JPH0528170U - 記録紙格納ケースカバー - Google Patents

記録紙格納ケースカバー

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JPH0528170U
JPH0528170U JP7504091U JP7504091U JPH0528170U JP H0528170 U JPH0528170 U JP H0528170U JP 7504091 U JP7504091 U JP 7504091U JP 7504091 U JP7504091 U JP 7504091U JP H0528170 U JPH0528170 U JP H0528170U
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JP
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recording paper
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roll
diameter
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JP7504091U
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English (en)
Inventor
義和 軽部
Original Assignee
中島オールプリシジヨン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ装置筺体を大型に形成してコス
トを高くするとか装置本体に無駄なスペースを設けて機
能性を低下させることなく、格納されるロール状記録紙
の径に対応させて容易に装着できる格納ケースカバーを
提供する。 【構成】 格納ケースカバー1,11,21の各々を、
一方が他方に対し回転自在とされる上面板2,12,2
2と後面板3,13,23から構成する。そして、格納
ケースカバー1,11,21の各々は、格納されるロー
ル状記録紙9,19,29の各々の径に対応して大きさ
が形成される。また、格納ケースカバー1,11,21
は、各々孔(3c、その他不図示)を有するコネクタ3
b,13b,23bを備えていて、格納部34の側板に
立設されたピン34cと上記孔との係合により、装置本
体30に係着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファクシミリ装置等に使用されるロール状記録紙の格納部を覆う格 納ケースカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展とともに、データ通信と異なり特定の記号ばかりでな く文字の書体や線画等をそのまま相手方に伝達する能力があるファクシミリ装置 が利用されるようになってきている。
【0003】 ファクシミリ装置は、送信側機で原画をスキャニングして画素に分解しそれを 電気信号に変換して電話回線等の伝送路を通して遠隔地にある受信側機に伝送し 、受信側機ではその電気信号をスキャニングして再組み立てし、送信側原画のコ ピーとして記録を得るものである。
【0004】 一般に、ファクシミリ装置の構成要素は、原稿、原稿給紙機構、読取走査部、 記録走査部及び送受信のスタートスイッチ類が設けられる操作パネル等から成り 、記録走査部においては記録を行う外部刺激としては電気、磁気、光、圧力及び 熱等の手段が用いられ、各種の記録方式が実用に供されており、それに応じて使 用される記録紙にも種類が多い。
【0005】 図3に、従来のロール状記録紙が用いられるファクシミリ装置の一構成例を示 す。例えば、原稿送信の場合は、送信原稿をファクシミリ装置40の原稿トレイ 41にセットし、付属の電話機48により送信先のFAX番号を呼び出し操作パ ネル42上の送信スタートスイッチを押して送信を開始する。受信の場合は内部 に設けられている記録走査部の記録ヘッドにより記録紙に原稿のコピーが記録さ れ、不図示の排紙機構により排紙される。
【0006】 所定の枚数の記録が行われた後は、ロール状記録紙43は交換される必要があ り、交換は格納部44の上蓋45を矢印方向に開き該格納部44の所定の場所に 格納する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記ファクシミリ装置40に使用される市販のロール状記録紙43 は、紙幅サイズ毎に巻長さが段階的に規格化されている。
【0008】 例えば、紙幅が 210mmのA4サイズのロール状記録紙は、巻長さが50m(径R 1 )、 100m(径R2 )、 200m(径R3 )のものがあり、紙幅が 257mmのB4 サイズのロール状記録紙は、巻長さが50m(径R4 )、 100m(径R5 )のもの がある。そして、巻長さに対応して各々のロール径には、R1 <R2 <R3 さら にはR4 <R5 の関係がある。
【0009】 従って、ファクシミリ装置筺体40aを例えばA4サイズで 100mの巻長さの ロール状記録紙(径R2 )を格納できる格納部44を有するような大きさに形成 すれば、この装置の格納部44には50mの巻長さのロール状記録紙(径R1 )も 格納できるが、 200mの巻長さのロール状記録紙(径R3 )は格納できない。
【0010】 そこで、 200mの巻長さのロール状記録紙(径R3 )を格納できる格納部44 を有するような大きさにファクシミリ装置筺体40aを形成すれば、それより小 径の径R1 ,R2 のロール状記録紙を格納することができる。
【0011】 しかしながら、このように大きな径のロール状記録紙43を格納できるように すれば、それより小さい径のロール状記録紙43をも格納することができるが、 この場合、格納部44をひいてはファクシミリ装置筺体40aを大型に形成しな ければならず、無駄なスペースを作ることで機能性を低下させるばかりかコスト を高くしてしまうという欠点があった。
【0012】 一方、格納部44上下をロール状記録紙43の径に合わせて段階的な大きさに 形成してファクシミリ装置筺体40aに着脱自在に装着するように設計すること も考えられるが、これでは係着機構が複雑となりコストの問題を解決できないば かりか装着も容易ではないという欠点があった。
【0013】 本考案の課題は、ファクシミリ装置筺体を大型に形成してコストを高くすると か装置本体に無駄なスペースを設けて機能性を低下させることなく、格納される ロール状記録紙の径に対応させて容易に装置本体に装着できる格納ケースカバー を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的は、一方が他方に対して回転自在に設けられる上面部材と後面部 材から成り格納されるロール状記録紙の径に対応して段階的な大きさに形成され るとともに装置本体に着脱自在に装着されることを特徴とする記録紙格納ケース カバーによって達成される。
【0015】
【作用】
使用済のロール状記録紙(芯)を装置本体の記録紙の格納部より取り出し、未 使用のロール記録紙と交換する。交換されたロール記録紙の径に対応した大きさ に形成された格納ケースカバーを選択して格納部に装着する。この場合、同径の ロール記録紙と交換する場合には、格納ケースカバーを脱装することなく装着し たまま、上面部材を開成する。
【0016】 従って、装置筺体が大型となりコストが高くなるとか無駄なスペースをとり機 能性が低下するとかがなく、格納される記録紙の径に対応させて容易に装着でき る。
【0017】
【実施例】
以下、一実施例を図1乃至図2を参照しながら説明する。 図2は、本考案に係る格納ケースカバーが装着されるファクシミリ装置の外観 斜視図であり、装置本体と格納ケースカバーとは分離されている状態を示す。
【0018】 本考案に係るファクシミリ装置30においては、使用済のロール記録紙(芯) を取り出し、例えば未使用のロール状記録紙(以下、記録紙で示す。)9を装置 筺体30aの記録紙の格納部34の所定の位置に格納したのち、該記録紙9の径 に対応した大きさに形成された格納ケースカバー1を選択し、該格納部34に係 着させる。また、原稿トレイ41、操作パネル42及び電話機48は、従来例と 同様の構成であり、説明は省略する。
【0019】 図1は、一実施例の格納ケースカバーがファクシミリ装置の記録紙の格納部に 装着されている状態を簡略化して示す概念図である。 同図に示すように、本実施例では格納ケースカバーは格納される記録紙の径に 対応させて、例えば透明プラスチックを素材として3段階の大きさに形成されて いる。即ち、実線で示される格納ケースカバー1、一点鎖線で示される格納ケー スカバー11、二点鎖線で示される格納ケースカバー21であり、実線で示され る小径の記録紙9、一点鎖線で示される中径の記録紙19、二点鎖線で示される 大径の記録紙29の各々の径に対応した大きさに形成されている。
【0020】 格納ケースカバー1は、上面板2と後面板3から形成されていて、該上面板2 と後面板3の両側方(図では一方だけを示す)には、位置をずらせて重なり合う ように記録紙9の方に向けて各々小突起板2a、3aが一体成形されている。そ して、小突起板2a、3aの各々に孔を設け、例えばリベット4を差し込み、上 面板2と後面板3とは回動自在に係止されている。
【0021】 また、後面板3の下端部の両側方(図では一方だけを示す)には、該後面板3 を格納部34に係着固定するためのコネクタ3bが一体形成されている。そして 、コネクタ3bには、格納部34の側板34b(図2参照)内側に立設された小 ピン34c(図2参照)と係合する孔3cが穿設され、格納部34の側板34b 及び底板34dに係着固定される。この場合、コネクタ3bに可撓性を持たせて おけば、コネクタ3bを格納部34に差し込むと先ずピン34cが先端部3dに 当接することでコネクタ3bが撓み、その後ピン34cが孔3cに嵌入して容易 に係着される。
【0022】 また、格納ケースカバー11も、上面板12と後面板13から成り、各々に一 体成形された小突起板12aと小突起板13aとはリベット結合により回動自在 に係止され、後面板13に一体成形されたコネクタ13bを介して、ピン34c とコネクタ13bに穿設された孔(不図示)の係合によって格納部34に係着固 定されるのであり、上面板12が屈曲された形状を有すること及びカバー全体の 大きさが異なることの点を除けば、ほぼ格納ケースカバー1と同様の構造を有す る。
【0023】 さらにまた、格納ケースカバー21も、上面板22と後面板23から成り、各 々に一体成形された小突起板22aと小突起板23aとはリベット結合により回 動自在に係止され、後面板23に一体成形されたコネクタ23bを介してピン3 4cと孔(不図示)の係合によって格納部34に係着固定されるのであり、上面 板22が屈曲された形状を有すること及びカバー全体の大きさが異なることの点 を除けば、ほぼ格納ケースカバー1と同様の構造を有している。
【0024】 格納された記録紙9は平面状に広げられて格納部34からガイド板35,35 間を通過して搬送ローラ36下まで挿入され、さらに不図示の記録ヘッドに導か れる。
【0025】 上記構成の作用を説明する。 使用済の記録紙(芯)を格納部34より取り出し未使用の記録紙(例えば記録 紙9)と交換し該格納部34に格納する。次に、交換された記録紙9の径に対応 した大きさに形成された格納ケースカバー(この場合、格納ケースカバー1)を 選択し、格納部34に装着する。
【0026】 装着は、コネクタ3bを格納部34の側板34bに沿って差し込むと、コネク タ3bは、先ず先端部3dがピン34cと当接することで、内側に撓みつつ進入 し、その後ピン34cと孔3cとが係合して後面板3は格納部34に係着される 。
【0027】 上面板2は、後面板3に対し小突起板2aと小突起板3aのリベット結合によ り回動自在に設けられているので、後面板3を格納部34cに固定したままで、 上面板2が開閉する。従って、同径の記録紙を交換する場合には、格納ケースカ バー1を脱装しなくても良く、上面板2は従来例のファクシミリ装置40におけ る上蓋45と同様の動作をする。
【0028】 格納された記録紙9は、ガイド板35,35に沿って案内され搬送ローラ36 によって平面状のまま連続的に繰り出される。記録紙の有無は図示しないが記録 紙センサで検知され、先端が所定の位置にセットされて受信待機状態に入る。受 信が始まると、記録紙9は図示しない記録ヘッドが一走査線を記録するごとにス テップ的に走行され、記録紙9上に可視像または潜像が得られる。
【0029】 上記においては、小径の記録紙9に対応する大きさに形成された格納ケースカ バー1について作用を説明したが、各々大きさを異ならせて形成した格納ケース カバー11,21の作用は格納ケースカバー1と同様であるので説明は省略する 。記録紙19,29も、記録紙9とは径を異ならせているだけなのであり、さら に言及はしない。
【0030】 このように、本実施例においては、格納される記録紙の径に合わせて、対応す る大きさに段階的に形成された格納ケースカバーの中から1つを選択して、装置 の格納部に装着することができる。即ち、格納ケースカバーを、一方が他方に対 して回動自在とされる上面板と後面板とで形成し、また記録紙の径に合わせて段 階的な大きさに形成し装置本体に着脱自在に装着できるようにしており、従来の ように装置の筺体を大型に形成するとか格納部の上下部をそのまま交換するよう に構成しているのではない。
【0031】 従って、装置全体を小型に形成できコストを低下させることができる。また、 装置の筺体に無駄なスペースを設けることもないから、機能性にも優れている。 さらに、格納ケースカバーは上面板、後面板から成るだけなので、装着も容易で ある。
【0032】 尚、上記において、格納ケースカバーは大きさを3段階としたが、記録紙の径 に対応させて多段階に形成できる。また、上面板と後面板との係止方法及び格納 ケースカバーの格納部への係着方法は上述したものに限られないことは勿論であ る。さらに、上記においてはファクシミリ装置の記録紙の格納ケースカバーにつ いて例示したが、ロール状記録紙を使用するプリンタ及び計測器等についても、 本考案は適用可能である。
【0033】
【考案の効果】
この考案によれば、ファクシミリ装置筺体を大型に形成してコストを高くする とか装置本体に無駄なスペースを設けて機能性を低下させることもなく、格納さ れるロール状記録紙の径に対応させて容易に装置本体に装着できる格納ケースカ バーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る格納ケースカバーが格納部に装着
されている状態を、簡略化して示す概念図である。
【図2】本考案に係る格納ケースカバーが装着されるフ
ァクシミリ装置の、外観斜視図である。
【図3】従来例のファクシミリ装置の外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21 格納ケースカバー 2,12,22 上面板 3,13,23 後面板 9,19,29 ロール状記録紙 30 ファクシミリ装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が他方に対して回転自在に設けられ
    る上面部材と後面部材から成り格納されるロール状記録
    紙の径に対応して段階的な大きさに形成されるとともに
    装置本体に着脱自在に装着されることを特徴とする記録
    紙格納ケースカバー。
JP7504091U 1991-09-18 1991-09-18 記録紙格納ケースカバー Withdrawn JPH0528170U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7504091U JPH0528170U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 記録紙格納ケースカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7504091U JPH0528170U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 記録紙格納ケースカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0528170U true JPH0528170U (ja) 1993-04-09

Family

ID=13564702

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7504091U Withdrawn JPH0528170U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 記録紙格納ケースカバー

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Effective date: 19951130