JPH0528421U - 湿式排煙脱硫装置 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置

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JPH0528421U
JPH0528421U JP7800091U JP7800091U JPH0528421U JP H0528421 U JPH0528421 U JP H0528421U JP 7800091 U JP7800091 U JP 7800091U JP 7800091 U JP7800091 U JP 7800091U JP H0528421 U JPH0528421 U JP H0528421U
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JP
Japan
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water
flue gas
gas desulfurization
boiler
wet flue
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Application number
JP7800091U
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English (en)
Inventor
新一 滝本
逸雄 馬越
康 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラ設備と湿式排煙脱硫装置とを組合わせ
たシステムにおいて、総合排水処理装置をコンパクト化
するとともに、排水処理薬品量を節減すること。 【構成】 ボイラに付設された湿式排脱装置へ供給され
る補給水として、ボイラブロー水に系外の工業用水等を
混合して使用する。これにより、ボイラブロー水をその
まま捨てていた従来のシステムに比べて、総合排水量が
減少するので、排水処理装置を小型化し、処理薬剤を節
減するとともに、系外から補給する水の量も節減するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボイラ設備と湿式排煙脱硫装置とを組合せて構成するシステムに関 する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、ボイラ設備と湿式排煙脱硫装置を組合わせたシステムにおける、従来 の排水系統フローの一例を示す図である。 ボイラ設備01の蒸気ドラム02から連続的に排出されるボイラ水03は、ま ずブロータンク04に受け入れられたあと、ドレンポンプ05を経て総合排水処 理装置17へ導かれる。一方湿式排煙脱硫装置08では、吸収液循環ポンプ09 により循環される吸収液10のうち一定量が、排脱排水11として排脱排水量調 節弁12を経て抜出され、ボイラ水03と合流して上記総合排水処理装置17へ 導かれる。総合排水処理装置17では、その合流した水が海域へ放流の支障が無 い水質にまで処理され、総合排水19として総合排水ポンプ18により終末の放 流口へ送られる。こうして湿式排煙脱硫装置08では、系外へ水分が流出して液 面が変化するので、その変位幅が所定範囲に保たれるよう、補給水として系外の 工業用水06が補給水流量調節弁07を介して供給される。なお、図中20は排 煙脱硝装置、21は電気集塵装置をそれぞれ示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来はボイラブロー水と湿式排煙脱硫装置の排水とを別々の系統で総合排水処 理装置へ導入し処理しているが、総合排水処理装置をコンパクト化し、また排水 処理薬品量を節減するためには、総合排水量そのものを減少させる必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の課題を解決するために、ボイラに付設された湿式排煙脱 硫装置において、上記ボイラから流出するボイラブロー水に系外の水を混合した 水を上記湿式排煙脱硫装置への補給水として供給するようにしたことを特徴とす る湿式排煙脱硫装置を提案するものである。
【0005】
【作用】
本考案においては、ボイラブロー水が湿式排煙脱硫装置へ供給される補給水の 一部として使用されるので、総合排水の発生源は湿式排煙脱硫装置の排水のみに 限定される。したがって、総合排水量が減少し、排水の終末処理装置の容量が小 さくてすむ。また排水処理薬品が節減され、系外から補給される工業用水等の量 も節減される。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の一実施例における排水系統フローを示す図である。ボイラ設備 01に内蔵される蒸気ドラム02から連続的に排出される約100℃のボイラブ ロー水03は、ブロータンク04およびドレンポンプ05を経由してクッション タンク13に導入される。このクッションタンク13には、系外の工業用水06 も工業用水流量調節弁07を介して導入され、ボイラブロー水03と混合する。
【0007】 一方湿式排煙脱硫装置08においては、吸収液循環ポンプ09により循環され る吸収液10の一部が排脱排水11として抜出されて、海域へ放流しても支障が 無い水質にまで総合排水処理装置17で処理され、総合排水ポンプ18により総 合排水19として終末の放流口へ導かれる。このような排脱排水11やその他の 水分の系外流出により、湿式排煙脱硫装置08の液面が変化するので、その変位 幅を所定範囲に保持するよう、クッションタンク13内の混合水15が混合水補 給ポンプ14により混合水流量調節弁16を介して補給される。
【0008】 クッションタンク13では、湿式排煙脱硫装置08へ補給する混合水15の流 出により、液面が変化する。系外から工業用水06をクッションタンク13に供 給するのは、その液面変位幅を所定範囲に保つためと、高温の熱水であるボイラ ブロー水を冷却するためである。クッションタンク13から混合水補給ポンプ14 を介して湿式排煙脱硫装置08へ補給される混合水15の温度は、ボイラブロー 水03と工業用水06の流入バランスにより一義的に決まるが、この混合水15 の温度を30〜60℃の範囲に保つために、コントローラの温度設定を行なう。 そして実運転においてプラス側の偏差が生じた場合は、排脱排水11の流量コン トローラから排脱排水流量調節弁12への制御信号出力を微増し、湿式排煙脱硫 装置08の液面に変化を与える。そうすると、混合水15の給液量が増えて温度 が徐々に設定値へ近似してゆく。また、温度設定値に対してマイナス側の偏差が 生じた場合は、排脱排水11の流量から排脱排水流量調節弁12への制御信号出 力を微減し、湿式排煙脱硫装置08の液面に変化を与えないようにする。そうす ると、混合水15の給液量が減って温度が徐々に設定値へ近似してゆく。
【0009】 本実施例においては、湿式排煙脱硫装置08に補給する水の一部としてボイラ ブロー水03が使用され、総合排水の発生源は湿式排煙脱硫装置の排水11のみ に限定されるので、総合排水量が低減する。これはまた、系外から補給される工 業用水等も節減されることを意味する。更に上記のような総合排水量の低減によ り、総合排水処理装置の容量が小さくてすみ、また処理薬品等の消耗品消費量が 節減される。
【0010】 今、ボイラ蒸発量が460ton /hの場合について試算すると、まず非定常時 (年1回のボイラ定期検査直後から約10日間) のボイラブロー水発生量は、ブロ ーダウン率を3%として、 460ton /h×0.03×24h/日×10日/年=3,312 ton/年 また、定常時(上記非定常時以外)のボイラブロー水発生量は、ブローダウン 率を1%、ボイラ稼動日数を330日/年として、 460 ton/h×0.01×24h/日×330日/年=36,432 ton/年 そうすると、総合排水および系外補給水の低減量は、上記ボイラブロー水発生 分を回収利用するわけだから、39,744m3 /年となる。
【0011】 図2は本考案の第2実施例を示す系統フロー図である。この実施例は、前記図 1により説明した第1実施例のブロータンク04、ドレンポンプ05、クッショ ンタンク13および混合水補給ポンプ14の機能を、インラインミキサ22によ って代用させるものである。その他の構成および作用効果は前記第1実施例と同 様なので、詳しい説明を省く。
【0012】
【考案の効果】
本考案においては、ボイラ設備と湿式排煙脱硫装置とを組合わせたシステムに おいて、系外に放出される排水量を低減することにより、排水の終末処理装置の 容量を小型化し、排水処理薬剤量を節減するとともに、系外から補給する工業用 水等の量も節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例における排水系統の
フロー図である。
【図2】図2は本考案の第2実施例における排水系統の
フロー図である。
【図3】図3はボイラ設備と湿式排煙脱硫装置を組合わ
せたシステムにおける従来の排水系統の一例を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
01 ボイラ設備 02 蒸気ドラム 03 ボイラブロー水 04 ブロータンク 05 ドレンポンプ 06 工業用水 07 系外補給水流量調節弁 08 湿式排煙脱硫装置 09 吸収液循環ポンプ 10 吸収液 11 排脱排水 12 排脱排水量調節弁 13 クッションタンク 14 混合水補給ポンプ 15 混合水 16 混合水量調節弁 17 総合排水処理装置 18 総合排水ポンプ 19 総合排水 20 排煙脱硝装置 21 電気集塵装置 22 インラインミキサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須田 康 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ設備に付設された湿式排煙脱硫装
    置において、上記ボイラ設備から流出するボイラブロー
    水に系外の水を混合した水を上記湿式排煙脱硫装置への
    補給水として供給するようにしたことを特徴とする湿式
    排煙脱硫装置。
JP7800091U 1991-09-26 1991-09-26 湿式排煙脱硫装置 Pending JPH0528421U (ja)

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JP7800091U JPH0528421U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 湿式排煙脱硫装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018174291A1 (ja) * 2017-03-24 2018-09-27 三菱造船株式会社 船舶用脱硫装置の排水システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49119450A (ja) * 1973-03-16 1974-11-14

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960430