JPH0528403Y2 - - Google Patents

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JPH0528403Y2
JPH0528403Y2 JP9394888U JP9394888U JPH0528403Y2 JP H0528403 Y2 JPH0528403 Y2 JP H0528403Y2 JP 9394888 U JP9394888 U JP 9394888U JP 9394888 U JP9394888 U JP 9394888U JP H0528403 Y2 JPH0528403 Y2 JP H0528403Y2
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concrete
upper holding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種建築物のコンクリート床を効率
良く暖房するために、仕上コンクリート層内に蛇
行状態に埋設される熱媒循環パイプの特にコーナ
ー部を、基礎コンクリート層上に確実に固定する
ための固定装置に関する。
(従来の技術) コンクリート床暖房の基本構造は、具体的には
図示しないが、床基礎を構成する基礎コンクリー
ト層の上面に断熱材を敷設し、該断熱材上に熱媒
を循環させる金属パイプ等を蛇行状態に配設する
一方、該蛇行状の金属パイプの上方に仕上コンク
リート層を形成して、例えばボイラ等から供給さ
れる温水等の熱媒を上記蛇行状の金属パイプ内を
循環させて、熱を仕上コンクリート層に直接伝達
することにより、コンクリート床の暖房を行なう
構造となつている。
そして、実際の施工に際しては、上記断熱材上
に金属パイプを蛇行状に配設した後、該金属パイ
プの上方から直接コンクリートを流し込んで乾燥
硬化させることにより、該金属パイプを埋設する
仕上コンクリート層を形成するものであるから、
斯るコンクリートの流し込み時には、金属パイプ
の蛇行状態が確実に保持されていなければならな
い。でないと、蛇行状態の金属パイプに無理な力
が加わつて、配管状態が不良となる恐れがある。
しかも、金属パイプは、通常直線部分と曲線コ
ーナー部分とに分離して工場生産し、現場で各部
分を順に連結して蛇行状態に配管するものである
から、このような連結金属パイプの場合には、特
に金属パイプのコーナー部分において、見過ごし
難い損傷や劣化の発生が十分に予測される。
この為、従来にあつては、保持凹溝を有する保
持板を別途用意して、該保持板を断熱材上に敷き
詰め、この保持板の保持凹溝内に金属パイプのコ
ーナー部を載置して、金属パイプの蛇行状態を保
持する構成を採用することにより、コンクリート
の流し込み時に、金属パイプのコーナー部に無理
な力が加わつて、損傷や劣化等が発生することを
防止する等の工夫が施されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、従来にあつて、単に1枚の保持板の
保持凹溝内に金属パイプのコーナー部を載置する
だけでは、コンクリートの流し込み時に、金属パ
イプのコーナー部の損傷や劣化等を常に防止でき
るとは限らず、その上、コンクリートの流し込み
により、金属パイプが扁平状に変形して、熱媒の
循環に悪影響を与えてしまうなどの問題点を有し
ていた。
(問題点を解決するための手段) 而して、本考案は、上記従来の課題を有効に解
決するために開発されたもので、仕上コンクリー
ト層内に蛇行状態に埋設される熱媒循環パイプの
コーナー部を固定する固定装置であつて、下側受
け部材と上側押え部材とから成り、下側受け部材
は上記熱媒循環パイプの蛇行コーナー形状に相似
する下向きの凹溝を形成し、上側押え部材は該下
側受け部材の下向き凹溝に対応する上向きの凹溝
を形成して、該上向き凹溝と上記下向き凹溝によ
りパイプのコーナー部を収納する空間を画成する
と共に、下側受け部材に複数の連結孔を形成し、
上側押え部材に該下側受け部材の各連結孔に対応
して垂下壁を有するコンクリート流入孔を形成し
て、該各流入孔の垂下壁を下側受け部材の対応す
る連結孔内に嵌入する構成を採用した。
(作用) 依つて、本考案にあつては、熱媒循環パイプの
蛇行配管状態のコーナー部に対応する位置に、ま
ず下側受け部材を順に配設し、該各下側受け部材
の下向き凹溝内にパイプのコーナー部を収納した
後、該下側受け部材の各連結孔内に上側押え部材
の流入孔に設けられた垂下壁を上方より嵌合する
と、これにより、上側押え部材が下側受け部材に
対して位置決めされた状態を得て連結されると同
時に、熱媒循環パイプのコーナー部は、上側押え
部材の上向き凹溝と上記下向き凹溝により画成さ
れる空間内に確実に保持されることとなる。
従つて、例え斯る状態のままコンクリートが流
し込まれたとしても、少なくとも熱媒循環パイプ
のコーナー部は、上下側の各部材により確実に保
持され且つ保護されているので、パイプのコーナ
ー部が損傷や劣化する心配が全くなくなると共
に、扁平状に変形する心配もなくなる。
又、本考案にあつては、上側押え部材の各流入
孔内に対して、コンクリートが流入されて乾燥硬
化するので、下側受け部材に対する上側押え部材
の連結状態もいやが上にも強固となつて、この点
からも、パイプの保持状態が一層確実なものとな
すことが可能となる。
(実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る床暖房用パイプの固定
装置は、第1図に示す如く、いずれも金属板等で
加工成形された下側受け部材1と上側押え部材1
1とから成り、下側受け部材1には、金属パイプ
の蛇行コーナー形状に相似する下向きの凹溝2を
形成し、上側押え部材11には、該下側受け部材
1の下向き凹溝2に対応する上向きの凹溝12を
形成して、該上向き凹溝12と上記下向き凹溝2
により、金属パイプのコーナー部を収納できる空
間Sを画成する構成となしている。
又、下側受け部材1には、図示する如く、比較
的大径な複数の連結孔3を形成し、該各連結孔3
の孔縁に所定寸法の垂下壁4を夫々一体に設ける
一方、上側押え部材11に該下側受け部材1の各
連結孔3に対応するコンクリート流入孔13を形
成し、該流入孔13の孔縁にも同じく垂下壁14
を一体に設けて、該流入孔13の垂下壁14を下
側受け部材1の連結孔3内に嵌入することによ
り、上側押え部材11を下側押え部材1に対して
連結する構成となつている。
依つて、斯る構成の固定装置を用いて、仕上コ
ンクリート層内に埋設される熱媒循環パイプ23
のコーナー部23aを固定する場合には、第2
図・第3図に示す如く、床基礎を構成する基礎コ
ンクリート層21の上面に断熱材22を敷設し、
該断熱材22の蛇行配管状態のコーナー部に対応
する位置に、上記下側受け部材1を順に配設し
て、該各下側受け部材1の下向き凹溝2内に熱媒
を循環させる金属パイプ23のコーナー部23a
を収納した後、該下側受け部材1の各連結孔3内
に上側押え部材の流入孔13に設けられた垂下壁
14を上方より嵌合すると、上側押え部材11が
下側受け部材1に対して確実に位置決め連結され
ると同時に、金属パイプ23のコーナー部23a
は、上側押え部材11の上向き凹溝12と下側受
け部材1の下向き凹溝2により画成される空間S
内に確実に保持されることとなる。
従つて、例え斯る状態のままコンクリートが流
し込まれたとしても、少なくとも熱媒循環パイプ
23のコーナー部23aは、上下側の各部材1,
11により確実に保持されると共に保護されるの
で、コンクリートの流し込み時にコーナー部23
aが損傷したり劣化する心配は全くなくなると共
に、扁平状に変形する恐れも完全になくなる。
又、本考案にあつては、第3図に示す如く、上
側押え部材11の各流入孔13内には、コンクリ
ートが流入して乾燥硬化する関係で、下側受け部
材1に対する上側押え部材11の連結状態も強固
となるので、この点からも、金属パイプ23のコ
ーナー部23aの保持状態が一層確実なものとな
る。
尚、本実施例にあつても、ボイラ等から供給さ
れる温水等の熱媒を上記蛇行状の金属パイプ23
内を循環させて、熱を仕上コンクリート層24に
伝達することにより、コンクリート床の暖房が可
能となることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上の如く、本考案に係る固定装置によれば、
まず下側受け部材を順に配設して、該各下側受け
部材の下向き凹溝内にパイプのコーナー部を収納
した後、該下側受け部材の各連結孔内に上側押え
部材の流入孔の垂下壁を上方より嵌合するだけ
で、上側押え部材が下側受け部材に対して位置決
めされた状態を得て連結されると同時に、熱媒循
環パイプのコーナー部は、上側押え部材の上向き
凹溝と上記下向き凹溝により画成される空間内に
確実に保持されることとなる。
従つて、例え斯る状態のままコンクリートが流
し込まれたとしても、熱媒循環パイプのコーナー
部は、上下側の各部材により確実に保持され且つ
保護されているので、従来の如く、パイプのコー
ナー部が損傷や劣化する心配が全くなくなると共
に、扁平状に変形する心配もなくなる。
その上、上側押え部材の各流入孔内に対して
は、コンクリートが流入されて乾燥硬化するの
で、下側受け部材に対する上側押え部材の連結状
態も一層強固となつて、パイプの保持状態が更に
確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る床暖房用パイプ
の固定装置を示す分解斜視図、第2図は同装置を
を用いてパイプのコーナー部を保持した状態を示
す平面図、第3図は同要部断面図である。 1……下側受け部材、2……下向き凹溝、3…
…連結孔、4……垂下壁、11……上側押え部
材、12……上向き凹溝、13……コンクリート
流入孔、14……垂下壁、21……基礎コンクリ
ート層、22……断熱材、23……金属パイプ、
23a……同コーナー部、24……仕上コンクリ
ート層、S……空間。……係止列歯、11……基
礎コンクリート層、12……断熱材、13……熱
媒循環金属パイプ、14……仕上コンクリート
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 仕上コンクリート層内に蛇行状態に埋設される
    熱媒循環パイプのコーナー部を固定する固定装置
    であつて、下側受け部材と上側押え部材とから成
    り、下側受け部材は上記熱媒循環パイプの蛇行コ
    ーナー形状に相似する下向きの凹溝を形成し、上
    側押え部材は該下側受け部材の下向き凹溝に対応
    する上向きの凹溝を形成して、該上向き凹溝と上
    記下向き凹溝によりパイプのコーナー部を収納す
    る空間を画成すると共に、下側受け部材に複数の
    連結孔を形成し、上側押え部材に該下側受け部材
    の各連結孔に対応して垂下壁を有するコンクリー
    ト流入孔を形成して、該各流入孔の垂下壁を下側
    受け部材の対応する連結孔内に嵌入するように構
    成したことを特徴とする床暖房用パイプの固定装
    置。
JP9394888U 1988-07-18 1988-07-18 Expired - Lifetime JPH0528403Y2 (ja)

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JP9394888U JPH0528403Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

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JPH0216920U JPH0216920U (ja) 1990-02-02
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JPH0216920U (ja) 1990-02-02

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