JPH0528129U - 2重積分型a/d変換器 - Google Patents

2重積分型a/d変換器

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JPH0528129U
JPH0528129U JP7666591U JP7666591U JPH0528129U JP H0528129 U JPH0528129 U JP H0528129U JP 7666591 U JP7666591 U JP 7666591U JP 7666591 U JP7666591 U JP 7666591U JP H0528129 U JPH0528129 U JP H0528129U
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JP
Japan
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integrator
switch
comparator
resistor
voltage
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Withdrawn
Application number
JP7666591U
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Inventor
貴史 的場
Original Assignee
横河電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウンタのクロック周波数を上げなくても、
容易に高い分解能が得られる2重積分型A/D変換器を
実現する。 【構成】 積分器と、この積分器に選択的にプラスの基
準電圧を入力する第1のスイッチおよび第1の抵抗と、
前記積分器に選択的にマイナスの基準電圧を入力する第
2のスイッチおよび第2の抵抗と、前記積分器に選択的
に未知電圧を入力する第3のスイッチおよび第3の抵抗
と、前記積分器の出力信号とア−ス電圧を比較するコン
パレ−タと、このコンパレ−タの出力信号が入力され逆
積分時間をカウントする上位カウンタと、前記コンパレ
−タの出力信号が入力され次のクロックまで逆積分する
ことにより生じる余りを積分する時間をカウントする下
位カウンタとを備えた構成としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容易に高い分解能が得られる2重積分型A/D変換器を実現するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の2重積分型A/D変換器の一例を示す構成図である。図3におい て、1は積分器であり、演算増幅器2とスイッチ3とコンデンサ4とで構成され ている。演算増幅器2の非反転入力端子はア−スに接続され、反転入力端子と出 力端子の間にはスイッチ3とコンデンサ4が並列に接続されている。この積分器 1の入力端子には直列接続されたスイッチ5と抵抗6を介してプラスの基準電圧 Vref が入力されると共に、直列接続されたスイッチ7と抵抗8を介してマイナ スの基準電圧−Vref が入力され、更に、直列接続されたスイッチ9と抵抗8を 介してアナログ未知電圧Vx が入力されている。10は演算増幅器で構成された コンパレ−タであり、非反転入力端子はア−スに接続され、反転入力端子は積分 器1の出力端子に接続され、出力端子はカウンタ11に接続されている。
【0003】 このような構成において、図4は図3の動作説明図である。スイッチ3は初期 状態ではオンで、A/D変換動作が始まるとオフになる。そして、A/D変換動 作において、スイッチ5はスイッチ7,9と連動して相補的にオン,オフ駆動さ れる。すなわち、A/D変換動作は、スイッチ5をオフにしてスイッチ7,9を オンにして、マイナスの基準電圧−Vref とアナログ未知電圧Vx の和を積分す る時間t1 と、スイッチ5をオンにしてスイッチ7,9をオフにして、プラスの 基準電圧Vref で逆積分する時間t2 とに分けられる。時間t2 をカウンタ11 で測定することにより、アナログ未知電圧Vx をデジタルデ−タに変換できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に示す2重積分型A/D変換器のような構成の場 合、分解能を向上させるためには、カウンタのクロック周波数を上げる必要があ るが、クロック周波数を無限に高くすることは回路の限界からできず、容易に分 解能を向上させることができなかった。
【0005】 本考案は上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、カウンタのクロ ック周波数を上げなくても、容易に高い分解能が得られる2重積分型A/D変換 器を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、 積分器と、 この積分器に選択的にプラスの基準電圧を入力する第1のスイッチおよび第1 の抵抗と、 前記積分器に選択的にマイナスの基準電圧を入力する第2のスイッチおよび第 2の抵抗と、 前記積分器に選択的にアナログ未知電圧を入力する第3のスイッチおよび第3 の抵抗と、 前記積分器の出力信号とア−ス電圧を比較するコンパレ−タと、 このコンパレ−タの出力信号が入力され逆積分時間をカウントする上位カウン タと、 前記コンパレ−タの出力信号が入力され次のクロックまで逆積分することによ り生じる余りを積分する時間をカウントする下位カウンタと を備えた構成としたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
通常、分解能をnビット向上させるには、クロック周波数を2n 倍するか、逆 積分時間を2n 倍する必要があるが、本考案によれば、変換時間を約nクロック 分増加させることで、これが可能になる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の2重積分型A/D変換器の一実施例を示す構成図である。なお 、図1において図3と同一要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。 図1において、積分器1の入力端子の1つに抵抗12の一端が接続され、この 抵抗12の他端にはアナログ未知電圧Vx を入力するスイッチ9が接続されてい る。また、コンパレ−タ10の出力信号は上位カウンタ13および下位カウンタ 14に入力される構成とされ、上位カウンタ13は、逆積分時間をカウントし、 下位カウンタ14は、次のクロックまで逆積分することによって生じた余りを積 分する時間をカウントするものであり、上位カウンタ13と下位カウンタ14の 出力和がA/D変換結果となる。
【0009】 図2はこのような回路の動作説明図であり、R1 =2n ・R2 (ただし、R1 :抵抗6の抵抗値、R2 :抵抗8の抵抗値、nは正の整数である。)で、上位カ ウンタ13および下位カウンタ14共に、2進カウンタの例について示している 。図2において、初期状態では、スイッチ3がオン、スイッチ5,7,9はオフ になっている。A/D変換動作が始まると、スイッチ3はオフになる。t1 の期 間は、スイッチ5,9がオン、スイッチ7がオフになり、積分器1にはVref + Vx が入力される。つまり、t1 の期間は、プラスの基準電圧Vref とアナログ 未知電圧Vx の和を積分する時間である。t2 の期間は、スイッチ7がオン、ス イッチ5,9がオフになり、積分器1には−Vref が入力される。つまり、t2 の期間は、マイナスの基準出圧−Vref で逆積分する時間であるが、このt2 の 期間は、コンパレ−タ10が反転してから、次のクロックが来るまでの時間を示 しており、上位カウンタ13はコンパレ−タ10が反転するまでのクロック数を カウントする。このt2 はクロック周期をt0 として、上位カウンタ13の値を a0 とすると、 t2 =(a0 +1)・t0 で与えられる。次に、t3 の期間は、スイッチ5がオン、スイッチ7,9がオフ になり、積分器1にはVref が入力される。つまり、t3 の期間では、プラスの 基準電圧Vref で積分する時間であり、コンパレ−タ10が反転するまでのクロ ック数を下位カウンタ14でカウントする。この値をa1 とする。ただし、0≦ a1 ≦nである。したがって、上位カウンタ13と下位カウンタ14から出力さ れる値を合わせた値a a=a0 ・2n +a1 が、本考案の装置のA/D変換結果となる。
【0010】
【考案の効果】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、通常nビット 向上させるには、クロック周波数を2n 倍するか、逆積分時間を2n 倍する必要 があるが、変換時間が約nクロック分増加させることでこれが可能となる。した がって、クロック周波数を上げることなく分解能を向上させることができる2重 積分型A/D変換器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の2重積分型A/D変換器の一実施例を
示す構成図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】従来の2重積分型A/D変換器の一例を示す構
成図である。
【図4】図3の動作説明図である。
【符号の説明】
1 積分器 2 演算増幅器 3,5,7,9 スイッチ 4 コンデンサ 6,8,12 抵抗 10 コンパレ−タ 13 上位カウンタ 14 下位カウンタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積分器と、 この積分器に選択的にプラスの基準電圧を入力する第1
    のスイッチおよび第1の抵抗と、 前記積分器に選択的にマイナスの基準電圧を入力する第
    2のスイッチおよび第2の抵抗と、 前記積分器に選択的にアナログ未知電圧を入力する第3
    のスイッチおよび第3の抵抗と、 前記積分器の出力信号とア−ス電圧を比較するコンパレ
    −タと、 このコンパレ−タの出力信号が入力され逆積分時間をカ
    ウントする上位カウンタと、 前記コンパレ−タの出力信号が入力され次のクロックま
    で逆積分することにより生じる余りを積分する時間をカ
    ウントする下位カウンタとを備えた構成としたことを特
    徴とする2重積分型A/D変換器。
JP7666591U 1991-09-24 1991-09-24 2重積分型a/d変換器 Withdrawn JPH0528129U (ja)

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JP7666591U JPH0528129U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 2重積分型a/d変換器

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JPH0528129U true JPH0528129U (ja) 1993-04-09

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ID=13611710

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JP (1) JPH0528129U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH104353A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Denso Corp A/d変換器
JP2005348324A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Canon Inc 撮像装置及び撮像システム
JP2005348325A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Canon Inc 撮像装置及び撮像システム
JP2008154292A (ja) * 2008-03-17 2008-07-03 Canon Inc 撮像装置及び撮像システム
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Effective date: 19951130