JPH05280483A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JPH05280483A
JPH05280483A JP7366292A JP7366292A JPH05280483A JP H05280483 A JPH05280483 A JP H05280483A JP 7366292 A JP7366292 A JP 7366292A JP 7366292 A JP7366292 A JP 7366292A JP H05280483 A JPH05280483 A JP H05280483A
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JP
Japan
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oil
discharge
valve chamber
drain hole
discharge valve
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JP7366292A
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Tatsuaki Shimizu
辰秋 清水
Susumu Kawaguchi
進 川口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転式圧縮機において、摺動部を潤滑する油
が、圧縮ガスとともに冷凍回路内へ流出する量を減少さ
せることを目的とする。 【構成】 仕切り板16に吐出弁室9bの最下部と連通
する油抜き穴16a、さらに吐出マフラー17に仕切り
板16の油抜き穴16aより下方位置に油抜き穴17a
を設けた。 【効果】 冷凍回路内へ流出する油量を減少させたこと
により、冷凍回路の熱交換率の悪化を防ぎ、また圧縮機
の必要潤滑油量を保てるため、より信頼性の高い圧縮機
を得られるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転式圧縮機に関する
ものであり、特に冷凍装置あるいは空調機等の冷媒ガス
を圧縮する密閉形の回転式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭64−73190号
公報に示された従来の回転式圧縮機を示す断面図であ
る。図5において、1は回転式圧縮機の外郭をなす密閉
容器、2は密閉容器1内に挿着した固定子、3は固定子
2の中央空間部に所定の間隔を隔てて位置する回転子、
4は固定子2及び回転子3からなる電動要素である。6
は回転子3に圧入した回転軸、7は回転子3と一体に形
成したクランク軸である。8は回転軸6を軸支する主軸
受で、9は回転軸6を軸支する端軸受である。10は密
閉容器1内に挿着したシリンダであり、この左右の二面
に主軸受8及び端軸受9が各々固定されている。11は
回転軸6のクランク軸7に嵌着したローリングピストン
であり、シリンダ10内の中央空間部の内壁面に線接触
状態にて可動式に配設されている。また、このローリン
グピストン11はシリンダ10内に配設されたベーン
(図示せず)とも当接状態となっている。12は主軸受
8、端軸受9、シリンダ10、及びローリングピストン
11からなる圧縮要素である。13はシリンダ10とロ
ーリングピストン11との隙間に形成される吸入・圧縮
室であり、シリンダ10内に配設されたベーン(図示せ
ず)により高圧の圧縮室と低圧の吸入室に区割されてい
る。そして、ローリングピストン11の偏心回転によ
り、冷媒ガス等の被圧縮媒体を吸入する行程から圧縮す
る行程へと順次移行する一連の吸入・圧縮行程を連続し
て繰返す。
【0003】圧縮されたガスは摺動部の潤滑油とともに
吐出バルブ(図示せず)、仕切り板16、吐出マフラー
17を通り、密閉容器1内の矢印の方向に吐出され、吐
出パイプ15を流れ、冷凍回路へ送り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転式圧縮機は
以上のように構成されているので、摺動部の潤滑油が吐
出弁室内や吐出マフラー17内に貯まり、圧縮ガスとと
もに多くの油が吐出されることと、吐出される吐出し口
と吐出パイプ15が同方向のため十分な油分離が行なえ
ずに吐出パイプ15より潤滑油が冷凍回路へ送り出さ
れ、冷凍回路内の熱交換率を悪化させたり、圧縮機内の
必要潤滑油量を満たすことができなくなるほど減少し回
転軸と軸受が焼きつけを起すなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、回転式圧縮機内で十分な油分離
を行なうことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転式圧
縮機は、仕切り板に吐出弁室の最下部と連通する穴を設
け、さらに吐出マフラーに仕切り板の穴より下方の位置
に穴を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明における回転式圧縮機は仕切り板に吐
出弁室の最下部と連通する穴、さらに吐出マフラーに仕
切り板の穴より下方の位置に穴を設けたことにより、吐
出弁室及び吐出マフラーに流入した油は各穴より抜ける
ため、圧縮ガスとともに吐出される潤滑油は減少する。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図1〜図4につ
いて説明する。図1は回転式圧縮機の要部断面を示す断
面図である。なお図中の1〜17は前記従来例の構成部
分と同一または相当する構成部分である。図2は右が端
軸受9の正面図であり、9aは吐出弁、9bは吐出弁室
である。中央は仕切り板16の正面図であり、16aは
端軸受9の吐出弁室9bの最下部に連通する油抜き穴で
ある。左は吐出マフラー17の正面部であり、17aは
仕切り板16の油抜き穴16aより下方の位置に密閉容
器1内と連通する油抜き穴である。図3は圧縮要素を図
1の矢印A方向より見た正面図である。10aはシリン
ダ10に設けられた圧縮ガスの流路であり、密閉容器1
内に水平方向より下方で密閉容器に対する法線より、下
方向に吐出されるように設けてある。図4は吐出方向θ
と冷凍回路内の油循環量の関係グラフである。
【0009】この実施例は上記のように構成されている
ので、摺動部の潤滑油は、圧縮ガスとともに吐出され吐
出弁室9bの斜線部に貯まる。この油は吐出弁室9bの
最下部に連通した仕切り板16の穴16aより抜け、吐
出マフラー17に流入する。吐出マフラー17に貯まる
油は、吐出マフラー17に設けた穴17aを通り、密閉
容器1内に放出される。このため、吐出弁室9b、吐出
マフラー17内から圧縮ガスとともに吐出される潤滑油
は減少する。
【0010】また、圧縮ガスを水平方向より下方で密閉
容器1側面に対する法線方向より下方向に吐出するガス
流路をシリンダに設けたため、吐出された圧縮ガスと潤
滑油の混合物は、密閉容器1側壁面との衝突による分離
作用より分離される。また密閉容器1側面に対し、法線
方向より下方向にしたことより、衝突後、吐出パイプ1
5の設けてある位置である圧縮機上部方向へ潤滑油が飛
散する量が少なくなるため、冷凍回路内へ流出する油循
環量が少なくなる。また、図4の実験にて求めた吐出方
向と冷凍回路内油循環量の関係でも法線との角度θが大
きくなると冷凍回路内油循環量が少なくなることがわか
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、仕切
り板に吐出弁室の最下部に連通する油抜き穴さらに吐出
マフラーに仕切り板の穴より下方に油抜き穴を設けたの
で、吐出弁室及び吐出マフラー内の油量を減少でき圧縮
ガスとともに吐出される潤滑油を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による回転式圧縮機の要部
断面図である。
【図2】この発明の一実施例による回転式圧縮機の端軸
受、仕切り板、吐出マフラーの正面図である。
【図3】この発明の一実施例による回転式圧縮機の圧縮
要素部の正面図である。
【図4】この発明の一実施例による回転式圧縮機の吐出
ガス吹出し角度と油循環量の関係図である。
【図5】従来の回転式圧縮機の要部断面図である。
【符号の説明】
9 端軸受 9b 吐出弁室 16 仕切り板 16a 油抜き穴(第1の) 17 吐出マフラー 17a 油抜き穴(第2の) 10 シリンダ 10a 圧縮ガス流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に収納された電動要素及び圧
    縮要素と、前記圧縮要素のシリンダとローリングピスト
    ンによって圧縮された圧縮ガスが吐出される吐出弁室を
    覆う仕切り板及び吐出マフラーと、前記圧縮要素の摺動
    部に潤滑油を送給する給油手段とを備えた回転式圧縮機
    において、前記仕切り板は前記吐出弁室の最下部と連通
    する第1の油抜き穴を有し、前記吐出マフラーは前記第
    1の油抜き穴より下方の位置に第2の油抜き穴を設けた
    ことを特徴とする回転式圧縮機。
JP4073662A 1992-03-30 1992-03-30 回転式圧縮機 Expired - Lifetime JP3007746B2 (ja)

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JP4073662A JP3007746B2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 回転式圧縮機

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JPH05280483A true JPH05280483A (ja) 1993-10-26
JP3007746B2 JP3007746B2 (ja) 2000-02-07

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