JPH05281949A - ディスプレイ制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】画面上に表示された文字を変更せず文字に関す
るアトリビュート値を変えて表示するとき、アトリビュ
ート記憶部内の記憶内容を書き換えることなく上記変更
を可能にする。 【構成】システムバス１を介して加えられる整数値を記
憶し表示アドレス発生回路２から加えられる表示アドレ
スと上述の整数値の和を取った値に変換してアトリビュ
ート記憶部５に加える表示アドレス変換回路３を設け
る。この表示アドレス変換回路３の出力が加えられる前
に、アトリビュート記憶部５には外部から表示アドレス
に対応するアトリビュート値を予め加えて記憶させてお
き、表示アドレス変換回路３の出力をアトリビュート制
御回路７に加え、キャラクタジェネレータ６から出力さ
れるキャラクタパターンをこのアトリビュート値に従っ
て処理させ、並列直列変換回路８により所定の変換を行
い画像出力部９に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はディスプレイ制御回路に
関し、特に表示アドレスに対応する文字コードデータお
よびアトリビュートデータの文字についての表示信号を
生成して画像表示装置などのディスプレイ装置に出力す
るディスプレイ制御回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来のこの種のディスプレイ制御
回路の一例を示すブロック図である。

【０００３】図３のディスプレイ制御回路はシステムバ
ス１を介して、図示されていない装置、たとえば、パー
ソナルコンピュータにより制御され画面上の表示位置を
指定する表示アドレスを出力する表示アドレス発生回路
２と、同様に上述のパーソナルコンピュータからシステ
ムバス１を介して接続されシステムバス１を介してパー
ソナルコンピュータから出力される文字コードを記憶す
る文字コード記憶部４と、文字コード記憶部４が出力す
る文字コードに対応して予め定められているキャラクタ
パターンをアトリビュート制御回路７に出力するキャラ
クタジェネレータ６と、システムバス１に接続され、こ
のシステムバスを介して前述したパーソナルコンピュー
タから与えられるアトリビュート値を記憶しておき、表
示アドレス発生回路２が出力する表示アドレスに対応し
た前述のアトリビュート値をアトリビュート制御回路７
に出力するアトリビュート記憶部５と、前述のキャラク
タパターンを入力されたアトリビュート値に従って処理
し、その処理した値を並列直列変換回路８に出力するア
トリビュート制御回路７と、パラレル信号である入力さ
れた値をシリアル信号に変換して画像表示部９に出力す
る並列直列変換回路８とから構成されており、画像表示
部９は表示アドレス発生回路２の出力する表示アドレス
で指定された画面上の表示位置に並列直列変換回路８よ
り出力される信号で表わされる文字を表示する。

【０００４】表示アドレス発生回路２から表示アドレス
が加えられる前に文字コード記憶部４内には、表示アド
レスに対応づけられてシステムバス１を介して入力され
る文字コードが記憶される。

【０００５】なお、アトリビュート値は文字の画面上で
の表示色、通常の文字表示の明るい部分と暗い部分とを
反転させる反転表示、文字を点滅して表示させる等の文
字の表示に関する属性を指定する値である。

【０００６】各表示アドレスに対応するアトリビュート
記憶部５内のアトリビュート値は表示アドレスが入力さ
れる前にシステムバス１を介して、たとえば、前述した
パーソナルコンピュータから入力されて各表示アドレス
にそれぞれ対応づけられて記憶される。

【０００７】アトリビュート制御回路７は入力されたキ
ャラクタパターンに対して制御信号として入力されるア
トリビュート値に従った処理を行い処理した値を出力す
る。

【０００８】すなわち、アトリビュート値が、たとえ
ば、点滅表示を示すものであれば、キャラクタパーンを
点滅表示するキャラクタパターンに変換してその変換し
たキャラクタパターンを出力する。アトリビュート制御
回路７からの出力は、時刻的にパラレルな値を持つ出力
である。

【０００９】図２は図１で示されている従来のこの種の
ディスプレイ制御回路および後述する本発明のディスプ
レイ制御回路により出力された信号により画像表示部９
の画面に表示される文字位置と表示アドレスとの関係を
示す説明図である。図２中の枠内の数字は表示アドレス
の値を示すもので、たとえば、図２中の数字１は画面上
の最上部で最左端の位置を示すものであり、図２中の２
０００は表示アドレス２０００を表し、表示アドレスが
２０００と指定された文字に関する画像がこの部分に表
示される。この表示位置は、画像表示部９の画面上では
最下部で最右方である。

【００１０】また、アトリビュート記憶部５について
も、この記憶部５に表示アドレスが表示アドレス発生回
路２から加えられる前に、システムバス１を介して各表
示アドレスにそれぞれ対応するアトリビュート値が加え
られ、これらの、アトリピュート値が対応する表示アド
レス値に表示される文字に関する表示属性を指定するこ
とになる。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
プレイ制御回路においては、文字コード記憶部４とアト
リビュート記憶部５とに表示アドレスに対応づけた文字
コードとアトリビュート値とをそれぞれ記憶させておく
ので、アトリビュート値のみを変更したいときには、ア
トリビュート記憶部５の各表示アドレスに対応するアト
リビュート値の内の変更すべき各アトリビュート値を、
表示アドレス発生回路２から表示アドレスが出力される
前に、システムバス１を介して、外部装置、たとえば、
パーソナルコンピュータなどから変更すべき表示アドレ
スに関するアトリビュート値をすべて文字の表示単位で
記憶させなければならず、アトリビュート値を変更すべ
き文字数が大となるのに比例してそのアトリビュート値
の変更に時間を要するという欠点を有している。

【００１２】本発明の目的は、画面上に表示された文字
に関するアトリビュート値のみを変更するとき、このア
トリビュート値の変更を短時間で行うことが可能なディ
スプレイ制御回路を提供することにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明のディスプレイ制
御回路は、外部信号によって指定された表示画面上の表
示位置を指定する表示アドレスを生成し出力する表示ア
ドレス発生回路と、外部から予め入力された文字コード
データを表示アドレスに対応して記憶し前記表示アドレ
ス発生回路から出力される表示アドレスに対応する文字
コードを出力する文字コード記憶部と、前記文字コード
記憶部が出力する文字コードをその文字コードに対応し
て予め定められているキャラクタパターンを生成し出力
するキャラクタジェネレータと、前記表示アドレスを受
信すると別途外部から入力された整数値と前記表示アド
レスの和を取りその結果の値を出力する表示アドレス変
換回路と、外部から予め指定されたアトリビュートデー
タを表示アドレスに対応づけて記憶し前記表示アドレス
変換回路の出力する値と等しい表示アドレスに対応する
アトリビュート値を出力するアトリビュート記憶部と、
前記キャラクタパターンとアトリビュート値とを入力し
入力したキャラクタパターンを前記入力されたアトリビ
ュート値に従った処理を行ないその結果をパラレル信号
として出力するアトリビュート制御回路と、前記パラレ
ル信号をシリアル信号に変換して出力する並列直列変換
回路とを備えて構成されている。

【００１４】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１５】図１は本発明のディスプレイ制御回路の一
実施例を示すブロック図である。

【００１６】本実施例のディスプレイ制御回路は、すで
に図３で説明した従来のこの種の制御回路で表示アドレ
ス発生回路２とアトリビュート記憶部５との間に表示ア
ドレス変換回路３を設けたものである。以後の説明にお
いては、図３で説明した部分については説明を省略す
る。表示アドレス変換回路３はシステムバス１を介して
外部から一定値が加えられると、表示アドレス発生回路
２から加えられる表示アドレスに対して上述した一定値
と入力された表示アドレス値との和を取りその結果を表
示アドレス値として出力する回路である。

【００１７】すでに文字コード記憶部４にシステムバス
１を介して、外部から各表示アドレスに対応した文字コ
ードが入力されて記憶され、また、アトリビュート記憶
部５にはたとえば表示アドレス１から２１６０までの対
応したアトリビュート値がシステムバス１を介して外部
から入力され記憶されているものとする。

【００１８】第１の文字表示に際しては、表示アドレス
変換回路３にシステムバス１からは出力がなく（出力
０）その状態で表示アドレス発生回路２からは表示アド
レスの値として１から２０００までの値がこの順で出力
されこのような表示アドレスに対応した文字の表示が行
われたとし、第２の文字表示に際しては、システムバス
１を介して、外部から表示アドレス変換回路３に値１６
０が加えられ、その後、表示アドレス発生回路２から表
示アドレスとして１から２０００までの値が出力された
とすると、アトリビュート記憶部５に加えられる表示ア
ドレスは１６１か２１６１までの表示アドレスに対応す
るアドレス値がアトリビュート制御回路７に出力される
ことになる。

【００１９】すなわち、表示アドレス１に対応する文字
コードについてのキャラクタパターンがアトリビュート
制御回路７に加えられるときに、表示アドレス１６１に
対応づけて記憶されているアトリビュート値がアトリビ
ュート記憶部５からアトリビュート制御回路７に出力さ
れるので、表示アドレス１に対応して第１の表示のとき
示されていた文字が表示アドレス１６１に対応するアド
レス値で与えられる属性に従って表示されることにな
る。

【００２０】たとえば、図２において、数字１から１６
０で表わされる位置に対応する表示アドレスに対応づけ
られているアトリビュート値が文字を白色で表示するこ
とを表わすものであり、表示アドレス１６１から２１６
０までのそれぞれに対応するアトリビュート値がアトリ
ビュート記憶部５内で赤色の画面表示を表わすものであ
ったとすると、第１の文字表示時には画面上の第１行目
から第２行目までの文字は白色で表示されており、第３
行目から下の文字はすべて赤色で表示されることにな
り、また、第２の表示に際しては、画面上のすべての文
字が赤色で表示されることになる。

【００２１】アトリビュート記憶部５には、一つの画面
に表示される最大の表示アドレスより十分大きい表示ア
ドレスまでそのアドレス値に対応したアトリビュート値
を記憶させておけば、画面上のそれぞれの文字表示位置
に表示する文字を変化させずに、その文字についてのア
トリビュート値に対応する文字表示アドレスを表示アド
レス変換回路３により変換させることにより簡単にアト
リビュート値を変更することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、すでに表示された
文字そのものは変更させずその文字についてのアトリビ
ュート値を変更させて表示させたいときには、本発明の
ディスプレイ制御回路は、表示アドレス変換回路により
文字コード記憶部に加えられる表示アドレス値と異る表
示アドレスをアトリビュート記憶部に加え、この加えた
表示アドレスに対応するアトリビュート値をアトリビュ
ート記憶部より出力させることにより、アトリビュート
記憶部５内のアトリビュート値を書き換えることなく、
短時間でアトリビュート値を変化させた文字を画面に表
示させることができるという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のディスプレイ制御回路の一実施例を示
すブロック図である。

【図２】図１と図３で示されている画像表示部に表示さ
れる文字位置と表示アドレスとの関係を示す説明図であ
る。

【図３】従来のこの種のディスプレイ制御回路の一例を
示すブロック図である。

【符号の説明】

１ システムバス ２ 表示アドレス発生回路 ３ 表示アドレス変換回路 ４ 文字コード記憶部 ５ アトリビュート記憶部 ６ キャラクタジェネレータ ７ アトリビュート制御回路 ８ 並列直列変換回路 ９ 画像表示部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部信号によって指定された表示画面上
   の表示位置を指定する表示アドレスを生成し出力する表
   示アドレス発生回路と、外部から予め入力された文字コ
   ードデータを表示アドレスに対応して記憶し前記表示ア
   ドレス発生回路から出力される表示アドレスに対応する
   文字コードを出力する文字コード記憶部と、前記文字コ
   ード記憶部が出力する文字コードをその文字コードに対
   応して予め定められているキャラクタパターンを生成し
   出力するキャラクタジェネレータと、前記表示アドレス
   を受信すると別途外部から入力された整数値と前記表示
   アドレスの和を取りその結果の値を出力する表示アドレ
   ス変換回路と、外部から予め指定されたアトリビュート
   データを表示アドレスに対応づけて記憶し前記表示アド
   レス変換回路の出力する値と等しい表示アドレスに対応
   するアトリビュート値を出力するアトリビュート記憶部
   と、前記キャラクタパターンとアトリビュート値とを入
   力し入力したキャラクタパターンを前記入力されたアト
   リビュート値に従った処理を行ないその結果をパラレル
   信号として出力するアトリビュート制御回路と、前記パ
   ラレル信号をシリアル信号に変換して出力する並列直列
   変換回路とを備え前記並列直列変換回路の出力を画像表
   示部に出力することを特徴とするディスプレイ制御回
   路。