JPH05280358A - 2サイクルエンジンの制御装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの制御装置Info
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- JPH05280358A JPH05280358A JP7799992A JP7799992A JPH05280358A JP H05280358 A JPH05280358 A JP H05280358A JP 7799992 A JP7799992 A JP 7799992A JP 7799992 A JP7799992 A JP 7799992A JP H05280358 A JPH05280358 A JP H05280358A
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- Japan
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- supercharging pressure
- pressure
- engine
- throttle valve
- controller
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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Abstract
(57)【要約】
【目的】2サイクルエンジンにおいて燃焼の安定性と良
好な燃費を確保でき、かつエミッション性能の面でも好
ましい結果を得る。 【構成】エンジン回転数及びアクセル開度に応じて、目
標過給圧を設定する。この場合、コントローラ23はエ
ンジン回転数N及びアクセル開度θに対応したマップに
照らして目標過給圧Kを設定する。過給圧は、エンジン
回転数及びエンジン負荷に応じて変化する。極軽負荷領
域では、過給圧に関して定めた燃焼可能領域における中
間値付近になるように制御して、燃焼の安定化を図る。
燃焼が比較的安定する低中負荷では過給圧を燃焼領域の
高圧側限界値付近に制御して、燃焼領域のリーン側に制
御して混合気の希薄化を極力進めて燃費の向上を図る。
高負荷領域では、過給圧を燃焼領域の下限側に制御して
混合気の濃化を図り、出力要請に応える。
好な燃費を確保でき、かつエミッション性能の面でも好
ましい結果を得る。 【構成】エンジン回転数及びアクセル開度に応じて、目
標過給圧を設定する。この場合、コントローラ23はエ
ンジン回転数N及びアクセル開度θに対応したマップに
照らして目標過給圧Kを設定する。過給圧は、エンジン
回転数及びエンジン負荷に応じて変化する。極軽負荷領
域では、過給圧に関して定めた燃焼可能領域における中
間値付近になるように制御して、燃焼の安定化を図る。
燃焼が比較的安定する低中負荷では過給圧を燃焼領域の
高圧側限界値付近に制御して、燃焼領域のリーン側に制
御して混合気の希薄化を極力進めて燃費の向上を図る。
高負荷領域では、過給圧を燃焼領域の下限側に制御して
混合気の濃化を図り、出力要請に応える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2サイクルエンジンの制
御装置に関する。
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】従来から、様
々な形式の2サイクルエンジンが提案されている。(例
えば、特開昭59−49316号、特開昭59−790
40号、特開昭62−113820号、特開昭63−2
48915号、特開昭64−63617号、特開昭62
−135655号公報等参照)。
々な形式の2サイクルエンジンが提案されている。(例
えば、特開昭59−49316号、特開昭59−790
40号、特開昭62−113820号、特開昭63−2
48915号、特開昭64−63617号、特開昭62
−135655号公報等参照)。
【0003】2サイクルエンジンは、出力比が大きいの
でエンジンをコンパクトにすることができるという利点
があるが、4サイクルエンジンに比べて安定な燃焼性を
確保することが困難であるとともに、エミッション性能
の面でも不利となるという問題がある。本発明はこのよ
うな事情に鑑みて構成されたもので、燃焼の安定性と良
好な燃費を確保でき、かつエミッション性能の面でも好
ましい結果を得ることができる2サイクルエンジンの制
御装置を提供することを目的とする。
でエンジンをコンパクトにすることができるという利点
があるが、4サイクルエンジンに比べて安定な燃焼性を
確保することが困難であるとともに、エミッション性能
の面でも不利となるという問題がある。本発明はこのよ
うな事情に鑑みて構成されたもので、燃焼の安定性と良
好な燃費を確保でき、かつエミッション性能の面でも好
ましい結果を得ることができる2サイクルエンジンの制
御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下のように構成される。本発明に係る2サ
イクルエンジンの制御装置は、過給機と、運転状態に応
じて過給圧を制御する過給圧制御手段とを備えている。
そして、該過給圧制御手段は、エンジン負荷の第1設定
負荷に達するまでは、燃焼可能な過給圧領域の中間値付
近に過給圧を制御する。この第1設定負荷は、エンジン
の極軽負荷領域の限界値に設定される。極軽負荷領域
は、本発明では、アイドル運転領域を含みこれよりも負
荷の小さい領域として認識される。そして、エンジン負
荷が第1設定負荷よりも大きい第2設定負荷に達するま
では、燃焼可能な過給圧領域の高圧限界値付近に過給圧
を制御するようになっている。第2設定負荷値は、エン
ジン負荷が低中負荷領域と、高負荷領域との境界値とし
て認識できる。
に本発明は以下のように構成される。本発明に係る2サ
イクルエンジンの制御装置は、過給機と、運転状態に応
じて過給圧を制御する過給圧制御手段とを備えている。
そして、該過給圧制御手段は、エンジン負荷の第1設定
負荷に達するまでは、燃焼可能な過給圧領域の中間値付
近に過給圧を制御する。この第1設定負荷は、エンジン
の極軽負荷領域の限界値に設定される。極軽負荷領域
は、本発明では、アイドル運転領域を含みこれよりも負
荷の小さい領域として認識される。そして、エンジン負
荷が第1設定負荷よりも大きい第2設定負荷に達するま
では、燃焼可能な過給圧領域の高圧限界値付近に過給圧
を制御するようになっている。第2設定負荷値は、エン
ジン負荷が低中負荷領域と、高負荷領域との境界値とし
て認識できる。
【0005】さらに、エンジン負荷が前記第2設定値を
越える場合には、過給圧を低圧限界値付近に制御する。
越える場合には、過給圧を低圧限界値付近に制御する。
【0006】
【作用】エンジンの負荷状態が極軽負荷領域にある場合
には、燃焼が極めて不安定であり、この場合には、エン
ジンの燃焼を最も安定的に行うことができるように、過
給圧に関して設定される燃焼可能領域の中間値付近にな
るように過給圧を制御する。また、低中負荷領域は、燃
焼安定性が向上するので、過給圧を高くして比較的リー
ン側に制御する。したがって、常用領域である低中負荷
領域では、燃費、エミッション性能を改善できる。
には、燃焼が極めて不安定であり、この場合には、エン
ジンの燃焼を最も安定的に行うことができるように、過
給圧に関して設定される燃焼可能領域の中間値付近にな
るように過給圧を制御する。また、低中負荷領域は、燃
焼安定性が向上するので、過給圧を高くして比較的リー
ン側に制御する。したがって、常用領域である低中負荷
領域では、燃費、エミッション性能を改善できる。
【0007】さらに、高負荷領域では、高出力が要求さ
れるので、過給圧を低くして燃焼可能領域内でリッチ混
合とするように制御する。これによって、高出力を確保
することが可能となる。また、燃料をリッチにすること
によって、燃焼温度の上昇を抑えることができ、NOx
の発生を抑えることができる。
れるので、過給圧を低くして燃焼可能領域内でリッチ混
合とするように制御する。これによって、高出力を確保
することが可能となる。また、燃料をリッチにすること
によって、燃焼温度の上昇を抑えることができ、NOx
の発生を抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1を参照すると、本発明を適用することが
できる2サイクルエンジンの概略構成が示されている。
本例の2サイクルエンジン1は、ユニフロー形式の構造
になっている。エンジン1の内部には、シリンダボア2
が形成されており、該シリンダボア2には、ピストン3
が摺動自在に配置される。ピストン3は、コンロッド4
を介してクランク室5内に設けられ、燃焼エネルギーを
回転動力として取り出すクランクシャフト6に連結され
ている。
説明する。図1を参照すると、本発明を適用することが
できる2サイクルエンジンの概略構成が示されている。
本例の2サイクルエンジン1は、ユニフロー形式の構造
になっている。エンジン1の内部には、シリンダボア2
が形成されており、該シリンダボア2には、ピストン3
が摺動自在に配置される。ピストン3は、コンロッド4
を介してクランク室5内に設けられ、燃焼エネルギーを
回転動力として取り出すクランクシャフト6に連結され
ている。
【0009】エンジン1のシリンダボア2の上部と、ピ
ストン3の上面とで画成される上方空間は燃焼室7を構
成する。この燃焼室7に連通するように吸気通路8が接
続される。明確には、図示していないがシリンダボア2
の周壁に隔置して複数の吸気ポート9が設けられ、全周
にわたって、吸気がほぼ均等に燃焼室7に導入されるよ
うに構成されている。吸気通路8の先端すなわち最も上
流には、エアークリーナ10が配置され、その下流に
は、吸入空気量を検出するエアーフローメータ11が設
けられる。さらに下流に吸気を過給する過給機12が設
けられる。過給機12の下流には、過給気を冷却するイ
ンタークーラー13が配置され、その下流には、スロッ
トル弁14が設けられ、さらに下流には、サージタンク
15が設けられて吸気系を構成する。また、本例の構成
では、余剰の過給気を過給機12の上流側に戻すための
リターン通路16が設けられる。リターン通路16の取
り出し部は、インタークーラー13とスロットル弁14
との間の部分に設けられる。リターン通路16には、過
給気の戻り量を調整するバイパス弁17が設けられる。
ストン3の上面とで画成される上方空間は燃焼室7を構
成する。この燃焼室7に連通するように吸気通路8が接
続される。明確には、図示していないがシリンダボア2
の周壁に隔置して複数の吸気ポート9が設けられ、全周
にわたって、吸気がほぼ均等に燃焼室7に導入されるよ
うに構成されている。吸気通路8の先端すなわち最も上
流には、エアークリーナ10が配置され、その下流に
は、吸入空気量を検出するエアーフローメータ11が設
けられる。さらに下流に吸気を過給する過給機12が設
けられる。過給機12の下流には、過給気を冷却するイ
ンタークーラー13が配置され、その下流には、スロッ
トル弁14が設けられ、さらに下流には、サージタンク
15が設けられて吸気系を構成する。また、本例の構成
では、余剰の過給気を過給機12の上流側に戻すための
リターン通路16が設けられる。リターン通路16の取
り出し部は、インタークーラー13とスロットル弁14
との間の部分に設けられる。リターン通路16には、過
給気の戻り量を調整するバイパス弁17が設けられる。
【0010】また、燃焼室7の上部には、排気通路18
が接続され、その開口部すなわち排気ポート19には、
排気弁20が取付けられる。本例のエンジン1は、筒内
噴射形式であって、排気通路18に近傍には、燃料を噴
射するインジェクタ21が取付けられる。さらに、燃焼
室7上部には、点火プラグ22が取付けられる。本例の
エンジン1の制御を行うために、好ましくは、マイクロ
コンピュータを含んで構成されるコントローラ23が設
けられる。コントローラ23には、ディストリビュータ
24からのエンジン回転信号、スロットル弁14下流に
設けられ吸気通路18の圧力を検出する吸気圧センサ2
5からの信号、及びアクセルペダル26の踏み込み量を
検出するアクセルポジションセンサ27からの信号が入
力される。コントローラ23は、これらの信号に基づい
て所定の演算を行い、スロットル弁14のアクチュエー
タ28に対しスロットル開度信号、バイパス弁17のア
クチュエータ29に対しバイパス開度信号、また点火プ
ラグ22に対して点火信号を出力する。
が接続され、その開口部すなわち排気ポート19には、
排気弁20が取付けられる。本例のエンジン1は、筒内
噴射形式であって、排気通路18に近傍には、燃料を噴
射するインジェクタ21が取付けられる。さらに、燃焼
室7上部には、点火プラグ22が取付けられる。本例の
エンジン1の制御を行うために、好ましくは、マイクロ
コンピュータを含んで構成されるコントローラ23が設
けられる。コントローラ23には、ディストリビュータ
24からのエンジン回転信号、スロットル弁14下流に
設けられ吸気通路18の圧力を検出する吸気圧センサ2
5からの信号、及びアクセルペダル26の踏み込み量を
検出するアクセルポジションセンサ27からの信号が入
力される。コントローラ23は、これらの信号に基づい
て所定の演算を行い、スロットル弁14のアクチュエー
タ28に対しスロットル開度信号、バイパス弁17のア
クチュエータ29に対しバイパス開度信号、また点火プ
ラグ22に対して点火信号を出力する。
【0011】このようにコントローラ23によってスロ
ットル弁14の開度及びバイパス弁17の開度を制御す
ることにより、スロットル弁14下流の過給圧すなわち
吸気圧を制御することができる。この吸気圧によって、
燃焼室7に導入される吸気量が判明する。燃焼室7への
吸気量及び、吸気圧はエンジンの性能すなわち燃焼状
態、エンジンの出力性能及びエミッション性能等に重大
な影響を与える。
ットル弁14の開度及びバイパス弁17の開度を制御す
ることにより、スロットル弁14下流の過給圧すなわち
吸気圧を制御することができる。この吸気圧によって、
燃焼室7に導入される吸気量が判明する。燃焼室7への
吸気量及び、吸気圧はエンジンの性能すなわち燃焼状
態、エンジンの出力性能及びエミッション性能等に重大
な影響を与える。
【0012】本例では、エンジンの運転状態に応じ、要
求されるエンジン1の性能が変化することに鑑み、エン
ジン負荷の変化に応じて、スロットル弁下流の過給圧す
なわち燃焼室7に導入される吸気圧を制御するようにし
ている。図2及び図3を参照して、本例の吸気圧制御に
ついて説明する。図2には、コントローラ23による吸
気圧制御のフローチャートが示されている。コントロー
ラ23は、まず、各種センサからの信号を入力すること
によってエンジン回転数N、スロットル弁14下流の過
給圧P、アクセルペダル26の踏み込み量すなわちアク
セル開度θを検出する。
求されるエンジン1の性能が変化することに鑑み、エン
ジン負荷の変化に応じて、スロットル弁下流の過給圧す
なわち燃焼室7に導入される吸気圧を制御するようにし
ている。図2及び図3を参照して、本例の吸気圧制御に
ついて説明する。図2には、コントローラ23による吸
気圧制御のフローチャートが示されている。コントロー
ラ23は、まず、各種センサからの信号を入力すること
によってエンジン回転数N、スロットル弁14下流の過
給圧P、アクセルペダル26の踏み込み量すなわちアク
セル開度θを検出する。
【0013】つぎに、コントローラ23は、エンジン回
転数及びアクセル開度に応じて、目標過給圧を設定す
る。この場合、コントローラ23はエンジン回転数N及
びアクセル開度θに対応して予め作成されたマップを備
えており、このマップに照らして目標過給圧Kを設定す
る。この目標過給圧は、図3の破線で示すような特性を
有する。
転数及びアクセル開度に応じて、目標過給圧を設定す
る。この場合、コントローラ23はエンジン回転数N及
びアクセル開度θに対応して予め作成されたマップを備
えており、このマップに照らして目標過給圧Kを設定す
る。この目標過給圧は、図3の破線で示すような特性を
有する。
【0014】本例の制御では、図3に示すようなチャー
トが所定のエンジン回転数毎に作成されてマップとして
記憶されている。したがって、本例では過給圧は、エン
ジン回転数及びエンジン負荷に応じて変化することとな
る。この場合、エンジン回転数が増大すると、燃焼は安
定化方向に変化し燃焼可能領域は増大する。すなわち、
アイドル領域のような極軽負荷領域では、過給圧に関し
て定めた燃焼可能領域における中間値付近になるように
制御して、燃焼の安定化を図る。
トが所定のエンジン回転数毎に作成されてマップとして
記憶されている。したがって、本例では過給圧は、エン
ジン回転数及びエンジン負荷に応じて変化することとな
る。この場合、エンジン回転数が増大すると、燃焼は安
定化方向に変化し燃焼可能領域は増大する。すなわち、
アイドル領域のような極軽負荷領域では、過給圧に関し
て定めた燃焼可能領域における中間値付近になるように
制御して、燃焼の安定化を図る。
【0015】また、燃焼が比較的安定する低中負荷では
過給圧を燃焼領域の高圧側限界値付近に制御して、すな
わち、燃焼領域のリーン側に制御して混合気の希薄化を
極力進めて燃費の向上を図る。さらに、エンジンの回転
数をほぼ一定に保持した場合において、高負荷領域で
は、過給圧を燃焼領域の下限側に制御して混合気の濃化
を図り、出力要請に応える。
過給圧を燃焼領域の高圧側限界値付近に制御して、すな
わち、燃焼領域のリーン側に制御して混合気の希薄化を
極力進めて燃費の向上を図る。さらに、エンジンの回転
数をほぼ一定に保持した場合において、高負荷領域で
は、過給圧を燃焼領域の下限側に制御して混合気の濃化
を図り、出力要請に応える。
【0016】本例の構成では、このような運転状態の変
化に対応した過給圧の制御を行うために、スロットル弁
14下流の過給圧を検出し、スロットル弁14及びバイ
パス弁を制御するようにしている。これを達成するため
にコントローラ23は、運転状態に応じて目標過給圧に
対応したスロットル開度及びバイパス弁開度を設定す
る。
化に対応した過給圧の制御を行うために、スロットル弁
14下流の過給圧を検出し、スロットル弁14及びバイ
パス弁を制御するようにしている。これを達成するため
にコントローラ23は、運転状態に応じて目標過給圧に
対応したスロットル開度及びバイパス弁開度を設定す
る。
【0017】そして、実際の過給圧が目標過給圧Kの許
容範囲α(K+α)よりも大きい場合には過給圧Pを低
下するようにスロットル弁14及びバイパス弁17の開
度を制御する。また、過給圧が目標値(K−α)よりも
小さい場合には、大きくするように制御する。
容範囲α(K+α)よりも大きい場合には過給圧Pを低
下するようにスロットル弁14及びバイパス弁17の開
度を制御する。また、過給圧が目標値(K−α)よりも
小さい場合には、大きくするように制御する。
【0018】
【効果】本発明の上記構成によれば、運転状態に応じて
過給圧を制御して燃焼を制御するようにしたので、それ
ぞれの運転状態に対応した適正な制御を行うことができ
る。すなわち極軽負荷領域では、極力燃焼安定性を推進
することができ、低中負荷領域では燃費を向上させるこ
とできるとともに、NOxを低減してエンジン性能を改
善することができる。また、高負荷運転時には、低NO
xを促進し、かつ出力性能を向上させることができる。
過給圧を制御して燃焼を制御するようにしたので、それ
ぞれの運転状態に対応した適正な制御を行うことができ
る。すなわち極軽負荷領域では、極力燃焼安定性を推進
することができ、低中負荷領域では燃費を向上させるこ
とできるとともに、NOxを低減してエンジン性能を改
善することができる。また、高負荷運転時には、低NO
xを促進し、かつ出力性能を向上させることができる。
【図1】本発明の1実施例にかかる2サイクルエンジン
の概略構成図、
の概略構成図、
【図2】本発明に係る過給圧制御のフローチャート、
【図3】過給圧と平均有効圧との関係を示すグラフであ
る。
る。
1 エンジン 2 シリンダボア 3 ピストン 4 コンロッド 5 クランク室 6 クランクシャフト 7 燃焼室 8 吸気通路 9 吸気ポート 10 エアークリーナ 11 エアーフローメータ 12 過給機 13 インタークーラー 14 スロットル弁 15 サージタンク 16 リターン通路 17 バイパス弁 18 排気通路 19 排気ポート 20 排気弁 21 インジェクタ 22 点火プラグ 23 コントローラ 24 ディストリビュータ 25 吸気圧センサ 26 アクセルペダル 27 アクセルポジションセンサ 28 スロットルアクチュエータ 29 バイバス弁アクチュエータ
Claims (2)
- 【請求項1】過給機と、運転状態に応じて過給圧を制御
する過給圧制御手段とを備え、該過給圧制御手段は、少
なくともエンジン負荷が第1設定負荷に達するまでは、
燃焼可能な過給圧領域の中間値付近に過給圧を制御し、
少なくともエンジン負荷が第1設定負荷よりも大きい第
2設定負荷に達するまでは、燃焼可能な過給圧領域の高
圧限界値付近に過給圧を制御することを特徴とする2サ
イクルエンジンの制御装置。 - 【請求項2】エンジン負荷が前記第2設定値を越える場
合には、過給圧を低圧限界値付近に制御することを特徴
とする請求項1記載の2サイクルエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7799992A JPH05280358A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 2サイクルエンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7799992A JPH05280358A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 2サイクルエンジンの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280358A true JPH05280358A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13649504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7799992A Pending JPH05280358A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 2サイクルエンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280358A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6002339B1 (ja) * | 2016-01-29 | 2016-10-05 | 川崎重工業株式会社 | ガスエンジン駆動システムおよびガスエンジン制御方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7799992A patent/JPH05280358A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6002339B1 (ja) * | 2016-01-29 | 2016-10-05 | 川崎重工業株式会社 | ガスエンジン駆動システムおよびガスエンジン制御方法 |
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