JPH05280823A - 二重効用吸収冷凍機 - Google Patents
二重効用吸収冷凍機Info
- Publication number
- JPH05280823A JPH05280823A JP10866792A JP10866792A JPH05280823A JP H05280823 A JPH05280823 A JP H05280823A JP 10866792 A JP10866792 A JP 10866792A JP 10866792 A JP10866792 A JP 10866792A JP H05280823 A JPH05280823 A JP H05280823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature regenerator
- high temperature
- low temperature
- heat exchanger
- ranging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 二重効用吸収冷凍機において、全体高さの低
減を図る。 【構成】 高温熱交換器の上流側に絞り機構を設けた。 【効果】 絞り機構により高温再生器から低温再生器へ
の液柱高さを低く設計することができる。
減を図る。 【構成】 高温熱交換器の上流側に絞り機構を設けた。 【効果】 絞り機構により高温再生器から低温再生器へ
の液柱高さを低く設計することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は二重効用吸収冷凍機の熱
効率の改善に関するものである。
効率の改善に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は二重効用吸収冷凍機の概略構造を
示したもので、１は室内冷房ユニット等に冷水を循環さ
せる負荷配管、２は屋外クーリングタワー等から冷却水
を導入する冷却水配管であり、バーナ３の加熱により高
温再生器４で発生する冷媒蒸気（水蒸気）と吸収剤（リ
チウム塩類）の中濃度溶液とが気液分離器５で分離し、
冷媒蒸気は低温再生器６の加熱管を通って溶液を加熱し
たのち、溶液から放出された冷媒蒸気と共に凝縮器７で
冷却されて冷媒液（水）に戻り、更に蒸発器８の管束上
に散布されて、負荷回路１の冷水を冷却すると共に自身
は蒸発し、吸収器９で冷却されて溶液に吸収される。一
方、中濃度溶液は気液分離器５から高温熱交換器１０を
通って低温再生器６へ送られ、上記冷媒蒸気による加熱
で高濃度に濃縮されたのち、更に低温熱交換器１１を通
って吸収器９へ送られ、蒸発器８からの冷媒蒸気を吸収
して稀溶液となる。この稀溶液は、低温熱交換器１１及
び高温熱交換器１０で加熱されながら、溶液ポンプ１２
によって高温再生器４へ圧送される。
示したもので、１は室内冷房ユニット等に冷水を循環さ
せる負荷配管、２は屋外クーリングタワー等から冷却水
を導入する冷却水配管であり、バーナ３の加熱により高
温再生器４で発生する冷媒蒸気（水蒸気）と吸収剤（リ
チウム塩類）の中濃度溶液とが気液分離器５で分離し、
冷媒蒸気は低温再生器６の加熱管を通って溶液を加熱し
たのち、溶液から放出された冷媒蒸気と共に凝縮器７で
冷却されて冷媒液（水）に戻り、更に蒸発器８の管束上
に散布されて、負荷回路１の冷水を冷却すると共に自身
は蒸発し、吸収器９で冷却されて溶液に吸収される。一
方、中濃度溶液は気液分離器５から高温熱交換器１０を
通って低温再生器６へ送られ、上記冷媒蒸気による加熱
で高濃度に濃縮されたのち、更に低温熱交換器１１を通
って吸収器９へ送られ、蒸発器８からの冷媒蒸気を吸収
して稀溶液となる。この稀溶液は、低温熱交換器１１及
び高温熱交換器１０で加熱されながら、溶液ポンプ１２
によって高温再生器４へ圧送される。
【０００３】上記の動作中、高温再生器４で約１６０℃
に加熱され中濃度に濃縮された吸収液は、高温熱交換器
１０において約９０℃の稀溶液を約１４０〜１５０℃ま
で加熱して自身は約９０℃まで冷却され、更に低温再生
器６で１６０℃の冷媒蒸気によって加熱濃縮されるので
あるが、このとき気液分離器５内の圧力は約７６０ｍｍ
Ｈｇ、低温再生器６内は約７０ｍｍＨｇで、この圧力差
の大部分は、気液分離器５から低温再生器６に至る配管
１４における最下部と低温再生器６との間の液柱高さ、
及び低温再生器６の入り口付近に設けられたオリフィス
あるいは絞り弁等の絞り機構１３によって維持されてい
る。そのため充分な液柱高さを確保する必要がり、これ
が冷凍機全体の小型化のための大きな障害となってい
た。
に加熱され中濃度に濃縮された吸収液は、高温熱交換器
１０において約９０℃の稀溶液を約１４０〜１５０℃ま
で加熱して自身は約９０℃まで冷却され、更に低温再生
器６で１６０℃の冷媒蒸気によって加熱濃縮されるので
あるが、このとき気液分離器５内の圧力は約７６０ｍｍ
Ｈｇ、低温再生器６内は約７０ｍｍＨｇで、この圧力差
の大部分は、気液分離器５から低温再生器６に至る配管
１４における最下部と低温再生器６との間の液柱高さ、
及び低温再生器６の入り口付近に設けられたオリフィス
あるいは絞り弁等の絞り機構１３によって維持されてい
る。そのため充分な液柱高さを確保する必要がり、これ
が冷凍機全体の小型化のための大きな障害となってい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の構成において、冷凍機全体の高さの低減するために、
配管１４において液柱高さを低くしても、高温再生器４
から低温再生器６への冷媒蒸気抜けによって熱効率の低
下が起きないような構造を提供することを目的とするも
のである。
の構成において、冷凍機全体の高さの低減するために、
配管１４において液柱高さを低くしても、高温再生器４
から低温再生器６への冷媒蒸気抜けによって熱効率の低
下が起きないような構造を提供することを目的とするも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による二重効用吸
収冷凍機は、図１に示すように、高温再生器１０から高
温熱交換器４を経て低温再生器６に至る吸収液配管１４
の低温再生器６の入り口に絞り機構１３を設けると共
に、高温熱交換器１０の上流側にも絞り機構１５を設け
た点に特徴を有するものである。
収冷凍機は、図１に示すように、高温再生器１０から高
温熱交換器４を経て低温再生器６に至る吸収液配管１４
の低温再生器６の入り口に絞り機構１３を設けると共
に、高温熱交換器１０の上流側にも絞り機構１５を設け
た点に特徴を有するものである。
【０００６】
【作用】絞り機構１５により従来必要としていた液柱高
さによる圧力差を確保できるため、冷凍機全体の小型
化、特に高さの低減が可能となる。
さによる圧力差を確保できるため、冷凍機全体の小型
化、特に高さの低減が可能となる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示したもので、高
温熱交換器１０の上流側に絞り機構１５を設けた点以外
の構成については、図２の従来例と変わらないので説明
を省略する。実際には高温熱交換器１０の上流側に、気
液分離器５から低温再生器６に至る中濃度配管１４のＵ
字状最低部１６を設け、この最低部付近に絞り弁１５を
設けることにより、気液分離器５と低温再生器６との圧
力差が、絞り機構１３の前後の圧力差と、絞り機構１５
の前後の圧力差と、Ｕ字部１６から低温再生器６の液面
までの液柱とで分担され、気液分離器５から溶液に混入
して降下してくる気泡は、このＵ字部１６を越えられな
いようにしている。
温熱交換器１０の上流側に絞り機構１５を設けた点以外
の構成については、図２の従来例と変わらないので説明
を省略する。実際には高温熱交換器１０の上流側に、気
液分離器５から低温再生器６に至る中濃度配管１４のＵ
字状最低部１６を設け、この最低部付近に絞り弁１５を
設けることにより、気液分離器５と低温再生器６との圧
力差が、絞り機構１３の前後の圧力差と、絞り機構１５
の前後の圧力差と、Ｕ字部１６から低温再生器６の液面
までの液柱とで分担され、気液分離器５から溶液に混入
して降下してくる気泡は、このＵ字部１６を越えられな
いようにしている。
【０００８】
【発明の効果】本発明は上述のように、高温再生器１０
から高温熱交換器４を経て低温再生器６に至る溶液配管
１４の高温熱交換器１０の上流側に絞り機構１５を設け
るという極めて簡単な構成によって、熱効率を低減する
ことなく、高温再生器４から低温再生器６に至る溶液配
管の必要液柱高さを低くでき、機械全体の小型コンパク
ト化を図ることができるという利点がある。
から高温熱交換器４を経て低温再生器６に至る溶液配管
１４の高温熱交換器１０の上流側に絞り機構１５を設け
るという極めて簡単な構成によって、熱効率を低減する
ことなく、高温再生器４から低温再生器６に至る溶液配
管の必要液柱高さを低くでき、機械全体の小型コンパク
ト化を図ることができるという利点がある。
【図１】本考案の一実施例の概略構成図。
【図２】従来例の概略構成図。
１ 負荷配管 ２ 冷却水配管 ３ バーナ ４ 高温再生器 ５ 気液分離器 ６ 低温再生器 ７ 凝縮器 ８ 蒸発器 ９ 吸収器 １０ 高温熱交換器 １１ 低温熱交換器 １２ 溶液ポンプ １３ 絞り機構 １４ 中濃度溶液配管 １５ 絞り機構 １６ Ｕ字状最低部
Claims (1)
- 【請求項１】 高温再生器から高温熱交換器を経て低温
再生器に至る吸収液配管の低温再生器入り口に絞り機構
を設けると共に、高温熱交換器の上流側に絞り機構を設
けたことを特徴とする二重効用吸収冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10866792A JPH05280823A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 二重効用吸収冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10866792A JPH05280823A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 二重効用吸収冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05280823A true JPH05280823A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14490632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10866792A Pending JPH05280823A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 二重効用吸収冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05280823A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100449970B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2004-10-01 | 최호순 | 이중 효용형 흡수식 냉동기 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10866792A patent/JPH05280823A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100449970B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2004-10-01 | 최호순 | 이중 효용형 흡수식 냉동기 |
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