JPH05280763A - 脱臭装置付空気調和機 - Google Patents

脱臭装置付空気調和機

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JPH05280763A
JPH05280763A JP4079490A JP7949092A JPH05280763A JP H05280763 A JPH05280763 A JP H05280763A JP 4079490 A JP4079490 A JP 4079490A JP 7949092 A JP7949092 A JP 7949092A JP H05280763 A JPH05280763 A JP H05280763A
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JP
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deodorizing
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JP4079490A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Ogino
強 荻野
Kenichi Kakita
健一 柿田
Ichiro Sugioka
一郎 杉岡
Toshio Mamiya
寿夫 間宮
Masazou Taura
方三 田浦
Kazuo Hashimoto
一夫 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空気調和機内の脱臭、殺菌および
空気調和機による室内の脱臭に関するもので、脱臭触媒
被覆層を有したヒータを空気調和機本体内に配設し、制
御回路によりヒータの通電制御をすることにより脱臭触
媒被覆層を活性化し、人体に有害な物質を出すことな
く、省スペースで安価な脱臭装置付空気調和機を提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 室内機本体21のフィルター25と熱交換機
26の間に、脱臭触媒被覆層30aを有する発熱器30
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機内の脱臭及
び殺菌並びに空気調和機による室内の脱臭に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の脱臭装置としては、
例えば特開平1−169247号公報の様にオゾン発生
装置にて行っていた。
【0003】以下図19から図20を参照しながら従来
の脱臭装置付空気調和機について説明する。
【0004】図19は従来の脱臭装置付空気調和機の室
内機正面図で、パネル2およびフィルター5を除いた状
態の内部概略図。図20は図19のA−A線断面概略図
である。
【0005】図19、図20において1は室内機本体、
2はパネルであり室内機本体1の正面上部に設けられて
いる。3は室内機本体1及びパネル2の上部に設けられ
た空気の吸込口である。4は室内機本体1内にあり空気
を加熱または冷却するための熱交換器である。5は熱交
換器4の前面に配設されたフィルターであり、吸込口3
から吸い込まれた空気中のほこりやごみをフィルター5
により取り除く。
【0006】6は室内機本体1内部に設けられたクロス
フローファンであり、駆動モータ7により駆動し、吸込
口3より吸い込まれた空気をフィルター5及び熱交換器
4を通過させ、冷風又は温風を室内機本体1下部に設け
られた吹き出し口8より吹き出す。9はドレンパンであ
り、冷房および除湿運転時に熱交換器4に発生するドレ
ン水を受けるものである。
【0007】10はオゾン発生器であり、フィルター5
と熱交換器4の間に配設されている。11は電装箱であ
り、その内部に室内機を運転、制御する基板や、オゾン
発生器10を制御する基板などが組み込まれている。
【0008】以上のように構成された従来の脱臭装置付
空気調和機について以下にその動作を説明する。
【0009】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン6により、室内の空気は吸込口3か
ら吸い込まれ、フィルター6、熱交換器4、および吹き
出し口8より室内へ吹き出され循環する。この際オゾン
発生器10に通電するとオゾンが発生し、フィルター6
を通過した空気は、オゾン発生器10より発生したオゾ
ンにより脱臭される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、高濃度のオゾンは人体に有害であり、
室内に放出する場合においては厚生省の労働環境衛生基
準である0.1PPM以下に抑える必要がある。このた
め、オゾン発生器より発生したオゾンのうち脱臭処理後
の残ったオゾンの処理に、分解フィルターを設けると
か、マイコン制御によりオゾン発生量をコントロールす
る必要があり、衛生上の不具合とともに、スペース的に
も、コスト的にも問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、人体
に有害な物質を出すことなく、省スペースで安価な、脱
臭装置付空気調和機を提供することを第一の目的として
いる。 また、メンテナンスを必要とせず安定した脱臭
効果の得られる脱臭装置付空気調和機を提供することを
第二の目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで上記第一の目的を
達成するために本発明の脱臭装置付空気調和機は、空気
調和機室内機の空気が循環する循環路中に、発熱器本体
の表面の有効発熱部の全体又は一部に少なくとも活性ア
ルミナとシリカと白金族金属とからなる脱臭触媒被覆層
を有する発熱器と、前記発熱器への通電を制御する制御
回路とを設けるものである。
【0013】また、前記発熱器本体を、電気抵抗体を内
蔵するガラス管状ヒータにより構成したものである。
【0014】また、前記発熱器本体を、金属管ヒータに
より構成したものである。さらに、前記発熱器本体を、
セラミックヒータにより構成したものである。
【0015】また第二の目的を達成するために、制御回
路を、室内機の運転・停止を検出する運転検出手段と、
前記運転検出手段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭
いを吸着する能力が飽和する時間があらかじめ設定され
ており、この設定時間毎に信号を出力する第一のタイマ
と、前記第一のタイマからの信号を入力し、前記脱臭触
媒被覆層の活性化に要する時間があらかじめ設定されて
おり、この設定時間前記脱臭触媒被覆層を有する発熱器
に通電をする信号を出力する第二のタイマとにより構成
したものである。
【0016】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検
出する運転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記
運転モード検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転
の開始を検出する暖房運転開始検出手段と、前記暖房運
転開始検出手段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭い
を吸着する能力が飽和する時間があらかじめ設定されて
おり、この設定時間毎に信号を出力する第一のタイマ
と、前記運転検出手段と前記運転モード検出手段の冷房
運転信号を入力し、冷房運転の終了を検出する冷房運転
終了検出手段と、前記冷房運転終了検出手段の信号又は
前記第一のタイマの出力を入力し、前記脱臭触媒被覆層
の活性化に要する時間があらかじめ設定されており、こ
の設定時間前記脱臭触媒被覆層を有する発熱器に通電を
する信号を出力する第二のタイマとにより構成したもの
である。
【0017】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検
出する運転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記
運転モード検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転
の開始を検出する暖房運転開始検出手段と、前記運転検
出手段と前記運転モード検出手段の冷房運転信号を入力
し、冷房運転の終了を検出する冷房運転検出手段と、前
記冷房運転終了検出手段の信号又は前記暖房運転開始検
出手段からの信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に
要する時間があらかじめ設定されており、この設定時間
前記脱臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号を
出力する第二のタイマにより構成したものである。
【0018】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転およ
び除湿運転を検出する運転モード検出手段と、前記運転
検出手段と前記運転モード検出手段の暖房運転信号を入
力し、暖房運転の開始を検出する暖房運転開始検出手段
と、前記運転検出手段と前記運転モード検出手段の冷房
運転信号を入力し、冷房運転の終了を検出する冷房運転
終了検出手段と、前記運転検出手段と前記運転モード検
出手段の除湿運転信号を入力し、除湿運転の開始を検出
する除湿運転開始検出手段と、前記冷房運転終了検出手
段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時
間があらかじめ設定されており、この設定時間信号を出
力するタイマと、前記暖房運転開始検出手段、前記除湿
運転開始検出手段及び前記タイマの信号を入力し、前記
脱臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号を出力
する通電手段とにより構成したものである。
【0019】さらに、前記制御回路を、室内機の運転・
停止を検出する運転検出手段と、前記運転検出手段の運
転信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力
が飽和する時間があらかじめ設定されており、この設定
時間毎に信号を出力する第一のタイマと、前記第一のタ
イマからの信号を入力し、前記脱臭触媒被覆層の活性化
に要する時間があらかじめ設定されており、この設定時
間前記脱臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号
を出力する第二のタイマと、室内の臭いおよび汚れを検
出するセンサ手段と、前記センサ手段と前記運転検出手
段の停止信号を入力し、室内の空気を循環する駆動モー
タの運転を制御するファンモータ制御手段とにより構成
したものである。
【0020】
【作用】本発明は上記した構成によって、発熱器本体に
設けた脱臭触媒被覆層に循環する空気が接触し、臭気成
分を吸着し除去することができる。
【0021】また、制御回路の第一のタイマ及び第二の
タイマにより、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が
飽和する度に、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間発
熱器を加熱し、脱臭触媒被覆層を活性化することができ
る。
【0022】また、制御回路の暖房運転開始検出手段
と、冷房運転終了検出手段と、第一のタイマ及び第二の
タイマとにより、暖房時には脱臭触媒被覆層の臭いを吸
着する能力が飽和する度に、冷房時には冷房運転終了時
に、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間発熱器を加熱
し、脱臭触媒被覆層を活性化することができる。
【0023】また、制御回路の暖房運転開始検出手段
と、冷房運転終了検出手段と、タイマとにより、暖房開
始時と冷房終了時に、脱臭触媒被覆層の活性化に要する
時間発熱器を加熱し、脱臭触媒被覆層を活性化すること
ができる。
【0024】また、制御回路の暖房運転開始検出手段
と、除湿運転開始検出手段とにより、暖房運転及び除湿
運転中は、発熱器を加熱し、脱臭触媒被覆層を活性化す
ることができ、冷房運転終了検出手段と、タイマとによ
り、冷房運転終了時には脱臭触媒被覆層の活性化に要す
る時間発熱器を加熱し、脱臭触媒被覆層を活性化するこ
とができる。
【0025】さらに、制御回路の運転検出手段と、第一
のタイマ及び第二のタイマとにより、室内機運転中にお
いては、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が飽和す
る度に、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間発熱器を
加熱し、脱臭触媒被覆層を活性化することができ、セン
サ手段と、ファンモータ制御手段とにより、室内機停止
中においても脱臭することができる。
【0026】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施例における脱臭
装置付空気調和機の室内機正面図、パネル22及びフィ
ルター25を除いた状態の内部構造図、図2は図1のB
−B線断面図、図3は同実施例の脱臭装置付空気調和機
の発熱器の拡大破断正面図である。
【0028】図1、図2、図3において21は室内機本
体、22はパネルであり室内機本体21の正面に設けら
れている。23は室内機本体21及びパネル22の上部
に設けられた空気の吸込口である。24は室内機本体2
1内にあり空気を加熱又は冷却するための熱交換器であ
る。25は熱交換器24の前面に配設されたフィルター
であり、吸込口23から吸い込まれた空気中のほこりや
ごみをフィルター25により取り除く。
【0029】26は室内機本体21内部に設けられたク
ロスフローファンであり、駆動モータ27により駆動
し、吸込口23より吸い込まれた空気をフィルター26
及び熱交換器24を通過させ、冷風又は温風を室内機本
体21下部に設けられた吹き出し口28より吹き出す。
29はドレンパンであり、冷房および除湿運転時に熱交
換器24に発生するドレン水を受けるものである。
【0030】30は発熱器であり、フィルター25と熱
交換器24の間に配設されており、発熱器本体30bの
有効発熱部の表面に、少なくとも活性アルミナとシリカ
と白金族金属とからなる脱臭触媒被覆層30aを有して
いる。32は電装箱であり、この内部には室内機を運
転、制御する基板などが組み込まれており、発熱器30
の通電を制御する制御回路31も組み込まれている。
【0031】以上のように構成された脱臭装置付空気調
和機について、以下にその動作を説明する。
【0032】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
3から吸い込まれ、フィルター26、熱交換器24及び
吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0033】この際、フィルター26及び熱交換器24
の間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30の脱臭触
媒被覆層30aに接触し、臭気成分が脱臭触媒被覆層3
0aに吸着し除去される。
【0034】一方、制御回路31より、発熱器30に通
電信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆層
30aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層30
aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に触
媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、そし
て脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0035】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31により発熱器30への通電を制御する
ことにより、オゾン等人体に有害な物質を発生すること
もなく、したがって残ったオゾンの室内への流出を防ぐ
ための触媒や複雑な制御回路も必要なく、人体に無害
で、省スペースで、安価な脱臭装置付空気調和機を実現
することができる。
【0036】なお、上述したように第1の実施例におい
ては、発熱器30をフィルター26と熱交換器24の間
に配設したが、室内機本体21内の別の箇所に配設した
場合においても同様の効果が得られることは言うまでも
ない。
【0037】次に本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図4は本発明の第2の実施例
における脱臭装置付空気調和機要部の拡大破断正面図で
ある。
【0038】室内機本体へ設置した状態は第1の実施例
と同様であり、同一構成については同一の符号を付与し
その詳細な説明は省略する。
【0039】30eはガラス管状ヒータであり、ガラス
管30c内に電気抵抗線30dを設け、その有効発熱部
の表面に脱臭触媒被覆層30aを有している。
【0040】以上のように構成された第2の実施例の脱
臭装置付空気調和機の動作について、第1の実施例との
相違点を主に説明し、その他の詳細については省略す
る。
【0041】空気調和機運転時に循環する臭気成分を含
んだ空気は、フィルター26及び熱交換器24の間を通
る間にガラス管状ヒータ30eの表面の脱臭触媒被覆層
30aに接触し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸
着し除去される。
【0042】一方、制御回路31より、ガラス管状ヒー
タ30eに通電信号が出力されると脱臭触媒被覆層30
aはガラス管30cの外周を覆うように配設してあるの
で、電気抵抗線30dから全周方向に放射された熱線で
輻射加熱され、活性化温度に加熱され、脱臭触媒被覆層
30aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時
に触媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、
そして脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0043】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した、ガラス管30c
内に電気抵抗線30dを設けたガラス管状ヒータ30e
を配設し、制御回路31によりガラス管状ヒータ30e
への通電を制御することにより、オゾン等人体に有害な
物質を発生することもなく、したがって残ったオゾンの
室内への流出を防ぐための触媒や複雑な制御回路も必要
なく、人体に無害で、省スペースで、安価な脱臭装置付
空気調和機であると共に、ガラス管状ヒータ30eは管
状のため、空気の循環路の幅方向全域にヒータを配置で
き、脱臭効率の高い脱臭装置付空気調和機を実現するも
のである。
【0044】次に本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施例
における脱臭装置付空気調和機要部の拡大破断正面図で
ある。
【0045】室内機本体へ設置した状態は第1の実施例
と同様であり、同一構成については同一の符号を付与し
その詳細な説明は省略する。
【0046】30hは金属管ヒータで金属管30f内に
電気抵抗線30gを設け、その円周表面に例えばアルミ
ニュウムのような比較的熱伝導性の良い材料からなるフ
ィン30iを螺旋状に巻いてある。30aは、フィン3
0iと金属管ヒータ30hの有効発熱部の表面に例えば
スプレー法などで塗布された脱臭触媒被覆層である。
【0047】以上のように構成された第3の実施例の脱
臭装置付空気調和機の動作について、第1の実施例との
相違点を主に説明し、その他の詳細については省略す
る。
【0048】空気調和機運転時に循環する臭気成分を含
んだ空気は、フィルター26及び熱交換器24の間を通
る間に金属管ヒータ30hの表面の脱臭触媒被覆層30
aに接触し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し
除去される。
【0049】一方、制御回路31より、金属管ヒータ3
0hに通電信号が出力されると脱臭触媒被覆層30aは
電気抵抗線30gから放射された熱線で加熱され、活性
化温度に加熱され、脱臭触媒被覆層30aに吸着されて
いた臭気成分は、開放されると同時に触媒物質の化学作
用により酸化分解され無臭化され、そして脱臭触媒被覆
層30aの吸着能力が再生される。
【0050】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した、金属管30f内
に電気抵抗線30gを設けた金属管ヒータ30hを配設
し、制御回路31により金属管ヒータ30hへの通電を
制御することにより、オゾン等人体に有害な物質を発生
することもなく、したがって残ったオゾンの室内への流
出を防ぐための触媒や複雑な制御回路も必要なく、人体
に無害で、省スペースで、安価な脱臭装置付空気調和機
であると共に、金属管ヒータ30hの表面にはフィン3
0iが螺旋状に巻いてあることから、脱臭触媒被覆層3
0aの表面積を増大し吸着能力を向上すると共に、フィ
ン30iはアルミニュウム等の比較的熱伝導の良い材料
であることから、脱臭触媒被覆層30aが短時間で活性
化温度まで上昇しさらに脱臭効果を高めることができる
脱臭効率の高い脱臭装置付空気調和機を実現するもので
ある。
【0051】また金属管状ヒータは発熱量も大きく暖房
時の補助ヒータとしても兼用することができる。
【0052】次に本発明の第4の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図6は本発明の第4の実施例
における脱臭装置付空気調和機要部の拡大破断正面図で
ある。
【0053】室内機本体へ設置した状態は第1の実施例
と同様であり、同一構成については同一の符号を付与し
その詳細な説明は省略する。
【0054】30jはセラミックヒータであり、その有
効発熱部の表面に脱臭触媒被覆層30aを有している。
【0055】以上のように構成された第4の実施例の脱
臭装置付空気調和機の動作について、第1の実施例との
相違点を主に説明し、その他の詳細については省略す
る。
【0056】空気調和機運転時に循環する臭気成分を含
んだ空気は、フィルター26及び熱交換器24の間を通
る間にセラミックヒータ30jの表面の脱臭触媒被覆層
30aに接触し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸
着し除去される。
【0057】一方、制御回路31より、セラミックヒー
タ30jに通電信号が出力されると脱臭触媒被覆層30
aはセラミックヒータの発熱により直接に活性化温度に
加熱され、脱臭触媒被覆層30aに吸着されていた臭気
成分は、開放されると同時に触媒物質の化学作用により
酸化分解され無臭化され、そして脱臭触媒被覆層30a
の吸着能力が再生される。
【0058】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した、セラミックヒー
タ30jを配設し、制御回路31aによりセラミックヒ
ータ30jへの通電を制御することにより、オゾン等人
体に有害な物質を発生することもなく、したがって残っ
たオゾンの室内への流出を防ぐための触媒や複雑な制御
回路も必要なく、人体に無害で、省スペースで、安価な
脱臭装置付空気調和機であると共に、セラミックヒータ
30jは形状を自由に設計することができ、セラミック
ヒータ30jの配置に対する自由度が高くなり、脱臭効
果に高い所に、効果のある形状で配置でき、より省スペ
ースで、脱臭効率の高い脱臭装置付空気調和機を実現す
るものである。
【0059】次に本発明の第5の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図7は本発明の第5の実施例
における脱臭装置付空気調和機の制御回路のブロック
図、図8は同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
の動作フロチャートである。
【0060】空気調和機の室内機本体へ設置した状態は
第1の実施例と同様であり、同一構成については同一の
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0061】図7において、100は室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段、101は第一のタイマで、
運転検出手段100は第一のタイマ101へ信号を出力
する。102は第二のタイマで、第一のタイマ101の
信号を入力し、発熱器30へ信号を出力する。また、以
上のうち発熱器30を除いたもので、制御回路31aを
構成する。
【0062】以上のように構成された脱臭装置付空気調
和機について、以下にその動作を説明する。
【0063】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
3から吸い込まれ、フィルター25、熱交換器24及び
吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0064】この際フィルター25及び熱交換器24の
間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30に接触し、
臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し除去される。
【0065】一方、制御回路31aより、発熱器30に
通電信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆
層30aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層3
0aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に
触媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、脱
臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0066】以下その制御回路を図8を用いて動作につ
いて説明する。まず、電源が投入されると、ステップ1
01にて運転検出手段100で運転・停止が判定され、
運転であれば信号S100を第一のタイマ101に出力
し、ステップ102へ論理を進め、それ以外は、ステッ
プ101を繰り返す。ステップ102で第一のタイマ1
01のカウンタを0にする。
【0067】次に、ステップ103で第一のタイマ10
1のカウンタをスタートさせる。次にステップ104で
あらかじめ第一のタイマ101に設定されている脱臭触
媒被覆層30aの臭いを吸着する能力が飽和する時間T
1と第一のタイマ101のカウント時間(以下、この時
間をt1とする)を比較し、(数1)を満たしていれば
ステップ107へ論理を進め、それ以外はステップ10
5へ論理を進める。
【0068】
【数1】
【0069】ステップ105にて、運転検出手段100
で運転・停止が判定され、運転であればステップ104
へ論理を戻し、それ以外は、ステップ106へ論理を進
める。
【0070】ステップ106で第一のタイマ101のカ
ウンタをTとし、ステップ103へ論理を戻す。
【0071】ステップ107で第一のタイマ101のカ
ウンタをリセットし、第一のタイマ101から信号S1
01を第二のタイマ102へ出力する。
【0072】ステップ108で第二のタイマのカウンタ
をスタートさせる。ステップ109で第二のタイマ10
2から信号S102を発熱器30へ出力し、発熱器30
の通電を開始する。
【0073】次にステップ110で、あらかじめ第二の
タイマ102に設定されている脱臭触媒被覆層30aの
活性化に要する時間T2と第二のタイマ102のカウン
ト時間(以下、この時間をt2とする)を比較し、(数
2)を満たしていればステップ111へ論理を進め、そ
れ以外はステップ109へ論理を戻す。
【0074】
【数2】
【0075】ステップ111で、発熱器30の通電を終
了させる。次にステップ112で、第二のタイマ102
のカウンタをリセットし、ステップ101へ論理を戻
す。
【0076】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路を脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31aにより発熱器30への通電を制御す
ることにより、常に脱臭触媒被覆層30aの臭いを吸着
する能力を良好な状態に保つことができ、安定した脱臭
効果を発揮する脱臭装置付空気調和機を実現することが
できる。
【0077】以下本発明の第6の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図9は第6の実施例における
脱臭装置付空気調和機の制御回路のブロック図、図10
は同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路の動作フ
ローチャートである。
【0078】空気調和機の室内機本体へ設置した状態は
第1の実施例と同様であり、同一構成については同一の
符号を付与し、その詳細な説明は省略する 図9において、241は運転検出手段であり、室内機の
運転・停止を検出し、室内機の運転・停止の状態を示す
信号S201を出力する。242は運転モード検出手段
であり、室内機の冷房・暖房の運転モードを示す信号S
202を出力する。243は暖房運転開始検出手段であ
り、運転検出手段241からの信号S201と運転モー
ド検出手段242からの信号S202とを入力とし、室
内機の暖房運転の開始したことを検出し、信号S203
を出力する。244は第一のタイマであり、暖房運転開
始検出手段243からの信号S203を入力とし、S2
03の入力のある間は一定時間毎に信号S204を出力
する。
【0079】245は冷房運転終了検出手段であり、運
転検出手段241からの信号S201と運転モード検出
手段242からの信号S202とを入力とし、室内機の
冷房運転が終了したことを検出し、信号S205を出力
する。246は第二のタイマであり、第一のタイマ24
4からの信号S204または冷房運転終了検出手段24
5からの信号S205を入力とし、いずれかの信号の入
力後一定時間信号を出力する。以上でもって制御回路3
1bを構成する。231はヒータ通電手段であり、制御
回路31aの第二のタイマ246からの信号S206の
入力のある間、発熱器30へ通電を行う。
【0080】以上のように構成された脱臭装置付空気調
和機について、以下にその動作を説明する。
【0081】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
23から吸い込まれ、フィルター25、熱交換器24及
び吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0082】この際、フィルター25及び熱交換器24
の間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30に接触
し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し、除去さ
れる。
【0083】一方、制御回路31bより、発熱器30に
通電信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆
層30aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層3
0aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に
触媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、そ
して脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0084】以下に図10の動作フローチャートを用い
て発熱器30への通電動作を説明する。
【0085】室内機に電源が投入されると、まずステッ
プ201において運転モード検出手段242で室内機の
運転モードが判定され、信号S202を出力し暖房であ
ればステップ202へ論理を進め、冷房であればステッ
プ207へ論理を進める。
【0086】次にステップ202において、運転検出手
段241から信号S201を出力し、運転モード検出手
段242から信号S202を出力し、それぞれの信号を
暖房運転開始検出手段243に入力し、運転停止中であ
ればステップ203へ論理を進め、暖房で運転中であれ
ばステップ204に論理を進める。
【0087】次にステップ203において、第一のタイ
マ244を停止しカウント時間をクリアして論理をステ
ップ210へ進める。
【0088】次にステップ204において、第一のタイ
マ244でタイマをセットしタイマのカウントを行い、
論理をステップ205へ進める。
【0089】次にステップ205において、第一のタイ
マ244でタイマの時間経過を判定し、タイマのカウン
ト時間(以下この時間をt200とする)と、あらかじ
め設定されている発熱器30の脱臭触媒被覆層30aの
臭いを吸着する能力が飽和する時間(以下この時間をT
200とする)とが(数3)を満たしていれば論理をス
テップ206へ進め、それ以外の場合は論理をステップ
210へ進める。
【0090】
【数3】
【0091】次にステップ206において、第一のタイ
マ244のカウント時間をクリアするとともに、信号S
244を出力し論理をステップ209へ進める。
【0092】一方、ステップ207においては、第一の
タイマ244を停止しカウント時間をクリアして論理を
ステップ208へ進める。
【0093】次にステップ208において、運転検出手
段241から信号S201を出力し、運転モード検出手
段242から信号S202を出力し、それぞれの信号を
冷房運転終了検出手段245に入力し、冷房運転モード
でかつ運転が運転から停止になったときであればステッ
プ209へ論理を進め、それ以外の場合はステップ21
0に論理を進める。
【0094】次にステップ209において、第二のタイ
マ246では、第一のタイマ244からの信号206ま
たは、冷房運転終了検出手段245からの信号205を
入力するとタイマをセットするとともにカウントを開始
しかつ信号S206を出力して論理をステップ210へ
進める。
【0095】次にステップ210において、第二のタイ
マ246でタイマがセットされてカウントを行っていれ
ば論理をステップ211へ進め、それ以外では論理をス
テップ214へと進める。
【0096】次にステップ211において、第二のタイ
マ246でタイマの時間経過を判定し、タイマのカウン
ト時間(以下この時間をt201とする)と、あらかじ
め設定されている発熱器30の脱臭触媒被覆層30aが
活性化に要する時間(以下この時間をT201とする)
とが(数4)を満たしていれば論理をステップ213へ
進め、それ以外の場合は論理をステップ212へ進め
る。
【0097】
【数4】
【0098】次にステップ212において、ヒータ通電
手段231で第二のタイマ246からの信号206を入
力し発熱器30へ通電を行い論理をステップ1へ戻す。
【0099】次にステップ213において、第二のタイ
マ246でを停止しカウント時間をクリアするとともに
信号S206の出力を停止して論理をステップ214へ
進める。
【0100】次にステップ214において、ヒータ通電
手段231で発熱器30への通電を停止し論理をステッ
プ1へ戻す。
【0101】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31bにより発熱器30への通電を制御す
ることにより、常に脱臭触媒被覆層30aの臭いを吸着
する能力を良好な状態に保つことができ、安定した脱臭
効果を発揮するとともに、発熱器30に通電を行い脱臭
触媒被覆層30aの活性化を行うことによる、冷房時の
温風吹き出しによる不快感を解消することができる脱臭
装置付空気調和機を実現することができる。
【0102】次に本発明の第7の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図11は本発明の第7の実施
例における脱臭装置付空気調和機の制御回路のブロック
図、図12は同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回
路の動作フローチャートである。
【0103】空気調和機の室内機本体へ設置した状態は
第1の実施例と同様であり、同一構成については同一の
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0104】図11において、300は室内機の運転・
停止を検出する運転検出手段、301は暖房運転と冷房
運転を検出する運転モード検出手段である。302は暖
房運転開始検出手段、303は冷房運転終了検出手段で
あり、各々運転検出手段300及び運転モード検出手段
301の信号を入力する。304は暖房運転開始検出手
段302又は冷房運転終了検出手段303の信号を入力
するタイマである。タイマ304は信号を発熱器30に
出力する。また発熱器30を除く以上で制御回路31c
を構成する。
【0105】以上のように構成された脱臭装置付空気調
和機について、以下にその動作を説明する。
【0106】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
3から吸い込まれ、フィルター25、熱交換器24及び
吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0107】この際、フィルター25および熱交換器2
4の間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30に接触
し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し、除去さ
れる。 一方、制御回路31cより、発熱器30に通電
信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆層3
0aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層30a
に吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に触媒
物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、そして
脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0108】以下その制御回路を図12を用いてその動
作について説明する。電源が投入されるとまずステップ
300において、運転検出手段300で室内機の運転・
停止が判定され、運転であればステップ301へ論理を
進め、それ以外の場合はステップ300を繰り返す。次
にステップ301において運転検出手段300より信号
S300、運転モード検出手段301より信号S301
を、暖房運転開始検出手段302、冷房運転終了検出手
段303へそれぞれ出力し、暖房の場合はステップ30
2、冷房の場合はステップ303へそれぞれ論理を進め
る。
【0109】次にステップ302で暖房運転モードとな
り、暖房運転開始検出手段302より信号S302をタ
イマ304へ出力しステップ306へ論理を進める。ま
た、ステップ303では冷房運転モードとなる。次にス
テップ304で冷房運転終了検出手段303に運転検出
手段300及び、運転モード検出手段301からの信号
を入力し、冷房運転の終了が判定され、終了であれば信
号S303をタイマ304へ入力しステップ306へ論
理を進め、それ以外の場合は冷房運転を継続しステップ
304を繰り返す。
【0110】次にステップ306においてタイマ304
でカウント時間のクリアを行い、ステップ307に論理
を進める。次にステップ307においてタイマ304で
タイマをセットし、タイマをスタートさせる。次にステ
ップ308においてタイマ304より信号S304が発
熱器30へ出力され、発熱器30は通電を開始する。
【0111】次にステップ309においてタイマ304
でタイマの時間経過を判定しタイマのカウント時間(以
下この時間をt300とする。)が、(数5)を満たし
ていればステップ310へ論理を進め、それ以外の場合
は発熱器30への通電を継続しステップ309を繰り返
す。
【0112】
【数5】
【0113】ここでT300は脱臭触媒被膜層30aが
活性化に要する時間であらかじめ設定された値とする。
【0114】次にステップ310においてタイマ304
より信号S304が発熱器30へ出力され、発熱器30
は通電を終了し論理をステップ300へ戻すとともにタ
イマ304のカウント時間t300をクリアする。
【0115】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31cにより発熱器30への通電を制御す
ることにより、常に脱臭触媒被覆層30aの臭いを吸着
する能力を良好な状態に保つことができ、安定した脱臭
効果を発揮するとともに、発熱器30に通電を行い脱臭
触媒被覆層30aの活性化を行うことにより、冷房時の
温風吹き出しによる不快感を解消すると共に、発熱器3
0を補助ヒータに兼用し暖房開始時の冷風吹き出しによ
る不快感をも解消することができる脱臭装置付空気調和
機を実現することができる。つぎに本発明の第8の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図13は本
発明の第8の実施例における脱臭装置付空気調和機の制
御回路のブロック図、図14は同実施例の脱臭装置付空
気調和機の制御回路の動作フローチャートである。
【0116】空気調和機の室内機本体へ設置した状態は
第1の実施例と同様であり、同一構成については同一の
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0117】図13において、400は室内機の運転・
停止を検出する運転検出手段、401は暖房運転と冷房
運転及び除湿運転を検出する運転モード検出手段であ
る。402は暖房運転開始検出手段、403は除湿運転
開始検出手段、404は冷房運転終了検出手段であり、
各々運転検出手段400及び運転モード検出手段401
の信号を入力する。405は冷房運転終了検出手段40
4の信号を入力するタイマ、406は暖房運転開始検出
手段402、除湿運転開始検出手段403及びタイマ4
05の信号を入力する通電手段であり、信号を発熱器3
0に出力する。また発熱器30を除く以上で制御回路3
1dを構成する。
【0118】以上のように構成された脱臭装置付空気調
和機について、以下にその動作を説明する。
【0119】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
3から吸い込まれ、フィルター25、熱交換器24及び
吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0120】この際、フィルター25及び熱交換器24
の間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30に接触
し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し、除去さ
れる。
【0121】一方、制御回路31dより、発熱器30に
通電信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆
層30aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層3
0aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に
触媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、そ
して脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0122】以下その制御回路を図14を用いてその動
作について説明する。電源が投入されるとまずステップ
400において、運転検出手段400で室内機の運転・
停止が判定され、運転であればステップ401へ論理を
進め、それ以外の場合はステップ400を繰り返す。次
にステップ401において運転検出手段400より信号
S400、運転モード検出手段401より信号S401
を、暖房運転開始検出手段402、除湿運転開始検出手
段403及び冷房運転終了検出手段404へそれぞれ出
力し、暖房の場合はステップ402、除湿の場合はステ
ップ403、冷房の場合はステップ407へそれぞれ論
理を進める。
【0123】次にステップ402で暖房運転モード、ス
テップ403で除湿運転モードとなる。次にステップ4
04で暖房運転開始検出手段402より信号S402又
は除湿運転開始検出手段403より信号S403のどち
らかを通電手段406に入力し、通電手段406より信
号S406が発熱器30へ出力され、発熱器30は通電
を開始する。次にステップ405で、暖房運転開始検出
手段402または除湿運転開始検出手段403におい
て、暖房または除湿運転の終了が判定され、終了であれ
ば信号S402または信号S403を通電手段406へ
出力しステップ406へ論理を進め、それ以外の場合は
発熱器30の通電を継続しステップ405を繰り返す。
次にステップ406において通電手段406より信号S
406が発熱器30へ出力され、発熱器30は通電を終
了し論理をステップ400へ戻す。
【0124】次にステップ407において冷房運転モー
ドとなり、ステップ408で冷房運転終了検出手段40
4に運転検出手段400、運転モード検出手段401よ
り信号を入力し、冷房運転の終了が判定され、終了であ
れば信号S404をタイマ405へ出力しステップ40
9へ論理を進め、それ以外の場合は冷房運転を継続しス
テップ408を繰り返す。次にステップ409において
冷房運転を終了し、ステップ410でタイマ405より
信号S405を通電手段406へ入力し、通電手段40
6より信号S406が発熱器30へ出力され、発熱器3
0は通電を開始する。次にステップ411においてタイ
マ405をスタートさせカウント時間(以下この時間を
t400とする。)が、(数6)を満たしていればステ
ップ412へ論理を進め、それ以外の場合は発熱器30
の通電を継続しステップ411を繰り返す。
【0125】
【数6】
【0126】ここでT400は脱臭触媒被膜層30aが
活性化に要する時間で、あらかじめ設定された値とす
る。
【0127】次にステップ412において通電手段40
6より信号S406が発熱器30へ出力され、発熱器3
0は通電を終了し論理をステップ400へ戻すとともに
タイマ405のカウント時間t400をクリアする。
【0128】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31dにより発熱器30への通電を制御す
ることにより、常に脱臭触媒被覆層30aの臭いを吸着
する能力を良好な状態に保つことができ、安定した脱臭
効果を発揮するとともに、発熱器30に通電を行い脱臭
触媒被覆層30aの活性化を行うことによる、冷房時の
温風吹き出しによる不快感を解消することができる。ま
た発熱器30は暖房時と除湿時の連続通電により補助ヒ
ータとして利用でき、暖房吹き出し温度の向上及び除湿
効果の向上ができる脱臭装置付空気調和機を実現するこ
とができる。
【0129】次に本発明の第9の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図15は本発明の第9の実施
例における脱臭装置付空気調和機の室内機正面図、パネ
ル22及びフィルター25を除いた状態の内部構造図、
図16は図15のC−C線断面図、図17は同実施例の
脱臭装置付空気調和機の制御回路のブロック図、図18
は同実施例の脱臭装置付空気調和機図の制御回路の動作
フローチャートである。
【0130】室内機本体21、パネル22、吸込口2
3、熱交換器24、フィルター25、クロスフローファ
ン26、駆動モータ27、吹き出し口28、ドレンパン
29、発熱器30及び電装箱32は第1の実施例と同じ
ため、同一の符号を付与し詳細な説明は省略する。
【0131】図16及び図17において、500は室内
機の運転・停止を検出する運転検出手段、504は室内
の空気の臭いを検出するセンサ手段である。501はフ
ァンモータ制御手段であり、運転検出手段500及びセ
ンサ手段504からの信号を入力し、クロスフローファ
ン26を駆動する駆動モータ27に信号を出力する。5
02は運転手段の信号を入力する第一のタイマ、503
は第一のタイマの信号を入力する第二のタイマであり、
発熱器30に信号を出力する。また発熱器30、センサ
手段504及びクロスフローファン26、駆動モータ2
7を除く以上で制御回路31eを構成する。
【0132】以上の様に構成された脱臭装置付空気調和
機について、以下にその動作を説明する。
【0133】上記構成において、空気調和機運転時には
クロスフローファン26により、室内の空気は吸込口2
3から吸い込まれ、フィルター25、熱交換器24及び
吹き出し口28より室内へ吹き出され循環する。
【0134】この際、フィルター25及び熱交換器24
の間を通る臭気成分を含んだ空気が発熱器30に接触
し、臭気成分が脱臭触媒被覆層30aに吸着し、除去さ
れる。
【0135】一方、制御回路31eより、発熱器30に
通電信号が出力されると発熱器30表面の脱臭触媒被覆
層30aが活性化温度まで加熱され、脱臭触媒被覆層3
0aに吸着されていた臭気成分は、開放されると同時に
触媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化され、そ
して脱臭触媒被覆層30aの吸着能力が再生される。
【0136】以下その制御回路を図54を用いてその動
作について説明する。電源が投入されるとまずステップ
500において、運転検出手段500が室内機の運転・
停止を判定し、運転であれば第一のタイマ502へ信号
S500を出力してステップ505へ論理を進め、停止
であればファンモータ制御手段501へ信号S501を
出力してステップ501へ論理を進める。次にステップ
501においてセンサ手段504で室内の臭いを検出し
信号S505をファンモータ制御手段501へ出力す
る。
【0137】ステップ502で信号S505により、臭
いがあらかじめ設定された値以上かどうかを判断し、設
定された値以上である場合はステップ503でクロスフ
ローファン26を運転状態にするように、ファンモータ
制御手段501から駆動モータ27へ信号S506が出
力され、クロスフローファン26を運転状態にするとと
もにステップ505へ論理を進め、臭いがあらかじめ設
定された値以下の場合はステップ504でクロスフロー
ファン26を停止状態にするように、ファンモータ制御
手段501から駆動モータ27へ信号S506が出力さ
れ、クロスフローファン26を停止状態にするとともに
ステップ500へ論理を戻す。
【0138】次にステップ505で第一のタイマ502
のカウントを行いステップ506へ論理を進める。ステ
ップ506で第一のタイマ502のカウント時間(以下
このカウント時間をt500とする。)が、(数7)を
満たしていれば第二のタイマ503へ信号S502を出
力し、ステップ507へ論理を進めて第一のタイマ20
2のカウント時間t500をリセットし、それ以外はス
テップ500へ論理を戻す。
【0139】
【数7】
【0140】ここでT500は脱臭触媒被膜層30aの
臭いを吸着する能力が飽和するまでの時間で、あらかじ
め設定された値とする。
【0141】次にステップ508で第二のタイマ503
のカウントを行いステップ509へ論理を進める。ステ
ップ509で第二のタイマ503から発熱器30の通電
をするように信号S503が出力され、発熱器30は通
電状態となりステップ510へ論理を進める。ステップ
510で第二のタイマ503のカウント時間(以下この
時間をt501とする。)が、(数8)を満たしていれ
ばステップ511へ論理を進め、それ以外の場合はステ
ップ508へ論理を戻す。
【0142】
【数8】
【0143】ここでT501は脱臭触媒被膜層30aが
活性化に要する時間で、あらかじめ設定された値とす
る。
【0144】次にステップ511で第二のタイマ503
から発熱器30の通電を終了するように信号S503が
出力され、発熱器30は通電を終了し、ステップ512
へ論理を進める。ステップ512で第二のタイマのカウ
ント時間t501をリセットして論理をステップ500
に戻す。
【0145】以上のように、室内機本体21の空気の循
環路に脱臭触媒被覆層30aを有した発熱器30を配設
し、制御回路31eにより発熱器30への通電を制御す
ることにより、常に脱臭触媒被覆層30aの臭いを吸着
する能力を良好な状態に保つことができ、室内機停止時
も室内の臭いを検出するセンサ手段504を有すること
により、クロスフローファン26を制御し空気を循環さ
せることで、安定した脱臭効果を発揮することができる
脱臭装置付空気調和機を実現することができる。
【0146】
【発明の効果】以上のように本発明の脱臭装置付空気調
和機においては、空気調和機室内機の空気が循環する循
環路中に、発熱器本体の表面の有効発熱部の全体又は一
部に少なくとも活性アルミナとシリカと白金族金属とか
らなる脱臭触媒被覆層を有する発熱器と、前記発熱器へ
の通電を制御する制御回路とを設けたことにより、脱臭
触媒被覆層に臭気成分を吸着させることで脱臭効果を得
ることができ、オゾン等人体に有害な物質を発生するこ
ともなく、したがって残ったオゾンの室内への流出を防
ぐための触媒や複雑な制御回路も必要なく、人体に無害
で、省スペースで、安価な脱臭装置付空気調和機を実現
するものである。
【0147】また、前記発熱器本体を、電気抵抗体を内
蔵するガラス管状ヒータにより構成したことにより、空
気の循環路の幅方向全域にヒータを配置でき、脱臭効率
の高い脱臭装置付空気調和機を実現するものである。
【0148】また、前記発熱器本体を、金属管ヒータに
より構成したことにより、脱臭触媒被覆層への熱伝導性
が高くなり、脱臭触媒被覆層の活性化する時間を短縮で
きるとともに、暖房時の補助ヒータとしても利用するこ
とができる脱臭装置付空気調和機を実現するものであ
る。
【0149】また、前記発熱器本体を、セラミックヒー
タにより構成したことにより、ヒータの形状を自由に変
えることができ、取りつけ自由度が高くなり、脱臭効率
の向上、省スペース化に有効な脱臭装置付空気調和機を
実現するものである。
【0150】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、前記運転検出手段の信号
を入力し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が飽和
する時間があらかじめ設定されており、その時間毎に信
号を出力する第一のタイマと、前記第一のタイマからの
信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間が
あらかじめ設定されており、その時間脱臭触媒被覆層を
有する発熱器に通電をするように、信号を出力する第二
のタイマとにより構成したことにより、常に脱臭触媒被
覆層の臭いを吸着する能力を良好な状態に保つことがで
き、安定した脱臭効果を発揮する脱臭装置付空気調和機
を実現するものである。
【0151】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検
出する運転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記
運転モード検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転
の開始を検出する暖房運転開始検出手段と、前記暖房運
転開始検出手段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭い
を吸着する能力が飽和する時間があらかじめ設定されて
おり、その時間毎に信号を出力する第一のタイマと、前
記運転検出手段と前記運転モード検出手段の冷房運転信
号を入力し、冷房運転の終了を検出する冷房運転終了検
出手段と、前記冷房運転終了検出手段の信号または前記
第一のタイマの出力を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化
に要する時間があらかじめ設定されており、その時間脱
臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をするように、信号
を出力する第二のタイマとにより構成したことにより、
常に脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力を良好な状態
に保つことができ、安定した脱臭効果を発揮するととも
に、発熱器に通電を行い脱臭触媒被覆層の活性化を行う
ことによる、冷房時の温風吹き出しによる不快感を解消
することができる脱臭装置付空気調和機を実現するもの
である。
【0152】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検
出する運転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記
運転モード検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転
の開始を検出する暖房運転開始検出手段と、前記運転検
出手段と前記運転モード検出手段の冷房運転信号を入力
し、冷房運転の終了を検出する冷房運転終了検出手段
と、前記冷房運転終了検出手段の信号または前記暖房運
転開始検出手段からの信号を入力し、脱臭触媒被覆層の
活性化に要する時間があらかじめ設定されており、その
時間脱臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をするよう
に、信号を出力するタイマとにより構成したことによ
り、常に脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力を良好な
状態に保つことができ、安定した脱臭効果を発揮すると
ともに、発熱器に通電を行い脱臭触媒被覆層の活性化を
行うことによる、冷房時の温風吹き出しによる不快感を
解消すると共に、発熱器を補助ヒータとして用い暖房開
始時の冷風吹き出しによる不快感を解消することができ
る脱臭装置付空気調和機を実現するものである。
【0153】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転およ
び除湿運転を検出する運転モード検出手段と、前記運転
検出手段と前記運転モード検出手段の暖房運転信号を入
力し、暖房運転の開始を検出する暖房運転開始検出手段
と、前記運転検出手段と前記運転モード検出手段の冷房
運転信号を入力し、冷房運転の終了を検出する冷房運転
終了検出手段と、前記運転検出手段と前記運転モード検
出手段の除湿運転信号を入力し、除湿運転の開始を検出
する除湿運転開始検出手段と、前記冷房運転終了検出手
段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時
間があらかじめ設定されており、その時間信号を出力す
るタイマと、前記暖房運転開始検出手段、除湿運転開始
検出手段、およびタイマの信号を入力し、脱臭触媒被覆
層を有する発熱器に通電をするように、信号を出力する
通電手段とにより構成したことにより、常に脱臭触媒被
覆層の臭いを吸着する能力を良好な状態に保つことがで
き、安定した脱臭効果を発揮するとともに、発熱器に通
電を行い脱臭触媒被覆層の活性化を行うことによる、冷
房時の温風吹き出しによる不快感を解消することができ
るとともに、暖房時と除湿時の連続通電により補助ヒー
タとして利用でき、暖房吹き出し温度の向上及び除湿効
果の向上ができる脱臭装置付空気調和機を実現するもの
である。
【0154】また、前記制御回路を、室内機の運転・停
止を検出する運転検出手段と、前記運転検出手段の運転
信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が
飽和する時間があらかじめ設定されており、その時間毎
に信号を出力する第一のタイマと、前記第一のタイマか
らの信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時
間があらかじめ設定されており、その時間脱臭触媒被覆
層を有する発熱器に通電をするように、信号を出力する
第二のタイマと、室内の臭いおよび汚れを検出するセン
サ手段と、前記センサ手段と前記運転検出手段の停止信
号を入力し、室内の空気を循環する駆動モータの運転を
制御するファンモータ制御手段とにより構成したことに
より、常に脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力を良好
な状態に保つことができ、安定した脱臭効果を発揮する
とともに、室内機停止時においても脱臭効果を発揮する
脱臭装置付空気調和機を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における脱臭装置付空気
調和機の室内機正面図
【図2】図1の脱臭装置付空気調和機のB−B線断面図
【図3】同実施例の脱臭装置付空気調和機の発熱器を示
す拡大破断面図
【図4】本発明の第2の実施例における脱臭装置付空気
調和機の要部の拡大破断面図
【図5】本発明の第3の実施例における脱臭装置付空気
調和機の要部の拡大破断面図
【図6】本発明の第4の実施例における脱臭装置付空気
調和機の要部の拡大破断面図
【図7】本発明の第5の実施例における脱臭装置付空気
調和機の制御回路のブロック図
【図8】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路の
動作フロチャート
【図9】本発明の第6の実施例の脱臭装置付空気調和器
の制御回路のブロック図
【図10】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
の動作フローチャート
【図11】本発明の第7の実施例における脱臭装置付空
気調和機の制御回路のブロック図
【図12】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
の動作フローチャート
【図13】本発明の第8の実施例における脱臭装置付空
気調和機の制御回路のブロック図
【図14】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
の動作フローチャート
【図15】本発明の第9の実施例における脱臭装置付空
気調和機の室内機正面図
【図16】図15のC−C線断面図
【図17】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
のブロック図
【図18】同実施例の脱臭装置付空気調和機の制御回路
の動作フローチャート
【図19】従来の脱臭装置付空気調和機の室内機の正面
【図20】従来の脱臭装置付空気調和機のA−A線断面
【符号の説明】
21 室内機本体 30 発熱器 30a 脱臭触媒被覆層 30e ガラス管状ヒータ 30h 金属管ヒータ 30j セラミックヒータ 31,31a,31b,31c,31d,31e 制
御回路 100,241,300,400,500 運転検出
手段 101,244,502 第一のタイマ 102,246,503 第二のタイマ 242,301,401 運転モード検出手段 243,302,402 暖房運転開始検出手段 245,303,404 冷房運転終了検出手段 305,405 タイマ 403 除湿運転開始検出手段 406 通電手段 501 ファンモータ制御手段 504 センサ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間宮 寿夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 田浦 方三 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 橋本 一夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機室内機の空気が循環する循環
    路中に設けた発熱器本体の表面の有効発熱部の全体又は
    一部に少なくとも活性アルミナとシリカと白金族金属と
    からなる脱臭触媒被覆層を有する発熱器と、前記発熱器
    への通電を制御する制御回路とを備えたことを特徴とす
    る脱臭装置付空気調和機。
  2. 【請求項2】 発熱器本体を、電気抵抗体を内蔵するガ
    ラス管状ヒータにより構成した請求項1記載の脱臭装置
    付空気調和機。
  3. 【請求項3】 発熱器本体を、金属管ヒータにより構成
    した請求項1記載の脱臭装置付空気調和機。
  4. 【請求項4】 発熱器本体を、セラミックヒータにより
    構成した請求項1記載の脱臭装置付空気調和機。
  5. 【請求項5】 制御回路を、室内機の運転・停止を検出
    する運転検出手段と、前記運転検出手段の信号を入力
    し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が飽和する時
    間があらかじめ設定されており、この設定時間毎に信号
    を出力する第一のタイマと、前記第一のタイマからの信
    号を入力し、前記脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間
    があらかじめ設定されており、この設定時間前記脱臭触
    媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号を出力する第
    二のタイマとにより構成した請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4記載の脱臭装置付空気調和機。
  6. 【請求項6】 制御回路を、室内機の運転・停止を検出
    する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検出する運
    転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記運転モー
    ド検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転の開始を
    検出する暖房運転開始検出手段と、前記暖房運転開始検
    出手段の信号を入力し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着す
    る能力が飽和する時間があらかじめ設定されており、そ
    の時間毎に信号を出力する第一のタイマと、前記運転検
    出手段と前記運転モード検出手段の冷房運転信号を入力
    し、冷房運転の終了を検出する冷房運転終了検出手段
    と、前記冷房運転終了検出手段の信号又は前記第一のタ
    イマの出力を入力し、前記脱臭触媒被覆層の活性化に要
    する時間があらかじめ設定されており、この時間前記脱
    臭触媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号を出力す
    る第二のタイマとにより構成した請求項1、請求項2、
    請求項3又は請求項4記載の脱臭装置付空気調和機。
  7. 【請求項7】 制御回路を、室内機の運転・停止を検出
    する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転を検出する運
    転モード検出手段と、前記運転検出手段と前記運転モー
    ド検出手段の暖房運転信号を入力し、暖房運転の開始を
    検出する暖房運転開始検出手段と、前記運転検出手段と
    前記運転モード検出手段の冷房運転信号を入力し、冷房
    運転の終了を検出する冷房運転終了検出手段と、前記冷
    房運転終了検出手段の信号又は前記暖房運転開始検出手
    段からの信号を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要す
    る時間があらかじめ設定されており、この時間前記脱臭
    触媒被覆層を有する発熱器に通電をする信号を出力する
    タイマとにより構成した請求項1、請求項2、請求項3
    又は請求項4記載の脱臭装置付空気調和機。
  8. 【請求項8】 制御回路を、室内機の運転・停止を検出
    する運転検出手段と、暖房運転と冷房運転および除湿運
    転を検出する運転モード検出手段と、前記運転検出手段
    と前記運転モード検出手段の暖房運転信号を入力し、暖
    房運転の開始を検出する暖房運転開始検出手段と、前記
    運転検出手段と前記運転モード検出手段の冷房運転信号
    を入力し、冷房運転の終了を検出する冷房運転終了検出
    手段と、前記運転検出手段と前記運転モード検出手段の
    除湿運転信号を入力し、除湿運転の開始を検出する除湿
    運転開始検出手段と、前記冷房運転終了検出手段の信号
    を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間があら
    かじめ設定されており、この時間信号を出力するタイマ
    と、前記暖房運転開始検出手段、前記除湿運転開始検出
    手段及び前記タイマの信号を入力し、前記脱臭触媒被覆
    層を有する発熱器に通電をする信号を出力する通電手段
    とにより構成した請求項1、請求項2、請求項3又は請
    求項4記載の脱臭装置付空気調和機。
  9. 【請求項9】 制御回路を、室内機の運転・停止を検出
    する運転検出手段と、前記運転検出手段の運転信号を入
    力し、脱臭触媒被覆層の臭いを吸着する能力が飽和する
    時間があらかじめ設定されており、この時間毎に信号を
    出力する第一のタイマと、前記第一のタイマからの信号
    を入力し、脱臭触媒被覆層の活性化に要する時間があら
    かじめ設定されており、この時間前記脱臭触媒被覆層を
    有する発熱器に通電をする信号を出力する第二のタイマ
    と、室内の臭いおよび汚れを検出するセンサ手段と、前
    記センサ手段と前記運転検出手段の停止信号を入力し、
    室内の空気を循環する駆動モータの運転を制御するファ
    ンモータ制御手段とにより構成した請求項1、請求項
    2、請求項3又は請求項4記載の脱臭装置付空気調和
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08178330A (ja) * 1994-06-02 1996-07-12 Lg Electronics Inc 高温触媒を利用した脱臭装置及び脱臭部材製造方法
JPH08312979A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Samsung Electronics Co Ltd 空気調和機の除臭装置および除臭制御方法
JP2001065969A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機

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JPH08312979A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Samsung Electronics Co Ltd 空気調和機の除臭装置および除臭制御方法
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