JPH05281825A - カラー画像形成装置および形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置および形成方法

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JPH05281825A
JPH05281825A JP4076503A JP7650392A JPH05281825A JP H05281825 A JPH05281825 A JP H05281825A JP 4076503 A JP4076503 A JP 4076503A JP 7650392 A JP7650392 A JP 7650392A JP H05281825 A JPH05281825 A JP H05281825A
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JP
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color
black
photoconductor
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developing
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Application number
JP4076503A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Yoshio Inoue
義雄 井上
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品点数で、プラス1カラー機能とフ
ルカラー機能を両立させ、プラス1カラー機能を使う時
に、色ずれや、プリント速度の低下を招かないカラー画
像形成装置および方法を提供すること。 【構成】 前記黒用帯電器3aで一様に帯電された感光
体1表面に前記黒用画像書込手段Lkにより静電潜像を
形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置2aにより現
像するとともに、前記カラー用帯電器3bで一様に帯電
された感光体1表面に前記カラー用画像書込手段Lcに
より静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記イエロー
用、マゼンタ用およびシアン用の各カラー用現像装置2
b,2c,2dの中の2個以上のカラー用現像装置によ
り、前記各カラー用現像装置2b,2c,2d間に帯電工
程、露光工程を行うことなく、連続して現像する工程を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真を利用する複写
機、プリンターなどに関し、更に詳細には、イエロー、
マジェンタ、シアンの補色トナーを重ね合わせて任意の
カラープリントを作り出すカラー画像形成装置およびそ
の装置を用いたカラー画像形成方法に関する。q
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真装置としては、アンダー
ラインや文字の強調を目的として、黒色像に赤、青、緑
などのトナーを使って形成したカラー像を付加するプラ
ス1カラー装置と、カラー写真やイラストからの複写や
コンピュータからのカラーグラフィックス情報のプリン
トを目的として、イエロー、マジェンタ、シアン、黒の
トナーを使いフルカラー像を形成する装置とが実用化さ
れている。前者のプラス1カラー装置においては最近、
例えば特開平1−287581号で提案されている方法
を使い、2回の露光と2個の現像装置を備え、感光体上
の同一の領域に例えば黒トナーと赤トナーを現像し、1
回の転写工程で黒と赤の混合画像を得る装置が実用化さ
れており、黒トナー画像電子写真装置と同様の高速化が
はかられている。
【0003】一方、後者のフルカラー装置としては、た
とえば特開昭58−57139号のなかで記載されてい
るように、露光、帯電、現像を各色毎に繰り返し感材上
に複数色のトナーを重ね現像し一回の転写でカラープリ
ントを得る方式と、露光、帯電、現像、転写を各色毎に
繰り返しカラープリントを得る方式が実際に採用されて
いる。フルカラー装置は任意の色が出力できるので、基
本的には前記のプラス1カラー装置と同様の機能を有す
るが、現実的にはプラス1カラー機能を発揮する上で2
つの問題が存在する。
【0004】第1の問題は、フルカラー装置で赤、青、
緑などの単色を形成する為には、イエロー、マジェン
タ、シアンの補色トナー内の2色のトナーを重ね合わす
必要があり、このことから生ずる色ずれの問題である。
この色ずれはプラス1カラー機能で採られる頻度が高い
アンダーラインや文字の細線や、小数点などの小さな点
画像などで特に目立ち易い。実用化されているフルカラ
ー装置では、露光、帯電、現像の工程を各色毎に繰り返
したり、露光、帯電、現像、および転写の工程を各色毎
に繰り返す必要があるが、露光タイミングのずれ、露光
装置の振動、感光体の回転速度むらや振動等を現実的に
は完璧に抑えられない為、例えば赤の細線を再現する時
に、重ね合わすイエローとマジェンタのトナー像がずれ
て、赤の細線とならないことがある。
【0005】また感光体を4回転させるフルカラー装置
では、プリント速度が黒単色時に比べ格段に遅くなり事
務の効率化をさまたげる。単色記録と多色記録を両立さ
せる装置の提案はこれまでにもなされている。例えば特
開昭60−87361号明細には、帯電、露光、現像を
複数回繰り返すことにより、感光体に多色の記録像を形
成する多色記録装置において、2回目以降の帯電工程の
出力を選択的に制御して単色像を形成するモードと、こ
れらの単色記録像が組み合わされてなる多色記録モード
を具備した装置が提案されている。しかしこの装置にお
いては、2回目以降の帯電がオフの場合にも現像工程の
前段階では露光が行われることになっており、色ずれの
問題は、本質的には解決されていない。
【0006】また特開昭60−87361号の装置で
は、帯電出力のオン、オフにかかわらず、各現像工程間
に必ず帯電器と露光手段が介在し、感光体が各現像工程
間を移動するのに所要する時間が長すぎ、この間に感光
体の電位が暗減衰するため、本発明で提案するような同
一潜像を異なる色のトナーで連続して現像する事が困難
である。また特開昭60−76766号には、露光手段
を単一とし、感光体の1回転毎に帯電、露光、現像を繰
り返し、感光体上に多色画像を形成する装置が記載され
ているが、このような装置では、黒画像プラス1カラー
(単色像)を得るプリント速度が遅くなる。したがっ
て、プラス1カラー装置とフルカラー装置はどちらも複
数の現像装置を登載しているにもかかわらず、現時点で
はその両立が不可能となっている。
【0007】さらに本発明で提案するような同一潜像を
異なる色のトナーで連続して現像する事を困難にしてい
る要因として、現像装置の問題がある。本発明を実現す
るためには、感光体上のすでにトナーが現像されている
潜像を再現像することが必要であるが、この為にはすで
に現像されているトナー像を乱すことなく、且つトナー
が現像されたことによって減衰する現像電界でも十分に
トナーを現像できるだけの性能をもった現像装置が要求
される。
【0008】イエロー、マジェンタ、シアン等の補色ト
ナーを感光体の同一潜像上に連続して現像する画像形成
方法(本発明が提案する画像形成方法)を実現する為に
は、次の2つの性能が必要である。第1に必要な性能は
感光体上にすでに現像されているトナー像をかき乱した
り、感光体上にすでに現像されているトナーが次の現像
工程で現像装置の中に混入したりしないことである。第
2に必要な性能は、トナーが現像されたことによって減
衰する現像電界においても別色のトナーを十分に現像で
きるだけの性能である。
【0009】このような性能を得る為には、例えば特開
平1−287581に記載されているような、キャリア
が非常に弱い力で感光体に接触する現像装置や、一成分
現像においてドナーロール(現像ロール)と感光体間の
間隙距離を例えば150ミクロンメータほどに微小に設
定して、ドナーロール(現像ロール)と感光体間に強い
直流電界を発生させ、ドナーロール上のトナーを感光体
の潜像に飛翔させる方式を使った現像装置や、二成分現
像のキャリアを磁気ロール上に感光体に接触しないよう
に極薄く形成し、磁気ロールと感光体間に、すでに現像
されているトナーを乱さない程度の交流電界を発生させ
て現像を行う現像装置が提案されている。しかしなが
ら、これらの現像装置においては、同一の潜像を連続し
て現像するうえでは、現像効率がまだ多少低いところが
あった。
【0010】前記第1と第2の性能を十分に満足する現
像装置としては、例えば特開平3ー113474号で提
案されているような方法を用いた現像装置がある。この
方法は、二成分現像剤を磁気ロールに搬送して、この磁
気ロール上の現像剤中のトナーをドナーロール上に、磁
気ロールとドナーロールの間に発生させた電界によっ
て、転移させ、ドナーロールと感光体間に設置したワイ
ア電極に交流電圧を印加してドナーロール上のトナー
を、感光体とドナーロール間隙でクラウド(雲)状態と
し、トナーを感光体の潜像に飛翔せしめる現像方法であ
る。このような現像装置を使用することにより、同一の
潜像を2個以上の現像装置により連続した現像工程を繰
り返しても、すでに現像されている感光体上のトナー像
が乱されることなく2色以上のトナーを感光体の同一潜
像上に順次重ねることが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の事情に
鑑み、少ない部品点数で、プラス1カラー機能とフルカ
ラー機能を両立させ、プラス1カラー機能を使う時に、
色ずれや、プリント速度の低下を招かないカラー画像形
成装置および方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符
号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易に
するためであり、本発明の範囲を実施例に限定するため
ではない。
【0013】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明のカラー画像形成装置は、回転可能に支持された円
筒状の感光体(1)の表面に黒用画像を書き込むために
前記感光体(1)表面を一様に帯電させる黒用帯電器
(3a)、この黒用帯電器(3a)によって帯電された感
光体(1)表面に黒用の静電潜像を形成する黒用画像書
込手段(Lk)、および前記感光体(1)表面に対する
バイアス電位が印加された黒用現像ロール(22a)に
より前記黒用の静電潜像を黒色のトナーで現像する黒用
現像装置(2a)から構成される黒画像形成部材と、前
記円筒状の感光体(1)の表面にカラー用画像を書き込
むために前記感光体(1)表面を一様に帯電させる1個
のカラー用帯電器(3b)、このカラー用帯電器(3b)
によって帯電された感光体(1)表面にカラー用の静電
潜像を形成する1個のカラー用画像書込手段(Lc)、
および前記感光体(1)表面に対するバイアス電位がそ
れぞれ印加され且つ前記感光体(1)表面に非接触状態
で配置される現像ロール(22b,22c,22d)によ
り前記カラー用静電潜像をイエロー、マゼンタ、シアン
のトナーで現像するイエロー用、マゼンタ用、シアン用
の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)から構成され
るとともに、前記各カラー用現像装置(2b,2c,2
d)は、前記感光体(1)および現像ロール(22b,2
2c,22d)間に配置され且つ交流電圧が印加されたと
き現像ロール(22b,22c,22d)上のトナーを雲
状にする電極ワイヤ(24)を有するカラー画像形成部
材と、を備えたことを特徴とする。なお、本発明におい
て、前記「黒用帯電器」および「黒用画像書込手段」
は、主として黒画像形成時に使用される帯電器および画
像書込手段を意味し、場合によってはカラー画像形成時
に使用することか可能である。また、前記「カラー用帯
電器」および「カラー用画像書込手段」も同様に主とし
てカラー画像形成時に使用されるが、黒画像形成時に使
用することが可能である。また、前記画像書込手段とし
ては、レーザ光、LED、蛍光表示管等を用いた光書込
装置を使用することができる。
【0014】また、本出願の第2発明のカラー画像形成
方法は、回転可能に支持された円筒状の感光体(1)の
表面に黒用画像を書き込むために前記感光体(1)表面
を一様に帯電させる黒用帯電器(3a)、この黒用帯電
器(3a)によって帯電された感光体(1)表面に黒用
の静電潜像を形成する黒用画像書込手段(Lk)、およ
び前記感光体(1)表面に対するバイアス電位が印加さ
れた黒用現像ロール(22a)により前記黒用の静電潜
像を黒色のトナーで現像する黒用現像装置(2a)から
構成される黒画像形成部材と、前記円筒状の感光体
(1)の表面にカラー用画像を書き込むために前記感光
体(1)表面を一様に帯電させる1個のカラー用帯電器
(3b)、このカラー用帯電器(3b)によって帯電され
た感光体(1)表面にカラー用の静電潜像を形成する1
個のカラー用画像書込手段(Lc)、および前記感光体
(1)表面に対するバイアス電位がそれぞれ印加され且
つ前記感光体(1)表面に非接触状態で配置される現像
ロール(22b,22c,22d)により前記カラー用静
電潜像をイエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像す
るイエロー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像
装置(2b,2c,2d)から構成されるとともに、前記
各カラー用現像装置(2b,2c,2d)は、前記感光体
(1)および現像ロール(22b,22c,22d)間に
配置され且つ交流電圧が印加されたとき現像ロール(2
2b,22c,22d)上のトナーを雲状にする電極ワイ
ヤ(24)を有するカラー画像形成部材と、を備えたカ
ラー画像形成装置によりカラー画像を形成するカラー画
像形成方法において、前記黒用帯電器(3a)およびカ
ラー用帯電器(3b)のうちの一方の帯電器で一様に帯
電された感光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(L
k)およびカラー用画像書込手段(Lc)のうちの一方の
画像書込手段により静電潜像を形成し、前記静電潜像を
前記イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各現像装
置の中の2個以上のカラー用現像装置(2b,2c,2
d)により、前記各現像装置(2b,2c,2d)間に帯電
工程、露光工程を行うことなく、連続して現像する工程
を有することを特徴とする。
【0015】また、本出願の第3発明のカラー画像形成
方法は、回転可能に支持された円筒状の感光体(1)の
表面に黒用画像を書き込むために前記感光体(1)表面
を一様に帯電させる黒用帯電器(3a)、この黒用帯電
器(3a)によって帯電された感光体(1)表面に黒用
の静電潜像を形成する黒用画像書込手段(Lk)、およ
び前記感光体(1)表面に対するバイアス電位が印加さ
れた黒用現像ロール(22a)により前記黒用の静電潜
像を黒色のトナーで現像する黒用現像装置(2a)から
構成される黒画像形成部材と、前記円筒状の感光体
(1)の表面にカラー用画像を書き込むために前記感光
体(1)表面を一様に帯電させる1個のカラー用帯電器
(3b)、このカラー用帯電器(3b)によって帯電され
た感光体(1)表面にカラー用の静電潜像を形成する1
個のカラー用画像書込手段(Lc)、および前記感光体
(1)表面に対するバイアス電位がそれぞれ印加され且
つ前記感光体(1)表面に非接触状態で配置される現像
ロール(22b,22c,22d)により前記カラー用静
電潜像をイエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像す
るイエロー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像
装置(2b,2c,2d)から構成されるとともに、前記
各カラー用現像装置(2b,2c,2d)は、前記感光体
(1)および現像ロール(22b,22c,22d)間に
配置され且つ交流電圧が印加されたとき現像ロール(2
2b,22c,22d)上のトナーを雲状にする電極ワイ
ヤ(24)を有するカラー画像形成部材と、を備えたカ
ラー画像形成装置によりカラー画像を形成するカラー画
像形成方法において、前記感光体(1)が1回転する間
に次の(A)の工程を行うことによりプラス1カラー画
像を形成することを特徴とする。 (A) 前記黒用帯電器(3a)で一様に帯電された感
光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(Lk)により
静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置
(2a)により現像するとともに、前記カラー用帯電器
(3b)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記カ
ラー用画像書込手段(Lc)により静電潜像を形成し、
前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシア
ン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中の2
個以上のカラー用現像装置により、前記各カラー用現像
装置(2b,2c,2d)間に帯電工程、露光工程を行う
ことなく、連続して現像する工程。
【0016】また、本出願の第4発明のカラー画像形成
装置は、回転可能に支持された円筒状の感光体(1)の
表面に黒用画像を書き込むために前記感光体(1)表面
を一様に帯電させる黒用帯電器(3a)、この黒用帯電
器(3a)によって帯電された感光体(1)表面に黒用
の静電潜像を形成する黒用画像書込手段(Lk)、およ
び前記感光体(1)表面に対するバイアス電位が印加さ
れた黒用現像ロール(22a)により前記黒用の静電潜
像を黒色のトナーで現像する黒用現像装置(2a)から
構成される黒画像形成部材と、前記円筒状の感光体
(1)の表面にカラー用画像を書き込むために前記感光
体(1)表面を一様に帯電させる1個のカラー用帯電器
(3b)、このカラー用帯電器(3b)によって帯電され
た感光体(1)表面にカラー用の静電潜像を形成する1
個のカラー用画像書込手段(Lc)、および前記感光体
(1)表面に対するバイアス電位がそれぞれ印加され且
つ前記感光体(1)表面に非接触状態で配置される現像
ロール(22b,22c,22d)により前記カラー用静
電潜像をイエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像す
るイエロー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像
装置(2b,2c,2d)から構成されるとともに、前記
各カラー用現像装置(2b,2c,2d)は、前記感光体
(1)および現像ロール(22b,22c,22d)間に
配置され且つ交流電圧が印加されたとき現像ロール(2
2b,22c,22d)上のトナーを雲状にする電極ワイ
ヤ(24)を有するカラー画像形成部材と、を備えたカ
ラー画像形成装置において、前記感光体(1)が1回転
する間に次の(A)の工程を行うことによりプラス1カ
ラー画像を形成するプラス1カラー画像形成モードと、
前記感光体(1)が連続3回転する間の各1回転毎に次
の(B1),(B2),(B3)の工程を行うことにより
フルカラー画像を形成するフルカラー画像形成モードと
を備えたことを特徴とする。 (A) 前記黒用帯電器(3a)で一様に帯電された感
光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(Lk)により
静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置
(2a)により現像するとともに、前記カラー用帯電器
(3b)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記カ
ラー用画像書込手段(Lc)により静電潜像を形成し、
前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシア
ン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中の2
個以上のカラー用現像装置により、前記各カラー用現像
装置(2b,2c,2d)間に帯電工程、露光工程を行う
ことなく、連続して現像するカラー画像現像工程。 (B1) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記
黒用画像書込手段(Lk)により静電潜像を形成し、前
記静電潜像を前記黒用現像装置(2a)により現像する
とともに前記カラー用帯電器(3b)で一様に帯電され
た感光体(1)表面に前記カラー用画像書込手段(L
c)により静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記イエ
ロー用、マゼンタ用およびシアン用の各カラー用現像装
置(2b,2c,2d)の中の1個のカラー用現像装置に
より現像する工程。 (B2) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)およびカラー用帯電器(3b)のうちの一方の
帯電器で一様に帯電された感光体(1)表面に前記黒用
画像書込手段(Lk)およびカラー用画像書込手段(L
c)のうちの一方の画像書込手段により静電潜像を形成
し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用および
シアン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中
の前記(B1)で使用するカラー用現像装置以外の1個
のカラー用現像装置により現像する工程。 (B3) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)およびカラー用帯電器(3b)のうちの一方の
帯電器で一様に帯電された感光体(1)表面に前記黒用
画像書込手段(Lk)およびカラー用画像書込手段(L
c)のうちの一方の画像書込手段により静電潜像を形成
し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用および
シアン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中
の前記(B1)および(B2)で使用するカラー用現像装
置以外の1個のカラー用現像装置により現像する工程。
【0017】
【作用】前述の特徴を備えた本出願の第1発明のカラー
画像形成装置は、黒画像形成部材およびカラー画像形成
部材を備えており、それらは画像形成工程の上流側また
は下流側に分けて配置されることになるが、どちらを上
流側に配置するかは自由に定めることができる。また、
この第1発明のカラー画像形成装置は、色ずれのないプ
ラス1カラーの画像を効率良く形成できるとともに感光
体(1)を複数回回転させて1回転毎に異なる色の画像
を形成することにより、フルカラー画像も形成すること
ができる。
【0018】また、この第1発明のカラー画像形成装置
は、3色の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の間
に帯電器および画像書込手段(Lk,Lc)が設けられて
いないので、同一静電潜像を異なる色のカラー用現像装
置(2b,2c,2d)により連続して現像する際、各現
像工程間の間隔を短くすることができる。このため、感
光体(1)表面の電位が暗減衰する前に、複数色のトナ
ーによる1カラー画像を形成することができる。すなわ
ち、例えば特開昭60−87361号の装置では、帯電
出力のオン、オフにかかわらず、各現像工程間に必ず帯
電器と画像書込手段(露光手段)が介在し、感光体が各
現像工程間を移動するのに所要する時間が長すぎ、この
間に感光体の電位が暗減衰してしまう。このため、前記
特開昭60−87361号の装置では前記同一静電潜像
を異なる色のトナーで連続して現像する際、複数色のト
ナーによる1カラー画像を常に所望の色で安定して形成
することが困難であるが、この第1発明では、複数色の
トナーによる1カラー画像を常に所望の色で安定して形
成することが容易である。
【0019】前述の特徴を備えた本出願の第2発明のカ
ラー画像形成方法は、前記黒用帯電器(3a)およびカ
ラー用帯電器(3b)のうちの一方の帯電器で一様に帯
電された感光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(L
k)およびカラー用画像書込手段(Lc)のうちの一方の
画像書込手段により静電潜像を形成し、前記静電潜像を
前記イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各現像装
置の中の2個以上の現像装置により、前記各現像装置間
に帯電工程、露光工程を行うことなく、連続して現像す
る工程を有している。したがって、感光体(1)が1回
転する間に1つの静電潜像を2色以上のトナーで重ねて
現像するので、色ずれの無い任意の色の1カラー画像を
1回転の工程で形成することができる。
【0020】前述の特徴を備えた本出願の第3発明のカ
ラー画像形成方法は、前記感光体(1)が1回転する間
に次の(A)の工程を行う。 (A) 前記黒用帯電器(3a)で一様に帯電された感
光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(Lk)により
静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置
(2a)により現像するとともに、前記カラー用帯電器
(3b)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記カ
ラー用画像書込手段(Lc)により静電潜像を形成し、
前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシア
ン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中の2
個以上の現像装置により、前記各カラー用現像装置(2
b,2c,2d)間に帯電工程、露光工程を行うことな
く、連続して現像する工程。したがって、本出願の第3
発明によれば、感光体(1)が1回転する間に黒画像と
色ずれの無い任意の色のプラス1カラー画像を形成する
ことができる。
【0021】前述の特徴を備えた本出願の第4発明のカ
ラー画像形成装置は、プラス1カラー画像形成モードお
よびフルカラー画像形成モードを有し、前記プラス1カ
ラー画像形成モードでは前記感光体(1)が1回転する
間に次の(A)の工程を行う。 (A) 前記黒用帯電器(3a)で一様に帯電された感
光体(1)表面に前記黒用画像書込手段(Lk)により
静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置
(2a)により現像するとともに、前記カラー用帯電器
(3b)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記カ
ラー用画像書込手段(Lc)により静電潜像を形成し、
前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシア
ン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中の2
個以上の現像装置により、前記各カラー用現像装置(2
b,2c,2d)間に帯電工程、露光工程を行うことな
く、連続して現像するカラー画像現像工程。このプラス
1カラー画像形成モードでは前記(A)の工程により、
感光体(1)が1回転する間に黒画像と色ずれの無い任
意の1カラー像とを形成することができる。
【0022】また、この第4発明の前記フルカラー画像
形成モードでは、前記感光体(1)が連続3回転する間
の各1回転毎に次の(B1),(B2),(B3)の工程
を行う。 (B1) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)で一様に帯電された感光体(1)表面に前記
黒用画像書込手段(Lk)により静電潜像を形成し、前
記静電潜像を前記黒用現像装置(2a)により現像する
とともに前記カラー用帯電器(3b)で一様に帯電され
た感光体(1)表面に前記カラー用画像書込手段(L
c)により静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記イエ
ロー用、マゼンタ用およびシアン用の各カラー用現像装
置(2b,2c,2d)の中の1個のカラー用現像装置に
より現像する工程。 (B2) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)およびカラー用帯電器(3b)のうちの一方の
帯電器で一様に帯電された感光体(1)表面に前記黒用
画像書込手段(Lk)およびカラー用画像書込手段(L
c)のうちの一方の画像書込手段により静電潜像を形成
し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用および
シアン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中
の前記(B1)で使用する現像装置以外の1個のカラー
用現像装置により現像する工程。 (B3) 感光体(1)が1回転する間に前記黒用帯電
器(3a)およびカラー用帯電器(3b)のうちの一方の
帯電器で一様に帯電された感光体(1)表面に前記黒用
画像書込手段(Lk)およびカラー用画像書込手段(L
c)のうちの一方の画像書込手段により静電潜像を形成
し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用および
シアン用の各カラー用現像装置(2b,2c,2d)の中
の前記(B1)および(B2)で使用する現像装置以外の
1個のカラー用現像装置により現像する工程。このフル
カラー画像形成モードでは前記(B1)の工程程によ
り、感光体(1)が1回転する間に黒画像とイエロー、
マゼンタ、シアンの3色のうちのいずれか1色のカラー
画像を形成することができる。また、前記(B2),
(B3)の工程により前記3色のうちの他の2色のカラ
ー画像を形成することができる。したがって、感光体
(1)が3回転する間にフルカラー画像を形成すること
ができる。
【0023】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明のカラー画
像形成装置の実施例を説明するが、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。図1は本発明のカラー画
像形成装置の一実施例の説明図、図2は同実施例で使用
している現像装置の説明図である。図1において、円筒
状の感光体1の周囲には、合計4体の現像装置2a,2
b,2c,2dが配置されている。前記現像装置2a,2
b,2c,2dは、例えば、黒用、イエロー用、マジエン
タ用、シアン用、である。また、前記黒用現像装置2a
に対応して黒用帯電器3aが配置されていおり、前記イ
エロー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー現像装置に
対応して1個のカラー用帯電器3bが配置されている。
なお、本実施例の感光体1は有機感光体であり、帯電器
3a,3bはスコロトロン帯電器で感光体1表面を約−6
00Vに帯電させる機能を有している。
【0024】また、前記感光体1周囲には、画像書込手
段としてのレーザ光を出射するためのレーザ光発生器4
が配置されている。レーザ光発生器4は、半導体レーザ
ー(図示せず)とポリゴン回転ミラー4aを内蔵してお
り、主として黒画像の静電潜像を形成するレーザ光(す
なわち、黒用画像書込手段)Lkと、イエロー用、マゼ
ンタ用、シアン用の3色のカラー画像のそれぞれの静電
潜像を形成するレーザ光(すなわち、カラー用画像書込
手段)Lcを出射している。前記レーザ光Lk,Lcによ
って書き込まれる潜像部分の電位VL1は約−100Vと
なるように設定されている。この実施例では前記各レー
ザ光LkおよびLcは、波長780nmで画像部を書き込
む(イメージ露光を行う)ようになっており、前記各帯
電器3a,3bで帯電された感光体1の表面電位極性と同
じ極性の負電荷を持つトナーが感光体1のレーザ光照射
部に現像されるように構成されている。前記潜像部分
(電位VL1=約−100V)が現像された場合の現像画
像の電位VL2は負電荷のトナーにより約−200Vに上
昇するようになっている。なお、画像書込手段として
は、前記レーザ光の他に、LEDアレーまたは蛍光表示
管等の等の光書込装置を使用することも可能である。
【0025】現像装置2a,2b,2c,2dは、前記感光
体1表面に対する取付位置(図1では、例えば現像装置
2bは時計短針の略2時の位置、2cは略3時の位置、2
dは略4時の位置)が異なっている。このため、図1か
ら分かるように各現像装置2a,2b,2c,2dの全体の
形状すなわち現像容器(ハウジング)の形状は異なって
いるが、それらの構成要素の形状、機能は略同じであ
る。現像装置2a,2b,2c,2dは前工程の現像装置に
より現像された感光体1のトナー像が乱されたり、前工
程で現像された感光体1のトナー像が現工程の現像装置
側に逆転移されないように、感光体1表面と接触しない
非接触型の現像装置が使用されている。この非接触型の
現像装置2a,2b,2c,2dはいずれも、電極ワイヤに
より、トナー雲を形成して、潜像を現像する装置であ
り、その具体的構成については図2により後述する。
【0026】前記感光体1の周囲にはその回転方向に沿
って前記黒用現像装置2dの次に順次、転写前帯電器
6、転写帯電器7、剥離用帯電器8、クリーニング装置
9、除電露光装置10が配置されている。また、前記転
写前帯電器6および転写帯電器7間には、ペーパーガイ
ド11が配置され、前記剥離用帯電器8およびクリーニ
ング装置9間には搬送ベルト12が配置されている。
【0027】次に図2により、前記電極ワイヤでトナー
雲を形成して、潜像を現像する現像装置2について説明
する。図1に示した前記各現像装置2a,2b,2c,2d
はいずれも、図2に示す現像装置2と略同様に構成され
ている。図2において、現像装置2は所定量の現像剤を
貯蔵するためのハウジング(現像容器)21を有する。
現像ロール(ドナーロール)22および磁気ロール(ト
ナー供給ロール)23はハウジング21の内部に取り付
けられている。現像ロール22は、感光体1の移動方向
に対して同じまたは逆のいずれの方向にも回転させられ
る。同様に磁気ロール23も、現像ロール22の回転方
向に対して同じまたは逆のいずれかの方向にも回転させ
られる。図2では現像ロール22は、感光体1の移動方
向に対して逆の方向に、磁気ロール23は現像ロール2
2との近接部分が逆方向に相対移動するように回転して
いる。前記図1においては、各現像装置2a,2b,2
c,2dの現像ロールは、22a,22b,22c,22dで
示されている。
【0028】図2において、現像ロール22と感光体1
の間に、電極ワイヤ24が設置されている。電極ワイヤ
24と現像ロール22の距離は、前記電極ワイヤ24
が、現像ロール22の上に形成されるトナー層により、
自動的に現像ロール22から離される為、前記トナー層
の厚みと等しくなる。通常的には、電極ワイヤ24と現
像ロール22の距離は、5ミクロンから30ミクロン程
である。前記電極ワイヤ24の両端部は、トナー層が付
着した現像ロール22の表面を含む円筒面に対し若干内
側にあるように取り付けられている。ハウジング21に
は、キャリアとトナーからなる二成分現像剤が入れられ
ており、その現像剤は磁気ロール23の内部に固定され
た磁石の磁力により、磁気ロール23の表面に吸着さ
れ、磁気ロール23の回転によって現像ロール22の方
向に搬送される。磁気ロール23上の現像剤は途中で規
制部材27により計量され、常に一定量の現像剤が、磁
気ロール23と現像ロール22の間の領域に搬送され
る。
【0029】磁気ロール23には直流バイアス電源28
が、また現像ロール22には直流バイアス電源29が接
続されている。感光体1表面の潜像を現像する場合前記
電源28,29により磁気ロール23には約−400V
の電圧が、現像ロール22には約−300Vの電圧が印
加され、現像ロール22と磁気ロール23との間に静電
界が形成され、これにより、負(−)に帯電されたトナ
ー粒子が磁気ロール23から現像ロール22へ引き付け
られ、現像ロール22の表面には一様な厚さのトナー層
が形成される。なお、現像ロール22のバイアス電源2
9はその出力が調節可能に構成されている。
【0030】電極ワイヤ24には、交流電源30により
交流バイアス電圧が印加される。この印加された交流バ
イアス電圧により、電極ワイヤ24と現像ロール22の
間に交流電界が作られ、これにより、現像ロール22の
面からトナーが分離されて前記電極ワイヤ24の回りに
トナー雲が形成される。この交流バイアス電圧の大きさ
は、約3kHzから約15kHzの範囲の周波数でピー
ク電圧が200Vから1000V程度である。現像ロー
ル22に直流バイアス電源29から約−300Vの電圧
が印加され、現像ロール22と感光体1の間に静電界が
形成され、電極ワイヤ24の回りに形成されたトナー雲
から分離されたトナー粒子が、感光体1上に記録されて
いる潜像へ引き付けられる。電極ワイヤ24かまたは現
像ロール22上に誘電体被覆を施すと、印加交流電圧の
短絡を防止する助けとなる。
【0031】現像ロール22のトナーが現像され無くな
った部分には、再び磁気ロール23から新たなトナーが
供給されるが、この時、現像ロール22と磁気ロール2
3との間の間隔、磁気ロール23上の二成分現像剤の
量、磁気ロール23の磁気特性、現像ロール22に対す
る磁気ロール23の回転速度の比、直流バイアス電源2
8と29の電圧、二成分現像剤に含まれるキャリアの導
電度を調整して組み合わせることにより、ほぼ一定の電
荷を有する一定量のトナーを現像ロール22上に堆積さ
せることができる。オーガー32はハウジング21内に
回転可能に取り付けられ、現像剤を混合攪伴する。
【0032】前記図2で説明した現像装置2によれば、
前記現像ロール22上に形成したトナー層に接触または
近傍に配置された電極ワイヤ24に交流電圧を印加する
などの方法により、電極ワイヤ24近傍にトナー雲が形
成され、高効率の現像が達成される。この方式の現像装
置2においては、感光体1表面に、前工程で現像された
トナー像を乱すことなく、その前工程のトナー像に重ね
て次の工程のトナー像を順次現像することができる。こ
のため、図1に示すように1個の感光体1表面に、4個
の現像装置2a〜2dを配置して感光体1が1回転する間
にプラス1カラーを現像することができる。なお、この
方式の現像装置2においては、感光体1へのトナーの移
動は電極ワイヤ24近傍で行われるため、現像ロール2
2と磁気ロール23の配置に関して規制を大きく受けな
いというメリットもある。
【0033】図1において、本実施例のカラー画像形成
装置は、作動モード選択手段31と、この作動モード選
択手段31によって前記各現像装置2a,2b,2c,2
dおよびレーザ光発生器4等の各種画像形成部材の作動
を制御する制御装置32を備えている。作動モード選択
手段31は図示しない操作パネルに設けられた適当なモ
ード選択スイッチによって構成することができる。
【0034】図3は、本実施例のカラー画像形成装置の
作動モードの説明図である。また、図4はプラス1カラ
ーモードでの感光体1表面の電位の変化の説明図であ
る。図3に示すように、本実施例のカラー画像形成装置
は、プラス1カラーモードと、フルカラーモードとを備
えており、プラス1カラーモードでは、赤、青、緑の3
種類の1カラー画像を形成できるようになっている。な
お、プラス1カラーモードにおいて、イエロー用、マゼ
ンタ用、シアン用の3色のトナーを用いて前記赤、青、
緑以外の色の1カラーを形成する作動モードを持たせる
ことも可能である。
【0035】〔実施例の作用〕次に、図3,4を用い
て、本発明によるカラー画像形成装置の作用について説
明する。例えばプラス1カラーモードの1カラーとして
赤が選択された場合、すなわち、黒と赤の画像を形成す
る場合について説明する。感光体1は黒用帯電器3aで
表面電位約−600V(図4の第1帯電参照)に帯電さ
れる。半導体レーザーとポリゴン回転ミラー4aを内蔵
するレーザ光発生器4からの黒用レーザ光Lkで黒に相
当する潜像が感光体1の所定の位置に形成される。この
潜像の電位は潜像電位VL1(=約−100V、図4参
照)になる。この電位VL1(=約−100V)の潜像
は、黒用現像装置2aにより負電荷を有する黒トナーで
現像されるが、この現像後の潜像電位(すなわち第1現
像画像電位)VL2は、現像された黒トナーの負電荷によ
り、−方向に偏り、本例では約−200V(図4の第1
現像参照)になる。
【0036】次に感光体1はカラー用帯電器(図3の第
2帯電器に相当)3bにより再帯電される。例えば、ス
コロトロン帯電器から構成されるカラー用帯電器のグリ
ッド電圧に約−600Vを印加すると、感光体1表面の
第1露光照射(黒用レーザ光Lkによる照射)を受けて
いない領域は、約−630V(図4の第2帯電参照)と
なり、第1露光照射を受け第1現像により黒トナーが現
像された領域は約−570Vまで回復する。
【0037】その後レーザ光発生器4aからのカラー用
レーザ光Lcで例えば赤に相当する像が感光体1の所定
の位置に照射され(図3の赤像露光、図4の第2露光参
照)潜像が形成される。この潜像の電位はVL1(=約−
100V、図4の第2露光参照)となる。この潜像は、
前記黒用現像装置2aの場合と同様にして、イエロー用
現像装置2bのイエロートナー(約10ミクロンメート
ルの負電荷トナー)で現像される。現像後の第2露光照
射部の感光体1表面電位は負電荷トナーが有するマイナ
スの表面電位のため、VL2(=約−200V、図4の第
2現像参照)まで上昇(図4において負方向に上昇)す
る。その場合、前工程で黒トナーが現像された領域は、
前述のように−570Vまで回復しているため、イエロ
ートナーは全く現像されない。
【0038】イエロー用現像装置2bは前工程に於て黒
用現像装置2aにより現像された感光体1上の黒トナー
像が乱されたり、感光体1上の黒トナー像がイエロー用
現像装置2b側に逆転移されないように、例えば特開平
3−113474号に記載されているような工夫が施さ
れている。
【0039】次に、前記カラー用レーザ光Lcにより形
成され、前記イエロー用現像装置2bによりイエロート
ナーが現像されている赤色に相当する感光体1上の潜像
部分すなわち第1現像画像には、マゼンタ用現像装置2
cで連続してマゼンタトナー(約10ミクロンメートル
の負電荷マジェンタトナー)が現像(図3のマゼンタ現
像、図4の第3現像参照)される。
【0040】このマゼンタトナーは、感光体1の表面電
位極性と同じ極性電荷を持っており、マゼンタ用現像装
置2cは、前工程に於て黒用現像装置2aにより現像され
た感光体1上の黒トナー像、イエロー用現像装置2bに
より現像された感光体1上のイエロートナー像が乱され
たり、マゼンタ用現像装置2c側に逆転移されないよう
に、イエロー用現像装置2bと同じ工夫が施されてい
る。前記黒画像現像工程で黒トナーが現像された領域
は、前記第2帯電(図4参照)で約−570Vまで回復
している為、前記黒画像領域にはマジェンタトナーは全
く現像されない。この時点で、感光体1上には、黒トナ
ー像と、イエロートナーおよびマゼンタトナーが正確に
重なり合った1カラー像とが存在する。これらのトナー
像と感光体1は必要に応じて転写前帯電器6の照射を受
け転写に最適な状態に帯電または除電される。
【0041】その後、転写帯電器7により、ペーパーガ
イド11より進入してきた転写紙上に、感光体1上の黒
色、イエロー、マゼンタのトナーは1回の工程で転写さ
れる。転写終了後、転写紙は剥離用帯電器8により除電
され、感光体1から剥離されて搬送ベルト12により定
着装置部に搬送され定着工程が施される。定着工程によ
り、イエロートナーとマゼンタトナーが積層している部
分は赤色に発色する。すなわち、前記プラス1カラー像
を形成するイエロートナーおよびマゼンタトナーの合成
トナーは1回の転写工程で転写紙上に転写され、定着工
程を経て、合成単一色(赤色)となる。このように、同
一潜像を互いに色の異なるトナーで連続して現像するこ
とにより、全く色ずれのない、合成単一色が得られる。
転写工程終了後の感光体1上の残留トナーは、クリーニ
ング装置9によりクリーニングされ、引続き除電露光装
置10からの露光を受け、再び黒用帯電器3aによる帯
電工程にはいり、前述の全工程を繰り返し、複数枚の連
続プリントを出力する。
【0042】前述の説明は、プラス1カラー画像として
赤画像を得る場合の説明であるが、例えば青画像を得た
い場合には、マゼンタ現像装置とシアン現像装置を、ま
た緑画像を得たい場合には、イエロー現像装置とシアン
現像装置を選択して、それぞれのトナーを連続して現像
すればよい。またイエロー用、マゼンタ用、シアン用の
各カラー用の現像装置のすべてを使い、現像量を制御し
ながら、連続して現像すれば、赤、青、緑の外にも中間
的な色調を得ることも可能である。
【0043】なお、本実施例の作動モード以外に例え
ば、感光体が1回転する間に黒画像に赤、青、緑のどれ
か1色を付加するプラス1カラーモードだけでなく、更
に感光体の回転を加えて、赤、青、緑のどれか2色や、
3色すべてを感光体上に重ねていくことも可能である。
【0044】次に、図3を用いて、前記図1に示す実施
例のカラー画像形成装置がフルカラーモードで作動する
ときの作用を説明する。感光体1は黒用帯電器3aで表
面電位約−600Vに帯電される。半導体レーザーとポ
リゴン回転ミラー4aを内蔵するレーザ光発生器4から
の黒用レーザ光Lkで黒に相当する潜像が感光体1の所
定の位置に形成される。この潜像の部分の電位は潜像電
位VL1(=約−100V)になる。この電位VL1(=約
−100V)の潜像は、黒用現像装置2aにより負電荷
を有する黒トナーで現像されるが、この現像後の潜像電
位VL2は、現像された黒トナーの負電荷により、−方向
に偏り、本例では約−200Vになる。
【0045】次に感光体1はカラー用帯電器(図3の第
2帯電器に相当)3bにより再帯電される。例えば、ス
コロトロン帯電器から構成されるカラー用帯電器のグリ
ッド電圧に約−600Vを印加すると、感光体1表面の
第1露光照射(黒用レーザ光Lkによる照射)を受けて
いない領域は、約−630Vとなり、第1露光照射を受
け第1現像により黒トナーが現像された領域は約−57
0Vまで回復する。
【0046】その後レーザ光発生器4aからのカラー用
レーザ光Lcでイエローに相当する像が感光体1の所定
の位置に照射され(図3のフルカラーモードのイエロー
像露光参照)潜像が形成される。この潜像の電位はVL1
(=約−100V)となる。この潜像は、前記黒用現像
装置2aの場合と同様にして、イエロー用現像装置2bの
イエロートナー(約10ミクロンメートルの負電荷トナ
ー)で現像される。現像後の第2露光照射部の感光体1
表面電位は負電荷トナーが有するマイナスの表面電位の
ため、VL2(=約−200V)まで上昇(負方向に上
昇)する。その場合、前工程で黒トナーが現像された領
域は、前述のように−570Vまで回復しているため、
イエロートナーは全く現像されない。
【0047】次に感光体1は第2回転サイクルにはいり
カラー用帯電器(図3の第2帯電器)により再帯電(図
3の第3帯電参照)される。次に、レーザ光発生器4a
からのカラー用レーザ光Lcでマゼンタに相当する像が
感光体1の所定の位置に照射され(図3のマゼンタ像露
光参照)潜像が形成される。このマゼンタ用の潜像は、
マゼンタ用現像装置2cによりマゼンタトナー(約10
ミクロンメートルの負電荷マジェンタトナー)で現像さ
れる。
【0048】次に感光体1は第3回転サイクルにはいり
カラー用帯電器(図3の第2帯電器)により再帯電(図
3の第4帯電参照)される。次に、レーザ光発生器4a
からのカラー用レーザ光Lcでシアンに相当する像が感
光体1の所定の位置に照射され(図3のシアン像露光参
照)潜像が形成される。このシアン用の潜像は、シアン
用現像装置2dによりシアントナー(約10ミクロンメ
ートルの負電荷シアントナー)で現像される。
【0049】ここまでの工程が終了した時点で、感光体
1上には、照射像に応じた黒色、イエロー、マジェン
タ、シアンのトナー像が存在する。これらのトナー像と
感光体1は必要に応じて転写前帯電器6の照射を受け転
写に最適な状態に帯電または除電される。
【0050】その後、転写帯電器7により、ペーパーガ
イド11より進入してきた転写紙上に、感光体1上の黒
色、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーは1回の工程
で転写される。転写終了後、転写紙は剥離用帯電器8に
より除電され、感光体1から剥離されて搬送ベルト12
により定着装置部に搬送され定着工程が施される。定着
工程により、前記各カラー用トナーが発色し、フルカラ
ー画像が得られる。転写工程終了後の感光体1上の残留
トナーは、クリーニング装置9によりクリーニングさ
れ、引続き除電露光装置10からの露光を受け、再び黒
用帯電器3aによる帯電工程にはいり、前述の全工程を
繰り返し、複数枚の連続プリントを出力する。
【0051】〔変更例〕以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0052】例えば、前記図1に示す構成のカラー画像
形成装置を用いて、フルカラー画像を形成する場合、2
つの帯電器3a,3bと、2つの画像書込手段(露光装
置)Lk,Lcを利用して感光体を3回転させることで、
フルカラーを形成する代わりに、いずれか1つの帯電器
および画像書込手段のみを使用して、感光体を4回転さ
せることでフルカラー画像を形成することも可能であ
る。その場合のカラー画像形成装置の作動モードの一例
が図5に示されている。図5のフルカラーモードでの作
動では、レーザ光を一本しか使わないので、2本のレー
ザ光の照射タイミングを正確にとる必要が無くなる。ま
た、前述の実施例では、感光体1上に、黒色、イエロ
ー、マジェンタ、シアンのトナー像を形成し、1回の転
写工程で転写紙上にフルカラー画像を形成する場合につ
いて説明したが、感光体1の1回転毎に転写ドラム等を
使って転写工程を加え、転写紙上にフルカラー画像を形
成することも可能である。また前記実施例では、黒画像
形成部材の後にカラー画像形成部材を配置したが、それ
らの順序は逆にすることも可能である。
【0053】
【発明の効果】前述の構成を備えた本発明のカラー画像
形成装置は、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの現像装
置を備えているのでフルカラー画像を形成することがで
きる。また、帯電器および画像書込手段が2個づつ設け
られているので、4個づつ設けられた場合に比較して部
品点数が少ないながらも、感光体1が1回転する間に黒
画像と2色以上のカラートナーを組み合わせたカラー画
像を色ずれ無く正確に形成することができる。すなわ
ち、部品点数を少なくしながら、感光体を3回転するこ
とでフルカラーを得ることができ、また感光体を1回転
することで、色ずれのない高速のプラス1カラー画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のカラー画像形成装置の一実施
例の説明図である。
【図2】 図2は同実施例で使用している現像装置の説
明図である。
【図3】 図3は同実施例のカラー画像形成装置の作動
モードの説明図である。
【図4】 図4は同実施例のプラス1カラーモードでの
感光体1表面の電位の変化の説明図である。
【図5】 図5は作動モードの他の例の説明図である。
【符号の説明】
Lk…黒用画像書込手段、Lc…カラー用画像書込手段、
1…感光体、2a…黒用現像装置、2b,2c,2d…カラ
ー用現像装置、3a…黒用帯電器、3b…カラー用帯電
器、22a…黒用現像ロール、22b,22c,22d…カ
ラー用現像ロール、24…電極ワイヤ、
フロントページの続き (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 千原 朋義 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された円筒状の感光体の
    表面に黒用画像を書き込むために前記感光体表面を一様
    に帯電させる黒用帯電器、この黒用帯電器によって帯電
    された感光体表面に黒用の静電潜像を形成する黒用画像
    書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電位
    が印加された黒用現像ロールにより前記黒用の静電潜像
    を黒色のトナーで現像する黒用現像装置から構成される
    黒画像形成部材と、 前記円筒状の感光体の表面にカラー用画像を書き込むた
    めに前記感光体表面を一様に帯電させる1個のカラー用
    帯電器、このカラー用帯電器によって帯電された感光体
    表面にカラー用の静電潜像を形成する1個のカラー用画
    像書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電
    位がそれぞれ印加され且つ前記感光体表面に非接触状態
    で配置される現像ロールにより前記カラー用静電潜像を
    イエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像するイエロ
    ー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像装置から
    構成されるとともに、前記各カラー用現像装置は、前記
    感光体および現像ロール間に配置され且つ交流電圧が印
    加されたとき現像ロール上のトナーを雲状にする電極ワ
    イヤを有するカラー画像形成部材と、を備えたカラー画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 回転可能に支持された円筒状の感光体の
    表面に黒用画像を書き込むために前記感光体表面を一様
    に帯電させる黒用帯電器、この黒用帯電器によって帯電
    された感光体表面に黒用の静電潜像を形成する黒用画像
    書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電位
    が印加された黒用現像ロールにより前記黒用の静電潜像
    を黒色のトナーで現像する黒用現像装置から構成される
    黒画像形成部材と、 前記円筒状の感光体の表面にカラー用画像を書き込むた
    めに前記感光体表面を一様に帯電させる1個のカラー用
    帯電器、このカラー用帯電器によって帯電された感光体
    表面にカラー用の静電潜像を形成する1個のカラー用画
    像書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電
    位がそれぞれ印加され且つ前記感光体表面に非接触状態
    で配置される現像ロールにより前記カラー用静電潜像を
    イエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像するイエロ
    ー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像装置から
    構成されるとともに、前記各カラー用現像装置は、前記
    感光体および現像ロール間に配置され且つ交流電圧が印
    加されたとき現像ロール上のトナーを雲状にする電極ワ
    イヤを有するカラー画像形成部材と、を備えたカラー画
    像形成装置によりカラー画像を形成するカラー画像形成
    方法において、 前記黒用帯電器およびカラー用帯電器のうちの一方の帯
    電器で一様に帯電された感光体表面に前記黒用画像書込
    手段およびカラー用画像書込手段のうちの一方の画像書
    込手段により静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記イ
    エロー用、マゼンタ用およびシアン用の各カラー用現像
    装置の中の2個以上の現像装置により、前記各現像装置
    間に帯電工程、露光工程を行うことなく、連続して現像
    する工程を有するカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 回転可能に支持された円筒状の感光体の
    表面に黒用画像を書き込むために前記感光体表面を一様
    に帯電させる黒用帯電器、この黒用帯電器によって帯電
    された感光体表面に黒用の静電潜像を形成する黒用画像
    書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電位
    が印加された黒用現像ロールにより前記黒用の静電潜像
    を黒色のトナーで現像する黒用現像装置から構成される
    黒画像形成部材と、 前記円筒状の感光体の表面にカラー用画像を書き込むた
    めに前記感光体表面を一様に帯電させる1個のカラー用
    帯電器、このカラー用帯電器によって帯電された感光体
    表面にカラー用の静電潜像を形成する1個のカラー用画
    像書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電
    位がそれぞれ印加され且つ前記感光体表面に非接触状態
    で配置される現像ロールにより前記カラー用静電潜像を
    イエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像するイエロ
    ー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像装置から
    構成されるとともに、前記各カラー用現像装置は、前記
    感光体および現像ロール間に配置され且つ交流電圧が印
    加されたとき現像ロール上のトナーを雲状にする電極ワ
    イヤを有するカラー画像形成部材と、を備えたカラー画
    像形成装置によりカラー画像を形成するカラー画像形成
    方法において、 前記感光体が1回転する間に次の(A)の工程を行うこ
    とによりプラス1カラー画像を形成するカラー画像形成
    方法。 (A) 前記黒用帯電器で一様に帯電された感光体表面
    に前記黒用画像書込手段により静電潜像を形成し、前記
    静電潜像を前記黒用現像装置により現像するとともに、
    前記カラー用帯電器で一様に帯電された感光体表面に前
    記カラー用画像書込手段により静電潜像を形成し、前記
    静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシアン用
    の各カラー用現像装置の中の2個以上のカラー用現像装
    置により、前記各カラー用現像装置間に帯電工程、露光
    工程を行うことなく、連続して現像する工程。
  4. 【請求項4】 回転可能に支持された円筒状の感光体の
    表面に黒用画像を書き込むために前記感光体表面を一様
    に帯電させる黒用帯電器、この黒用帯電器によって帯電
    された感光体表面に黒用の静電潜像を形成する黒用画像
    書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電位
    が印加された黒用現像ロールにより前記黒用の静電潜像
    を黒色のトナーで現像する黒用現像装置から構成される
    黒画像形成部材と、 前記円筒状の感光体の表面にカラー用画像を書き込むた
    めに前記感光体表面を一様に帯電させる1個のカラー用
    帯電器、このカラー用帯電器によって帯電された感光体
    表面にカラー用の静電潜像を形成する1個のカラー用画
    像書込手段、および前記感光体表面に対するバイアス電
    位がそれぞれ印加され且つ前記感光体表面に非接触状態
    で配置される現像ロールにより前記カラー用静電潜像を
    イエロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像するイエロ
    ー用、マゼンタ用、シアン用の各カラー用現像装置から
    構成されるとともに、前記各カラー用現像装置は、前記
    感光体および現像ロール間に配置され且つ交流電圧が印
    加されたとき現像ロール上のトナーを雲状にする電極ワ
    イヤを有するカラー画像形成部材と、を備えたカラー画
    像形成装置において、 前記感光体が1回転する間に次の(A)の工程を行うこ
    とによりプラス1カラー画像を形成するプラス1カラー
    画像形成モードと、前記感光体が連続3回転する間の各
    1回転毎に次の(B1),(B2),(B3)の工程を行
    うことによりフルカラー画像を形成するフルカラー画像
    形成モードとを備えたカラー画像形成装置。 (A) 前記黒用帯電器で一様に帯電された感光体表面
    に前記黒用画像書込手段により静電潜像を形成し、前記
    静電潜像を前記黒用現像装置により現像するとともに、
    前記カラー用帯電器で一様に帯電された感光体表面に前
    記カラー用画像書込手段により静電潜像を形成し、前記
    静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ用およびシアン用
    の各カラー用現像装置の中の2個以上のカラー用現像装
    置により、前記各カラー用現像装置間に帯電工程、露光
    工程を行うことなく、連続して現像するカラー画像現像
    工程。 (B1) 感光体が1回転する間に前記黒用帯電器で一
    様に帯電された感光体表面に前記黒用画像書込手段によ
    り静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記黒用現像装置
    により現像するとともに前記カラー用帯電器で一様に帯
    電された感光体表面に前記カラー用画像書込手段により
    静電潜像を形成し、前記静電潜像を前記イエロー用、マ
    ゼンタ用およびシアン用の各カラー用現像装置の中の1
    個のカラー用現像装置により現像する工程。 (B2) 感光体が1回転する間に前記黒用帯電器およ
    びカラー用帯電器のうちの一方の帯電器で一様に帯電さ
    れた感光体表面に前記黒用画像書込手段およびカラー用
    画像書込手段のうちの一方の画像書込手段により静電潜
    像を形成し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ
    用およびシアン用の各カラー用現像装置の中の前記(B
    1)で使用するカラー用現像装置以外の1個のカラー用
    現像装置により現像する工程。 (B3) 感光体が1回転する間に前記黒用帯電器およ
    びカラー用帯電器のうちの一方の帯電器で一様に帯電さ
    れた感光体表面に前記黒用画像書込手段およびカラー用
    画像書込手段のうちの一方の画像書込手段により静電潜
    像を形成し、前記静電潜像を前記イエロー用、マゼンタ
    用およびシアン用の各カラー用現像装置の中の前記(B
    1)および(B2)で使用するカラー用現像装置以外の1
    個のカラー用現像装置により現像する工程。
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