JPH05283116A - 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法 - Google Patents

超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法

Info

Publication number
JPH05283116A
JPH05283116A JP5004727A JP472793A JPH05283116A JP H05283116 A JPH05283116 A JP H05283116A JP 5004727 A JP5004727 A JP 5004727A JP 472793 A JP472793 A JP 472793A JP H05283116 A JPH05283116 A JP H05283116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
strands
wire
connection
solder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5004727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2731098B2 (ja
Inventor
Roy F Thornton
ロイ・フレッド・ソーントン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH05283116A publication Critical patent/JPH05283116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2731098B2 publication Critical patent/JP2731098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/80Constructional details
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/825Apparatus per se, device per se, or process of making or operating same
    • Y10S505/884Conductor
    • Y10S505/887Conductor structure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/825Apparatus per se, device per se, or process of making or operating same
    • Y10S505/917Mechanically manufacturing superconductor
    • Y10S505/927Metallurgically bonding superconductive members
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49014Superconductor

Landscapes

  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超伝導ワイヤ接続部を低コストでかつ高い信
頼度で形成する。 【構成】 ニオブ−チタンのような超伝導ストランド1
6を支持する複数の銅導体14の端を溶媒液体金属28
で処理して超伝導ストランドから銅を選択的に除去す
る。解放された超伝導ストランド34は、超伝導はんだ
36ではんだづけされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は超伝導体ケーブル同士を電気接続
することに関する。さらに詳しくは、本発明は、超伝導
ケーブルから超伝導はんだ接続部の形成により超伝導体
コイルを形成することに関する。
【0002】
【発明の背景】ニオブとチタンあるいはニオブとタンタ
ルとの多数の合金が液体ヘリウムの温度で超伝導性であ
ることが確かめられている。超伝導性材料をキャリヤま
たはマトリックス金属、例えば銅、銅・ニッケル合金ま
たは同様のマトリックス導体中に埋設するのが当業者の
慣行である。ニオブ−チタン合金製のワイヤの場合、同
合金をフィラメントの形状に加工し、これらのフィラメ
ントを慣例手段および方法により銅ワイヤ内に埋め込ん
で、マトリックスとしての銅キャリヤの内部にニオブ−
チタンフィラメントの配列を形成することができる。超
伝導体をワイヤの形状に形成しておくのは、ワイヤを巻
線またはコイル用に用いて超伝導ワイヤのループ(1個
または複数)内に磁界を発生させる場合に好都合であ
る。このようなループを形成する際の一つの問題とし
て、超伝導コイル内の少なくとも1点、通常は多数の点
で、ワイヤまたはワイヤのフィラメントを接合して、非
常に強い磁界を発生する際に超伝導電流が流れ得る連続
通路を形成する必要がある。
【0003】2つのワイヤ端部間または単一ワイヤの両
端部間に接続部(またはジョイント)を形成することに
より連続ループを形成するのに多数の方法が有効である
と確かめられているが、それにもかゝわらず、超伝導ワ
イヤの接続部の改良が必要とされており、本発明はその
ような改良された接続部を提供する。本発明の接続部
は、銅マトリックス内に多数のニオブ−チタン合金フィ
ラメントを組み入れ、これを延伸してワイヤの全長にわ
たって延在する超伝導フィラメントとしてある銅マトリ
ックスワイヤの超伝導要素またはフィラメントを一緒に
接合することによって具体化される。
【0004】超伝導ワイヤの超伝導接続部の相対的メリ
ットを評価することのできる一つの方法は、その接続部
が液体ヘリウム温度で高電流でかつ2000ガウスの磁
界のような磁界下で超伝導状態に留まる度合を測定する
方法である。本発明の超伝導接続部は、液体ヘリウム温
度で、2000ガウス以上の磁界にさらされたときに、
超伝導体1cm2 あたり100,000アンペア以上の高
電流がそこを流れる超伝導状態に留まる。本発明の接続
部は、接続した超伝導ワイヤおよびケーブルの電流搬送
容量に近い電流を搬送することができる。
【0005】超伝導ワイヤのその正規環境下での作動に
関しては、超伝導磁石のある種の用途には、持続モード
の作動が望ましい。持続モードを確立するには、超伝導
ワイヤで巻いた電磁石を超伝導温度に冷却し、外部直流
で付勢する。外部電源を切った後、すべての接続部が超
伝導性であれば、電流および磁界は安定しており、その
後も減衰しない。
【0006】ニオブ−チタン超伝導体ならびにこのよう
な超伝導体間に接続部を形成する方法および手段を扱っ
た刊行物および特許は多数ある。このような刊行物の一
つに、Welding Journalの1977年10月号の23
頁から始まる論文「銅被覆ニオブ−チタン複合超伝導体
のはんだづけ(Soldering of Copper −Clad Niobi
um−Titanium Superconductor Composite)」があ
り、これは種々のはんだおよび融剤の使用を扱ってい
る。はんだ接続部は超伝導性ではない。はんだが超伝導
フィラメントを濡らすのを許容および/または惹起する
融剤は見つかっていない。本発明の方法は融剤をまった
く用いない。
【0007】銅被覆ニオブ−チタン超伝導体間に超伝導
突き合せ接続部をつくるために、突き合せ接続部を比較
的小さい分路超伝導体でつつみ、鉛−ビスマスはんだの
ようなはんだで分路超伝導体を所定位置に被着すること
により、超伝導突き合せ接続部を形成する方法が、米国
特許第3,453,378号に開示されている。種々の
従来の超伝導接続部形成方法がこの特許明細書に開示さ
れており、このような接続部の破損から生じる問題も合
わせて論じられている。
【0008】超伝導接続部を形成するのにもしかすると
有用な種々のはんだの特性が、鉛とビスマスを含有する
はんだも含めて、Reviews of Scientific Instrum
ents,Vol.40,1969年1月号の180頁から始
まる論文「低温研究によく用いられるはんだの超伝導性
測定(Superconductivity Measurements in Solde
rs Commonly Used for Low Temperature Resea
rch )」に開示されている。
【0009】はんだの使用を含む超伝導接続物が、本出
願人に譲渡された米国特許第3,346,351号に記
載されている。種々の超伝導はんだおよびその用法が、
同じく本出願人に譲渡された米国特許第3,156,5
39号に記載されている。鉛−ビスマス−錫の組合せを
含む超伝導低融点合金とかしめた外側スリーブとの組合
せを用いて超伝導接続部を形成することが、米国特許第
3,449,818号に開示されている。
【0010】従って、いわゆる「はんだづけされた(so
ldered)」超伝導接続部を形成しようとしてはんだまた
は溶融金属の低融点の組合せを用いることはよく知られ
ているが、有効な超伝導度を有する接続部を形成する点
ではその成功の度合はさまざまである。本発明は有効な
超伝導度を有するはんだ接続部を提供し、これを極めて
効率よくかつ経済的に実現する。
【0011】本発明者は、本発明の方法に従って超伝導
ワイヤ端部間に超伝導はんだ接続部を形成することを教
示しているか可能にしている論文、特許もしくは他の情
報の存在を知らない。本発明者は、本発明の接続部のよ
うに比較的簡単に、信頼性高く、かつ低コストで構成で
きる超伝導接続部を知らない。さらに、本発明者は、超
伝導はんだを用いて本発明による簡単な手段により形成
され、しかも2000ガウス以上の磁界中でも高導電状
態に留まる超伝導接続部について教示しているものを知
らない。さらに、超伝導体1cm2 あたり100キロアン
ペア以上から接続した超伝導ワイヤまたはケーブルの電
流搬送容量に近いレベルまでの高いケンチング電流(qu
ench current )を有するはんだ接続部を形成する廉価
な方法も知られていない。
【0012】
【発明の目的】従って本発明の第1の目的は、第1導体
内に包囲された超伝導ストランドを同じか別の導体の第
2の組の超伝導ストランドに電気的に接合して、効果的
な超伝導接続部を形成する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、超伝導ワイヤ接続部を最少の装
置、手段または機構で形成するのを可能にすることにあ
る。
【0013】本発明の別の目的は、超伝導ワイヤ接続部
を低コストでかつ高い信頼度で形成する方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、強い磁界を発生する
ための超伝導コイルの形成を比較的低いコストで可能に
することにある。本発明のさらに他の目的は、超伝導磁
石の巻線またはコイルに数個の接続部を高い信頼度で形
成することを可能にしかつ好都合にすることにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、複数組の超伝
導エレメント間に、大電流を搬送でき、4.1°K付近
に冷却されたとき超伝導状態に留まり、かつ2000ガ
ウス以上の磁界内にあってもそうである接続部を形成す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、超伝導フィ
ラメントを超伝導特性が減少する温度に加熱しない処理
手順で超伝導ワイヤ接続部を形成することにある。
【0015】
【発明の開示】広義は観点からは、本発明の目的を達成
するには、複数本の超伝導体ストランドがマトリックス
としての導電性キャリア金属内に延在する超伝導ワイヤ
の複数の端部を設け、マトリックス金属を超伝導ストラ
ンドの端部から、溶媒液体金属浴中でかつ超伝導ストラ
ンド上での酸化物被膜の形成を制限する条件下で溶解除
去し、解放された超伝導ストランドを超伝導はんだの溶
融金属浴に漬けてストランドから液体金属溶媒を置き換
えるとともにストランド間の超伝導性を高め、第1組の
解放ストランドを別の第2組の解放ストランドと近接す
るように配置して、溶融金属はんだ浴の溶融金属で濡れ
た状態で2組の超伝導ストランドをそのかなりな長さに
わたって密接させ、溶融金属はんだを凝固させて両方の
組の解放ストランドを密接関係で該はんだ内に埋設状態
に固める。
【0016】また別の観点からは、上記方法に従うが、
単一の金属浴を溶媒浴および超伝導はんだ浴両方として
使用することにより、上記目的を達成することができ
る。本発明は、上記方法およびこれらの方法により形成
した物品を包含する。本発明は、超伝導ストランドから
マトリックス金属を溶解することにより形成した中間物
品、および超伝導金属の解放されたストランドを超伝導
はんだに漬け同はんだ内に凝固した物品も包含する。
【0017】さらに本発明は、ここで与えられる超伝導
接続部を有する超伝導コイルおよび他の構造物も包含す
る。
【0018】
【発明の具体的説明】本発明の方法を実施するにも本発
明の物品を形成するにも、添付の図面を参照して本発明
を説明するのがわかりやすい。まず図1に言及すると、
図示のワイヤ10は絶縁被覆12および銅本体14を有
し、その内部に超伝導金属、具体的にはニオブ−チタン
金属の多数のストランド16が延在している。ワイヤ1
0は、スエージおよび引抜加工によりビレットから製造
された市販製品であり、本発明の核心を構成するもので
はない。
【0019】図1に示したようなワイヤから種々の形状
の超伝導コイルを巻く。ワイヤ自身は無限の長さにつく
ることができないので、超伝導コイルを形成するために
はワイヤ間に接続部(ジョイント)を形成する必要があ
る。超伝導コイルは閉ループコイルであり、そのもっと
も簡単な形は、1本のワイヤ、例えばワイヤ10の両端
を図8および9に示すように超伝導接続部で接合したも
のである。
【0020】このようなコイルには多くの用途があり、
その一つは核磁気共鳴(NMR)測定の分野である。あ
る種のNMR用途では、直径1m 以上程度の比較的大き
なコイルを形成する必要がある。このような大きなコイ
ルは、コイルで囲まれた区域内に0.5テスラ以上程度
の比較的高い静磁界をつくり出すことができる。超伝導
体を液体ヘリウム温度で用いてこのような比較的大きな
寸法の高い静磁界を発生する技術をNMR技術に適用す
ることが考えられている。本発明は、このようなコイル
を形成するのに用いるワイヤ部分の接合を可能にするの
で、コイルの形成を容易にする1つの方法である。本発
明の接続部は、このようなコイルに永久モードで比較的
高いレベルの電流が流れるのを可能にする。
【0021】本発明の実施に有用である市販のワイヤの
例には、Intermagnetics General Corporation.
Super Con Inc.(米国Mass .州Natick )、A
IRCO Corporationなどで製造されたワイヤがあ
り、そのようなワイヤの詳細を以下の実施例に記す。次
に図2に移ると、雰囲気の制御された囲い(エンクロジ
ャ)18が概略的に示されており、この制御された雰囲
気は、例えば不活性雰囲気、具体的にはアルゴンとして
もよい。このような制御された雰囲気を用いるのが望ま
しいが、本発明の実施に必須ではない。囲いはグローブ
ボックスのような普通の構造体によって構成できる。グ
ローブボックスは、手袋を介して物品を手で操作できる
囲いであり、手袋が内壁からボックス内に伸び、従って
操作者が囲いの外に立ったまゝ手を手袋に差しこんで操
作を行うことができる。本発明との関連でこのような装
置に用いる不活性ガスを、酸素含量が非常に低くかつ水
分含量が非常に低い本質的に純粋なアルゴンまたは他の
適当な不活性ガスとするのが好ましい。このようなガス
をグローブボックス18に図2に同じく概略的に表示し
たガス供給部20から供給し、好ましくは加圧下で供給
して、ガスがボックスから逃げ出してもよいが、周囲空
気がボックス内に侵入しないようにする。
【0022】まず、ワイヤサンプル22を、その両端か
ら絶縁層12を除去することにより準備する。このワイ
ヤを適当なロック装置を介してボックス18の制御雰囲
気に入れる。第1処理をワイヤ両端に施こして銅14を
超伝導体ストランド16のまわりから溶解する。このよ
うな除去は、ワイヤ端部24および26を適当な容器3
0、例えばガラスビーカまたは黒鉛るつぼに入れた液体
金属浴28に漬けることにより、効率よく達成できるこ
とを確かめた。ボックス18内に設けたヒータ32で液
体金属浴28の温度を350〜450℃程度の適当な温
度に維持する。超伝導体の特性が劣化し始めるかもしれ
ないより高い温度でも、その温度で超伝導特性が劣化し
ないかぎり、その温度を用いてもよい。2つの浴の金属
の融点までのもっと低い温度を用いることもできる。
【0023】上述した種々の物品および囲い、ガス供給
部などはその正規の寸法割合で図示されておらず、記述
の明瞭さと理解のしやすさとを目的として概略的に図解
されている。例えば、ワイヤ端部24および26から銅
を溶解するのに必要な液体金属28の量は、これらのワ
イヤ端部が極めて小さいので、ごく少量である。実際の
液体金属量は比較的小さなビーカに入る50ml程度でよ
く、この量でワイヤ端部を液体金属中でまわしたり振っ
たりして銅をワイヤ端部から溶解するのに十分である。
溶媒としての液体金属を錫とするのが好ましく、錫中で
銅を溶解することにより、常態では超伝導ストランドが
埋設されているワイヤマトリックスから超伝導ストラン
ドを解き放つ。溶媒液体金属は超伝導体のストランドを
層状に被覆し、この被覆層がストランドの表面を酸化か
ら保護する。
【0024】図3に移ると、前述した通りに処理して銅
を超伝導ストランドから溶解したワイヤ端部24が示さ
れている。この図も略図であり、絶縁層12を除去した
ある長さの導体24およびある長さの解放されたストラ
ンド34を示している。解放されたストランド34は、
その場でストランドのまわりに凝固した溶媒金属の凝結
体内に保持されている。
【0025】次に図4に移ると、同じく概略的に図2と
同様の図が示されている。普通のグローブボックスであ
ってもよい囲い18に、前述したようにガス供給源20
から保護ガスを供給する。第2溶融または液体金属浴3
6を容器38内に準備し、熱源40からの熱で液体金属
浴を生成するとともに溶融状態に維持する。図2に関連
して前述した通りに処理したコイル22の両端部24お
よび26を液体金属浴36に漬けてから、第1浴からの
溶媒液体金属を第2浴の液体金属と効果的に置換し、か
つワイヤ端部の解放されたストランドに液体金属はん
だ、特に超伝導はんだを効果的に被着する。
【0026】液体金属36として特に効果的に使用され
ているこのようなはんだの1例は、鉛とビスマスの組成
物であり、好ましくは鉛が44〜70%の範囲にあり、
残部の液体がビスマスである。従って、このような好適
なはんだ中のビスマスは56〜30%の範囲にある。本
発明の方法は、5〜98%の鉛および残部ビスマスより
なる超伝導溶融金属浴で実施できると認められる。
【0027】ストランドの処理および超伝導金属を施す
のに使用されまた有用と確認されたはんだ金属製品の一
つは、セロメタル(Cerrometal )として知られる市販
製品である。この組成物はビスマス含量約56%を有
し、セロ・デ・パスコ社(Cerro de Pasco Corpo
ration)から供給される。ワイヤ端部24および26を
液体金属浴36中で数分間ぐるぐる回した後、超伝導は
んだが溶媒液体金属に大部分とってかわっており、こう
して接続部の形成に進むことができる。
【0028】接続部(ジョイント)の形成は図5に概略
的に表示されている。ここで各部品は先の図2および4
におけると同じ符号を付けられている。まずワイヤサン
プル22を持ち上げてワイヤ端部24および26を浴3
6から離す。接着性の液体金属はんだが付着した2本の
ワイヤの解放端部を、液体金属はんだがまだ溶融してい
る間に、より合わせ一緒にする。溶融はんだの付着した
熱いワイヤ端部を保持してより合わせるのに、適当な工
具(図示せず)を用いるのがよい。次に液体金属はんだ
を凝固させ、この間超伝導体のストランドは液体金属は
んだ内に保持され、従ってはんだ中に埋め固められる。
【0029】超伝導性ニオブ−チタンのストランドと液
体金属はんだとの間の接触面積が大きいので、また両方
とも超伝導材料であるので、こうして形成された接続部
(ジョイント)の電流搬送容量は液体ヘリウム温度で極
めて大きい。従って、本発明の方法により形成された超
伝導接続部は、非常に高レベルの電流を超伝導状態で搬
送でき、すなわち、接続部がワイヤ自身の電流搬送容量
の大部分を搬送するという程度まで搬送できる。
【0030】以下、実施例により、どのように本発明の
方法を実施して本発明の超伝導コイルを製造するかを説
明する。実施例1〜8 第1組の試験用超伝導ループを、長さ約15インチの1
本のワイヤに1つの超伝導接続部をもつように製造し
た。各ワイヤは、直径約47μm のニオブ−チタン合金
フィラメントのストランド480本を銅マトリックスに
埋設した、断面寸法0.040インチ×0.090イン
チの複合体であった。このワイヤはインターマグネティ
ック・ゼネラル社(Intermagnetics General Cor
poration)から商品名IGC5152にて市販されてい
る。
【0031】15インチワイヤそれぞれの各端部約2イ
ンチから絶縁層をはがしてきれいな銅表面を露出した。
各ワイヤから1つのループをつくり、2つのワイヤ端部
をワイヤの露出端部より上でクランプして2つのワイヤ
端部を平行に向けた。こうしてつくった各ワイヤループ
をアルゴン充填グローブボックスに入れた。うきかすを
除いた溶融錫をグローブボックス外でガラス管に入れ
た。溶融錫を450℃に維持しながら、機械的真空ポン
プおよび液体窒素で冷したトラップを用いてこの管を1
時間排気した。
【0032】脱ガスした錫を真空下でグローブボックス
内に移動し、ここで約40mlを50mlビーカに移した。
70重量%の鉛および30重量%のビスマスの合金をつ
くり、この合金を錫と同じやり方で脱ガスした。溶融状
態の鉛−ビスマス合金を真空下でグローブボックス内に
移動し、40mlを50mlビーカに移した。
【0033】ワイヤから接続部を形成する手順は次の通
りであった。各ワイヤの2つの裸の端部を、1度に1本
のワイヤづつ、350〜400℃の溶融錫に浸漬した。
錫をワイヤ端部で時折かきまぜるとともに、ニオブ−チ
タンの露出した超伝導ストランドの房を注意深く曲げる
ことにより、フィラメントのまわりから銅マトリックス
が速やかに溶解および除去されるようにした。約半時間
後に銅が溶解し、錫で被覆されたニオブ−チタンフィラ
メントのブラシ様束または組が残された。
【0034】次に試験ループ状ワイヤのフィラメント束
を350〜400℃の鉛−ビスマス合金に浸漬し、ゆっ
くりかきまぜた。このやり方で錫を鉛−ビスマス合金と
置換するには1〜2分の短い時間で十分であった。次に
ワイヤ端部を溶融液から抜き出し、フィラメントを濡ら
している合金を凝固させた。2組の解放フィラメント間
に超伝導ジョイントを形成するのに、2つの方法を用い
た。
【0035】第1の方法では、同じワイヤの2組または
2束のフィラメントを平行に近接して保持し、溶融状態
の鉛−ビスマス合金に浸漬した。浸漬端部を引き上げ、
合金がまだ溶融状態にある間に2組のフィラメントをよ
り合せ、こうして2組のニオブ−チタンフィラメント間
の導電性を高めるとともに両者間に滞在的超伝導通路を
確立する。次に、より合せにより与えた接触を保ちなが
ら、合金を凝固させる。
【0036】図6および7に関連して説明する第2の方
法では、鉛−ビスマス組成物で被覆されたフィラメント
の束または組(24および26)を並べ、ばねクリップ
21を用いてフィラメント束を一緒におさえる。ばねク
リップを所定位置に取付けたフィラメント束を次に溶融
状態の鉛−ビスマス合金に浸漬した。溶融合金の熱が束
内の合金を溶融させるにつれて、クリップが両フィラメ
ント束を少なくとも1つの固く結んだ束に締めつけ、両
束の間に潜在的超伝導通路が形成されるように、フィラ
メントを超伝導はんだ内で近接した状態にもたらす。次
にフィラメントおよびクリップを溶融状態の鉛−ビスマ
ス合金から引き抜き、フィラメントをちりばめたマトリ
ックスとしてのはんだ合金を凝固させた。使用した特定
のクリップは合金で濡れず、超伝導合金に埋設されて、
固く結ばれたフィラメント束から簡単にはずせた。
【0037】はんだの凝固中フィラメント束を結束させ
る特定の方法は、本発明にとって決定的ではない。上述
した方法により8本のワイヤサンプルに形成した一連の
8個の接続部に、一連の超伝導能力試験を行った。試験
サンプルの同定、試験に用いたワイヤの種類、ニオブ−
チタン合金のストランドを一緒におさえるやり方、磁界
の強さおよびケンチング電流をすべて第I表に示す。
【0038】
【表1】 第 I 表 実施例 ワイヤ 磁 界 ケンチング電流* No の種類 接合方法 (KG) (KA/cm2 1 IGC より合せ 0 233〜250 2 IGC より合せ 2 〜 3 216〜233 3 IGC より合せ 0 233〜250 4** IGC より合せ 0 258〜278 5** IGC より合せ 2 〜 3 249〜268 6*** IGC より合せ 0 75 7 IGC より合せ 0 185〜200 8 IGC クリップ 0 238〜257 * Nb /Ti フィラメントの断面積に基づく ** フィラメント束を一部切除した後 *** この接続部についてのみ、はんだ合金は64wt%
Pb 、27wt%Bi および9%Sn とした。
【0039】実施例9 実施例1〜8の方法を用いて、長さ約15インチのワイ
ヤに1つの超伝導接続部を有する試験ループをつくっ
た。
【0040】本例のワイヤはAIRCO Corp .によ
り製造され、直径0.0269インチの外側導体断面を
有し、超伝導体断面0.00123cm2 を有するニオブ
−チタンのフィラメント823本を含み、各フィラメン
ト直径は銅マトリックス内で約14μm であった。本例
でつくったループのケンチング電流の試験を第1の方法
で行った。4.1Kでの接続部の電流搬送容量が超伝導
体1cm2 当り500〜600KAであった。
【0041】この試験の結果を第II表に示す。
【0042】
【表2】 第 II 表 実施例 ワイヤ 磁 界 ケンチング電流* No の種類 接合方法 (KG) (KA/cm2 9 AIRCO より合せ 0 500〜600実施例10 実施例1〜9の方法のいずれかで製造した試験用接続部
を走査型電子顕微鏡で調べた。X線回析分析から、ニオ
ブ−チタンの個別ストランドのまわりの接続部の領域に
は、同合金の表面に錫が残留していることを示す証拠が
得られた。ストランド間の凝固金属中では錫含量が著し
く減少していることが確認された。
【0043】この分析から、有効な超伝導接続部を形成
するのに、ニオブ−チタン合金ストランドから錫を完全
に除去する必要がないと結論される。また、ニオブ−チ
タン合金ストランドを覆う錫表面がニオブと関与してお
り、この理由から接続部の超伝導性を減じないようであ
った。実施例11 超伝導接続部のサンプルを実施例1〜8に記載したのと
同様に製造した。但し、本例ではグローブボックスの使
用を省いた。
【0044】錫および鉛−ビスマスをそれぞれビーカ内
で水素ガス燃料のバーナにより約450℃の温度に、開
放実験室内で、つまり燃焼水素がつくり出す雰囲気以外
の保護雰囲気なしで加熱した。それ以外のワイヤ操作は
すべて実施例1〜8に記載した通りに行った。但しすべ
て実験室雰囲気中で行った。前述した通りに測定を行っ
た。得られた結果を第III 表に示す。
【0045】
【表3】 第 III 表 実施例 ワイヤ 磁 界 ケンチング電流* No の種類 接合方法 (KG) (KA/cm2 11 IGC より合せ 0 約143 この実施例11は、溶融錫および溶融鉛−ビスマスをそ
れぞれのビーカ内で保護するための特別な雰囲気を用い
たり、また接続部をより合せにより形成する際に接続部
のまわりを保護雰囲気とする手間を省いても、一層高い
ケンチング電流を得たいときには好ましくはないが、可
能であることを示している。
【0046】形成している部品が雰囲気にふれるのを最
小限にするために、本例では、各ビーカの下側にあてが
った水素燃料バーナで錫浴および鉛−ビスマス浴を加熱
し、接続部を液体錫浴から鉛−ビスマス浴にできるだけ
すばやく移し、さらにはんだ被覆ストランドを空気中で
ダックビル・プライヤを用いてすばやくより合せるなど
の予防措置をとった。水素燃料を用いたのは、ビーカ内
の液体金属への酸素の接近を最小にするためである。
【0047】実施例12〜14 実施例1〜8について前述した手順にほゞ従って3つの
試験用ループを製造した。使用したワイヤはSuper C
on Inc(米国マサチューセッツ州ナティケ所在)の製
品で、70%の銅および30%のニッケルを含有する外
側銅−ニッケル導体を有し、外側寸法が0.050イン
チ×0.100インチであった。
【0048】この導体はニオブ−チタンのストランド1
591本を含み、各ストランドは直径約32ミクロンを
有し、銅薄層で被覆され、すべて銅−ニッケル合金マト
リックス中に埋め込まれていた。超伝導体の断面積は
0.0129cm2 であった。結果を第IV表に示す。
【0049】
【表4】 第 IV 表 実施例 ワイヤ 磁 界 ケンチング電流* No の種類 接合方法 (KG) (KA/cm2 12 Supercon より合せ 0 160 13 Supercon より合せ 0 >233 14 Supercon より合せ 0 >226実施例15 実施例9に記載した通りにワイヤを製造した。但し本例
ではより合せ接続部ではなくてスリーブ付き接続部を形
成した。形成方法としては、鉛−ビスマスはんだが溶融
状態にある間にフィラメントの束にステンレス鋼製スリ
ーブをすべりかぶせ、スリーブをはんだ被覆フィラメン
トのまわりに所定位置に留めながらはんだを凝固させ
た。上記実施例におけると同様に試験を行った。結果を
第V表に示す。
【0050】
【表5】 第 V 表 実施例 ワイヤ 磁 界 ケンチング電流* No の種類 接合方法 (KG) (KA/cm2 15 AIRCO スリ―ブ 0 >609 本発明に従って接続部を製造する実験から得られた結果
により、非常に高い電流搬送能力を有する接続部を形成
する新しい方法が実施可能になったことが実証された。
製造した接続部のすべてが非常に高い電流搬送能力をも
つわけではない。
【0051】例えば、先に挙げた実験例のうち実施例6
は、約9%に達する含有率の錫を含む例である。9%の
錫を含有するはんだ合金でつくった接続部のケンチング
電流は、超伝導体1cm2 当り約75キロアンペアであっ
た。この値は、従来の接続部に較べると有意で評価でき
る値であるが、鉛とビスマスを含有するはんだ合金組成
物でつくった他の接続部の値よりかなり低かった。この
実験から、使用するはんだ合金中に多量の錫が存在する
のは、痕跡量もしくは少量の錫しか存在しないはんだ合
金で見られるような、高いケンチング電流を達成するの
に有害であると結論された。
【0052】これらの結果は実施例9に報告されている
結果と対照的である。実施例9では、接続部を走査型電
子顕微鏡で調べ、錫が接続部の超伝導フィラメントの表
面に存在し、見かけ上その接続部の高い電流搬送容量に
干渉しないことが確かめられた。さらに、本発明者は、
本発明の一部の接続部に用いたはんだ合金組成物中の水
蒸気や酸素の存在を最小限に抑えるのが有利であると考
える。すなわち、接続部の形成中に、はんだ化合物が古
くなるにつれて、はんだが溶融物の酸化物の形成に帰因
するあかを生じがちになることが観察された。また、金
属酸化物のあかを含むはんだ合金浴からワイヤを引抜く
場合、このような浴で製造した接続部のケンチング電流
の値が、溶融合金の新しいバッチを用いた場合より、低
いことが観察された。
【0053】さらに、ビスマスを比較的高い割合で含有
するはんだ合金浴の方がケンチング電流値が高くなる傾
向があることも観察された。従って、高い濃度範囲のビ
スマスを含有する浴を使用するのがある種の接続部の製
造には有利と認められる。上記説明は図1に示すタイプ
の超伝導体ワイヤから銅マトリックスを溶解することに
関連して行ったが、本発明によれば、銅−ニッケルマト
リックスまたは銅−ニッケル層を含むワイヤを用いるこ
とも可能であり、それでもやはり本発明の教示の通りに
超伝導体からマトリックス金属を溶解除去し、良好な超
伝導接続部を達成することができる。このことは実施例
12〜14で実証されている。
【0054】超伝導金属、例えばニオブ−チタンとこれ
に電気接続すべき超伝導材料との間に良好な結合を形成
することに関連して存在する明らかな問題の一つは、ニ
オブ−チタンが酸化物を形成する強い傾向をもつことで
ある。超伝導材料の表面に酸化物が生成すると、表面が
酸化物で被覆された超伝導体ストランドと第2の超伝導
体金属、例えば超伝導はんだ金属との間に有効な超伝導
接続を形成することが妨げられると考えられる。
【0055】本発明によれば、超伝導ストランドを含む
導体を、マトリックス金属の除去に有効でありストラン
ドの表面を濡らす液体金属溶媒で処理することによっ
て、超伝導金属の表面での有害な酸化物の形成をかなり
な程度まで回避できる。溶媒金属がマトリックス金属に
対して作用しても、解放されたストランドの表面には、
超伝導体と接合金属(これを通して第2のワイヤまたは
ケーブルの超伝導ストランドへの伝導を実現しなければ
ならない)との間の導電性をそこねる酸化物の被覆が生
じない。従って、ここに開示した方法により酸化物の形
成を有効に回避できることは、本発明者の知見の一つで
ある。
【0056】さらに、マトリックス金属から解放された
超伝導フィラメントを超伝導はんだ金属中に閉じ込め、
解放された超伝導ストランドとこれを囲むはんだ金属と
の間に有害な酸化物層を形成することなく、接続部を形
成することができる。有効な接続モードの結果として、
コイルを巻くのに用いる超伝導ワイヤまたはケーブルの
電流搬送容量にかなり近い高い電流搬送容量を有するコ
イルを形成することができる。これらの接続部は、これ
まで便利で適当と考えられてきた接続部より高い電流搬
送容量を有し、特に本発明はそれを低コストで実現す
る。
【0057】さらに、特定の磁界強度を達成するため
に、これまで使用されていたような超伝導ワイヤおよび
ケーブルを用いることなく、このような磁界強度を実現
できる。その理由は、ワイヤおよびケーブルおよび伝導
路の一部を形成する接続部が大きな電流負荷を搬送でき
るからである。このような高い効率が達成されるのは、
主として、形成される接続部も高い電流密度で搬送する
ことができるからであり、コイルを形成するのに使用す
る必要のあるワイヤの巻き数が本発明を用いることによ
り少なくなる。
【0058】あるいはまた、超伝導体断面積の小さいワ
イヤを用いて、従来の接続部の設けられたコイルが発生
する磁界と同等の磁界を発生することができる。 もっ
と大きな個別のコイルの形成に関しては、このようなコ
イルには一層多量の超伝導体を用いるので、全体として
一つのコイル構造において1コの導体を次の導体に接合
する接続部を多数形成することが必要になる。このよう
な大形コイルの個々のワイヤ(またはケーブル)セグメ
ントを直列に接続する場合、一連の接続部のうちいずれ
か1つでも欠陥があると、それが原因でコイルが全体と
して駄目になることが明らかである。
【0059】また特定の磁石の形状および構造に応じ
て、接続部を形成して多数の個別コイルを一線になるよ
うにつなぐことができる。NMR医療用途に用いるよう
に製造した磁石構造では、多数のコイルを製造し、診断
検査のために患者を通過させる通路に沿ってこれらのコ
イルを同軸方向に離して配置した。本発明を用いること
によって、個々の離れたコイルを本発明における接続部
でつなぐことができる。
【0060】本発明の特徴の一つは、本発明に従って形
成した接続部が高い電流搬送容量を有するので、電流搬
送容量が最適でない接続部であるとしても、なおかつ、
超伝導コイルに流れる非常に高い電流の流れを持続する
のに適切であり、永久モードで作動することができるこ
とである。溶媒金属および超伝導はんだが種類や性質の
異なる別々のものである必要はない。そうではなくて、
超伝導はんだ金属を溶媒金属として用いることも本発明
の範囲内に入る。従って、上述したような組成の鉛−ビ
スマス溶媒金属を用いることにより、ニオブ−チタン超
伝導フィラメントから銅マトリックス金属を溶解するこ
とができる。さらに、鉛−ビスマス溶媒金属は、前述し
たような超伝導接続部を形成する際の超伝導はんだとし
ても働く。
【0061】本発明の方法は、ワイヤ端部を銅および銅
または他の金属の合金中の埋設から解放し、解放された
フィラメントを超伝導はんだに埋設することにより、ニ
オブ−錫のような他の超伝導体を有するワイヤ−ワイヤ
接続部を形成することを包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1組の超伝導ストランドが埋設されたマトリッ
クス導体の端部を示す斜視図。
【図2】図1に示すワイヤの端部を第1液体金属に漬け
た状態を示す略図。
【図3】ワイヤ端部から延びる超伝導ストランドが解放
されているワイヤ端部を示す斜視図。
【図4】上記ワイヤの端部を第2液体金属に漬けた状態
を示す略線図。
【図5】超伝導ストランドの解放端部を接触させて形成
した接続部を示す略線図、図5Aは接続部の拡大図。
【図6】接続部を形成するためにはんだ付着ワイヤ端部
を締付ける状態にしたクランプの立面図。
【図7】図6のクランプとワイヤ端部の横断面図。
【図8】クランプがはんだ付着ワイヤ端部を締め付け終
った後の状態を示す、図7のクランプとワイヤ端部の立
面図。
【図9】図8の閉じたクランプとワイヤ端部の横断面図
である。
【符号の説明】
10 ワイヤ 14 銅本体 16 超伝導金属ストランド 18 囲い(グローブボックス) 21 クランプ 22 ワイヤ 24,26 ワイヤ端部 28 液体金属浴 34 解放されたストランド 36 液体金属はんだ浴

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超伝導ワイヤ端部の一部分において少な
    くとも1本の超伝導ストランドがマトリックス金属に埋
    設され、上記少なくとも1本の超伝導ストランドが上記
    ワイヤ端部の別の部分において上記マトリックス金属か
    ら延在し超伝導はんだ金属に埋設されて、他の超伝導ワ
    イヤ端部に接合するようになっている超伝導ワイヤ端
    部。
  2. 【請求項2】 前記ストランドの直径が50ミクロン未
    満である特許請求の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  3. 【請求項3】 上記超伝導ストランドがニオブ−チタン
    である特許請求の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  4. 【請求項4】 複数本の超伝導ストランドが上記マトリ
    ックス金属中に細いフィラメントとして埋設されている
    特許請求の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  5. 【請求項5】 上記超伝導ストランドがニオブ−チタン
    製である特許請求の範囲第4項記載のワイヤ端部。
  6. 【請求項6】 上記はんだ金属が5〜98%の鉛および
    残部のビスマスを含有する鉛−ビスマスである特許請求
    の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  7. 【請求項7】 上記はんだ金属が30〜56%のビスマ
    スおよび残部の鉛を含有する鉛−ビスマスである特許請
    求の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  8. 【請求項8】 上記マトリックス金属が銅であり、超伝
    導ストランドがニオブ−チタンであり、超伝導はんだが
    5〜98%の鉛および残部のビスマスを含有する鉛−ビ
    スマスである特許請求の範囲第1項記載のワイヤ端部。
  9. 【請求項9】 2つのマトリックス金属ワイヤ端部それ
    ぞれから延在する複数本のニオブ−チタン導体ストラン
    ドを含み、上記ストランドが超伝導はんだ金属でできた
    共通のはんだ接続部に延在してなる超伝導接続部。
  10. 【請求項10】 前記ストランド同士がはんだ金属内に
    あって実質的に接触した状態である特許請求の範囲第9
    項記載の超伝導接続部。
  11. 【請求項11】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がより合わされている特許請求の範囲第9項記載の
    超伝導接続部。
  12. 【請求項12】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がクリップでくっつけられている特許請求の範囲第
    9項記載の超伝導接続部。
  13. 【請求項13】 前記ストランドの直径が50ミクロン
    未満である特許請求の範囲第9項記載の超伝導接続部。
  14. 【請求項14】 上記マトリックス金属が銅および銅合
    金から選ばれる特許請求の範囲第9項記載の超伝導接続
    部。
  15. 【請求項15】 上記はんだ接続部が鉛とビスマスの共
    晶合金である特許請求の範囲第9項記載の超伝導接続
    部。
  16. 【請求項16】 上記超伝導はんだ金属が5〜98%の
    鉛と残部のビスマスを含有する鉛−ビスマスである特許
    請求の範囲第9項記載の超伝導接続部。
  17. 【請求項17】 上記超伝導金属が30〜56%のビス
    マスと残部の鉛を含有する鉛−ビスマスである特許請求
    の範囲第9項記載の超伝導接続部。
  18. 【請求項18】 少なくとも1本のニオブ−チタン超伝
    導体ストランドの少なくとも1本の巻き線よりなる超伝
    導コイルであって、 上記少なくとも1本の超伝導体ストランドがその長さの
    大部分にわたって金属マトリックス中に配置され、 上記超伝導体ストランドの端部にはマトリックス金属が
    存在せず、 上記端部が一緒に保持されて接触しストランド同士の接
    続を形成するとともに、該接続が鉛−ビスマス合金の同
    一凝固体内に少なくとも部分的に配置されている超伝導
    コイル。
  19. 【請求項19】 前記ストランド同士がはんだ金属内に
    あって実質的に接触した状態である特許請求の範囲第1
    8項記載のコイル。
  20. 【請求項20】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がより合わされている特許請求の範囲第18項記載
    のコイル。
  21. 【請求項21】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がクリップでくっつけられている特許請求の範囲第
    18項記載のコイル。
  22. 【請求項22】 前記ストランドの直径が50ミクロン
    未満である特許請求の範囲第18項記載のコイル。
  23. 【請求項23】 上記マトリックス金属が銅および銅合
    金から選ばれる特許請求の範囲第18項記載のコイル。
  24. 【請求項24】 上記鉛−ビスマス合金が5〜98%の
    鉛と残部のビスマスよりなる特許請求の範囲第18項記
    載のコイル。
  25. 【請求項25】 上記鉛−ビスマス合金が44〜70%
    の鉛と残部のビスマスよりなる特許請求の範囲第18項
    記載のコイル。
  26. 【請求項26】 コイルが超伝導ワイヤの少なくとも1
    巻きよりなり、上記ワイヤは多数の超伝導体フィラメン
    トが細長いマトリックス金属内を長さ方向に延在してな
    るもので、 上記コイルが少なくとも1つワイヤ同士の接続部を有
    し、 上記接続部が上記マトリックス金属から解放された上記
    超伝導体フィラメントを含み、 各ワイヤのフィラメントが超伝導はんだ金属の1つの凝
    固体中に埋設された超伝導コイル。
  27. 【請求項27】 前記ストランド同士がはんだ金属内に
    あって実質的に接触した状態である特許請求の範囲第2
    6項記載のコイル。
  28. 【請求項28】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がより合わされている特許請求の範囲第26項記載
    のコイル。
  29. 【請求項29】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がクリップでくっつけられている特許請求の範囲第
    26項記載のコイル。
  30. 【請求項30】 前記フィラメントの直径が50ミクロ
    ン未満である特許請求の範囲第26項記載のコイル。
  31. 【請求項31】 第1組のニオブ−タンタル合金ストラ
    ンドと第2組のニオブ−タンタル合金ストランドとを含
    み、上記第1組のストランドが上記第2組のストランド
    と接触して両者間に超伝導通路を形成し、上記両組のス
    トランドは実質的に錫がなく、かつ鉛−ビスマスの共通
    凝固体中に埋め込められてなる超伝導接続部。
  32. 【請求項32】 前記ストランド同士がはんだ金属内に
    あって実質的に接触した状態である特許請求の範囲第3
    1項記載の接続部。
  33. 【請求項33】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がより合されている特許請求の範囲第31項記載の
    接続部。
  34. 【請求項34】 実質的に接触している前記ストランド
    同士がクリップでくっつけられている特許請求の範囲第
    31項記載の接続部。
  35. 【請求項35】 前記ストランドの直径が50ミクロン
    未満である特許請求の範囲第31項記載の接続部。
JP5004727A 1983-12-30 1993-01-14 超伝導接続部及び超伝導コイル Expired - Fee Related JP2731098B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US567117 1983-12-30
US06/567,117 US4584547A (en) 1983-12-30 1983-12-30 Superconducting joint for superconducting wires and coils

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59275043A Division JPS60177589A (ja) 1983-12-30 1984-12-28 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05283116A true JPH05283116A (ja) 1993-10-29
JP2731098B2 JP2731098B2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=24265788

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59275043A Pending JPS60177589A (ja) 1983-12-30 1984-12-28 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法
JP5004727A Expired - Fee Related JP2731098B2 (ja) 1983-12-30 1993-01-14 超伝導接続部及び超伝導コイル

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59275043A Pending JPS60177589A (ja) 1983-12-30 1984-12-28 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (3) US4584547A (ja)
EP (1) EP0148479B1 (ja)
JP (2) JPS60177589A (ja)
DE (1) DE3484650D1 (ja)
IL (3) IL73791A (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4584547A (en) * 1983-12-30 1986-04-22 General Electric Company Superconducting joint for superconducting wires and coils
US4713878A (en) * 1984-12-05 1987-12-22 General Electric Company Mold method for superconductive joint fabrication
US4894906A (en) * 1987-12-23 1990-01-23 Nicolet Instrument Corporation Superconductive joint for multifilament superconducting and method of forming
US4901429A (en) * 1988-02-17 1990-02-20 General Electric Company Method and apparatus for making a superconducting joint
US5134040A (en) * 1990-08-01 1992-07-28 General Electric Company Melt formed superconducting joint between superconducting tapes
AU653983B2 (en) * 1991-02-25 1994-10-20 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Junction between wires employing oxide superconductors and joining method therefor
US5219832A (en) * 1991-06-18 1993-06-15 Dawei Zhou High-tc superconducting ceramic oxide products and macroscopic and microscopic methods of making the same
US5410288A (en) * 1993-01-04 1995-04-25 General Electric Company Persistent superconducting switch for a superconducting magnet for imaging human limbs
DE69938283T2 (de) * 1998-11-13 2009-03-05 International Superconductivity Technology Center Verfahren zur Herstellung einer Verbindung zwischen supraleitendem Oxyd und normalem Leiter
US6735848B1 (en) * 1999-09-24 2004-05-18 Fsu Research Foundation, Inc. Method of manufacturing a superconducting magnet
JP2001148205A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Cable Ltd 超極細銅合金線材及びその製造方法
AU2003258240A1 (en) * 2002-08-15 2004-03-03 Gmp Cardiac Care, Inc Stent-graft with rails
JP4391403B2 (ja) * 2004-12-14 2009-12-24 株式会社日立製作所 二ホウ化マグネシウム超電導線の接続構造及びその接続方法
US7649720B2 (en) * 2005-05-06 2010-01-19 Florida State University Research Foundation, Inc. Quench protection of HTS superconducting magnets
JP5387118B2 (ja) 2008-06-10 2014-01-15 東ソー株式会社 円筒形スパッタリングターゲット及びその製造方法
DE102009010112B3 (de) * 2009-02-21 2010-09-02 Bruker Eas Gmbh Verfahren zur supraleitenden Verbindung von MgB2-Supraleiterdrähten über eine MgB2-Matrix aus einem Mg-infiltrierten Borpulver-Presskörper
JP5276542B2 (ja) 2009-07-29 2013-08-28 株式会社日立製作所 超電導回路、超電導接続部の作製方法、超電導マグネット、及び、超電導マグネットの製造方法
GB2487926B (en) 2011-02-08 2013-06-19 Siemens Plc Joints with very low resistance between superconducting wires and methods for making such joints
US10755190B2 (en) 2015-12-21 2020-08-25 D-Wave Systems Inc. Method of fabricating an electrical filter for use with superconducting-based computing systems
US10374329B2 (en) * 2016-03-18 2019-08-06 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Inc. Method of making a litz wire solder termination
CN109478255B (zh) 2016-05-03 2023-10-27 D-波系统公司 用于超导电路和可扩展计算中使用的超导装置的系统和方法
JP6735619B2 (ja) * 2016-07-20 2020-08-05 日本電子株式会社 磁気共鳴測定用検出コイルの製造方法
JP6692275B2 (ja) * 2016-10-06 2020-05-13 株式会社東芝 超電導線の接続方法及び接続装置
GB2562477B (en) * 2017-05-12 2022-05-18 Oxford Instruments Nanotechnology Tools Ltd Joining method
US11105866B2 (en) 2018-06-05 2021-08-31 D-Wave Systems Inc. Dynamical isolation of a cryogenic processor
GB2574210B (en) * 2018-05-30 2022-09-28 Siemens Healthcare Ltd Superconducting joints
KR102154674B1 (ko) * 2018-09-07 2020-09-10 (주)금룡테크 초전도 선재 접합 방법
US11839164B2 (en) 2019-08-19 2023-12-05 D-Wave Systems Inc. Systems and methods for addressing devices in a superconducting circuit

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4860893A (ja) * 1971-11-30 1973-08-25
JPS5074995A (ja) * 1973-11-02 1975-06-19
JPS53113245A (en) * 1977-03-14 1978-10-03 Senju Metal Industry Co Solder alloy for attaching silver electrode reed
JPS5635267A (en) * 1979-03-08 1981-04-07 Toshiba Corp Automatic deposit machine
JPS5724636A (en) * 1980-07-23 1982-02-09 Tokai Kagaku Kogyosho:Kk Manufacture of molded zeolite adsorbent
JPS5746477A (en) * 1980-09-05 1982-03-16 Hitachi Ltd Method of producing superconductor
JPS5774983A (en) * 1980-10-25 1982-05-11 Sumitomo Electric Industries Method of connecting superconductive wire
JPS57165976A (en) * 1981-04-06 1982-10-13 Japan Atomic Energy Res Inst Method of connecting superconductive conductor
JPS60177589A (ja) * 1983-12-30 1985-09-11 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3352008A (en) * 1963-05-03 1967-11-14 Nat Res Corp Process of bonding copper foil to foil containing superconductive layer such as niobium stannide
US3262187A (en) * 1963-09-25 1966-07-26 Nat Res Corp Method of making superconductive wires
US3422529A (en) * 1963-12-09 1969-01-21 North American Rockwell Method of making a superconductive joint
US3309457A (en) * 1964-04-08 1967-03-14 Union Carbide Corp Joint for copper-coated superconductive wires
US3346351A (en) * 1964-12-17 1967-10-10 Gen Electric Superconductive connection
DE1665555C3 (de) * 1966-02-18 1975-02-27 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Supraleiter mit einer Isolation an der Oberfläche
JPS4412332B1 (ja) * 1966-07-08 1969-06-04
US3453378A (en) * 1967-01-19 1969-07-01 North American Rockwell Superconductive joint
US3449818A (en) * 1967-05-16 1969-06-17 North American Rockwell Superconductor joint
CH468095A (de) * 1967-10-13 1969-01-31 Bbc Brown Boveri & Cie Verfahren zur elektrischen Verbindung der Enden zweier Leiter, von denen mindestens einer aus einem hart-supraleitenden Material besteht, sowie eine elektrische Verbindung, hergestellt nach diesem Verfahren
US3638154A (en) * 1970-03-26 1972-01-25 Atomic Energy Commission Braided superconductor
US3895432A (en) * 1973-07-04 1975-07-22 Siemens Ag Method of electrically joining together two bimetal tubular superconductors
JPS5529135A (en) * 1978-08-21 1980-03-01 Mitsubishi Electric Corp Superconductive coil
WO1980002084A1 (en) * 1979-03-27 1980-10-02 Varian Associates Superconducting junction
DE3112372A1 (de) * 1981-03-28 1982-10-07 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Stabilisierte multifilament-supraleiter aus sproeden, vorreagierten nb(pfeil abwaerts)(pfeil abwaerts)3(pfeil abwaerts)(pfeil abwaerts)sn-filamenten in bronze-matrix
DE3141660A1 (de) * 1981-10-21 1983-05-05 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Supraleitende verbindungsstelle
JPS5913036A (ja) * 1982-02-22 1984-01-23 Natl Res Inst For Metals Cu−4族元素合金を用いたNb↓3Sn超電導線材の製造法
DE3323576A1 (de) * 1983-06-30 1985-01-10 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Extrem widerstandsarme verbindungseinrichtung zwischen den endstuecken zweier supraleiter
FR2548838B1 (fr) * 1983-07-05 1985-10-25 Centre Nat Rech Scient Procede pour realiser une connexion entre fils supraconducteurs et connexion obtenue par ce procede
JPS6028210A (ja) * 1983-07-26 1985-02-13 Toshiba Corp パルスマグネツト用超電導導体
US4631808A (en) * 1983-09-12 1986-12-30 General Electric Company Method of forming a superconductive joint between multifilament superconductors

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4860893A (ja) * 1971-11-30 1973-08-25
JPS5074995A (ja) * 1973-11-02 1975-06-19
JPS53113245A (en) * 1977-03-14 1978-10-03 Senju Metal Industry Co Solder alloy for attaching silver electrode reed
JPS5635267A (en) * 1979-03-08 1981-04-07 Toshiba Corp Automatic deposit machine
JPS5724636A (en) * 1980-07-23 1982-02-09 Tokai Kagaku Kogyosho:Kk Manufacture of molded zeolite adsorbent
JPS5746477A (en) * 1980-09-05 1982-03-16 Hitachi Ltd Method of producing superconductor
JPS5774983A (en) * 1980-10-25 1982-05-11 Sumitomo Electric Industries Method of connecting superconductive wire
JPS57165976A (en) * 1981-04-06 1982-10-13 Japan Atomic Energy Res Inst Method of connecting superconductive conductor
JPS60177589A (ja) * 1983-12-30 1985-09-11 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0148479B1 (en) 1991-05-29
US4907338A (en) 1990-03-13
IL73791A (en) 1991-06-10
JP2731098B2 (ja) 1998-03-25
US4744506A (en) 1988-05-17
IL73791A0 (en) 1985-03-31
EP0148479A3 (en) 1985-12-18
JPS60177589A (ja) 1985-09-11
IL90935A0 (en) 1990-02-09
DE3484650D1 (de) 1991-07-04
IL90935A (en) 1991-06-10
US4584547A (en) 1986-04-22
EP0148479A2 (en) 1985-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05283116A (ja) 超伝導ワイヤおよびコイルの超伝導接続部およびその製造方法
US7684839B2 (en) Connecting structure for magnesium diboride superconducting wire and a method of connecting the same
US5134040A (en) Melt formed superconducting joint between superconducting tapes
CA1245836A (en) Method of forming a superconductive joint between multifilament superconductors
US3838503A (en) Method of fabricating a composite multifilament intermetallic type superconducting wire
US5109593A (en) Method of melt forming a superconducting joint between superconducting tapes
US4713878A (en) Mold method for superconductive joint fabrication
JP3447990B2 (ja) 超電導線材の超電導接続方法および超電導接続構造
JP3866926B2 (ja) 粉末法Nb▲3▼Sn超電導線材による超電導接続構造体の製造方法
JPH10106647A (ja) 永久電流スイッチ用線材の接続構造および接続方法
JP4978186B2 (ja) 超電導線材の接続構造
JP3397038B2 (ja) 超電導線材の超電導接続方法および超電導接続構造
CA1042640A (en) Method for stabilizing a superconductor
JPH0355781A (ja) 超電導線の接続方法
Aksoy et al. Microstructure Comparison of Superconducting Joints Fabricating by Using Different Techniques
JP3257703B2 (ja) パルス又は交流用電流リード及び前記電流リードにa15型化合物超電導撚線を接続する方法
JP2022139398A (ja) 希土類系酸化物超伝導多芯線材、および、その製造方法
JPH06163248A (ja) 超電導ハイブリッドマグネット
JPS6313286B2 (ja)
JPS6251114A (ja) Nb↓3Sn超電導導体
JPH08102224A (ja) 超電導ケーブル及び複合超電導導体
JPH04315776A (ja) 超電導線材の接合方法
JPH08212845A (ja) NbAl系超電導導体とその製法及びそれを用いた超電導マグネット装置
JPH02288112A (ja) 交流用Nb↓3Sn超電導線の製造方法
JPH08102225A (ja) 超電導素線,超電導ケーブル及び複合超電導導体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971118

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees