JPH05282888A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JPH05282888A
JPH05282888A JP7792792A JP7792792A JPH05282888A JP H05282888 A JPH05282888 A JP H05282888A JP 7792792 A JP7792792 A JP 7792792A JP 7792792 A JP7792792 A JP 7792792A JP H05282888 A JPH05282888 A JP H05282888A
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JP
Japan
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data
memory
memory cell
stored
nand
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Application number
JP7792792A
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English (en)
Inventor
Yutaka Okamoto
豊 岡本
Yoshiyuki Tanaka
義幸 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、メモリセルに破壊が生じても、重
複して記憶させた各データが同時に失われず高い信頼性
を保持することを目的とする。 【構成】 複数個のページから構成されるブロックに分
割されたメモリセルアレイを備えたメモリ手段10と、
同一内容のデータをメモリ手段10の複数箇所に重複し
て記憶させる場合において、その各データが記憶される
領域が同一ブロックを共有することがないように制御す
る制御手段20とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラッシュEEPRO
M(特にNAND型EEPROM)を用いた不揮発性半
導体メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンピュータシステムの記憶装置と
して磁気ディスク装置が広く用いられてきた。しかし磁
気ディスク装置は高度に精密な機械的駆動機構を有する
ため衝撃に弱く重量もあるため可搬性に乏しい、消費電
力が大きく電池駆動が容易でない、高速アクセスができ
ない等の欠点があった。
【0003】そこで近年EEPROMを用いた半導体メ
モリ装置の開発が進められている。半導体メモリ装置は
機械的駆動部分を有しないため衝撃に強く、軽量のため
可搬性に富み、消費電力も小さいため電池駆動が容易で
あり、高速アクセスが可能であるという長所を有してい
る。
【0004】しかしEEPROMは書き込み/消去回数
において有限の寿命を有しており、その信頼性の確保に
は磁気ディスク装置には必要のなかったシステム制御が
必要となる。
【0005】EEPROMのひとつとして、高集積化が
可能なNAND型EEPROMが知られている。これ
は、複数のメモリセルをそれらのソース、ドレインを隣
接するもの同士で共有する形で直列接続して一単位と
し、ビット線に接続するものである。メモリセルは通
常、電荷蓄積層と制御ゲートが積層されたFETMOS
構造を有する。メモリセルアレイは、p型基板、又はn
型基板に形成されたp型ウェル内に集積形成される。N
AND型EEPROMのドレイン側は選択ゲートを介し
てビット線に接続され、ソース側はやはり選択ゲートを
介して、ソース線(基準電位配線)に接続される。メモ
リセルの制御ゲートは、行方向に連続的に接続されてワ
ード線となる。通常同一ワード線につながるメモリセル
の集合を1ページと呼び、一組のドレイン側及びソース
側の選択ゲートに挟まれたページの集合を1NANDブ
ロック又は単に1ブロックと呼ぶ。通常1ブロックは独
立に消去可能な最小単位となる。
【0006】NAND型EEPROMの動作は次の通り
である。データの消去は1NANDブロック内のメモリ
セルに対して同時に行われる。即ち選択されたNAND
ブロックの全ての制御ゲートを基準電位VSSとし、p型
ウェル及びn型基板に高電圧VPP(例えば20V)を印
加する。これにより、全てのメモリセルにおいて浮遊ゲ
ートから基板に電子が放出され、しきい値は負の方向に
シフトする。通常この状態を”1”状態と定義する。ま
たチップ消去は全NANDブロックを選択状態にするこ
とによりなされる。
【0007】データ書き込み動作は、ビット線から最も
離れた位置のメモリセルから順に行われる。NANDブ
ロック内の選択された制御ゲートには高電圧VPP(例え
ば20V)を印加し、他の非選択ゲートには中間電位V
M (例えば10V)を与える。またビット線にはデータ
に応じて、VSS又はVM を与える。ビット線にVSSが与
えられたとき(”0”書き込み)、その電位は選択メモ
リセルに伝達され、浮遊ゲートに電子注入が生ずる。こ
れによりその選択メモリセルのしきい値は正方向にシフ
トする。通常この状態を”0”状態と定義する。ビット
線にVM が与えられた(”1”書き込み)メモリセルに
は電子注入は起らず、従ってしきい値は変化せず負に留
まる。
【0008】データの読み出し動作はNANDブロック
内の選択されたメモリセルの制御ゲートをVSSとして、
その以外の制御ゲート及び選択ゲートをVCCとし選択メ
モリセルで電流が流れるか否かを検出することにより行
われる。
【0009】ここでは4MビットNAND型EEPRO
Mを用いたメモリ装置における従来のファイル管理領域
のデータに対するバックアップデータの記憶方法につい
て説明する。4MビットNAND型EEPROMは1ペ
ージが512バイト(1バイトは8ビット)で、1NA
NDブロックは8ページ(512×8=4Kバイト)構
成となっており、128ブロックを有する。このような
構成のメモリ装置において、従来はデータの破壊に備え
て、図5に示すように、ファイル管理領域のデータ等重
要データに対して同様の内容のバックアップデータを保
持していたが、これらの半導体メモリ素子の構造に関す
る配慮がされないため、第1のファイル管理領域と、第
2のファイル管理領域の両データは同一NANDブロッ
ク1を共有する位置に記憶されることが多かった。
【0010】しかしここでNAND型EEPROMにお
いて、動作中の破壊モードについて考える。NAND型
EEPROMでは書き込み動作中にメモリセルのトンネ
ル酸化膜に高電界が印加されるため、破壊を生じるおそ
れがある。破壊が生じた場合には同時に浮遊ゲートと制
御ゲート間の絶縁膜も破壊し、制御ゲートと基板間がシ
ョートし結果としてロウ(row)不良(1ページ不
良)となるおそれがある。NAND型EEPROMにお
いてロウ不良が発生すると、NANDブロック全体が正
常に動作しなくなる。なぜならワード線は非選択の時に
おいてもトランスファーゲートとして正しく作用する必
要があるため、1ページでも不良となるとNANDブロ
ック全体のデータが破壊される。よって同一NANDブ
ロック上に存在する両データはいずれもが破壊されてし
まいバックアップデータとしての役割を有しなくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の半
導体メモリ装置では、本来、高信頼性を確保するために
重複して記憶された両データのうちの一方のメモリセル
に破壊が発生しただけで、その両データが同時に失われ
て、装置の信頼性を著しく損なうという問題があった。
【0012】本発明は以上のような問題に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、メモリセルアレイを
構成するメモリセルに破壊が生じても、重複して記憶さ
せた各データが同時に失われることがなく高い信頼性を
保持することができる不揮発性半導体メモリ装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数個のページから構成されるブロック
に分割されたメモリセルアレイを備え、不揮発性メモリ
機能を有するメモリ手段と、同一内容のデータを前記メ
モリ手段の複数箇所に重複して記憶させる不揮発性半導
体メモリ装置において、当該各データの記憶される領域
が同一の前記ブロックを共有することがないように制御
する制御手段とを有することを要旨とする。
【0014】
【作用】上記構成において、重複して記憶させる各デー
タの領域が同一ブロックを共有することがないので、メ
モリセルアレイを構成するメモリセルに破壊が生じて
も、各データが同時に失われることがなく高い信頼性を
保持することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は、不揮発性半導体メモリ装置の構成
を示すブロック図である。本装置は、メモリ手段として
のメモリ部10とその制御手段となるコントローラ部2
0及びホストシステム40とのインターフェイス部30
からなっている。メモリ部10は、複数個のページから
なるブロックに分割されたNAND型EEPROMのメ
モリセルアレイで構成されている。
【0017】次に、上述のように構成された不揮発性半
導体メモリ装置において、コントローラ部20の制御に
よりメモリ部10の複数箇所にファイル管理領域を記憶
する例を説明する。
【0018】図2は、メモリ部10上の第1のメモリマ
ップ例を示している。この制御例では、同図に示すメモ
リマップのようにメモリ部10上に第1のファイル管理
領域と第2のファイル管理領域を確保し、残りをメモリ
領域として割り当てている。この第1及び第2の管理領
域は別々のNANDブロック1,2上に配置されるよう
にコントローラ部20によって、制御されている。
【0019】ホストシステム40からデータ読み出しの
要求があると、コントローラ部20はファイル管理領域
を参照して、ホストシステム40から示された論理アド
レスをメモリチップ内の物理アドレスに変換してアクセ
スする。このときコントローラ部20は第1及び第2の
ファイル管理領域のデータを比較し、両者が同じ内容な
らば上記ファイル管理領域のデータは破壊されず正しい
情報を保持していると判断することができる。内容が異
なる場合には、冗長ビットを参照して2つのファイル管
理領域のデータのうち一方を正しいデータとして選択す
る。
【0020】当然のことながら、ファイル管理領域はN
ANDブロックと等しい大きさを有する必要はない。図
3の第2のメモリマップ例に示すように複数個のNAN
Dブロック1〜4にわたって確保されてもよい。
【0021】また図4の第3のメモリマップ例に示すよ
うに、第1、第2及び第3のファイル管理領域を確保し
てもよい。当然この場合も3つのファイル管理領域は別
々のNANDブロック1,2,3上に配置されるよう制
御されるのはいうまでもない。この場合3つのファイル
管理領域のデータ内容を比較照合し、全てのデータが同
一であれば、正しい情報とみなし、1つのデータが他の
2つのデータと異なれば、残りの2つのデータが正しい
情報であると認識する。
【0022】そして、以上の各例に示したように、ファ
イル管理領域のデータとそのファイル管理領域のデータ
に対するバックアップデータが同一NANDブロック内
に記憶されないよう制御することによって、メモリセル
に破壊が生じても同時に各データが失われることがな
く、高い信頼性を保持することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、同一内容のデータをメモリ手段の複数箇所に記
憶させる場合において、その各データの記憶される領域
が同一のブロックを共有することがないようにしたた
め、メモリセルアレイを構成するメモリセルに破壊が生
じても、重複して記憶させた各データが同時に失われる
ことがなく高い信頼性を保持することができる。
【0024】第2に、重複して記憶するデータは、例え
ばファイル管理領域の一部の重要データ等、メモリ手段
に記憶されるデータのうちの一部分とすることにより、
重複記憶領域となるブロック数を少なくすることができ
るとともに一層高い信頼性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置の実施
例を示すブロック図である。
【図2】本実施例においてメモリ部上の第1のメモリマ
ップ例を示す図である。
【図3】本実施例においてメモリ部上の第2のメモリマ
ップ例を示す図である。
【図4】本実施例においてメモリ部上の第3のメモリマ
ップ例を示す図である。
【図5】従来例におけるメモリ部上のメモリマップを示
す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 NANDブロック 10 メモリ部(メモリ手段) 20 コントローラ部(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のページから構成されるブロック
    に分割されたメモリセルアレイを備え、不揮発性メモリ
    機能を有するメモリ手段と、同一内容のデータを前記メ
    モリ手段の複数箇所に重複して記憶させる不揮発性半導
    体メモリ装置において、当該各データの記憶される領域
    が同一の前記ブロックを共有することがないように制御
    する制御手段とを有することを特徴とする不揮発性半導
    体メモリ装置。
JP7792792A 1992-03-31 1992-03-31 不揮発性半導体メモリ装置 Pending JPH05282888A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235028A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sony Corp 情報処理装置及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
US8527733B2 (en) 2010-12-15 2013-09-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system

Cited By (3)

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US8756384B2 (en) 2004-02-23 2014-06-17 Sony Corporation Information processing device and information processing method for data recovery after failure
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