JPH05284140A - 自己相関符号同期化制御方法 - Google Patents

自己相関符号同期化制御方法

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JPH05284140A
JPH05284140A JP4075056A JP7505692A JPH05284140A JP H05284140 A JPH05284140 A JP H05284140A JP 4075056 A JP4075056 A JP 4075056A JP 7505692 A JP7505692 A JP 7505692A JP H05284140 A JPH05284140 A JP H05284140A
Authority
JP
Japan
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autocorrelation
code
self
correlation
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP4075056A
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English (en)
Inventor
Takaaki Takeda
孝明 武田
Masamichi Sato
雅道 佐藤
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N T T DATA TSUSHIN KK
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
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Publication date
Application filed by N T T DATA TSUSHIN KK filed Critical N T T DATA TSUSHIN KK
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Publication of JPH05284140A publication Critical patent/JPH05284140A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペクトラム拡散通信方式の通信システムに
おいて、受信信号に含まれる自己相関符号と受信側で発
生させる自己相関符号との符号位相を合わせ、同期捕捉
時間の短縮を行なう。 【構成】 SAWコンボルバ400へ受信信号および受
信側で発生させた自己相関符号を入力して自己相関信号
を検出し、検出した自己相関出力を用いて、プログラマ
ブルタイマ1000等により、自己相関符号の発生時か
ら自己相関出力検出までの時間を計算して、次の自己相
関符号の発生タイミングを調整することによって、受信
信号に含まれる自己相関符号と受信側で発生させる自己
相関符号との符号位相を合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信システムの同期化
制御方法に関し、特にスペクトラム拡散変調されて送ら
れてくる受信信号を復調するために行なわれる、受信信
号に含まれる自己相関符号と受信側で発生される自己相
関符号との同期化、および逆拡散過程における、受信信
号と受信側で発生させる自己効関符号との符号位相同期
化を行なう自己相関符号同期化制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式の逆拡散プロ
セスにおいては、受信信号に含まれる自己相関符号と受
信側で発生する自己相関符号の符号位相を完全に同期さ
せる必要がある。このため、従来は図2に示すような構
成により、符号同期化を達成していた。図2において、
10はスライディング相関器、20は自己相関符号発生
器、30は遅延ロックループ、40は乗算器、50はス
レッショールド判定回路、60は同期モード制御回路で
ある。図2の方式の動作を説明すると、最初、本同期モ
ード制御回路60のモードは捕捉モードにあり、スライ
ディング相関器10からの相関出力を監視しながら自己
相関符号発生器20のクロックを変化させ、スライディ
ング相関器10からの相関出力が最大となるところを見
つけることにより、正しい符号位相を探しだす。次に、
正しい位相が見つかると、同期モード制御回路60は追
跡モードに移動し、遅延ロックループ30(Delay
Lock Loop;DLL)と呼ばれる回路によ
り、符号位相同期を保持する。なお、この種の方法に関
しては、例えば、「スペクトラム拡散通信技術と応用シ
ステム開発動向、日本工業技術センター、pp.12〜
13」において論じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、スライディング相関器を用いて同期の捕捉を行なう
方法は、単純に位相をスリップさせるので、同期捕捉ま
でにかなりの時間がかかる。このため、スペクトラム拡
散通信方式でパケット通信を行なう場合には、この同期
捕捉時間が大きいため、実効伝送速度が大きく低下する
という問題があった。本発明の目的は、このような問題
点を改善し、受信信号に含まれる自己相関符号と受信側
で発生させる自己相関符号の符号位相を合わせ、同期捕
捉時間の短縮を行なうことが可能な自己相関符号同期化
制御方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自己相関符号同期化制御方法は、スペクト
ラム拡散通信における受信信号に含まれる自己相関符号
と受信側の自己相関符号発生回路で発生させる自己相関
符号との自己相関検出に表面弾性波(SAW)コンボル
バを用い、このSAWコンボルバへ受信信号および受信
側で発生させた自己相関符号を入力して自己相関信号を
検出し、その自己相関出力を用いて、プログラマブルタ
イマ等により、自己相関符号の発生時から自己相関出力
検出までの時間を計算し、算出時間後に、CPUからリ
・スタート信号を送出することにより、次の自己相関符
号の発生タイミングを調整して、受信信号に含まれる自
己相関符号と受信側で発生させる自己相関符号の符号位
相を合わせることに特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、まず、SAWコンボルバか
らの規定スレッショールド以上の相関出力が認められな
い場合、受信側の自己相関符号発生回路で発生させる自
己相関符号を連続してSAWコンボルバへ入力する。な
お、自己相関符号発生回路は、自己相関符号発生時にプ
ログラマブルタイマのカウントをゼロクリアするための
リセット信号を出力し、CPUからリ・スタート信号を
受けると、強制的に自己相関符号を最初から発生させる
機能を持つ。次に、信号を受信すると、この受信信号を
SAWコンボルバに入力し、この受信信号と受信側で発
生させた自己相関符号の自己相関処理をSAWコンボル
バで行なう。また、このSAWコンボルバからの自己相
関出力をトリガとして、プログラマブルタイマのカウン
タをセットする。この時のカウント値を読み取り、この
値より次の自己相関符号発生の時間を計算する。そし
て、計算した時間分経過した時に、自己相関符号発生器
にリ・スタート信号を送り、強制的に符号位相を合わせ
る。こうして、受信信号に含まれる自己相関符号と受信
側で発生させる自己相関符号の符号位相を合わせること
により、スペクトラム拡散通信方式における同期捕捉時
間を短縮して、効率よい通信を行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の一実施例における自己相関符号同
期化制御装置の構成図である。図1において、100
a,100bは増幅器、200a,200bはミキサ、
300a,300bはバンドパスフィルタ、400はS
AWコンボルバ、500はシステムクロック生成回路、
600は周波数変換用キャリア発生回路、700は自己
相関符号発生クロック回路、800は自己相関符号発生
回路、900は逆拡散回路、1000はプログラマブル
タイマ、1100はCPU、1200はメモリ、130
0はシステムバスである。本実施例では、受信信号は、
必要に応じて増幅器100a、ミキサ200a、バンド
パスフィルタ300aを通して、SAWコンボルバ40
0に入力される。また、SAWコンボルバ400には、
もう一つの信号(システムクロック生成回路500で作
られる基準信号を自己相関符号発生用クロック回路70
0を通して自己相関符号発生回路800に入力すること
により発生させた自己相関符号)が入力される。一方、
この自己相関符号発生回路800は、自己相関符号発生
のスタート時にプログラマブルタイマ1000のカウン
トをクリアするためのリセット信号を発生させ、このリ
セット信号を受けると、プログラマブルタイマ1000
はカウント値をゼロクリアする。また、自己相関符号発
生回路800の出力は、必要に応じて増幅器100b、
ミキサ200b、バンドパスフィルタ300bを通して
SAWコンボルバ400に入力される。SAWコンボル
バ400は、前記二つの入力を与えられると、自己相関
出力を発生させ、この出力が規定スレッショールド以上
のレベルを持つ時、この出力をトリガとして、プログラ
マブルタイマ1000のカウント動作をストップさせ
る。そして、プログラマブルタイマ1000はシステム
バス1300を通して、CPU1100に割り込みをか
ける。CPU1100は、割り込み処理として、プログ
ラマブルタイマ1000のカウント値を読み込み、これ
に応じて次に自己相関符号をスタートさせるタイミング
を計算する。この計算値時間後に、自己相関符号発生回
路800にリ・スタート信号を送出する。この動作によ
り、受信信号に含まれる自己相関符号と受信側で作成す
る自己相関符号の符号位相が一致し、逆拡散回路900
に入力信号および受信側で発生させた自己相関符号を入
力することによって、一次変調波を得ることができる。
【0007】さらに、図3を用い、上記動作について具
体的に述べる。図3は、本発明の一実施例における自己
相関符号同期化制御方法を説明するための波形図であ
る。本実施例では、図1に示したSAWコンボルバ40
0の作用時間と自己相関符号の周期とが同じ場合につい
て述べる。例えば、SAWコンボルバ400の作用時間
をTとすると、受信信号に含まれる自己相関符号と受信
側で発生させる自己相関符号の符号位相が一致した場
合、図3(ア)のように、T/2時間のところに相関出
力のピークが現われる。ところが、受信信号に含まれる
自己相関符号と受信側で発生させる自己相関符号の符号
位相が一致していない場合には、(イ)のように、相関
出力のピーク時間がT/2と違うところに現われる。そ
こで、この自己相関出力のピーク時間とT/2の差分を
ΔTとすると、(イ)のようにΔT<T/2の場合、受
信側で発生させる自己相関符号をΔT遅らせ、ΔT>T
/2の場合には、受信側で発生させる自己相関符号をΔ
Tだけ早めるように、CPU1100から自己相関符号
発生回路800へリ・スタート信号を送出させる。この
ことにより、受信信号に含まれる自己相関符号と受信側
で発生させる自己相関符号の符号位相を合わせることが
でき、この符号位相の合った自己相関符号により、逆拡
散回路900において逆拡散を行なえば、適正な一次変
調波を得ることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、受信信号に含まれる自
己相関符号と受信側で発生させる自己相関符号をSAW
コンボルバに入力し、自己相関を検出し、このSAWコ
ンボルバからの自己相関出力と、受信信号に含まれる自
己相関符号と受信側で発生させる自己相関符号の発生を
調整することにより、自己相関符号の位相を合わせるこ
とを行ない、スペクトラム拡散通信方式における同期捕
捉時間の短縮を可能として、効率よい通信を行なうこと
ができる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自己相関符号同期化
制御方法を適用した装置の構成図である。
【図2】従来の同期化制御方法を適用した回路構成図で
ある。
【図3】本発明の一実施例における自己相関符号同期化
制御方法を説明するための波形図である。
【符号の説明】
10 スライディング相関器 20 自己相関符号発生器 30 遅延ロックループ 40 乗算器 50 スレッショールド判定回路 60 同期モード制御回路 100a 増幅器 100b 増幅器 200a ミキサ 200b ミキサ 300a バンドパスフィルタ 300b バンドパスフィルタ 400 SAWコンボルバ 500 システムクロック生成回路 600 周波数変換用キャリア発生回路 700 自己相関符号発生用クロック回路 800 自己相関符号発生回路 900 逆拡散回路 1000 プログラマブルタイマ 1100 CPU 1200 メモリ 1300 システムバス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散されて送られてくる受
    信信号に含まれる自己相関符号と受信側で発生される自
    己相関符号との同期化、および逆拡散過程における受信
    信号と受信側で発生させる自己相関符号との同期化を制
    御する方法において、表面弾性波コンボルバを備え、受
    信信号および受信側で発生させた自己相関符号を該表面
    弾性波コンボルバへ入力して、自己相関信号を検出し、
    該信号を用いて受信側で発生させる次の自己相関符号の
    タイミングを調整し、逆拡散時における自己相関符号の
    符号位相を合わせることを特徴とする自己相関符号同期
    化制御方法。
JP4075056A 1992-03-31 1992-03-31 自己相関符号同期化制御方法 Pending JPH05284140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054355B2 (en) 1998-10-06 2006-05-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Spread spectrum signal processing apparatus and spread communication system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054355B2 (en) 1998-10-06 2006-05-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Spread spectrum signal processing apparatus and spread communication system

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