオ信号ＳＶを合成した
後、ＭＰＸフイルタ回路（ＭＰＸ）１２、フイルタ回路
１４を介して出力する。さらにテレビジヨンカメラ１に
おいては、このビデオ信号ＳＶの出力を所定のケーブル
を介して出力し、このケーブルを介してカメラコントロ
ールユニツトから伝送されるカメラコントロール信号Ｓ
Ｃ及び駆動用電源Ｐをそれぞれ復調回路１６及び電源回
路（ＡＣ−ＤＣ）１８に入力する。

【００１７】ここで電源回路１８は、この駆動用電源を
所定電圧の直流電源に変換した後、ＤＣ−ＤＣコンバー
タ（ＤＣ−ＤＣ）２０に出力し、ここで必要な電源電圧
に安定化する。これによりテレビジヨンカメラ１は、こ
のＤＣ−ＤＣコンバータ２０から出力される駆動用電源
で動作するようになされている。さらにテレビジヨンカ
メラ１は、この駆動用電源をスイツチ回路２２、ヒユー
ズ２４を介してビユーフアインダ６に出力し、これによ
りビユーフアインダ６を駆動する。

【００１８】復調回路１６は、所定の信号形式で入力さ
れるカメラコントロール信号ＳＣを復調し、このカメラ
コントロール信号を中央処理ユニツト（ＣＰＵ）２６に
出力する。中央処理ユニツト２６は、このカメラコント
ロール信号ＳＣ及びリモートコントローラ８から出力さ
れるカメラコントロール信号に基づいてテレビジヨンカ
メラ１全体の動作を制御し、例えば調整モードにおいて
内蔵のテスト信号発生回路を駆動して所定のテスト信号
を送出する。

【００１９】このとき中央処理ユニツト２６は、オート
セツトアツプモード以外のテスト信号モード又はビユー
フアインダパワーコントロールモードにテレビジヨンカ
メラ１が設定されると、シリアルインターフエース回路
２８を介してシリアルパラレル変換回路（ＳＰ）３０に
制御データを出力し、これによりスイツチ回路２２をオ
フ状態に切り換える。

【００２０】これによりテレビジヨンカメラ１は、オー
トセツトアツプモード以外のテスト信号モード、ビユー
フアインダパワーコントロールモードにおいて、ビユー
フアインダ６への電源の供給を停止制御し、ビユーフア
インダ６の劣化を低減するようになされている。

【００２１】ここでテスト信号モードは、内蔵のテスト
信号を送出する動作モードで、放送局等においては、こ
のテスト信号を使用してテレビジヨンカメラ１だけでな
くカメラコントロールユニツト等を調整するようになさ
れている。

【００２２】テレビジヨンカメラ１においては、通常こ
のテスト信号モードに切り換えられて、カラーバー等の
テスト信号を送出する状態で長時間放置される。従つて
テレビジヨンカメラ１においては、このテスト信号モー
ドでビユーフアインダ６への電源の供給を停止制御する
ことにより、従来に比して格段的にビユーフアインダ６
の劣化を低減することができる。

【００２３】これに対してオートセツトアツプモード
は、テレビジヨンカメラ１自体を自動的に調整する動作
モードで、この場合調整項目に応じてテスト信号モード
を繰り返すことにより、テレビジヨンカメラ１において
は、電源の供給を継続してビユーフアインダ６の表示を
継続する。これによりテレビジヨンカメラ１において
は、目障りなビユーフアインダ６の点灯、消灯の繰り返
しを未然に防止することができる。

【００２４】これに対してビユーフアインダパワーコン
トロールモードは、カメラコントロールユニツトを介し
てビユーフアインダ６を停止状態に設定するモードで、
これにより必要に応じてカメラコントロールユニツトを
介しビユーフアインダ６の電源を停止制御し得、ビユー
フアインダ６の劣化を低減することができる。

【００２５】このビユーフアインダパワーコントロール
モードにおいては、カメラコントロールユニツトを介し
て設定されるのに対し、オートセツトアツプモード及び
テスト信号モードにおいては、カメラコントロールユニ
ツトの他にリモートコントローラ８を介して設定し得る
ようになされ、これによりカメラマンがテレビジヨンカ
メラ１を直接操作して、必要に応じて種々の動作モード
に切り換え得るようになされている。

【００２６】図２に示すように、カメラコントロールユ
ニツト４０は、調整机４２及びリモートコントロールパ
ネル４４の操作に応動してテレビジヨンカメラ１にリモ
ートコントロル信号ＳＣを送出し、さらにテレビジヨン
カメラ１から送出されたビデオ信号を出力する。すなわ
ちカメラコントロールユニツト４０においては、テレビ
ジヨンカメラ１から送出されたビデオ信号ＳＶを入出力
回路（ＩＯ）４６を介してＭＰＸフイルタ回路（ＭＰ
Ｘ）４８に入力し、ここでリモートコントロル信号ＳＣ
から分離して出力する。

【００２７】このとき入出力回路４６は、絶縁トランス
で形成された電源回路５０を介して商用電源を入力し、
これによりカメラコントロールユニツト４０は、この商
用電源を駆動用電源としてテレビジヨンカメラ１に送出
する。さらにカメラコントロールユニツト４０は、調整
机４２及びリモートコントロールパネル４４から送出さ
れるリモートコントロル信号ＳＣをＭＰＸフイルタ回路
（ＭＰＸ）４８に入力し、これによりビデオ信号ＳＶ伝
送用のケーブルを使用してテレビジヨンカメラ１にリモ
ートコントロール信号ＳＣを送出する。

【００２８】すなわちカメラコントロールユニツト４０
は、調整机４２において操作子５２が操作されると入出
力回路（ＩＯ）５４を介して中央処理ユニツト５６に制
御データを取り込み、この中央処理ユニツト５６から出
力される制御データを中央処理ユニツト５８に入力す
る。ここでカメラコントロールユニツト４０は、中央処
理ユニツト５８をサブのＣＰＵとして使用するようにな
され、この中央処理ユニツト５８から出力される制御デ
ータを中央処理ユニツト６０に取り込むことにより、調
整机４２の制御データを取り込むようになされている。

【００２９】中央処理ユニツト６０は、リモートコント
ロールパネル４４から制御データを入力し、これにより
リモートコントロールパネル４４及び調整机４２の操作
に応動してリモートコントロル信号ＳＣを送出する。変
調回路６２は、このリモートコントロル信号ＳＣを変調
し、フイルタ回路６４を介してＭＰＸフイルタ回路４８
に出力する。これによりカメラコントロールユニツト４
０は、リモートコントロール信号ＳＣを送出してテレビ
ジヨンカメラ１を種々の動作モードに設定し得るように
なされている。

【００３０】このときカメラコントロールユニツト４０
においては、リモートコントロールパネル４４及び調整
机４２を操作して、テレビジヨンカメラ１をオートセツ
トアツプモード、テスト信号モードに設定し得るように
なされ、リモートコントロールパネル４４においては、
テレビジヨンカメラ１をビユーフアインダパワーコント
ロールモードに設定し得るようになされている。これに
よりテレビジヨンカメラ１においては、必要に応じてリ
モートコントロールパネル４４を操作してビユーフアイ
ンダパワーコントロールモードに設定し得ることによ
り、カメランマンが頻繁に操作しない場合でも遠隔制御
の手法を適用してビユーフアインダ６の電源を停止制御
し得、その分ビユーフアインダ６の劣化を低減すること
ができる。

【００３１】さらにオートセツトアツプモード以外のテ
スト信号モードにおいて、ビユーフアインダ６への電源
の供給を停止制御することにより、長時間放置されるよ
うな場合、ビユーフアインダ６の動作を停止制御し得、
これによりビユーフアインダ６の劣化を低減することが
できる。

【００３２】（２）実施例の効果以上の構成によれば、オートセツトアツプモード以外の
テスト信号モードにおいて、ビユーフアインダ６への電
源の供給を停止制御することにより、長時間放置される
ような場合、ビユーフアインダ６の動作を停止制御し
得、これによりビユーフアインダ６の劣化を低減するこ
とができる。

【００３３】（３）他の実施例なお上述の実施例においては、オートセツトアツプモー
ドを有するテレビジヨンカメラに本発明を適用した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、オートセツ
トアツプモードの無いテレビジヨンカメラにおいては、
単にテスト信号モードでビユーフアインダ６の表示を停
止制御すればよい。

【００３４】さらに上述の実施例においては、ビユーフ
アインダに供給する電源を停止制御して表示を停止する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
ビユーフアインダの信号入力を０レベルに立ち下げる場
合等、種々の表示停止手段を広く適用することができ
る。

【００３５】さらに上述の実施例においては、カメラコ
ントロールユニツトに接続してテレビジヨンカメラを使
用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
種々のビデオ機器に接続して使用する撮像装置に広く適
用することができる。

【００３６】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、映像信号
に代えて所定のテスト信号を送出する動作モードのと
き、ビユーフアインダの表示を停止制御することによ
り、動作状態で長時間放置される場合、ビユーフアイン
ダの表示を停止制御することができ、ビユーフアインダ
の劣化を低減することができる。

【００３７】さらに所定のテスト信号を順次切り換えて
送出する第１の動作モードのとき、映像信号に代えてテ
スト信号をビユーフアインダに表示し、第１の動作モー
ド以外の動作モードで、テスト信号を送出する動作モー
ドのとき、ビユーフアインダの表示を停止制御すれば、
この表示の停止制御を頻繁に繰り返すことなく、長時間
動作状態で放置される場合、ビユーフアインダの表示を
停止制御し得、これによりビユーフアインダの劣化を低
減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるテレビジヨンカメラを
示すブロツク図である。

【図２】カメラコントロールユニツトを示すブロツク図
である。

【符号の説明】

１……テレビジヨンカメラ、６……ビユーフアインダ、
８……リモートコントローラ、２６、５６、５８、６０
……中央処理ユニツト、４０……カメラコントロールユ
ニツト、４２……調整机、４４……リモートコントロー
ルパネル。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所望の被写体を撮像して上記被写体の映像
信号を出力すると共に、上記映像信号をビユーフアイン
ダに表示する撮像装置において、所定の制御信号に基づいて全体の動作モードを切り換
え、上記映像信号に代えて所定のテスト信号を送出する動作
モードのとき、上記ビユーフアインダの表示を停止制御
することを特徴とする撮像装置。
【請求項２】所望の被写体を撮像して上記被写体の映像
信号を出力すると共に、上記映像信号をビユーフアイン
ダに表示する撮像装置において、所定の制御信号に基づいて全体の動作モードを切り換
え、上記映像信号に代えて所定のテスト信号を順次切り換え
て送出する第１の動作モードのとき、上記映像信号に代
えて上記テスト信号をビユーフアインダに表示し、上記第１の動作モード以外の動作モードで、上記テスト
信号を送出する動作モードのとき、上記ビユーフアイン
ダの表示を停止制御することを特徴とする撮像装置。