JPH0248024Y2 - - Google Patents

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JPH0248024Y2
JPH0248024Y2 JP8924885U JP8924885U JPH0248024Y2 JP H0248024 Y2 JPH0248024 Y2 JP H0248024Y2 JP 8924885 U JP8924885 U JP 8924885U JP 8924885 U JP8924885 U JP 8924885U JP H0248024 Y2 JPH0248024 Y2 JP H0248024Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は脱硫排水処理装置に係り、より詳細に
は、湿式排煙脱流装置において特に無排水化を行
うのに好適な排水処理装置に関するものである。
〔従来の技術及び解決すべき問題点〕
従来の脱硫排水処理装置の基本フローは、第4
図にその一例を示す如く、脱流排水中に含まれる
SS(浮遊固形物)、重金属、窒素及びCODを環境
規制で指定された放流水質基準値以下にするため
に、PH調整、SS処理、脱窒及びCOD処理の各工
程から構成されている。
すなわち、脱流装置からの排水は、まず、PH
調整工程に入り、ここでNaOHなどの薬品が添
加されてPH値を10程度まで高められ、次のSS及
び重金属処理工程に送られる。ここでは、排水中
に含まれている未然カーボン或いはフライアツシ
ユの他に、PHを高めたことによつて析出した金
属水酸化物であるFe(OH)2、Mg(OH)2、AI
(OH)3などの重金属類を凝集沈殿処理する。沈
殿スラツジは脱水機8で処理され、汚泥として取
出し、産業廃棄物処理される。一方、SS及び重
金属類が除去された排水は、脱窒工程に入り、生
物処理などの方法によつてN2ガスに分解される。
次に、COD処理に入り、特に難酸化性のCOD起
因物質であるジチオン酸イオン(S2O62-)が公
知の方法で吸着除去される。また、この吸着除去
後の高濃度COD廃液10は硫酸加熱などの方法
による工程11で処理されるが、このために
H2SO4、NaOHなどの薬品及び蒸気が消費され
る。このようにCOD処理された後の排水は、最
終のPH調整工程に入り、NaOHなどの薬品添加
で所定のPH値にされた後、放流される。
かかる従来技術においては、多くの処理工程を
必要とし、構成機器が多くシステムが複雑である
こと、また多くの薬品を消費すること、排水が放
流されるので水を消費すること、脱水汚泥の産業
廃棄物処理を必要とすること等の多くの欠点があ
る。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点をもたら
す排水処理装置を設置する必要がなく、特に無排
水化を可能にする脱硫排水処理装置を提供するに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の脱硫排水処理装置は、脱流装置から出
る排水を蒸発させ、この排水中に含まれる固形物
及び溶解塩類を粉状にして取出すスプレドライヤ
と、脱流装置の排水を該スプレドライヤに導く管
路と、脱流装置に導かれる入口排ガスの一部を該
スプレドライヤに導く管路と、上記排水の量及び
排ガスの量と温度を検知する検知装置と、この検
知装置の出力に応じて該スプレドライヤへの上記
排ガスの供給量を調節し、スプレドライヤ出口ガ
ス温度を所定値に維持する制御装置とからなる。
〔作用〕
本考案においては、排水を微細な液滴に噴霧し
高温排ガスと気液接触せしめ、ドライヤ出口に至
るまでの滞留時間内に蒸発させ、かつ、ドライヤ
出口ガス温度を例えば80℃以上の所定温度に維持
し、排水中の不純物を粉状に固形物として取り出
すもので、要するに、排熱を利用して排水を蒸発
させ無排水化を可能にしたものである。
〔実施例〕
以下に本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例装置の系
統図とスプレドライヤ出口ガス温度制御系統図を
示すものである。本装置は、スプレドライヤ2
7、スプレドライヤ出口ガス温度34を制御する
制御装置41,42の他、ブースターフアン2
6、集塵機28及び固形物の払出しコンベヤ29
を有しており、脱硫装置23の入口ガス系統の一
部を形成する状態で連結されている。
本実施例装置の構成を作用と共に説明する。
まず、排ガス源からの排ガスが脱硫フアン2
0、煙道21、ガスヒーター22及び煙道21a
を経て脱硫装置23に導入され、脱硫装置23で
は、装置内に持ち込まれる不純物が過度に濃縮さ
れて装置の運転に支障を来たさぬように、必要量
の排水が行われる。即ち上記排水は排水管24を
介してスプレドライヤ27に排出するように構成
されている。
一方、脱硫フアン20を出た排ガスは、その一
部が煙道21から分岐され、管路40、ガス量調
整ダンパ25、ブースターフアン26を経てスプ
レドライヤ27に供給されるように構成されてい
る。
スプレドライヤ27では、導入された高温の排
ガス中に前記排水を適当な方法で微細な液適にし
て噴霧し、十分な気液接触を行わせることによ
り、数秒の短時間で液滴の蒸発が完了する。この
結果排水中に含まれているSSや溶解塩類は粉状
の固形物となり、その大部分は、スプレドライヤ
27の下部に落下する粗大固形物を除き、ガスに
同伴してスプレドライヤ27の出口から持ち出さ
れる。スプレドライヤ27の出口には集塵機28
が設置されており、排ガス中の固形物を捕集す
る。このようにスプレドライヤ27の下部及び集
塵機28で捕集された固形物は、払出しコンベヤ
29によつて灰処理装置などの適当な個所まで運
び出される。
次に、脱硫排水性状の一例を表−1に示す。
表−1 項目 分析値 PH (−) 3.2 SS(ppm) 520 CODMn(〃) 40 Ca2+(〃) 2460 Mg2+(〃) 870 Fe2+(〃) 2 AI3(〃) 40 Na+(〃) 70 CI−(〃) 4710 F−(〃) 150 SO42−(〃) 1650 T−N(〃) 90 この脱硫排水を蒸発させた場合、SSの他に、
CaSO4、MgSO4、NaSO4、CaCI2、MgCI2など
の物質は結晶水を含んだ状態の固形物となる。そ
の際、MgSO4やNaSO4のような溶解性物質は80
℃以下の温度で容易に水和塩を形成し、壁面への
付着、或いは集塵機28に濾布が用いられる場合
には濾布の目詰りを生じ易くする。これを防止し
て安定した運転を行うめには、スプレドライヤ出
口ガス温度34を80℃以上に維持する必要があ
る。スプレドライヤ入口ガス温度33は一般に
150℃程度であるので、スプレドライヤ出口ガス
温度34を高くしようとすれば、必然的に入口と
出口の温度差が小さくなり、排水の蒸発に多量の
排ガスの導入が必要となつて装置を大きくするこ
とになるため、スプレドライヤ出口ガス温度34
は80℃〜100℃にするのが適当である。
なお、排ガス源からの排ガス量及びガス温度
は、プラントの負荷によつて変化し、低負荷にな
るにつれていずれも低下する。一方、脱硫装置2
3に持ち込まれる不純物量も負荷によつて変化
し、不必要に排水を出さぬように負荷に応じて排
水量が調節される。この排水量は、脱硫装置23
内で使用されている材料の腐食防止面から、特
に、許容CI−濃度に基づいて決定されている。
この点を考慮し、スプレドライヤ出口ガス温度
34は、負荷変化に対応して所定の値(80℃以
上、好ましくは80℃〜100℃)に一定に維持する
ための制御が必要となる。第2図はその制御系統
図であり、スプレドライヤ入口ガス温度33及び
排水流量31の変化に応じてスプレドライヤ出口
ガス温度34を一定に維持するために、スプレド
ライヤ27への供給ガス量を調節する。
すなわち、同図において、脱硫装置23では入
口ガス流量30及び排水流量31に基づいて適当
な排水流量となるように制御装置41につて調節
弁36が操作される。一方、スプレドライヤ27
では、脱硫装置23の排水流量31、導入される
スプレドライヤ入口ガス流量32及びスプレドラ
イヤ入口ガス温度33並びにスプレドライヤ出口
ガス温度34を各々検知し、それらに基づいて制
御装置42によつてガス量調整ダンパ25を操作
し、そのガス供給量を調節することにより、スプ
レドライヤ出口ガス温度34を一定に維持する。
なお、集塵機28は、脱硫装置23から持ち出
された不純物(特にCI)が固形物中に含まれる
ので、これが再び脱硫装置23に流入するのを防
ぐためにも設置するものであり、電気式集塵機、
バグフイルタ或いはマルチサイクロンでよい。
次に、スプレドライヤ27に供給するガス量の
配合の試算例を示す。
(1) 計画条件 イ 脱硫装置処理ガス量:500×103Nm3/h ロ 入口ガス温度:150℃ ハ 入口ガスの水分:9vol.% ニ 脱硫排水量:3ton/h (2) スプレドライヤ供給ガス量 イ ドライヤ出口ガス温度=80℃のとき、 150×103Nm3/h ロ ドライヤ出口ガス温度=100℃のとき、 210×103Nm3/h したがつて、脱硫装置入口ガス量の30〜40%の
ガス量をスプレドライヤ27に導入すればよいこ
とになる。
本実施例の場合、スプレドライヤ27、集塵機
28及び煙道21の圧損は約150mmH2Oであり、
ブースターフアン26の動力は脱硫フアン20の
約10%相当となる。これは脱硫装置全体の消費電
力の約5%にすぎない。
また、運転費は殆どブースターフアン26の電
力であり、かつ、従来の脱硫排水処理のように多
くの薬を用いることがないため、運転費を低減で
きる。
第3図に本考案の他の実施例装置の系統図を示
す。これは、前記第1図によつて説明した実施例
のブースターフアン26を省略し、スプレドライ
ヤ27、集塵機28及び煙道21の圧損増加分を
脱硫フアン20で負担させ、設備の簡略化を図つ
たものである。
なお、本考案は、脱硫フアン20の出口の煙道
21から排ガスを分岐することに限定されるもの
ではなく、例えば、ボイラ節炭器出口(図示せ
ず)の約350℃の高温ガスを分岐するようにして
もよい。この場合には、スプレドライヤ27に供
給するガス量を少なくでき、装置を更にコンパク
トにすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は前記従来技術に
比べて次のような効果を有する。
(1) 脱硫排水を蒸発させ、排水中の不純物を粉状
固形物として取り出すため、排出物の取扱いが
容易となる。
(2) 最終的には、排水を零にすることができるた
め、用水量の低減となる。
(3) 薬品を用いる必要がなく、運転費を低減でき
る。
(4) 構成機器が少なく、かつ、システムが簡単で
あるため、運転操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図
で、第1図は装置の系統図、第2図はスプレドラ
イヤ出口ガス温度制御系統図であり、第3図は本
考案の他の実施例に係る装置の系統図であり、第
4図は従来の排水処理装置の基本フローの一例を
示す説明図である。 20……脱硫フアン、21……煙道、22……
ガスヒータ、23……脱硫装置、24……排水
管、25……ガス量調整ダンパ、26……ブース
ターフアン、27……スプレドライヤ、28……
集塵機、29……払出しコンベヤ、30……脱硫
入口ガス流量、31……排水流量、32……スプ
レドライヤ入口ガス流量、33……スプレドライ
ヤ入口ガス温度、34……スプレドライヤ出口ガ
ス温度、35……演算器、36……排水流量調節
弁、40……管路、41……制御装置、42……
制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱硫装置から出る排水を蒸発させ、この排水中
    に含まれる固形物及び溶解塩類を粉状にして取出
    すスプレドライヤと、脱硫装置の排水を該スプレ
    ドライヤに導く管路と、脱硫装置に導かれる入口
    排ガスの一部を該スプレドライヤに導く管路と、
    上記排水の量及び排ガスの量と温度とを検知する
    検知装置と、この検知装置の出力に応じて該スプ
    レドライヤへの上記排ガスの供給量を調節し、ス
    プレドライヤ出口ガス温度を所定値に維持する制
    御装置とからなることを特徴とする脱硫排水処理
    装置。
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JP2012200657A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 脱硫排液からの脱水濾液の噴霧乾燥装置、排ガス処理システム及び方法

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