JPH05281237A - 血液凝固測定装置 - Google Patents
血液凝固測定装置Info
- Publication number
- JPH05281237A JPH05281237A JP10893492A JP10893492A JPH05281237A JP H05281237 A JPH05281237 A JP H05281237A JP 10893492 A JP10893492 A JP 10893492A JP 10893492 A JP10893492 A JP 10893492A JP H05281237 A JPH05281237 A JP H05281237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reagent
- probe
- heating block
- arm
- reaction cuvette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試薬の劣化による誤測定を防ぎ、試薬の経済
的使用を図る。 【構成】 反応キュベット4が配置された反応部2が回
転し、サンプラー6に配列された血液検体7がピペッタ
8によって検体注入位置の反応キュベット4に注入され
る。試薬分注機構20は複数種の試薬21を保持し選択
された試薬を試薬採取位置aへ位置決めする回転機構を
有する試薬トレイ22と、一定温度に保たれプローブを
保持する複数個の凹部を有するヒーティングブロック2
6と、アームの先端にプローブを着脱可能に有しプロー
ブへの試薬の吸引と吐出を行なうとともに、プローブを
試薬採取位置a、ヒーティングブロック26の位置及び
試薬分注位置の反応キュベット4の位置へ移送するアー
ム機構を有するディスペンサー24を備えている。
的使用を図る。 【構成】 反応キュベット4が配置された反応部2が回
転し、サンプラー6に配列された血液検体7がピペッタ
8によって検体注入位置の反応キュベット4に注入され
る。試薬分注機構20は複数種の試薬21を保持し選択
された試薬を試薬採取位置aへ位置決めする回転機構を
有する試薬トレイ22と、一定温度に保たれプローブを
保持する複数個の凹部を有するヒーティングブロック2
6と、アームの先端にプローブを着脱可能に有しプロー
ブへの試薬の吸引と吐出を行なうとともに、プローブを
試薬採取位置a、ヒーティングブロック26の位置及び
試薬分注位置の反応キュベット4の位置へ移送するアー
ム機構を有するディスペンサー24を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液検体を反応キュベッ
トに注入し、その上に試薬を注入して血液の凝固時間を
測定する血液凝固測定装置に関するものである。
トに注入し、その上に試薬を注入して血液の凝固時間を
測定する血液凝固測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の血液凝固測定装置では検体が注入
された反応キュベットに試薬を分注するために、フロー
方式の試薬分注機構が用いられている。図1はそのよう
な従来の血液凝固測定装置の一例を示したものである。
反応部2にはその周囲に沿って反応キュベット4が配列
され、例えば37℃に保温されて、矢印方向に回転す
る。サンプラー6に配置された検体の血液がピペッタ8
によって反応キュベット4に注入され、検体が注入され
た反応キュベット4にフロー式の試薬分注器10によっ
て試薬12がポンプ14で送られて注入される。試薬が
分注されると血液の凝固が開始され、凝固測定が行なわ
れる。試薬が冷えているときは試薬分注後すぐに、例え
ば3秒程度で凝固する場合があるので、試薬は分注する
前に例えば37℃に加熱する必要がある。図1のフロー
式分注器では予備加熱のためにヒーティングブロック1
6を設け、試薬がヒーティングブロック16を通過する
間に加熱されるようになっている。このような試薬分注
器が試薬の種類だけ用意されている。
された反応キュベットに試薬を分注するために、フロー
方式の試薬分注機構が用いられている。図1はそのよう
な従来の血液凝固測定装置の一例を示したものである。
反応部2にはその周囲に沿って反応キュベット4が配列
され、例えば37℃に保温されて、矢印方向に回転す
る。サンプラー6に配置された検体の血液がピペッタ8
によって反応キュベット4に注入され、検体が注入され
た反応キュベット4にフロー式の試薬分注器10によっ
て試薬12がポンプ14で送られて注入される。試薬が
分注されると血液の凝固が開始され、凝固測定が行なわ
れる。試薬が冷えているときは試薬分注後すぐに、例え
ば3秒程度で凝固する場合があるので、試薬は分注する
前に例えば37℃に加熱する必要がある。図1のフロー
式分注器では予備加熱のためにヒーティングブロック1
6を設け、試薬がヒーティングブロック16を通過する
間に加熱されるようになっている。このような試薬分注
器が試薬の種類だけ用意されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各試薬を用いる項目の
分析依頼の期間は定まっていないので、長い期間その項
目の分析依頼がなければ、試薬はその待機期間中ヒーテ
ィングブロック16内に滞在することになり、試薬が劣
化して誤測定の原因になる。もし劣化した試薬を廃棄す
ることにすれば試薬代が高くつく。そこで、本発明は必
要な項目の試薬のみを吸引して予備加熱することにより
試薬の劣化による誤測定を防ぎ、試薬の経済的使用を図
り、かつそれにも拘らず処理能力の低下を招かない試薬
分注機構を備えた血液凝固測定装置を提供することを目
的とするものである。
分析依頼の期間は定まっていないので、長い期間その項
目の分析依頼がなければ、試薬はその待機期間中ヒーテ
ィングブロック16内に滞在することになり、試薬が劣
化して誤測定の原因になる。もし劣化した試薬を廃棄す
ることにすれば試薬代が高くつく。そこで、本発明は必
要な項目の試薬のみを吸引して予備加熱することにより
試薬の劣化による誤測定を防ぎ、試薬の経済的使用を図
り、かつそれにも拘らず処理能力の低下を招かない試薬
分注機構を備えた血液凝固測定装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、その試薬分
注機構として複数種の試薬を保持し選択された試薬を試
薬採取位置へ位置決めする回転機構を有する試薬トレイ
と、一定温度に保たれプローブを保持する複数個の凹部
を有するヒーティングブロックと、アームの先端にプロ
ーブを着脱可能に有しプローブへの試薬の吸引と吐出を
行なうとともに、プローブを試薬採取位置、ヒーティン
グブロックの位置及び試薬分注位置の反応キュベットの
位置へ移送するアーム機構を有するディスペンサーとを
備えたものを使用する。
注機構として複数種の試薬を保持し選択された試薬を試
薬採取位置へ位置決めする回転機構を有する試薬トレイ
と、一定温度に保たれプローブを保持する複数個の凹部
を有するヒーティングブロックと、アームの先端にプロ
ーブを着脱可能に有しプローブへの試薬の吸引と吐出を
行なうとともに、プローブを試薬採取位置、ヒーティン
グブロックの位置及び試薬分注位置の反応キュベットの
位置へ移送するアーム機構を有するディスペンサーとを
備えたものを使用する。
【0005】
【作用】本発明の試薬分注機構は、必要な項目の試薬の
みを吸引して反応キュベットへ分注する直接ピペッティ
ング方式であり、選択されて試薬トレイの試薬採取位置
にある試薬をプローブに吸引し、アーム機構によってヒ
ーティングブロックへ移送してアームからプローブを取
り外し、ヒーティングブロックの凹部に保持し、試薬を
一定温度に予備加熱する。予備加熱されたプローブを再
びアームに装着し、反応キュベットの位置に移送してプ
ローブ内の試薬を反応キュベットに分注する。
みを吸引して反応キュベットへ分注する直接ピペッティ
ング方式であり、選択されて試薬トレイの試薬採取位置
にある試薬をプローブに吸引し、アーム機構によってヒ
ーティングブロックへ移送してアームからプローブを取
り外し、ヒーティングブロックの凹部に保持し、試薬を
一定温度に予備加熱する。予備加熱されたプローブを再
びアームに装着し、反応キュベットの位置に移送してプ
ローブ内の試薬を反応キュベットに分注する。
【0006】この場合、試薬をプローブに吸引し、ヒー
ティングブロックに保持し、反応キュベットに分注する
動作を一連のものとしてその項目の分析依頼があったと
きに順次行なうものとすれば、仮りに吸引、プローブの
移動及び分注に4秒を要し、ヒーティングブロックでの
予備加熱に20秒を要するとすれば、1回の試薬分注に
24秒が必要となり、処理能力は150テスト/時間と
なって処理能力が低下する。そこで、分析項目は前もっ
てわかるので、必要な試料を予めプローブ内に吸引し、
ヒーティングブロックに保持して予備加熱しておく。予
備加熱された試薬を反応キュベットに分注する順番にな
ると、プローブを再度アームに装着し、反応キュベット
に移送してプローブ内の試薬を分注する。この場合、ヒ
ーティングブロックにプローブを出入れするのに6秒か
かったとしても吸引、プローブの移動及び分注も含めて
合計10秒となり、360テスト/時間の処理能力にな
る。
ティングブロックに保持し、反応キュベットに分注する
動作を一連のものとしてその項目の分析依頼があったと
きに順次行なうものとすれば、仮りに吸引、プローブの
移動及び分注に4秒を要し、ヒーティングブロックでの
予備加熱に20秒を要するとすれば、1回の試薬分注に
24秒が必要となり、処理能力は150テスト/時間と
なって処理能力が低下する。そこで、分析項目は前もっ
てわかるので、必要な試料を予めプローブ内に吸引し、
ヒーティングブロックに保持して予備加熱しておく。予
備加熱された試薬を反応キュベットに分注する順番にな
ると、プローブを再度アームに装着し、反応キュベット
に移送してプローブ内の試薬を分注する。この場合、ヒ
ーティングブロックにプローブを出入れするのに6秒か
かったとしても吸引、プローブの移動及び分注も含めて
合計10秒となり、360テスト/時間の処理能力にな
る。
【0007】
【実施例】図2は一実施例を表わす。図1と同一部分に
は同一の符号を使用する。反応キュベット4が配置され
た反応部2が回転し、サンプラー6に配列された血液検
体7がピペッタ8によって検体注入位置の反応キュベッ
ト4に注入される。試薬分注機構20は複数種の試薬2
1を保持し選択された試薬を試薬採取位置aへ位置決め
する回転機構を有する試薬トレイ22と、一定温度に保
たれプローブを保持する複数個の凹部を有するヒーティ
ングブロック26と、アームの先端にプローブを着脱可
能に有しプローブへの試薬の吸引と吐出を行なうととも
に、プローブを試薬採取位置a、ヒーティングブロック
26の位置及び試薬分注位置の反応キュベット4の位置
へ移送するアーム機構を有するディスペンサー24を備
えている。
は同一の符号を使用する。反応キュベット4が配置され
た反応部2が回転し、サンプラー6に配列された血液検
体7がピペッタ8によって検体注入位置の反応キュベッ
ト4に注入される。試薬分注機構20は複数種の試薬2
1を保持し選択された試薬を試薬採取位置aへ位置決め
する回転機構を有する試薬トレイ22と、一定温度に保
たれプローブを保持する複数個の凹部を有するヒーティ
ングブロック26と、アームの先端にプローブを着脱可
能に有しプローブへの試薬の吸引と吐出を行なうととも
に、プローブを試薬採取位置a、ヒーティングブロック
26の位置及び試薬分注位置の反応キュベット4の位置
へ移送するアーム機構を有するディスペンサー24を備
えている。
【0008】図3はヒーティングブロック26を示す。
ヒーティングブロック26には複数個の凹部28が設け
られ、各凹部28には1つずつのプローブ30が嵌め込
まれて保持される。ヒーティングブロック26は一定温
度、例えば37℃に保たれている。ディスペンサー24
のアームの先端に装着され、試薬が吸引されたプローブ
30がアーム機構によりヒーティングブロック26上に
移送され、プローブ30がアーム機構から取り外されて
凹部28に嵌め込まれる。
ヒーティングブロック26には複数個の凹部28が設け
られ、各凹部28には1つずつのプローブ30が嵌め込
まれて保持される。ヒーティングブロック26は一定温
度、例えば37℃に保たれている。ディスペンサー24
のアームの先端に装着され、試薬が吸引されたプローブ
30がアーム機構によりヒーティングブロック26上に
移送され、プローブ30がアーム機構から取り外されて
凹部28に嵌め込まれる。
【0009】図4(A)はディスペンサー24のアーム
の先端にプローブ30を着脱可能に装着する機構と、プ
ローブ30を詳細に示したものである。プローブ30の
上部にはディスペンサーのアームの先端に装着するため
の溝32が形成されており、ディスペンサーのアームの
先端に設けられたノブ34にはプローブ30の上端部が
嵌め込まれる凹部36が形成されている。凹部36の内
側にプローブの溝32に嵌め込まれるボール37がバネ
38で内側方向に押された状態で取りつけられている。
39はバネ38を押すねじである。
の先端にプローブ30を着脱可能に装着する機構と、プ
ローブ30を詳細に示したものである。プローブ30の
上部にはディスペンサーのアームの先端に装着するため
の溝32が形成されており、ディスペンサーのアームの
先端に設けられたノブ34にはプローブ30の上端部が
嵌め込まれる凹部36が形成されている。凹部36の内
側にプローブの溝32に嵌め込まれるボール37がバネ
38で内側方向に押された状態で取りつけられている。
39はバネ38を押すねじである。
【0010】プローブ30の上端にはプローブに試薬を
吸引し、吐出するとともに試薬が洩れるのを防ぐストッ
パーとなる弁40がバネ42によって上方向に押された
状態でパッキン46によりプローブ30に保持されてい
る。弁40には図4(B)に示されるように側方に穴4
4があけられており、プローブ30がノブ34に装着さ
れていない状態ではその穴44はパッキン46によって
閉じられている。アームの先端のノブ34の凹部中央部
には弁40を押す凸部48が設けられ、中心には試薬の
吸引と吐出を行なうためにポンプにつながる穴50が設
けられている。プローブ30がノブの凹部36に嵌め込
まれた状態で、図4(C)に示されるように凸部48が
弁40を押し下げ、穴44がパッキン46からずれるの
で、その穴を通ってプローブ30内に水を供給して試薬
21を吐出したり、プローブ30に試薬を吸引できるよ
うになる。プローブ30にはプローブをノブ34から取
り外すときにレバーで押さえるツバ50が設けられてい
る。
吸引し、吐出するとともに試薬が洩れるのを防ぐストッ
パーとなる弁40がバネ42によって上方向に押された
状態でパッキン46によりプローブ30に保持されてい
る。弁40には図4(B)に示されるように側方に穴4
4があけられており、プローブ30がノブ34に装着さ
れていない状態ではその穴44はパッキン46によって
閉じられている。アームの先端のノブ34の凹部中央部
には弁40を押す凸部48が設けられ、中心には試薬の
吸引と吐出を行なうためにポンプにつながる穴50が設
けられている。プローブ30がノブの凹部36に嵌め込
まれた状態で、図4(C)に示されるように凸部48が
弁40を押し下げ、穴44がパッキン46からずれるの
で、その穴を通ってプローブ30内に水を供給して試薬
21を吐出したり、プローブ30に試薬を吸引できるよ
うになる。プローブ30にはプローブをノブ34から取
り外すときにレバーで押さえるツバ50が設けられてい
る。
【0011】図4(A)はプローブ30内に試薬21が
吸引された状態を示している。試薬21は空気層54を
介して水層56の後退と前進によって吸引と吐出がなさ
れる。試薬21を吸引する前の状態ではプローブ30の
内側が水56で満たされており、試薬を吸引するときは
空気層54を僅かに吸引した後プローブ30を試薬に浸
して試薬を吸引する。試薬を反応キュベットに吐出する
ときは再び水56がプローブ30内に満たされる。
吸引された状態を示している。試薬21は空気層54を
介して水層56の後退と前進によって吸引と吐出がなさ
れる。試薬21を吸引する前の状態ではプローブ30の
内側が水56で満たされており、試薬を吸引するときは
空気層54を僅かに吸引した後プローブ30を試薬に浸
して試薬を吸引する。試薬を反応キュベットに吐出する
ときは再び水56がプローブ30内に満たされる。
【0012】図5はプローブ30をヒーティングブロッ
ク26に保持する状態を示したものである。アームの先
端に装着されたプローブ30をヒーティングブロック2
6の凹部に嵌め込み、アームの先端に水平方向に移動可
能に設けられたレバー58を破線のようにプローブのツ
バ50に係合させた状態でアームを上方向に引き上げる
ことによりプローブ30をアームから外し、ヒーティン
グブロック26に保持する。プローブ30を再びアーム
に装着するときは、アームをプローブ30上に下げてき
てノブ34のボール37をプローブの溝32に嵌め込
み、レバー58をツバ50から離した状態でプローブ3
0を引き上げる。
ク26に保持する状態を示したものである。アームの先
端に装着されたプローブ30をヒーティングブロック2
6の凹部に嵌め込み、アームの先端に水平方向に移動可
能に設けられたレバー58を破線のようにプローブのツ
バ50に係合させた状態でアームを上方向に引き上げる
ことによりプローブ30をアームから外し、ヒーティン
グブロック26に保持する。プローブ30を再びアーム
に装着するときは、アームをプローブ30上に下げてき
てノブ34のボール37をプローブの溝32に嵌め込
み、レバー58をツバ50から離した状態でプローブ3
0を引き上げる。
【0013】本実施例の動作について説明する。分析依
頼のあった項目の試薬をディスペンサー24でプローブ
30に吸引し、そのプローブ30をヒーティングブロッ
ク26に移送し凹部28に嵌め込んだ後、レバー58を
プローブ30のツバ50を押えながらアームを引き上げ
てプローブ30をワームから外し、ヒーティングブロッ
ク26に保持する。いくつかの試薬についてこの動作を
繰り返してそれぞれの試薬を吸引したプローブ30をヒ
ーティングブロック26に保持する。ヒーティングブロ
ック26ではプローブ30中の試薬は一定温度に予備加
熱される。予備加熱され試薬が反応キュベットに分注さ
れる時刻になるとアームがそのプローブ30上に下降し
てきてアーム先端のノブ34にプローブ30が嵌め込ま
れて固着される。プローブ30を反応キュベット上に移
送し、ディスペンサー24によってその試薬を吐出す
る。プローブ30をアームに着脱可能装着する機構は図
4に示されたものに限定されるものではなく、着脱可能
な使い捨て方式のチップ(プローブ)を用いる試薬分注
機構で従来から採用されている機構とすることもでき
る。
頼のあった項目の試薬をディスペンサー24でプローブ
30に吸引し、そのプローブ30をヒーティングブロッ
ク26に移送し凹部28に嵌め込んだ後、レバー58を
プローブ30のツバ50を押えながらアームを引き上げ
てプローブ30をワームから外し、ヒーティングブロッ
ク26に保持する。いくつかの試薬についてこの動作を
繰り返してそれぞれの試薬を吸引したプローブ30をヒ
ーティングブロック26に保持する。ヒーティングブロ
ック26ではプローブ30中の試薬は一定温度に予備加
熱される。予備加熱され試薬が反応キュベットに分注さ
れる時刻になるとアームがそのプローブ30上に下降し
てきてアーム先端のノブ34にプローブ30が嵌め込ま
れて固着される。プローブ30を反応キュベット上に移
送し、ディスペンサー24によってその試薬を吐出す
る。プローブ30をアームに着脱可能装着する機構は図
4に示されたものに限定されるものではなく、着脱可能
な使い捨て方式のチップ(プローブ)を用いる試薬分注
機構で従来から採用されている機構とすることもでき
る。
【0014】
【発明の効果】本発明では試薬を着脱可能なプローブに
吸引し、そのプローブをヒーティングブロックに保持し
て予備加熱するようにしたので、試薬の劣化による誤測
定を防止し、試薬の経済性を向上させることができる。
また分析項目の試薬を予め吸引して予備加熱しておくこ
とにより処理能力の低下を防ぐことができる。さらに、
試薬とプローブを専用化しておけば試薬間のコンタミネ
ーションも防ぐことができる。
吸引し、そのプローブをヒーティングブロックに保持し
て予備加熱するようにしたので、試薬の劣化による誤測
定を防止し、試薬の経済性を向上させることができる。
また分析項目の試薬を予め吸引して予備加熱しておくこ
とにより処理能力の低下を防ぐことができる。さらに、
試薬とプローブを専用化しておけば試薬間のコンタミネ
ーションも防ぐことができる。
【図1】従来の血液凝固測定装置を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図3】一実施例におけるヒーティングブロックを示す
断面図である。
断面図である。
【図4】一実施例におけるプローブの着脱機構を示す図
であり、(A)は断面図、(B)はプローブの弁を示す
断面図、(C)は開状態の弁を示す断面図である。
であり、(A)は断面図、(B)はプローブの弁を示す
断面図、(C)は開状態の弁を示す断面図である。
【図5】ヒーティングブロックでのプローブの着脱を示
す断面図である。
す断面図である。
2 反応部 4 反応キュベット 6 サンプラー 7 検体 8 ピペッタ 21 試薬 22 試薬トレイ 24 ディスペンサー 26 ヒーティングブロック 30 プローブ
Claims (1)
- 【請求項1】 反応キュベットが配列され、反応キュベ
ット内の血液検体の凝固時間を測定する反応部と、反応
キュベット内に血液検体を注入する検体サンプリング機
構と、検体が注入された反応キュベットに試薬を注入す
る試薬分注機構とを少なくとも備えた血液凝固測定装置
において、前記試薬分注機構は、複数種の試薬を保持し
選択された試薬を試薬採取位置へ位置決めする回転機構
を有する試薬トレイと、一定温度に保たれプローブを保
持する複数個の凹部を有するヒーティングブロックと、
アームの先端にプローブを着脱可能に有しプローブへの
試薬の吸引と吐出を行なうとともに、プローブを試薬採
取位置、ヒーティングブロックの位置及び試薬分注位置
の反応キュベットの位置へ移送するアーム機構を有する
ディスペンサーとを備えていることを特徴とする血液凝
固測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893492A JPH05281237A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 血液凝固測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893492A JPH05281237A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 血液凝固測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05281237A true JPH05281237A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14497360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10893492A Pending JPH05281237A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 血液凝固測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05281237A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177948A (ja) * | 1999-11-18 | 2006-07-06 | Richard A Carl | 分配ヘッドにピペットチップを装填するための手段を有する分配装置 |
JP2010139333A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Beckman Coulter Inc | 分注装置、試薬分注装置、自動分析装置、液体分注方法、および試薬分注方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10893492A patent/JPH05281237A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177948A (ja) * | 1999-11-18 | 2006-07-06 | Richard A Carl | 分配ヘッドにピペットチップを装填するための手段を有する分配装置 |
JP4482521B2 (ja) * | 1999-11-18 | 2010-06-16 | パーキンエルマー エルエーエス, インコーポレイテッド | 分配ヘッドにピペットチップを装填するための手段を有する分配装置 |
JP2010139333A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Beckman Coulter Inc | 分注装置、試薬分注装置、自動分析装置、液体分注方法、および試薬分注方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4387076A (en) | Sample feeding arrangement | |
CA2392943C (en) | Chemistry system for a clinical analyzer | |
US4785677A (en) | Pipetting device having an automatic mechanism for replacing nozzle tips | |
US5555920A (en) | Method and apparatus for aliquotting blood serum or blood plasma | |
JP2003098185A (ja) | 臨床分析器のための補助試料供給器 | |
JP2001343392A (ja) | 液体分注装置及びそれを用いた自動分析装置 | |
US3525592A (en) | Sampling and diluting apparatus | |
JP3659164B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP5148205B2 (ja) | 試料流体の表面張力を均一化する方法 | |
JPH05281237A (ja) | 血液凝固測定装置 | |
JP2005249585A (ja) | 自動分析装置及び分析方法 | |
JP2590688Y2 (ja) | 血液凝固分析装置 | |
JPS62299769A (ja) | 分注器 | |
JPH06289032A (ja) | 自動分析装置の分注方法および分注システム | |
JPH02236455A (ja) | 自動免疫測定装置の発光試薬注入装置 | |
JP2001174465A (ja) | 血液凝固分析装置 | |
US11090645B2 (en) | Solution jetting device and method of controlling jet of solution | |
JPH0835969A (ja) | 便潜血用自動分析装置 | |
JP3952182B2 (ja) | 分注器における液面検出方法 | |
JPS59182368A (ja) | 多項目自動分析装置の分注機構 | |
JPS58113761A (ja) | 自動分析装置のサンプル分注方法 | |
JPH06289033A (ja) | 生化学分析方法 | |
EP4445151A1 (en) | Apparatus and process for performing lateral flow tests | |
JPH0680175U (ja) | 血液凝固測定装置 | |
JPH02245665A (ja) | 自動生化学分析装置 |